JP3168437U - 魚卵収納容器 - Google Patents

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【課題】構造上の強度および高級感を付与できるとともに、鮮度を保ち収納される魚卵(例えば、うに)の商品性を高めることができる魚卵収納容器を提供する。【解決手段】4枚の板部材1a〜1dを透明シートの貼着によって横一列に繋ぎ、各板部材1a〜1dを互いに折曲し、両端側の板部材1a、1d端部の凸凹部Q、Rを互いに入り組むように嵌合する。複数のドリップ受け溝5を底板3eに有し、かつ、この底板3eに連続するうに載置皿3の側板3a、3b、3d上部の嵌合突出片4を、板部材1a〜1dの内表面に形成された嵌合溝2a〜2dに嵌合させる。【選択図】図3

Description

本考案は、魚卵を収納する魚卵収納容器に係り、魚卵、例えばうに(雲丹)を戴置して収納し、店頭の陳列棚内に設置して展示したり、料理店(例えば、すし店)等においてカウンター前のガラスケース内に入れて展示したり、冷蔵庫に保管したりするのに最適な魚卵収納容器に関するものである。
従来から、うにを戴置して収納し、店頭に展示したり、冷蔵庫に保管したりするのに、例えば特許文献1に示すようなうに収納容器が提案されている。このうに収納容器(収納皿)は、撥水性紙材にて形成され矩形状の底板およびこの底板の周縁部に立設された周側板を有する容器本体と、非透水性材料にて成形され前記容器本体の底板上に配置される矩形状の底板部およびこの底板部の周縁部に立設された周側板部を有しかつ前記底板部に排水細孔を形成した魚介類の例えばうに(雲丹)を収容する収容体と、前記容器本体および収容体間に位置して前記容器本体の底板上に載置され前記底板部の排水細孔から排出される水分を吸収する吸水シートと、を具備するという構成を持つ。
そして、このうに収納容器によれば、容器本体内の非透水性材料製の収容体内にうにを収容した状態において、このうにの水分がこの収容体の底板部の排水細孔から排出された際は、この水分は容器本体の底板上に載置された吸水シートにて吸収保持され、この吸水シートの保水力にてうにの水分が容器本体から容器本体の外部に漏れ出すことが防止される。また、この収容体の底板部上にうにの水分が溜まって魚介類の外観を損なうことも防止される。
ところが、前記うに収納容器は、矩形状の底板部およびこの底板部の周縁部に立設された周側板部を有して上方に開放された形態をなし、周側板部を構成する側板部の内側板部、縁板部および外側板部が、紙素材を折り曲げるようにして形成され、これらに嵌合凹部や係合孔、係合突起を多数設けて、これらを組み付けるという構成であるため、収納容器全体の構成が複雑で、組み立て手順が煩雑になるという不都合があった。
一方、これに対して紙を素材とせず、しかも組み付けを容易にするうに収納容器が特許文献2に提案されている。これは、合成樹脂にて一体成形されてなるうに用収納容皿であって、皿板と脚板とで断面冂状に形成され、この皿板の上面は外周に沿って突設された縁部で囲繞されて皿部に形成され、この皿部には複数の溝条が設けられ、かつ皿部の少なくとも前記縁部との境界に位置して複数の排水孔を設けた構成となっている。
この収納容器は合成樹脂製であるため、収納容器全体の構成が簡単で成形によって大量かつ安価に得られ、面倒な組み付けの作業が不要である。また、水分が染み込むことがないので、細菌の温床になることがなく、衛生管理が容易となる。また、衛生的であるためすし屋等の店舗のガラスケース内に入れて収納、展示することもできるし、そのまま客に出すこともできる。ところが、この収納容器は、皿部に排水孔が設けられているため、ドリップが漏れ出す課題がある。
特開平10−211923号公報 実用新案登録第3091418号公報
しかしながら、かかる従来のうに収納皿にあっては、皿板および脚板、さらには縁部が所定厚の合成樹脂によって一体成形されたものであるため軽量で安価に得られるという利点が得られるものの、強度が弱く簡単に変形したり押し潰されたりして、皿板に載せられたうにの山が崩れるなどして、うにの商品価値を損なうという不都合があった。
また、従来のウニ収納容器は、収納容器全体の構成が複雑で、組み立て手順が煩雑になるという課題もある。
さらに、皿部に排水孔を有するものは、ドリップが漏れ出す課題もある。
本考案はかかる従来の課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、ドリップの漏れ出しを防止でき、積み重ねてもドリップで下部の容器を汚損することもなく、蓋体が収納したうにを押し潰すこともなく、収納容器の形成も容易で、容器本体を木製とすることで構造上の強度および高級感を十分に演出できるとともに、これに収納されるうにの冷却効果も高く鮮度を保ち品質の低下も防止でき、商品性を高めることができる魚卵(例えば、うに)収納容器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本考案にかかる魚卵収納容器は、前後および左右の側壁によって囲まれた矩形の空間を形成する、同一高さの4枚の板部材からなる木製枠材と、これら4枚の板部材を横一列に繋ぐように、これらの板部材の少なくとも外表面に貼着された非透水性の透明シートと、該透明シートによって横一列に繋がれた各板部材が互いに繋がれた部位で折曲され、かつ前記4枚の板部材のうち、両端側に位置する板部材の各端部には互いに入り組むように嵌合されることによって、前記4枚の板部材によって矩形の空間を形成する凸凹部と、前記板部材のそれぞれにおける内表面の同一高さ位置に、該板部材の長手方向の全長に亘って形成された嵌合溝と、複数のドリップ受け溝を底上面に持つ底板およびこの底板の周辺に起立する前後および左右の側板からなる合成樹脂製の肉薄の魚卵載置皿と、該魚卵載置皿における前記各側板の上縁に該側板の外方に突出するように連設された嵌合突出片と、を備え、該嵌合突出片が前記板部材の嵌合溝に嵌合されるように、前記板部材が作る空間内に前記魚卵載置皿が保持されてなることを特徴とする。
この構成により、透明シートを介して繋がれた4枚の木製枠材の板部材は、これらが繋がる部位で折り曲げるとともに、両端の木製部材の凸凹部を互いに入り込むように嵌合させることで、木質感および高級感が得られる矩形の空間を簡単に形成できる。また、この矩形の空間の形成段階で各板部材の内面に形成された嵌合溝に魚卵載置皿の嵌合突出片を嵌合させることで、前記空間内に魚卵載置皿を脱落しないように安定的に保持させることができ、また外観上の高級感を付与できる。この場合において、魚卵載置皿のドリップ受け溝は魚卵載置皿に載せられた魚卵から滲出するドリップを受けて貯留し、このドリップ受け溝内のドリップが魚卵載置皿に載せられた魚卵に接触することによって、その魚卵の品質劣化を招くことを未然に回避することができる。
また、載置皿は肉薄であるため、冷気による冷却が容易になされ、それにより収納した魚卵(例えば、うに)も速やかに冷却されるため、収納した魚卵の鮮度を保ち品質を保持することができる。
本考案にかかる魚卵収納容器は、前記板部材のうち対抗する一対の板部材であって、前記魚卵載置皿の底板より下部の位置に通気用切欠が設けられていることを特徴とする。
この構成により、この魚卵収納容器が上下方向に複数段に亘って積み重ねられた際に、通気用切欠を通じて魚卵載置皿の底部に外気を流通させることができ、魚卵載置皿上の魚卵を自然冷却でき、魚卵の品質劣化を効果的に抑制できる。また、これらの通気用切欠を人の手の指が挿入できるサイズとした場合には、その魚卵収納容器の取扱い、例えば積み重ねや積み降ろしの作業を容易化することができるし、段重ねした際、下段の魚卵の状態を通気用切欠の間より確認することができる。
本考案の魚卵収納容器によれば、次のような効果を奏する。
(1)容器本体を木製とし、これを合成樹脂製の魚卵載置皿と組み合わせることで、魚卵収納容器として構造上の強度および高級感を十分に演出できるとともに、これに収納される魚卵の商品性も合わせて高めることができる。
(2)ドリップの漏れ出しを防止でき、積み重ねてもドリップで下部の容器を汚損することもない。
(3)蓋体が収納した魚卵を押し潰すこともない。
(4)収納容器の形成も容易である。
(5)載置皿は肉薄であるため、冷気による冷却が容易になされ、それにより収納した魚卵も速やかに冷却されるため、収納した魚卵の品質を保持することができる。
(6)段重ねした際、下段の魚卵の状態を通気用切欠の間より確認することができる。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、以下に説明される考案を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
本考案の実施形態による魚卵としてのうに収納容器を一部破断して示す斜視図である。 図1に示すうに収納容器の縦断面図である。 図1に示すうに収納容器の組み付け手順を示す説明図である。 図3に示す収納容器内に吸水シートを設置した状態の要部の断面図である。 本考案の他の実施形態によるうに収納容器を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態によるうに収納容器を、図面を参照して説明する。図1〜図4は本考案の一実施形態による魚卵としてのうに収納容器の構成を示す。このうに収納容器Aは、木製枠材1と、うに載置皿3とから構成される。
これらのうち木製枠材1は、桐などのように軽量で、木目が綺麗で白色質の木材を、例えば厚みが6ミリ、高さ(幅)が3センチ、長さが12センチおよび17.5センチの2種類のサイズで切り出した、2枚ずつの板部材1a〜1dからなる。板部材は、軽くて安価な点でシンゴン(ファルカタとも称す)を使用するのが好ましい。このシンゴンは、インドネシア西部ジャワ州から中部にかけて生える豆科の植物です。これら4枚の板部材1a〜1dの片面(外面)には、これら4枚を大小交互に、横一列に繋ぐように、透明シート(半透明シートを含む。図示省略)が貼着されている。この4枚の板部材1a〜1dは、同一サイズであってもよい。この透明シートは外観上厚みを看取できない程度に薄膜状をなし、かつ非透水性を持つ。この透明シートは、板部材1a〜1dの少なくとも接合部外側面に設ければよいが、板部材1a〜1dの全外側面の全周に亘って設けてもよい。従って、この透明シートを介して板部材1a〜1dの木目が顕著に看守可能である。
板部材1a〜1dは、これらが前記透明シートによって繋がれる端部で、各板部材1a〜1dの表裏面に対し45度のカット面Pとなっている。従って、板部材1a〜1dが繋がれる端部で各カット面Pどうしを合わせるように各板部材1a〜1dを折り曲げることにより、矩形の空間を形成する矩形枠が形成可能になる。
互いに繋がれた4枚の板部材1a〜1dのうち両端側に位置する板部材1a、1dの各端部は、各板部材1a〜1dの表裏面に対し直角のカット面となっており、これらのカット面には互いに相手に対して入り込むように嵌合可能な凸凹部Q、Rが形成されている。従って、前述のように各板部材1a〜1dを折り曲げ、さらに前記凸凹部Q、Rを図1に示すように入り組ませることで、板部材1a、1dが互いに直交する方向に連結され、全板部材1a〜1dによって前述のような矩形の木製枠材(または空間)1が形成される。
各板部材1a〜1dの内面(透明シートが設けられた側とは反対側の面)の同一の高さ位置には、これら板部材1a〜1dの長手方向の全長に亘って矩形断面の嵌合溝2a〜2dが連続するように形成されている。これらの嵌合溝2a〜2dは後述のうに載置皿3の嵌合突出片4を略密着状態にて嵌合可能なサイズ、形状となっている。
一方、前記うに載置皿3は合成樹脂の一体成形品として薄肉に形成され、底板3eとこの底板3eの四周(周辺)に一体に起立する前後および左右の側片3a〜3dとからなる。これらの側片3a〜3dは底板3eから上方の開口部に向かって徐々に拡開するような形態をなす。この開口部となる各側片3a〜3dの上端部には、図2、図3に示すように外方に向かって¬(かぎ)状に突出する前記嵌合突出片4が連続するように形成されている。
この嵌合突出片4は、各板部材1a〜1dに形成された嵌合溝2a〜2dに略密に係合可能なサイズ、形状となっている。このような嵌合構造によって、うに載置皿3は各板部材1a〜1d内面の所定高さ位置から、各側片3a〜3dの上部から下部が露出されるようになり、板部材1a〜1d内にうに載置皿3が安定保持された美しい外観を呈する。従って、載置皿3は、薄肉の合成樹脂製としても安定して保持できるので、薄肉の合成樹脂とすることにより外側よりの冷却が、載置皿3に収納したうに7に速やかに伝達され、うにの品質の低下を防止することができる。
さらに、底板3eには複数本のドリップ受け溝5が形成されている。このドリップ受け溝5は底板3eの上面に形成されたV字状、半円弧状、矩形などの断面形状を成す溝であり、図2に示すように、底板3e上に載置されたうに7から滲出したドリップを受けて貯留する。なお、このドリップ受け溝5のパターンは格子状など任意に選択できる。このドリップ受け溝5は前記貯留されたドリップに、その底板上に接する最下部のうに7が接触することがない深さとすることが望ましい。
なお、前記うに載置皿3の底板3e上には、図1および図4に示すように、吸水シート6を設けてもよい。この吸水シート6は底板3eと同形状の吸水紙、発泡ウレタン樹脂シート、不織布などからなり、この吸水シート6上に図4に示すように置かれたうに7から滲出するドリップを吸収して保持させ、残余のドリップを前記底板3e上のドリップ受け溝5内に貯留させる。これにより、うに7がドリップに浸漬されたり接触したりしない環境を作ることができ、滲出したドリップとの接触によるうに7の前記品質劣化を未然に回避することができる。
また、前記木製枠材1およびうに載置皿3から構成されたうに収納容器Aには蓋体8が被せられる。この蓋体8は、うに収納容器Aに対し着脱可能かつ被嵌可能な形状をなし、透明または半透明の合成樹脂により矩形に成形されている。この蓋体8は上方に突出する凸状の被覆板部8aと、この被覆板部8aの周縁に一体に成形されて、うに収納容器Aの各板部材1a〜1dの上端面9に当接する周縁平板部8bと、この周縁平板部8bの外縁部に下方に向かって一体に連設されて、収納容器Aを構成する板部材1a〜1dの外側面に密接するように嵌合される嵌合垂下部8cと、を有する。
このうに収納容器Aは、蓋体8を被せた状態で複数個が上下方向に積み重ねが可能になっている。このため各板部材1a〜1dの高さを蓋体8の高さを十分に見込んだ高さにされる。また、このうに収納容器Aを積み重ねる際には、各板部材1a〜1dの上端面9上に当接された蓋体8の周縁平板部8b上に、その上部に重ねられる別のうに収納容器Aの各板部材1a〜1dが載置される。この蓋体8は透明(半透明を含む)の合成樹脂からなるので、内部のうに載置皿に載置されたうに7を、その蓋体8の外から容易に透視することができ、蓋体8を嵌合したまま中身の確認が可能になる。
蓋体8は各板部材1a〜1dの上端面9および外側面にぴったりと密接するように嵌合できることが、外部からの異物の混入を防止できて好ましい。本例では、この密閉性を補償するため、蓋体8の周縁平板部8bを各板材1a〜1dの上端面9に密接させ、蓋体8の嵌合垂下部8cを各板部材1a〜1d上部の外側面に密接させるように、互いに嵌合させている。しかして、うに載置皿3にうに7を載置して、冷蔵庫に保管したり、店頭に展示してそのまま販売したりすることができ、輸送、保管および展示においては、複数段に積み重ねることで収容力を向上することができる。
本実施形態のうに収納容器は、図3に示すように透明シートによって横一列に繋がれた各板部材1a〜1dをその繋がれた部位でそれぞれ折り曲げ、この折り曲げの過程でうに載置皿3の嵌合突出片4を各板部材1a〜1dの内側面にある嵌合溝2a〜2dに嵌合させ、横一列に並ぶ板部材1a〜1dのうちこれらの端部に位置する板部材1a、1d端の凸凹部Q,Rを組み入れる(嵌合する)という簡単な作業で、強度が十分に高く、見栄えが良好のうに収納容器Aを簡単、迅速に組み付けることができ、合成樹脂製のうに載置皿3を木製枠材1に組み込んだ高品質かつ衛生的で、高級感があるうに収納容器を安価に提供できる。
図5は本考案の他の実施形態によるうに収納容器Bを示す。この実施形態のうに収納容器Bは多段積みを可能にするため、木製枠材1を構成する各板部材1a〜1dの高さ(幅)が低めに抑えてられている。また、各板部材1a〜1dのうち互いに対抗する例えば板部材1a、1dの、前記うに載置皿3の底板3eより下方に臨む位置に、通気用切欠10が形成されている。
これらの通気用切欠10は、多段積みされた各うに収納容器Bどうしの間における空気の流通を促進する。このため、前記底板3eを介して底板3eの上部に載置されたうにを、その底板3eの下部から冷気を流通させ冷却することができる。これにより、前記ドリップ受け溝5内に貯留されたドリップや底板3e上面に載置されたうに7自体の細菌発生およびこれに伴う腐敗の進行を抑制でき、うに7の品質を長時間に亘って良好に維持することができる。また、これらの通気用切欠10を人の手の指が挿入できるるサイズとした場合には、手を挿入して持ち上げることができるので、そのうに収納容器Bの取扱い、例えば積み重ねや積み降ろしの作業を容易化することができる。又、通気用切欠10からは、段重ねした際に下段のうにが見えるので、下段のうにの状態を確認することもできる。
このように、本実施形態のうに収納容器は、同一高さの4枚の板部材1a〜1dからなる木製枠材1によって矩形の空間を形成し、これら4枚の板部材1a〜1dを、これらの外表面に非透水性の透明シートを貼着することによって横一列に繋ぎ、各板部材1a〜1dを互いに繋がれた部位で折曲し、両端側に位置する板部材1a、1dの各端部の凸凹部Q、Rを互いに入り組むように嵌合し、前記板部材1a〜1dのそれぞれにおける内表面の同一高さ位置に嵌合溝2a〜2dを形成し、
複数のドリップ受け溝5を底上面に持つ底板3eおよびこの底板3eの周辺に起立する前後および左右の側板3a〜3dからなる合成樹脂製の肉薄のうに載置皿3を、側板3a〜3dの外方に突出するように連設された嵌合突出片4を前記嵌合溝2a〜2dに嵌合させることで、前記板部材1a〜1dが作る空間内に前記うに載置皿3を保持させるような構成としている。
従って、この構成によれば、4枚の板部材1a〜1dをこれらが繋がる部位で折り曲げるとともに、両端の板部材1a、1dの凸凹部Q 、Rを互いに入り込むように嵌合させることで、木質感および高級感が得られる矩形の空間を簡単に形成できる。また、この矩形の空間の形成段階で各板部材1a〜1dの嵌合溝2a〜2dにうに載置皿3の嵌合突出片4を嵌合させることで、空間内にうに載置皿3を脱落しないように安定的に保持させることができ、外観上の高級感を付与できる。この場合において、うに載置皿3のドリップ受け溝5はうに載置皿3に載せられたうに7から滲出するドリップを受けて貯留し、このドリップ受け溝5内のドリップがうに載置皿3上のうにに直接触れないようにして、このドリップによるうにの品質劣化を未然に回避できることとなる。
本考案の魚卵(例えば、うに)収納容器は、構造上の強度および高級感を十分に演出できるとともに、これに収納される魚卵の商品性を高めることができ、さらに、冷気による冷却が容易になされ鮮度を保ち、魚卵(例えば、うに)を戴置して収納し、店頭の陳列棚内に設置して展示したり、冷蔵庫に保管したりする場合等に有用である。
1 木製枠材
1a〜1d 板部材
2a〜2d 嵌合溝
3 うに載置皿
3a〜3d 側板
3e 底板
4 嵌合突出片
5 ドリップ受け溝
6 吸水シート
7 うに
8 蓋体
8a 被覆板部
8b 周縁平板部
8c 嵌合垂下部
9 上端面
10 通気用切欠
A、B うに収納容器

Claims (2)

  1. 前後および左右の側壁によって囲まれた矩形の空間を形成する、同一高さの4枚の板部材からなる木製枠材と、
    これら4枚の板部材を横一列に繋ぐように、これらの板部材の少なくとも接合部外表面に貼着された非透水性の透明シートと、
    該透明シートによって横一列に繋がれた各板部材が互いに繋がれた部位で折曲され、かつ前記4枚の板部材のうち、両端側に位置する板部材の各端部には互いに入り組むように嵌合されることで、前記4枚の板部材によって矩形の空間を形成する凸凹部と、
    前記板部材のそれぞれにおける内表面の同一高さ位置に、該板部材の長手方向の全長に亘って形成された嵌合溝と、
    複数のドリップ受け溝を底上面に持つ底板およびこの底板の周辺に起立する前後および左右の側板からなる合成樹脂製の肉薄の魚卵載置皿と、
    該魚卵載置皿における前記各側板の上縁に該側板の外方に突出するように連設された嵌合突出片と、を備え、
    該嵌合突出片が前記板部材の嵌合溝に嵌合され、前記板部材が作る空間内に前記魚卵載置皿が保持されてなることを特徴とする魚卵収納容器。
  2. 前記板部材のうち対向する一対の板部材であって、前記魚卵載置皿の底板より下部の位置に通気用切欠が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の魚卵収納容器。
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