JPH0381274B2

JPH0381274B2 -

Info

Publication number: JPH0381274B2
Application number: JP62013901A
Authority: JP
Inventors: Jei Koku Josefu; Enu Koku Richaado; Eichi Bandekeruhotsufu Piitaa
Original assignee: KEE ANDO KEE SUTANPINGU CO
Current assignee: KEE ANDO KEE SUTANPINGU CO
Priority date: 1986-01-30
Filing date: 1987-01-23
Publication date: 1991-12-27
Also published as: DE3702012A1; DE3702012C2; CA1293784C; US4657335A; JPS62271374A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、時としてバレルターミナルといわ
れるようなラジアル方向に弾性変形できる電気ソ
ケツト、及びその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

このような電気ソケツト又は継電器では、筒状
のスリーブの中に取付けられてそのスリーブの対
向両端部で捻じつて緊張させた複数のワイヤが画
成する内周面を有するソケツト内に、中実円筒状
の差込足を軸方向に挿入してある。また、それら
のワイヤは、その円筒状差込足の半径よりも僅か
に小さい最小半径の円筒状スリーブの軸と同心で
軸方向に凹湾曲した回転周面に沿つて延在する。
そして、その差込足がそのスリーブ内に軸方向に
挿入されると、個々のワイヤは、少し伸ばされ、
その差込足に適当な強さの摩擦把持力を協働して
及ぼす。

このタイプの継電器は、公知例としてよく知ら
れている。これらの継電器は、例えば、比較的重
い出力ケーブルをジエネレータ又はオルタネータ
に繋ぐような用途で、特に自動車の技術分野にお
ける採用の拡大が目立つている。このようなソケ
ツトにおける摩擦把持力は、通常の使用面におい
ては、人手によつて差込足をソケツトから抜いた
り差し込んだりすることを容易にすると同時に、
差込足とソケツトとの間に電気的に好適な接合面
積を提供しつつ、しつかりとた機械的接合を維持
するのに十分である。

〔発明が解決しようとしている問題点〕

しかしながら、上述したような形式の、円筒状
スリーブ中に組み付けて砂時計の形状をしたケー
ジを構成するようにした複数のワイヤで、ラジア
ル方向に弾性を有するソケツトが構成される従来
技術の継電器は、組立て上において重大な問題が
ある。その継電器は、格別に大きいわけではな
く、スリーブは、通常は公称の長さで約１イン
チ、外径で約2/1インチ程度の大きさであるとさ
れているようであり、かかるスリーブの中に、か
なりの数の、例えば12本から15本のワイヤが、そ
のスリーブ両端部の周方向に捻じつた位置の間に
延設されてしかるべき位置にしつかりと固定され
ている。この操作の便に供するために、多くの道
具が開発されてはいるが、それでも、かなりの人
手操作の部分が含まれている。このことが、製造
コストを相当程度に高めてしまうという題題点が
あつた。

この発明は、特に、バレルターミナルといわれ
ている電気ソケツトの製造において、人手に頼る
のを少なくしてその組立てを迅速且つ正確に行な
うことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段とその作用〕

この発明では、円筒状のスリーブと、シート状
の一枚部材でなり軸方向に離れた均一で等しい直
径を有する同じような同心環状ウエブ部分の対を
包含して前記スリーブ内周面に固定的に座着した
状態で前記スリーブ内に同心状に収容されている
接点部材と、その一端で前記ウエブ部分の一つ
に、その反対端部では他の前記ウエブ部分にも、
一体的に繋がり、等しく延在している複数の接点
帯片とでなり、前記接点帯片は、前記ウエブ部分
の各環周において均等な間隔で前記ウエブ部分に
繋がつており、各接点帯片が前記ウエブ部分の一
つに繋がつている位置は、前記複数の接点帯片の
集合部分の共通軸を中心に、その接点帯片が前記
他のウエブ部分に繋がつている位置から回転移動
した配置となつており、そしてその接点帯片は一
つのウエブ部分から他のウエブ部分までの直線に
沿つて延在している、筒状電気ソケツトと、更に、前記各ウエブ部分に一体的に繋がり且つ
前記スリーブの隣接する縁部周囲に前記ウエブ部
分から延長して前記スリーブの外周面に対面接合
する複数の取付条片と、この取付条片を前記スリ
ーブの外周面に対面接合させた状態を固定させる
環状部材とを備える筒状電気ソケツトを提供し、そのために、また、この発明は、Ａ平たい四角形の金属シートの生地であつて、
その生地の対向する端縁部に対して内方に間隔
を置いて平行な関係でその生地を連続横断する
ように延在する、離隔して平行な一対の接続用
ウエブ部分に対向端部で一体的に繋がつている
均等な間隔で平行な長手方向に延在する接点帯
片と、その生地の対向端縁部に対して前記接続
用ウエブから外側に間隔を置いて突出して長手
方向に延びている複数の取付条件とを具備する
生地を形成する工程；Ｂ前記生地を、前記長手方向に延在する接点部
材と平行な長手方向軸を有するように筒状に形
成する工程；Ｃこのように筒状に形成した生地を、前記ウエ
ブ部分の外縁部の間で実質的に等しい距離の軸
方向長さを有して密接できる径の筒状スリーブ
に挿入する工程；Ｄその取付条片を、前記生地の端部で前記スリ
ーブの軸からラジアル方向外側に突出して前記
スリーブの対向端部を越えてスリーブ外側に展
開させ工程；Ｅ前記取付条片を、前記筒状に形成した生地の
一端部において曲げて前記スリーブの外周面に
対して対面接合させ、前記スリーブに対して前
記生地の一端部を固定する工程；Ｆ前記生地の対向端部の一つを、前記スリーブ
に対して予め定められた角度で長手軸を中心に
回転させる工程；Ｇ前記取付条片を、前記筒状に形成した生地に
他端部において曲げて前記スリーブの外周面に
対して対面接合させ、前記スリーブに対して前
記生地の他端部を前記一端部から前記予め定め
られた角度だけ回転してずらした位置で固定す
る工程；の各工程を包含する筒状電気ソケツトの製造方法
を提供する。

而して、この発明は、特に、バレルターミナル
式の電気ソケツトを、人手に頼る程度を少なくし
たうえで、迅速且つ正確に組立てられるようにす
る製造方法と組立構造に関する。

この発明によれば、バレルターミナル式電気ソ
ケツトのラジアル方向弾性ケージは、独立したワ
イヤでは構成されることなく、その代わりに、打
ち抜きをした金属シートで構成される。そのケー
ジを構成する工程の第１段階は、生地の対向端縁
部から内方に離れ且つ相互に平行な横断連続した
二本のウエブ部分を有する概して矩形の打抜部材
を形成することである。横断するウエブ部分の内
側縁の間には、複数の均等な間隔をおいた平行な
長孔が延在して、前記ウエブ部分の内側に対向端
部で繋がつて均等な間隔を開けて平行に延在して
いる接点帯片を構成している。その生地には、長
手方向に延在する他の複数長孔が、生地の両外側
縁から内側に向かつて前記横断ウエブ部分の外側
縁に向かつて延在するように形成され、その横断
する各ウエブ部分から外方に長手方向に延びて突
出している複数の取付条片を形成している。

その生地は、そこで筒軸方向に平行に延在する
複数の接点帯片を伴つた円筒体に形成される。そ
の筒状に形成された生地の外周面の周りに、近接
接合する円筒状のスリーブを、同心状に摺嵌させ
る。そのスリーブは、横断している両ウエブ部分
の実質的に外縁部の間に亘つて軸方向に延在して
いる。その生地の各端縁部における取付条片は、
そこでそのスリーブに対してラジアル方向に延出
するようにそのスリーブの端部を横断して外側に
曲げられる。

比較的堅く接合する環状部材を、そのスリーブ
の一端縁部でラジアル方向に延出している取付条
片に対向した状態で軸方向に前進させて、そのス
リーブの端縁部の周面上に滑り込ませて、この端
縁部における取付条片を、そのスリーブの外周面
に対面接合するように下方移動させる。その環状
部材の接合の強度は、それの環状部材が完全に座
着したときに、その環状部材が固定されている筒
状の生地の端縁部が、そのスリーブに対してその
軸方向にも回転方向にも動かないように固定的に
挟みこまれる程度に選択する。

そこで、均等に間隔を置いて軸方向に延出して
いる歯状の指杆を有する工具を、そのスリーブの
対向する端部の一つからラジアル方向に延出して
いる前記取付条件に係させる。その工具の指杆
は、その筒状のスリーブの外周面の近くに隣接し
て、そのラジアル方向に延出している取付条片の
間で軸方向に突出延在するように配置される。工
具をこのように係合した後に、そこで、そのスリ
ーブは固定したまま、取付条片を、そのスリーブ
軸の周りをスリーブに対してそれらの元の案内位
置から約15゜から約20゜の角度だけ回転移動させる
ように、その工具を回転する。その工具はそこで
引き抜かれ、そして、次の環状部材を、その取付
条片とスリーブに圧接することによつて、その生
地の端縁部を、その工具の操作によつて成立した
回転方向にずらした位置に固定する。

前述した工程によつて、長手方向の接点帯片
は、概して前記筒状のスリーブ対向端部に隣接し
たしかも角度をずらした位置の間の直線に沿つて
延在することになる。その長手方向の接点帯片に
よつて共同画成された内層部は、筒状のスリーブ
の軸に対して同心の回転周面であり、その接点帯
片が各対応するウエブ部分に繋がつている位置に
おいては等しく最大の半径を有し、また、その接
点帯片が長さの中途部にあつてはやや小さな半径
を有している。その接点帯片の対向端部の間の最
小半径は、そのバレルターミナル内に挿入される
べき円筒状の差込足の半径よりもやや小さくして
あり、その差込足がそのバレルターミナル内に挿
入されると、その差込足がそのバレルターミナル
内に座着したときに、それぞれの長手方向の接点
帯片が、その差込足をしつかりと摩擦把持するよ
うに、僅かに長手方向に緊張させる。

〔実施例〕

この発明を具体的に実施したバレルターミナル
式の電気ソケツトの構造は、その製造方法の説明
によつて最もよく説明できる。

このバレルターミナル式の電気ソケツトの製造
方法の第１工程は、機械的にも電気的にも良好な
のでこの分野によく使われているベリリユーム・
銅系の合金でなる一枚の平坦なシートから、第１
図に示したような形状に打ち抜いて生地を得るこ
とである。

第１図のように、全体を２０で示した生地は、
全体として矩形であつて間隔を置いて平行に横断
するように連続延在しているウエブ部分２２の対
が形成されていて、それらのウエブ部分２２は、
そのウエブ部分２２の各内側縁の間に延在して均
等に間隔を置いて平行に長手方向に延在する複数
の接点帯片２４によつて、相互に一体的に連絡し
ている。この横断して延在している各ウエブ部分
２２の外側縁からは、長手方向に外方に間隔を置
いて平行な取付条件２６が複数延出している。

この製造方法の第２工程は、第２図に示されて
おり、これによれば、生地２０が水平な円筒管形
状の接点部材に形成され、その管軸は、長手方向
の接点帯片２４や取付条片２６と平行となつてい
る。

生地２０を、第２図のような円筒管形状に形成
した後に、第３図のように、これに密接に接合す
る円筒状のスリーブ２８を、その管状にした接点
部材の外周に摺嵌する。そのスリーブ２８の軸長
は、そのスリーブ２８の対向する端部から取付条
件２６を外方に延出するように残して両横断ウエ
ブ部分２２を覆うに十分なように選定してある。

その次の工程では、延出している取付条片２６
は、第４図に示すように、スリーブ２８の端部を
外方に横断して放射条体となるように曲げられ、
よつて、この取付条件２６は、スリーブ２８の軸
からラジアル方向外方に突出することになる。

更にその次の工程では、環状部材３０（第５
図）が、そのスリーブ２８の一端部に外嵌され
る。環状部材３０は、その工程中において、取付
条片２６をスリーブ２８の当該端部で曲げて、ス
リーブ２８の外周面と対面接合する関係に上から
重ね合わせる。その環状部材３０の内径は、その
環状部材３０が第５図に示された位置に座着した
ときに、それが、その取付条片２６をスリーブ２
８の外周面に対して把持して、その環状部材３０
に隣接する生地２０の当該端部を、そのスリーブ
２８に対して軸方向にも回転方向にも動かないよ
うにしつかりと固定するような、強い圧着接合を
与えことができるように選択される。

第６図に示したその次の工程では、均等な間隔
を置きしかも軸方向に突出している歯のような指
杆３４を、一端部に備えた中空管状の工具３２
が、その組構体の第６図で右側端部でラジアル方
向に突出している取付条片２６と噛み合い結合さ
せる。その工具３２の内径は、そのスリーブ２８
の外径に対して緩く摺接するようにしてあり、、
また、指杆３４は、隣り合つてラジアル方向に突
出している取付条片２６の間を通つて突出するよ
うに、相互に間隔を置いて配されている。

その工具３２が、その指杆３４をラジアル方向
に突出している取付条片２６の間に座着させると
きには、スリーブ２８を回転方向に固定保持して
おき、また、工具３２は、典型的には、15゜から
20゜の範囲の予め定められた角度において、スリ
ーブ２８と同心に回転する。この工具３２の動作
で、生地２０の当該端部は、スリーブ２８に対し
て前に回転しないように環状部材３０によつて保
持されている固定端部の位相から回転方向にずら
される。この生地２０ができているベリリユー
ム・銅系合金の特性は、ある範囲の弾性を有する
が、工具３２によつて与えられた回転で、生地２
０をその回転した位置に永久固定することができ
る点にある。生地２０の一端部を他端部に対して
回転させる前は、生地２０の長手方向の接点帯片
２４はスリーブ２８の軸線と平行に延在してい
る。個々の接点帯片２４は、第６図に示すような
回転方向にずらす工程を実施した後の直線に沿つ
て、なおも延在し、その接点帯片２４はもはや円
筒面には存在しないといえども、そこでは、円筒
状のスリーブ２８の中に砂時計の形状をした内層
部を形成するのである。第９図と第１０図の説明
的なダイヤグラムは、第６図の回転によるずらし
工程によつて達成された最終結果を示している。

第９図と第１０図とは、簡略した説明的なダイ
ヤグラムであり、最終結果を明瞭に示すために、
回転移動は少し誇張してある。第９図では、破線
で示したスリーブ２８と共に、接点帯片２４の端
面部を、第１０図では側縦断面を、それぞれ説明
的に表現したものである。第９図と第１０図とに
おいて、個々の接点帯片２４は、１２Ａ−２Ｂ等
のような直線で表現されており、ここでＡやＢ
は、個々の接点帯片２４の端部がウエブ部分２２
に至着する点を包含する仮想円を表現している。

説明のために、第９図と第１０図とは一つの配
列を示しており、そこでは、第９図図に１から12
の参照数字で時計盤に示した時間位置の間隔に関
連して、12本の接点帯片が、相互に30度の間隔を
置いた点で仮想線Ａの上に接合している。なつて
いる。第６図のような工具３２の操作による回転
方向へのずらしは、第９図と第１０図では、60度
と想定でき、而して、線１２Ａ−２Ｂで表されて
いる一本の接点帯片は、その一端で仮想円Ａに12
時の点において、仮想円Ｂに２時の点において接
合する。

接点帯片がそれらに対向端部間の直線に沿つて
延在するので、それらは、円筒状のスリーブ２８
の内周面に対しては延在せず、しかしながら、そ
の代わりに、第９図から最も明瞭に理解できるよ
うに、軸方向に見ると、一つのコードを構成する
ように見え、それらのコードは、個々の接点帯辺
を接続させている仮想円の半径に比較して縮小さ
れた半径の仮想円に正接している。第１０図の側
面から最も明瞭に理解できるように、これによつ
て、接点帯片２４が回転方向にずらされた後に
は、それらの接点帯片の内周面の協動で画成され
る大体砂時計の形状をした内部通路が近似的に得
られる。

いま、第６図に振り帰るように、工具３２によ
つて回転方向にずらす工程を実施した後に、環状
部材３０について前述したような方法で、第２の
環状部材３６をスリーブ２８に強く外嵌して、取
付条片２６をスリーブ２８の外周面に対して固定
保持する。

完成したバレル式の電気ソケツトは第７図に示
してある。第８図は、第７図に示したような装置
を用いた典型的なバレル式継電器の組付け構造を
示しており、そこでは、この装置は、電気回路の
一部に電気的に接合するように、ねじを切つてあ
るスタツド４２のようなもので機械的に取付けら
れる適当なハウジング４０内に座着している。そ
の継電器に対応する機素は、円筒状の差込足４４
の形をとり、その直径は、スリーブ２８内に座着
したときに、横断しているウエブ部分２４の内径
より僅かに小さく、且つ第９図と第１０図とで説
明したように、回転してずらた長手方向の接点帯
片２４で画成されている内層部の最小半径より僅
かに大きくしてある。この内層部は、第８図にＥ
で示してある。その差込足４４が完全にそのスリ
ーブ２８内に挿入される。それは、個々の接点帯
片２４を長手方向に幾分緊張させ、而して、その
接点帯片は、差込足４４の挿入に合わせた十分な
距離だけ、ラジアル方向外方のスリーブ２８の内
周面に向かつて移動することができる。それらの
接点帯片の内面は、特に両端の中途部において
は、差込足４４の外周面に対して圧接して、通常
遭遇する力の面での機械的な接続を保つのに十分
な強さの摩擦保持力を維持する。しかしながら、
その保持力は、人が差込足をそのソケツトから引
き抜くのを妨げる程強くはない。

実施例の典型的な大きさとしては、第７図を参
照して見れば、バレル式の電気ソケツトの長さ
は、約１インチ、そのスリーブ２８の内径は約1/
２インチでよい。この大きさによれば、生地の一
端部を他端部に対して約15゜から20゜程度回転して
ずらすと、長手方向の接点帯片２４の中央部間の
半径が約30〜40×1/1000インチ減少する。

〔効果〕

この発明によれば、ラジアル方向に弾性変形で
きるバレル式の電気ソケツトは、簡単な工程によ
つて製造できる構造となる、と言う効果を有し、
そして、この電気ソケツトの製造方法は、係る電
気ソケツトを簡単に製造でき、その製造コストを
低廉に抑えることができる、と言う効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明のバレル式ターミナル（電
気ソケツト）に用いられるシート状の金属生地の
平面図、第２図は、第１図の生地を円筒状に形成
した状態の側面図、第３図は、第２図の生地の上
に円筒状のスリーブが密接外嵌している状態を示
す斜視図、第４図は、電気ソケツトを形成するた
めの次の工程を示す斜視図、第５図は、組立工程
において更に引き続く工程を示す斜視図、第６図
は、組立工程においてまた更に引き続く工程を示
す斜視図、第７図は、最終的に組立てられた電気
ソケツトの斜視図、第８図は、この発明の電気ソ
ケツトのある部分を破断又は除去した縦断面図、
第９図は、最終的に組立てられた電気ソケツトの
接点帯片に関連して概略的に説明するための端面
ダイヤグラム、第１０図は、最終的に組立てられ
た電気ソケツトの接点帯片に関連して概略的に説
明するための側面ダイヤグラムである。図中２０は生地、２２はウエブ部分、２４は接
点帯片、２６は取付条片、２８はスリーブ、３
０，３６は環状部材、３２は工具、３４は指杆、
Ｅは内層部である。

Claims

【特許請求の範囲】１円筒状のスリーブと、シート状の一枚部材の
生地からなり軸方向に離れた均一で等しい直径を
有する同じような同心環状ウエブ部分の対を包含
して前記スリーブ内周面に固定的に座着した状態
で前記スリーブ内に同心状に収容されている接点
部材と、その一端で前記ウエブ部分の一つに、そ
の反対端部では他の前記ウエブ部分にも、一体的
に繋がり、等しく延在している複数の接点帯片と
でなり、前記接点帯片は、前記ウエブ部分の各環
周において均等な間隔で前記ウエブ部分に繋がつ
ており、各接点帯片が前記ウエブ部分の一つに繋
がつている位置は、前記複数の接点帯片の集合部
分の共通軸を中心に、その接点帯片が前記他のウ
エブ部分に繋がつている位置から回転移動した配
置となつており、そしてその接点帯片は一つのウ
エブ部分から他のウエブ部分までの直線に沿つて
延在している、筒状電気ソケツト。２円筒状のスリーブと、シート状の一枚部材の
生地からなり軸方向に離れた均一で等しい直径を
有する同じような同心環状ウエブ部分の対を包含
して前記スリーブ内周面に固定的に座着した状態
で前記スリーブ内に同心状に収容されている接点
部材と、その一端で前記ウエブ部分の一つに、そ
の反対端部では他の前記ウエブ部分にも、一体的
に繋がり、等しく延在している複数の接点帯片
と、前記各ウエブ部分に一体的に繋がり且つ前記
スリーブの隣接する縁部周囲に前記ウエブ部分か
ら延長して前記スリーブの外周面に対面接合する
複数の取付条片と、この取付条片を前記スリーブ
の外周面に対面接合させた状態を固定させる環状
部材とでなり、前記接点帯片は、前記ウエブ部分
の各環周において均等な間隔で前記ウエブ部分に
繋がつており、各接点帯片が前記ウエブ部分の一
つに繋がつている位置は、前記複数の接点帯片の
集合部分の共通軸を中心に、その接点帯片が前記
他のウエブ部分に繋がつている位置から回転移動
した配置となつており、そしてその接点帯片は一
つのウエブ部分から他のウエブ部分までの直線に
沿つて延在している、筒状電気ソケツト。３次の各工程からなる筒状電気ソケツトの製造
方法；Ａ平たい四角形の金属シートの生地であつて、
その生地の対向する端縁部に対して内方に間隔
を置いて平行な関係でその生地を連続横断する
ように延在する、離隔して平行な一対の接続用
ウエブ部分に対向端部で一体的に繋がつている
均等な間隔で平行な長手方向に延在する接点帯
片と、その生地の対向端縁部に向かつて前記接
続用ウエブから外側に間隔を置いて突出して長
手方向に延びている複数の取付条片とを具備す
る生地を形成する工程；Ｂ前記生地を、前記長手方向に延在する接点部
材と平行な長手方向軸を有するように筒状に形
成する工程；Ｃこのように筒状に形成した生地を、前記ウエ
ブ部分の外縁部の間で実質的に等しい距離の軸
方向長さを有して密接できる径の筒状スリーブ
に挿入する工程；Ｄ前記取付条片を、前記生地の端部で前記スリ
ーブの軸からラジアル方向外側に突出して前記
スリーブの対向端部を越えてスリーブ外側に展
開させる工程；Ｅ前記取付条片を、前記筒状に形成した生地の
一端部において曲げて前記スリーブの外周面に
対して対面接合させ、前記スリーブに対して前
記生地の一端部を固定する工程；Ｆ前記生地の対向端部の一つを、前記スリーブ
に対して予め定められた角度で長手軸を中心に
回転させる工程；Ｇ前記取付条片を、前記筒状に形成した生地の
他端部において曲げて前記スリーブの外周面に
対して対面接合させ、前記スリーブに対して前
記生地の他端部を前記一端部から前記予め定め
られた角度だけ回転してずらした位置で固定す
る工程。４前記取付条片を前記スリーブの外周面に対し
て曲げて前記生地の両端部を前記スリーブに固定
する工程Ｅ，Ｇが、環状部材を前記ラジアル方向
に突出している前記取付条片に対して軸方向に前
進させることによつて、前記取付条片に重なるよ
うに前記スリーブに同心に圧接させる工程でな
る、特許請求の範囲第３項記載の筒状電気ソケツ
トの製造方法。５前記生地の対向端部を前記スリーブに対して
回転させる工程Ｆが、前記生地の一端部でラジア
ル方向に突出している取付条片の間に、捻じり工
具の軸方向に延びた指杆を軸方向に挿入し、その
捻じり工具を約15゜から約20゜の角度で前記軸の周
りを回転させる工程でなる、特許請求の範囲第３
項記載の筒状電気ソケツトの製造方法。