JP2559024Y2 - 同軸ケーブルの電気接続構造 - Google Patents

同軸ケーブルの電気接続構造

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JP2559024Y2
JP2559024Y2 JP1993014313U JP1431393U JP2559024Y2 JP 2559024 Y2 JP2559024 Y2 JP 2559024Y2 JP 1993014313 U JP1993014313 U JP 1993014313U JP 1431393 U JP1431393 U JP 1431393U JP 2559024 Y2 JP2559024 Y2 JP 2559024Y2
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功 芳野
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三皓株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同軸ケーブルの電気接続
構造に関し、特に、圧着時に生じる接続金具の塑性変形
を径方向に逃がして有効な圧着面積を与えた圧着部を形
成することにより、圧着接合強度および耐久性を向上さ
せた同軸ケーブルの電気接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波機器や電子機器の内部配線
用として同軸ケーブルは広く使用されており、このよう
な同軸ケーブルと前述の電気機器の接続を行うために電
気接続金具が同軸ケーブルに装着される。
【0003】図7は、従来の電気接続金具を用いた同軸
ケーブル端子の電気接続構造を示しており、図8(a),
(b) はその断面図である。この電気接続構造は、パイプ
状の本体1と、樹脂2によって本体1と同心状に配置さ
れる中空ピン3とを有し、カシメ部1aにおいて本体1
をカシメることによって一体化された端子部4を形成し
ている。
【0004】本体1に挿入される同軸ケーブル5は、シ
ース5aおよび絶縁体5bを所定の長さで除去すること
によって、シールド編組5cおよび内部導体5dを露出
させている。
【0005】シールド編組5cは紐状にして、樹脂等の
材料で形成されるスリーブ6上に折り返される。
【0006】この同軸ケーブル5は、本体1に挿入され
ると絶縁体5bが中空ピン3の内部に挿入され、内部導
体5dの先端が中空ピン3の先端に形成されている孔3
aを貫通して中空ピン3の外部に露出され、別途、後工
程で中空ピン3と内部導体5dは半田等により一体的に
固定される。そこで前記シールド編組5cは本体1とス
リーブ6との間に挟持される。
【0007】この状態で、カシメ部1bにおいて本体1
の外周を径方向にカシメることにより、スリーブ6を介
して圧着されるので、端子部4は同軸ケーブル5と一体
化される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の同軸ケ
ーブルの電気接続構造によると、同軸ケーブルと端子と
の固定が点状にカシメられるため、充分な圧着接続強度
が得られずに端子の付け外しの頻度が増すと端子部が破
損し易いという問題がある。従って、本考案の目的は、
端子の付け外しの頻度が増しても良好な圧着接合強度お
よび耐久性を有する同軸ケーブルの電気接続構造を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するため、内部導体用の中空ピン(3)と、この中空
ピン(3)の一端を所定の長さにわたって露出し、その
他端を絶縁する絶縁体(2)と、一端の内周面が絶縁体
(2)の外周に固定され、他端に中空部を有する外部導
体用の本体(1)と、絶縁体(5b)より先端を露出し
て中空ピン(3)の中空部に挿入されることにより中空
ピン(3)に電気的に接続された内部導体(5d)と、
シース(5a)上に設けられたスリーブ(6)を備え、
本体(1)がスリーブ(6)上に外部導体(5c)を折
り返した状態でスリーブ(6)に圧縮固定された同軸ケ
ーブル(5)の電気接続構造において、本体(1)は、
同軸ケーブル(5)の軸対称の方向から加えられる押圧
力によって塑性変形することにより内周面がスリーブ
(6)の外周面に密着した一対の圧着部(4a)と、前
記軸対称の方向と直交する方向に伸びる一対の突起部
(4b)を形成され、次に、一対の突起部(4b)の形
状をそのまま維持しながら前記直交する方向から加えら
れる押圧力によって塑性変形することにより前記一対の
圧着部(4a)の中間の位置に前記軸対称の方向に伸び
る他の一対の突起部(4b)を形成される構成を有する
ことを特徴とする同軸ケーブルの電気接続構造を提供す
る。
【0010】
【作用】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造による
と、圧着時に生じる塑性変形を径方向の外側に向けて逃
がしながら同軸ケーブルを圧着するので、周状に有効な
同軸ケーブルの圧着面積を得ることが可能になり、圧着
接合強度が高まる。
【0011】
【実施例1】以下、本考案の同軸ケーブルの電気接続構
造を図面を基に詳細に説明する。従来の構成および機能
と同一の構成および機能を有する部分については同一の
引用数字を付しているので、重複する説明を省略する。
【0012】図1は、本考案の同軸ケーブルの電気接続
構造の一実施例を示し、図2(a),(b) はその断面図を示
す。本考案の同軸ケーブルの電気接続構造は、中空ピン
3が樹脂材料2によって同心状に内蔵され、カシメ部1
aにおいてカシメられて一体化された端子部4の本体1
と、本体1に挿入された同軸ケーブル5を同心状に配置
し、圧着される本体1の圧着幅に対応した溝6aが外周
に形成されたスリーブ6とを有する。
【0013】同軸ケーブル5は、本体1に挿入された後
に同軸ケーブル5側の端部外周の圧着部4aにおいて、
所定の歯型を有する後述するクリンパおよびアンビルに
よってその全周を所定の幅で圧着されることにより突起
部4bを有し、スリーブ6を介して本体1に固定されて
いる。
【0014】図3は、端子部4の本体1を圧着するクリ
ンパ7およびアンビル8の斜視図を示し、図4はその歯
型を示している。図4において、クリンパ7およびアン
ビル8には端子部4の本体1(図示せず)を周方向に間
隔的に周状に圧着する押圧部9に、圧着時の塑性変形を
逃がすための逃げ10,11が設けられている。
【0015】この逃げ10,11は、周方向に90度間
隔で塑性変形を水平方向に逃がす位置と、垂直方向に逃
がす位置に深さhを有して設けられている。
【0016】次に、このクリンパ7およびアンビル8に
よる端子部4の本体1の圧着方法について説明する。
【0017】クリンパ7およびアンビル8の圧着位置に
配置される本体1は、図中における垂直方向より押圧
(第1回目)されると、材質が圧縮されて塑性変形しな
がら溝6aと噛み合いつつスリーブ6を圧縮して同軸ケ
ーブル5に圧着される。
【0018】このとき、クリンパ7およびアンビル8の
噛み合い時の押圧に基づいて塑性変形が生じ、d1 方向
に変形量が生じて逃げ10に移動する。この第1回目の
押圧に基づいて圧着部4aおよび突起部4bが形成され
た端子部4の断面を図5に示す。
【0019】次に、この変形された本体1の突起部4b
が逃げ11に噛み合うように周方向に90度回転させた
後、再びクリンパ7およびアンビル8によって端子部4
の第2回目の押圧を行う。
【0020】このとき、逃げ10には第1回目の押圧時
と同様に押圧に基づいて塑性変形が生じ、d1 方向に変
形量が生じて逃げ10に移動する。このことによって本
体1の圧着部4aが外径dp に圧縮されるので圧着部4
aはスリーブ6を介して同軸ケーブル5の全周を圧着し
て固定する。この第2回目の押圧に基づいて圧着部4a
および突起部4bが形成された本体1の断面を図6に示
す。
【0021】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造は、
この逃げ10,11を有するクリンパ7およびアンビル
8を使用し、端子部4の本体1を2度圧着することによ
って以下の利点がある。 (1) スリーブ6に形成された溝6aに圧着部が噛み合う
ので、本体1とスリーブ6との係合が確実に行われて耐
久性が向上する。 (2) 圧着部4aにおいて、周方向に間隔的に有効な圧着
面積が得られることから圧着接合強度が向上する。
【0022】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案の同軸ケーブ
ルの電気接続構造によると、樹脂材料によって中空のピ
ンを同心状に配置した端子部と、端子部に挿入された同
軸ケーブルを同心状に位置させ、外周に所定の幅で溝を
有するスリーブとを有し、同軸ケーブルに対して端子部
を2回圧着するようにしたため、良好な圧着接合強度お
よび耐久性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造を示す説
明図である。
【図2】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造の断面図
である。
【図3】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造を同軸ケ
ーブルに圧着するクリンパおよびアンビルを示す説明図
である。
【図4】図3のクリンパおよびアンビルの歯型を示す説
明である。
【図5】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造におい
て、図3のクリンパおよびアンビルによる第1回目の圧
着後を示す断面図である。
【図6】本考案の同軸ケーブルの電気接続構造におい
て、図3のクリンパおよびアンビルによる第2回目の圧
着後を示す断面図である。
【図7】従来の電気接続金具を用いた電気接続構造を示
す説明図である。
【図8】従来の電気接続金具を用いた電気接続構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a,1b カシメ部 2 樹脂材料 3 中空ピン 4 端子部 4a 圧着部 4b 突起部 5 同軸ケーブル 5a シース 5b 絶縁体 5c シールド編組 5d 内部導体 6 スリーブ6a 溝 7 クリンパ 8 アンビル 9 押圧部 10,11 逃げ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部導体用の中空ピン(3)と、この中空
    ピン(3)の一端を所定の長さにわたって露出し、その
    他端を絶縁する絶縁体(2)と、一端の内周面が絶縁体
    (2)の外周に固定され、他端に中空部を有する外部導
    体用の本体(1)と、絶縁体(5b)より先端を露出し
    て中空ピン(3)の中空部に挿入されることにより中空
    ピン(3)に電気的に接続された内部導体(5d)と、
    シース(5a)上に設けられたスリーブ(6)を備え、
    本体(1)がスリーブ(6)上に外部導体(5c)を折
    り返した状態でスリーブ(6)に圧縮固定された同軸ケ
    ーブル(5)の電気接続構造において、 本体(1)は、同軸ケーブル(5)の軸対称の方向から
    加えられる押圧力によって塑性変形することにより内周
    面がスリーブ(6)の外周面に密着した一対の圧着部
    (4a)と、前記軸対称の方向と直交する方向に伸びる
    一対の突起部(4b)を形成され、次に、一対の突起部
    (4b)の形状をそのまま維持しながら前記直交する方
    向から加えられる押圧力によって塑性変形することによ
    り前記一対の圧着部(4a)の中間の位置に前記軸対称
    の方向に伸びる他の一対の突起部(4b)を形成される
    構成を有する ことを特徴とする同軸ケーブルの電気接続
    構造。
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JP3023716B2 (ja) * 1991-06-12 2000-03-21 日本航空電子工業株式会社 コネクタ付同軸ケーブル及びその製造方法

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