JPH0381141B2 - - Google Patents
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- JPH0381141B2 JPH0381141B2 JP56096290A JP9629081A JPH0381141B2 JP H0381141 B2 JPH0381141 B2 JP H0381141B2 JP 56096290 A JP56096290 A JP 56096290A JP 9629081 A JP9629081 A JP 9629081A JP H0381141 B2 JPH0381141 B2 JP H0381141B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
- G03B27/80—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus in dependence upon automatic analysis of the original
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Description
本発明は写真焼付露光制御において、異常な原
画と正常な原画とを識別するための異常原画識別
方法に関するものである。 本発明でいう異常原画とは、高温、高湿、ガ
ス、長期保存等による変質原画や、螢光灯、タン
グステン灯、夕日等の異種光源により撮影した原
画を意味する。 本発明でいう原画とは、例えばネガ・ポジ写真
においてはネガであり、ポジ・ポジ写真において
はポジであるが、以下ネガ・ポジ写真について説
明する。 従来写真焼付露光制御方法には二つの典型的な
タイプが知られている。一つはネガのイエロー、
マゼンタ、シアンの画像の各々について透過濃度
を測定しその値により、焼付露光用の青色光、緑
色光、赤色光各々の露光時間を決定し、青色、緑
色、赤色各露光用フイルターを通して所定の露光
を行なう方法であり、この方法は当業界において
ハイ・コレクシヨンと呼ばれている。 この方法においては、ネガの透過濃度のイエロ
ー、マゼンタ、シアンのバランスがどんな場合で
も、結果として得られるプリントのイエロー、マ
ゼンタ、シアン濃度のバランスがほぼ一定となる
ように補正を行なうものである。したがつてハ
イ・コレクシヨンにおいては、カラーフエリアの
あるネガ(例えば赤いジユータン上の人物を撮影
したネガ)に対しては非常にカラーバランスの悪
いプリントとなるが、一方、変質ネガ、異種光源
撮影ネガ等の異常ネガや感光材料差(感光材料の
種類やメーカー差)に対してはカラーバランスの
よいプリントを得ることができる。 他の一つは、露光時間の最初の部分は白光露光
が行なわれ青色光、緑色光、赤色光のうち最も露
光時間の短い色光の露光量が足りると、その色光
の露光を中止するためにそれをカツトする補色の
フイルターを露光系に入れ、このように順次三色
光をカツトして所定の露光を終了させる方法であ
る。ところがこのカツトフイルターの色はイエロ
ー、マゼンタ、シアンでありそれぞれ青色光、緑
色光、赤色光をカツトするものであるが、この各
各のカツトフイルターはその分光特性が理想とは
かなり異なり、青色光、緑色光、赤色光の一つを
完全にカツトすることができず、他の色光もかな
りカツトしてしまう。このためこの方法はハイ・
コレクシヨンのようにカラーバランスの補正能力
が高くなく、いわゆるロワード・コレクシヨンと
呼ばれている。したがつてこの方法においては、
カラーフエリアのあるネガに対しては比較的良好
なカラーバランスのプリントが得られるが、異常
ネガや感光材料差に対しては補正の程度が低くカ
ラーバランスの悪いプリントとなる。 したがつて実際に写真焼付露光制御をする場
合、ハイ・コレクシヨン方式の場合にはカラーフ
エリアのあるネガに対して補正能力が低くなるよ
うに、またロワード・コレクシヨン方式の場合に
は異常ネガや感光材料差に対しては補正能力が高
くなるようにそれぞれ補正をしなければならな
い。 なお、コレクシヨンの程度を任意に変更する方
法は、例えば特開昭52−154633号公報に開示され
ている如く、ネガの三色透過濃度を測定して写真
焼付露光量制御信号を発生する方法において、三
色の濃度信号を表わす式中のコレクシヨンの度合
を表わす係数を変更することにより容易に行なう
ことができる。 前述した二つの露光制御方法のうちいづれを採
用するにせよ、カラーフエリアのあるネガと異常
ネガとを識別することが非常に重要な問題となつ
てくる。 従来のカラープリンターにおいては、人間の視
覚によりカラーフエリアのあるネガと異常ネガと
を識別し、マニユアルでカラー補正キー、すなわ
ち青、緑、赤各色光の露光時間を増減させるため
の補正キーを操作することにより露光条件の補正
を行なつていた。 これらの補正により十分ではないが商品価値の
あるプリントが作成されている。また一般に異常
ネガの発生数は通常、ネガ全体の10〜20%、高温
多湿の地方では30%以上に達することがある。し
かしながら視覚によるネガの識別は異種光源撮影
ネガを除き熟練を必要とするものである。 近年カラープリンターの自動化に伴なつて、ネ
ガ画面を微小点でスキヤニングして得られる測光
値を演算して求めた種々の特性値を用いて焼付露
光量を決定する方法が多数知られている(例えば
特開昭47−471号公報、特公昭49−3686号公報、
特開昭52−23936号公報参照)。 しかしながらこれら焼付露光量を決定する方法
においても、カラーフエリアのあるネガと異常ネ
ガとの識別は重要でありながらまだ十分解決され
ていない問題である。 カラーフエリアのあるネガと異常ネガとは共通
して、青、緑、赤三色の大面積透過濃度(以下、
「LATD」と表わす)のバランスが、平均的なネ
ガの三色のLATDのバランスとは異なつており、
したがつて両者を平均的なネガより識別すること
は比較的容易であり、特開昭50−130443号公報に
開示された方法が知られている。しかしながら、
カラーフエリアのあるネガと異常ネガとを識別す
ることは、そのネガの三色のLATDのバランス
が平均的ネガの三色のLATDのバランスと異な
る原因が、被写体の種類に起因するのか、ネガの
変質又は撮影光質に起因するのかを識別すること
であり、これを人間の視覚によらないで正しく判
断することは非常に困難であつた。 カラーフエリアのあるネガと異常ネガとを識別
する方法として、異常ネガは多数コマ連続して存
在することを利用した方法が特公昭55−31450号
公報に開示されている。 しかしこの方法においては、カラーフエリアに
よるものか撮影光質によるものかを識別するため
に青、緑、赤三色のLATDを測定し簡単な演算
を行なつており、両者の識別のつかない場合には
当該コマと前後数コマとの比較によりカラーフエ
リアか撮影光質かを判定するものである。したが
つてこの方法では、当該コマの判定を前後数コマ
との比較により行なつているため識別の精度は良
くなつているが、識別するための基本となる特性
値としてはLATDのみであり十分精度の良い識
別をすることができなかつた。 本発明の目的は、従来のLATDを用いてカラ
ーフエリアのあるネガと異常ネガとを識別する方
法よりも高い精度で異常ネガを識別することので
きる異常原画識別方法を提供することにある。 上記目的を達成するために、本発明は、原画を
多数の微小部分に分割し、これらの微小部分を三
色分解測光することで最大濃度値を色毎に求め、
この最大濃度値の算出をフイルム1本分の各原画
について行い、この1本分の原画又は最大濃度値
が一定値以内となつている連続した複数の原画の
最大濃度値の平均値を色毎に求め、これらの平均
値を異常原画識別用特性値として用い、この3つ
異常原画識別用特性値から決まる平均色と中性色
との差が一定値以上あるときには、異常原画識別
用特性値の算出に用いられた複数の原画を、発色
特性が変化したり、蛍光灯やタングステン灯等の
人工照明下で撮影した異常原画であると識別する
ようにしたものである。 もう1つの発明は、所定の濃度値と比較するこ
とで、高濃度画像部を構成する微小部分の濃度値
を色毎に抽出し、これらの濃度値から高濃度画像
部の平均濃度値を色毎に求め、フイルム1本分又
は連続した複数の原画の高濃度画像部の平均値を
色毎に求め、これらの平均値を異常原画識別用特
性値として用い、この3つ異常原画識別用特性値
から決まる平均色と中性色との差が一定値以上あ
るときには、異常原画識別用特性値の算出に用い
られた複数の原画を異常原画であると識別するよ
うにしたものである。 以下、本発明について実施例に基づき詳細に説
明する。 一般に変質ネガは、高温、高湿の雰囲気にさら
されたり有効期限の過ぎた感光材料(以下、「フ
イルム」という。)を用いた場合、また撮影後長
期間現像されなかつた場合、あるいはホルマリン
ガス等の雰囲気にさらされた場合に発生する。特
にホルマリンガスの場合は、強度のカブリと色素
の破壊又は不純色素の生成をおこす。 変質ネガにおいては、青感層、緑感層、赤感層
のカブリ、感度、階調は少なくとも一部は正常な
性能が損われており、このような変質ネガはフイ
ルムに部分的に発生するよりも、一本全体に及ん
でいることが多い。 異種光源撮影ネガとして多いのは、螢光灯とタ
ングステン光により撮影したものであり、螢光灯
の場合には著しい青、赤色光の欠如、タングステ
ン光の場合には著しい青色光の欠如に起因するも
のである。この異種光源撮影ネガの場合にもやは
りフイルム一本同一光源で撮影されていることが
多い。 これら変質ネガや異種光源撮影ネガ等の異常ネ
ガの検出には、異常ネガのLATDと正常なネガ
のLATDとを比較することが考えられるが、前
述した如く、カラーフエリアのあるネガとの識別
が困難である。 ところで通常、ネガの最大濃度値(以下、
「DMX」と表わす。)は雲、白い壁、白い服のよ
うに中性色のものが多いが、異常ネガにおいては
DMXが中性色からはずれている。この原因はネ
ガの感度、カブリ、階調特性が変化したためであ
る。このため異常ネガの特徴として、正常ネガの
青、緑、赤各色の最大濃度値(以下、それぞれ
「DMX(B)」、「DMX(G)」、「DMX(R)」と表わ
す。)のバランスと比較した場合、著しく異なつ
ていることがわかつた。 これに対し、カラーフエリアのあるネガにおい
ては、異常ネガと同様に三色のLATDのバラン
スは正常なネガと比較し著しく異なつていても、
三色のDMXのバランスについては、正常なネガ
の三色のDMXのバランスに近似していることか
ら、異常ネガとカラーフエリアのあるネガとの識
別が可能となつてくる。従つて一本のネガについ
て、DMX(B)、DMX(G)、DMX(R)それぞれの
平均値を調べることにより異常ネガの識別を精度
よく行なうことができる。 第1図は、DMXとLATDによる異常ネガの識
別能力の比較を示す図である。図において縦軸は
|DMX(B)−DMX(G)|+|DMX(G)−DMX(R)
|(以下と表わす。)の値を、横軸は|
LATD(B)−LATD(G)|+|LATD(G)−LATD(B)
|(以下、と表わす。)の値を表わし、
各々の点は1本のネガのDMXおよびLATDと平
均値を求めおよびを算出
した値をプロツトしたものであり、それぞれ
DMXおよびLATDの中性色からのかたよりを表
わしているものである。また図において、×印は
異常ネガを、△印はやや色調不良ネガを、●印は
正常なネガを表わしている。本実施例において
は、全サンプル数182本で例えばの値
が2.5以上を異常ネガとした場合には、全異常ネ
ガ14本中、10本を識別でき、正常ネガを異常ネガ
と誤つた本数は3本であつた。また第1図より、
縦軸についてみると異常ネガと正常ネガとが良く
分離されており、横軸については、異常ネガと正
常ネガが分離されておらず、明らかにDMXを用
いた方がLATDを用いる方より非常にすぐれて
いることがわかる。 以上は異常ネガ識別のために用いる特性値とし
て、LATDを用いるより、DMXを用いた方がす
ぐれていることを示した。 この場合DMXの中性色からのかたよりの評価
方法としてを用いたが、例えば {(DMX(B)−DMX(G))2+(DMX(G)−DMX(R))
2}1/2も有効である。これらはDMXを用いて正常
なネガの三色のDMXのバランスを比較するため
の特性値の加工の仕方の差であり、三色のDMX
のバランスを比較する基本的な考え方に従つてい
るかぎり上記の方法に限定されるものではない。 また、例えば画面を複数個に分割し、各部分の
DMXの平均を用いる等、一つのネガ画面に対し
て必らずしも一個のDMXである必要はない。 第2図は一つのネガ画面を持つ青、緑、赤色の
濃度点のヒストグラムであるが、DMXのかわり
にある高濃度点(H)以上の濃度点の平均濃度(高濃
度部画像平均濃度)を用いることも有効である。 異常ネガ識別のために用いる特性値としては、
前述したDMXの他に、コントラスト(最大濃度
値−最小濃度値)(以下、「CNT」と表わす。)、
彩度の高い色の面積(以下、「CS」と表わす。)、
中性色の面積(以下、「NS」と表わす。)、等を用
いることもできる。 次に、503本のネガフイルムのサンプルについ
て、異常ネガを識別するために用いる特性値によ
る判定能力を比較した表を示す。なおサンプル
503本中に異常ネガは33本含まれていた。
画と正常な原画とを識別するための異常原画識別
方法に関するものである。 本発明でいう異常原画とは、高温、高湿、ガ
ス、長期保存等による変質原画や、螢光灯、タン
グステン灯、夕日等の異種光源により撮影した原
画を意味する。 本発明でいう原画とは、例えばネガ・ポジ写真
においてはネガであり、ポジ・ポジ写真において
はポジであるが、以下ネガ・ポジ写真について説
明する。 従来写真焼付露光制御方法には二つの典型的な
タイプが知られている。一つはネガのイエロー、
マゼンタ、シアンの画像の各々について透過濃度
を測定しその値により、焼付露光用の青色光、緑
色光、赤色光各々の露光時間を決定し、青色、緑
色、赤色各露光用フイルターを通して所定の露光
を行なう方法であり、この方法は当業界において
ハイ・コレクシヨンと呼ばれている。 この方法においては、ネガの透過濃度のイエロ
ー、マゼンタ、シアンのバランスがどんな場合で
も、結果として得られるプリントのイエロー、マ
ゼンタ、シアン濃度のバランスがほぼ一定となる
ように補正を行なうものである。したがつてハ
イ・コレクシヨンにおいては、カラーフエリアの
あるネガ(例えば赤いジユータン上の人物を撮影
したネガ)に対しては非常にカラーバランスの悪
いプリントとなるが、一方、変質ネガ、異種光源
撮影ネガ等の異常ネガや感光材料差(感光材料の
種類やメーカー差)に対してはカラーバランスの
よいプリントを得ることができる。 他の一つは、露光時間の最初の部分は白光露光
が行なわれ青色光、緑色光、赤色光のうち最も露
光時間の短い色光の露光量が足りると、その色光
の露光を中止するためにそれをカツトする補色の
フイルターを露光系に入れ、このように順次三色
光をカツトして所定の露光を終了させる方法であ
る。ところがこのカツトフイルターの色はイエロ
ー、マゼンタ、シアンでありそれぞれ青色光、緑
色光、赤色光をカツトするものであるが、この各
各のカツトフイルターはその分光特性が理想とは
かなり異なり、青色光、緑色光、赤色光の一つを
完全にカツトすることができず、他の色光もかな
りカツトしてしまう。このためこの方法はハイ・
コレクシヨンのようにカラーバランスの補正能力
が高くなく、いわゆるロワード・コレクシヨンと
呼ばれている。したがつてこの方法においては、
カラーフエリアのあるネガに対しては比較的良好
なカラーバランスのプリントが得られるが、異常
ネガや感光材料差に対しては補正の程度が低くカ
ラーバランスの悪いプリントとなる。 したがつて実際に写真焼付露光制御をする場
合、ハイ・コレクシヨン方式の場合にはカラーフ
エリアのあるネガに対して補正能力が低くなるよ
うに、またロワード・コレクシヨン方式の場合に
は異常ネガや感光材料差に対しては補正能力が高
くなるようにそれぞれ補正をしなければならな
い。 なお、コレクシヨンの程度を任意に変更する方
法は、例えば特開昭52−154633号公報に開示され
ている如く、ネガの三色透過濃度を測定して写真
焼付露光量制御信号を発生する方法において、三
色の濃度信号を表わす式中のコレクシヨンの度合
を表わす係数を変更することにより容易に行なう
ことができる。 前述した二つの露光制御方法のうちいづれを採
用するにせよ、カラーフエリアのあるネガと異常
ネガとを識別することが非常に重要な問題となつ
てくる。 従来のカラープリンターにおいては、人間の視
覚によりカラーフエリアのあるネガと異常ネガと
を識別し、マニユアルでカラー補正キー、すなわ
ち青、緑、赤各色光の露光時間を増減させるため
の補正キーを操作することにより露光条件の補正
を行なつていた。 これらの補正により十分ではないが商品価値の
あるプリントが作成されている。また一般に異常
ネガの発生数は通常、ネガ全体の10〜20%、高温
多湿の地方では30%以上に達することがある。し
かしながら視覚によるネガの識別は異種光源撮影
ネガを除き熟練を必要とするものである。 近年カラープリンターの自動化に伴なつて、ネ
ガ画面を微小点でスキヤニングして得られる測光
値を演算して求めた種々の特性値を用いて焼付露
光量を決定する方法が多数知られている(例えば
特開昭47−471号公報、特公昭49−3686号公報、
特開昭52−23936号公報参照)。 しかしながらこれら焼付露光量を決定する方法
においても、カラーフエリアのあるネガと異常ネ
ガとの識別は重要でありながらまだ十分解決され
ていない問題である。 カラーフエリアのあるネガと異常ネガとは共通
して、青、緑、赤三色の大面積透過濃度(以下、
「LATD」と表わす)のバランスが、平均的なネ
ガの三色のLATDのバランスとは異なつており、
したがつて両者を平均的なネガより識別すること
は比較的容易であり、特開昭50−130443号公報に
開示された方法が知られている。しかしながら、
カラーフエリアのあるネガと異常ネガとを識別す
ることは、そのネガの三色のLATDのバランス
が平均的ネガの三色のLATDのバランスと異な
る原因が、被写体の種類に起因するのか、ネガの
変質又は撮影光質に起因するのかを識別すること
であり、これを人間の視覚によらないで正しく判
断することは非常に困難であつた。 カラーフエリアのあるネガと異常ネガとを識別
する方法として、異常ネガは多数コマ連続して存
在することを利用した方法が特公昭55−31450号
公報に開示されている。 しかしこの方法においては、カラーフエリアに
よるものか撮影光質によるものかを識別するため
に青、緑、赤三色のLATDを測定し簡単な演算
を行なつており、両者の識別のつかない場合には
当該コマと前後数コマとの比較によりカラーフエ
リアか撮影光質かを判定するものである。したが
つてこの方法では、当該コマの判定を前後数コマ
との比較により行なつているため識別の精度は良
くなつているが、識別するための基本となる特性
値としてはLATDのみであり十分精度の良い識
別をすることができなかつた。 本発明の目的は、従来のLATDを用いてカラ
ーフエリアのあるネガと異常ネガとを識別する方
法よりも高い精度で異常ネガを識別することので
きる異常原画識別方法を提供することにある。 上記目的を達成するために、本発明は、原画を
多数の微小部分に分割し、これらの微小部分を三
色分解測光することで最大濃度値を色毎に求め、
この最大濃度値の算出をフイルム1本分の各原画
について行い、この1本分の原画又は最大濃度値
が一定値以内となつている連続した複数の原画の
最大濃度値の平均値を色毎に求め、これらの平均
値を異常原画識別用特性値として用い、この3つ
異常原画識別用特性値から決まる平均色と中性色
との差が一定値以上あるときには、異常原画識別
用特性値の算出に用いられた複数の原画を、発色
特性が変化したり、蛍光灯やタングステン灯等の
人工照明下で撮影した異常原画であると識別する
ようにしたものである。 もう1つの発明は、所定の濃度値と比較するこ
とで、高濃度画像部を構成する微小部分の濃度値
を色毎に抽出し、これらの濃度値から高濃度画像
部の平均濃度値を色毎に求め、フイルム1本分又
は連続した複数の原画の高濃度画像部の平均値を
色毎に求め、これらの平均値を異常原画識別用特
性値として用い、この3つ異常原画識別用特性値
から決まる平均色と中性色との差が一定値以上あ
るときには、異常原画識別用特性値の算出に用い
られた複数の原画を異常原画であると識別するよ
うにしたものである。 以下、本発明について実施例に基づき詳細に説
明する。 一般に変質ネガは、高温、高湿の雰囲気にさら
されたり有効期限の過ぎた感光材料(以下、「フ
イルム」という。)を用いた場合、また撮影後長
期間現像されなかつた場合、あるいはホルマリン
ガス等の雰囲気にさらされた場合に発生する。特
にホルマリンガスの場合は、強度のカブリと色素
の破壊又は不純色素の生成をおこす。 変質ネガにおいては、青感層、緑感層、赤感層
のカブリ、感度、階調は少なくとも一部は正常な
性能が損われており、このような変質ネガはフイ
ルムに部分的に発生するよりも、一本全体に及ん
でいることが多い。 異種光源撮影ネガとして多いのは、螢光灯とタ
ングステン光により撮影したものであり、螢光灯
の場合には著しい青、赤色光の欠如、タングステ
ン光の場合には著しい青色光の欠如に起因するも
のである。この異種光源撮影ネガの場合にもやは
りフイルム一本同一光源で撮影されていることが
多い。 これら変質ネガや異種光源撮影ネガ等の異常ネ
ガの検出には、異常ネガのLATDと正常なネガ
のLATDとを比較することが考えられるが、前
述した如く、カラーフエリアのあるネガとの識別
が困難である。 ところで通常、ネガの最大濃度値(以下、
「DMX」と表わす。)は雲、白い壁、白い服のよ
うに中性色のものが多いが、異常ネガにおいては
DMXが中性色からはずれている。この原因はネ
ガの感度、カブリ、階調特性が変化したためであ
る。このため異常ネガの特徴として、正常ネガの
青、緑、赤各色の最大濃度値(以下、それぞれ
「DMX(B)」、「DMX(G)」、「DMX(R)」と表わ
す。)のバランスと比較した場合、著しく異なつ
ていることがわかつた。 これに対し、カラーフエリアのあるネガにおい
ては、異常ネガと同様に三色のLATDのバラン
スは正常なネガと比較し著しく異なつていても、
三色のDMXのバランスについては、正常なネガ
の三色のDMXのバランスに近似していることか
ら、異常ネガとカラーフエリアのあるネガとの識
別が可能となつてくる。従つて一本のネガについ
て、DMX(B)、DMX(G)、DMX(R)それぞれの
平均値を調べることにより異常ネガの識別を精度
よく行なうことができる。 第1図は、DMXとLATDによる異常ネガの識
別能力の比較を示す図である。図において縦軸は
|DMX(B)−DMX(G)|+|DMX(G)−DMX(R)
|(以下と表わす。)の値を、横軸は|
LATD(B)−LATD(G)|+|LATD(G)−LATD(B)
|(以下、と表わす。)の値を表わし、
各々の点は1本のネガのDMXおよびLATDと平
均値を求めおよびを算出
した値をプロツトしたものであり、それぞれ
DMXおよびLATDの中性色からのかたよりを表
わしているものである。また図において、×印は
異常ネガを、△印はやや色調不良ネガを、●印は
正常なネガを表わしている。本実施例において
は、全サンプル数182本で例えばの値
が2.5以上を異常ネガとした場合には、全異常ネ
ガ14本中、10本を識別でき、正常ネガを異常ネガ
と誤つた本数は3本であつた。また第1図より、
縦軸についてみると異常ネガと正常ネガとが良く
分離されており、横軸については、異常ネガと正
常ネガが分離されておらず、明らかにDMXを用
いた方がLATDを用いる方より非常にすぐれて
いることがわかる。 以上は異常ネガ識別のために用いる特性値とし
て、LATDを用いるより、DMXを用いた方がす
ぐれていることを示した。 この場合DMXの中性色からのかたよりの評価
方法としてを用いたが、例えば {(DMX(B)−DMX(G))2+(DMX(G)−DMX(R))
2}1/2も有効である。これらはDMXを用いて正常
なネガの三色のDMXのバランスを比較するため
の特性値の加工の仕方の差であり、三色のDMX
のバランスを比較する基本的な考え方に従つてい
るかぎり上記の方法に限定されるものではない。 また、例えば画面を複数個に分割し、各部分の
DMXの平均を用いる等、一つのネガ画面に対し
て必らずしも一個のDMXである必要はない。 第2図は一つのネガ画面を持つ青、緑、赤色の
濃度点のヒストグラムであるが、DMXのかわり
にある高濃度点(H)以上の濃度点の平均濃度(高濃
度部画像平均濃度)を用いることも有効である。 異常ネガ識別のために用いる特性値としては、
前述したDMXの他に、コントラスト(最大濃度
値−最小濃度値)(以下、「CNT」と表わす。)、
彩度の高い色の面積(以下、「CS」と表わす。)、
中性色の面積(以下、「NS」と表わす。)、等を用
いることもできる。 次に、503本のネガフイルムのサンプルについ
て、異常ネガを識別するために用いる特性値によ
る判定能力を比較した表を示す。なおサンプル
503本中に異常ネガは33本含まれていた。
【表】
表中、は異常ネガ識別のための特性値とし
て、前述したを用いたものである。
はの特性値に対し彩度の高い色の面積の一本の
ネガフイルムについての平均値()を特性値
として追加したものである。はの特性値に対
し中性色の面積の一本のネガフイルムについての
平均値()を特性値として追加したものであ
る。これらは、が大きければ大きい程カラー
フエリアのあるネガであり、またが小さけれ
ば小さい程異常ネガである可能性が大であること
を利用したものである。 はの特性値とコントラストの一本のネガフ
イルムについての平均値(G)を用いた場合で
あり、異常ネガの場合コントラストが低いことを
利用したものである。 は、、と(G)を用いた
場合である。特性値が3個以上の場合はこれら特
性値の線型結合式が精度がよく、の場合は判定
式として次式を用い、X>0の時異常ネガと判定
したものである。 X=3.65+0.20×−0.03×−0.00
3×−0.08×(G)……(1) 前記表から明らかなようにの場合が一番識別
精度が良くなつていることが理解できる。 また別の特性値として、DMX(W)(=
(DMXB+DMXG+DMXR)/3)やCNT(W)
(=(CNT(B)+CNT(G)+CNT(R)/3)を用い
ることもできる。 さらに別の特性値としては、彩度の高い色の面
積を青、緑、赤の各々の色(B)、(G)、(
)
に分けてもよく、また一本のネガフイルムの中で
カラーフエリアを起すコマが何割あり異常ネガと
推定されるコマが何割あるかを一つの特性値とし
てもよいし、その他最小濃度値、肌色とみなしう
る濃度点の個数等も有効である。さらに上述した
特性値を組み合わせて得られる特性値例えば中性
色領域の最大濃度値や、中性色領域に含まれる平
均濃度値等も有効である。 以上は、異常ネガ識別に用いる特性値の一本の
ネガフイルムについての平均値を用いた場合につ
いて説明して来たが、一本のネガフイルムを前半
分と後半分とに別けて異常ネガを識別した方がよ
い場合がある。というのは、例えば潜像退行を起
した経時ネガでは前半程変質が大きく、またガス
カブリしたネガでも前半程カブリの程度が大きい
からである。 また異常ネガ識別に用いる特性値を隣り合うコ
マで比較し、両コマの特性値が一定差以内なら一
連のネガと見なし、一定差以上になつたとき、そ
れ以前の一連のネガと見なされたコマについての
平均値でもつて異常ネガを識別してもよい。これ
により、一本のネガフイルム全体が異常ネガでな
い場合、部分的に異常ネガと識別することができ
るのでより識別精度がよくなり、好ましいカラー
バランスのプリントを作成することができる。 以上述べてきたように、異常ネガの識別には種
種の特性値を用いることができ、各々の特性値の
一連の原画についての平均値が、あらかじめ定め
られた一定値より大きいか小さいかにより識別す
るか、又は、異常ネガ判定式として一般に次式で
表わされる式を用いることもできる。 X=C0+C1 1+C2 2+…+Cnn ……(2) ただし C0、C1、……Cn:係数 Y1、Y2……Yn:ネガを多数個の微小部分に分
割して測光し、該測光値から求められる特性値
Y1、Y2、……Ynの、一連のネガとみなされる
コマについての平均値 ここで係数C0、C1、……Cnは多数のネガを統
計的手法により解析し求めることができる定数で
ある。(2)式により一連のネガについてXの値を求
め、この値がある一定の値より大きいときあるい
は小さいときにその一連のネガを異常ネガと判定
することができる。 なお判定式(2)の計算値Xは、異常ネガの異常の
程度に近似しているので、この値により写真焼付
露光量の修正の程度をコントロールするのに用い
ることができる。 また、個々のコマの焼付露光量決定の際に、該
コマを含む一連のネガの異常ネガかどうかの判定
結果を、該コマの情報(例えば(2)式を該コマにつ
いて計算した値や彩度の高い色の面積等)でもつ
て修正することもできる。 なお(2)式については、個々のコマについてXの
値を計算し、個々のコマについて異常ネガかどう
かを識別することができる。 さらに個々のコマについて求めたXの値を一連
のネガとみなされるコマについて平均化し、この
値でもつて異常ネガかどうかの識別をすることも
できる。 以上述べたように、本発明の方法によれば、異
常原画と正常な原価とを容易に精度良く識別する
ことができる。 次に本発明を写真焼付装置のための露光判定装
置に実施した態様にてより具体的に説明する。 第3図は露光判定装置の実施例の要部を示すブ
ロツク図である。スキヤナー1によつてカラー写
真フイルムの画面が走査され、カラー写真フイル
ムを透過した透過光(反射光でもよい)が色分解
光学素子によつて青色、緑色、赤色の3色光に分
解される。この3色光は、青色、緑色、赤色用の
受光素子例えばフオトマル2に入つてそれぞれ測
定される。 このフオトマル2の測定信号は、増幅器3で3
色毎に増幅された後、サンプルホールド回路4で
サンプルホールドされる。このサンプルホールド
回路4はスキヤナー制御回路5からのサンプリン
グパルスでサンプルホールドされる。またスキヤ
ナー制御回路5は、スキヤナー1の走査部を制御
しているから、スキヤナー1に同期してサンプル
ホールドが行なわれる。これによりカラー写真フ
イルムの画面に規則正しく並んだ多数の測定点が
得られる。例えばカラー写真フイルムが35mmサイ
ズの場合は、その外周縁を除いた22×34mmの範囲
を対象として、径1mm(カラープリント上では約
3mmとなる)の実点で1mm間隔に走査される。し
たがつて画面は、22×34=748点の測定位置で測
定される。サンプルホールド回路4によつてサン
プリングされた各測定点の青色、緑色、赤色の測
定信号は、対数変換回路6に送られる。この対数
変換回路6で測定信号が対数変換され、青色濃度
B、緑色濃度G、赤色濃度Rが算出される。具体
的には透過率をTとすると log1/T が演算されるのである。 この青色濃度B、緑色濃度G、赤色濃度Rは、
規格化回路7に送られ、フイルムに応じてγ補正
および感度補正される。すなわちフイルムメーカ
ーおよびフイルムの種類によつて露光量対濃度の
関係を示すγ値および感度値が異なつている。し
たがつて同一の被写体を、同一条件で撮影しても
その濃度が異なつたものになる。 そこでフイルムの種類毎にキーを設けておき、
これを操作することによつて、濃度信号に加算器
で一定定数を加えて補正し、しかる後増幅器の利
得を調節して係数倍してγ補正する。これによ
り、同一の被写体に対しては、同一の濃度となる
ように変換される。そして、測定点の青色濃度
B、緑色濃度G、赤色濃度Rがインターフエース
8に送られ、スキヤナ制御回路5からの測定位置
信号で番地が指定されているメモリー9に記憶さ
れる。ネガフイルムの全面が走査された後、メモ
リー9からCPU(中央演算処理装置)10へデー
タの読み出しが行なわれる。 CPUで露光演算用特性値が算出され、例えば
特開昭54−28131号公報に開示された演算式によ
り焼付露光量が決定される。同時に異常ネガ識別
用特性値も算出され、前コマに対し一連のネガか
否かを判定し、一連のネガであると判定されたと
き特性値は加算しておく。一連のネガの最後端で
加算した特性値は平均化され、式(2)により一連の
異常ネガか否かの判定を行う。一連のネガか否か
と式(2)の演算結果は、再び所定のメモリー番地に
記憶される。 フイルム1本分の測定がスプライス検出回路か
らの信号により完了後、一連のネガか否かの判定
結果と式(2)の演算結果がメモリーからCPUに読
み出され、式(2)の結果は焼付露光量の補正量に変
換されて、一連のネガと判定されたネガに対し同
種のカラーコレクシヨン量を与える。 装置がカラープリンターとオフラインになつて
いる場合は、露出量は穿孔テープ、磁気テープに
記録し、これを用いてカラープリンターを制御す
る。 第4図はネガフイルムの透過濃度を測定するた
めのスキヤナーの要部を示す斜視図である。光源
11から出た照明光は、細長のスリツト12を通
つた照明光は、レンズ13を透過して反射ミラー
14に入射する。この反射ミラー14で下方に折
り曲げられた照明光は、レンズ15を透過してカ
ラー写真フイルム16の画面17に達し、約1mm
幅で帯状に画面の幅方向を照明する。 カラー写真フイルム16を透過した帯状の透過
光は、下方に配したスキヤナーミラー18で反射
され、レンズ19を経てスリツト20に達する。
前記スキヤナーミラー18としては、ガルバノメ
ータにミラーを取り付けたもの等が用いられ、第
3図のスキヤナー制御回路5から送られてくるの
鋸歯波状のミラー制御信号で首振りが行なわれ
る。 前記カラー写真フイルム16の画面17のうち
照明されている帯状の部分の画像21はスリツト
20上にこれを直交するように像22が結ばれ
る。スキヤナーミラー18がミラー制御信号によ
つて一定速度で揺動すれば、この像22がスリツ
ト20と直交する方向に移動する。したがつて像
22の一部がスリツト20を透過し、これが一端
から他端に向かつて移動してゆくことになる。 スリツト20を透過した光は、レンズ23を通
つた後ダイクロイツクミラー24,25によつて
赤色光、青色光、緑色光の3色に色分解され、各
フオトマル2a,2b,2cに入射してその光量
が測定される。 前記画面17はスキヤナーミラー18によつ
て、Y方向について走査され、X方向については
画面17を一定ピツチ送ることによつて行なわれ
る。すなわち、スキヤナーミラー18が走査完了
して原点位置に復帰する際に、スキヤナー制御回
路5からパルスモータ制御信号が出力され、パル
スモータ26が一定角度だけ回転される。 このパルスモータ26に、フイルム送りローラ
27が連結されているため、このフイルム送りロ
ーラ27とローラ28との間にカラー写真フイル
ム16が挟まれ、一定距離だけ送られる。このよ
うにしてカラー写真フイルム16の画面17の各
部の濃度情報が測定される。 以上、写真焼付装置のための露光判定装置に実
施した態様に代表させて説明したように、本発明
の方法によれば、異常原画と正常な原画とを容易
に精度よく識別することができ、異常原画と識別
された原画に対して焼付露光量を補正することに
より、よりカラーバランスの良いプリントを得る
ことができる。
て、前述したを用いたものである。
はの特性値に対し彩度の高い色の面積の一本の
ネガフイルムについての平均値()を特性値
として追加したものである。はの特性値に対
し中性色の面積の一本のネガフイルムについての
平均値()を特性値として追加したものであ
る。これらは、が大きければ大きい程カラー
フエリアのあるネガであり、またが小さけれ
ば小さい程異常ネガである可能性が大であること
を利用したものである。 はの特性値とコントラストの一本のネガフ
イルムについての平均値(G)を用いた場合で
あり、異常ネガの場合コントラストが低いことを
利用したものである。 は、、と(G)を用いた
場合である。特性値が3個以上の場合はこれら特
性値の線型結合式が精度がよく、の場合は判定
式として次式を用い、X>0の時異常ネガと判定
したものである。 X=3.65+0.20×−0.03×−0.00
3×−0.08×(G)……(1) 前記表から明らかなようにの場合が一番識別
精度が良くなつていることが理解できる。 また別の特性値として、DMX(W)(=
(DMXB+DMXG+DMXR)/3)やCNT(W)
(=(CNT(B)+CNT(G)+CNT(R)/3)を用い
ることもできる。 さらに別の特性値としては、彩度の高い色の面
積を青、緑、赤の各々の色(B)、(G)、(
)
に分けてもよく、また一本のネガフイルムの中で
カラーフエリアを起すコマが何割あり異常ネガと
推定されるコマが何割あるかを一つの特性値とし
てもよいし、その他最小濃度値、肌色とみなしう
る濃度点の個数等も有効である。さらに上述した
特性値を組み合わせて得られる特性値例えば中性
色領域の最大濃度値や、中性色領域に含まれる平
均濃度値等も有効である。 以上は、異常ネガ識別に用いる特性値の一本の
ネガフイルムについての平均値を用いた場合につ
いて説明して来たが、一本のネガフイルムを前半
分と後半分とに別けて異常ネガを識別した方がよ
い場合がある。というのは、例えば潜像退行を起
した経時ネガでは前半程変質が大きく、またガス
カブリしたネガでも前半程カブリの程度が大きい
からである。 また異常ネガ識別に用いる特性値を隣り合うコ
マで比較し、両コマの特性値が一定差以内なら一
連のネガと見なし、一定差以上になつたとき、そ
れ以前の一連のネガと見なされたコマについての
平均値でもつて異常ネガを識別してもよい。これ
により、一本のネガフイルム全体が異常ネガでな
い場合、部分的に異常ネガと識別することができ
るのでより識別精度がよくなり、好ましいカラー
バランスのプリントを作成することができる。 以上述べてきたように、異常ネガの識別には種
種の特性値を用いることができ、各々の特性値の
一連の原画についての平均値が、あらかじめ定め
られた一定値より大きいか小さいかにより識別す
るか、又は、異常ネガ判定式として一般に次式で
表わされる式を用いることもできる。 X=C0+C1 1+C2 2+…+Cnn ……(2) ただし C0、C1、……Cn:係数 Y1、Y2……Yn:ネガを多数個の微小部分に分
割して測光し、該測光値から求められる特性値
Y1、Y2、……Ynの、一連のネガとみなされる
コマについての平均値 ここで係数C0、C1、……Cnは多数のネガを統
計的手法により解析し求めることができる定数で
ある。(2)式により一連のネガについてXの値を求
め、この値がある一定の値より大きいときあるい
は小さいときにその一連のネガを異常ネガと判定
することができる。 なお判定式(2)の計算値Xは、異常ネガの異常の
程度に近似しているので、この値により写真焼付
露光量の修正の程度をコントロールするのに用い
ることができる。 また、個々のコマの焼付露光量決定の際に、該
コマを含む一連のネガの異常ネガかどうかの判定
結果を、該コマの情報(例えば(2)式を該コマにつ
いて計算した値や彩度の高い色の面積等)でもつ
て修正することもできる。 なお(2)式については、個々のコマについてXの
値を計算し、個々のコマについて異常ネガかどう
かを識別することができる。 さらに個々のコマについて求めたXの値を一連
のネガとみなされるコマについて平均化し、この
値でもつて異常ネガかどうかの識別をすることも
できる。 以上述べたように、本発明の方法によれば、異
常原画と正常な原価とを容易に精度良く識別する
ことができる。 次に本発明を写真焼付装置のための露光判定装
置に実施した態様にてより具体的に説明する。 第3図は露光判定装置の実施例の要部を示すブ
ロツク図である。スキヤナー1によつてカラー写
真フイルムの画面が走査され、カラー写真フイル
ムを透過した透過光(反射光でもよい)が色分解
光学素子によつて青色、緑色、赤色の3色光に分
解される。この3色光は、青色、緑色、赤色用の
受光素子例えばフオトマル2に入つてそれぞれ測
定される。 このフオトマル2の測定信号は、増幅器3で3
色毎に増幅された後、サンプルホールド回路4で
サンプルホールドされる。このサンプルホールド
回路4はスキヤナー制御回路5からのサンプリン
グパルスでサンプルホールドされる。またスキヤ
ナー制御回路5は、スキヤナー1の走査部を制御
しているから、スキヤナー1に同期してサンプル
ホールドが行なわれる。これによりカラー写真フ
イルムの画面に規則正しく並んだ多数の測定点が
得られる。例えばカラー写真フイルムが35mmサイ
ズの場合は、その外周縁を除いた22×34mmの範囲
を対象として、径1mm(カラープリント上では約
3mmとなる)の実点で1mm間隔に走査される。し
たがつて画面は、22×34=748点の測定位置で測
定される。サンプルホールド回路4によつてサン
プリングされた各測定点の青色、緑色、赤色の測
定信号は、対数変換回路6に送られる。この対数
変換回路6で測定信号が対数変換され、青色濃度
B、緑色濃度G、赤色濃度Rが算出される。具体
的には透過率をTとすると log1/T が演算されるのである。 この青色濃度B、緑色濃度G、赤色濃度Rは、
規格化回路7に送られ、フイルムに応じてγ補正
および感度補正される。すなわちフイルムメーカ
ーおよびフイルムの種類によつて露光量対濃度の
関係を示すγ値および感度値が異なつている。し
たがつて同一の被写体を、同一条件で撮影しても
その濃度が異なつたものになる。 そこでフイルムの種類毎にキーを設けておき、
これを操作することによつて、濃度信号に加算器
で一定定数を加えて補正し、しかる後増幅器の利
得を調節して係数倍してγ補正する。これによ
り、同一の被写体に対しては、同一の濃度となる
ように変換される。そして、測定点の青色濃度
B、緑色濃度G、赤色濃度Rがインターフエース
8に送られ、スキヤナ制御回路5からの測定位置
信号で番地が指定されているメモリー9に記憶さ
れる。ネガフイルムの全面が走査された後、メモ
リー9からCPU(中央演算処理装置)10へデー
タの読み出しが行なわれる。 CPUで露光演算用特性値が算出され、例えば
特開昭54−28131号公報に開示された演算式によ
り焼付露光量が決定される。同時に異常ネガ識別
用特性値も算出され、前コマに対し一連のネガか
否かを判定し、一連のネガであると判定されたと
き特性値は加算しておく。一連のネガの最後端で
加算した特性値は平均化され、式(2)により一連の
異常ネガか否かの判定を行う。一連のネガか否か
と式(2)の演算結果は、再び所定のメモリー番地に
記憶される。 フイルム1本分の測定がスプライス検出回路か
らの信号により完了後、一連のネガか否かの判定
結果と式(2)の演算結果がメモリーからCPUに読
み出され、式(2)の結果は焼付露光量の補正量に変
換されて、一連のネガと判定されたネガに対し同
種のカラーコレクシヨン量を与える。 装置がカラープリンターとオフラインになつて
いる場合は、露出量は穿孔テープ、磁気テープに
記録し、これを用いてカラープリンターを制御す
る。 第4図はネガフイルムの透過濃度を測定するた
めのスキヤナーの要部を示す斜視図である。光源
11から出た照明光は、細長のスリツト12を通
つた照明光は、レンズ13を透過して反射ミラー
14に入射する。この反射ミラー14で下方に折
り曲げられた照明光は、レンズ15を透過してカ
ラー写真フイルム16の画面17に達し、約1mm
幅で帯状に画面の幅方向を照明する。 カラー写真フイルム16を透過した帯状の透過
光は、下方に配したスキヤナーミラー18で反射
され、レンズ19を経てスリツト20に達する。
前記スキヤナーミラー18としては、ガルバノメ
ータにミラーを取り付けたもの等が用いられ、第
3図のスキヤナー制御回路5から送られてくるの
鋸歯波状のミラー制御信号で首振りが行なわれ
る。 前記カラー写真フイルム16の画面17のうち
照明されている帯状の部分の画像21はスリツト
20上にこれを直交するように像22が結ばれ
る。スキヤナーミラー18がミラー制御信号によ
つて一定速度で揺動すれば、この像22がスリツ
ト20と直交する方向に移動する。したがつて像
22の一部がスリツト20を透過し、これが一端
から他端に向かつて移動してゆくことになる。 スリツト20を透過した光は、レンズ23を通
つた後ダイクロイツクミラー24,25によつて
赤色光、青色光、緑色光の3色に色分解され、各
フオトマル2a,2b,2cに入射してその光量
が測定される。 前記画面17はスキヤナーミラー18によつ
て、Y方向について走査され、X方向については
画面17を一定ピツチ送ることによつて行なわれ
る。すなわち、スキヤナーミラー18が走査完了
して原点位置に復帰する際に、スキヤナー制御回
路5からパルスモータ制御信号が出力され、パル
スモータ26が一定角度だけ回転される。 このパルスモータ26に、フイルム送りローラ
27が連結されているため、このフイルム送りロ
ーラ27とローラ28との間にカラー写真フイル
ム16が挟まれ、一定距離だけ送られる。このよ
うにしてカラー写真フイルム16の画面17の各
部の濃度情報が測定される。 以上、写真焼付装置のための露光判定装置に実
施した態様に代表させて説明したように、本発明
の方法によれば、異常原画と正常な原画とを容易
に精度よく識別することができ、異常原画と識別
された原画に対して焼付露光量を補正することに
より、よりカラーバランスの良いプリントを得る
ことができる。
第1図は特性値として最大濃度値と大面積透過
濃度値とを用いた場合の異常ネガの識別能力の比
較を示すグラフ(グラフ中×印は異常ネガを、△
印はやや色調不良ネガを、●印は正常なネガを表
わす。)、第2図は一つのネガ画面の持つ赤、緑、
青各濃度のヒストグラム、第3図は露光判定装置
のブロツク図、第4図は同装置のスキヤナーの要
部を示す斜視図である。 1……スキヤナー、2……フオトマル、4……
サンプルホールド回路、5……スキヤナー制御回
路、7……規格化回路、9……メモリー、10…
…CPU。
濃度値とを用いた場合の異常ネガの識別能力の比
較を示すグラフ(グラフ中×印は異常ネガを、△
印はやや色調不良ネガを、●印は正常なネガを表
わす。)、第2図は一つのネガ画面の持つ赤、緑、
青各濃度のヒストグラム、第3図は露光判定装置
のブロツク図、第4図は同装置のスキヤナーの要
部を示す斜視図である。 1……スキヤナー、2……フオトマル、4……
サンプルホールド回路、5……スキヤナー制御回
路、7……規格化回路、9……メモリー、10…
…CPU。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 発色特性が変化したり、蛍光灯やタングステ
ン灯等の人工照明下で撮影した異常原画を識別す
るための方法において、 原画を多数の微小部分に分割し、これらの微小
部分を三色分解測光することで原画内の最大濃度
値を色毎に求め、この各色の最大濃度値の算出を
フイルム1本分の各原画について行い、各原画の
最大濃度値からこれらの平均値を色毎に求め、得
られた各平均値を異常原画識別用特性値として用
い、 この3つの異常原画識別用特性値から決まる平
均色と中性色との差が一定値以上あるときには、
フイルム1本分の全ての原画を異常原画であると
識別することを特徴とする異常原画識別方法。 2 発色特性が変化したり、蛍光灯やタングステ
ン灯等の人工照明下で撮影した異常原画を識別す
るための方法において、 原画を多数の微小部分に分割し、これらの微小
部分を三色分解測光することで原画内の最大濃度
値を色毎に求め、隣接する原画の間で最大濃度値
の差を各毎に求め、全ての差が所定値以下となる
ときに連続した原画であると判定し、この連続し
た各原画の最大濃度値から、これらの平均値を色
毎に求め、得られた各平均値を異常原画識別用特
性値として用い、 この3つの異常原画識別用特性値から決まる平
均色と中性色との差が一定値以上あるときには、
連続した複数の原画の全てを異常原画であると識
別することを特徴とする異常原画識別方法。 3 発色特性が変化したり、蛍光灯やタングステ
ン灯等の人工照明下で撮影した異常原画を識別す
るための方法において、 原画を多数の微小部分に分割し、これらの微小
部分を三色分解測光して多数の濃度値を色毎に求
め、各色の濃度値の全てが所定値以上となる高濃
度画像部を抽出し、この高濃度画像部の平均濃度
値を色毎に算出し、この各色毎の平均濃度値の算
出をフイルム1本分の各原画について行い、 各原画毎に求めた平均濃度値から、これらの平
均値を色毎に求め、得られた各平均値を異常原画
識別用特性値として用い、 この3つの異常原画識別用特性値から決まる平
均色と中性色との差が一定値以上あるときには、
フイルム1本分の全ての原画を異常原画であると
識別することを特徴とする異常原画識別方法。 4 発色特性が変化したり、蛍光灯やタングステ
ン灯等の人工照明下で撮影した異常原画を識別す
るための方法において、 原画を多数の微小部分に分割し、これらの微小
部分を三色分解測光して多数の濃度値を色毎に求
め、各色の濃度値の全てが所定値以上となる高濃
度画像部を抽出し、この高濃度画像部の平均濃度
値を色毎に算出し、この各色毎の平均濃度値の算
出をフイルム1本分の各原画について行い、 隣接する原画の間で平均濃度値の差を色毎に求
め、全ての差が所定値以下となるときに連続した
原画であると判定し、この連続した各原画の平均
濃度値から平均値を色毎に求め、得られた各平均
値を異常原画識別用特性値として用い、 この3つの異常原画識別用特性値から決まる平
均色と中性色との差が一定値以上あるときには、
連続した複数の原画の全てを異常原画であると識
別することを特徴とする異常原画識別方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56096290A JPS57211136A (en) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | Abnormal negative discriminating method |
US06/389,353 US4416539A (en) | 1981-06-22 | 1982-06-17 | Method of locating abnormal originals |
CH3826/82A CH664633A5 (de) | 1981-06-22 | 1982-06-22 | Verfahren zum wahrnehmen eines abnormalen photooriginals. |
DE19823223299 DE3223299A1 (de) | 1981-06-22 | 1982-06-22 | Verfahren zur feststellung von anomalen originalen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56096290A JPS57211136A (en) | 1981-06-22 | 1981-06-22 | Abnormal negative discriminating method |
Publications (2)
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---|---|
JPS57211136A JPS57211136A (en) | 1982-12-24 |
JPH0381141B2 true JPH0381141B2 (ja) | 1991-12-27 |
Family
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Family Applications (1)
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- 1981-06-22 JP JP56096290A patent/JPS57211136A/ja active Granted
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1982
- 1982-06-17 US US06/389,353 patent/US4416539A/en not_active Expired - Lifetime
- 1982-06-22 CH CH3826/82A patent/CH664633A5/de not_active IP Right Cessation
- 1982-06-22 DE DE19823223299 patent/DE3223299A1/de active Granted
Patent Citations (2)
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