JPH0545745A - 写真焼付露光量の制御方法 - Google Patents

写真焼付露光量の制御方法

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JPH0545745A
JPH0545745A JP3200672A JP20067291A JPH0545745A JP H0545745 A JPH0545745 A JP H0545745A JP 3200672 A JP3200672 A JP 3200672A JP 20067291 A JP20067291 A JP 20067291A JP H0545745 A JPH0545745 A JP H0545745A
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color
image
photographic
exposure
density
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JP3200672A
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English (en)
Inventor
Takaaki Satou
恭彰 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/73Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
    • G03B27/735Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原画撮影時の照明によらず、また写真フィル
ム品種に応じた露光条件の設定・切り替えが不要で、し
かも潜像保存の状態による特性劣化、露光系の照明光変
動、露光時の劣化などに対しても、一定品質の写真印画
を安定かつ効率良く生産できる写真焼付露光量制御法を
提供する。 【構成】 写真フィルム上の原画の平均透過光を色分解
して各色の平均測光値を求め、該平均測光値により焼付
露光量を制御する写真焼付露光量の制御方法において、
前記原画を色分解走査して得た各色の画像情報により、
カラーバランスの調整に関する解析・評価を行い、該評
価結果により、前記焼付露光量を適宜補正できるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真フィルムの原画
像を印画紙に焼付処理する際の露光量制御方法に関する
ものである。より詳しくは、写真フィルムの原画を走査
して得た画像情報を解析し、この解析結果により、平均
透過光測光値に基づく露光量を適宜補正して、適正な写
真印画を安定かつ容易に作成する写真焼付露光量の制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な写真撮影において、被写体の青
(B)、緑(G)、赤(R)(以下、それぞれ単にB、
G、Rと記載する)の「3原色の平均反射率は略一定で
ある」ことが経験則として知られている。そこで、従来
の写真焼付装置では、写真原画の「全面積の平均透過濃
度」(LATD)を測定し、測定された平均透過濃度に
基づいて写真焼付の露光量を決定していた(以下、LA
TD法という)。標準的な被写体を撮影したフィルムが
対象であれば、こうした露光量制御方法によって、印画
紙のB、G、R各色感光層に与える露光量を一定値に保
つことによって、カラーバランスの良好な写真印画を作
成することができる。
【0003】ところが、輝度分布や色の分布に固有の偏
りがある被写体の場合(サブジェクトフェリアと呼ばれ
る)、上記したLATD法で、適正な写真印画を得るこ
とは困難となる。このサブジェクトフェリアのうち、被
写体の輝度分布の偏りが顕著なものはデンシティフェリ
ア、色分布の偏りが顕著なものはカラーフェリアと呼ば
れる。
【0004】このうちデンシティフェリアに対して、露
光量を補正する公知技術として、特公昭56−2691
号公報を挙げることができる。これは、写真フィルム上
の原画を走査し、この走査で得られた画像濃度から画像
の領域毎に「位置と濃度の特性値」を求めた後、この特
性値による分類を行ない、予め定められた特性値の関数
によって、当該原画に対する露光量を調整するものであ
る。
【0005】一方、カラーフェリアに対する露光量補正
の公知技術としては、例えば、C.J.Bartleson および
R.W.Huboi著 "Exposure Determination Methods for Co
lorPrinting:The concept of Optimum Correction Leve
l", J.SMPTE, 65,205-215(1956) を挙げることができ
る。この論文では、 標準的な被写体を撮影した写真原画には、LATDに
応じて露光を調節し、印画紙の各色感光層の露光量を一
定値にするフルコレクションが有効 撮影露出が適正な場合のサブジェクトフェリアに対し
ては、LATDにはよらず、一定の光束あるいは露光時
間で露光するノーコレクションが有効 なる旨が記載されている。
【0006】さらに、実際的な妥協点として、 双方の中間的な制御方法であるロワードコレクション
が適当であり、写真印画の全体的な品質から最適なコレ
クションレベルを選択すべきである としている。近年の写真焼付装置は一般に、数段階のコ
レクションレベルを選択できるように構成され、写真原
画を観察するオペレータが、原画毎にコレクションレベ
ルを選択して、カラーバランスを調整するようになって
いる。また、コレクションレベルの選択に際しては、撮
影照明が不適切であったり、潜像退行の影響を受けてい
る原画に対してはフルコレクションが適当であり、被写
体に色の偏りがある場合にはロワードコレクションが適
当とされている。
【0007】また、E.Goll、D.HillおよびW.Severin著
“Modern Exposure Determinationfor Customizing Ph
otofinishing Printer Response”,JAPE,5,93-104(197
9)には、写真原画の平均濃度から計算した色度におい
て、撮影照明の色温度の影響が特定の色相に対して顕著
であるため、色相に着目してコレクションレベルを調整
する露光量決定方法が提示されている。しかしながら、
例えば、蛍光灯下で撮影された写真原画と、緑の芝生を
撮影した写真原画とでは、平均濃度から得られる色度に
大きな差はない。従って、その色相から両者を識別する
ことは困難である。
【0008】このように、平均濃度によるコレクション
レベルの選択は、必ずしも有効とはいえない。同様に、
LATD制御方式の写真焼付装置では、写真原画のB、
G、R各色の濃度変化が、写真フィルムの調子再現特性
と、被写体の色分布の偏り、のいずれに起因するもので
あるかを自動識別することはできない。このため、この
種の焼付装置では、写真フィルムの品種毎に好適な露光
条件を予め設定し、対象となる写真フィルムの品種に応
じて露光条件を切り替えるようにしている。
【0009】しかしながら、近年は写真フィルムの品種
が極めて増加しており、上記のような、品種毎の露光条
件設定や切り替え操作は、写真焼付工程の合理化を阻害
する一大要因になっている。さらに、同一品種の写真フ
ィルムであっても、撮影後のフィルムの保管状態が悪く
て特性劣化をきたしたものについては、事前に設定され
た露光条件では適正なカラーバランスの写真印画が得ら
れない場合もある。こうしたフィルムの存在も、一定品
質の写真印画を安定かつ効率良く生産する上で大きな障
害となっている。
【0010】このような問題に対して、特開昭55―4
6741号公報では、写真フィルムを3原色に色分解し
て走査し、得られた各色の画像濃度に基づき、中性濃度
と2組の2色間濃度差を求め、この中性濃度と2組の濃
度差との関数関係から写真フィルムに固有な値を導き、
露光制御に関連づける方法が提案されている。また、特
開平2―6939号公報では、複数の写真原画を色分解
して走査し、得られた各色の画像濃度の累積密度関数を
求め、この関数に基づいて露光量を決定する方法が提案
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記露
光量決定方法の例では、写真原画のB、G、R各色の濃
度変化が、写真フィルムの調子再現特性と被写体の色分
布のいずれに起因するものであるかは識別できても、原
画毎に異なる撮影照明と被写体の色の分布のいずれに起
因するものであるかは識別できない。従って、不適切な
照明で撮影された写真原画からは、良品質の写真印画を
得ることができないという問題がある。
【0012】また、これらの例では、撮像素子で走査し
て得た画像濃度情報に基づいて露光量を決定している
が、写真フィルムが極めて広い濃度範囲を記録できるの
に対し、CCDに代表される一般の撮像素子は測光のダ
イナミックレンジが狭いという欠点がある。従って、こ
れらの撮像素子によって写真原画の濃度を精度良く安定
に走査し、高い再現性をもって、原画に対する露光量を
決定することは困難である。
【0013】一方、測光系のダイナミックレンジを広く
するには、受光面積の大きな光電変換素子を線状ないし
は面状に配列する必要があり、極めて高価になる。ま
た、撮像素子の外形形状が大きくなれば、結像光学系や
色分解手段を含む撮像系も大規模にならざるを得ないと
いう問題がある。しかも、複数の受光素子の出力を高速
かつ高S/N比で信号処理するには、回路構成が複雑・
高価なものにならざるをえないという欠点がある。
【0014】また、これらの方法は、露光に先立って、
写真原画を前もって走査して露光量を決定する必要があ
るため、走査部と露光部が分離された装置構成となる。
ところが、こうした分離構成は、焼き増しや焼き直しの
場合に、非常な不都合を生じる。即ち、焼き増しや焼き
直しでは、初回焼き付けで得たものと同等の写真印画を
得ることが前提になるため、初回焼き付けに用いた撮像
系を使って、焼き直すべき写真フィルムの原画を再度走
査しなければならない。しかしながら、短尺に切断され
た写真フィルムを連続的に走査し、露光することは容易
でないうえ、走査部と露光部の双方に光源とフィルム搬
送系が必要となる。しかも、写真フィルムの搬送制御が
複雑にならざるを得ないから、これらの方法を実現する
装置は、極めて高価なものになってしまうという問題が
ある。
【0015】さらに、露光系の写真原画に対する照明光
が、光源や光学系の経時変化で変動したり、露光照明時
の輻射熱で写真原画の色素像が劣化することがあるが、
走査部と露光部が空間的、時間的に分離されていては、
これらの変動を検知して露光量を調整することは事実上
不可能である。この結果、初回焼き付けと、焼き増し・
焼き直しでは、写真印画の仕上りが異なってしまうとい
う不具合を生じる。
【0016】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
のであり、原画撮影時の照明によらず、良好な品質の写
真印画が得られる写真焼付露光量制御法を提供すること
を目的としている。また、本発明は、簡潔な装置構成で
ありながら、写真フィルム品種に応じた露光条件の設定
・切り替えが不要で、しかも潜像保存の状態による特性
劣化、露光系の照明光変動、露光時の劣化などに対して
も、一定品質の写真印画を安定かつ効率良く生産できる
写真焼付露光量の制御方法を提供することを目的として
いる。
【0017】さらに、本発明は、簡単で低廉な撮像系に
より写真原画を走査しても、写真原画の露光量を高い再
現性で決定でき、また、容易に焼き増しや焼き直しので
きる写真焼付露光量の制御方法を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めこの発明は、写真フィルム上の原画の平均透過光を色
分解して各色の平均測光値を求め、該平均測光値により
焼付露光量を制御する写真焼付露光量の制御方法におい
て、前記原画を色分解走査して得た各色の画像情報によ
り、カラーバランスの調整に関する解析・評価を行い、
該評価結果により、前記焼付露光量を適宜補正すること
で、被写体の特定色の支配性に関する評価量に基づいて
露光量を補正できるようにしたものである。
【0019】また、前記カラーバランス調整の解析・評
価に、前記各色の平均測光値による評価を組み合わせ
て、高い色分解性能と、広いダイナミックレンジによる
評価を行えるようにしたものである。
【0020】
【作用】写真焼き付け露光装置において、露光用照明光
で照射されたフィルム原画の平均透過光を色分解して各
色の平均測光値を得るとともに、該原画をCCDで色分
解走査して各色の画像情報を得る。まず、各色の平均測
光値をもとに、LATD制御のフルコレクションに対応
する露光量を決定する。
【0021】次に、各色の画像情報を使って、各色の画
像濃度に対応するヒストグラムを求め、その累積密度関
数を算出する。この累積密度関数の逆関数からその相関
係数を求め、原画の特定色の支配性が、フィルム品種、
潜像保存状態、撮影光源などによるものか、あるいは被
写体自体の色分布の偏りによるものであるかを判定する
ための評価量を得る。そして、この評価量を、予め記憶
させたルックアップテーブルなどにより適当なコレクシ
ョンレベルに変換して、先に決めたフルコレクション対
応の露光量を補正し、最終的な露光量として決定する。
【0022】さらに、より精密な評価量として、画像情
報から得た色度あるいは彩度、色相や、平均透過光測光
値から得た色度あるいは彩度、色相を適宜利用する。
【0023】
【実施例】以下、この発明を添付の図面に示す一実施例
に基づいて説明する。図1は写真焼き付け装置の全体構
成を示す原理図である。図において、Fは写真フィルム
で、該写真フィルムFは第1スプール1にセットされ、
所定の搬送経路を経て第2スプール2に巻き取られるよ
うに構成されている。
【0024】写真フィルムFに形成された原画Iは、露
光部3に位置決めされ、光源4から照射され、混合部5
によって均一化された光により照明される。さらに、レ
ンズ6によって写真印画紙P上に光学的に結像され、露
光できるようになっている。ここで、B、G、R各色の
測光フィルタ7a、7b、7cを通して、前記原画Iの
B、G、R各色の平均透過光がフォトダイオード8a、
8b、8cによって受光される。この受光量を光電変換
したB、G、R各色の測光信号は、露光制御部9に供給
された後A/D変換され、後述のように、画像処理部1
1にて、B、G、R各色の平均測光値に基づいて露光量
が決定されるようになっている。
【0025】前記露光部9において、写真フィルムFに
形成された原画Iは、撮像部10によりB、G、Rの各
色に色分解され走査される。撮像部10において得られ
たB、G、R各色の画像信号は画像処理部11に送出さ
れ、A/D変換され所定の形式の画像濃度情報に整形さ
れる。画像処理部11では、このようにして得られた画
像濃度情報から、以降に説明する方法により露光量補正
パラメータが演算され、得られた露光量補正パラメータ
は通信回線12を通して露光制御部9に送信される。
【0026】露光制御部9では、画像処理部11から送
信された露光量補正パラメータに基づいて上記した平均
測光値に基づく露光量を補正する。さらに露光制御部9
ではこうして得られた露光量が、露光部3の上部に配置
されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
の減色式のカットフィルタ13a、13b、13cおよび露光
部3の下部に配置されたシャッタ14の作動時間に変換
される。この作動時間に応じてカットフィルタ13a、13
b、13cおよびシャッタ14が露光光路に挿入され、写
真印画紙Pの各色感光層に与える露光が調整される。こ
の露光の終了後、写真印画紙Pは次の露光に備え所定の
距離だけ搬送されるとともに、次に焼き付けるべき原画
Iを露光部3に位置決めすべく写真フィルムFが搬送さ
れる。
【0027】このようにして、写真フィルムFに形成さ
れた原画Iは順次焼き付け処理が施される。図2は、撮
像部10の内部の構成を示すブロック図である。露光部
3に位置決めされ混合部5によって照明された原画I
は、撮像レンズ24により2次元イメージセンサ20上
に光学的に投影される。2次元イメージセンサ20上に
は、個々の光電変換素子に対応して図3に示されるよう
なストライプ状のB、G、Rの色分解フィルタ21が載
置されており、このストライプに直角の方向に光電変換
素子に蓄積された電荷が順次読み出されるようになって
いる。この結果、2次元イメージセンサ20からは、
B、G、R各色に関する画像信号が混在して出力される
ようになっている。
【0028】このようにして得られる画像信号20a
は、信号処理回路22において、B、G、R各色毎に色
分離され、色分離された画像信号はサンプルホールドさ
れ増幅される。さらに増幅されたB、G、R各色の画像
信号22a,22b,22cは画像処理部11に出力さ
れる。また、駆動回路23からは、2次元イメージセン
サ20を駆動するためのクロック信号23a、上記のよ
うに信号処理回路22において色分離を行なうためのタ
イミング信号23b、画像処理部11においてA/D変
換および画像メモリへの書き込みの制御を行なうための
水平同期信号23cおよび垂直同期信号23dが供給さ
れるようになっている。
【0029】図4は、画像処理部11の詳細な構成を示
している。画像処理部11では、次のような信号処理が
行なわれる。撮像部10から供給される画像信号22
a、22b、22cはアナログスイッチ30によって選
択され、サンプルホールド回路31を経て、A/D変換
器32によりサンプリングされて、デジタル信号に変換
される。アナログスイッチ30における画像信号22
a、22b、22cの切り換えや、A/D変換器32に
おけるサンプリングのタイミングは、撮像部10から出
力される水平同期信号23cと垂直同期信号23dに基
づいて、タイミング制御回路33によって制御されるよ
うに構成されている。
【0030】ここで、サンプリング数は水平走査1回に
付き、B、G、R各色毎に128であり、このようなサ
ンプリングは、1回の垂直走査に対し128回の水平走
査で行われるようになっている。従って、垂直走査1回
に付き、128×128画素のデジタル画像情報が、
B、G、R各色毎に得られるようになっている。なお、
A/D変換は10ビットで処理される。
【0031】デジタル化された画像信号は、ROM等で
構成されるLUT(ルックアップテーブル)34を介し
て濃度値に変換され、画像メモリ35に記憶される。L
UT34には次式(1)で示す変換表が記憶されてい
る。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、XはLUT34に対する入力、Y
はその出力である。またaは、走査部19における撮像
部10の分光特性によって定まる測光濃度を、写真印画
紙の分光感度で決まる焼き付け濃度に変換する定数であ
り、bは撮像における暗電流分を除去するための定数で
ある。前記LUT34には、式(1)の定数a、bに数
種類の数値を代入して求めた複数の変換表が用意され、
CPU36によって予め選択できるようになっている。
選択される変換表は、B、G、R各色毎に必ずしも同一
である必要はない。
【0034】このようにして、128×128画素から
なる10ビットのB、G、R各色の画像濃度情報が画像
メモリ35に記憶される。この画像メモリ35内に記憶
された画像濃度情報を1次画像濃度情報と呼ぶ。なお、
画像メモリ35へ書き込みを行なう際のアドレスは、撮
像部10から出力される水平同期信号23cと垂直同期
信号23dにより、タイミング制御回路33で制御され
る。
【0035】ここで、画像濃度情報において有効な画像
領域は写真フィルムFのフォーマット(画面サイズ)に
よって異なるという問題がある。そこでCPU36は、
写真フィルムFのフォーマットに応じて予め設定された
画像領域を、適当な画素数に丸め込む(簡素化する)処
理を行なう。本実施例では、この丸め込み処理で得られ
る画素数は、写真フィルムFのフォーマットによらず、
16×16画素としている。尚、このような有効な画像
領域と画素数の設定方法については、本願出願人が特開
昭62−260474号公報において提案した方法を用
いればよい。
【0036】ここでいう丸め込み処理として、画像濃度
情報の相加平均を採用すれば、画像信号中のノイズ成分
を軽減させる効果が期待できる。しかしながら、丸め込
み処理は、必ずしも選択された画像領域内の全ての画素
を対象にする必要はなく、演算速度を向上するために、
適度に間引き処理してから相加平均をとったり、所定の
画素数だけ間引くのみで相加平均をとらない方法を採用
してもよい。
【0037】以上のような画像処理によって、写真フィ
ルムFのフォーマットによらず所定の画素数、ここでは
16×16画素からなる第2次画像濃度情報が得られ
る。この第2次画像濃度情報は、メモリ37に格納され
る。次に、画像処理部11における内部処理について説
明する。図5は画像処理部の内部処理のフローチャート
である。
【0038】図5において、まず、ステップ1で画像メ
モリ37からB、G、Rの各色に関する2次元画像濃度
情報を取り出し、変数Xk (i,j) にセットする。ここで
i、jは画素位置、kはB、G、Rの各色を示す。ステ
ップ2では、B、G、R各色の2次元画像濃度情報から
中性色の2次元画像濃度情報D(i,j)が次式(2)の平
均値で計算される。
【0039】
【数2】
【0040】ステップ3では、D(i,j)を用いて領域毎
に特性値D’(m,n) が計算される。ここでmは、例えば
2次元画像濃度情報の上方、下方、右方、左方、中心、
の各位置、全体領域などに対応する指標である。また、
nは、例えば、各領域における最大値、最小値、平均値
などに対応している。例えば、特性値D’(m,n) とし
て、画面左上の9画素について平均値を採用した場合、
m=UL(左上)、n=AVL(平均値)とすれば、
D’は次式(3)のようになる。
【0041】
【数3】
【0042】ステップ4では、該特性値D’(m,n) を用
いて各原画に対する濃度補正値D''が、次に示されるよ
うな線形一次式によって求められる。
【0043】
【数4】
【0044】ここで、α(m,n)は予め定められた係数、
βは定数である。ステップ5では、B、G、R各色に関
する2次元画像濃度情報のヒストグラムfk (s) が計算
される。ここでsは画像濃度を、kはB、G、Rの各色
を示す。図6は、このステップ5で得られるヒストグラ
ムの一例を示している。この図において横軸は画像濃度
s、縦軸はその頻度fを示す。
【0045】このようにして得られるヒストグラムは、
一般的な被写体を撮影した画像の場合には撮影照明の色
温度や写真フィルムの品種によらず単峰的な形状の分布
となる(図6a)。 夜間にストロボ撮影された画像では、濃度の出現比率が
高濃度側と低濃度側にほぼ2分されて偏在するため、
B、G、Rの全ての色に対するヒストグラムが双峰的に
なる(図6b)。
【0046】また、被写体において特定色(例えばG)
が支配的なカラーフェリアの場合、その色(例えばG)
に関しては濃度の出現比率は高い濃度と低い濃度にほぼ
2分されるため、双峰的な形状の分布となり、他の色
(例えばB、R)に関しては単峰的な形状となる(図6
c)。 このように、B、G、R各色の2次元画像濃度情報のヒ
ストグラムを解析すればカラーフェリアについては選択
的に露光量を補正することができる。以下のステップで
は、その解析方法の一例を示す。
【0047】ステップ6では、上記のヒストグラムから
この原画のB、G、Rの各色に関する2次元画像濃度情
報の累積密度関数CDFk s)が次式(5)によって求め
られる。
【0048】
【数5】
【0049】図7は、このようにして得られた累積密度
関数の一例を示している。この図において横軸は画像濃
度s、縦軸はその累積密度関数CDFを示す。ここで累
積密度関数CDFの最大値は2次元画像濃度情報の画素
数256(16×16画素)である。このようにして得
られる累積密度関数は、図6aに対応する一般的な被写
体を撮影した画像の場合(図7a)や、図6bに対応す
る夜間にストロボ撮影された画像の場合(図7b)で
は、B、G、R各色がほぼ同様の傾向を示す。
【0050】一方、図6cに対応する被写体において特
定色(例えばG)が支配的なカラーフェリアの場合(図
7c)には、その特定色(例えばG)に関しては特異な
傾向を示す。このような傾向、即ち、被写体における特
定色の支配性は、B、G、R各色の累積密度関数の逆関
数について、各色間の相関を求めることによって定量的
に評価することができる。式(4)および図から明らか
なように、この累積密度関数は任意のsに対して連続で
あり、かつ単調増加関数である。従って容易に逆関数を
求めることができる。
【0051】ステップ7では、上記の2次元画像濃度情
報の累積密度関数から、その逆関数、さらに、ステップ
12では、個々の原画に対応するB、G、Rの各色に関
する累積密度関数から逆関数値Uk (l) が次式(6)で
求められる。
【0052】
【数6】
【0053】ここでl は、予め定められた複数の累積密
度関数値であり、最小値1から最大値である2次元画像
濃度情報の画素数256を超えない数値の全てであって
よい。但し、後の処理を軽減するために、例えば、8の
倍数、8、16、24、 ・・・、248といった値をとる
ようにしてもよい。ステップ8では、このようにして求
めたB、G、R各色の累積密度関数の逆関数値の列か
ら、各色間の相関係数を次式(7)により導出する。
【0054】
【数7】
【0055】ここで、CCBG、CCGR、CCRBは、それ
ぞれ累積密度関数の逆関数列についてのBG、GR、R
Bの各色間の相関係数、Covは共分散、Varは分散
を示す。このようにして求めた相関係数は、累積密度関
数のB、G、R各色間の形状の差異を反映している。例
えば、図7aに対応する一般的な被写体を撮影した画像
や、図7bに対応する夜間にストロボ撮影された画像の
場合、3つの相関係数はほぼ同様の値を示す。
【0056】ところが、図7cに対応する被写体のよう
に、特定色(例えばG)が支配的なカラーフェリアの場
合(図7c)には、その特定色(例えばG)と他色の相
関係数CCBG、CCGRは他の相関係数CCRBに比べて小
さな値を示す。従って、上記したような被写体における
特定色の支配性を、例えば、これら3つの相関係数の最
小値を評価量として、判定することができる。また、3
つの相関係数のすべてが極めて小さな値をとる場合に備
えて、最大値と最小値の差を評価量とする方法を用いて
もよい。ここでは、後者の例を採用することにする。
【0057】ステップ9では、上記したような被写体の
特定色の支配性に対する評価量CDを、次式(8)によ
り求める。
【0058】
【数8】
【0059】ステップ10では、以上のようなB、G、
R各色の2次元画像濃度情報の解析に基づいて、露光制
御部9における露光量の補正に関わるコレクションレベ
ルCLを決定する。この値は、CDの1次あるいは数次
線型関数で与えてもよいが、例えば非線形変換も可能と
なるように、CDによって参照可能なルックアップテー
ブル(LUT)によって決定してもよい。ここでは、後
者の例に従う。
【0060】
【数9】
【0061】図8は、このLUTの一例である。図8に
おいて、横軸は特定色の支配性の評価量CD、縦軸はコ
レクションレベルCLを示している。ここで、コレクシ
ョンレベルの値は0から1の範囲となるが、0で補正な
し、1で最大限の補正を加えるようになっている。一般
に、約9割の画像はカラーバランスを調整するための露
光量の補正は不要であるから、CLの値はこれに準ずる
多くの場合において0となるように設定される。なお、
このルックアップテーブルは、処理に先立って画像処理
部11のメモリ37に記憶されるが、図示しない操作部
ないし補助記憶部から入力して、適宜調整してもよい。
【0062】なお、ここでは、特定色の支配性に関して
1種類の評価量からCLを決定したが、さらに多くの種
類の評価量からCLを決定してもよい。この場合、評価
量としては、標準的な画像あるいは多数の画像のB、
G、R各色の2次元画像濃度情報の平均値から求めた標
準色度(X0 、Y0 )と、当該画像のB、G、R各色の
2次元画像濃度情報の平均値から求めた色度(X、Y)
との比較から求めるものが一例として挙げられる。色度
(X、Y)は例えば次式(10)により求められる。
【0063】
【数10】
【0064】ここで、b、g、rはB、G、R各色の2
次元画像濃度情報の平均値を示す。さらに、この色度に
基づく特定色の支配性に関する評価量としては、次式
(11)に示される彩度SAT、色相HUEが挙げられ
る。
【0065】
【数11】
【0066】上記のように、被写体における特定色の支
配性は、2次元画像濃度情報の統計量で評価できるか
ら、個々の画素については必ずしも高い精度を必要とし
ない。従って、原画走査の撮像系にCCDイメージセン
サに代表される低廉な素子を用いることができ、また信
号処理も簡易な回路を使用できる。一般に、平均透過光
の測光では、受光面積の大きな測光素子を使用でき、充
分大きなダイナミックレンジを得ることができる。この
ため、狭帯域の分光透過率特性を有する色分解フィルタ
を用いることができ、しかも濃度を広い範囲に渡って正
確に測定することができる。従って、上記した2次元イ
メージセンサから得られる2次元画像濃度情報に比し
て、色分解性能、精度ともに有利な信号が得られる。
【0067】そこで、上記した各色の2次元画像濃度情
報の平均値に基づく評価に加えて、フォトダイオード8
a、8b、8cの平均透過光の測光値(濃度)を用いて
評価することにより、色分解性能と精度の両面におい
て、正確な評価量を得ることができる。この時、2次元
画像濃度情報の平均値を合わせて用いてもよいことはも
ちろんである。この場合、測光値は露光制御部9より通
信回線12を介して画像処理部11に供給されることに
なる。
【0068】また、評価量としては、標準的な画像ない
しは多数の画像のB、G、R各色の平均透過光測光値
(濃度)から標準色度(X0 、Y0)を求め、当該画像
のB、G、R各色の平均透過濃度情報から求めた色度
(X、Y)と比較すればよい。但し、色度(X、Y)は
上記式(10)で与えられる。さらに、この色度に基づ
く特定色の支配性に関する評価量としては、式(11)
に示される彩度SAT、色相HUEが挙げられる。
【0069】このようにして求められた複数の特定色の
支配性に関する評価量から、露光量の補正に関わるコレ
クションレベルCLを決定することになる。この決定
は、次式(12)に従う。
【0070】
【数12】
【0071】ここで、gは関数、Pi (i=1,2,3,・・・,
N)は複数の特定色の支配性に関する評価量を示してい
る。この関数は、N次元空間からの1次元空間への線形
もしくは非線形写像であってもよいし、論理式であって
もよい。このように、複数の特定色の支配性に関する評
価量を用いる方法は、露光量の補正に関わるコレクショ
ンレベルCLの信頼性と精度の向上を図る上で有効であ
る。
【0072】以上のようにして得られた濃度補正値D''
とCLは露光制御部9に通信回線12を通して送信さ
れ、写真焼き付け露光量の補正に用いられる。次に、露
光制御部9における写真焼き付け露光量の最終的な決定
方法について説明する。写真焼き付け露光量は次式(1
3)に従って決定される。
【0073】
【数13】
【0074】ここで、Ek はB、G、Rの各色の露光量
(露光時間の対数値)、LATDk は、露光部3におい
てフォトダイオード8a、8b、8cで検出した焼き付
け用原画からの平均透過光測光値(濃度)、LATD0k
は標準原画からの平均透過光測光値(濃度)、Ck は画
像処理部11から送信されたコレクションレベルに基づ
く補正量、D''は画像処理部から送信された濃度補正
値、E0kは標準原画に対して設定された露光量(露光時
間の対数値)、kはB、G、Rの各色を示す。
【0075】ここで、補正量Ck は、コレクションレベ
ルCLを用いて次式(14)によって求められる。
【0076】
【数14】
【0077】ただし、ND、ND0 はそれぞれLATD
k 、LATD0kのB、G、Rに関する平均値である。式
(14)の右辺において、括弧内は相対的に高い濃度成
分については高い値となり、相対的に低い濃度成分につ
いては低い値となる。従って、式(13)により、例え
ば緑の木立を背景にして撮影された原画に対しては、写
真印画紙のG感光層への露光量が減じれられてマゼンタ
の発色が抑制されるため、カラーバランスが良好に整え
られる。
【0078】なお、通常の写真焼付け露光では、上記の
ような場合はむしろ例外的で、多くの場合、CLの値は
0、即ち露光量は補正されず、大半の原画がフルコレク
ションで露光される。従って、撮影照明の色温度や写真
フィルムの品種による特性の差の影響をほとんど受けな
い写真印画を得ることができる。上記において、LAT
0kは標準原画からの平均透過光測光値(濃度)とした
が、この値は標準的な画像あるいは多数の画像のB、
G、R各色の平均透過光測光値(濃度)から求めてもよ
い。
【0079】このようにして、露光量は原画の平均透過
光測光値に基づいて求められ、被写体における特定色の
支配性を考慮して求められたコレクションレベルに基づ
いて選択的に補正される。なお、原画Iの平均透過光は
露光時に測光される。このため、露光系における照明光
の変動や露光時の画像劣化による濃度変化をほぼリアル
タイムに検出して、露光量を調整できるから、これらの
悪影響を大幅に軽減できる。従って、最終的には、被写
体における特定色の支配性および露光時の様々な変動を
考慮した最適な露光量を得ることができる。
【0080】また、B、G、Rの各色毎に原画の平均透
過光の測光には受光面積の大きな測光素子を用いること
ができる。これにより、測光において充分なダイナミッ
クレンジが得られ、広い濃度範囲に渡って画像を記録可
能な写真フィルムFに形成された原画Iの濃度を、精度
良く安定して測定し、高い再現性をもって写真原画に対
する露光量を求めることができる。
【0081】さらに、この測光は露光段階において独立
して行なうため、焼き直しを行なう際に再度走査段階を
経る必要はない。この場合、初回の焼き付けにおいて用
いられた濃度補正値と補正量を、例えば、写真印画の裏
面に記録し、焼き増しや焼き直しの際にはこれらの値に
対応する補正を、露光制御部9に入しておけば、初回焼
き付け時に得られた写真印画と同等の写真印画が得ら
れ、さらに必要とする補正を入力すれば簡単に焼き直し
を行なうことができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、写真
フィルム上の原画の平均透過光を色分解して各色の平均
測光値を求め、該平均測光値により焼付露光量を制御す
る写真焼付露光量の制御方法において、前記原画を色分
解走査して得た各色の画像情報により、カラーバランス
の調整に関する解析・評価を行い、該評価結果により、
前記焼付露光量を適宜補正することを特徴としているの
で、被写体の特定色の支配性に関する評価量に基づいて
露光量を補正することができる。
【0083】また、前記カラーバランス調整の解析・評
価に、前記各色の平均測光値による評価を組み合わせた
ことを特徴としているので、高い色分解性能と、広いダ
イナミックレンジによる精密な評価を得ることができ
る。この結果、撮影照明の色温度や写真フィルムの品種
による特性の差の影響をほとんど受けずに、写真印画を
得ることができる。即ち、写真フィルムの品種毎に露光
条件を予め設定し、焼き付けるべき写真フィルムの品種
に応じて設定した露光条件を切り替えることなく、露光
量の決定を適正に行なうことができ、写真焼き付け工程
の高精度化と高速化を同時に実現することができる。
【0084】また、露光量は原画の平均透過光測光値で
求め、この露光量を2次元画像濃度情報の統計量で選択
的に補正するようにしているため、簡易で低廉な撮像系
で写真原画の走査を行なっても、高い再現性で写真原画
に対する露光量を決定でき、しかも露光系の照明光の変
動や露光時の画像劣化があっても、一定品質の写真印画
を安定して生産、さらには、容易に焼き直しを行なうこ
とができるという優れた効果を奏する。
【0085】また、ハードウエア的には、平均透過濃度
を測定して露光量を決定ように構成された従来装置に、
撮像部を付加するだけでよく、最小限の経済的負担で工
程の大巾な改良を図ることができる。しかも、従来の写
真焼き付け装置の機能をそのまま継続して利用すること
もできる。従って、写真フィルムの特性の変動や品種の
増大によらず、また、同時プリント、焼き増し、焼き直
しを問わず、一定の品質の写真印画を安定的に生産する
ことができ、写真処理工程の大巾な合理化、効率化を進
めることができるという、多大な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼き付け装置の全体構成を示す原理図であ
る。
【図2】撮像部の内部構成を示すブロック図である。
【図3】色分解フィルタの原理構成図である。
【図4】画像処理部の詳細な構成を示す説明図である。
【図5】画像処理部の内部処理のフローチャートであ
る。
【図6】各色の画像濃度とその出現頻度を示すヒストグ
ラムである。
【図7】各種画像情報における各色の画像濃度のヒスト
グラムに対する累積密度関数である。
【図8】露光量の補正に関わるコレクションレベルを決
定するルックアップテーブルの例である。
【符号の説明】 1 第1スプール 2 第2スプール 3 露光部 4 光源 5 混合部 6 レンズ 7a,7b,7c フィルタ 8a,8b,8c フォトダイオード 9 露光制御部 10 撮像部 11 画像処理部 12 通信回線 13a,13b,13c カットフィルタ 14 シャッタ 20 CCD 20a 画像信号 21 色分解フィルタ 22 信号処理回路 22a,22b,22c 画像信号 23 駆動回路 23a クロック信号 23b タイミング信号 23c 水平同期信号 23d 垂直同期信号 24 撮像レンズ 30 アナログスイッチ 31 サンプルホールド回路 32 A/D変換器 33 タイミング制御回路 34 LUT(ルックアップテーブル) 35 画像メモリ 36 CPU 37 メモリ F 写真フィルム P 写真印画紙 I 原画

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルム上の原画の平均透過光を色
    分解して各色の平均測光値を求め、該平均測光値により
    焼付露光量を制御する写真焼付露光量の制御方法におい
    て、前記原画を色分解走査して得た各色の画像情報によ
    り、カラーバランスの調整に関する解析・評価を行い、
    該評価結果により、前記焼付露光量を適宜補正すること
    を特徴とする写真焼付露光量の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記カラーバランス調整の解析・評価
    に、前記各色の平均測光値による評価を組み合わせたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の写真焼付露光量の制御
    方法。
JP3200672A 1991-08-09 1991-08-09 写真焼付露光量の制御方法 Pending JPH0545745A (ja)

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