JPH038067Y2 - - Google Patents

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JPH038067Y2
JPH038067Y2 JP14360185U JP14360185U JPH038067Y2 JP H038067 Y2 JPH038067 Y2 JP H038067Y2 JP 14360185 U JP14360185 U JP 14360185U JP 14360185 U JP14360185 U JP 14360185U JP H038067 Y2 JPH038067 Y2 JP H038067Y2
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rotor
stator
vacuum motor
joint
shaft
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JP14360185U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は真空内で使用される真空内モータにお
いて、ロータ部及びステータ部を気密にするキヤ
ン装置に関する。
〔従来技術と問題点〕 半導体装置の製造等のため真空内で使用される
真空内モータは、内部に装着されているステータ
の巻線、ロータ、モールド樹脂あるいは永久磁石
等から生じるガスを外部に洩出させないように、
ロータ部分を密閉するロータキヤン及びステータ
部分を密閉するステータキヤンが設けられてい
る。
第3図はかかるロータキヤン及びステータキヤ
ンを真空内モータに配設した従来例の断面図であ
る。機枠30にシヤフト31が回転可能に支承さ
れており、シヤフト31にヨーク及び永久磁石か
らなるロータ32が取り付けられている。このロ
ータ32に対応するステータ33は前記機枠30
側に取り付けられており、これらのロータ32及
びステータ33を外部から遮断するロータキヤン
34及びステータキヤン35が設けられている。
これらのキヤン34,35はいずれも均一の肉厚
の円筒体からなり、ロータキヤン34は両端部が
シヤフト31に取り付けられたフランジ36,3
7の外周面に溶接によつて接合され、ステータキ
ヤン35は前記機枠30の内面に溶接によつて接
合されるようになつている。そして、このロータ
キヤン34及びステータキヤン35はロータ32
とステータ33との間の磁気的空隙及び機械的空
隙を小さくする必要があるため、できる限り肉薄
に成形されている。
しかしながら、これらのキヤン34,35が肉
薄であると、溶接時の熱による熱応力がキヤンの
中央部分に伝達されて熱歪み、熱変形等の悪影響
が生じる。又、キヤン自体の強度も小さく、小さ
な外力でも変形するため取扱いが難しいと共に、
気密を保ち難く、レーザ、電子ビーム等の特殊な
接合を必要としている。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情を考慮してなされ、溶接の際
の熱影響が中央部分に伝達されることなく、強度
が向上し、しかも磁気的空隙、機械的空隙を大き
くすることのない真空内モータのキヤン装置を提
供することを目的としている。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案による真空内
モータのキヤン装置は、ロータキヤン及びステー
タキヤンの両端の接合部を中央部分よりも厚肉に
形成して溶接時の熱影響を排除し、且つ強度を向
上させ、さらに一端側の接合部を他端側の接合部
と反対側に隆起させて磁気的空隙及び機械的空隙
の拡大を防止したことを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本考案による真空内モータのキヤン装置
の実施例を添付図面を参照して具体的に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の断面図である。左
右のブラケツト2,3によつて機枠1が形成さ
れ、この機枠1内にシヤフト4が挿入されてい
る。このシヤフト4は軸受5によつて支承されて
回転可能となつており、このシヤフト4にモータ
側ロータ6と検出部ロータ7とが所定の間隔で取
り付けられている。モータ側ロータ6はシヤフト
4に嵌められるリング状のヨーク6a及びこのヨ
ーク6aの外面に接着される永久磁石6bからな
つている。このモータ側ロータ6の左側及び前記
検出部ロータ7の右側には下端部がシヤフト4に
接合されたフランジ9,10が設けられ、さらに
肉薄円筒状のロータキヤン11がこれらを被覆す
るように被せられ、両端部がフランジ9,10に
溶接によつて接合されている。従つて、ロータキ
ヤン11及び左右のフランジ9,10によつてロ
ータ部が密閉可能となつており、かかる密閉を行
うため、左側のフランジ9には封じ口12が挿入
されている。
前記機枠1にはロータ部のモータ側ロータ6に
対応したモータ側ステータ13及び検出部ロータ
7に対応したモータ側ステータ14が取り付けら
れ、これらの間にシールド板15が介在してい
る。そして、これらによつて構成されるステータ
部を被うステータキヤン16が取り付けられてい
る。このステータキヤン16は前記ロータキヤン
11よりも若干、大径の肉薄円筒体からなり、両
端部が左右のブラケツト2,3の内面に溶接され
ることでステータ部を気密に保つようになつてい
る。この気密を行うため、機枠1には封じ口17
が取り付けられている。なお、モータ側ステータ
13及び検出部ステータ14の口出し線は機枠1
に嵌る込まれたハーメチツク端子18に接続され
ている。
このように構成された真空内モータにおいて、
前記ロータキヤン11及びステータキヤン16は
いずれも両端の接合部が中央部分よりも厚肉とな
るように成形されている。第2図はかかる状態を
示す断面図である。ロータキヤン11の両端の接
合部の内、左側のフランジ9に溶接される接合部
11aはロータ6側、すなわち内側に隆起して厚
肉となつており、右側のフランジ10に溶接され
る接合部11bは機枠側、すなわち外側に隆起し
ている。又、ステータキヤン16の両端の接合部
の内、左側のブラケツト3に溶接される接合部1
6aはロータ側、すなわち内側、に隆起して厚肉
となつており、右側のブラケツトに溶接される接
合部16bは機枠側、すなわち外側、に隆起して
厚肉となつている。すなわち、これらのキヤン1
1,16の一端側の接合部は他端側の接合部と反
対方向に隆起するように厚肉に形成される構造と
なつている。このようにキヤン11,16の両端
の接合部を中央部分よりも厚肉に形成すること
で、キヤン11,16の全体の強度が向上すると
共に、フランジ又は機枠への溶接の際に溶接時の
熱応力が中央部分、すなわち、ロータ6とステー
タ13との空隙部、に伝達されないから、熱歪
み、熱変形が防止される。又、両端の接合部を反
対側に隆起させることでロータキヤン11とステ
ータキヤン16との磁気的空隙、機械的空隙が大
きくならないから、モータ特性にも影響を与える
ことがない。ここで、ロータキヤン11の左端側
の接合部11aはロータ6aの永久磁石6bの端
面に当接されており、ロータキヤン11の軸方向
の位置決めが容易となつている。又、ステータキ
ヤン16の右端側の接合部16bは前記検出部ロ
ータ14の端面に当接されて、ステータキヤン1
6の軸方向の位置決めが容易となつている。
なお、上記実施例ではロータキヤン11、ステ
ータキヤン16の左端側の接合部が内側に隆起
し、右端側の接合部が外側に隆起しているが、こ
の逆方向に隆起させてもよい。
〔考案の効果〕
以上のとおり、本考案によると、ロータキヤン
及びステータキヤンの一端側の接合部と他端側の
接合部とが反対側に隆起するように厚肉に形成し
たから、強度が向上して変形が防止されると共
に、溶接時の熱影響が中央部分まで伝達すること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される真空内モータの断
面図、第2図は本考案の一実施例の断面図、第3
図は従来装置の断面図である。 1……機枠、4……シヤフト、6……ロータ、
9,10……フランジ、11……ロータキヤン、
11a,11b……接合部、13……ステータ、
16……ステータキヤン、16a,16b……接
合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 真空内モータのシヤフトに取り付けられたフ
    ランジに両端部が接合されてロータ部を気密に
    するロータキヤンと、前記シヤフトを回転可能
    に支承する機枠に両端部が接合されてステータ
    部を気密にするステータキヤンとからなり、前
    記ロータキヤン及びステータキヤンの一端側の
    接合部と他端側の接合部とが反対側に隆起する
    ように厚肉に形成されていることを特徴とする
    真空内モータのキヤン装置。 2 ロータ部側に隆起した接合部が前記ロータキ
    ヤンの位置決め基準となつている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の真空内モータのキヤン
    装置。 3 ステータ部側に隆起した接合部が前記ステー
    タキヤンの位置決め基準となつている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の真空内モータのキ
    ヤン装置。
JP14360185U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH038067Y2 (ja)

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JP14360185U JPH038067Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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JP14360185U JPH038067Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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JPS6251942U JPS6251942U (ja) 1987-03-31
JPH038067Y2 true JPH038067Y2 (ja) 1991-02-27

Family

ID=31053437

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JP14360185U Expired JPH038067Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6485250B2 (en) * 1998-12-30 2002-11-26 Brooks Automation Inc. Substrate transport apparatus with multiple arms on a common axis of rotation
JP4543132B2 (ja) * 2000-05-09 2010-09-15 多摩川精機株式会社 真空モータ用センサ
JP2001339920A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Tamagawa Seiki Co Ltd 真空モータ
JP2013038964A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Ulvac Japan Ltd 位置検出器および真空モータ

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JPS6251942U (ja) 1987-03-31

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