JPH06233493A - モータの製造方法 - Google Patents

モータの製造方法

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JPH06233493A
JPH06233493A JP1906293A JP1906293A JPH06233493A JP H06233493 A JPH06233493 A JP H06233493A JP 1906293 A JP1906293 A JP 1906293A JP 1906293 A JP1906293 A JP 1906293A JP H06233493 A JPH06233493 A JP H06233493A
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JP
Japan
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bearing
motor
housing
motor housing
rotor assembly
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1906293A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomasa Fujiwara
直応 藤原
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉形のモータにおけるロータアッセンブリ
をモータハウジング内に組み付ける際、容易に且つ良好
に組み付け得ると共に、ハウジング内への水分や異物の
混入を防止し得るモータの製造方法を提供する。 【構成】 モータハウジング4の端部における軸受用凹
部4aの壁部に空気抜き孔4bを穿設し、回転軸、軸受
等を組み付けたロータアッセンブリ10をモータハウジ
ング4内に挿入すると共に、端部の軸受11を軸受用凹
部4aに嵌入し、ロータアッセンブリ10をモータハウ
ジング4内の定位置に装着した後、空気抜き孔4bを閉
鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータ等の密
閉形のモータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステップモータ等のモータハウジング内
が密閉された構造のモータを製造する場合、通常、回転
軸、軸受等を組み付けたロータアッセンブリをモータハ
ウジング内に挿入し、その端部の軸受は、モータハウジ
ングに設けられた軸受用凹部内に嵌入される。しかし、
この軸受用凹部は、通常、軸受の外径と略同じ内径を持
つように形成され、軸受はその凹部内に気密状に圧入す
るように装着されるため、嵌入時にはその凹部が密閉状
態となり、軸受を嵌入するために非常に大きな荷重を必
要とし、また、内部の気圧が非常に増大した場合、軸受
を所定の位置にまで嵌入することができなくなる等の問
題があった。
【0003】そこで、従来、実開昭60−153647
号公報により、軸受と軸受を嵌入するハウジングの凹部
との間に空気抜き通路を形成し、ロータアッセンブリの
軸受を容易に圧入し得るようにしたモータが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、密閉形のモー
タハウジング内にロータアッセンブリを挿入する場合、
回転軸の突出部側つまりモータハウジングの挿入開口部
側に軸受支持部を嵌込む際にも、ハウジング内が気密状
態となる。このため、ロータアセンブリ装着時の圧入荷
重を低減するために、軸受と軸受支持部との間に外気と
連通する空気抜き通路を設ける必要があり、このような
空気抜き通路を設けた場合、その空気抜き通路を通し
て、水分や異物がモータハウジング内に侵入し、各種の
不具合が生じる恐れがあった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、密閉形のモータにおけるロータアッセン
ブリをモータハウジング内に組み付ける際、容易に且つ
良好に組み付け得ると共に、ハウジング内への水分や異
物の混入を防止し得るモータの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために、本発明のモ
ータの製造方法は、モータハウジング内が密閉された構
造のモータを製造する製造方法において、モータハウジ
ングの端部における軸受用凹部の壁部に空気抜き孔を穿
設し、回転軸、軸受等を組み付けたロータアッセンブリ
をモータハウジング内に挿入すると共に、端部の軸受を
軸受用凹部に嵌入し、ロータアッセンブリをモータハウ
ジング内の定位置に装着した後、空気抜き孔を閉鎖する
ように構成される。
【0007】
【作用・効果】モータを製造する場合、モータハウジン
グ内にステータコア、ボビン、ステータコイル等を組み
付け、一方、回転軸には磁極片及び両側の軸受等を予め
組み付けてロータアッセンブリを製作しておく。そし
て、ロータアッセンブリをモータハウジングの挿入開口
部側からハウジング内に挿入すると共に、端部の軸受を
ハウジング内の軸受用凹部に嵌入し、ロータアッセンブ
リをモータハウジング内の定位置に装着する。この軸受
を軸受用凹部に嵌入する際、回転軸から軸受に荷重をか
けて圧入するが、軸受用凹部内の空気は空気抜け孔を通
して外側に排気されるため、軸受を所定の位置に容易に
圧入することができる。
【0008】また、このとき同時に、回転軸突出側(前
部側)の軸受支持部が、ハウジングの挿入開口部に気密
状に嵌入されるが、挿入当初にはハウジング内の空気も
空気抜き孔を通して排気され、そして、軸受がハウジン
グ内の軸受用凹部内に嵌入するため、ハウジング内の気
圧を増大させずに、つまり大きな圧入荷重をかけずに挿
入することができ、ロータアッセンブリは定位置に容易
に組み付けられる。その後、空気抜き孔は、接着剤等に
より気密状に閉鎖される。このため、モータハウジング
内への水分や異物の混入を防止し、錆などの発生を防止
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明を適用したハイブリット型ス
テップモータの断面図を示している。先ず、このステッ
プモータの概略を説明すると、1はステータで、所定の
形状に打ち抜かれたケイ素鋼板を積層して形成されたス
テータコア2に、二分割して成形された合成樹脂製のボ
ビン5を組み付け、ボビン5の内側でステータコア2の
各突極にコイル3を巻装して構成される。
【0011】ステータコア2には、例えば8個のスロッ
ト及びそれと同数の突極がその内側に形成され、突極の
先端に極歯が設けられる。ステータ1の周囲は合成樹脂
によってモールドされ、その合成樹脂がモータのモータ
ハウジング4を形成する。
【0012】モータハウジング4は上部(前部)に挿入
開口部を有したカップ状に形成され、ハウジング内の下
端部(底部)には軸受11を嵌入するための軸受用凹部
4aが形成される。この軸受用凹部4aは、軸受11の
外径と略同じ内径を有し、軸受が密に嵌着可能である。
また、モータハウジング4の底部における軸受用凹部4
aの壁部には、外気と連通させるための空気抜き孔4b
が穿設される。
【0013】一方、ステータ1を装着したモータハウジ
ング4内には、後述のロータアッセンブリ10が挿入開
口部から挿入され、定位置に装着される。
【0014】ロータアッセンブリ10は、回転軸9と、
回転軸9の外周に固定された永久磁石7と、永久磁石7
の両側に固定され多数の歯部を有する2個の磁極片8
と、回転軸9の端部に嵌着された軸受11と、回転軸9
の突出側(前部)に嵌着された軸受12及び前カバー板
14とから構成される。
【0015】軸受11はスペーサ6を介して回転軸9に
嵌着され、前フレーム板14はその中央の軸受支持部1
4aに、軸受12を固定環15のねじ込みによって固定
し、軸受12がスペーサ6を介して回転軸9に嵌着され
る。なお、前カバー板14の軸受支持部14aの外周部
にはシール材16が嵌着され、モータハウジング4の前
フランジ部の前面にシール材17が嵌着され、モータハ
ウジング4と前カバー板14間をシールする。さらに、
モータハウジング4の軸受用凹部4a内には板ばね状の
スペーサ18が配設される。
【0016】上記構成のステップモータを製造時に組立
てる場合、先ず、ステータ1の外周部を合成樹脂により
カップ状にモールドしてモータハウジング4を形成し、
一方、回転軸9には、上記のように永久磁石7、磁極片
8、軸受11、12及び前カバー板14を組み付けてロ
ータアッセンブリ10を製作する。
【0017】そして、図2に示すように、ロータアッセ
ンブリ10をモータハウジング4の挿入開口部側からハ
ウジング内に挿入すると共に、端部の軸受11をハウジ
ング4内の軸受用凹部4aに嵌入して、ロータアッセン
ブリ10をモータハウジング4内の定位置に装着する。
軸受11を軸受用凹部4aに嵌入する際、回転軸9から
軸受11に荷重をかけて圧入するが、軸受用凹部4a内
の空気は空気抜け孔4bを通して外側に排気されるた
め、軸受11を所定の位置に容易に圧入することができ
る。
【0018】また、このとき同時に、前カバー板14の
軸受支持部14aが、ハウジング4の挿入開口部に気密
状に嵌入されるが、挿入当初にはハウジング内の空気も
空気抜き孔4bを通して排気され、そして、軸受11が
ハウジング内の軸受用凹部4a内に嵌入するため、ハウ
ジング内の気圧を増大させずに、つまり圧入荷重を大き
くせずに嵌入することができ、ロータアッセンブリ10
は定位置に容易に組み付けられる(図3)。その後、空
気抜き孔4bは、接着剤等により気密状に閉鎖され、図
1のような完成状態となる。
【0019】このように、空気抜き孔4bが最終的に接
着剤等により気密状に閉鎖されるため、モータハウジン
グ4内への水分や異物の混入を防止し、錆などの発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造されるステップモ
ータの断面図である。
【図2】組み付け途中のステップモータの断面図であ
る。
【図3】空気抜き孔を閉鎖する前のステップモータの断
面図である。
【符号の説明】
1−ステータ、4−モータハウジング、4a−軸受用凹
部、4b−空気抜き孔、9−回転軸、10−ロータアッ
センブリ、11、12−軸受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータハウジング内が密閉された構造の
    モータを製造する製造方法において、 該モータハウジングの端部における軸受用凹部の壁部に
    空気抜き孔を穿設し、回転軸、軸受等を組み付けたロー
    タアッセンブリを該モータハウジング内に挿入すると共
    に、端部の軸受を該軸受用凹部に嵌入し、該ロータアッ
    センブリを該モータハウジング内の定位置に装着した
    後、該空気抜き孔を閉鎖することを特徴とするモータの
    製造方法。
JP1906293A 1993-02-05 1993-02-05 モータの製造方法 Withdrawn JPH06233493A (ja)

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Cited By (6)

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