JPH0378752A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0378752A
JPH0378752A JP21419389A JP21419389A JPH0378752A JP H0378752 A JPH0378752 A JP H0378752A JP 21419389 A JP21419389 A JP 21419389A JP 21419389 A JP21419389 A JP 21419389A JP H0378752 A JPH0378752 A JP H0378752A
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group
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charge
unsubstituted
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Application number
JP21419389A
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English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Hirofumi Yamanami
弘文 山南
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発ゝ明は電子写真感光体に係わるものであり、特に長
期間の繰り返し使用時においても残留電位上昇がなく、
帯電安定性に優れた電子写真感光体に関するものである
[従来の技術] 従来から電子写真感光体の光導電素材とじて知られてい
るものにセレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機
物質がある。しかし、これら無機物質は電子写真感光体
として要求される光感度、熱安定性、耐久性等の特性及
び製造条件において必ずしも満足できるものではない。
例えば、セレンは熱、汚れ等により結晶化しやすく特性
が劣化しやすい。又、製造コスト、耐衝撃性、毒性等取
り扱い上の注意を要するなどの欠点がある。硫化カドミ
ウムを用いた感光体は耐湿性、耐久性に劣り、又、毒性
等の問題がある。酸化亜鉛も、耐湿性、耐久性に劣ると
いう欠点をもつ。
これら無機光導電素材を用いた電子写真感光体に対し、
有機光導電性物質を用いた感光体は軽量性、成膜容易性
、製造コストあるいは有機化合物である材料は選択の種
類が多いので、活発に研究開発が行われるようになって
いる。
例えば、初期には特公昭50−10498号公報記載の
ポリビニルカルバゾールと 2.4.7−)ジニトロ−
9−フルオレノンを含有した感光体、特公昭48−25
658号公報記載のポリビニルカルバソールをピリリウ
ム塩系色素で増感した感光体、又は、共晶錯体を主成分
とする感光体が提案された。しかし、これらの感光体は
感度、耐久性の面で十分なものではない。
そこで近年では、電荷発生層と電荷輸送層を分離した機
能分離型の感光体が提案され、特公昭55−42380
号公報記載のクロルダイアンブルーとヒドラゾン化合物
を組み合わせた感光体、電荷発生物質であるビスアゾ化
合物として特開昭53−133445号公報記載、特開
昭54−21728号公報記載、特開昭54−2283
4号公報記載、電荷輸送物質としては特開昭58−19
8043号公報、特開昭58−199352号公報等記
載のものが知られている。しかし、これら機能分離型感
光体においても特に耐久性においては満足できるもので
はなく、近年、増々耐久性に対する要求が高まってくる
中で、帯電安定性を確保することが無視できない問題と
なっている。
すなわち、帯電性が低下した場合、複写機ではコピーの
画像濃度低下をひきおこし、反転現像方式を用いている
レーザープリンターの場合は地肌汚れを発生する等の画
像品質の低下をひきおこす。これらの問題を解決するた
めに、導電性基板と感光層との間に中間層を設ける事が
提案されている。しかし中間層は、帯電性を安定させる
ために、バリアー性の高い高抵抗材料を用いた場合、帯
電性は向上するものの、光感度が低下し、残留電位が上
昇するという欠点がある。又残留電位が上昇しないよう
な比較的抵抗の低い材料を用いた場合は、帯電安定性が
不十分となる。
一方、感光体を実際に複写機中で使用した場合、コロナ
帯電器より発生するオゾンに感光体かさらされることに
なる。そしてこのオゾンが感光層中の電荷輸送物質等を
酸化し、感度低下、残留電位の上昇、又は帯電電位低下
をひきおこすとの観点から特開昭57−122444号
公報、特開昭Eil−15H52号公報にみられるよう
に、感光層中への酸化防止剤の添加、又、特開昭631
35955号公報にみられるような電荷輸送層上にガス
バリヤ−性樹脂層を設ける等の提案がなされている。し
かし以上のような・対策によっても残留電位上昇、感度
低下等の弊害がなくならない、耐久性の向上がなお不充
分であるという点で満足できる感光体は得られていない
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記従来の問題点を解決するもので、具体的に
は耐オゾン性に優れ、繰り返し使用しても帯電安定性に
優れ、残留電位が上昇しない、すなわち画像濃度低下や
地汚れを生じない良好な画像を与える電子写真感光体を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本発明の構成は、導電性支持
体上に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有する感光層
を有する電子写真感光体において、前記感光層中に下記
一般式[I]または[II]に示す化合物を含有する電
子写真感光体である。
一般式[II R5R4 ただし、上記式中R1〜R8は水素原子、ヒドロキシ基
、ノ10ゲン原子、置換もしくは未置換のアルキル基、
置換もしくは未置換アルケニル基、置換もしくは未置換
アリール基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基、
置換もしくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未置
換のアリーロキシ基、置換アミノ基、イミノ基、複素環
基、置換もしくは未置換のアルキルチオ基またはアリー
ルチオ基、スルホキシド基、スルホニル基、アシル基、
アゾ基のうちの何れかを表わす。
一般式[I1] ただし、一般式[II]中のR,−R7の定義は上記一
般式[I]と同じ。
本発明の電子写真感光体は感光層中に前記−般式[I]
または[■]に示す化合物を含有させることによって繰
り返し使用によっても帯電性に優れ、かつ残留電位の上
昇しない、したがって画像濃度低下や地汚れのない高寿
命、高信頼性のものとなる。
本発明では前記一般式[IIまたは[I]に示す化合物
が用いられるが、さらに好ましくはR+=Ra[一般式
(II)の場合はR1〜R7]のうち少くも1つは炭素
原子数6以上の置換もしくは未置換のアルキル基または
アルケニル基またはアリール基またはシクロアルキル基
であるのがよい。
本発明に用いられる前記一般式[IIで表される化合物
の具体例を以下に例示する。
 0 3 4 7 1 5 9 8 1 4 5 前記一般式 [] で表わされる化合物の具体 例を以下に例示する。
 6 8 39 これらの化合物は例えばChemical Abstr
actsVol、108(1988) 2H−1−Be
nzopyran−6−olの項に記載されている。
前記一般式[I]および[II]に示す化合物を感光層
中に含有させることにより耐久性の優れた感光体が得ら
れる理由については明らかではないが、上記化合物は感
光層構成物質(特に結着剤樹脂)との相溶性が優れてい
ること、他の感光層構成物質と反応する等の悪影響を及
ぼさないこと、電荷担体のトラップとして働かないこと
、ラジカル物質と速やかに反応し、トラップの生成を防
止する能力が優れていること等が挙げられる。
本発明の一般式[I]および[II]に示す化合物に対
しては、さらに保存性、耐熱性向上の観点から2次劣化
防止剤を添加することが好ましい。2次劣化防止剤とし
ては燐系化合物、硫黄系化合物がよく知られているが特
に燐系化合物を用いることが好ましい。燐系化合物の具
体例としては、トリス(ノニルフェニル)ホスフ0 ァイト、トリス(p −tert−オクチルフェニル)
ホスファイト、トリス[2,4,6−)リス(α−フェ
ニルエチル)]ホスファイト、トリス(p−2−ブテニ
ルフェニル)ホスファイト、ビス(pノニルフェニル)
シクロへキシルホスファイト、トリス(2,4−ジーt
ert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジ(2,4−
ジーtQrt−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリト−ルジ
ホスファイト、4,4°−イソプロピリデン−ジフェノ
ールアルキルホスファイト、テトラトリデシル−4゜4
°−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−1ert−ブ
チルフェノール)ジホスファイト、テトラキス(2,4
−ジーtert−ブチルフェニル)−4,4°−ビフェ
ニレンジホスファイト、2,6−シーtert−ブチル
−4−メチルフェニル−フェニル−ペンタエリスリトー
ルジホスファイト、2,6−ジー tert−ブチル−
4−メチルフェニル・メチル・ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、2,6−シーtert−ブチル−4−エ
チルフェニル・ス1 テアリル・ペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(
2,6−シーtert−ブチル−4−メチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、2.6−シーt
art−アミル−4メチルフエニル・フェニル壷ペンタ
エリスリトールジホスファイト等が挙げられるが2種以
上併用してもよい。
本発明の電子写真感光体に用いることができる電荷発生
物質としては、光を吸収して電荷担体を発生するもので
あれば無機物質、有機物質いずれも用いることができる
無機物質としては例えば無定形セレン、三方晶系セレン
、セレンーヒ素合金、セレン−テルル合金、硫化カドミ
ウム、酸化亜鉛、無定形シリコン等が挙げられる。
有機物質としては例えば金属フタロシアニン及び無金属
フタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、アズレニウ
ム塩顔料、スクエアリック酸メチン顔料、カルバゾール
骨格を有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有す
るアゾ顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、
2 ジベンゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、オキサジア
ゾール骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格を有す
るアゾ顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジ
スチリルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジス
チリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ペリレン系
顔料、アントラキノン系又は多環牛ノン系顔料、キノン
イミン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタ
ン系顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シア
ニン及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビス
ベンズイミダゾール系顔料等が挙げられる。
次に本発明電子写真感光体に用いることができる電荷輸
送物質としては、例えばポリ−Nビニルカルバゾールお
よびその誘導体、ポリγ−カルバゾリルエチルグルタメ
ートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド縮合
物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフ
ェナントレン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール
誘導体、イミダゾール誘導体、ト3 リフェニルアミン誘導体、9−(p−ジエチルアミノス
チリル)アントラセン、1.1−ビス(4ジベンジルア
ミノフエニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチ
リルピラゾリン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニル
スチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘
導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、ベンゾフ
ラン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、チオフェン誘
導体等が挙げられる。
特にこのうち下記一般式[II[]で示される芳香族ア
ミン化合物が好ましい。
一般式[III] 1 \ (式中R1とR2は置換又は未置換のフェニル基、ナフ
チル基およびポリフェニル基から選ばれる芳香族環基を
示し、R3は置換又は未置換のアリール基、アルキル基
、アルコキシ基、複素環式芳香族基を示す。) 4 本発明の電子写真感光体の感光層は、電荷発生物質、電
荷輸送物質を組み合わせて、単層型または、機能分離型
をとることができる。
層構成としては単層型の場合、導電性基体の上に、結着
剤中に電荷発生物質、電荷輸送物質を分散させた感光層
を設ける。
機能分離型の場合は、基体上に電荷発生物質及び結着剤
を含む電荷発生層、その上に電荷輸送物質及び結着剤を
含む電荷輸送層を形成するものであるが、正帯電型とす
る場合には、電荷発生層、電荷輸送層を逆に積層しても
よい。なお、機能分離型の場合、電荷発生層中に電荷輸
送物質を含有させてもよい、特に正帯電構成の場合感度
が良好となる。
又、接着性、電荷ブロッキング性を向上させるために感
光層と基体との間に中間層を設けてもよい。さらに耐摩
耗性等、機械的耐久性を向上させるために感光層上に保
護層を設けてもよい。電荷発生層、電荷輸送層及び分散
型感光層形成時に用いる結着剤としては、ポリカーボネ
5 −ト(ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールAタイ
プ)、ポリエステル、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、
ポリエチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリスチレン
、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリ
塩化ビニリデン、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、ポリ
ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルホルマール、ボリアリレート、ポリアクリルアミド、
ポリアミド、フェノキシ樹脂などが用いられる。これら
のバインダーは単独又は2種以上の混合物として用いる
ことができる。
以上のような層構成、物質を用いて感光体を作製する場
合には、膜厚、物質の割合に好ましい範囲がある。
負帯電型(基体/電荷発生層/電荷輸送層の積層)の場
合、電荷発生層において、電荷発生物質に対する結着剤
の割合は0〜400重量%、膜厚は0.1〜5μmが好
ましい。電荷輸送層においては結着剤に対する電荷輸送
物質の割合は、20〜200重量%、膜厚は5〜50μ
mとするのが6 好ましい。
正帯電型(基体/電荷輸送層/電荷発生層の積層)の場
合、電荷輸送層においては、結着剤に対する電荷輸送物
質の割合は、20〜200重量%、膜厚は5〜50μm
とするのが好ましい。電荷発生層においては電荷発生物
質を結着剤に対し10〜500重量%含有することが好
ましい。さらに電荷発生層中には電荷輸送物質を含有さ
せることが好ましく、含有させることにより残留電位の
抑制、感度の向上に対し効果をもつ。この場合の電荷輸
送物質は結着剤に対し20〜200重量%含有させるこ
とが好ましい。なお膜厚は0.1〜10μmが好ましい
。単層型の場合は結着剤に対する電荷輸送物質及び電荷
発生物質の割合はそれぞれ50〜150重量%、10〜
50重量%とするのが好ましく膜厚は5〜50μmとす
るのが好ましい。
又、本発明の前記一般式[I]および[■コに示す化合
物の感光層への添加量としては、機能分離型の場合、電
荷輸送層に添加する場合は 7 電荷輸送物質に対し0.01〜10.0重量%であるこ
とが好ましい。電荷発生層中に添加する場合は電荷発生
物質に対し0.1〜20.0重量%であることが好まし
い。分散型の場合は、電荷輸送物質に対し0.O1〜5
.0重量%添加することが好琴し0゜ 本発明の前記化合物の添加量が前記下限値より少い場合
は添加による高耐久化の効果は得られず、前記上限値よ
り多い場合は、感度低下等悪影響をひきおこす。
本発明の一般式[I]および[II]に示す化合物は機
能分離型感光体の場合、電荷発生層、電荷輸送層、いず
れの層に添加してもよい。これは感光層塗布時において
塗布液分散媒、又は溶媒により本発明の一般式[I]及
び[II]に示す化合物の他の層への拡散が盛んに行な
われているためと考える。
必要に応じて設けられる中間層としては、般には樹脂を
主成分とするが、これらの樹脂はその上に感光層を溶剤
で塗布することを考える8 と、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂である
ことが望ましい。このような樹脂としては、ポリビニル
アルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の
水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロ
ン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メラミン
樹脂、フェノール樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂な
どが挙げられる。
また中間層にはモアレ防止、残留電位の低減等のために
酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸
化スズ、酸化インジウム等で例示できる金属酸化物の微
粉末顔料を加えてもよい。
また電荷発生層、電荷輸送層を形成するに際し使用され
る溶剤あるいは分散媒としては、N。
No−ジメチルホルムアミド、アセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロホルム、1.2−ジクロロエタン、ジクロ
ロメタン、モノクロルベ9 ンゼン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール
、エタノール、イソプロパツール、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。
感光層を形成する方法としては電荷発生層、電荷輸送層
の塗工液に基体を浸漬する方法、塗工液を基体にスプレ
ーする方法などが用いられる。
本発明の電子写真感光体に用いられる基体としては、ア
ルミニウム、黄銅、ステンレス、ニッケルなどの金属ド
ラム及びシート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレン、ナイロン、紙などの材料にアルミニウム、ニ
ッケルなどの金属を蒸着するか、あるいは酸化チタン、
酸化スズ、カーボンブラックなどの導電性物質を適当な
バインダーとともに塗布して導電処理したプラスチック
、紙等のシート状または円筒状基体があげられる。
[実施例] 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
0 なお、実施例に記載の各成分の量は重量基準である。
実施例I−1 アルキッド樹脂[ベッコゾール1307−130EL(
大日本インキ化学工業社製)]115部メラミン樹脂ス
ーパーベッカミン G−821−60(大日本インキ化学工業社製固型分8
D%)〕110 部メチルエチルケトン150部に溶解し、これに酸化チ
タン粉末[タイベークCR−EL (石原産業製)]9
0部を加え、ボールミルで12時間分散し、中間層用塗
布液を作製した。
これを厚さ 0.2mmのアルミニウム板[:A 10
8(1(住人軽金属社製)]に塗布、140℃20分間
乾燥し、厚さ 2μmの中間層を形成した。
次に ポリビニルブチラール樹脂 [エスレックB1.S  (td水化学工業製)14部 をシクロへキサノン150部に溶解し、これに下1 記構造式[A]に示す 構造式[A] トリスアゾ顔料10部を加え、ボールミルで48時間分
散した。
更にシクロへキサノン210部を加え3時間分散を行っ
た。これを容器に取り出し固形分が1.5vt%となる
ようにシクロヘキサノンで希釈した。こうして得られた
電荷発生層用塗布液を前記中間層上に塗布、130℃2
0分間乾燥し厚さ0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、ポリカーボネート樹脂[パンライトに一2 1300 (音大化成社製)110部、シリコンオイル
[KP−50(信越化学工業社製)10.002部を塩
化レンチ1283部に溶解し、これに下記構造式[B]
に示す電荷輸送物質7部と、 構造式[B] 例示化合物No、l−100の化合物を0,14部加え
溶解して電荷輸送層塗布液を作製した。これを前記電荷
発生層上に塗布、乾燥し厚さ20μmの電荷輸送層を形
成した。
以上のようにして実施例1の電子写真感光体を作製した
実施例I−2,3 実施例1−1における例示化合物No、1100のかわ
りにそれぞれ例示化合物No、I −128、l−20
6の化合物を用いたほかは実施例I−1と同様にして実
施例I−2,3の電子写3 真感光体を作製した。
比較例I−1 実施例1−1において例示化合物No、I −100の
化合物を添加しないほかは実施例I−1と同様にして比
較例I−1の電子写真感光体を作製した。
比較例I−2,4 実施例I−1において例示化合物No、1100の化合
物のかわりに下記に示す比較化合物1.2.3、すなわ
ち、 比較化合物1 CH3CH3 スミライザーMDP−S:住人業化学社製比較化合物2 CH2CH2C00C,4H2゜ C1(2CH2C00CI4H29 スミライザ−TMP :住友化学社製 4 比較化合物3 OCH2CH20 (+ −−C(CH3)  3コ MARK PEP−24:アデカアーガス社製を0.0
7重量部添加したほかは実施例I−1と同様にして比較
例I−2,3,4の電子写真感光体を作製した。
実施例1−4 アルコール可溶性ポリアミド[CM−8000(東し社
製)]3部をMeOH/n−BuOH−8/2の混合溶
媒100部に加熱溶解し中間層用塗工液を作製した。
これを厚さ 0.2111mのアルミニウム板[A 1
080(住人軽金属社製)]に塗布、120℃IO分間
乾燥し厚さ 0.2μmの中間層を形成した。
次にポリビニルブチラール樹脂(XY)IL :ユニオ
ンカーバイト社製)4部をシクロへキサノン150部に
溶解し、これに下記構造式に示すビスアゾ顔料  5 10部IJl]え、ボールミルで48時間分散し、更に
シクロへキサノン210部を加え3時間ボールミル分散
を行った。これを容器に取り出し固型分が1.0%にな
るように撹拌しながらシクロヘキサノンで希釈した。こ
うして得られた電荷発生層用塗布液を前記中間層上に浸
漬塗布を行い、120℃で10分間乾燥し厚さ 0.2
μlの電荷発生層を設けた。
次にポリカーボネート樹脂[パンライ ) K −1300(音大化成社製)]110部シリコ
ンオイルKF−50 (信越化学工業社製)]      0.002部を塩
化メチレン85部に溶解し、これに下記構造式に示す電
荷輸送物質9部と  6 構造式 例示化合物NO,l−100の化合物を0,10部加え
、溶解して電荷輸送層塗布液を作製した。これを前記電
荷発生層上に塗布、乾燥し厚さ20部缶の電荷輸送層を
形成し、実施例I−4の電子写真感光体を作製した。
実施例I−5,6 実施例I−4において例示化合物No、1100のかわ
りにそれぞれ例示化合物No、112B 、l−208
の化合物を用いたほかは実施例I−4と同様にして実施
例I−5,6の電子写真感光体を作製した。
比較例I−5 実施例I−4において例示化合物No、l100の化合
物を添加しないほかは実施例I−4と同様にして比較例
I−5の電子写真感光体を 7 作製した。
比較例I−6〜8 実施例I−4における例示化合物No、I −100の
化合物のかわりに前に示した比較化合物1.2.3を0
,07重量部添加した以外は実施例1−4と同様にして
比較例1−6〜8の電子写真感光体を作製した。
以上のようにして得られた電子写真感光体の静電特性を
5P−428(川口電機製作新製)を用い、ダイナミッ
ク方式で測定した。まず印加電圧−6KVで20秒間帯
電した後20秒間暗減衰、更に表面照度(i luxに
なるようにして30秒間露光を行った。
帯電電位は帯電2秒後の表面電位V 2 (−V)を、
感度は露光後、表面電位が一800vから一80Vにな
るのに要する露光量E +z+o(lux−see)を
、残留電位は露光30秒後の表面電位を測定した。
その後、色温度2856 kのタングステン光51ux
の光照射、−8kVでの帯電のくり返し疲労を3時間行
った後、再び前と同様にしてV 2 (−V)、8 E I/10(ILIX−see)、v3a(−v)を
測定した。
その測定結果を表1−1に示す。
表I−1 実施例I−7 実施例I−1と同様にしてアルミニウム板上に中間層を
形成し、さらに実施例I−1に示される電荷輸送層塗布
液を前記中間層上に浸漬塗 9 工法により塗布、乾燥し膜厚2ouI11の電荷輸送層
を作製した。
次にポリカーボネート樹脂(パンライトL−1250、
音大化成社製)10部を 1.2−ジクロロエタン      75部1.1.2
− トリクロロエタン    75部の混合溶媒に溶解
し、これに前記実施例I−1の構造式[A]のトリスア
ゾ顔料3部を加えボールミルにて48時間分散を行った
。さらにこの分散液に前記構造式[B]に示す電荷輸送
物質7部、1.2−ジクロロエタン150部、1,1.
2−トリクロロエタン 150部を加え、ボールミルに
て24時間分散、溶解し、電荷発生層用塗布液を作製し
た。これを前記電荷輸送層上にスプレー塗布、乾燥して
膜厚3μmの電荷発生層を設け、電子写真感光体を作製
した。
実施例1−8 実施例1−7の電荷輸送層中に含まれる例示化合物No
、 I −100の化合物のかわりにNo、1126の
化合物を用いた他は実施例I−7と同0 様にして実施例1−8の電子写真感光体を作製した。
比較例I−9 実施例I−7電荷輸送層中に含まれる例示化合物No、
 l −100の化合物を除いたほかは実施例1−7と
同様にして比較例I−9の電子写真感光体を作製した。
比較例l−10,11 実施例1−7電荷輸送層中に含まれる例示化合物No、
 I −100の化合物のかわりにそれぞれ前記比較化
合物1.3を添加したほかは実施例I−7と同様にして
比較例l−10,11の電子写真感光体を作製した。
以上のようにして得られた実施例I−7,8、比較例I
−9,10,11の静電特性は帯電の印加電圧を+[l
kVに電位の評価をプラスで行った以外は実施例I−1
の電子写真感光体を評価したのと同様の方法で評価を行
った。評価結果を表I−2に示す。
表1−2 実施例If−1 実施例1−1の電荷輸送層塗布液に添加した例示化合物
No、l−100の代りにNo、ll−12を用いた以
外は実施例I−1と同じ条件で電子写真感光体を作製し
た。
実施例n−2,3 実施例I−1の例示化合物No、l−100の代りにN
o、ll−2,10を用いた以外は実施例I−1と同じ
条件で電子写真感光体を作製した。
実施例n−4 実施例I−4の例示化合物No、 I −100の代1 2 りにNo、ll−2を用いた以外は実施例I−4と同じ
条件で電子写真感光体を作製した。
実施例ll−5,6 実施例1−4の例示化合物No、 l−100の代りに
それぞれ実施例■−10,12を用いた以外は、実施例
I−4と同じ条件で電子写真感光体を作製した。
以上のようにして得られた電子写真感光体の静電特性を
実施例1−1〜6と同じ条件でall定した結果を表1
1−1に示す。
表11−1 実施例If−1と同様の電荷輸送層を形成する以外は実
施例1−7と同じ方法で電子写真感光体を作製した。
実施例■−8 電荷輸送層中に含まれる例示化合物をNo、ll−10
に換えた以外は実施例I−7と同じ方法で電子写真感光
体を作製した。
こうして得られた実施例11−7.8の静電特性は、帯
電の印加電圧を+6kVに電位の評価をプラスで行った
以外は実施例1−1〜6の電子写真感光体と同じ条件で
評価を行った。
その結果を表n−2に示す。
表U−2 実施例■ 3 [発明の効果]  4 以上説明したように、本発明の電子写真感光体は長期の
繰り返し使用によっても帯電性等の感光特性が劣化しな
いので、その実用的価値が極めて高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導電性支持体上に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含有
    する感光層を有する電子写真感光体において、前記感光
    層中に下記一般式[ I ]または[II]に示す化合物を
    含有することを特徴とする電子写真感光体。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ ただし、上記式中R_1〜R_8は水素原子、ヒドロキ
    シ基、ハロゲン原子、置換もしくは未置換のアルキル基
    、置換もしくは未置換アルケニル基、置換もしくは未置
    換アリール基、置換もしくは未置換のシクロアルキル基
    、置換もしくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未
    置換のアリーロキシ基、置換アミノ基、イミノ基、複素
    環基、置換もしくは未置換のアルキルチオ基またはアリ
    ールチオ基、スルホキシド基、スルホニル基、アシル基
    、アゾ基のうちの何れかを表わす。 一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼ ただし、一般式[II]中のR_1〜R_7の定義は上記
    一般式[ I ]と同じ。
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