JPH0378734A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0378734A
JPH0378734A JP21669389A JP21669389A JPH0378734A JP H0378734 A JPH0378734 A JP H0378734A JP 21669389 A JP21669389 A JP 21669389A JP 21669389 A JP21669389 A JP 21669389A JP H0378734 A JPH0378734 A JP H0378734A
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JP
Japan
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mirror
shutter
motor
microcomputer
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP21669389A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Aihara
義彦 相原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に半透過固定ミラー等の光学素子を使用し
たカメラに関するものである。
〔従来技術〕
従来、第18図に示す様に、撮影レンズを透過した光(
被写体光)をファインダー光学系と撮影系に分割する第
1の光学素子901(メインミラー)を撮影レンズに対
し略45度に配置し、撮影系に分割された光を第1の光
学素子901に略90度に配置された第2の光学素子9
02(サブミラー)により光を下方に導き測距装置90
3に入射させて測距を行い、測距情報に基づき撮影レン
ズを所定の位置に駆動している。そしてレリーズ釦の第
2段操作に基づくレリーズ信号の入力により撮影レンズ
の絞り904は、公知の測光システムの出力から所定の
絞り値に絞り込まれると共に、第1の光学素子901お
よび第2の光学素子902が観察位置から公知の駆動機
構により上方の撮影光路外へ移動完了した後(第19図
状態)、シャッタによる露光が開始される。レリーズ信
号からシャッターの露光開始までをレリーズタイムラグ
と称し、AFカメラに於いては100 [mS]から、
長いカメラに於いては200[mS]必要としている。
ノンAFカメラに於いてもレリーズタイムラグは40 
[mS]から130[mS]必要としている。このレリ
ーズタイムラグはファインダーを覗き、撮りたいと思っ
てレリーズ釦を押した瞬間と実際に露光される時間差で
あり、動きの速い被写体などでは撮影者の意図した写真
が撮れないという問題になっている。
この問題を解決するため本出願人は、半透過固定ミラー
等の光学素子を使用することにより、常にファインダー
像を視認可能とし、撮影に必要な前動作を撮影開始を制
御するスイッチの動作に拘らず、測距動作の完了後に開
始させてシャツタレリーズから露光開始までのレリーズ
タイムラグを大幅に縮小したカメラをすでに提案してい
る(特願昭63−251460号)。
しかしながら、スポーツ写真のプロカメラマンなどは、
長年の経験によりレリーズタイムラグを体で覚えており
、撮影したいシーンよりも早めにシャッタボタンを押し
込んで撮影する能力を備えている。−例をあげると、野
球等のスポーツ撮影などでバッターがボールを打つ瞬間
を撮影したい場合などは、投手がボールを投げた直後の
タイミングでレリーズボタンを押すと、実際に撮影され
るシーンはレリーズタイムラグ分の遅れ分のため、まさ
にボールを打つ瞬間の写真が撮影できることになる。こ
のレリーズボタンを押すタイミングは長い経験から身に
つけるものであり、苦労して身につけたタイムラグの間
隔を無駄にしたくないため他のカメラを使用しないプロ
カメラマンも多い。
〔本発明の目的、特徴〕
本発明は、上記した従来例のかかえる問題点を解決する
ことを目的とする。すなわち通常はシャツタレリーズか
ら露光開始までの時間、すなわちレリーズタイムラグの
短縮したカメラとして動作し、スイッチを切り換えるこ
とにより、即座に従来より所有しているカメラと同じレ
リーズタイムラグの入るような切換可能なカメラを提供
する。
また使用者により所有している従来カメラが種々異なる
ためタイムラグのデータをそれに合わせて変えてやる必
要があり、このデータを書き換えるためにレリーズタイ
ムラグのデータをカメラの不揮発性メモリに書き込んで
おく。不揮発性メモリのデータは任意に書き換えが可能
なため、使用者あるいはカメラのサービスステーション
においてどのカメラのレリーズタイムラグにもあわせら
れることになる。
〔本発明と対応する実施例の特徴〕
第13図のブロック図に基づいて説明する。第1のモー
タM1の回転は減速伝達系600により適度に減速され
、遊星クラッチ610にて伝達系の切換が行われる。す
なわち、第1のモータM1の正転方向回転では遊星クラ
ッチ610はミラーボックス駆動機構620の伝達系と
噛合し、逆方向回転では遊星クラッチ610は他の伝達
系と噛合し、該第1のモータM1の回転方向切換により
駆動伝達系が切換えられるようになっている。第1のモ
ータMlが正転方向回転している状態にて話を進めると
、この第1のモータM1の回転はミラーボックス駆動機
構620におけるミラー駆動機構622及びシャッタチ
ャージ機構624に伝達される。
ミラー駆動機構622はサブミラー640の揺動を行わ
せ、シャッタチャージ機構624はシャッタユニット6
50のチャージ駆動及びチャージ解除を行わせる。なお
、両機構622.624の動作に基づ(位相は位相検出
手段630にて検出され、この手段630の検出結果が
モータ制御回路660へ供給され、第1のモータM1の
回転、停止の制御が行われる。
又、ミラー駆動機構622とシャッタチャージ□機構6
24は、サブミラー640をミラーダウンさせて露光退
避位置への揺動の完了が行われた位相でシャッタチャー
ジ解除位相が得られ、シャッタチャージ駆動完了の位相
で該ミラー640をミラーアップさせてAF測距可能位
置への揺動の完了が行われている位相が得られるように
設定されている。
レリーズ釦の第1ストロークによる第1スイツチのON
情報に基づいてAF測距及び測光が行われ、レンズが合
焦状態になるとモータ制御回路660は第1のモータM
1を正転方向に回転させる。そして、位相検出手段63
0にてサブミラー640がミラーダウン完了して露光退
避位置へ揺動するまで第1のモータM1の正転回転は続
けられ、その時点でモータ制御回路660により第1の
モータM1の停止制御が行われる。又、この第1のモー
タM1が停止した状態にてシャッタチャージ機構624
はシャッタユニット650のシャッタチャージ解除を許
容する位相に到達している。その後レリーズ釦の第2ス
トロークによる第2スイツチのON情報によりシャッタ
ユニット650にてシャッタ走行が行われ、シャッタ後
幕の走行完了した情報がモータ制御回路660に供給さ
れると、該制御回路660は再び第1のモータM1を同
じ方向、すなわち正転方向に回転させる。
この第1のモータM1の正転回転により、再びミラー駆
動機構622は駆動され、ザブミラー640をミラーア
ップさせ、又、シャッタチャージ機構624も駆動され
、シャッタユニット650をチャージ駆動させる。位相
検出手段630にて、シャッタチャージ機構624がシ
ャッタチャージを完了した位相を検出すると、モータ制
御回路660により第1のモータM1の停止制御が行わ
れる。なお、この時点でのザブミラー640はミラーア
ップが完了してAF測距可能位置に復帰している。
一方、上述のレンズが合焦状態になるとモータ制御回路
660は第3のモータM3を回動させて、電磁絞り機構
500を駆動して絞りを所定の絞り値に絞り込む動作を
第2のスイッチのON情報を待たずに行ってしまう。
なお、選択回路664により、レリーズタイムラグを強
制的に設定する為の選択操作が行われていた場合には、
レリーズタイムラグ形成回路662により所定(可変化
)のレリーズタイムラグの後にシャッタ動作が行われる
ようになる。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
なお、本実施例は本発明を一眼レフカメラに適用した場
合を示している。
第1図には一眼レフカメラにおける各ユニットの配置説
明が示され、lOはカメラボディを示す。このカメラボ
ディ10には着脱自在の撮影レンズ20が装着されてい
る。12はレリーズボタン、14は巻き戻しボタン、3
0はカメラボディの底面位置に配置される電池を示して
いる。なお電池30は当然のことながら、電池交換の際
には簡単に取り出しができるように、カメラボディ10
には電池蓋に相当する部材の取り外しにより電池収納室
から容易に取り出すことができる構造が構成されている
。Mlは第1のモータであり、この第1のモータM1は
前板及びシャッタ系のチャージ、サブミラー駆動とフィ
ルム巻き戻し系の駆動の両方の駆動源となる。
100は前板系としてのミラーボックス駆動機構を示し
、200はフィルム巻き戻し駆動機構を示している。4
00はフィルム巻き上げ駆動機構、M2は第2のモータ
であり、前記フィルム巻き上げ駆動系400の駆動源と
なる。
第2図は各構成をユニットごとに分解した分解斜視図を
示している。
次に上記第2図と各ユニットごとの構成図とを基に、各
ユニットごとの構成及び動作を説明する。
先ず、第2図に基づいて、各ユニットの概略を説明する
図において、40はカメラ本体であり、詳しい図示は省
略したが全体がプラスチックモールドで成形されている
。ただし、アパーチャ41の領域等、特に精度と強度が
要求される部分は金属インサート成形されて成る。42
a〜42dは後述のミラーボックス60をネジにて固定
する為の取付は穴を示し、43はスプール室、44はパ
トローネ室を示している。50はフィルム52が巻き込
まれたフィルムパトローネを示し、図において54はフ
ィルムパーフォレーション、56はフィルムリーダ一部
を示している。60はミラーボックスであり、上記カメ
ラ本体40の各取付は穴42a〜42dと対応する位置
に取付は穴61a〜61dが形成されており、両取付は
穴42a〜4.2 dと61a〜61dとをあわせてネ
ジ止めすることによりミラーボックス60はカメラ本体
40に対して強固に固定される。71は薄膜が張設され
た固定ミラーで、不図示のファインダー光学系と、シャ
ッタユニット300及びアパーチャー41を介してフィ
ルム52に露光を与える撮影系に所定の比率でレンズを
透過した光を分割するように蒸着処理が為されている。
80はミラーボックス60にネジ固定されたカメラ側マ
ウントであり、撮影レンズ20の不図示のレンズ側マウ
ントとバヨネット結合する為のバヨネット爪81a〜8
1cが形成されている。
100はミラーボックス駆動機構の全体を示しており、
この機構はミラーボックス60に全てが配設されている
。200はフィルム巻き戻し駆動機構の全体を示し、一
部がミラーボックス60に配設され、他はカメラ本体4
0側に配設されている。Mlは上記両機構100.20
0の駆動源となる第1のモータを示し、ミラーボックス
60に固定されている。300はシャッタユニットの全
体を示し、シャッタ地板301にはミラーボックス60
への取り付けを行わせる為の取付は穴301a、 30
1bが形成されている。
したがって、このシャッタユニット300は、上記取付
は穴301a、 301bをミラーボックス60に対し
て強固に固定される。400はフィルム巻上げ駆動機構
の全体を示し、第2図には詳細には描いていないが、全
体がユニット化されており、カメラ本体40のスプール
室43位置に組み込まれる。
次に、上述の第2図と、第3図〜第5図を用いて、先に
ミラーボックス駆動機構100の構成を詳細に説明する
101はミラーボックス60の片側側面(第2図におい
て右側面側)に固定された地板であり、この地板101
はミラーボックス駆動機構100の回転ギヤ類の全てを
回動可能に支持している。102は第1のモータM1の
出力ギヤ、103は出力ギヤ102と噛み合う減速ギヤ
、104は減速ギヤ103と噛み合う太陽ギヤ、105
は太陽ギヤ104と噛合する遊星ギヤである。この太陽
ギヤ104と遊星ギヤ105とは遊星レバー112によ
り連結され、該太陽ギヤ104の回転方向に応じて該遊
星ギヤ105は遊星運動を行うように構成されている。
具体的に記すと、遊星ギヤ105は中心軸としての遊星
軸110と、コイルバネ111にてフリクション結合さ
れている。また、太陽ギヤ104の中心軸となる地板1
01のポス114に遊嵌された受113と該遊星軸11
0とが、該遊星レバー112にて連結されている。した
がって、第5図(a)の動作図にて理解されるように、
太陽ギヤ104の反時計方向の回転では遊星ギヤ105
はまずコイルバネ111のフリクションにより反時計方
向に公転し、伝達ギヤ106と噛合する。そして遊星ギ
ヤ105と伝達ギヤ106とが噛合すると、今度はコイ
ルバネ111のフリクションに駆動力が打ち勝って(遊
星軸110に対して遊星ギヤ105がスリップ回転して
)、遊星ギヤ105は自転して(時計方向回転)、伝達
ギヤ106に第1のモータMlの回転を伝達する。
逆に、第5図(b)の動作図にて理解されるように、太
陽ギヤ104の時計方向の回転では、遊星ギヤ105は
先ず時計方向に公転し、後述の巻き戻し伝達系としての
巻き戻しギヤ201ヘボス114を公転中心として移動
し、巻き戻しギヤ201と噛合する。そして、遊星ギヤ
105と巻き戻しギヤ201とが噛合すると、遊星ギヤ
105は自転して巻き戻しギヤ201に第1のモータM
lの回転を伝達する。
反時計方向に回転する伝達ギヤ106はミラーボックス
駆動系の原動側となっている。107は伝達ギヤ106
に一端が固着された伝達軸であり、他端にはウオームギ
ヤ108が固着されている。この伝達軸107は該ウオ
ームギヤ108の両スラスト方向位置に配設された地板
101の受は部115により、スラスト方向の移動を規
制されている。
120は上記ウオームギヤ108と噛合して時計方向に
回転するサブミラー駆動ギヤであり、表面側にはサブミ
ラー駆動カム121が一体的に形成され、裏面側には位
置検出用ブラシ(導電材にて形成)122が固定されて
いる。なお、このミラー駆動ギヤ120は地板101の
ボス116により回転可能に支持されている。ここにお
いて、上記ミラー駆動カム121は、後述のミラー駆動
レバー130を反時計方向に駆動させる為の登りカム面
121a、該駆動レバー130の回動位置(ミラーダウ
ン状態)を保つ為の平担カム面121bおよび該駆動レ
バー130の時計方向への回動を許容する下りカム面1
21cが形成されている。
130は略り字状に固定された2個のレバ一体から成る
サブミラー駆動レバーであり、地板101のボス117
により回動可能に支持され、上記サブミラー駆動カム1
21のカムフォロアーとしての役目を持つ。すなわち、
このサブミラー駆動レバー130は一端部131が上記
ミラー駆動カム121の上記登りカム面121aと摺接
することにより反時計方向への回動駆動を受け、上記平
担カム面121bと摺接することにより、該反時計方向
への回動状態を保ち、そして上記下りカム面121cと
摺接(実際に摺接しない場合でも、一端部131と下り
カム面121cとが位置的に対応していれば良い)する
ことにより、時計方向への回動(復帰)が許容される。
そして、このサブミラー駆動レバー130の他端部13
2は、上述のサブミラー駆動カム121の各カム面の回
動位置に応じた制御を受けることにより、後述のミラー
ピン74を押動してサブミラー70のミラーダウン(露
光退避位置への回動)動作、該ミラーピン74の押動を
継続してミラーダウン状態の保持、該ミラーピン74の
押動を解除してミラーアップ(AF測距位置への回動復
帰)の許容を行わせる。
140は上記ミラー駆動ギヤ120と噛合して反時計方
向に回転するシャッタチャージギヤであり、表面側にシ
ャッタチャージカム141が一体的に形成されている。
なお、このシャッタチャージギヤ140は上記ミラー駆
動ギヤ120と1対1の伝達(減速比1,0)をするも
のであり、地板101のボス118により回転可能に支
持されている。ここにおいて、上記シャッタチャージカ
ム141は、後述のシャッタチャージレバー150を反
時計方向に駆動させる為の上りカム面141a、該シャ
ッタチャージレバー150の回動位置(チャージ状態)
を保つ為の平担カム面141b及び該チャージレバー1
50の時計方向への回動を許容する下りカム面141c
が形成されている。
150は略し字状に形成されたシャッタチャージレバー
であり、地板101のボス119により回動可能に支持
され、上記シャッタチャージカム141のカムフォロア
ーとしての役目を持つ。すなわち、このシャッタチャー
ジレバー150は一端部に支持されたコロ151が、上
記シャッタカム141の登りカム面141aと当接する
ことにより反時計方向への回動駆動を受け、上記平担カ
ム面141bと当接することにより該反時計方向への回
動状態を保ち、そして上記下りカム面141cの位相に
該コロ151が到達することにより、時計方向への回動
が許容される。そしてシャッタチャージレバー150の
他端部に支持されたコロ152は、上述のシャッタチャ
ージカム141の各カム面の回動位置に応じた制御を受
けることにより、後述のシャッタユニット300におけ
るシーソーレバー305の一端305aを押動して、シ
ャッタのチャージ動作、該シーソーレバー305の押動
を継続してチャージ動作の保持しくシャッタユニット3
00については後述するが、本実施例におけるシャッタ
ユニット300はチャージ動作の継続は、シャッター先
幕、後幕両方の走行準備位置でのメカ的保持を行わせる
ことができる)、該シーソーレバー305の押動を解除
してシーソーレバー305の復帰(シャッタ先幕、後幕
両方の走行準備位置でのメカ的保持を解除して、以後制
御用電磁石の通電制御によってシャッタ走行を可能と出
来る)を行わせる。
なお、第3図(a)および第3図(b)の両方を比較参
照すると容易に理解されるように、上記サブミラー駆動
カム121による上記サブミラー駆動レバー130のミ
ラーダウン駆動位相と、上記シャッタチャージカム14
1による上記シーソーレバー305のチャージ駆動位相
とは完全にずらして設定しである。すなわち、第3図(
a)に示すように、シャッタチャージカム141にてシ
ーソーレバー305がチャージ押動されている時には、
ミラー駆動カム121はサブミラー駆動レバー130を
押動せず、可動ミラー70はアップ状態(AF測距位置
)となる。
第3図(b)に示すように、ミラー駆動カム121にて
ミラー駆動レバー130が押動して可動ミラー70をダ
ウン状態(露光退避位置)にした時には、シャッタチャ
ージカム141はシーソーレバー305を押動せず、シ
ャッタユニット300はチャージ解除となると共にシャ
ッタ先幕、後幕の走行準備位置でのメカ的保持を解除す
る。
160は信号基板であり、地板101にネジ止め固定さ
れている。この信号基板160上には3本の位置検知用
のパターン、すなわちグランドパターン161、動作終
了検知パターン162及びオーバーラン検知パターン1
63が蒸着等により形成されている。この各パターン1
61〜163と、上記サブミラー駆動ギヤ120の裏面
に固定されたブラシ122との関係を第4図(a)、(
b)を用いて説明する。
ここで、このブラシ122の摺動部122aは、くし歯
状に分割され、信号基板160上の各パターン161〜
163との接触の安全性を高めて0る。なお、この摺動
部122aにおける実際の摺動位置、すなわち接触ポイ
ントはブラシ先端より若干内側の線上122b位置であ
る。
第4図(a)は上記第3図(a)と対応するシャッタチ
ャージ完了を検出している位相を示しており、ブラシ1
22はミラー駆動ギヤ120の時計方向の回転に応じて
矢印に示すように時計方向に回動して、第4図(a)の
状態にて摺動部122aがグランドパターン161と動
作終了検知パターン162との両方と接触し、該検知パ
ターン162のコネクタ部(ランド部) 162aの電
位がグランドレベルに変化することによりシャッタチャ
ージ完了を検知する。この検知についてもう少し詳しく
説明すると、グランドパターン161のコネクタ部(ラ
ンド部) 161aには後述するカメラ制御回路でのグ
ランドレベル信号が供給され、一方、動作終了検知パタ
ーン162のコネクタ部162aの出力は該カメラ制御
回路(入力ポートpH)に供給されている。そして、ブ
ラシ122が第4図(a)の状態の手前の位置(ブラシ
122を第4図(a)の位置より反時計方向に回動させ
た位置に置き換えることにより理解が可能)にあるとき
は、ブラシ122の摺動部122aはグランド検知パタ
ーン161とのみ接触しており、まだこの検知パターン
162はグランドレベルに変化していない。そして、こ
こからミラー駆動ギヤ120が更に時計方向に回転し、
同時にブラシ122も時計方向に回動して、第4図(a
)の位置まで到達すると、ブラシ122(導電材)が動
作終了検知パターン162にも接触するようになって、
上記動作終了検知パターン162の電位が該ブラシ12
2を介してグランドレベルに変化し、上記カメラ制御回
路はシャッタチャージ完了状態を検知して、上記第1の
モータMlの回転駆動を停止制御する。なお、前述した
第4図(a)のブラシ122の位置と上述した第3図(
a)のブラシ122の位置が異なるのは、第4図(a)
の位置にて第1のモータM1は停止制御(ブレーキング
)が為されるが、第1のモータM1は瞬時に停止するこ
とができず若干オーバーランを生じることになり、第3
図(a)は第1のモータMlの該オーバーランが生じた
状態での停止位置を示している。ただし、第3図(a)
のサブミラー駆動ギヤ120(ブラシ122)の停止位
置は説明上、上記オーバーランが計算上最大となった時
の状態を示しており、実際にはもうすこし少ない量のオ
ーバーランにてサブミラー駆動ギヤ120は停止するこ
とができる。なお、第3図(a)にて明らかなように、
シャッタチャージカム141には上記第1のモータMl
のオーバーランを想定して、シャッタチャージ完了状態
を継続させる平担カム面141bが形成されており、該
オーバーランに対処している。
一方、第4図(b)は上記第3図(b)と対応するミラ
ーダウン完了を検出している位相を示しており、ブラシ
122はミラー駆動ギヤ120の同じく時計方向の回転
に応じて矢印に示すように第4図(a)の状態から時計
方向に回動して、第4図(b)の状態にて摺動部122
aがグランドパターン161と動作終了検知パターン1
62の両方の接触から該検知パターン162の非接触に
切換わり、該検知パターン162のコネクタ部(ランド
部)162aの電位がグランドレベルから初期レベル(
通常Hレベル)に変化することによりミラーダウン完了
を検知する。
この検知についても更に詳説すると、ブラシ122が第
4図(b)の状態の手前の位置(ブラシ122を第4図
(b)の位置より反時計方向に回動させた位置に置き換
えることにより理解が可能)にあるときには、ブラシ1
22の摺動部122aはグランドパターン161と動作
終了検知パターン162の両方と接触しており、まだ該
動作終了検知パターン162のコネクタ部162aの出
力は、カメラ制御回路に対してグランドレベル信号を供
給している。そして、ここからサブミラー駆動ギヤ12
0が更に時計方向に回転し、同時にブラシ122も時計
方向に回動して第4図(b)の位置まで到達するとブラ
シ122が動作終了検知パターン162と非接触状態に
移行して、上記動作終了検知パターン162の電位がグ
ランドレベルから初期レベルに変化し、上記カメラ制御
回路はミラーダウン完了状態を検知して、上記第1のモ
ータM1の回転駆動を停止制御する。なお前述した第4
図(b)のブラシ122の位置と上述した第3図(b)
のブラシ122の位置が異なるのは、第4図(b)の位
置にて第1のモータM1は停止制御(ブレーキング)が
為されるが、第1のモータM1は瞬時に停止することは
出来ず若干のオーバーランを生じることになり、第3図
(b)は第1のモータM1の該オーバーランが生じた状
態での停止位置を示している。ただし、第3図(b)の
ミラー駆動ギヤ120(ブラシ122)の停止位置は、
説明上上記オーバーランが計算上最大となった時の状態
を示しており、実際にはもうすこし少ない量のオーバー
ランにてミラー駆動ギヤ120は停止することができる
。なお、第3図(b)にて明らかなように、ミラー駆動
カム121には上記第1のモータM1のオーバーランを
想定して、ミラーアップ完了状態を継続させる平担カム
面121bが形成されており、該オーバーランに対処し
ている。ここで、上述したシャッタチャージとミラーダ
ウンの関係について更に全体的な説明を加えると、まず
、重要なことは全ての動作、すなわちシャッタチャージ
とミラーダウン、そしてシャッタチャージ解除とミラー
アップの許容の全ては、第1のモータMlの同一方向回
転にて行われることである。すなわち、第5図(a)に
示す第1のモータM1の反時計方向の回転(出力ギヤ1
02が反時計方向回転)にて遊星ギヤ105が反時計方
向に回転して伝達ギヤ106と噛合している状態におい
て、全ての動作が行われる。そして、上記第1のモータ
M1の回転力はサブミラー駆動ギヤ120を時計方向に
回転させ、シャッタチャージギヤ140を反時計方向に
回転させる。そして更にミラー駆動ギヤ120における
サブミラー駆動カム121がミラーアップを許容する位
置(第3図(a))にある時には、シャッタチャージギ
ヤ140におけるシャッタチャージカム141がシャッ
タチャージを行わせる位置(第3図(a))にあり、ま
た、該サブミラー駆動カム121がミラーダウンを行わ
せる位置(第3図(b))にある時には、該シャッタチ
ャージカム141がシャッタチャージを解除する位置(
第3図(b))にある。そして、第1のモータM1の反
時計方向の回転によって上述の動作が繰り返されること
になるが、該第1のモータM1はブラシ122と各パタ
ーン161〜163との摺接によって、シャッタチャー
ジ完了(第3図(a))時に一旦停止し、その後カメラ
制御回路によってレリーズ操作を検知した際に再び同方
向に回転を行い、次にミラーダウン完了(第3図(b)
)時に又−旦停止し、その後、カメラ制御回路によって
シャッタ走行完了を検知した際に、再び同方向に回転を
行い、次のシャッタチャージ完了(第3図(a))時に
又、−旦停止するシーフェンスを繰り返す。なお、上記
オーバーラン検出パターン162は第1のモータM1の
停止作動時のオーバーランが所定以上になったことを検
知するもので、このパターン162の電位変化、具体的
には第4図(a)のシャッタチャージ完了時点にてオー
バーラン検知パターン163が仮に初期レベルからグラ
ンドレベルに変化した時、もしくは第4図(b)のミラ
ーアップ完了時点にて該検知パターン163が仮にグラ
ンドレベルから初期レベルに変化した時には、オーバー
ランが所定以上になってしまったことを検知する。
次にミラーボックス60に回動可能に支持されたサブミ
ラー70の構造を説明しておく。
サブミラー70は支持板72が固定されて成り、該支持
板72には両側端部に回動軸73が形成され、この回動
軸73によってサブミラ1−駆動板75に回動可能に支
持されている。そしてこのサブミラー駆動板75の一方
側面にはミラーピン74が形成され、このミラーピン7
4と上記ミラー駆動レバー130とが係接可能となって
いる。なお、上記支持板72はバネ76(第16図参照
)により、常時、時計方向(ミラーアップ方向)にバネ
付勢力を受けており、上記ミラー駆動レバー130がミ
ラーアップ許容状態(第3図(a))になった際には、
サブミラー70は該バネ76の付勢力により時計方向に
回動してミラーアップ(AF測距位置)状態へ復帰する
。サブミラー駆動板75もバネ77により、常時、反時
計方向にバネ付勢力を受けており、上記ミラー駆動レバ
ー130がミラーアップ許容状態になった際には、サブ
ミラー駆動板75はバネ77の付勢力により反時計方向
に回動してミラーアップ状態へ復帰する。
次に、ミラーボックス60に組み付けられるシャッタユ
ニット300の構造を第6図(a)、  (b)に基づ
いて説明しておく。
なお、本実施例においてのシャツタユニット300単体
は既に実願昭61−39629号として出願しである。
第6図(a)はシャッタチャージ完了状態を示しており
、第6図(b)はシャッタチャージ解除後にシャッタの
両幕の走行した状態を示している。
これらの図において、301は前記支持フレームをなす
シャッタ地板、301aはその露光開口を示している。
302は後、先の羽根駆動レバー(以下単に駆動レバー
という) 303. 304をチャージする為のシャッ
タユニット300内のチャージレバーであり、これがシ
ャッタ駆動手段を構成している。前記303の後駆動レ
バーは、後羽根群351を走行させる為のもの、また前
記304の先羽根駆動レバーは、先羽根群352を走行
させる為のものである。
305はシャッタユニットをチャージアップするシーソ
ーレバーであり、シャッタ地板301に植接の回動軸3
35により回動自在に枢支され、その−端305aに係
合される第3図に示したシャッタチャージ機構のシャッ
タチャージレバー150のコロ152により図の矢印方
向に回動力を受けると、他端305bが第6図(b)の
反時計回り方向に回動して、これに連結されているリン
クレバー306を介し前記チャージレバー302の足3
02cを図の時計回り方向に回動させるように設けられ
ており、第6図(b)の状態から第6図(a)の状態に
移行してチャージを終了する。
307.308はチャージレバー302によりチャージ
された光駆動レバー304と後駆動レバー303の回転
を後述のカメラ制御回路からシャッタの走行信号が発せ
られるまで阻止する先緊定レバー及び後緊定レバーであ
り、321.322は後羽根群351を平行リンクを成
して保持し、且それぞれ回転軸326.327を中心に
回転することで後羽根群351を走行させる後羽根走行
用アーム、また323.324は先羽根群328,32
9を中心に回転することで先羽根群352を走行させる
先羽根走行用アームである。
そして本実施例においては、以上の構成に加衣て、更に
2枚一対の遮光羽根341.342を第6図(b)の退
避位置から、前記シーソーレバー305のチャージアッ
プの為の回動に連係されて第6図(a)の遮光位置に上
動させる構成の遮光装置を持っている。
本例における遮光装置は、L字形を成す2枚の遮光羽根
341.342がそのL字形の立ち上がり部でシャッタ
地板301との間でピンと長溝の係合により、上動、下
動の移動案内が成され、またL字形の脚部341a、3
42aで前記シーソーレバー305と軸331,332
を介しそれぞれ連結されることにより上動、下動の連係
動作が与えられるようになっている。
前記案内機構は、シャッタ地板301に植接したガイド
ピン371が、遮光羽根341.342のL字形立ち上
がり部341c、 342cに形成したおおむね上下方
向をなす長溝341b、342bに嵌入係合することで
構成されている。
以上の構成により、遮光羽根341,342はシーソー
レバー305の図の反時計回りの回動によって、案内機
構により略図示姿勢を維持したまま第6図(b)→第6
図(a)の上動を行い、シーソーレバー305が時計回
りの回動を行うことによって、第6図(a)→第6図(
b)の下動を行うことになり、しかも各遮光羽根341
.342とシーソーレバー305の回転軸331.33
2との連結位置が一定量異なることによって、その上動
、下動のストロークが相異するようにされていて、退避
位置での重なりによる収容容積の縮減と、遮光位置での
ズレ広がりによる所定範囲に亘る遮光領域のカバーを得
るようになっている。なお、360はシーソーレバー3
05を常時時計方向(チャージ解除方向)にバネ付勢す
るバネ部材である。
第7図には緊定解除構成が示されている。この緊定解除
構成自体は本出願人が先に出願して公開されている特開
昭57−17936号の構成を用いている。
図において、307は緊定解除構成の基板であり、電磁
石制御による緊定解除構成を担持している。なお、この
基板370は上記第6図のシャッタ地板301に組み付
けられる。380.386は各々先羽根用アーマチャー
レバー及び後羽根用アーマチャーレバーであり、基板3
70に取り付けられているヨーク382゜388に各々
軸381,387によって回動可能に支持されていると
共に、バネ384,390により各々時計方向9反時計
方向に付勢されている。385.391は基板370に
植接され、おのおのアーマチャーレバー380.386
の初期回動位置を規制するストッパーピンである。アー
マチャーレバー380の一端部380aは第7図に示す
初期回動位置から所定距離反時計方向へ回動した位置に
おいて、先緊定レバー307のピン307aと当接して
、緊定を解除し得る。
また、アーマチャーレバー386の一端部386aは、
第7図に示す初期回動位置から所定距離、時計方向へ回
動した位置において、後緊定レバー308のピン308
aと当接して緊定を解除し得る。383.389はコイ
ルであり、通電することによってアーマチャーレバー3
80.386を各々バネ384.394に抗して吸引回
動させる。なお、図において、370aはシャッタチャ
ージ状態(第6図(a))において、先緊定レバー30
7のピン307aが当接する切欠き部である。なお、第
6図において図が複雑となることから省略したが、先緊
定レバー307は弱いバネにより反時計方向に付勢され
、上記ピン307aが上記切欠き部370aの内縁と当
接するように設定されている。又図において370bは
シャッタチャージ状態(第6図(a))において、後緊
定レバー308のピン308aが当接する切欠き部であ
る。なお、第6図において図が複雑となることから省略
したが、後緊定レバー308は弱いバネにより時計方向
に付勢され、上記ピン308aが上記切欠き部370b
の内縁と当接するように設定されている。なお、第2図
において392は防塵及び電磁シールドを兼ねたカバー
である。
以上、上述したシャッタユニットの作動について説明す
る。
カメラは一連の撮影動作が終了し、シャッタが走行を完
了すると第6図(b)の状態になる。
次に撮影動作の準備のためにチャージ動作が直ちに行わ
れる。
このチャージ動作は、第2図、第3図に示したシャッタ
チャージレバー150の反時計方向の回動駆動により与
えられる。このチャージ動作は、シャッタチャージレバ
ー150のコロ152からシーソーレバー305の先端
305aに図示矢印方向の作動力が与えられ、シーソー
レバー305の他端の軸305bとチャージレバー30
2に植接された軸302cとに係合したリンクレバー3
06を介して、チャージレバー302に回転運動(図の
時計回り方向)を与える。
以上、上述したシャッタユニットの作動について説明す
る。
カメラは一連の撮影動作が終了し、シャッタが走行を完
了すると第6図(b)の状態になる。
次に撮影動作の準備のためにチャージ動作がただちに行
われる。
このチャージ動作は、第2図、第3図に示したシャッタ
チャージレバー150の反時計方向の回動駆動により与
えられる。
このチャージ動作は、シャッタチャージレバー150の
コロ152からシーソーレバー305の先端305aに
図示矢印の作動力が与えられ、シーソーレバー305の
他端の軸305bとチャージレバー302に植設された
軸302Cとに係合したリンクレバー306を介して、
チャージレバー302に回転運動(図の時計回り方向)
を与える。
チャージレバー302の回転にともない、チヤージレバ
ーの足部302a、 302bはそれぞれが駆動レバー
303.304のコロ部303a、 304aに当接し
、該駆動レバー303. 304に回転運動を与える。
駆動レバー303,304が回転すると、それぞれの軸
303b、 304bと穴部321a、 323aて係
合した後羽根走行用アームおよび先羽根走行用アームの
321.323に回転運動を与え、それぞれのアームと
リンクされている後羽根群351および先羽根群352
を図面上方に上動させる。
このようにチャージが進行し、駆動レバー303゜30
4の突起部303c、 304−cが前記緊定レバー3
07゜308の先端に係合可能となる位置に到達すると
、シャッタチャージは終了し、次のレリーズ操作を待機
する第6図(a)の状態となる。
ここで、シーソーレバー305がチャージされる過程に
おいて、シーソーレバー305上の回転軸331゜33
2にそれぞれ回転自在に取り付けられた遮光羽根341
と遮光羽根342は、図中上方に移動させられる。この
とき、遮光羽根341と遮光羽根342はそれぞれのガ
イド長溝341b、342bでガイドピン371と係合
しているため、その姿勢はカイトピン371により規制
され、図中はぼ水平をなしたまま図中上方に移動し、チ
ャージ完了状態において第6図(a)の位置に移動し、
シャッタ地板301の露光開口301a下部を覆う。
この状態(第6図(a))にてチャージは完了し、次の
レリーズ動作が行われるまではこの状態にて待機する。
次にレリーズ動作について説明する。
レリーズボタン12が押されると、第3図にて説明した
ミラーダウン動作が行われ、それと同時にシャッタチャ
ージレバー150は第6図(a)に示す位置より第6図
(b)に示す位置に退避する。次にシーソーレバー30
5はバネ部材360により図中時計回り方向に回転させ
られ、リンクレバー306によりシーソーレバー305
とリンクされたチャージレバー302に反時計回り方向
の回転を与え、それぞれ第6図(a)の状態より第6図
(b)の状態になる。
シーソーレ/<−305の前記回転にともない、回転軸
331と332によりシーソーレバー305と回転自在
に取り付けた遮光羽根341、遮光羽根342は、それ
ぞれのガイド長溝341b、342bによりガイドピン
371に規制され、図中はぼ水平状態を保ちつつ稼動さ
せられ、第6図(a)の状態から第6図(b)の状態に
移動し、シャッタ地板301の露光開口301aの外に
退避する。
以上の動作が終了し、ミラーダウンが完了したことをカ
メラ制御回路が検知(第4図(b)の状態にてミラーダ
ウン検知パターン162の電位がグランドレベルから初
期レベルに変化することを検知)すると、該カメラ制御
回路にてまず第7図のコイル383に通電が行われ、ア
ーマチャーレバー380がヨーク382の吸着面に吸引
され、バネ384に抗して反時計方向に回動する。そし
て、このアーマチャーレバー380の吸引回動により一
端部390aがピン307aを押動し、先緊定レバー3
07は時計方向に回動して突起部304Cとの係合がは
ずれ、光駆動レバー304は時計方向に回動し、先羽根
走行用アーム323も同方向に回動し、先羽根群352
の走行(図中下方向への走行)を行わせて露光を開始さ
せる。そして、所定のシャツタ秒時にカメラ制御回路に
て第7図のコイル389に通電が行われ、アーマチャー
レバー386がヨーク388の吸着面に吸引され、バネ
390に抗して時計方向に回動する。
そして、このアーマチャーレバー386の吸引回動によ
り、一端部386aがピン308aを押動し、後緊定レ
バー308は時計方向に回動して突起部303Cとの係
合がはずれ、後駆動レバー303は時計方向に回動し、
後羽根走行用アーム321も同方向に回動し、後羽根群
3510走行(図中下方向への走行)を行わせて露光を
終了させる。
ここまでの説明は、ミラーボックス60に組み込み構成
されるミラーボックス駆動機構100およびシャッタユ
ニット300についてである。
次に第8図に基づいて、第1図に示した撮影レンズ20
内に構成された電動絞り機構500について説明する。
図において、M3は第3のモータであり、不図示の固定
筒に固定されている。510はリング状の固定環であり
、光軸Oを中心とする円周上に等間隔で複数個の穴51
2が形成されている。520はリング状の絞り駆動環で
あり、回動可能に支持されるとともに、円周上には等間
隔で放射状に複数個のカム穴(長穴状)522が形成さ
れている。530は絞り羽根であり、上記固定環510
と上記絞り駆動環520との間に配設され、その両面に
植設されたピン532.534がそれぞれ固定環510
の穴512と絞り駆動環520のカム穴522に挿入さ
れている。
540は歯車筒であり、回動可能に支持されると共に、
上記絞り駆動環520に固定されている。そして、この
歯車筒540の周面には歯部542が形成され、この歯
部542は上記第3のモータM3の出力軸504に固定
された出力ギヤ502と噛合している。
次に動作について説明すると、第3のモータM3の反時
計方向の回転により歯車筒540は時計方向に回動し、
それに応じて絞り駆動環520も時計方向に回動して、
絞り羽根530はカム穴522との摺動により時計方向
(反時計方向)に駆動される。すなわち、絞りは開放か
ら絞り込み方向へ駆動される。
一方、第3のモータM3の時計方向の回動により歯車筒
540は反時計方向に回動し、それに応じて絞り駆動環
520も反時計方向に回動して、絞り羽根530はカム
穴522との摺動により開き方向(時計方向)に駆動さ
れる。すなわち、絞りは絞り込み状態から開放方向へ駆
動される。
次に上述各機構を制御する回路構成の一実施例について
図面をもとに説明する。
第14図は本実施例の一眼レフレックスカメラの中央断
面図で、第2の光学素子としてのサブミラーのアップ位
置(AF測距位置)を表わす。40はカメラ本体で、4
6の圧板とフィルム52の位置規制を司るレール面41
a、41bを上下に有している。
63はミラーボックスに一体に構成された構造体でファ
インダー光学系のペンタプリズム47e、フォーカシン
グスクリーン48c及びこのスクリーン48cを上方に
付勢するバネ48b、枠体48aを有したピント板ユニ
ット48とを位置規制する。55はカメラ本体40に固
設された三脚用ネジである。45はフィルム52を光密
に保つ為の背蓋である。46a及び46bは圧板46を
レール面41a、 41bに付勢する圧板バネである。
49はアイピースレンズ49aが固設されたアイピース
枠である。90は測光センサー91に光を導く測光レン
ズであり、測光センサー91と共に測光センサーホルダ
ー92に適切な位置関係で固定されている。93はカメ
ラの上部を保護する上蓋であり、ストロボシュー94が
固設されている。
94aは公知シンクロ接点、94bはカメラとストロボ
間の色々の信号をストロボ側に伝達する信号接点で、1
個のみ表現しであるが実際には複数個有する。95はペ
ンタプリズム47の上方に配備されたファインダー表示
用のプリズムで、ファインダー情報を表示する表示素子
96の表示内容をアイピース枠49から覗いた時ファイ
ンダー視野の下方に表示するように配置されている。9
7はカメラとレンズ間の情報の通信やカメラからレンズ
側に電源を供給する接点で、バネ98によりレンズ側へ
付勢されている(1個のみ表現しであるが実際には複数
個有する)。64aはミラーボックス60に固設された
固定ピンで、左右に一対形成されている。71aは半透
過固定ミラー枠体で、71bの光分割素子である薄膜半
透過ミラーが張設されていて、71の第1の光学素子を
形成している。第1の光学素子71は撮影レンズの光学
系22a〜22fを透過した光をファインダー光学系(
ペンタプリズム側)と撮影系(フィルム側)へ所定の比
率(例えば60 : 40)で分割するように蒸着処理
が成されている。65は第1の光学素子71を所定の位
置に付勢するためのバネ66を有する押え枠体で、ミラ
ーボックス60に固設されたピン67を回転軸に揺動可
能に支持されている。68は第1の光学素子71をレン
ズ光軸に対し略45度に調整する為のミラー45度調整
ビスである。69は第1の光学素子71を押え枠体65
で付勢固定する為の固定ビスである。161は第2の光
学素子70により導かれた光をAFセンサーユニット1
62に導<A、Fセンサー用レンズである。163はス
トロボ撮影時に、フィルム52によるストロボの反射光
を測光するTTL調光用センサー164に光を導くスト
ロボ調光用レンズである。64cはミラーボックス60
に固設された固定ピンで、サブミラー駆動板75はサブ
ミラー駆動板戻しバネ77による反時計方向の付勢力に
より所定の位置に規制する。64bもミラーボックス6
0に固設された固定ピンで、サブミラー固定板72とサ
ブミラー駆動板75の間に作用しサブミラー固定板72
を常に時計方向に付勢するサブミラー付勢バネ76の付
勢力により第2の光学素子70をAF測距時、所定の位
置に規制する。70は第2の光学素子であるAF測距用
の全反射ミラーで、受板72に固定されている。
又受板72は軸72aによってサブミラー駆動板75に
対し揺動可能に軸支されている。
20は公知の、AF−眼レフレックス用の交換レンズで
、当然のことながらAFと外部操作によるマニュアルフ
ォーカスの切換えをおこなうAF−マニュアル切換機構
を伝達部材23と24の間に有しており、該AF−マニ
ュアル切換機構に連動した電気スイッチをも有している
。25はカメラとレンズ間の情報の通信やカメラからレ
ンズ側に電源を供給してもらうカメラ側97の接点に対
するレンズ側の接点であり、1個のみ表現しであるが実
際には複数個有する。26は光学系22a〜22fを固
設したレンズ支持体54を伝達部材23に対しスムーズ
に回転させる為のベアリングである。伝達部材23はへ
リコイド23aを有するヘリコイド部材でモータM4の
出力をピニオンギア24.不図示の減速機構及びAF−
マニュアル切換機構を介して伝達される。M3は第10
図の電動絞り機構のアクチュエータであるところのステ
ップモータで、絞り羽根530を駆動制御する。
第15図は第14図のAF測距状態から撮影準備状態に
移行した時の第2の光学素子とレンズの絞り制御状態を
表わした図である。
次に第14図から第15図の動作について説明する。第
14図の状態で、レリーズ釦の第1ストロークによりA
Fセンサー162の出力により公知のAF演算回路によ
りピントのボケ量が計算され、その演算結果によりAF
モータM4に駆動信号が与えられピントが合わせられる
。又測光センサー91の出力に従って公知の測光回路に
よりシャッター及び絞りの制御値が決定される。測光演
算が終了すると、第2図のモータM1に通電され、サブ
ミラー駆動レバー130が左旋され、サブミラー駆動板
75は右旋しサブミラー受板72はミラーボックス60
に設けられた不図示のカムにより左旋し、第2の光学素
子70は下方に移動し撮影光路から退避する。モータM
lの通電後154m5]経過してからステッピングモー
タM3に通電して、測光値に基づいた絞り値に絞り羽根
530は絞り込まれる。モータM1が所定角度回転する
とモータM1への通電は停止され、レリーズ釦の第2ス
トロークによる第2のスイッチの入力信号(レリーズ信
号)を待つ(第15図の撮影準備状態)。この状態から
第2のスイッチが入力されると、シャッターは直ちに走
行状態に移行する。従って第2のスイッチの入力からシ
ャッター先幕が開放を開始するのに必要な時間(レリー
ズタイムラグ)はシャッターマグネットの遅れと電気制
御回路の処理に必要な時間の数[mS]ですむ。
尚モータM1通電後ステッピングモータM3への通電を
15 [mS]遅らせているのは、モータM1のラッシ
ュ電流とステッピングモータM3の通電が重なリスチッ
ピングモータM3が脱調するのを避ける為である。
次に上述各機槽を制御する回路構成の一実施例について
図面をもとに説明する。
第9図はカメラの制御回路の全体構成を示す回路図であ
る。第9図において、BATは電源電池、CONはDC
/DCコンバータ、NC1はマイクロコンピュータ(以
下マイコンと略す)である。DC/DCコンバータCO
Nは電源電池BATから4〜6ボルトにわたる不安定な
電圧を入力端子INから供給され、5ポルトの安定した
電圧に変換し、出力端子OUTから出力する。ただしD
C/DCコンバータCONはその入力端子CNTにハイ
レベルの信号が入力している時に5ボルトの電圧出力を
行い、ロウレベルの信号が入力している時は電圧変換動
作を停止し、0ボルトの電圧を出力する。DC/DCコ
ンバータCONの制御用入力端子CNTはマイコンMC
Iの出力端子P4と接続され、マイコンMCIにより動
作制御される。
MC2は高速演算処理の可能なマイコンであり、ADI
はA/D変換器、R1,R2は抵抗である。BUSIは
マイコンMC2とA/D変換器ADIとが通信するため
のパスラインである。抵抗R1とR2は電源電池BAT
の電圧を分圧するように直列に接続され、A/D変換器
ADIの入力端子INに入力する。A/D変換器ADI
はこの電圧をA/D変換し、パスラインBUSIを通し
て変換値をマイコンMC2に送信する。
SPDは外光輝度(撮影レンズ2oを透過してきた被写
体光の輝度)を測るためのシリコンフォトダイオード、
AMPはシリコンフォトダイオードSPDの出力を増巾
し、温度補償をするための増巾器、AD2は増巾器AM
Pの出力をA/D変換するA/D変換器であり、増巾器
AMPの出力端子OUTとA/D変換器AD2の入力端
子INとが接続されている。BUS2はA/D変換器A
D2とマイコンMC2とが通信するためのパスラインで
あり、A/D変換器AD2はパスラインBUS2を通し
て測光値をマイコンMC2に送信する。
CCDはオートフォーカスを行うためのラインセンサー
であり、一般的なCODより構成される。AD3はCO
Dからの出力をA/D変換するA/D変換器であり、C
ODから得られるアナログとしての像信号をデジタル値
に変換する。BUS6はA/D変換器AD3とマイコン
MC2とが通信するためのパスラインであり、A/D変
換器AD3はパスラインEUS6を通して、像信号をマ
イコンMC2に送信する。
A/D変換器ADI、AD2.AD3および増巾器AM
P、ラインセンサーCOD、マイコンMC2はその電源
をDC/DCコンバータCONから出力される5v安定
電圧より供給され回路動作を行う。従って、DC/DC
コンバータCONが電圧変換動作を停止しているときは
、回路は非動作状態となる。
SWIはレリーズボタン12の第1ストロークに連動す
るスイッチで、常時はオフ状態にあり、レリーズボタン
12を第1ストロークまで押し込んだときにオンする。
SW2はレリーズボタンの第2ストロークに連動するス
イッチで、常時はオフ状態にあり、レリーズボタンを第
2ストロークまで押し込むとオンする。
5CN2はカメラのシャッタ後幕に連動するスイッチで
、シャッタの後幕の走行が終了した時点でオンする。
スイッチSWI、SW2はマイコンMCIの入力ポート
P3.P30およびマイコンMC2の入力ポートP7゜
R31にそれぞれ接続され、両マイコンMCI、MC2
がオン・オフを独自に検出できるようになっている。ス
イッチ5CN2は、マイコンMC2の入カポ−)R8に
接続されマイコンMC2のみがオン・オフを検出できる
ようになっている。
BUS3はマイコンMCIとマイコンMC2が通信する
ためのパスラインである。DISPは測光演算後のシャ
ツタ秒時と絞り値およびカメラの動作状態を表示するた
めの例えば液晶などを用いた表示器である。DRは表示
器DISPに接続し、表示器DISPを表示駆動するた
めの表示駆動用集積回路(以下ICとする)である。表
示駆動用ICのDRとマイコンMC2はパスラインBU
S4で接続され、マイコンMC2から表示情報を送信す
る。表示駆動用ICのDRはこのデータをもとに表示器
DISPを駆動する。
マイコンMCIと表示駆動用ICのDRはその電源を電
源電池BATもしくはDC/DCコンバータCONのい
ずれかからそれぞれダイオードDll、 D12を通し
て供給されている。そのためカメラに電源電池BATが
装着されている間は常時回路動作が行われている。
MG31はシャッタの先幕をスタートさせるための電磁
石構成のコイル(第7図のコイル383と対応)MG3
2はシャッタの後幕をスタートさせるための電磁石構成
のコイル(第7図のコイル389と対応)である。
コイルMG31はトランジスタTRIのコレクタに接続
され、コイルMG32はトランジスタTR2のコレクタ
に接続されている。トランジスタTRIのベースは、ベ
ース抵抗R3を介してマイコンMC2の出力ポートP1
3に接続され、また同様にトランジスタTR2のベース
は、ベース抵抗R4を介してマイコンMC2の出力ポー
トP14に接続されている。マイコンMC2は出力ポー
トP13.P14から信号出力することにより、シャツ
タ秒時の制御をすることができる。
またコイルMG31.MG32はシャッタが走行しない
ように係止された状態で電圧をチエツクする時の実負荷
抵抗としても用いられるが、この制御も出力ポートP1
3.P14からの信号出力によりマイコンMC2が行う
ことが可能である。
M2はフィルム巻き上げを行わすための第2のモータで
あり、第2のモータM2の両端子のうちの一端にはPN
PトランジスタTR15、NPN )ランジスタTR1
6のコレクタが接続され、他端には同様にPNP )ラ
ンジスタTR18、NPN )ランジスタTR17のコ
レクタが接続されている。トランジスタTR15゜TR
16,TR17,TR18の各ベースは、それぞれベー
ス抵抗R15,R16,R17,R18を介してマイコ
ンMC2の出力ポートP15. R16,R17,R1
8に接続されている。
トランジスタTR15,TR18のエミッタは電源電池
BATの(+)側に接続され、トランジスタTR16゜
TR17のエミッタは(−)側に接続されている。
マイコンMC2は出力ポートP15. R16,R17
゜R18から信号を出力することにより、第2のモータ
M2を正転、逆転自在に動作させることができる。
例えば出力ポートP15.P16からハイレベルの信号
を出力し、R17,R18にロウレベルの信号を出力す
ることによりトランジスタTR16,TR18がオン状
態となり、トランジスタTR15とTR17がオフ状態
となり、この結果電流が左から右へ流れ第2のモータM
2が正転する。
また逆に出力ポートP15.P16からロウレベルの信
号を出力し、R17,R18にハイレベルの信号を出力
することにより、トランジスタTR16,TR18をオ
フ状態にし、トランジスタTR15とTR17をオン状
態にすれば電流が右から左へ流れ第2のモータM2が逆
転する。
Mlはシャッタのチャージおよびミラーの駆動を行うた
めの第1のモータであり、モータM1の2端子のうちの
一端にはPNP トランジスタTR19,NPNトラン
ジスタTR20のコレクタが接続され、他端には同様に
PNP トランジスタTR22,NPN )ランジスタ
TR21のコレクタが接続されている。トランジスタT
R19,TR20,TR21,TR22の各ベースは、
それぞれベース抵抗R19,R20,R21゜R22を
介してマイコンMC2の出力ポートP19゜R20,R
21,R22に接続されている。
トランジスタTR19,TR22のエミッタは電源電池
BATの(+)側に接続され、トランジスタTR20゜
TR21のエミッタは(−)側に接続されている。
マイコンMC2は第2のモータM2の制御と同様に、出
力ポートP19.P20.P21.R22から信号を出
力することにより、第1のモータMlを正転、逆転を自
在に動作させることができる。
SMIは回転基板上に描かれた導電性のパターンによる
スイッチで、回転基板スィッチSM1はフィルム巻き上
げ駆動機構400のスプロケット402に連動して回転
する。スイッチSMIからの信号はマイコンMC2の入
カポ−)R9およびPIOに接続され、マイコンMC2
は第2のモータM2の回転にともなう回転基板上のパタ
ーンのオン・オフ信号を検知することができる。同様に
スイッチSM2はミラー上下運動とシャッタチャージを
行っているカムの回転に連動して回転するブラシ摺動ス
イッチ(第3図〜第4図に示したブラシ122と信号基
板160からなるスイッチと対応)で、スイッチSM2
からの信号はマイコンMC2の入力ポートpH,R12
に接続されているため、マイコンMC2は第1のモータ
M1の一方向回転にともなうオン・オフ信号を検知する
ことができる。
TR3はマウント接点(カメラ本体のカメラマウント部
と撮影レンズのレンズマウント部の双方に配設した接触
型接点)を通してレンズ側の絞り駆動用の第3のモータ
M3の電源供給および供給停止を切り換えるためのスイ
ッチングトランジスタ、R6はトランジスタのベース抵
抗である。トランジスタTR3のベースはベース抵抗R
6を介してマイコンMC2の出力ポートP27に接続さ
れている。この結果レンズ側の絞り駆動用の第3のモー
タM3の電源供給はマイコンMC2が制御することがで
きる。
R5はマイコンMC2に接続されDC/DCコンバータ
CONのオフ状態で電源供給が停止されているときにト
ランジスタTR3をオフ状態にしておくための抵抗で、
電源電池BATの(+)側端子をベース抵抗R6を介し
てトランジスタTR3のベースとの間に設けられている
MC3はカメラに装着可能な撮影レンズ内に設けられた
マイコン、M3はやはりレンズ内に設けられた第3のモ
ータM3で、この第3のモータM3により絞り羽根(第
8図参照)が閉じられたり開かれたりする。
第3のモータM3の2端子のうちの一端には、PNPト
ランジスタTR23,NPN )ランジスタTR24の
コレクタが接続され、他端には同様にPNP )ランジ
スタTR26,NPN )ランジスタTR25のコレク
タが接続されている。トランジスタTR23゜TR24
,TR25,TR26の各ベースは、それぞれ抵抗R2
3,R24,R25,R26を介してマイコンMC3の
出力ポートP23.P24.P25.P26に接続され
ている。
トランジスタTR23,TR26のエミッタはカメラと
レンズ間のマウント接点およびスイッチングトランジス
タTR3を介して電源電池BATの(+)側に接続され
、トランジスタTR24,TR25のエミッタはやはり
カメラとレンズ間のマウント接点を介して電源電池BA
T(−)側に接続されている。
マイコンMC3は出力ポートP23. P24. P2
5゜P26から信号を出力し、第3のモータM3を正転
、逆転を自在に動作させることができる。
BUS5はマウント接点を介してカメラ側のマイコンM
C2とレンズ側のマイコンMC3の通信を行うためのパ
スラインである。カメラ側のマイコンMC2はこのパス
ラインEUS5によりレンズ側のマイコンMC3に対し
て絞り羽根を所定位置まで絞り込むように、第3のモー
タM3を駆動するように命令したり、あるいは絞り羽根
を開放位置まで戻すべく第3のモータM3を逆転駆動す
るように命令することができる。
M4はレンズ内に設けられた第4のモータM4で、この
第4のモータM4によりレンズの鏡筒が繰り出し、繰り
込み動作を繰り返し、焦点調節を行うことになる。
第4のモータM4の2端子のうちの一端には、PNPト
ランジスタTR33,NPN )ランジスタTR34の
コレクタが接続され、他端は同様にPNP )ランジス
タTR36,TR35のコレクタが接続されている。ト
ランジスタTR33,TR34,TR35,TR36の
各ベースは、それぞれ抵抗R33,R34,R35゜R
36を介してマイコンMC3の出力ポートP33゜P3
4.P35.P36に接続されている。
トランジスタTR33,TR36のエミッタはカメラと
レンズ間のマウント接点およびスイッチングトランジス
タTR3を介して電源電池BATの(+)側に接続され
、トランジスタTR34,TR35のエミッタはやはり
カメラとレンズ間のマウント接点を介して電源電池FA
Tの(−)側に接続されている。
マイコンMC3は出力ポートP23. P24. P2
5゜P26から信号を出力し、第4のモータM4を正転
、逆転を自在に動作させることができる。
カメラ側のマイコンMC2はパスラインBUS5により
レンズ側のマイコンMC3に対してレンズ鏡筒を所定位
置まで移動するように、第4のモータM4を駆動するよ
うに命令することができる。
またマイコンMC3はこの電源をマウント接点を通して
、電源電池BATまたはDC/DCコンバータCONか
らそれぞれダイオードDll、D12を介して供給され
る。
SW3は、レリーズタイムラグを持たせるか否かを撮影
者が切り換えるためのスイ゛ンチで、スイッチSW3は
マイコンMC2の入力ポートP32に接続され、マイコ
ンMC2がオン・オフを検出できるようになっている。
MEMIは、レリーズタイムラグのデータを書き込んで
おくための不揮発性メモリであり、BUS7はマイコン
MC2が不揮発性メモリMEMIとデータ通信を行うた
めのパスラインである。
BUS8は不揮発性メモリMEMIのメモリ内容を書き
換えるための外部接続端子とを結ぶパスラインである。
撮影者、ないし、カメラのサービスステーション等では
この外部接続端子を通して不揮発性メモリの内容、すな
わちレリーズタイムラグを任意に書き換えることが可能
である。
次に以上のように接続されたカメラの制御回路の作動を
フローチャートに基づいて説明する。
第10図はマイコンMC1の動作フローである。
電源電池BATを投入するとマイコンMCIにパワーオ
ンリセットがかかり、ステップlより動作を始める。以
下フローチャートに従い説明する。
[ステップ1] 出力ポートP4にハイレベルの信号を
出力し、DC/DCコンバータCONから5ボルト安定
電圧を出力し、マイコンMC2及び測光アンプAMPと
A/D変換器ADI、AD2に電源を供給する。
[ステップ300] レリーズボタンが第1ストローク
まで押されているかどうかチエツクする為にレリーズス
イッチSWIの状態を読み取る。
レリーズスイッチSWIがオンしていればステップ9へ
、オフならばステップ8へ分岐する。
[ステップ8] レリーズボタン12が押されているか
どうかチエツクする為にレリーズスイッチSW2の状態
を読み取る。レリーズスイッチSW2がオンしていれば
ステップ9へ、オフならばステップ10へ分岐する。
[ステップ9] ステップ1と同じ、DC/DCコンバ
ータCONをオンする。
[ステップ10コ 現在DC/DCコンバータCONが
オンしているかどうか判別し、DC/DCコンバータC
ONがオフしていればステップ2に戻る。以下、背蓋の
開閉状態が変化するか、巻戻しボタン14に連動するス
イッチSRWもしくはレリーズスイッチSW2がオンさ
れるまでスイッチの読み取りを繰り返す。
[ステップ11コ  マイコンMC2と通信し、マイコ
ンMC2から出力される命令を受は取る。
[ステップ12]  マイコンMC2からの命令がDC
/DCコンバータCONのオフ命令の時はステップ13
へ、DC/DCコンバータCONのオフ命令でない時は
ステップ11に戻り、DC/DCコンバータCONのオ
フ命令が来るまで待機する。
[ステップ13]  出力ポートP4にロウレベルの信
号を出力しDC/DCコンバータCONをオフし、DC
/DCコンバータCONの5ボトル安定電圧の出力を停
止する。
以上がマイコンMCIの動作である。このフローから判
るように、マイコンMCIは、電源投入時及びレリーズ
スイッチSWI、SW2がオンされている時にDC/D
CコンバータCONを作動させ、マイコンMC2、及び
測光アンプAMPとA/D変換器ADD、AD2に電源
を供給し、供給後はマイコンMC2のDC/DCコンバ
ータオフ命令を受は取るまでDC/DCコンバータCO
Nをオン状態とし、マイコンMC2よりDC/DCコン
バータCONのオフ命令を受は取った時点でDC/DC
コンバータCONをオフとする作動を行っている。
次に、DC/DCコンバータCONがオンした後のマイ
コンMC2の作動について説明する。なお、マイコンM
CIが電源電池BATを投入した時から常時動作とし、
マイコンMC2をDC/DCコンバータCONがオンし
ている時だけ電源供給されて作動開始をするように構成
したのは、マイコンMCIがスイッチ検出のみの仕事を
行えばよいだけの低消費電力タイプの低速マイコンを想
定し、マイコンMC2が消費電力の大きい高速処理可能
なものを想定しているためである。
第11図は、マイコンMC2の電源供給後の処理を表わ
すフローチャートである。
以下フローチャートに従い説明する。
[ステップ21]  レリーズボタン12が第1ストロ
ークまで押されているかどうかチエツクする為にレリー
ズスイッチSWIの状態を読み取る。レリーズボタン1
2が第1ストロークまで押されていなければステップ2
2へ、レリーズボタン12が第1ストロークまで押され
ていれば第11B図の測光シーケンスへ分岐する。
[ステップ22]  動作を終わらせるための処理を行
う。マイコンMCIに対してDC/DCコンバータCO
Nの動作を停止させるように命令を出力する。
この後、マイコンMCIがDC/DCコンバータCON
をオフすることによりマイコンMC2の動作電源が断た
れ、処理が終了する。
次に第13図の測光シーケンスについて説明する。
測光シーケンスは電源供給後の処理フローで説明したよ
うにレリーズボタンが第1ストロークまで押し込まれた
時の処理を行う。
[ステップ96]  A/D変換器AD3と通信を行い
、像信号データを読み込む。
[ステップ501]  読み込んだ像信号のデータを基
に、合焦位置検出を行う。現状のレンズ鏡筒位置がすて
に合焦位置にあればステップ503へ、合焦位置になれ
ばステップ502へ分岐する。
[ステップ502]  像信号のデータより、レンズ鏡
筒の移動をレンズ側のマイコンMC3に対して命令する
[ステップ503]  A/D変換器AD3と通信を行
い、測光AD変換値を読み込む。
[ステップ97]  測光AD変換値に基づいてシャツ
タ秒時と絞り値を表示駆動用IC,DRに送信する。
[ステップ98]  電圧チエツクを行う。電圧をチエ
ツクし、電圧が低下していればステップ99へ、電圧が
レリーズ可能な電圧があればステップ103へ分岐する
。ここでの電圧チエツクはレリーズができるかどうかを
見ており、例えば、電圧値V。が、vo〈3ボルトの際
にステップ99へ分岐し、v。
〉3ボルトの際にステップ103へ分岐させる。
[ステップ99]  表示駆動用ICのDRに電圧が低
下したことの警告表示をさせるための表示データを送る
[ステップ103] サブミラーのダウンとシャッタの
2重遮光の解除をさせるために、第1のモータM1の正
転通電を開始する。
[ステップ104]  第1のモータMlの通電時間を
計数しているタイマであるタイマをスタートさせる。
[ステップ105] 通電開始のラッシュ電流が収るま
で15ミリ秒時間待つ。
[ステップ108コ 出力ポートP23からハイレベル
の信号を出力し、レンズ側の絞り羽根駆動用の第3のモ
ータM3の駆動が可能なように電源を供給する。その後
、レンズ側のマイコンMC3に対しレンズ側の絞り羽根
を演算絞り値の位置まで絞り込むように命令する。
[ステップ109] 入力ポートpHのチエツクを行い
、サブミラーダウンが完了すればステップ111へ、サ
ブミラーダウン完了状態にならなければステップ110
へ分岐する。
[ステップ11O]  第1のモータM1を通電させて
からの時間を計っているタイマをチエツクする。500
ミリ秒経過している場合はステップ112へ、500ミ
リ秒経過していない場合にはステップ109に戻り、サ
ブミラーダウン完了状態になるまで待つ。
[ステップ112]  500ミリ秒の間にサブミラー
ダウン作動が終了しなかったので事故と判断し、第1の
モータM1の通電を停止する。
[ステップ113] 表示駆動用ICのDRに事故表示
するように表示データを出力し、ステップ22へ分岐し
処理を終了する。
[ステップ111] 入カポ−)pHがオフとなりサブ
ミラーダウン完了(シャッターの重連光の解除)となっ
たので、第1のモータM1への通電を停止させる。
[ステップ114]  レンズマイコンMC3と通信し
、絞りが所定位置まで絞られたかどうか確認し、絞り羽
根530が所定位置まで絞り終わっていればステップ3
01へ、絞り終わっていなければステップ114に戻り
絞り羽根530が絞られるまで待つ。
[ステップ301]  レリーズボタンが第1ストロー
クまで押されているかどうかチエツクするためにスイッ
チSWIを読み込む。レリーズボタン12が第1ストロ
ークまで押されていればステップ302へ、押されてい
なければステップ303へ分岐する。
[ステップ302]  レリーズボタン12が第2スト
ロークまで押されているかどうかチエツクするためにス
イッチSWIを読み込む。
レリーズボタン12が第2ストロークまで押されていれ
ば露光動作を開始すべくステップ115に分岐する。レ
リーズボタン12が第2ストロークまで押されていなけ
ればステップ301に戻りレリーズボタン12が完全に
放されるが、第2ストロークまで押し込まれるまでステ
ップ301、ステップ302間をループする。
[ステップ303]  レリーズボタン12が完全にオ
フされたので、ザブミラーのダウンしている状態を本来
のAF測距位置に戻すべく、モータM1の正転通電を開
始する。
[ステップ304]  モータM1を通電させてからの
時間を計っているタイマをスタートさせる。
[ステップ305] 入力ポートpHのチエツクを行い
、サブミラーのアップが完了すればステップ306へ、
サブミラーアップ完了状態にならなければステップ30
8へ分岐する。
[ステップ308]  モータM1を通電させてからの
時間を計っているタイマをチエツクする。500ミリ秒
経過している場合は所定時間内にザブミラーがアップし
なかったものと判断してステップ309へ分岐する。5
00ミリ秒経過していない場合にはステップ305に戻
りサブミラーがアップし終わるまで待つ。
[ステップ309]  500ミリ秒の間にサブミラー
アップの作動が終了しなかったので事故と判断し、モー
タM1の通電を停止する。
[ステップ3101  表示駆動用ICのDRに事故表
示するように表示データを出力し、処理を終了する。
そして、その後ステップ22へ進む。
[ステップ306]  入力ポートpHがオンとなりサ
ブミラーアップ完了となったのでモータMlの通電を停
止する。
[ステップ311]  レンズマイコンMC3と通信し
、絞りを開放位置まで戻すように命令する。以上でカメ
ラが初期位置状態となったためステップ22へ戻り、処
理を終了することになる。
次に、レリーズボタン12の第2ストロークまで押し込
まれた時の処理であるステップ115以降のフローにつ
いて説明する。
[ステップ115コ レリーズタイムラグを持たせるか
否かを入力するスイッチSW3を読み取る。SW3がオ
ンならレリーズタイムラグを持たせるべくステップ70
1に分岐し、レリーズタイムラグを持たせないなら即座
にレリーズ動作を開始すべ(ステップ703に分岐する
[ステップ701]  パスラインEUS7を通して不
揮発性メモリMEM1から待ち時間のデータを読み取る
[ステップ702コ 読み取ったデータに応じた待ち時
間だけ時間待ち処理を行う。ここでの時間待ちが、レリ
ーズタイムラグ時間に相当する。
[ステップ703]  入力ポートP13からlOミリ
秒の間ハイレベルの信号を出力し、シャッタの先幕制御
用電磁石のコイルに通電し、シャッタの先幕を走らせる
。これによりフィルムの露光動作が開始される。
[ステップ116]  フィルム露光時間待ち。
[ステップ117]  出力ポートP14から10ミリ
秒の間ハイレベルの信号を出力し、シャッタの後幕制御
用電磁石のコイル389に通電し、シャッタの後幕を走
らせる。これによりフィルムの露光動作が終了する。
[ステップ118]  後幕走行完了に連動するスイッ
チ5CN2がオンかオフかを判別する。オフの場合はス
テップ118にとどまり、スイッチがオンになるまで待
つ。オンの場合は後幕の走行が完了したことを意味する
ので、ステップ123へ分岐する。
[ステップ123]  サブミラーをアップし、かつシ
ャッタをチャージするために第1のモータM1の正転通
電を開始する。
[ステップ124]  第1のモータM1の通電時間を
計数しているタイマであるタイマ#2をスタートさせる
[ステップ125]  第1のモータM1の通電開始の
ラッシュ電流が収まるまで15ミリ秒時間待ち。
[ステップ128]  レンズ側のマイコンMC3に対
しレンズの絞り羽根530を開放位置まで戻すように命
令する。
[ステップ129] レンズマイコンMC3と通信し、
絞りが開放位置まで戻されたかどうかチエツクし、絞り
羽根が開放になっていればステップ600へ、絞りが開
放になっていなければステップ129に戻り、絞りが開
放になるまで待つ。
[ステップ600] 入力ポートpHのチエツクを行い
、サブミラーのアップが完了すればステップ601へ、
サブミラーアップ完了状態にならなければステップ60
3へ分岐する。
[ステップ603]  モータM1を通電さゼでからの
時間を計っているタイマをチエツクする。500ミリ秒
経過している場合は所定時間内にサブミラーがアップし
なかったものと判断し、ステップ604へ分岐する。5
00ミリ秒経過していない場合にはステップ600に戻
り、サブミラーがアップし終わるまで待つ。
[ステップ604]  500ミリ秒の間にサブミラー
アップの動作が終了しなかったので事故と判断し、モー
タM1の通電を停止する。
[ステップ605]  表示駆動用ICのDRに事故表
示するように表示データを出力し、処理を終了する。
[ステップ601] 入力ポートpHがオンとなりサブ
ミラーアップ完了となったのでモータM1の通電を停止
する。
[ステップ607]  フィルム給送を行うためのモー
タM2の正転通電を開始する。
[ステップ608]  モータM2を通電させてから時
間を計っているタイマーをスタートさせる。
[ステップ609] 入力ポートPIOのチエツクを行
いオフしていればステップ610へ、オンしている間は
609に戻りオフするまで待つ。
PIOの信号はスプロケットに連動しフィルム−駒分の
給送が終了した時点でローレベルの信号が入力し、MC
2はローレベルの信号が入力されれば給送を停止し、正
しく一駒分のフィルムを給送する。
しかし始めからローレベルの信号が入力されている場合
には、前回給送終了時点でのローレベルが入力されたま
まとなっているのでひとまず、ハイレベルになるまで待
つ処理が必要となる。ステップ609の処理はこの処理
に値する。
[ステップ610]  入力ポートPIOのチエツクを
再度行う。ローレベルの信号が入力していれば給送−駒
分が終了したものとみなし、ステップ613へ、そうで
なければステップ611へ分岐する。
[ステップ611]  モータM2を通電させてからの
時間を計っているタイマをチエツクする。2秒以上経過
している場合はフィルムが最終駒まで送られ、もう巻上
げられなかったものとみなし、ステップ612へ分岐す
る。
まだ2秒を経過していない場合はステップ610に戻り
、−駒分の給送が終了するまで待つ。
2秒とは通常の場合で一駒分の給送をするのに充分な時
間として設定した時間である。
[ステップ612]  2秒以内に給送が終了しなかっ
たのでフィルムの最終駒まで巻上げられたものとみなし
、モータM2の通電を停止する。その後ステップ22へ
戻り処理を終了する。
[ステップ613]  正しく一駒分の巻き上げが行わ
れたものとみなし、給送用のモータM2の通電を停止す
る。
[ステップ614] フィルムの枚数を記憶しているカ
ウンターをインクリメントする。この後、ステップ22
へ戻り処理を終了する。以上がレリーズ、フィルム給送
、シャッタチャージ、ミラー駆動を同時に行うシーケン
スのフローである。
次にレンズマイコンMC3のフローチャートを説明する
第12図はレンズ側のマイコンMC3のフローチャート
である。
[ステップ170]  カメラ側のマイコンMC2と通
信する。
[ステップ171]  カメラ側マイコンMC2との通
信結果がカメラ側からの絞り駆動命令であるか否か判断
し、絞り駆動命令であると判断した時はステップ172
へ、そうでない時はステップ173へ分岐する。
[ステップ172]  絞り羽根駆動用の第3のモータ
M3を正転方向(第8図での反時計方向)に通電し、所
定位置まで絞りを絞り込む。絞り値はカメラ側から通信
時に送られてきているので、絞り値に見合う時間だけ通
電を行えばよい。また第3のモータM3にステッピング
モータ等を用いて、駆動パルスを所定パルス数だけ出力
するようにしてもよい。
[ステップ173]  カメラ側マイコンとの通信結果
がカメラ側からの絞り開放命令であるか否かを判断し、
絞り開放命令であると判断した時はステップ174へ、
そうでない時はステップ400へ分岐する。
[ステップ174]  絞り羽根駆動用の第3のモータ
M3を逆転方向(第8図での時計方向)に所定時間通電
し、絞りを開放にする。その後ステップ170へ戻りカ
メラ側のマイコンMC2の命令を待つ。
[ステップ400] カメラ側のマイコンMCとの通信
結果がカメラ側からのレンズ鏡筒駆動命令であるか否か
を判断し、レンズ鏡筒駆動命令であると判断した時はス
テップ401へ、そうでない時はステップ170に戻り
、カメラ側のマイコンMCの次の命令を待つ。
[ステップ401] レンズ鏡筒駆動用の第4のモータ
M4を指示された位置まで駆動させる。その後、ステッ
プ170に戻り、カメラ側のマイコンMC2の命令を待
つ。
以上がレンズマイコンMC3のフローチャートとなる。
〔発明の効果〕
本発明はAF−眼レフレックスカメラ等のカメラにおい
て、測距作動が完了した時点で絞り駆動や、測距の為の
サブミラーの撮影光路外への退避動作を先に行わせるこ
とにより、レリーズ操作時にはほとんどレリーズタイム
ラグなしに露光動作が行えるようにした。
又、ここにおいて、レリーズタイムラグをほとんどなく
す動作と強制的に設定する動作とを選択可能としたこと
により、レリーズタイムラグの感覚を身に付けている人
でも使いかっての良いカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としての電動駆動カメラの各構
成配置説明図。 第2図は第1図の各構成の要部分解斜視図。 第3図(a)、  (b)は第2図に示したミラーボッ
クス駆動機構及びフィルム巻戻し駆動機構の動作説明図
。 第4図(a)、  (b)は第3図にて示した位置検知
構成のみの動作説明図。 第5図(a)、  (b)は第3図における伝達切換構
成の動作説明図。 第6図(a)、  (b)はシャッタユニットの要部構
成を示す動作説明図。 第7図は第6図のシャッタ構成の走行制御機構を示す斜
視図。 第8図は撮影レンズ内の絞り駆動構成を示す斜視図。 第9図は各機構の動作を制御する回路図。 第10図は第9図の回路の動作を説明する為のフローチ
ャート。 第11A図、第11B図(1)、第11B図(2)は第
9図の回路の動作を説明する為のフローチャート。 第12図は第9図の回路の動作を説明する為のフローチ
ャート。 第13図は本発明に対する実施例の特徴的動作を説明す
る為のブロック図。 第14図は第1の光学素子及び第2の光学素子がAF測
距状態にいる時の中央断面図。 第15図は第1の光学素子及び第2の光学素子及び電動
絞り機構が撮影準備状態にいる時の中央断面図。 第16図は従来例の第1の光学素子及び第2の光学素子
がAF測距状態にいる時の中央断面図。 第17図は従来例の第1の光学素子及び第2の光学素子
及び電動絞り機構が撮影準備状態が完了しシャッタ先幕
が走行完了した状態の中央断面図。 特開平3−78734 (33) 第17閃 しンス°マイ]ンMC3 フロー号ヤート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測距動作を開始する第1のスイッチと、撮影動作
    を開始させる第2のスイッチを有するカメラにおいて、 前記第2のスイッチの動作に拘らず、前記第1のスイッ
    チの動作により撮影レンズの絞り制御を行う第1の制御
    回路と、 前記第2のスイッチの動作時に実際に撮影動作を行う前
    にある一定時間の待ち時間を形成する第2の制御回路と
    、 前記第2の制御回路の動作の実行・不実行を選択する選
    択回路と、を設けたことを特徴とするカメラ。
  2. (2)上記待ち時間は不揮発性メモリにデータがあり、
    前記不揮発性メモリの内容を書き換えることにより、前
    記待ち時間の長さが変えられる請求項(1)記載のカメ
    ラ。
JP21669389A 1989-08-22 1989-08-22 カメラ Pending JPH0378734A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099625A1 (ja) * 2007-02-16 2008-08-21 Nikon Corporation 振れ補正装置、カメラシステム、カメラボディおよび交換レンズ
JP4721551B2 (ja) * 2001-05-15 2011-07-13 日本電産コパル株式会社 カメラ用フォーカルプレンシャッタ
US8611733B2 (en) 2007-02-16 2013-12-17 Nikon Corporation Camera system and camera body

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