JP2801220B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2801220B2
JP2801220B2 JP25146488A JP25146488A JP2801220B2 JP 2801220 B2 JP2801220 B2 JP 2801220B2 JP 25146488 A JP25146488 A JP 25146488A JP 25146488 A JP25146488 A JP 25146488A JP 2801220 B2 JP2801220 B2 JP 2801220B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は二重遮光機構をもったシャッタを有するカメ
ラの二重遮光制御に関する。
[従来の技術] 従来、フォーカルプレーンシャッタにおいて、遮光性
を増すために、アパーチヤを先羽根群と後羽根群の両方
で遮るいわゆる二重遮光シャッタが存在した。
二重遮光シャッタの1つのタイプは、露光終了直後、
後羽根群がアパーチヤを覆う位置へと移動させるタイプ
で、巻上げ時に二重遮光を解除する構造であった。
しかし、近年のカメラはモータドライブ装置内蔵のも
のが一般的で、撮影終了後ただちに巻上げ動作を行なっ
てしまうため、このタイプの二重遮光シャッタでは、撮
影終了後すぐに二重遮光が解除されてしまうため、遮光
の意味が薄れてしまった。
二重遮光シャッタのもう一つのタイプは、モータドラ
イブ装置内蔵カメラに向いたもので、撮影終了後に後羽
根群をアパーチヤを覆う位置に保持したままチャージ作
動を行ない、先羽根群がチャージ完了した時点、すなわ
ち先羽根群もアパーチヤを覆った状態でチャージ完了と
しカメラのレリーズ操作を待つ方式である。次にレリー
ズ操作が行なわれるとアパーチャを覆う位置に保持され
ていた後羽根群の保持を解除し、後羽根群がアパーチャ
から退避完了後に先羽根、後羽根群の順で所定のタイミ
ングで走行し露光を完了するものである。
しかし、この後者のタイプのシャッタも次のようなカ
メラにおいては不都合が生じる。
すなわち、カメラにおいては、撮影者がレリーズ操作
をしたあとに実際の撮影が行なわれるまでの時間をレリ
ーズ・タイムラグというが、レリーズ・タイムラグが少
ないほど、撮影者が撮影しようとした瞬間に近い写真撮
影が可能となる。特にスポーツ写真、レース写真におい
てはレリーズタイムラグが決定的瞬間をとらえる大きな
さまたげになる。しかるに上記の後者のタイプのシャッ
タにおいては、レリーズ操作後に後羽根群の退避を行な
うため、後羽根群が退避する時間および退避した後羽根
群が安定するまでの時間がレリーズタイムラグに加わっ
てしまうため、決定的瞬間をとらえるのには不向きとな
る。尚従来よりレリーズタイムラグを短くするためにレ
フレックスミラーを固定し、該ミラーの撮影退避運動に
かかる時間をはぶくことが知られているが、この種のカ
メラに上記の後者のタイプのシャッタは実際上組み込む
ことはできない。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、シャッタをチャージするチャージ部材をチ
ャージ位置とチャージ解除位置に移動させることで、前
記シャッタを二重遮光状態と二重遮光解除状態にするこ
とができるカメラにおいて、レリーズ釦が押圧されるこ
とに応じて、前記シャッタが二重遮光状態から二重遮光
解除状態となるように、前記チャージ部材を前記チャー
ジ解除位置へ移動させるとともに、前記レリーズ釦が押
圧されている状態から、前記押圧が解除されることに応
じて、前記シャッタが二重遮光解除状態から二重遮光状
態となるように前記チャージ部材を前記チャージ位置に
移動させる制御回路を設けたことを特徴とするものであ
る。
[実施例] 次に図面に基づいて本発明の実施例を説明する。な
お、本実施例は本発明を一眼レフカメラに適用した場合
を示している。
第1図には一眼レフカメラにおける各ユニットの配置
説明が示され、10はカメラボディを示す。このカメラボ
ディ10には着脱自在の撮影レンズ20が装着されている。
12はレリーズボタン、14は巻き戻しボタン、30はカメラ
ボディの底面位置に配置される電池を示している。なお
電池30は当然のことながら、電池交換の際には簡単に取
り出しができるように、カメラボディ10には電池蓋に相
当する部材の取り外しにより電池収納室から容易に取り
出すことができる構造が構成されている、M1は第1のモ
ータであり、この第1のモータM1は前板及びシャッタ系
のチャージ、サブミラー駆動とフイルム巻き戻し系の駆
動の両方の駆動源となる。100は前板系としてのミラー
ボックス駆動機構を示し、200はフイルム巻き戻し駆動
機構を示している。400はフイルム巻き上げ駆動機構、M
2は第2のモータであり、前記フィルム巻き上げ駆動系4
00の駆動源となる。
第2図は各構成をユニットごとに分解した分解斜視図
を示している。
次に上記第2図と各ユニットごとの構成図とを基に、
各ユニットごとの構成及び動作を説明する。
先ず、第2図に基づいて、各ユニットの概略を説明す
る。
図において、40はカメラ本体であり、詳しい図示は省
略したが全体がプラスチックモールドで成形されてい
る。ただし、アパーチャ41の領域等、特に精度と強度が
要求される部分は金属インサート成形されて成る。42a
〜42dは後述のミラーボックス60をネジにて固定する為
の取付け穴を示し、43はスプール室、44はパトローネ室
を示している。50はフイルム52が巻き込まれたフイルム
パトローネを示し、図において54はフイルムパーフォレ
ーション、56はフイルムリーダー部を示している。60は
ミラーボックスであり、上記カメラ本体40の各取付け穴
42a〜42dと対応する位置に取付け穴61a〜61dが形成され
ており、両取付け穴42a〜42dと61a〜61dとをあわせてネ
ジ止めすることによりミラーボックス60はカメラ本体40
に対して強固に固定される。71は薄膜が張設された固定
ミラーで、不図示のファインダー光学系と、シャッタユ
ニット300及びアパーチャー41を介してフイルム52に露
光を与える撮影系に所定の比率でレンズを透過した光を
分割するように蒸着処理が為されている。80はミラーボ
ックス60にネジ固定されたカメラ側マウントであり、撮
影レンズ20の不図示のレンズ側マウントとバヨネット結
合する為のバヨネット爪81a〜81cが形成されている。
100はミラーボックス駆動機構の全体を示しており、
この機構はミラーボックス60に全てが配設されている。
200はフイルム巻き戻し駆動機構の全体を示し、一部が
ミラーボックス60に配設され、他はカメラ本体40側に配
設されている。M1は上記両機構100,200の駆動源となる
第1のモータを示し、ミラーボックス60に固定されてい
る。300はシャッタユニットの全体を示し、シャッタ地
板301にはミラーボックス60への取り付けを行なわせる
為の取付け穴301a,301bが形成されている。したがっ
て、このシャッタユニット300は、上記取付け穴301a,30
1bをミラーボックス60の対応する取り付け穴62a,62bと
合わせてネジ止めすることにより、ミラーボックス60に
対して強固に固定される。400はフイルム巻上げ駆動機
構の全体を示し、第2図には詳細には描いていないが、
全体がユニット化されており、カメラ本体40のスプール
室43位置に組み込まれる。
次に、上述の第2図と、第3図〜第5図を用いて、先
にミラーボックス駆動機構100の構成を詳細に説明す
る。
101はミラーボックス60の片側側面(第2図において
右側面側)に固定された地板であり、この地板101はミ
ラーボックス駆動機構100の回転ギヤ類の全てを回動可
能に支持している。102は第1のモータM1の出力ギヤ、1
03は出力ギヤ102と噛み合う減速ギヤ、104は減速ギヤ10
3と噛み合う太陽ギヤ、105は太陽ギヤ104と噛合する遊
星ギヤである。この太陽ギヤ104と遊星ギヤ105とは遊星
レバー112により連結され、該太陽ギヤ104の回転方向に
応じて該遊星ギヤ105は遊星運動を行なうように構成さ
れている。具体的に記すと、遊星ギヤ105は中心軸とし
ての遊星軸110と、コイルバネ111にてフリクション結合
されている。また、太陽ギヤ104の中心軸となる地板101
のボス114に遊嵌された受113と該遊星軸110とが、該遊
星レバー112にて連結されている。したがって、第5図
(a)の動作図にて理解されるように、太陽ギヤ104の
反時計方向の回転では遊星ギヤ105はまずコイルバネ111
のフリクションにより反時計方向に公転し、伝達ギヤ10
6と噛合する。そして遊星ギヤ105と伝達ギヤ106とが噛
合すると、今度はコイルバネ111のフリクションに駆動
力が打ち勝って(遊星軸110に大して遊星ギヤ105がスリ
ップ回転して)、遊星ギヤ105は自転して(時計方向回
転)、伝達ギヤ106に第1のモータM1の回転を伝達す
る。
逆に、第5図(b)ので動作図にて理解されるよう
に、太陽ギヤ104の時計方向の回転では、遊星ギヤ105は
先ず時計方向に公転し、後述の巻き戻し伝達系としての
巻き戻しギヤ201へボス114を公転中心として移動し、巻
き戻しギヤ201と噛合する。そして、遊星ギヤ105と巻き
戻しギヤ201とが噛合すると、遊星ギヤ105は自転して巻
き戻しギヤ201に第1のモータM1の回転を伝達する。
反時計方向に回転する伝達ギヤ106はミラーボックス
駆動系の原動側となっている。107は伝達ギヤ106に一端
が固着された伝達軸であり、他端にはウォームギヤ108
が固着されている。この伝達軸107は該ウオームギヤ108
の両スラスト方向位置に配設された地板101の受け部115
により、スラスト方向の移動を規制されている。
120は上記ウオームギヤ108と噛合して時計方向に回転
するサブミラー駆動ギヤであり、表面側にはサブミラー
駆動カム121が一体的に形成され、裏面側には位置検出
用ブラシ(導電材にて形成)122が固定されている。な
お、このミラー駆動ギヤ120は地板101のボス116により
回転可能に支持されている。ここにおいて、上記ミラー
駆動カム121は、後述のミラー駆動レバー130を反時計方
向に駆動される為の登りカム面121a,該駆動レバー130の
回動位置(ミラーダウン状態)を保つ為の平坦カム面12
1bおよび該駆動レバー130の時計方向への回動を許容す
る下りカム面121cが形成されている。
130は略L字状に固定された2個のレバー体から成る
サブミラー駆動レバーであり、地板101のボス117により
回動可能に支持され、上記サブミラー駆動カム121のカ
ムフォロアーとしての役目を持つ。すなわち、このサブ
ミラー駆動レバー130は一端部131が上記ミラー駆動カム
121の上記登りカム面121aと摺接することにより反時計
方向への回動駆動を受け、上記平坦カム面121bと摺接す
ることにより、該反時計方向への回動状態を保ち、そし
て上記下りカム面121cと摺接(実際に摺接しない場合で
も、一端部131と下りカム面121cとが位置的に対応して
いれば良い)することにより、時計方向への回動(復
帰)が許容される。そして、このサブミラー駆動レバー
130の他端部132は、上述のサブミラー駆動カム121の各
カム面の回動位置に応じた制御を受けることにより、後
述のミラーピン74を押動してサブミラー70のミラーダウ
ン(露光退避位置への回動)動作、該ミラーピン74の押
動を継続してミラーダウン状態の保持、該ミラーピン74
の押動を解除してミラーアップ(AF測距位置への回動復
帰)の許容を行なわせる。
140は上記ミラー駆動ギヤ120と噛合して反時計方向に
回転するシャッタチャージギヤであり、表面側にシャッ
タチャージカム141が一体的に形成されている。なお、
このシャッタチャージギヤ140は上記ミラー駆動ギヤ120
と1対1の伝達(減速比1.0)をするものであり、地板1
01のボス118により回転可能に支持されている。ここに
おいて、上記シャッタチャージカム141は、後述のシャ
ッタチャージレバー150を反時計方向に駆動させる為の
上りカム面141a,該シャッタチャージレバー150の回動位
置(チャージ状態)を保つ為の平坦カム面141b及び該チ
ャージレバー150の時計方向への回動を許容する下りカ
ム面141cが形成されている。
150は略L字状に形成されたシャッタチャージレバー
であり、地板101のボス119により回動可能に支持され、
上記シャッタチャージカム141のカムフォロアーとして
の役目を持つ。すなわち、このシャッタチャージレバー
150は一端部に支持されたコロ151が、上記シャッタカム
141の登りカム面141aと当接することにより反時計方向
への回動駆動を受け、上記平坦カム面141bと当接するこ
とにより該反時計方向への回動状態を保ち、そして上記
下りカム面141cの位相に該コロ151が到達することによ
り、時計方向への回動が許容される。そしてシャッター
チャージレバー150の他端部に支持されたコロ152は、上
述のシャッタチャージカム141の各カム面の回動位置に
応じた制御を受けることにより、後述のシャッタユニッ
ト300におけるシーソーレバー305の一端305aを押動し
て、シャッタのチャージ動作、該シーソーレバー305の
押動を継続してチャージ動作の保持し(シャッタユニッ
ト300については後述するが、本実施例におけるシャッ
タユニット300はチャージ動作の継続は、シャッター先
幕,後幕両方の走行準備位置でのメカ的保持を行なわせ
ることができる)、該シーソーレバー305の押動を解除
してシーソーレバー305の復帰(シャッタ先幕,後幕両
方の走行準備位置でのメカ的保持を解除して、以後制御
用電磁石の通電制御によってシャッタ走行を可能と出来
る)を行なわせる。
なお、第3図(a)および第3図(b)の両方を比較
参照すると容易に理解されるように、上記サブミラー駆
動カム121による上記サブミラー駆動レバー130のミラー
ダウン駆動位相と、上記シャッタチャージカム141によ
る上記シーソーレバー305のチャージ駆動位相とは完全
にずらして設定してある。すなわち、第3図(a)に示
すように、シャッタチャージカム141にてシーソーレバ
ー305がチャージ押動されている時には、ミラー駆動カ
ム121はサブミラー駆動レバー130を押動せず、可動ミラ
ー70はアップ状態(AF測距位置)となる。第3図(b)
に示すように、ミラー駆動カム121にてミラー駆動レバ
ー130が押動して可動ミラー70がダウン状態(露光退避
位置)にした時には、シャッタチャージカム141はシー
ソーレバー305を押動せず、シャッタユニット300はチャ
ージ解除となると共にシャッタ先幕,後幕の走行準備位
置でのメカ的保持を解除する。
160は信号基板であり、地板101にネジ止め固定されて
いる。この信号基板160上には3本の位置検知用のパタ
ーン、すなわちグランドパターン161,動作終了検知パタ
ーン162及びオーバーラン検知パターン163が蒸着等によ
り形成されている。この各パターン161〜163と、上記サ
ブミラー駆動ギヤ120の裏面に固定されたブラシ122との
関係を第4図(a),(b)を用いて説明する。
ここで、このブラシ122の摺動部122aは、くし歯状に
分割され、信号基板160上の各パターン161〜163との接
触の安全性を高めている。なお、この摺動部122aにおけ
る実際の摺動位置、すなわち接触ポイントはブラシ先端
より若干内側の線上122b位置である。
第4図(a)は上記第3図(a)と対応するシャッタ
チャージ完了を検出している位相を示しており、ブラシ
122はミラー駆動ギヤ120の時計方向の回転に応じて矢印
に示すように時計方向に回動して、第4図(a)の状態
にて摺動部122aがグランドパターン161と動作終了検知
パターン162との両方と接触し、該検知パターン162のコ
ネクタ部(ランド部)162aの電位がグランドレベルに変
化することによりシャッタチャージ完了を検知する。こ
の検知についてもう少し詳しく説明すると、グランドパ
ターン161のコネクタ部(ランド部)161aには後述する
カメラ制御回路でのグランドレベル信号が供給され、一
方、動作終了検知パターン162のコネクタ部162aの出力
は該カメラ制御回路(入力ポートP11)に供給されてい
る。そして、ブラシ122が第4図(a)の状態の手前の
位置(ブラシ122を第4図(a)の位置より反時計方向
に回動させた位置に置き換えることにより理解が可能)
にあるときは、ブラシ122の摺動部122aはグランド検知
パターン161とのみ接触しており、またこの検知パター
ン162はグランドレベルに変化していない。そして、こ
こからミラー駆動ギヤ120が更に時計方向に回転し、同
時にブラシ122も時計方向に回動して、第4図(a)の
位置まで到達すると、ブラシ122(導電材)が動作終了
検知パターン162にも接触するようになって、上記動作
終了検知パターン162の電位が該ブラシ122を介してグラ
ンドレベルに変化し、上記カメラ制御回路はシャッタチ
ャージ完了状態を検知して、上記第1のモータM1の回転
駆動を停止制御する。なお、前述した第4図(a)のブ
ラシ122の位置と上述した第3図(a)のブラシ122の位
置が異なるのは、第4図(a)の位置にて第1のモータ
M1は停止制御(ブレーキング)が為されるが、第1のモ
ータM1は瞬時に停止することができず若干オーバーラン
を生じることになり、第3図(a)は第1のモータM1の
該オーバーランが生じた状態での停止位置を示してい
る。ただし、第3図(a)のサブミラー駆動ギヤ120
(ブラシ122)の停止位置は説明上、上記オーバーラン
が計算上最大となった時の状態を示しており、実際には
もうすこし少ない量のオーバーランにてサブミラー駆動
ギヤ120は停止することができる。なお、第3図(a)
にて明らかなように、シャッタチャージカム141には上
記第1のモータM1のオーバーランを想定して、シャッタ
チャージ完了状態を継続させる平坦カム面141bが形成さ
れており、該オーバーランに対処している。
一方、第4図(b)は上記第3図(b)と対応するミ
ラーダウン完了を検出している位相を示しており、ブラ
シ122はミラー駆動ギヤ120の同じく時計方向の回転に応
じて矢印に示すように第4図(a)の状態から時計方向
に回動して、第4図(b)の状態にて摺動部122aがグラ
ンドパターン161と動作終了検知パターン162の両方の接
触から該検知パターン162の非接触に切換わり、該検知
パターン162のコネクタ部(ランド部)162aの電位がグ
ランドレベルから初期レベル(通常Hレベル)に変化す
ることによりミラーダウン完了を検知する。この検知に
ついても更に詳説すると、ブラシ122が第4図(b)の
状態の手前の位置(ブラシ122を第4図(b)の位置よ
り反時計方向に回動させた位置に置き換えることにより
理解が可能)にあるときには、ブラシ122の摺動部122a
はグランドパターン161と動作終了検知パターン162の両
方と接触しており、まだ該動作終了検知パターン162の
コネクタ部162aの出力は、カメラ制御回路に対してグラ
ンドレベル信号を供給している。そして、ここからサブ
ミラー駆動ギヤ120が更に時計方向に回転し、同時にブ
ラシ122も時計方向に回動して第4図(b)の位置まで
到達するとブラシ122が動作終了検知パターン162と非接
触状態に移行して、上記動作終了検知パターン162の電
位がグランドレベルから初期レベルに変化し、上記カメ
ラ制御回路はミラーダウン完了状態を検知して、上記第
1のモータM1の回転駆動を停止制御する。なお前述した
第4図(b)のブラシ122の位置と上述した第3図
(b)のブラシ122の位置が異なるのは、第4図(b)
の位置にて第1のモータM1は停止制御(ブレーキング)
が為されるが、第1のモータM1は瞬時に停止することは
出来ず若干のオーバーランを生じることになり、第3図
(b)は第1のモータM1の該オーバーランが生じた状態
での停止位置を示している。ただし、第3図(b)のミ
ラー駆動ギヤ120(ブラシ122)の停止位置は、説明上上
記オーバーランが計算上最大となった時の状態を示して
おり、実際にはもうすこし少ない量のオーバーランにて
ミラー駆動ギヤ120は停止することができる。なお、第
3図(b)にて明らかなように、ミラー駆動カム121に
は上記第1のモータM1のオーバーランを想定して、ミラ
ーアップ完了状態を継続させる平坦カム面121bが形成さ
れており、該オーバーランに対処している。ここで、上
述したシャッタチャージとミラーダウンの関係について
更に全体的な説明を加えると、まず、重要なことは全て
の動作、すなわちシャッタチャージとミラーダウン、そ
してシャッタチャージ解除とミラーアップの許容の全て
は、第1のモータM1の同一方向回転にて行なわれること
である。すなわち、第5図(a)に示す第1のモータM1
の反時計方向の回転(出力ギヤ102が反時計方向回転)
にて遊星ギヤ105が反時計方向に回転して伝達ギヤ106と
噛合している状態において、全ての動作が行なわれる。
そして、上記第1のモータM1の回転力はサブミラー駆動
ギヤ120を時計方向に回転させ、シャッタチャージギヤ1
40を反時計方向に回転させる。そして更にミラー駆動ギ
ヤ120におけるサブミラー駆動カム121がミラーアップを
許容する位置(第3図(a))にある時には、シャッタ
チャージギヤ140におけるシャッタチャージカム141がシ
ャッタチャージを行なわせる位置(第3図(a))にあ
り、また、該サブミラー駆動カム121がミラーダウンを
行なわせる位置(第3図(b))にある時には、該シャ
ッタチャージカム141がシャッタチャージを解除する位
置(第3図(b))にある。そして、第1のモータM1の
反時計方向の回転によって上述の動作が繰り返されるこ
とになるが、該第1のモータM1はブラシ122と各パター
ン161〜163との摺接によって、シャッタチャージ完了
(第3図(a))時に一旦停止し、その後カメラ制御回
路によってレリーズ操作を検知した際に再び同方向に回
転を行ない、次にミラーダウン完了(第3図(b))時
に又一旦停止し、その後、カメラ制御回路によってシャ
ッタ走行完了を検知した際に、再び同方向に回転を行な
い、次のシャッタチャージ完了(第3図(a))時に
又、一端停止するシークエンスを繰り返す。なお、上記
オーバーラン検出パターン162は第1のモータM1の停止
作動時のオーバーランが所定以上になったことを検知す
るもので、このパターン162の電位変化、具体的には第
4図(a)のシャッタチャージ完了時点ににてオーバー
ラ検知パターン163が仮に初期レベルからグランドレベ
ルに変化した時、もしくは第4図(b)のミラーアップ
完了時点にて該検知パターン163が仮にグランドレベル
から初期レベルに変化した時には、オーバーランが所定
以上になってしまったことを検知する。
次に、ミラーボックス60に回動可能に支持されたサブ
ミラー70の構造を説明しておく。
サブミラー70は支持板72が固定されて成り、該支持板
72には両側端部に回動軸73が形成され、この回動軸73に
よってサブミラー駆動板いた75に回動可能に支持されて
いる。そしてこのサブミラー駆動板75の一方側面にはミ
ラーピン74が形成され、このミラーピン74と上記ミラー
駆動レバー130とが係接可能となっている。なお、上記
支持板72はバネ76(第16図参照)により、常時、時計方
向(ミラーアップ方向)にバネ付勢力を受けており、上
記ミラー駆動レバー130がミラーアップ許容状態(第3
図(a))になった際には、サブミラー70は該バネ76の
付勢力により時計方向に回動してミラーアップ(AF測距
位置)状態へ復帰する。サブミラー駆動板75もバネ77に
より、常時、反時計方向にバネ付勢力を受けており、上
記ミラー駆動レバー130がミラーアップ許容状態になっ
た際には、サブミラー駆動板75はバネ77の付勢力により
反時計方向に回動してミラーアップ状態へ復帰する。
次に、ミラーボックス60に組付けられるシャッターユ
ニット300の構造を第6図に基ずいて説明する。
図中301は、チャージレバー、駆動レバー等の回転軸
やアパーチャを持つシャッタ地板、302は外部より図示
しないチャージ部材により付勢され時計方向回転するこ
とによりシャッタのチャージを行なうチャージレバー
で、足部302a、302b、302c、ギヤ部302d、ストップ足30
2eを持つ。又、チャージレバー302は第2図でのシーソ
ーレバー305と連結したリンクレバー306が足部302cと連
結している。303は先羽根群310と足303bにて係合しバネ
303dにより時計方向回転の付勢を受ける先羽根群駆動レ
バーで、チャージレバー302の時計方向回転により足部3
02aより力を受ける足部303aとチャージ完了時に先緊定
レバー304により係合保持される係合部303cを持つ。304
はチャージ完了した先羽根群駆動レバー303を係止して
保持し、レリーズ時に所定のタイミングで後述の発動部
材にて足部304aを押されて時計方向回転して上記係止を
解除し、先羽根群駆動レバー303の回転を許容して先羽
根群310を発動させる先緊定レバー。315は足部315aにて
後羽根311と係合し後羽根群を駆動する後羽根群駆動レ
バー。316はバネ部材316dの力を受けて時計方向回転の
付勢力をもつ後羽根群蓄勢レバーで、チャージレバー30
2の時計方向回転時に足部302bと当接し反時計方向回転
の付勢を受ける足部316aと、後羽根群駆動レバー315と
当接し、付勢力を与えて後羽根群311を駆動するための
足部306bと、チャージ終了後にバネの付勢力を係止する
後緊定レバー309と係合する突起316cをもつ。なお、後
羽根群駆動レバー315と後羽根群蓄勢レバー316とはバネ
312(第6図(c)参照)によって吸引方向に付勢され
ている。307はチャージレバー302の回転時にギヤ308を
介してギヤ部307bにて力を受け回転する2重遮光形成レ
バーで、後羽根群蓄勢レバー316と当接するための突起3
07aと、ギヤ308と噛合して力を受けるギヤ部307bを持
つ。308はチャージレバー302のギヤ部302dと、二重遮光
形成レバー307のギヤ部307と噛合して力を伝達するギ
ヤ、309は後羽根群蓄勢レバー316の突起316cと係合して
バネ316dより受ける駆動力を係止する後緊定レバーであ
り、後述の後幕発動部材より突起309aに力を受けて時計
方向回転することにより係止を解除して後羽根群311の
走行を発動する。
以上の構成において、第6図(A)〜(E)を用いて
シャッタの作動を説明する。
第6図(A)はシャッタ走行完了状態(露光完了状
態)を示す。すなわち先羽根群駆動レバー303及び後羽
根群駆動レバー316が走行完了位置にあり、それぞれシ
ャッタ地板301の切欠き部301b、301cと当接しストップ
しているが、このとき先羽根群310はアパーチャ301aよ
り退避しシャッタ地板301の下部301eの部の下側に位置
し、後羽根群311はシャッタ地板301のアパーチャ301aを
覆う位置に存在する。
モータ・ドライブ内蔵カメラにおいては第6図(A)
のようなシャッタの露光終了後ただちにシャッタのチャ
ージを開始する。すなわち、第6図(B)に示すよう
に、シーソーレバー305、リンクレバー302の足部302cは
付勢を受け時計方向回転を開始する。チャージレバー30
2が時計方向回転を開始すると、足部302aと先羽根群駆
動レバー303の足部303aが当接し、先羽根群駆動レバー3
03はバネ303bの力に抗して反時計方向回転を開始する。
また後羽根群蓄勢レバー316の足部316aと足部302bとが
当接し、バネ316dの力に抗して後羽根群蓄積レバー316
は反時計方向回転を開始する。なお、バネ312により後
羽根群駆動レバー315も後羽根群蓄勢レバー316に追動す
ることになる。このときチャージレバー302のギヤ部302
dはギア308を反時計方向回転させて2重遮光形成レバー
307を第6図(A)の位置から時計方向回転させる。す
ると途中で2重遮光形成レバー307の足部307aは後羽根
群駆動レバー315と当接し、バネ312に抗して今後は後羽
根群駆動レバー315は後羽根群蓄勢レバー306と離れ該2
重遮光形成レバー307に押動されて時計方向回転を開始
する。なお、311aは後羽根群311のスリット形成端を示
す。そして、第6図(C)はチャージレバー302の時計
方向回転が進み、チャージ完了時点の状態を示す。
このとき、先羽根群駆動レバー303は足部302aと当接
し、バネ303dの力に抗して第6図(C)に示す位置に保
持される。足部303bと係合した先羽根群310はシャッタ
地板301のアパーチャ301aを覆う位置(第6図(C)で
の後羽根群311の裏側)に存在する。このとき、後羽根
群蓄勢レバー316の足部316aもチャージレバー302の足部
302bと当接してチャージ完了状態となる。
このとき、後羽根群蓄積レバー316の足部316aもチャ
ージレバー302の足部302bと当接してチャージ完了状態
となる。
このとき、後羽根群駆動レバー315はチャージレバー3
02のギヤ部302dとギヤ308により回転された2重遮光形
成レバー307の突起307aより押動され、第6図(C)で
示す後羽根群311の走行完了位置に移動させられ、足部3
15aと係合した後羽根群311をシャッタ地板301のアパー
チャ301aを覆う位置に保持する。
すなわち、第6図(C)で示す状態にて、先羽根群31
0、後羽根群311ともシャッタ地板301のアパーチャ301a
を覆い2重遮光が完了する。
次にレリーズ操作前の2重遮光解除の動作を説明す
る。
第6図(C)に示す状態で撮影者が2重遮光解除の操
作、例えばレリーズ釦の第1段操作(測光・測距)を行
なうと、チャージレバー302はシーソーレバー305、リン
クレバー306により反時計方向回転を開始する。
第6図(D)。チャージレバー302が反時計方向回転
を開始すると、足部302aと先羽根群駆動レバー303の足
部303aの当接は解除され、先羽根群駆動レバー303の足
部303cと先緊定レバー304が当接し、先羽根群駆動レバ
ー303はバネ303dによる時計方向回転の付勢は先緊定レ
バー304により阻止されて走行準備状態を保つ。
このときチャージレバー302の足部302bと後羽根群蓄
勢レバー316の足部316aとの当接は解除され、後羽根群
蓄勢レバー316の突起316cと後緊定レバー309が当接し後
羽根群蓄勢レバ316はバネ316dによる時計方向回転の付
勢は阻止される。
また、2重遮光形成レバー307はチャージレバー302の
反時計方向回転に連動して反時計方向回転し、突起307a
と当接した後羽根群駆動レバー315はバネ312により該レ
バー307に追動して反時計方向回転し後羽根群蓄勢レバ
ー316と当接する方向へ移動する。後羽根群駆動レバー3
15が反時計方向回転をすると、後羽根群駆動レバー315
の足部315aと係合した後羽根群311はシャッタ地板301の
アパーチャ301aを覆った位置からシャッタ地板301の上
部301f方向に移動する。
さらにチャージレバー302の反時計方向回転が進む
と、2重遮光形成レバー307は第6図(E)に示す位置
になる。このとき後羽根群駆動レバー315は2重遮光形
成レバー307との当接は解除され、バネ312の力で後羽根
群蓄勢レバー316の足部316bと当接する。このとき後羽
根群駆動レバー315の足部315aと係合した後羽根群311は
アパーチャ301aから完全に退避しシャッタ地板301aの上
部301fの裏側に位置する。すなわち、第6図(E)の状
態で2重遮光は解除され、先羽根群310のみがアパーチ
ャ301aを覆うレリーズ直前の状態となる。
第6図(E)の状態において、撮影者がレリーズ操作
例えばレリーズ釦の第2段操作を行なうと後述する発動
装置により先、後緊定レバー304、309がそれぞれ所定の
タイミングで時計方向回転させられて、それぞれ先羽根
群駆動レバー303の突起303cと後羽根群蓄勢レバー316と
突起316cとの係合がはずれ、バネ303d、316dの力により
先羽根群駆動レバー303と、後羽根群蓄勢レバー316(後
羽根群駆動レバー315を押しながら)はそれぞれ時計方
向回転し、先、後羽根群310、311を走行させて第6図
(A)に示す状態に戻る。そして仮に2重遮光を解除し
た後(第6図(E))、レリーズ操作をやめたとき(撮
影しようとしたが、それをやめたときであって、例え
ば、レリーズ釦の第1段操作の状態から第2段操作を行
わずに解除したとき)の動作を説明する。レリーズ操作
をやめたときには、第6図(E)の状態からシーソーレ
バー305、リンクレバー306によりチャージレバー302の
足部302cが押動されチャージレバー302が時計方向回転
に回転される。チャージレバー302が時計方向回転に回
転をすると、ギヤ部302dと係合したギヤ308が反時計方
向回転をしギヤ308と噛合するギヤ部307bを有する2重
遮光形成レバー307が時計方向回転をする。2重遮光形
成レバー307が時計方向回転をすると、突起307aにより
後羽根群駆動レバー315が押動され、バネ312の力に抗し
て時計方向回転を開始する。チャージレバー302がさら
に時計方向回転をし、チャージ完了位置まで来ると第6
図(c)の状態となり、すでに説明した様に第6図
(c)の二重遮光の状態となる。第7図には緊定解除構
成が示されている。この緊定解除構成自体は本出願人が
先に出願してすでに公開されている特開昭57−17936号
の構成を用いている。図において、307は緊定解除構成
の基板であり、電磁石制御による緊定解除構成を坦持し
ている。なお、この基板370は上記第6図のシャツタ地
板301に組付けられる。380,386は夫々先羽根用アーマチ
ヤーレバー及び後羽根用アーマチヤーレバーであり、基
板370に取付けられているヨーク382,388に夫々軸381,38
7によって回動可能に支持されていると共に、バネ384,3
90により夫々時計方向,反時計方向に付勢されている。
385,391は基板370に植設され、夫々アーマチヤーレバー
380,386の初期回動位置を規制するストッパーピンであ
る。アーマチヤーレバー380の一端部380aは第7図に示
す初期回動位置から所定距離反時計方向へ回動した位置
において、先緊定レバー304の足部304aと当接して、緊
定を解除し得る。又、アーマチヤーレバー386の一端部3
86aは,第7図に示す初期回動位置から所定距離、時計
方向へ回動した位置において、後緊定レバー309の足部3
09aと当接して緊定を解除し得る。383,389はコイルであ
り、通電することによってアーマチヤーレバー380,386
を夫々バネ384,394に抗して吸引回動させる。尚、図に
おいて、370aはシャッタチャージ状態において、先緊定
レバー304の足部304aが当接する切欠き部である。又、
図において、370bはシャッタチャージ状態において、後
緊定レバー309の足部309aが当接する切欠き部である。
尚、第2図において392は防塵及び電磁シールドを兼ね
たカバーである。
次に第8図に基づいて、第1図に示した撮影レンズ20
内に構成された電動絞り機構500について説明する。図
において、M3は第3のモータであり、不図示の固定筒に
固定されている、510はリング状の固定環であり、光軸
Oを中心とする円周上に等間隔で複数個の穴512が形成
されている。520はリング状の絞り駆動環であり、回動
可能に支持されるとともに、円周上には等間隔で放射状
に複数個のカム穴(長穴状)522が形成されている。530
は絞り羽根であり、上記固定環510と上記絞り駆動環520
との間に配設され、その両面に植設されたピン532、534
がそれぞれ固定環510の穴512と絞り駆動環520のカム穴5
22に挿入されている。540は歯車筒であり、回動可能に
支持されると共に、上記絞り駆動環520に固定されてい
る。そして、この歯車筒540の周面には歯部542が形成さ
れ、この歯部532は上記第3のモータM3の出力軸504に固
定された出力ギヤ502と噛合している。
次に動作について説明すると、第3のモータM3の反時
計方向の回転により歯車筒540は時計方向に回動し、そ
れに応じて絞り駆動環520も時計方向に回動して、絞り
羽根530はカム穴522との摺動により時計方向(反時計方
向)に駆動される。すなわち、絞りは開放から絞り込み
方向へ駆動される。
一方、第3のモータM3の時計方向の回転により歯車筒
540は反時計方向に回動し、それに応じて絞り駆動環520
も反時計方向に回動して、絞り羽根530はカム穴522との
摺動により開き方向(時計方向)に駆動される。すなわ
ち、絞りは絞り込み状態から開放方向へ駆動される。
次に上述各機構を制御する回路構成の一実施例につい
て図面をもとに説明する。
第14図は本実施例の一眼レフレックスカメラの中央断
面図で、第2の光学素子としてのサブミラーのアップ位
置(AF測距位置)を表わす。40はカメラ本体で、46の圧
板とフイルム52の位置規制を司るレール面41a,41bを上
下に有している。63はミラーボックスに一体に構成され
た構造体でファインダー光学系のペンタプリズム47e,フ
ォーカシングスクリーン48c及びこのスクリーン48cを上
方に付勢するバネ48b,枠体48aを有したピント板ユニッ
ト48とを位置規制する。55はカメラ本体40に固設された
三脚用ネジである。45はフイルム52を光密に保つ為の背
蓋である。46a及び46bは圧板46をレール面41a、41bに付
勢する圧板バネである。49はアイピースレンズ49aが固
設されたアイピース枠である。90は測光センサー91に光
を導く測光レンズであり、測光センサー91と共に測光セ
ンサーホルダー92に適切な位置関係で固定されている。
93はカメラの上部を保護する上蓋であり、ストロボシュ
ー94が固設されている。94aは公知シンクロ接点、94bは
カメラとストロボ間の色々の信号をストロボ側に伝達す
る信号接点で、1個のみ表現してあるが実際には複数個
有する。95は、ペンタプリズム47の下方に配備されたフ
ァインダー表示用のプリズムで、ファインダー情報を表
示する表示素子96の表示内容をアイピース枠49から覗い
た時ファインダー視野の下方に表示するように配置され
ている。97はカメラとレンズ間の情報の通信やカメラか
らレンズ側に電源を供給する接点で、バネ98によりレン
ズ側へ付勢されている(1個のみ表現してあるが実際に
は複数個有する)。64aはミラーボックス60に固設され
た固定ピンで、左右に一対形成されている。71aは半透
過固定ミラー枠体で、71bの光分割素子である薄膜半透
過ミラーが張設されていて、71の第1の光学素子を形成
している。第1の光学素子71は撮影レンズの光学系22a
〜22fを透過した光をファインダー光学系(ペンタプリ
ズム側)と撮影系(フイルム側)へ所定の比率(例えば
60:40)で分割するように蒸着処理が成されている。65
は第1の光学素子71を所定の位置に付勢するためのバネ
66を有する押え枠体で、ミラーボックス60に固設された
ピン67を回転軸に揺動可能に支持されている。68は第1
の光学素子71をレンズ光軸に対し略45度に調整する為の
ミラー45度調整ビスである。69は第1の光学素子71を押
え枠体65で付勢固定する為の固定ビスである。161は第
2の光学素子70により導かれた光をAFセンサーユニット
162に導くAFセンサー用レンズである。163はストロボ撮
影時に、フイルム52によるストロボの反射光を測光する
TTL調光用センサー164に光を導くストロボ調光用レンズ
である。64cはミラーボックス60に固設された固定ピン
で、サブミラー駆動板75はサブミラー駆動板戻しバネ77
による反時計方向の付勢力により所定の位置に規制す
る。64bもミラーボックス60に固設された固定ピンで、
サブミラー固定板72とサブミラー駆動板75の間に作用し
サブミラー固定板72を常に時計方向に付勢するサブミラ
ー付勢バネ76の付勢力により第2の光学素子70をAF測距
時、所定の位置に規制する。70は第2光学素子であるAF
測距用の全反射ミラーで、受板72に固定されている。又
受板72は軸72aによってサブミラー駆動板75に対し揺動
可能に軸支されている。
20は公知の、AF一眼レフレックク用の交換レンズで、
当然のことながらAFと外部操作によるマニュアルフォー
カスの切換えをおこなうAF−マニュアル切換機構を伝達
部材23と24の間に有しており、該AF−マニュアル切換機
構に連動した電気スイッチをも有している。25はカメラ
とレンズ間の情報の通信やカメラからレンズ側に電源を
供給してもらうカメラ側97の接点に対するレンズ側の接
点であり、1個のみ表現してあるが実際には複数個有す
る。26は光学系22a〜22fを固設したレンズ支持体54を伝
達部材23に対しスムーズに回転させる為のベアリングで
ある。伝達部材23はヘリコイド23aを有するヘリコイド
部材でモータM4の出力をピニオンギア24,不図示の減速
機構及びAF−マニュアル切換機構を介して伝達される。
M3は第10図の電動絞り機構のアクチュエータであるとこ
ろのステップモータで、絞り羽根530を駆動制御する。
第14図は第13図のAF測距状態から撮影準備状態に移行
した時の第2の光学素子とレンズの絞り制御状態を表わ
した図である。
次に第13図から第14図の動作について説明する。第13
図の状態で、レリーズ釦の第1ストロークによりAFセン
サー162の出力により公知のAF演算回路によりピントの
ボケ量が計算され、その演算結果によりAFモータM4に駆
動信号が与えられピントが合わせられる。又測光センサ
ー91の出力に従って公知の測光回路によりシャッター及
び絞りの制御値が決定される。測光演算が終了すると、
第2図のモータM1に通電され、サブミラー駆動レバー13
0が左旋され、サブミラー駆動板75は右旋しサブミラー
受板72はミラーボックス60に設けられた不図示のカムに
より左旋し、第2の光学素子70は下方に移動し撮影光路
から退避する。モータM1の通電後15[mS]経過してから
ステッピングモータM3に通電して、測光値に基いた絞り
値に絞り羽根530は絞り込まれる。モータM1が所定角度
回転するとモータM1への通電は停止され、レリーズ釦の
第2ストロークによる第2のスイッチの入力信号(レリ
ーズ信号)を待つ(第15図の撮影準備状態)。この状態
から第2のスイッチが入力されると、シャッターは直ち
に走行状態に移行する。従って第2のスイッチの入力か
らシャッター先幕が開放を開始するのに必要な時間(レ
リーズタイムラグ)はシャッターマグネットの遅れと電
気制御回路の処理に必要な時間の数[mS]ですむ。尚モ
ータM1通電後ステッピングモータM3への通電を15[mS]
遅らせているのは、モータM1のラッシュ電流とステッピ
ングモータM3の通電が重なりステッピングモータM3が脱
調するのを避ける為である。
次に上述各機構を制御する回路構成の一実施例につい
て図面をもとに説明する。
第9図はカメラの制御回路の全体構成を示す回路図で
ある。第9図において、BATは電源電池、CONはDC/DCロ
ンバータ、NC1はマイクロコンピュータ(以下マイコン
と略す)である。DC/DCロンバータCONは電源電池BATか
ら4〜6ボルトにわたる不安定な電圧を入力端子INから
供給され、5ボルトの安定した電圧に変換し、出力端子
OUTから出力する。ただしDC/DCロンバータCONはその入
力端子CNTにハイレベルの信号が入力している時に5ボ
ルトの電圧出力を行ない、ロウレベルの信号が入力して
いる時は電圧変換動作を停止し、0ボルトの電圧を出力
する。DC/DCロンバータCONの制御用入力端子CNTはマイ
コンMC1の出力端子P4と接続され、マイコンMC1により動
作制御される。
MC2は高速演算処理の可能なマイコンであり、AD1はA/
D変換器、R1、R2は抵抗である。BUS1はマイコンMC2とA/
D変換器AD1とが通信するためのバスラインである。抵抗
R1とR2は電源電池BATの電圧を分圧するように直列に接
続され、A/D変換器AD1の入力端子INに入力する。A/D変
換器AD1はこの電圧をA/D変換し、バスラインBUS1を通し
て変換値をマイコンMC2に送信する。
SPDは外光輝度(撮影レンズ20を透過してきた被写体
光の輝度)を測るためのシリコンフォトダイオード、AM
PはシリコンフォトダイオードSPDの出力を増巾し、温度
補償をするための増巾器、AD2は増巾器AMPの出力をA/D
変換するA/D変換器であり、増巾器AMPの出力端子OUTとA
/D変換器AD2の入力端子INとが接続されている。BUS2はA
/D変換器AD2とマイコンMC2とが通信するためのバスライ
ンであり、A/D変換器AD2はバスラインBUS2を通して測光
値をマイコンMC2に送信する。
CCDはオートフォーカスを行なうためのラインセンサ
ーであり、一般的なCCDより構成される。AD3はCCDから
の出力をA/D変換するA/D変換器であり、CCDから得られ
るアナログとしての像信号をデジタル値に変換する。BU
S6はA/D変換器3とマイコンMC2とが通信するためのバス
ラインであり、A/D変換器AD3はバスラインBUS6を通し
て、像信号をマイコンMC2に送信する。
A/D変換器AD1、AD2、AD3および増巾器AMP、ラインセ
ンサーCCD、マイコンMC2はその電源をDC/DCコンバータC
ONから出力される5V安定電圧より供給され回路動作を行
なう。従ってDC/DCコンバータCONが電圧変換動作を停止
しているときは、回路は非動作状態となる。
SW1はレリーズボタン12の第1ストロークに連動する
スイッチで、常時はオフ状態にあり、レリーズボタン12
を第1ストロークまで押し込んだときにオンする。
SW2のレリーズボタンの第2ストロークに連動するス
イッチで、常時はオフ状態にあり、レリーズボタンを第
2ストロークまで押し込むとオンする。
SCN2はカメラのシャッタ後幕に連動するスイッチで、
シャッタの後幕の走行が終了した時点でオンする。
スイッチSW1、SW2はマイコンMC1の入力ポートP3、P30
およびマイコンMC2の入力ポートP7、P31にそれぞれ接続
され、両マイコンMC1、MC2がオン・オフを独自に検出で
きるようになっている。スイッチSCN2は、マイコンMC2
の入力ポートP8に接続されマイコンMC2のみがオン・オ
フを検出できるようになっている。
BUS3はマイコンMC1とマイコンMC2が通信するためのバ
スラインである。DISPは測光演算後のシャッタ秒時と絞
り値およびカメラの動作状態を表示するための例えば液
晶などを用いた表示器である。DRは表示器DISPに接続
し、表示器DISPを表示駆動するための表示駆動用集積回
路(以下ICとする)である。表示駆動用ICのDRとマイコ
ンMC2はバスラインBUS4で接続され、マイコンMC2から表
示情報を送信する。表示駆動用ICのDRはこのデータをも
とに表示器DISPを駆動する。
マイコンMC1と表示駆動用ICのDRはその電源を電源電
池BATもしくはDC/DCコンバータCONのいずれかからそれ
ぞれダイオードD11、D12を通して供給されている。その
ためカメラに電源電池BATが装着されている間は常時回
路動作が行なわれている。
MG31はシャッタの先幕をスタートさせるための電磁石
構成のコイル(第7図のコイル383と対応)MG32はシャ
ッタの後幕をスタートさせるための電磁石構成のコイル
(第7図のコイル389と対応)である。
コイルMG31はトランジスタTR1のコレクタに接続さ
れ、コイルMG32はトランジスタTR2のコレクタに接続さ
れている。トランジスタTR1のベースは、ベース抵抗R3
を介してマイコンMC2の出力ポートP13に接続され、また
同様にトランジスタTR2のベースは、ベース抵抗R4を介
してマイコンMC2の出力ポートP14に接続されている。マ
イコンMC2は出力ポートP13、P14から信号出力すること
により、シャッタ秒時の制御をすることができる。
またコイルMG31、MG32はシャッタが走行しないように
係止された状態で電圧をチェックする時の実負荷抵抗と
しても用いられるが、この制御も出力ポートP13、P14か
らの信号出力によりマイコンMC2が行なうことが可能で
ある。
M2はフィルム巻き上げを行なわすための第2のモータ
であり、第2のモータM2の両端子のうちの一端にはPNP
トランジスタTR15、NPNトランジスタTR16のコレクタが
接続され、他端には同様にPNPトランジスタTR18、NPNト
ランジスタTR17のコレクタが接続されている。トランジ
スタTR15、TR16、TR17、TR18の各ベースは、それぞれベ
ース抵抗R15、R16、R17、R18を介してマイコンMC2の出
力ポートP15、P16、P17、P18に接続されている。
トランジスタTR15、TR18のエミッタは電源電池BATの
(+)側に接続され、トランジスタTR16、TR17のエミッ
タは(−)側に接続されている。
マイコンMC2は出力ポートP15、P16、P17、P18から信
号を出力することにより、第2のモータM2を正転、逆転
自在に動作させることができる。例えば出力ポートP1
5、P16からハイレベルの信号を出力し、P17、P18にロウ
レベルの信号を出力することによりトランジスタTR16、
TR18がオン状態となり、トランジスタTR15とTR17がオフ
状態となり、この結果電流が左から右へ流れ第2のモー
タM2が正転する。
また逆に出力ポートP15、P16からロウレベルの信号を
出力し、P17、P18にハイレベルの信号を出力することに
より、トランジスタTR16、TR18をオフ状態にし、トラン
ジスタTR15とTR17をオン状態にすれば電流が右から左へ
流れ第2のモータM2が逆転する。
M1はシャッタのチャージおよびミラーの駆動を行なう
ための第1のモータであり、モータM1の2端子のうちの
一端にはPNPトランジスタTR19、NPNトランジスタTR20の
コレクタが接続され、他端には同様にPNPトランジスタT
R22、NPNトランジスタTR21のコレクタが接続されてい
る。トランジスタTR19、TR20、TR21、TR22の各ベース
は、それぞれベース抵抗R19、R20、R21、R22を介してマ
イコンMC2の出力ポートP19、P20、P21、P22に接続され
ている。
トランジスタTR19、TR22のエミッタは電源電池BATの
(+)側に接続され、トランジスタTR20、TR21のエミッ
タは(−)側に接続されている。
マイコンMC2は第2のモータM2の制御と同様に、出力
ポートP19、P20、P21、P22から信号を出力することによ
り、第1のモータM1を正転、逆転を自在に動作させるこ
とができる。
SM1は回転基板上に描かれた導電性のパターンによる
スイッチで、回転基板スイッチSM1はフィルム巻き上げ
駆動機構400のスプロケット402に連動して回転する。ス
イッチSM1からの信号はマイコンMC2の入力ポートP9およ
びP10に接続され、マイコンMC2は第2のモータM2の回転
にともなう回転基板上のパターンのオン・オフ信号を検
知することができる。同様にスイッチSM2はミラー上下
運動とシャッタチャージを行なっているカムの回転に連
動して回転するブラシ摺動スイッチ(第3図〜第4図に
示したブラシ122と信号基板160からなるスイッチと対
応)で、スイッチSM2からの信号はマイコンMC2の入力ポ
ートP11、P12に接続されているため、マイコンMC2は第
一のモータM1の一方向回転にともなうオン・オフ信号を
検知することができる。
TR3はマウント接点(カメラ本体のカメラマウント部
と撮影レンズのレンズマウント部の双方に配設した接触
型接点)を通してレンズ側の絞り駆動用の第3のモータ
M3の電源供給および供給停止を切り換えるためのスイッ
チングトランジスタ、R6はトランジスタのベース抵抗で
ある。トランジスタTR3のベースはベース抵抗R6を介し
てマイコンMC2の出力ポートP27に接続されている。この
結果レンズ側の絞り駆動用の第3のモータM3の電源供給
はマイコンMC2が制御することができる。R5はマイコンM
C2に接続されDC/DCコンバータCONのオフ状態で電源供給
が停止されているときにトランジスタTR3をオフ状態に
しておくための抵抗で、電源電池BATの(+)側端子を
ベース抵抗R6を介してトランジスタTR3のベースとの間
に設けられている。
MC3はカメラに装着可能な撮影レンズ内に設けられた
マイコン、M3はやはりレンズ内に設けられた第3のモー
タM3で、この第3のモータM3により絞り羽根(第8図参
照)が閉じられたり開かれたりする。
第3のモータM3の2端子のうちの一端には、PNPトラ
ンジスタTR23、NPNトランジスタTR24のコレクタが接続
され、他端には同様にPNPトランジスタTR26、NPNトラン
ジスタTR25のコレクタが接続されている。トランジスタ
TR23、TR24、TR25、TR26の各ベースは、それぞれ抵抗R2
3、R24、R25、R26を介してマイコンMC3の出力ポートP2
3、P24、P25、P26に接続されている。
トランジスタTR23、TR26のエミッタはカメラとレンズ
間のマウント接点およびスイッチングトランジスタTR3
を介して電源電池BATの(+)側に接続され、トランジ
スタTR24、TR25のエミッタはやはりカメラとレンズ間の
マウント接点を介して電源電池BAT(−)側に接続され
ている。
マイコンMC3は出力ポートP23、P24、P25、P26から信
号を出力し、第3のモータM3は正転、逆転を自在に動作
させることができる。
BUS5はマウント接点を介してカメラ側のマイコンMC2
とレンズ側のマイコンMC3の通信を行なうためのバスラ
インである。カメラ側のマイコンMC2はこのバスラインB
US5によりレンズ側のマイコンMC3に対して絞り羽根を所
定位置まで絞り込むように、第3のモータM3を駆動する
ように命令したり、あるいは絞り羽根を開放位置まで戻
すべく第3のモータM3を逆転駆動するように命令するこ
とができる。
M4はレンズ内に設けられた第4のモータM4で、この第
4のモータM4によりレンズの鏡筒が繰り出し、繰り込み
動作を繰り返し、焦点調節を行なうことになる。
第4のモータM4の2端子のうちの一端には、PNPトラ
ンジスタTR33、NPNトランジスタTR34のコレクタが接続
され、他端は同様にPNPトランジスタTR36、TR35のコレ
クタが接続されている。トランジスタTR33、TR34、TR3
5、TR36の各ベースは、それぞれ抵抗R33、R34、R35、R3
6を介してマイコンMC3の出力ポートP33、P34、P35、P36
に接続されている。
トランジスタTR33、TR36のエミッタはカメラとレンズ
間のマウント接点およびスイッチングトランジスタTR3
を介して電源電池BATの(+)側に接続され、トランジ
スタTR34、TR35のエミッタはやはりカメラとレンズ間の
マウント接点を介して電源電池BATの(−)側に接続さ
れている。
マイコンMC3は出力ポートP23、P24、P25、P26から信
号を出力し、第4のモータM4を正転、逆転を自在に動作
させることができる。
カメラ側のマイコンMC2はバスラインBUS5によりレン
ズ側のマイコンMC3に対してレンズ鏡筒を所定位置まで
移動するように、第4のモータM4を駆動するように命令
することができる。
またマイコンMC3はこの電源をマウント接点を通し
て、電源電池BATまたはDC/DCコレクタCONからそれぞれ
ダイオードD11、D12を介して供給される。
次に以上のように接続されたカメラの制御回路の作動
をフローチャートに基いて説明する。
第10図はマイコンMC1の動作フローである。
電源電池BATを投入するとマイコンMC1にパワーオンリ
セットがかかり、ステップ1より動作を始める。以下フ
ローチャートに従い説明する。
[ステップ1] 出力ポートP4にハイレベルの信号を出
力し、DC/DCコンバータCONから5ボルト安定電圧を出力
し、マイコンMC2及び測光アンプAMPとA/D変換器AD1、AD
2に電源を供給する。
[ステップ300] レリーズボタンが第1ストロークま
で押されているかどうかチエックする為にレリーズスイ
ッチSW1の状態を読み取る。
レリーズスイッチSW1がオンしていればステップ9
へ、オフならばステップ8へ分岐する。
[ステップ8] レリーズボタン12が押されているかど
うかをチエックする為にレリーズスイッチSW2の状態を
読み取る。レリーズスイッチSW2がオンしていればステ
ップ9へ、オフならばステップ10へ分岐する。
[ステップ9] ステップ1と同じ、DC/DCコンバータC
ONをオンする。
[ステップ10] 現在DC/DCコンバータCONがオンしてい
るかどうか判別し、DC/DCコンバータCONがオフしていれ
ばステップ2に戻る。以下、背蓋の開閉状態が変化する
か、巻戻しボタン14に連動するスイッチSRWもしくはレ
リーズスイッチSW2がオンされるまでスイッチの読み取
りを繰り返す。
[ステップ11] マイコンMC2と通信し、マイコンMC2か
ら出される命令を受け取る。
[ステップ12] マイコンMC2からの命令がDC/DCコンバ
ータCONのオフ命令の時はステップ13へ、DC/DCコンバー
タCONのオフ命令でない時はステップ11に戻り、DC/DCコ
ンバータCONのオフ命令が来るまで待機する。
[ステップ13] 出力ポートP4にロウレベルの信号を出
力しDC/DCコンバータCONをオフし、DC/DCコンバータCON
の5ボルト安定電圧の出力を停止する。
以上がマイコンMC1の動作である。このフローから判
るように、マイコンMC1は、電源投入時及びレリーズス
イッチSW1、SW2がオンされている時にDC/DCコンバータC
ONを作動させ、マイコンMC2、及び測光アンプAMPとA/D
変換器AD1、AD2に電源を供給し、供給後はマイコンMC2
のDC/DCコンバータオフ命令を受け取るまでDC/DCコンバ
ータCONをオン状態とし、マイコンMC2よりDC/DCコンバ
ータCONのオフ命令を受け取った時点でDC/DCコンバータ
CONをオフとする作動を行なっている。
次に、DC/DCコンバータCONがオンした後のマイコンMC
2の作動について説明する。なお、マイコンMC1が電源電
池BATを投入した時から常時動作とし、マイコンMC2をDC
/DCコンバータCONがオンしている時だけ電源供給されて
作動開始をするように構成したのは、マイコンMC1がス
イッチ検出のみの仕事を行なえばよいだけの低消費電力
タイプの低速マイコンを想定し、マイコンMC2が消費電
力の大きい高速処理可能なものを想定しているためであ
る。
第11図は、マイコンMC2の電源供給後の処理を表わす
フローチャートである。
以下フローチャートに従い説明する。
[ステップ21] レリーズボタン12が第1ストロークま
で押されているかどうかチェックする為にレリーズスイ
ッチSW1の状態を読み取る。レリーズボタン12が第1ス
トロークまで押されていなければステップ22へ、レリー
ズボタン12が第1ストロークまで押されていれば第11B
図の測光シーケンスへ分岐する。
[ステップ22] 動作を終わらせるための処理を行な
う。マイコンMC1に対してDC/DCコンバータCONの動作を
停止させるように命令を出力する。この後、マイコンMC
1がDC/DCコンバータCONをオフすることによりマイコンM
C2の動作電源が断たれ、処理が終了する。
次に第11図の測光シーケンスについて説明する。
測光シーケンスは電源供給後の処理フローで説明した
ようにレリーズボタンが第1ストロークまで押し込まれ
た時の処理を行なう。
[ステップ96] A/D変換器AD3と通信を行ない、像信号
データを読み込む。
[ステップ501] 読み込んだ像信号のデータを基に、
合焦位置検出を行う。現状のレンズ鏡筒位置がすでに合
焦位置にあればステップ503へ、合焦位置になればステ
ップ502へ分岐する。
[ステップ502] 像信号のデータより、レンズ鏡筒の
移動をレンズ側のマイコンMC3に対して命令する。
[ステップ503] A/D変換器AD3と通信を行ない、測光A
D変換値を読み込む。
[ステップ97] 測光AD変換値に基ずいてシャッタ秒時
と絞り値を表示駆動用IC、DRに送信する。
[ステップ98] 電源チェックを行う。電圧をチェック
し、電圧が低下していればステップ99へ、電圧がレリー
ズ可能な電圧があればステップ103へ分岐する。ここで
の電圧チェックはレリーズができるかどうかを見てお
り、例えば、電圧値V0が、V0<3ボルトの際にステップ
99へ分岐し、V03ボルトの際にステップ103へ分岐さ
せる。
[ステップ99] 表示駆動用ICのDRに電圧が低下したこ
との警告表示をさせるための表示データを送る。
[ステップ103] サブミラーのダウンとシャッターの
2重庶光の解除をさせるために、第1のモータM1の正転
通電を開始する。
[ステップ104] 第1のモータM1の通電時間を計数し
ているタイマであるタイマをスタートさせる。
[ステップ105] 通電開始のラッシュ電流が収るまで1
5ミリ秒時間待つ。
[ステップ108] 出力ポートP23からハイレベルの信号
を出力し、レンズ側の絞り羽根駆動用の第3のモータM3
の駆動が可能なように電源を供給する。その後、レンズ
側のマイコンMC3に対しレンズ側の絞り羽根を演算絞り
値の位置まで絞り込むように命令する。
[ステップ109] 入力ポートP11のチエックを行い、サ
ブミラーダウンが完了すればステップ111へ、サブミラ
ーダウン完了状態にならなければステップ110へ分岐す
る。
[ステップ110] 第1のモータM1を通電させてからの
時間を計っているタイマをチエックする。500ミリ秒経
過している場合はステップ112へ、500ミリ秒経過してい
ない場合にはステップ109に戻り、サブミラーダウン完
了状態になるまで待つ。
[ステップ112] 500ミリ秒の間にサブミラーダウン作
動が終了しなかったので事故と判断し、第1のモータM1
の通電を停止する。
[ステップ113] 表示駆動用ICのDRに事故表示するよ
うに表示データを出力し、ステップ22へ分岐し処理を終
了する。
[ステップ111] 入力ポートP11がオフとなりサブミラ
ーダウン完了(シャッターの2重庶光の解除)となった
ので、第1のモータM1への通電を停止させる。
[ステップ114] レンズマイコンMC3と通信し、絞りが
停止位置まで絞られたかどうか確認し、絞り羽根530が
所定位置まで絞り終わっていればステップ301へ、絞り
終わっていなければステップ114に戻り絞り羽根530が絞
られるまで待つ。
[ステップ301] レリーズボタンが第1ストロークま
で押されるているかどうかチェックするためにスイッチ
SW1を読み込む。レリーズボタン12が第1ストロークま
で押されていればステップ302へ、押されていなければ
ステップ303へ分岐する。
[ステップ302] レリーズボタン12が第2ストローク
まで押されているかどうかチェックするためにスイッチ
SW1を読み込む。
レリーズボタン12が第2ストロークまで押されていれ
ば露光動作を開始すべくステップ115に分岐する。レリ
ーズボタン12が第2ストロークまで押されていなければ
ステップ301に戻りレリーズボタン12が完全に放される
か、第2ストロークまで押し込まれるまでステップ30
1、ステップ302間をループする。
[ステップ303] レリーズボタン12が完全にオフされ
たので、サブミラーのダウンしている状態を本来のAF測
距位置に戻すべく、モータM1の正転通電を開始する。
[ステップ304] モータM1を通電させてからの時間を
計っているタイマをスタートさせる。
[ステップ305] 入力ポートP11のチエックを行ない、
サブミラーのアップが完了すればステップ306へ、サブ
ミラーアップ完了状態にならなければステップ308へ分
岐する。
[ステップ308] モータM1を通電させてからの時間を
計っているタイマをチエックする。500ミリ秒経過して
いる場合は所定時間内にサブミラーがアップしなかった
ものと判断しステップ309へ分岐する。500ミリ秒経過し
ていない場合にはステップ305に戻りサブミラーがアッ
プし終わるまで待つ。
[ステップ309] 500ミリ秒の間にサブミラーアップの
作動が終了しなかったので事故と判断し、モータM1の通
電を停止する。
[ステップ310] 表示駆動用ICのDRに事故表示するよ
うに表示データを出力し、処理を終了する。そして、そ
の後ステップ22へ進む。
「ステップ306] 入力ポートP11がオンとなりサブミラ
ーアップ完了となったのでモータM1の通電を停止させ
る。
[ステップ307] シャッタを二重遮光状態にするた
め、出力ポートP14から10ミリ秒の間ハイレベルの信号
を出力し、シャッタの後幕制御用電磁石コイルに通電
し、シャッタの後幕を走らせる。これによりシャッタの
後幕及びシャッタの先幕の2枚のシャッタ幕により二重
遮光状態となる。
[ステップ311] レンズマイコンMC3と通信し、絞りを
開放位置まで戻すように命令する。以上でカメラが初期
位置状態となったためステップ22へ戻り、処理を終了す
ることになる。
次に、レリーズボタン12の第2ストロークまで押し込
まれた時の処理であるステップ115以降のフローについ
て説明する。
[ステップ115] 入力ポートP13から10ミリ秒の間ハイ
レベルの信号を出力し、シャッタの先幕制御用電磁石の
コイルに通電し、シャッタの先幕を走らせる。これによ
りフィルムの露光動作が開始される。
[ステップ116] フィルム露光時間待ち。
[ステップ117] 出力ポートP14から10ミリ秒の間ハイ
レベルの信号を出力し、シャッタの後幕制御用電磁石の
コイル389に通電し、シャッタの後幕を走らせる。これ
によりフィルムの露光動作が終了する。
[ステップ118] 後幕走行完了に連動するスイッチSCN
2がオンかオフかを判別する。オフの場合はステップ118
にとどまり、スイッチがオンになるまで待つ。オンの場
合は後幕の走行が完了したことを意味するので、ステッ
プ123へ分岐する。
[ステップ123] サブミラーをアップし、かつシャッ
タをチャージするために第1のモータM1の正転通電を開
始する。
[ステップ124] 第1のモータM1の通電時間を計数し
ているタイマであるタイマ#2をスタートさせる。
[ステップ125] 第1のモータM1の通電開始のラッシ
ュ電流が収まるまで15ミリ秒時間待ち。
[ステップ128] レンズ側のマイコンMC3に対しレンズ
の絞り羽根530を開放位置まで戻すように命令する。
[ステップ129] レンズマイコンMC3と通信し、絞りが
開放位置まで戻されたかどうかチェックし、絞り羽根が
開放になっていればステップ600へ、絞りが開放になっ
ていなければステップ129に戻り、絞りが開放になるま
で待つ。
[ステップ600] 入力ポートP11のチエックを行ない、
サブミラーのアップが完了すればステップ601へ、サブ
ミラーアップ完了状態にならなければステップ603へ分
岐する。
[ステップ603] モータM1を通電させてからの時間を
計っているタイマーをチェックする。500ミリ秒経過し
ている場合は所定時間内にサブミラーがアップしなかっ
たものと判断し、ステップ604へ分岐する。500ミリ秒経
過していない場合にはステップ600に戻り、サブミラー
がアップし終わるまで待つ。
[ステップ604] 500ミリ秒の間にサブミラーアップの
動作が終了しなかったので事故と判断し、モータM1の通
電を停止する。
[ステップ605] 表示駆動用ICのDRに事故表示するよ
うに表示データを出力し、処理を終了する。
[ステップ601] 入力ポートP11がオンとなりサブミラ
ーアップ完了となったのでモータM1の通電を停止させ
る。
[ステップ602] シャッタを二重遮光状態にするた
め、出力ポートP14から10ミリ秒の間ハイレベルの信号
を出力し、シャッタの後幕制御用電磁石コイルに通電
し、シャッタの後幕を走らせる。これによりシャッタの
後幕及びシャッタの先幕の2枚のシャッタ幕により二重
遮光状態となる。
[ステップ607] フィルム給送を行なうためのモータM
2正転通電を開始する。
[ステップ608] モータM2を通電させてから時間を計
っているタイマーをスタートさせる。
[ステップ609] 入力ポートP10のチェックを行ないオ
フしていればステップ610へ、オンしている間は609に戻
りオフするまで待つ。
P10の信号はスプロケットに連動しフィルム一駒分の
給送が終了した時点でローレベルの信号が入力し、MC2
はローレベルの信号が入力されれば給送を停止し、正し
く一駒分のフィルムを給送する。しかし始めからローレ
ベルの信号が入力されている場合には、前回給送終了時
点でのローレベルが入力されたままとなっているのでひ
とまず、ハイレベルになるまで待つ処理が必要となる。
ステップ609の処理はこの処理に値する。
[ステップ610] 入力ポートP10のチェックを再度行な
う。ローレベルの信号が入力していれば給送一駒分が終
了したものとみなし、ステップ613へ、そうでなければ
ステップ611へ分岐する。
[ステップ611] モータM2を通電させてからの時間を
計っているタイマをチェックする。2秒以上経過してい
る場合はフィルムが最終駒まで送られ、もう巻上げられ
なかったものとみなし、ステップ612へ分岐する。
まだ2秒を経過していない場合はステップ610に戻
り、一駒分の給送が終了するまで待つ。
2秒とは通常の場合で一駒分の給送をするのに充分な
時間として設定した時間である。
[ステップ612] 2秒以内に給送が終了しなかったも
のでフィルムの最終駒まで巻上げられたものとみなし、
モータM2の通電を停止する。その後ステップ22へ戻り処
理を終了する。
[ステップ613] 正しく一駒分の巻き上げが行なわれ
たものとみなし、給送用のモータM2の通電を停止する。
[ステップ614] フィルムの枚数を記憶しているカウ
ンターをインクリメントする。この後、ステップ22へ戻
り処理を終了する。以上がレリーズ、フィルム給送、シ
ャッタチャージ、ミラー駆動を同時に行なうシーケンス
のフローである。
次にレンズマイコンMC3のフローチャートを説明す
る。
第12図はレンズ側のマイコンMC3のフローチャートで
ある。
[ステップ170] カメラ側のマイコンMC2と通信する。
[ステップ171] カメラ側マイコンMC2との通信結果が
カメラ側からの絞り駆動指令であるか否か判断し、絞り
駆動命令であると判断した時はステップ172へ、そうで
ない時はステップ173へ分岐する。
[ステップ172] 絞り羽根駆動用の第3のモータM3を
正転方向(第8図での反時計方向)に通電し、所定位置
まで絞りを絞り込む。絞り値はカメラ側から通信時に送
られてきているので、絞り値に見合う時間だけ通電を行
なえばよい。また第3のモータM3にステッピングモータ
等を用いて、駆動パルスを所定パルス数だけ出力するよ
うにしてもよい。
[ステップ173] カメラ側マイコンとの通信結果がカ
メラ側からの絞り開放命令であるか否かを判断し、絞り
開放命令であると判断した時はステップ174へ、そうで
ない時はステップ400へ分岐する。
[ステップ174] 絞り羽根駆動用の第3のモータM3を
逆転方向(第8図での時計方向)に所定時間通電し、絞
りを開放にする。その後ステップ170へ戻りカメラ側の
マイコンMC2の命令を待つ。
[ステップ400] カメラ側のマイコンMCとの通信結果
がカメラ側からのレンズ鏡筒駆動命令であるか否かを判
断し、レンズ鏡筒駆動命令であると判断した時はステッ
プ401へ、そうでない時はステップ170に戻り、カメラ側
のマイコンMCの次の命令を待つ。
[ステップ401] レンズ鏡筒駆動用の第4のモータM4
を指示された位置まで駆動させる。その後、ステップ17
0に戻り、カメラ側のマイコンMC2の命令を待つ。
以上がレンズマイコンMC3のフローチャートとなる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、シャッタをチャージ
するチャージ部材をチャージ位置とチャージ解除位置に
移動させることで、前記シャッタを二重遮光状態と二重
遮光解除状態にすることができるカメラにおいて、レリ
ーズ釦が押圧されることに応じて、前記シャッタが二重
遮光状態から二重遮光解除状態となるように、前記チャ
ージ部材を前記チャージ解除位置へ移動させるととも
に、前記レリーズ釦が押圧されている状態から、前記押
圧が解除されることに応じて、前記シャッタが二重遮光
解除状態から二重遮光状態となるように前記チャージ部
材を前記チャージ位置に移動させる制御回路を設けたこ
とにより、レリーズタイムラグを短くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としての電源駆動カメラの各構
成配置説明図。 第2図は第1図の各構成の要部分解斜視図。 第3図(a)、(b)は第2図に示したミラーボックス
駆動機構及びフィルム巻き戻し駆動機構の動作説明図。 第4図(a)、(b)は第3図に示した位相検知構成の
みの動作説明図。 第5図(a)、(b)は第3図における伝達切換構成の
動作説明図。 第6図(A)〜(E)はシャッタユニットの要部構成を
示す動作説明図。 第7図は第6図のシャッタ構成の走行制御機構を示す斜
視図。 第8図は撮影レンズ内の絞り駆動構成を示す斜視図。 第9図は各機構の動作を制御する回路図。 第10図は第9図の回路の動作を説明するためのフローチ
ャート。 第11A図〜第11B図(1),第11B図(2)は第9図の回
路の動作を説明するためのフローチャート。 第12図は第9図の回路の動作を説明するためのフローチ
ャート。 第13図は第1の光学素子及び第2の光学素子がAF測距状
態にいるときの中央断面図。 第14図は第1の光学素子と第2の光学素子及び電磁絞り
機構が撮影準備状態にいるときの中央断面図。 符号の説明 10……カメラボディ 12……レリーズボタン 300……シャッタユニット 302……チャージレバー 307……2重遮光形成レバー MC1,MC2……マイコン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタをチャージするチャージ部材をチ
    ャージ位置とチャージ解除位置に移動させることで、前
    記シャッタを二重遮光状態と二重遮光解除状態にするこ
    とができるカメラにおいて、 レリーズ釦が押圧されることに応じて、前記シャッタが
    二重遮光状態から二重遮光解除状態となるように、前記
    チャージ部材を前記チャージ解除位置へ移動させるとと
    もに、前記レリーズ釦が押圧されている状態から、前記
    押圧が解除されることに応じて、前記シャッタが二重遮
    光解除状態から二重遮光状態となるように前記チャージ
    部材を前記チャージ位置に移動させる制御回路を設けた
    ことを特徴とするカメラ。
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