JP2770959B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2770959B2
JP2770959B2 JP63251461A JP25146188A JP2770959B2 JP 2770959 B2 JP2770959 B2 JP 2770959B2 JP 63251461 A JP63251461 A JP 63251461A JP 25146188 A JP25146188 A JP 25146188A JP 2770959 B2 JP2770959 B2 JP 2770959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラの絞り制御に関するものである。
[従来技術] 従来の一眼レフレックスカメラの絞り自動シフト撮影
においては、撮影毎に撮影レンズの絞りを開放に戻し、
撮影駒毎に1駒目の制御絞り値に対し所定シフト量制御
絞り値を加算して絞りを制御し直して撮影を行なってい
た。これは従来の一眼レフレックスカメラの絞り駆動
は、撮影レンズの絞りを一般的にバネで開放にチャージ
して係止した状態に保持し、レリーズにともない該係止
を解除し所定絞りに制御していた。従ってレンズの絞り
を開いたり、閉じたりを任意に制御できなかった。また
通常連続撮影時も、たとえ2駒目以降の制御絞り値が1
駒目と同一制御絞り値の場合でも、一旦絞りを開放に戻
し再度1駒目と同一絞り値に制御し直していた。従って
撮影レンズの絞りを開放に戻す時間と所定絞り値に制御
する時間を必要とするために、連続撮影時の連写駒速が
早くならなかったり、絞りのチャージおよび制御にエネ
ルギーを必要とするため、電源を無駄に消費していた。
小型化が要求される一眼レフレックスカメラにおいて、
とりわけAFカメラにおいてはAF機能作動に相当量の電力
を必要とするため、甚だ不都合であった。本発明は上記
不都合に鑑みなされたものである。
[発明の目的、特徴] 本発明は、絞り羽根を開放絞り位置から移動させるこ
とで所望の絞り値を得る絞り制御手段を有するカメラに
おいて、前記絞り制御手段は、1駒目の絞り値に対し
て、2駒目以降の絞り値を所定絞り段数分だけシフトさ
せて撮影するオートブラケッティング撮影の2駒目以降
の絞り制御の際に、前記絞り羽根を前駒の絞り値に対応
する位置から前記開放絞り位置に戻すことなく所望の絞
り値に対応する位置に移動させて所望の絞り値を得るこ
とにより、無駄な消費電流を削減するとともに、各駒間
の撮影準備にかかる時間を短くすることができるカメラ
を提供する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面とともに説明する。
次に図面に基づいて本発明の実施例を説明する。な
お、本実施例は本発明を一眼レフカメラに適用した場合
を示している。
第1図には一眼レフカメラにおける各ユニットの配置
説明が示され、10はカメラボディを示す。このカメラボ
ディ10には着脱自在の撮影レンズ20が装着されている。
12はレリーズボタン、14は巻き戻しボタン、30はカメラ
ボディの底面位置に配置される電池を示している。なお
電流30は当然のことながら、電池交換の際には簡単に取
り出しができるように、カメラボディ10には電池蓋に相
当する部材の取り外しにより電池収納室から容易に取り
出すことができる構造が構成されている。M1は第1のモ
ータであり、この第1のモータM1は前板及びシャッタ系
のチャージ、サブミラー駆動とフイルム巻き戻し系の駆
動の両方の駆動源となる。100は前板系としてのミラー
ボックス駆動機構を示し、200はフイルム巻き戻し駆動
機構を示している。400はフイルム巻き上げ駆動機構、M
2は第2のモータであり、前記フィルム巻き上げ駆動系4
00の駆動源となる。
第2図は各構成をユニットごとに分解した分解斜視図
を示している。
次に上記第2図と各ユニットごとの構成図とを基に、
各ユニットごとの構成及び動作を説明する。
先ず、第2図に基づいて、各ユニットの概略を説明す
る。
図において、40はカメラ本体であり、詳しい図示は省
略したが全体がプラスチックモールドで成形されてい
る。ただし、アパーチャ41の領域等、特に精度と強度が
要求される部分は金属インサート成形されて成る。42a
〜42dは後述のミラーボックス60をネジにて固定する為
の取付け穴を示し、43はスプール室、44はパトローネ室
を示している。50はフイルム52が巻き込まれたフイルム
パトローネを示し、図において54はフイルムパーフォレ
ーション、56はフイルムリーダー部を示している。60は
ミラーボックスであり、上記カメラ本体40の各取付け穴
42a〜42dと対応する位置に取付け穴61a〜61dが形成され
ており、両取付け穴42a〜42dと61a〜61dとをあわせてネ
ジ止めすることによりミラーボックス60はカメラ本体40
に対して強固に固定される。71は薄膜が張設された固定
ミラーで、不図示のファインダー光学系と、シャッタユ
ニット300及びアパーチャー41を介してフイルム52に露
光を与える撮影系に所定の比率でレンズを透過した光を
分割するように蒸着処理が為されている。80はミラーボ
ックス60にネジ固定されたカメラ側マウントであり、撮
影レンズ20の不図示のレンズ側マウントとバヨネット結
合する為のバヨネット爪81a〜81cが形成されている。
100はミラーボックス駆動機構の全体を示しており、
この機構はミラーボックス60に全てが配設されている。
200はフィルム巻き戻し駆動機構の全体を示し、一部が
ミラーボックス60に配設され、他はカメラ本体40側に配
設されている。M1は上記両機構100,200の駆動源となる
第1のモータを示し、ミラーボックス60に固定されてい
る。300はシャッタユニットの全体を示し、シャッタ地
板301にはミラーボックス60への取り付けを行なわせる
為の取付け穴301a,301bが形成されている。したがっ
て、このシャッタユニット300は、上記取付け穴301a,30
1bをミラーボックス60の対応する取り付け穴62a,62bと
合わせてネジ止めすることにより、ミラーボックス60に
対して強固に固定される。400はフイルム巻上げ駆動機
構の全体を示し、第2図には詳細には描いていないが、
全体がユニット化されており、カメラ本体40のスプール
室43位置に組み込まれる。
次に、上述の第2図と、第3図〜第5図を用いて、先
にミラーボックス駆動機構100の構成を詳細に説明す
る。
101はミラーボックス60の片側側面(第2図において
右側面側)に固定された地板であり、この地板101はミ
ラーボックス駆動機構100の回転ギヤ類の全てを回動可
能に支持している。102は第1のモータM1の出力ギヤ、1
03は出力ギア102と噛み合う減速ギヤ、104は減速ギヤ10
3と噛み合う太陽ギヤ、105は太陽ギヤ104と噛合する遊
星ギヤである。この太陽ギヤ104と遊星ギヤ105とは遊星
レバー112により連結され、該太陽ギヤ104の回転方向に
応じて該遊星ギヤ105は遊星運動を行なうように構成さ
れている。具体的に記すと、遊星ギヤ105は中心軸とし
ての遊星軸110と、コイルバネ111にてフリクション結合
されている。また、太陽ギヤ104の中心軸となる地板101
のボス114に遊嵌された受113と該遊星軸110とが、該遊
星レバー112にて連結されている。したがって、第5図
(a)の動作図にて理解されるように、太陽ギヤ104の
反時計方向の回転では遊星ギヤ105はまずコイルバネ111
のフリクションにより反時計方向に公転し、伝達ギヤ10
6と噛合する。そして遊星ギヤ105と伝達ギヤ106とが噛
合すると、今度はコイルバネ111のフリクションに駆動
力が打ち勝って(遊星軸110に大して遊星ギヤ105がスリ
ップ回転して)、遊星ギヤ105は自転して(時計方向回
転)、伝達ギヤ106に第1のモータM1の回転を伝達す
る。
逆に、第5図(b)の動作図にて理解されるように、
太陽ギヤ104の時計方向の回転では、遊星ギヤ105は先ず
時計方向に公転し、後述の巻き戻し伝達系としての巻き
戻しギヤ201へボス114を公転中心として移動し、巻き戻
しギヤ201と噛合する。そして、遊星ギヤ105と巻き戻し
ギヤ201とが噛合すると、遊星ギヤ105は自転して巻き戻
しギヤ201に第1のモータM1の回転を伝達する。
反時計方向に回転する伝達ギヤ106はミラーボックス
駆動系の原動側となっている。107は伝達ギヤ106に一端
が固着された伝達軸であり、他端にはウォームギヤ108
が固着されている。この伝達軸107は該ウォームギヤ108
の両スラスト方向位置に配設された地板101の受け部115
により、スラスト方向の移動を規制されている。
120は上記ウオームギヤ108と噛合して時計方向に回転
するサブミラー駆動ギヤであり、表面側にはサブミラー
駆動カム121が一体的に形成され、裏面側には位置検出
用ブラシ(導電材にて形成)122が固定されている。な
お、このミラー駆動ギヤ120は地板101のボス116により
回転可能に支持されている。ここにおいて、上記ミラー
駆動カム121は、後述のミラー駆動レバー130を反時計方
向に駆動させる為の登りカム面121a,該駆動レバー130の
回転位置(ミラーダウン状態)を保つ為の平坦カム面12
1bおよび該駆動レバー130の時計方向への回動を許容す
る下りカム面121cが形成されている。
130は略L字状に固定された2個のレバー体から成る
サブミラー駆動レバーであり、地板101のボス117により
回動可能に支持され、上記サブミラー駆動カム121のカ
ムフォロアーとしての役目を持つ。すなわち、このサブ
ミラー駆動レバー1130は一端部131が上記ミラー駆動カ
ム121の上記登りカム面121aと摺接することにより反時
計方向への回動駆動を受け、上記平坦カム面121bと摺接
することにより、該反時計方向への回動状態を保ち、そ
して上記下りカム面121cと摺接(実際に摺接しない場合
でも、一端部131と下りカム面121cとが位置的に対応し
ていれば良い)することにより、時計方向への回動(復
帰)が許容される。そして、このサブミラー駆動レバー
130の他端部132は、上述のサブミラー駆動カム121の各
カム面の回動位置に応じた制御を受けることにより、後
述のミラーピン74を押動してサブミラー70のミラーダウ
ン(露光退避位置への回動)動作、該ミラーピン74の押
動を継続してミラーダウン状態の保持、該ミラーピン74
の押動を解除してミラーアップ(AF測距位置への回動復
帰)の許容を行なわせる。
140は上記ミラー駆動ギヤ120と噛合して反時計方向に
回転するシャッタチャージギヤであり、表面側にシャッ
タチャージカム141が一体的に形成されている。なお、
このシャッタチャージギヤ140は上記ミラー駆動ギヤ120
と1対1の伝達(減速比1.0)をするものであり、地板1
01のボス118により回転可能に支持されている。ここに
おいて、上記シャッタチャージカム141は、後述のシャ
ッタチャージレバー150を反時計方向に駆動させる為の
上りカム面141a,該シャッタチャージレバー150の回動位
置(チャージ状態)を保つ為の平坦カム面141b及び該チ
ャージレバー150の時計方向への回動を許容する下りカ
ム面141cが形成されている。
150は略L字状に形成されたシャッタチャージレバー
であり、地板101のボス119により回動可能に支持され、
上記シャッタチャージカム141のカムフォロアーとして
の役目を持つ。すなわち、このシャッタチャージレバー
150は一端部に支持されたコロ151が、上記シャッタカム
141の登りカム面141aと当接することにより反時計方向
への回動駆動を受け、上記平坦カム面141bと当接するこ
とにより該反時計方向への回動状態を保ち、そして上記
下りカム面141cの位相に該コロ151が到達することによ
り、時計方向への回動が許容される。そしてシャッタチ
ャージレバー150の他端部に支持されたコロ152は、上述
のシャッタチャージカム141の各カム面の回動位置に応
じた制御を受けることにより、後述のシャッタユニット
300におけるシーソーレバー305の一端305aを押動して、
シャッタのチャージ動作、該シーソーレバー305の押動
を継続してチャージ動作の保持し(シャッタユニット30
0については後述するが、本実施例におけるシャッタユ
ニット300はチャージ動作の継続は、シャッター先幕,
後幕両方の走行準備位置でのメカ的保持を行なわせるこ
とができる)、該シーソーレバー305の押動を解除して
シーソーレバー305の復帰(シャッタ先幕、後幕両方の
走行準備位置でのメカ的保持を解除して、以後制御用電
磁石の通電制御によってシャッタ走行を可能と出来る)
を行なわせる。
なお、第3図(a)および第3図(b)の両方を比較
参照すると容易に理解されるように、上記サブミラー駆
動カム121による上記サブミラー駆動レバー130のミラー
ダウン駆動位相と、上記シャッタチャージカム141によ
る上記シーソーレバー305のチャージ駆動位相とは完全
にずらして設定してある。すなわち、第3図(a)に示
すように、シャッタチャージカム141にてシーソーレバ
ー305がチャージ押動されている時には、ミラー駆動カ
ム121はサブミラー駆動レバー130を押動せず、可動ミラ
ー70はアップ状態(AF測距位置)となる。第3図(b)
に示すように、ミラー駆動カム121にてミラー駆動レバ
ー130が押動して可動ミラー70をダウン状態(露光退避
位置)にした時には、シャッタチャージカム141はシー
ソーレバー305を押動せず、シャッタユニット300はチャ
ージ解除となると共にシャッタ先幕、後幕の走行準備位
置でのメカ的保持を解除する。
160は信号基板であり、地板101にネジ止め固定されて
いる。この信号基板160上には3本の位置検知用のパタ
ーン、すなわちグランドパターン161,動作終了検知パタ
ーン162及びオーバーラン検知パターン163が蒸着等によ
り形成されている。この各パターン161〜163と、上記サ
ブミラー駆動ギヤ120の裏面に固定されたブラシ122との
関係を第4図(a),(b)を用いて説明する。
ここで、このブラシ122の摺動部122aは、くし歯状に
分割され、信号基板160上の各パターン161〜163との接
触の安全性を高めている。なお、この摺動部122aにおけ
る実際の摺動位置、すなわち接触ポイントはブラシ先端
より若干内側の線上122b位置である。
第4図(a)は上記第3図(a)と対応するシャッタ
チャージ完了を検出している位相を示しており、ブラシ
122はミラー駆動ギヤ120の時計方向の回転に応じて矢印
に示すように時計方向に回動して、第4図(a)の状態
にて摺動部122aがグランドパターン161と動作終了検知
パターン162との両方と接触し、該検知パターン162のコ
ネクタ部(ランド部)162aの電位がグランドレベルに変
化することによりシャッタチャージ完了を検知する。こ
の検知についてもう少し詳しく説明すると、グランドパ
ターン161のコネクタ部(ランド部)161aには後述する
カメラ制御回路でのグランドレベル信号が供給され、一
方、動作終了検知パターン162のコネクタ部162aの出力
は該カメラ制御回路(入力ポートP11)に供給されてい
る。そして、ブラシ122が第4図(a)の状態の手前の
位置(ブラシ122を第4図(a)の位置より反時計方向
に回動させた位置に置き換えることにより理解が可能)
にあるときは、ブラシ122の摺動部122aはグランド検知
パターン161とのみ接触しており、まだこの検知パター
ン162はグランドレベルに変化していない。そして、こ
こからミラー駆動ギヤ120が更に時計方向に回転し、同
時にブラシ122も時計方向に回動して、第4図(a)の
位置まで到達すると、ブラシ122(導電材)が動作終了
検知パターン162にも接触するようになって、上記動作
終了検知パターン162の電位が該ブラシ122を介してグラ
ンドレベルに変化し、上記カメラ制御回路はシャッタチ
ャージ完了状態を検知して、上記第1のモータM1の回転
駆動を停止制御する。なお、前述した第4図(a)のブ
ラシ122の位置と上述した第3図(a)のブラシ122の位
置が異なるのは、第4図(a)の位置にて第1のモータ
M1は停止制御(ブレーキング)が為されるが、第1のモ
ータM1は瞬時に停止することができず若干オーバーラン
を生じることになり、第3図(a)は第1のモータM1の
該オーバーランが生じた状態での停止位置を示してい
る。ただし、第3図(a)のサブミラー駆動ギヤ120
(ブラシ122)の停止位置は説明上、上記オーバーラン
が計算上最大となった時の状態を示しており、実際には
もうすこし少ない量のオーバーランにてサブミラー駆動
ギヤ120は停止することができる。なお、第3図(a)
にて明らかなように、シャッタチャージカム141には上
記第1のモータM1のオーバーランを想定して、シャッタ
チャージ完了状態を継続させる平坦カム面141bが形成さ
れており、該オーバーランに対処している。
一方、第4図(b)は上記第3図(b)と対応するミ
ラーダウン完了を検出している位相を示しており、ブラ
シ122はミラー駆動ギヤ120の同じく時計方向の回転に応
じて矢印に示すように第4図(a)の状態から時計方向
に回動して、第4図(b)の状態にて摺動部122aがグラ
ンドパターン161と動作終了検知パターン162の両方の接
触から該検知パターン162の非接触に切換わり、該検知
パターン162のコネクタ部(ランド部)162aの電位がグ
ランドレベルから初期レベル(通常Hレベル)に変化す
ることによりミラーダウン完了を検知する。この検知に
ついても更に詳説すると、ブラシ122が第4図(b)の
状態の手前の位置(ブラシ122を第4図(b)の位置よ
り反時計方向に回動させた位置に置き換えることにより
理解が可能)にあるときには、ブラシ122の摺動部122a
はグランドパターン161と動作終了検知パターン162の両
方と接触しており、まだ該動作終了検知パターン162の
コネクタ部162aの出力は、カメラ制御回路に対してグラ
ンドレベル信号を供給している。そして、ここからサブ
ミラー駆動ギヤ120が更に時計方向に回転し、同時にブ
ラシ122も時計方向に回動して第4図(b)の位置まで
到達するとブラシ122が動作終了検知パターン162と非接
触状態に移行して、上記動作終了検知パターン162の電
位がグランドレベルから初期レベルに変化し、上記カメ
ラ制御回路はミラーダウン完了状態を検知して、上記第
1のモータM1の回転駆動を停止制御する。なお前述した
第4図(b)のブラシ122の位置と上述した第3図
(b)のブラシ122の位置が異なるのは、第4図(b)
の位置にて第1のモータM1は停止制御(ブレーキング)
が為されるが、第1のモータM1は瞬時に停止することは
出来ず若干のオーバーランを生じることになり、第3図
(b)は第1のモータM1の該オーバーランが生じた状態
での停止位置を示している。ただし、第3図(b)のミ
ラー駆動ギヤ120(ビラシ122)の停止位置は、説明上上
記オーバーランが計算上最大となった時の状態を示して
おり、実際にはもうすこし少ない量のオーバーランにて
ミラー駆動ギヤ120は停止することができる。なお、第
3図(b)にて明らかなように、ミラー駆動カム121に
は上記第1のモータM1のオーラーバンを想定して、ミラ
ーアップ完了状態を継続させる平坦カム面121bが形成さ
れており、該オーバーランに対処している。ここで、上
述したシャッタチャージとミラーダウンの関係について
更に全体的な説明を加えると、まず、重要なことは全て
の動作、すなわちシャッタチャージとミラーダウン、そ
してシャッタチャージ解除とミラーアップの許容の全て
は、第1のモータM1の同一方向回転にて行なわれること
である。すなわち、第5図(a)に示す第1のモータM1
の反時計方向の回転(出力ギヤ102が反時計方向回転)
にて遊星ギヤ105が反時計方向に回転して伝達ギヤ106と
噛合している状態において、全ての動作が行なわれる。
そして、上記第1のモータM1の回転力はサブミラー駆動
ギヤ120を時計方向に回転させ、シャッタチャージギヤ1
40を反時計方向に回転させる。そして更にミラー駆動ギ
ヤ120におけるサブミラー駆動カム121がミラーアップを
許容する位置(第3図(a))にある時には、シャッタ
チャージギヤ140におけるシャッタチャージカム141がシ
ャッタチャージを行なわせる位置(第3図(a))にあ
り、また、該サブミラー駆動カム121がミラーダウンを
行なわせる位置(第3図(b))にある時には、該シャ
ッタチャージカム141がシャッタチャージを解除する位
置(第3図(b))にある。そして、第1のモータM1の
反時計方向の回転によって上述の動作が繰り返されるこ
とになるが、該第1のモータM1はブラシ122と各パター
ン161〜163との摺接によって、シャッタチャージ完了
(第3図(a))時に一旦停止し、その後カメラ制御回
路によってレリーズ操作を検知した際に再び同方向に回
転を行ない、次にミラーダウン完了(第3図(b))時
に又一旦停止し、その後、カメラ制御回路によってシャ
ッタ走行完了を検知した際に、再び同方向に回転を行な
い、次のシャッタチャージ完了(第3図(a))時に、
又、一旦停止するシークエンスを繰り返す。なお、上記
オーバーラン検出パターン162は第1のモータM1の停止
作動時のオーバーランが所定以上になったことを検知す
るもので、このパターン162の電位変化、具体的には第
4図(a)のシャッタチャージ完了時点にてオーバーラ
ン検知パターン163が仮に初期レベルからグランドレベ
ルに変化した時、もしくは第4図(b)のミラーアップ
完了時点にて該検知パターン163が仮にグランドレベル
から初期レベルに変化した時に、オーラーバンが所定以
上になってしまったことを検知する。
次にミラーボックス60に回動可能に支持されたサブミ
ラー70の構造を説明しておく。
サブミラー70は支持板72が固定されて成り、該支持板
72には両側端部に回動軸73が形成され、この回動軸73に
よってサブミラー駆動板いた75に回動可能に支持されて
いる。そしてこのサブミラー駆動板75の一方側面にはミ
ラーピン74が形成され、このミラーピン74と上記ミラー
駆動レバー130とが係接可能となっている。なお、上記
支持板72はバネ76(第16図参照)により、常時、時計方
向(ミラーアップ方向)にバネ付勢力を受けており、上
記ミラー駆動レバー130がミラーアップ許容状態(第3
図(a))になった際には、サブミラー70は該バネ76の
付勢力により時計方向に回動してミラーアップ(AF測距
位置)状態へ復帰する。サブミラー駆動板75もバネ77に
より、常時、反時計方向にバネ付勢力を受けており、上
記ミラー駆動レバー130がミラーアップ許容状態になっ
た際には、サブミラー駆動板75はバネ77の付勢力により
反時計方向に回動してミラーアップ状態へ復帰する。
次に、ミラーボックス60に組み付けられるシャッタユ
ニット300の構造を第6図(a),(b)に基づいて説
明しておく。
なお、本実施例においてのシャッターユニット300は
単体は既に実願昭61−39629号として出願してある。
第6図(a)はシャッタチャージ完了状態を示してお
り、第6図(b)はシャッタチャージ解除後にシャッタ
の両幕の走行した状態を示している。
これらの図において、301は前記支持フレームをなす
シャッタ地板、301aはその露出開口を示している。
302は後、先の羽根駆動レバー(以下単に駆動レバー
という)303,304をチャージする為のシャッタユニット3
00内のチャージレバーであり、これがシャッタ駆動手段
を構成している。前記303の後駆動レバーは、後羽根群3
51を走行させる為のもの、また前記304の先羽根駆動レ
バーは、先羽根群352を走行させる為のものである。
305はシャッタユニットをチャージアップするシーソ
ーレバーであり、シャッタ地板301に植接の回動軸335に
より回動自在に枢支され、その一端305aに係合される第
3図に示したシャッタチャージ機構のシャッタチャージ
レバー150のコロ152により図の矢印方向に回動力を受け
ると、他端305bが第6図(b)の反時計回り方向に回動
して、これに連結されているリンクレバー306を介し前
記チャージレバー302の足302cを図の時計回り方向に回
動させるように設けられており、第6図(b)の状態か
ら第6図(a)の状態に移行してチャージを終了する。
307,308はチャージレバー302によりチャージされた先
駆動レバー304と後駆動レバー303の回転を後述のカメラ
制御回路からシャッタの走行信号が発せられるまで阻止
する先緊定レバー及び後緊定レバーであり、321,322は
後羽根群351を平行リンクを成して保持し、且つそれぞ
れ回転軸326,327を中心に回転することで後羽根群351を
走行させる後羽根走行用アーム、または323,324は先羽
根群328,329を中心に回転することで先羽根群352を走行
させる先羽根走行用アームである。
そして本実施例においては、以上の構成に加えて、更
に2枚一対の遮光羽根341,342を第6図(b)の退避位
置から、前記シーソーレバー305のチャージアップの為
の回動に連係されて第6図(a)の遮光位置に上動させ
る構成の遮光装置を持っている。
本例における遮光装置は、L字形を成す2枚の遮光羽
根341,342がそのL字形の立ち上がり部でシャッタ地板3
01との間でピンと長溝の係合により、上動,下動の移動
案内が成され、またL字形の脚部341a,342aで前記シー
ソーレバー305と軸331,332を介しそれぞれ連結されるこ
とにより上動,下動の連係動作が与えられるようになっ
ている。
前記案内機構は、シャッタ地板301に植接したガイド
ピン371が、遮光羽根341,342のL字形立ち上がり部341
c,342cに形成したおおむね上下方向をなす長溝341b,342
bに嵌入係合することで構成されている。
以上の構成により、遮光羽根341,342はシーソーレバ
ー305の図の反時計回りの回動によって、案内機構によ
り略図示姿勢を維持したまま第6図(b)→第6図
(a)の上動を行ない、シーソーレバー305が時計回り
の回動を行なうことによって、第6図(a)→第6図
(b)の下動を行なうことになり、しかも各遮光羽根34
1,342とシーソーレバー305の回転軸331,332との連結位
置が一定量異なることによって、その上動,下動のスト
ロークが相異するようにされていて、退避位置での重な
りによる収容容積の縮減と、遮光位置でのズレ広がりに
よる所定範囲に亘る遮光領域のカバーを得るようになっ
ている。なお、360はシーソーレバー305を常時時計方向
(チャージ解除方向)にバネ付勢するバネ部材である。
第7図には緊定解除構成が示されている。この緊定解
除構成自体は本出願人が先に出願して公開されている特
開昭57−17936号の構成を用いている。
図において、307は緊定解除構成の基板であり、電磁
石制御による緊定解除構成を担持している。なお、この
基板370は上記第6図のシャッタ地板301に組み付けら
る。380,386は各々先羽根用アーマチャーレバー及び後
羽根用アーマチャーレバーであり、基板370に取り付け
られているヨーク382,388に各々軸381,378によって回動
可能に支持されていると共に、バネ384,390により各々
時計方向,反時計方向に付勢されている。385,391は基
板370に植接され、おのおのマーアチャーレバー380,386
の初期回動位置を規制するストッパーピンである。アー
マチャーレバー380の一端部380aは第7図に示す初期回
動位置から所定距離反時計方向へ回動した位置におい
て、先緊定レバー307のピン307aと当接して、緊定を解
除し得る。また、アーマチャーレバー386の一端部386a
は、第7図に示す初期回路位置から所定距離、時計方向
へ回動した位置において、後緊定レバー308のピン308a
と当接して緊定を解除し得る。383,389はコイルであ
り、通電することによってアーマチャーレバー380,386
を各々バネ384,394に抗して吸引回動させる。なお、図
において、370aはシャッタチャージ状態(第6図
(a))において、先緊定レバー307のピン307aが当接
する切欠き部である。なお、第6図において図が複雑と
なることから省略したが、先緊定レバー307は弱いバネ
により反時計方向に付勢され、上記ピン307aが上記切欠
き部370aの内縁と当接するように設定されている。又図
において370bはシャッタチャージ状態(第6図(a))
において、後緊定レバー308のピン308aが当接する切欠
き部である。なお、第6図において図が複雑となること
から省略したが、後緊定レバー308は弱いバネにより時
計方向に付勢され、上記ピン308aが上記切欠き部370bの
内縁と当接するように設定されている。なお、第2図に
おいて392は防塵及び電磁シールドを兼ねたカバーであ
る。
以上、上述したシャッタユニットの作動について説明
する。
カメラは一連の撮影動作が終了し、シャッタが走行を
完了すると第6図(b)の状態になる。
次に撮影動作の準備のためにチャージ動作が直ちに行
なわれる。
このチャージ動作は、第2図、第3図に示したシャッ
タチャージレバー150の反時計方向の回動駆動により与
えられる。このチャージ動作は、シャッタチャージレバ
ー150のコロ152からシーソーレバー305の先端305aに図
示矢印方向の作動力が与えられ、シーソーレバー305の
他端の軸305bとチャージレバー302に植接された軸302c
とに係合したリンクレバー306を介して、チャージレバ
ー302に回転駆動(図の時計回り方向)を与える。
以上、上述したシャッタユニットの作動について説明
する。
カメラは一連の撮影動作が終了し、シャッタが走行を
完了すると第6図(b)の状態になる。
次に撮影動作の準備のためにチャージ動作がただちに
行なわれる。
このチャージ動作は、第2図、第3図に示したシャッ
タチャージレバー150の反時計方向の回動駆動により与
えられる。
このチャージ動作は、シャッタチャージレバー150の
コロ152からシーソーレバー305の先端305aに図示矢印の
作動力が与えられ、シーソーレバー305の他端の軸305b
とチャージレバー302に植設された軸302cとに係合した
リングレバー306を介して、チャージレバー302に回転運
動(図の時計回り方向)を与える。
チャージレバー302の回転にともない、チャージレバ
ーの足部302a、302bはそれぞれが駆動レバー303、304の
コロ部303a、304aに当接し、該駆動レバー303、304に回
転運動を与える。
駆動レバー303、304が回転すると、それぞれの軸303
b、304bと穴部321a、323aで係合した後羽根走行用アー
ムおよび先羽根走行用アームの321、323に回転運動を与
え、それぞれのアームとリンクされている後羽根群351
および先羽根群352を図面上方に上動させる。
このようにチャージが進行し、駆動レバー303、304の
突起部303c、304cが前記緊定レバー307、308の先端に係
合可能となる位置に到達すると、シャッタチャージは終
了し、次のレリーズ操作を待機する第6図(a)の状態
となる。
ここで、シーソーレバー305がチャージされる過程に
おいて、シーソーレバー305上の回転軸331,332にそれぞ
れ回転自在に取り付けられた遮光羽根341と遮光羽根342
は、図中上方に移動させられる。このとき、遮光羽根34
1と遮光羽根342はそれぞれのガイド長溝341b、342bでガ
イドピン371と係合しているため、その姿勢はガイドピ
ン371により規制され、図中ほぼ水平をなしたまま図中
上方に移動し、チャージ完了状態において第6図(a)
の位置に移動し、シャッタ地板301の露光開口301a下部
を覆う。
この状態(第6図(a))にてチャージは完了し、次
のレリーズ動作が行われるまではこの状態にて待機す
る。
次にレリーズ動作について説明する。
レリーズボタン12が押されると、第3図にて説明した
ミラーダウン動作が行なわれ、それと同時にシャッタチ
ャージレバー150は第6図(a)に示す位置より第6図
(b)に示す位置に退避する。次にシーソーレバー305
はバネ部材360により図中時計回り方向に回転させら
れ、リンクレバー306によりシーソーレバー305とリンク
されたチャージレバー302に反時計回り方向の回転を与
え、それぞれ第6図(a)の状態より第6図(b)の状
態になる。
シーソーレバー305の前記回転にともない、回転軸331
と332によりシーソーレバー305と回転自在に取り付けた
遮光羽根341、遮光羽根342は、それぞれのガイド長溝34
1b、342bによりガイドピン371に規制され、図中ほぼ水
平状態を保ちつつ稼動させられ、第6図(a)の状態か
ら第6図(b)の状態に移動し、シャッタ地板301の露
光開口301aの外に退避する。
以上の動作が終了し、ミラーダウンが完了したことを
カメラ制御回路が検知(第4図(b)の状態にてミラー
ダウン検知パターン162の電位がグランドレベルから初
期レベルに変化することを検知)すると、該カメラ制御
回路にてまず第7図のコイル383に通電が行なわれ、ア
ーマチャーレバー380がヨーク382の吸着面に吸引され、
バネ384に抗して反時計方向に回動する。そして、この
アーマチャーレバー380の吸引回動により一端部390aが
ピン307aを押動し、先緊定レバー307は時計方向に回動
して突起部304cとの係合がはずれ、先駆動レバー304は
時計方向に回動し、先羽根先行用アーム323も同方向に
回動し、先羽根群352の走行(図中下方向への走行)を
行なわせて露光を開始させる。そして、所定のシャッタ
秒時にカメラ制御回路にて第7図のコイル389に通電が
行なわれ、アーマチャーレバー386がヨーク388の吸着面
に吸引され、バネ390に抗して時計方向に回動する。そ
して、このアーマチャレバー386の吸引回動により、一
端部386aがピン308aを押動し、後緊定レバー308は時計
方向に回動して突起部303cとの係合がはずれ、後駆動レ
バー303は時計方向に回動し、後羽根走行用アーム321も
同方向に回動し、後羽根群351の走行(図中下方向への
走行)を行なわせて露光を終了させる。
ここまでの説明は、ミラーボックス60に組み込み構成
されるミラーボックス駆動機構100およびシャッタユニ
ット300についてである。
次に第8図に基づいて、第1図に示した撮影レンズ20
内に構成された電動絞り機構500について説明する。図
において、M3は第3のモータであり、不図示の固定筒に
固定されている。510はリング状の固定環であり、光軸
Oを中心とする円周上に等間隔で複数個の穴512が形成
されている。520はリング状の絞り駆動環であり、回動
可能に支持されるとともに、円周上には等間隔で放射状
に複数個のカム穴(長穴状)522が形成されている。530
は絞り羽根であり、上記固定環510と上記絞り駆動環520
との間に配設され、その両面に植設されたピン532、534
がそれぞれ固定環510の穴512と絞り駆動環520のカム穴5
22に挿入されている。540は歯車筒であり、回動可能に
支持されると共に、上記絞り駆動環520に固定されてい
る。そして、この歯車筒540の周面には歯部542が形成さ
れ、この歯部542は上記第3のモータM3の出力軸504に固
定された出力ギヤ502と噛合している。
次に動作について説明すると、第3のモータM3の反時
計方向の回転により歯車筒540は時計方向に回動し、そ
れに応じて絞り駆動環520も時計方向に回動して、絞り
羽根530はカム穴522との摺動により時計方向(反時計方
向)に駆動される。すなわち、絞りは開放から絞り込み
方向へ駆動される。
一方、第3のモータM3の時計方向の回転により歯車筒
540は反時計方向に回動し、それに応じて絞り駆動環520
も反時計方向に回動して、絞り羽根530はカム穴522との
摺動により開き方向(時計方向)に駆動される。すなわ
ち、絞りは絞り込み状態から開放方向へ駆動される。
次に上述各機構を制御する回路構成の一実施例につい
て図面をもとに説明する。
第14図は本実施例の一眼レフレックスカメラの中央断
面図で、第2の光学素子としてのサブミラーのアップ位
置(AF測距位置)を表す。40はカメラ本体で、46の圧板
とフイルム52の位置規制を司るレール面41a,41bを上下
に有している。63はミラーボックスに一体に構成された
構造体でファインダー光学系のペンタプリズム47e,フォ
ーカシングスクリーン48c及びこのスクリーン48cを上方
に付勢するバネ48b,枠体48aを有したピント板ユニット4
8とを位置規制する。55はカメラ本体40に固設された三
脚用ネジである。45はフイルム52を光密に保つ為の背蓋
である。46a及び46bは圧板46をレール面41a,41bに付勢
する圧板バネである。49はアイピースレンズ49aが固設
されたアイピース枠である。90は測光センサー91に光を
導く測光レンズであり、測光センサー91と共に測光セン
サーホルダー92に適切な位置関係で固定されている。93
はカメラの上部を保護する上蓋であり、ストロボシュー
94が固設されている。94aは公知シンクロ接点、94bはカ
メラとストロボ間の色々の信号をストロボ側に伝達する
信号接点で、1個のみ表現してあるが実際には複数固有
する。95は、ペンタプリズム47の下方に配備されたファ
インダー表示用のプリズムで、ファインダー情報を表示
する表示素子96の表示内容をアイピース枠49から覗いた
時ファインダー視野の下方に表示するように配置されて
いる。97はカメラとレンズ間の情報の通信やカメラから
レンズ側に電源を供給する接点で、バネ98によりレンズ
側へ付勢されている(1個のみ表現してあるが実際には
複数個有する)。64aはミラーボックス60に固設された
固定ピンで、左右に一対形成されている。71aは半透過
固定ミラー枠体で、71bの光分割素子である薄膜半透過
ミラーが張設されていて、71の第1の光学素子を形成し
ている。第1の光学素子71は撮影レンズの光学系22a〜2
2fを透過した光をファインダー光学系(ペンタプリズム
側)と撮影系(フイルム側)へ所定の比率(例えば60:4
0)で分割するように蒸着処理が成されている。65は第
1の光学素子71を所定の位置に付勢するためのバネ66を
有する押え枠体で、ミラーボックス60に固設されたピン
67を回転軸に揺動可能に支持されている。68は第1の光
学素子71をレンズ光軸に体し略45度に調整する為のミラ
ー45度調整ビスである。69は第1の光学素子71を押え枠
体65で付勢固定する為の固定ビスである。161は第2の
光学素子70により導かれた光をAFセンサーユニット162
に導くAFセンサー用レンズである。163はストロボ撮影
時に、フイルム52によるストロボの反射光を測光するTT
L調光用センサー164に光を導くストロボ調光用レンズで
ある。64cはミラーボックス60に固設された固定ピン
で、サブミラー駆動板75はサブミラー駆動板戻しバネ77
による反時計方向の付勢力により所定の位置に規制す
る。64bもミラーボックス60に固設された固定ピンで、
サブミラー固定板72とサブミラー駆動板75の間に作用し
サブミラー固定板72を常に時計方向に付勢するサブミラ
ー付勢バネ76の付勢力により第2の光学素子70をAF測距
時、所定の位置に規制する。70は第2の光学素子である
AF測距用の全反射ミラーで、受板72に固定されている。
又受板72は軸72aによってサブミラー駆動板75に対し揺
動可能に軸支されている。
20は公知の、AF一眼レフレックス用の交換レンズで、
当然のことながらAFと外部操作によるマニュアルフォー
カスの切換えをおこなうAF−マニュアル切換機構を伝達
部材23と24の間に有しており、該AF−マニュアル切換機
構に連動した電気スイッチを有している。25はカメラと
レンズ間の情報の通信やカメラからレンズ側に電源を供
給してもらうカメラ側97の接点に対するレンズ側の接点
であり、1個のみ表現してあるが実際には複数個有す
る。26は光学系22a〜22fを固設したレンズ支持体54を伝
達部材23に対しスムーズに回転させる為のベアリングで
ある。伝達部材23はヘリコイド23aを有するヘリコイド
部材でモータM4の出力をピニオンギヤ24,不図示の減速
機構及びAF−マニュアル切換機構を介して伝達される。
M3は第10図の電動絞り機構のアクチュエータであるとこ
ろのステップモータで、絞り羽根530を駆動制御する。
第15図は第14図のAF測距状態から撮影準備状態に移行
した時の第2の光学素子とレンズの絞り制御状態を表わ
した図である。
次に第14図から第15図の動作について説明する。第14
図の状態で、レリーズ釦の第1ストロークによりAFセン
サー162の出力により公知のAF演算回路によりピントの
ボケ量が計算され、その演算結果によりAFモータM4に駆
動信号が与えられピントが合わせられる。又測光センサ
ー91の出力に従って公知の測光回路によりシャッター及
び絞り制御値が決定される。測光演算が終了すると、第
2図のモータM1に通電され、サブミラー駆動レバー130
が左旋され、サブミラー駆動板75は右旋しサブミラー受
板72はミラーボックス60に設けられた不図示のカムによ
り左旋し、第2の光学素子70は下方に移動し撮影光路か
ら退避する。モータM1の通電後15[ms]経過してからス
テッピングモータM3に通電して、測光値に基いた絞り値
に絞り羽根530は絞り込まれる。モータM1が所定角度回
転するとモータM1への通電は停止され、レリーズ釦の第
2ストロークによる第2のスイッチの入力信号(レリー
ズ信号)を待つ(第15図の撮影準備状態)。この状態か
ら第2のスイッチが入力されると、シャッターは直ちに
走行状態に移行する。従って第2のスイッチの入力から
シャッター先幕が開放を開始するのに必要な時間(レリ
ーズタイムラグ)はシャッターマグネットの遅れと電気
制御回路の処理に必要な時間の数[ms]ですむ。尚モー
タM1通電後ステッピングモータM3への通電を15[ms]遅
らせているのは、モータM1のラッシュ電流とステッピン
グモータM3通電が重なりステッピングモータM3が脱調す
るのを避ける為である。
第9図は本発明を実施したカメラの動作制御をマイク
ロコンピュータCOMが使用された具体例の電気回路を示
すものである。
受光素子SPCは被写体からの反射光を受光し、受光信
号を帰還回路に圧縮ダイオードD1が接続された高入力イ
ンピーダンスの演算増幅器OP1へ出力する。演算増幅器O
PIは対数圧縮された被写体輝度情報Bvを抵抗R1を介して
出力する。定電圧源VG1に接続される可変抵抗VR1はフィ
ルム感度情報Svを出力する。帰還回路に抵抗R2が接続さ
れた演算増幅器OP2は、測光情報Ev=(Bv+Sv)を演算
し、出力する。測光情報EvはA/DコンバータADCにより4
ビットのディジタル値に変換され、マイクロコンピュー
タCOMの入力ポートPG0〜PG3に入力される。
ダイアル5が操作されると、そのクリック数に応じた
数がダイアルインターフェース回路DIFにて計数され、
その値は4ビットの情報に変換され、マイクロコンピュ
ータCOMの入力ポートPH0〜PH3へ入力される。ダイアル
インターフェース回路DIF内の情報はパルス信号がマイ
クロコンピュータCOMの出力ポートPE3より入力されるこ
とによりリセットする。不図示の露出モード選択つまみ
によりいずれのモードが選択されるかで2連の露出モー
ドスイッチswSELがオンオフし、選択された露出モード
に応じた2ビットの情報がマイクロコンピュータCOMの
入力ポートPP0〜PP1へ入力される。
カメラに電池BATが装填されると、マイクロコンピュ
ータCOMおよびLCD表示回路、LCD表示器並びにダイアル
インターフェース回路DIF等に電源Vbatが供給される。
また第1図のレリーズ釦12の第1ストロークによって、
入力ポートPA0に接続された第一ストロークスイッチsw1
がオンになると、出力ポートPFの電位がハイレベルにな
るので、インバータINVおよび抵抗R3によりトランジス
タTRbatがオンとなり、電源Vbatからの電圧が電源Vccと
して測光用の演算増幅器OP1,OP2等比較的電力を多く消
費する回路に供給される。
マイクロコンピュータCOMの入力ポートPA1〜11には、
レリーズ釦12の第2ストロークによりオンとなる第2ス
トロークスイッチsw2、サブミラーダウンでオン、サブ
ミラーアップでオフとなるサブミラーアップスイッチsw
MRDN、機械的チャージが完了することによりオンとなる
チャージ完了検知スイッチswCGE、フィルム1駒の給送
が完了する毎にオンとなるフィルムスイッチswFLM、後
幕走行完了でオンとなる後幕スイッチswCN2、不図示操
作レバーによりセルフタイマーがセットされることによ
りオンとなるセルフスイッチswSELF、不図示連写、単写
選択レバーにより例えば連写モードが選択されることに
よりオン、単写モードが選択されることによりオフとな
るスイッチswCS、不図示、マニュアル露出モード時の絞
り値設定用スイッチswM、不図示オートブラケットスイ
ッチswABR、自動測距をワンショットで行なうか、サー
ボで行なうかの選択スイッチswAFM,測光して決めた絞り
値、シャッタースピードをロックするか否かの選択スイ
ッチswAEL、撮影したい画面の被写界深度などをファイ
ンダーにて確かめるために前もって絞り込みを行なう絞
り込みスイッチswPREがそれぞれ接続される。
出力ポートPE1〜PE2には抵抗R1〜12を介してトランジ
スタTR1〜TR2のベースが接続され、トランジスタTR1〜T
R2は、先幕を走行させる先幕マグネットMG1、後幕を走
行させる後幕マグネットMG2の通電を、それぞれ制御す
る。また出力ポートPD、PCには抵抗R13〜14を介してト
ランジスタTR3、4のベースが接続され、トランジスタT
R3はミラー駆動、チャージおよび巻き戻し用モータM1の
駆動を、トランジスタTR4は巻き上げ用モータM2の駆動
を、それぞれ制御する。
7は一対のラインセンサ7a、7bを有する測距用受光回
路で、6のAFセンサー駆動回路とともに、自動測距(A
F)系を構成する。AFセンサ駆動回路6は、マイクロコ
ンピュータCOMより入力する信号STR、CKに従って、制御
信号01、02、CL、SHを出力し受光回路7を駆動する。受
光回路7は前記制御信号に従って像情報SSNSをマイクロ
コンピュータCOMに出力する。
8はレンズ通信回路であり、マイクロコンピュータCO
Mからの制御信号LCOMが入力されている間、データバスD
BUSを介して入力するデータを受け付け、該データに基
づいてレンズ制御回路9とシリアル通信を行なう。クロ
ック信号LCKに同期してレンズ駆動用データDCLをレンズ
制御回路へ伝送し、それと同時にレンズ情報DLCがシリ
アル入力する。
BSYは不図示の焦点調節用レンズが移動中であること
をカメラ側に知らせるための信号で、この信号が発生し
ているときは、前記シリアル通信は行なわれない。この
シリアル通信により、レンズ制御回路9はレンズ距離環
駆動絞り制御を行なう。
1はLCD表示回路であり、マイクロコンピュータCOMか
らの制御信号LCDCOMが入力している間データバスDBUSを
介して入力するデータを受け付け、該データに基づいて
LCD表示器2に各種データを表示させる。LCD表示器2は
液晶の表示器でシャッタースピード(Tv値)、絞り値
(Av値)、連写または単写の別、AFがワンショットモー
ドかサーボモードかなどを表示する。
被写体の像は、撮影レンズの光学系22a〜22f、第1の
光学素子71を透過し、第2の光学素子70で反射し、AFセ
ンサ用レンズ161を透過してAFセンサユニット162内の測
距用受光回路7、ラインセンサ7a、7bに到達する。絞り
羽根530により絞った状態では、光路のケラレによりラ
インセンサの各素子が受光する光量が変化してしまうた
め、測距動作を行なうときには、絞りを開放かまたは、
測距を行なうのに影響のないくらいケラレのない絞りに
する必要がある。
第10図は本発明の実施したカメラの動作のフローチャ
ートである。
カメラに電池BATが装填され、電源Vbatが発生するこ
とによりマイクロコンピュータCOMは動作を開始する。
[ステップ1] 仮に撮影者によりレリーズ釦12の第1
のストロークのみが行なわれ、第1ストロークステップ
sw1のオン信号が入力ポートPA0に入力されると、ステッ
プ2へ進む。入力されない場合はステップ11へ進む。
[ステップ2] 出力ポートPFから“1"の信号を出力
し、トランジスタTRbatをオンにして電源Vccを各部に供
給させる。次いで測光タイマをスタートさせる。該測光
タイマは第1ストロークスイッチsw1のオフ信号入力か
ら所定時間電源Vccを継続して供給させておくためのも
ので、これにより撮影者はレリーズ釦12から手を離して
も所定時間は測光状態を確認でき、露出モード選択つま
み(不図示)で表示を見ながら設定情報の変更を行なう
ことが可能となる。なおこの構成はマイクロコンピュー
タCOMに内蔵されているハードウェアタイマによって簡
単に行なうことができる。
[ステップ2.5] 電池が装着された時点で、絞りがど
んな状態にあるか分からないので、測距動作を行なう前
に絞りを開放にする動作を行なう必要がある。DBUSを介
してレンズ通信回路8に絞りを開放にするデータを送
り、レンズ通信回路8はシリアル通信により、レンズ制
御回路9にそのデータを送る。レンズ制御回路9は、ス
テップモータM3に通電し、絞り羽根を制御させ開放にす
る。その後、マイクロコンピュータCOMからの通信によ
り、レンズ制御回路9はステップモータM3への通電を止
める。
[ステップ3] 一連の測距動作、測距動作に基づくレ
ンズ距離環駆動のためのレンズとの通信を行なう。その
詳細を説明する。
出力ポートよりSTR信号がAFセンサ駆動回路6に出力
されると、AFセンサ駆動回路6はCK信号に同調して順次
01、02、CL、SHの信号を出力し、受光回路7に像信号蓄
積と読み出しを行なわせる。読み出された像信号は、CK
信号に同期して順次SSNSより入力ポートに入力される。
マイクロコンピュータCOMはそのデータよりピントずれ
量を演算する。
出力ポートよりLCOMが出力されている間、レンズ通信
回路8はDBUSを介してピントずれ量に基づくレンズ駆動
量のデータを受け取る。レンズ通信回路8は、シリアル
通信によりレンズ制御回路9にデータを送りレンズ距離
環駆動を行なわせる。
[ステップ4] 測光、表示、その他のシーケンスは第
11図を用いて説明する。
Stage:1 ステップ101〜106ではオートブラケットの処理を行な
う。
[ステップ101] オートブラケットスイッチswABRの判
別を行なう。オートブラケットが選択されているとき
は、ステップ102へ、選択されていないときはステップ1
06へ進む。
[ステップ102] レジスタRGTMの内容がバルブモード
になっているか否かの判別を行なう。レジスタRGTMはシ
ャッタスピードデータが記憶されており、ステップ109
などでその記憶が行なわれる。バルブモードのときはス
テップ106へ。
[ステップ103] オートブラケットモードが設定され
たことを示すフラグFABRを1にセットする。
[ステップ104] ここではダイアル5の操作に伴う情
報読み取りルーチンを実行する。ここでダイアル操作に
伴う情報読み取りルーチンを第12図により説明する。
『情報読み取りルーチン』 [ステップ201] 入力ポートPH0〜PH3に入力される情
報をダイアル用レジスタRGHに記憶させる。この時レジ
スタRGHには、ダイアル5のクリック数に応じた数値
と、ダイアル5の回転方向によりその数値が正か負かの
情報が記憶される。すなわち、現在の情報よりも何段階
シフトアップあるいはシフトダウンさせるのかの4ビッ
トの情報が記憶されることになる。
[ステップ202] 出力ポートPE3のパルス信号を出力す
る。これにより、ダイアルインターフェース回路DIFの
数値は0にリセットされる。
[ステップ203] 元のステップに戻る。この場合、ス
テップ80において、例えばダイアル5により0.5なる段
数情報が設定されたとすれば、「−0.5、0、0.5」の段
数で、また1が設定された場合は、「−1、0、1」の
段階で自動的に露出を変化させた、あらかじめ設定され
ている3枚のオートブラケット撮影が行なわれることに
なる。なお前記「−0.5、0、0.5」の段数による撮影と
は、演算により求められた標準の露出値に対して−0.5
段だけアンダーの露出値、標準の露出値、標準の露出値
に対して0.5段だけオーバーの露出値、の3段階の露出
値によって撮影が連続して行なわれることを意味する。
[ステップ105] ブラケット段数用のレジスタRGBRの
内容とダイアルの内容を加算し、再度レジスタRGBRに記
憶させる。前述のように、ダイアル5の1クリックによ
る最小分解能は0.5段毎でも、1段毎でも自由に設定で
きるものとする。なおシャッタ秒時および絞り値の分解
能と異なる場合は、レジスタRGBRの内容を整数倍にする
プログラムを挿入すれば良く、ここでは本発明とは関係
ないので詳細な説明は省略する。
[ステップ106] オートブラケットが選択されていな
い時は、フラグFABRを0にリセットする。
Stage:2 ステップ107〜115では、ダイアル操作によるTv値(シ
ャッタスピード)、Av値(絞り値)の設定を行なう。
[ステップ107] 入力ポートPP0、PP1の入力状態より
シャッタ優先モードが設定されているか否かの判別を行
なう。今、シャッタ優先モードが設定されているとすれ
ば、ステップ108へ進む。
[ステップ108] ステップ104と同様、ダイヤル5の操
作に伴う情報読み取りルーチンを実行する。
[ステップ109] ダイアル操作により設定された数値
(レジスタRGHの内容)とシャッタ情報(レジスタRGTv
の内容)とを加算し、再度シャッタ情報用レジスタRGTv
に記憶させる。またシャッタ情報用レジスタRGTvの内容
をレジスタRGTMに記憶させる。
[ステップ110] レジスタRGTMにシャッタ秒時の最長
秒時に隣に位置するバルブモードを示すコードが記憶さ
れているか否かの判別を行なう。今バルブモードではな
いとすると、Stage:3(ステップ116)へ進む。
次に、オートブラケットモード設定後にダイアル5の
操作によりバルブモードを設定した場合について述べ
る。バルブ撮影でのブラケット撮影は基本的に無意味な
ため、オートブラケットモードを解除したほうか効果的
である。したがってステップ110でバルブモードである
と判断した場合はステップ111へ進む。
[ステップ111] オートブラケットモードのフラグFAB
Rを0にリセットする。
また、絞り優先モードが設定されていたとすると、ス
テップ107→ステップ112→ステップ113へと進む。
[ステップ113] ここではステップ104と同様、ダイア
ル5の操作に伴う情報読み取りルーチンを実行する。
[ステップ114] ダイアル操作により設定された数値
(レジスタRGHの内容)と絞り値情報(レジスタRGAvの
内容)とを加算し、再度絞り情報用レジスタRGAvに記憶
させる。
またマニュアル露出モードが設定されているとする
と、ステップ107→ステップ112→ステップ115へと進
む。
[ステップ115] 絞り値設定用スイッチswMのオンオフ
状態の判別を行なう。マニュアル露出モード時に絞り値
設定用スイッチswMを操作し、ダイアル操作を行なうこ
とにより絞り値を、ダイアル操作のみを行なうことによ
りシャッタ秒時を、それぞれ変更可能とする構成となっ
ているため、ここで前記スイッチswMがオンの時は絞り
優先モード時と同様のルーチン(ステップ113)の実行
へと進み、オフの時にはシャッタ優先モード時と同様の
ルーチン(ステップ108)の実行へと進む。
Stage:3 ステップ116〜128は測光およびTv値、Av値の設定を行
なう。
[ステップ116] A/DコンバータADCにより4ビットの
ディジタル値に変換された測光情報Evを内部のレジスタ
RGEvに記憶させる。
[ステップ117] 入力ポートPP0、PP1の入力状態より
シャッタ優先モードが設定されているか否かの判別を行
なう。今、シャッタ優先モードが設定されているとすれ
ば、ステップ5へ進む。
[ステップ118] レジスタRGEvの内容から、ダイアル
5の操作によって設定された情報を記憶しているシャッ
タ情報用レジスタRGTvの内容を減算し、その結果(絞り
情報Av)を絞り情報用レジスタRGAvに記憶させる。なお
マイクロコンピュータCOM内の全レジスタの内容は電池B
ATが装填されている間は保持されているものとする。ま
た電池BATを最初に装填した場合は、使用頻度の高い
値、例えば1/125秒なる情報が初期設定されているもの
とする。
[ステップ119] オートブラケットの露出段数情報を
記憶しているレジスタRGBRの内容を絞りのブラケット段
数用レジスタRGBAに記憶させる。またシャッタのブラケ
ット段数用レジスタRGBTの内容を零(0)にする。ステ
ップ124に進む。
また、絞り優先モードが設定されていたとすると、ス
テップ117→ステップ120→ステップ121へ進む。
[ステップ121] レジスタRGEvの内容から、ダイアル
5および絞り値設定用スイッチswMの操作によって設定
された情報を記憶しているレジスタRGAvの内容を減算
し、その結果をシャッタ情報用レジスタRGTvに記憶させ
る。なお電池BATを最初に装填した場合は、使用頻度の
高い値、例えばF5.6なる情報が初期設定されるものとす
る。
[ステップ122] オートブラケットの露出段数情報を
記憶しているブラケット段数用レジスタRGBRの内容をシ
ャッタブラケット段数用レジスタRGBTに記憶させる。ま
た絞りブラケット段数用レジスタRGBAの内容を零にす
る。
以後ステップ124に進む。
またマニュアル露出モードが設定されているとする
と、ステップ117→ステップ120→ステップ123→へと進
む。
[ステップ123] ダイアル5の操作によって設定され
たシャッタ秒時情報を記憶しているレジスタRGTMの内容
をシャッタ情報用レジスタRGTvに記憶させる。これはマ
ニュアル露出モードでオートブラケット撮影が設定され
たとき、レジスタRGTvの内容は撮影毎に変化してしまう
ので、ダイアル5の操作により設定された情報はそのま
ま記憶させておくためで、詳細は後述する。
以後は絞り優先モードの場合と同様のシーケンスを進
む。
[ステップ124] オートブラケットモードが設定され
ているか否かを示すフラグFABRの状態を判別する。今オ
ートブラケットモードが設定されていないとすると、St
age:4(ステップ129)へ進む。
次に、オートブラケットモード時の露出演算について
説明する。シャッタ優先モードの場合は、ステップ119
で述べたようにブラケット段数用レジスタRGBRの内容は
絞りブラケット段数用レジスタRGBAに、またシャッタ優
先モードとマニュアル露出モードの場合は、ステップ12
2で述べたようにシャッタブラケット段数用レジスタRGB
Tに、それぞれ記憶させている。ステップ124では、オー
トブラケットモードでありフラグFABRが1にセットされ
ているので、ステップ125へ進む。
[ステップ125] ブラケット段数用レジスタRGBRの内
容が零か否かの判別を行なう。もしその内容が零である
とすれば、同一の露出(実施例では標準の露出)で3回
の撮影が行なわれてしまい、無意味なため、オートブラ
ケット撮影を禁止する必要がある。従ってこの場合はス
テップ126へ進む。
[ステップ126] オートブラケットモードを示すフラ
グFABRを0にリセットする。
次にStage:4(ステップ129)へ進むことにより、オー
トブラケットの露出演算は行なわず、通常のルーチンを
実行する。
前記ステップ125において、ブラケット段数用レジス
タRGBRの内容が零でなかった場合は、その段数情報で露
出演算を行なう必要があるので、ステップ127へ進む。
[ステップ127] 第1ストロークスイッチsw1がオンさ
れているか否かの判別を行なう。オンされているときは
ステップ128へ進む。
[ステップ128] 絞り情報用レジスタRGAvの内容と絞
りブラケット段数用レジスタRGBAの内容を加算し、再度
レジスタRGAvに記憶させる。またシャッタ情報用レジス
タRGTvの内容とシャッタブラケット段数用レジスタRBGT
の内容を加算し、再度レジスタRGTvに記憶させる。これ
は、シャッタ優先モード時には演算された絞り情報を、
絞り優先モード時には演算されたシャッタ秒時情報をオ
ートブラケット段数に応じて変更することを意味する。
つまりステップ105の時点でオートブラケット段数を負
の数にならないように設定するとすれば、ステップ128
での演算後の値は標準露出値に対してアンダー側の露出
値となる。また、マニュアル露出モードでは、絞り優先
モードと同様なステップ122を通過するため、シャッタ
秒時の変更となり、被写界深度の一定な、露出のみ切り
替わるオートブラケット撮影が可能となる。
また、前記ステップ127で第1ストロークスイッチsw1
がオフされていることを判別した場合は、測光タイマ動
作中であるので、ステップ128の露出演算は行なわず、
ステップ129にて標準露出値を表示させることになる。
この場合でも、撮影する際はレリーズ釦12の第1ストロ
ークが必ずなされるため、ステップ128は必ず通過し、
よってオートブラケット撮影には問題はない。
この様に、オートブラケットモードでは、第1ストロ
ークスイッチsw1がオンされている場合はオートブラケ
ットがかかった状態での露出値が、つまりこの実施例で
はアンダー側の露出値が表示され、測光タイマ動作中は
標準露出値が表示されることになる。これにより、撮影
者は容易にオートブラケットの露出値を認識することが
可能となる。
Stage:4 [ステップ129] シャッタースピード情報(RGTvレジ
スタの値)、絞り値情報(RGAvレジスタの値)、オート
ブラケットの段数情報などは、LCD表示器2により表示
される。
出力ポートよりLCDCOMが出力されると、DBUSを介して
データがLCD表示回路1に送られ、LCD表示回路1が駆動
してLCD表示器2に所定の値を表示させる。
[ステップ130] 元のステップに戻る。
[ステップ5] AFモードスイッチswAFMがワンショッ
トモードがサーボモードであるかの判別を行なう。ワン
ショットモードの場合は、第1ストロークスイッチsw1
を一度オンして測距すると、スイッチsw1をオフするま
では、AFロックとなり、オートフォーカス動作を行なわ
ない。よってステップ6へ進む。
[ステップ6] 絞り値情報を記憶しているレジスタRG
Avの値に基づき、レンズ通信回路8に絞り値情報を送
り、レンズ通信回路8はシリアル通信によりレンズ制御
回路9に絞り値情報を送る。レンズ制御回路9は、ステ
ップモータM3に通電し、送られたデータに基づいた絞り
に駆動制御する。その後、マイクロコンピュータCOMか
らの通信により、レンズ制御回路9はステップモータM3
への通電を止める。しかし、絞り羽根530は摩擦その他
の力により、制御された絞りのまま動かない。
[ステップ7] レリーズ釦12の第2ストローク操作が
行なわれ、第2ストロークスイッチsw2のオン信号が入
力ポートPA1に入力されているか否かの判別を行なう。
今第2ストロークスイッチsw2のオン信号が入力されて
いないとすると、ステップ8に進む。ここで第1ストロ
ークスイッチsw1のオン信号が入力ポートPA0に入力され
ていれば、ステップ4に戻る。
[ステップ8] sw1のオン信号が入力ポートPA0に入力
されていると、ステップ9に進む。
[ステップ9] 測光タイマをリセットし、再びスター
トさせる。測光タイマは必ず第1ストロークスイッチsw
1がオフとなってから所定時間働くようにする。
[ステップ22] スイッチswAELの判別を行ない、AEロ
ックのときはステップ7へ、AEロックでないときはステ
ップ4へ進む。
スイッチ1がオンのまま、第2ストロークスイッチsw
2のオン信号がこないとすると、AEロックのときはステ
ップ7→ステップ8→ステップ9→ステップ22→ステッ
プ7のループを続け、その間測光値の変更などは受け付
けず、絞りも固定されたままである。AEロックでないと
きはAFモードスイッチかワンショットモードであるかぎ
り、ステップ4→ステップ5→ステップ6→ステップ7
→ステップ8→ステップ9→ステップ22→ステップ4の
ループを回り続け、その間に、測光値の変更、オートブ
ラケットスイッチ、露出モードスイッチの変更は受け付
け、シャッタースピード、絞り値などのデータは変更さ
れ、それにより絞りも変更されたデータの絞りに制御さ
れる。
そのループの間に第1のストロークスイッチsw1のオ
ン信号が来なくなると、ステップ8からステップ121へ
と進む。
さて、AFモードがワンショットでスイッチsw1のオン
信号に続いてスイッチsw2のオン信号が入力された場
合、ステップ7よりステップ13へと進み、露光動作が行
なわれる。
[ステップ13] 入力ポートPA6にセルフスイッチSELF
のオン信号が入力されているか否かの判別を行なう。オ
ン信号が入力されていればセルフタイマによる撮影であ
るのでステップ14へ、そうでなければステップ15へ進
む。
[ステップ14] セルフタイマにより10秒を計時する。
[ステップ15] レリーズ給送シーケンスは第13図を用
い説明する。
出力ポートPDを“1"とし、トランジスタTR3をオンに
しモータM1を駆動させる。
これにより、サブミラー70はダウンする。
[ステップ302] 入力ポートPA2にサブミラーダウン終
了を検知するスイッチswMRDOWNのオン信号が入力されて
いるか否かの判別を行なう。ここではオン信号が入力さ
れるまでの間、つまりサブミラーが完全にダウンするま
でのこのループを繰り返し、完全にダウンするとステッ
プ303へ進む。
[ステップ303] シャッタ情報用レジスタRGTvの内容
はアベックス値であるので、実時間データに変換(伸
長)する。
[ステップ304] 出力ポートPE1よりパルス信号を出力
し、トランジスタTR1をオンにしてシャッタ先幕マグネ
ットMG1に通電させる。これにより、シャッタ先幕が先
行する。
[ステップ305] レジスタRGTMの内容がバルブモード
になっているか否かの判別を行なう。バルブモードにな
っていれば、ステップ306へ、そうでなければステップ3
07へ進む。
[ステップ306] 第2ストロークスイッチsw2のオフ信
号が入力されるのを待つ、これはバルブモードであるの
で、第2ストロークスイッチsw2のオン信号が入力され
ている間はシャッタを開放にしておく必要があるからで
ある。
[ステップ307] バルブモードでないので、ステップ3
03で伸張されたデータによる実時間カウントを行ない、
演算されたシャッタ秒時の計時を行なう。
[ステップ308] 実時間カウントが終了すると、出力
ポートPE2よりパルス信号を出力し、トランジスタTR2を
オンにしてシャッタ後幕用マグネットMG2に通電させ
る。これにより、シャッタ後幕が走行する。
[ステップ309] 入力ポートPA5にシャッタ後幕スイッ
チswCN2のオン信号が入力されているか否かの判別を行
なう。ここではオン信号が入力されるまでの間、つまり
シャッタ後幕の走行が完了するまでこのループを繰り返
し、完了するとステップ310へ進む。
[ステップ310] 出力ポートPDの出力を“1"とし、ト
ランジスタTR3をオンにしてサブミラーアップやシャッ
ターチャージのためのモータM1をさらに回転させる。
[ステップ311] フィルム給送用にタイマをスタート
させる。また出力ポートPCの出力を“1"とし、トランジ
スタTR4をオンにしてフィルム巻き上げ用モータM2を回
転させる。
[ステップ312] 入力ポートPA3にチャージ完了検知用
スイッチswCGEのオン信号が入力されていない。つまり
チャージが完了していない場合はステップ314に進み、
チャージが完了するとステップ313へ進む。
[ステップ313] チャージが完了したので、出力ポー
トPDの出力を“0"にし、モータM1への通電を断つ。
第10図のステップ16へ戻る。
[ステップ16] オートブラケットモードが設定されて
いるか否かをフラグFABRの状態により判別する。オート
ブラケットモードでなければステップ20へ、そうであれ
ばステップ17へ進む。
[ステップ17] オートブラケット撮影が3回行なわれ
たか否かの判別を行なう。前述したようにオートブラケ
ット撮影はアンダー、標準、オーバーの3段階の露出値
で連続的に行なわれる撮影であるので、3回の撮影が終
了しない場合はステップ18へ進む。
[ステップ18] 絞り情報用レジスタRGAvの内容から絞
りブラケットステップ用レジスタGRBAの内容を減算し、
再度前記レジスタRGAvに記憶させる。またシャッタ秒時
情報用レジスタRGTvの内容からシャッタブラケット段数
用レジスタGRBTの内容を減算し、再度前記レジスタRGTv
に記憶させる。ここで第11図のステップ128と同様にシ
ャッタ優先、絞り優先、マニュアル優先モードでも同一
のプログラムで良いのは、ステップ119、ステップ122で
レジスタRGBA、RGBTの内容を変更したためである。尚2
回の撮影では標準露出となり、3回目の撮影ではオーバ
ー露出になるのはこの演算式(減算式)から明白であろ
う。
また、LCD表示回路1にデータを送り、シャッタスピ
ード、絞り値のデータをLCDを表示器2に表示させる。
[ステップ19] シャッタ優先でオートブラケットモー
ドのときは、Av値が3回の撮影で変わることになり、こ
こで絞り制御を行なう。レンズ通信回路8を介してレン
ズ制御回路9に新しい絞り値データを送る。レンズ制御
回路9は絞りを開放に戻すことなく、ステッピングモー
タM3に通電を行ない、絞りを制御する。その後通電は停
止させる。また、シャッタ優先以外のオートブラケット
撮影でも、前と同じAv値データをレンズ制御回路9に送
ることになるが、そのときは絞りをそのまま保持するこ
とになる。
次にプログラムはステップ15へジャンプする。つまり
第2ストロークスイッチsw2のオンオフ状態いかんにか
かわらず(レリーズ信号が発生しているか否かに関係な
く)、次の撮影に入る。またこのときの撮影がセルフモ
ードであっても、2回目、3回目のセルフタイマは実行
せずに次の撮影に入る。
オートブラケットモードで3回の撮影が終るとステッ
プ17よりステップ19.5へ進む。
[ステップ19.5] 絞り情報用レジスタRGAvの内容から
絞りブラケットステップ用レジスタGRBAの2倍の内容を
加算し、再度前記レジスタRGAvに記憶させる。またシャ
ッタ秒時情報用レジスタRGTvの内容からシャッタブラケ
ット段数用レジスタGRBTの2倍の内容を加算し、再度前
記レジスタRGTvに記憶させる。そしてステップ18と同様
にLCD表示器2に表示させ、これにより、レジスタRGA
v、RGTvにはオートブラケット撮影が始まる直前のデー
タが記憶されることになる。
以後、ステップ20へ進み、オートブラケットモードで
ないときに1回の撮影が終ったときと同様なシーケンス
となる。
[ステップ20] 入力ポートPA7に入力するステップswC
Sのオンオフ状態より連写モードであるか連写モードで
あるかの判別を行なう。連写モードの場合、しかもAFロ
ックでないときはステップ4に戻り、第2ストロークス
イッチsw2がオンの限りは、測光値、各スイッチの変更
を受け付けながら、撮影が連続して行なわれる。ただし
AFワンショットモードなので、測距は初めて第1ストロ
ークスイッチsw1が押されたとき以外は行なわれず、AF
ロックとなっており、絞りはステップ6で制御されるの
み(オートブラケットモードのときはステップ19でも制
御される)で、連続撮影中絞りを開放に戻すことなく、
絞り値が変更されたときは、変更分だけ絞り羽根を動か
すことにより制御される。
連写モードでAEロックのときは、ステップ7に戻り、
sw2がオンの限りは測光値、各スイッチの変更を受け付
けずに絞りも固定され連続撮影が行なわれる。
また単写モードの場合はステップ21へ進む。
[ステップ21] 第1ストロークスイッチsw1のオフ信
号が入力されるのを待つ。単写モードであるので撮影者
がレリーズ釦12の押圧動作を停止しないかぎり次の撮影
シーケンスには進まない。オフ信号が入力されると、ス
テップ10へ進む。
[ステップ10] 絞りを開放に戻す(ステップ2.5と同
様)。その後スタートに戻る。
続いてAFがサーボモードのときの動作について説明す
る。
AFがサーボモードで第1ストロークスイッチsw1のオ
ン信号に続いて第2ストロークスイッチsw2のオン信号
が入力されると、ステップ23よりステップ26へ進み、一
連の露光動作が行なわれる。
[ステップ26〜27] ステップ13〜14と同様、セルフタ
イマ撮影時の処理を行なう。
[ステップ28] ステップ6と同様の動作で、サーボモ
ードでは、第2ストロークスイッチsw2のオン信号が入
力されたのちに絞り制御を行なう。
[ステップ29] ステップ15と同じ動作で、レリーズ、
給送シーケンスを行なう。
[ステップ30〜34] ステップ16〜19.5と同様な動作
で、オートブラケットモード時の処理を行なう。オート
ブラケットモード1回目から3回目の撮影中は測距動作
は行なわず、AFがワンショットモードのときと同一とな
る。
オートブラケットモードで3回撮影が行なわれたとき
は、ステップ34より、オートブラケットモードでないと
き一回の撮影が終ったときはステップ30より、同じステ
ップ35に進む。
[ステップ35] ステップ10と同様、絞りを開放にす
る。
[ステップ36] ステップ20と同様、連写モードである
か単写モードであるかの判別を行なう。連写モードであ
るときは、ステップ2.5に戻り、単写モードであるとき
はステップ37へ進む。AFサーボモードで連写モードのと
きは、一回一回の撮影の直前に必ず測距とレンズの距離
環駆動その他を行ないながら、第2ストロークスイッチ
sw2がオンの限り露光動作を連続的に行なう。一回の撮
影(オートブラケットモードでは3回の撮影)が終わる
たびに絞りを開放にする動作を入れ、測距が正しく行な
えるようにする。
[ステップ37] ステップ21と同様、単写モードなので
sw1のオフ信号を待つ。オフ信号が入力されるとスター
トへ戻る。
sw1がオフとなってから、所定の時間が経過していな
いときは、測光タイマが動作中で、ステップ1→ステッ
プ11→ステップ12→ステップ12.1と進む。また、ワンシ
ョットモードでsw1がオフしたときは、ステップ8→ス
テップ12.1と進み、サーボモードでsw1がオンでsw2がオ
フのときもステップ23→12.1と進む。
[ステップ11] 測光タイマが動作中であるか否かの判
別を行なう。
[ステップ12] ステップ4と同様に、測光、表示、そ
の他の動作を行なう。
[ステップ12.1] 入力ポートPA12の状態により、swPR
Eの押されているか否かの判別を行なう。swPREが押され
ているときはステップ12.2に進む。
[ステップ12.2] 測光タイマのリセット及びスタート
を行なう。(ステップ9と同様) [ステップ12.3] マイクロコンピュータCOMよりレン
ズ通信回路8を介してレンズ制御回路9にデータを送
り、レンズ制御回路9がステップモータM3に通電し、絞
りを制御する。ここまではステップ6と同様だか、この
あと、マイクロコンピュータCOMは、ステップモータM3
の通電をステップさせる通信は送られない。その後、ス
テップ4に進む。swPREが押されていないときは、ステ
ップ12.1→12.4と進む。
[ステップ12.4] 絞りを開放にする。(ステップ2.5
と同様) これにより、swPREが押されていると、常に、ステッ
ピングモータM3が通電したまま、絞りの制御が行なわ
れ、swPREが戻されると絞りも開放に戻される。
[他の実施例] 本実施例では、AFサーボモードで連写のとき、必ず絞
りを開放にまで戻したが、これを測距動作に影響のない
程度に戻すということでもよい。第2図のフローチャー
トでは、ステップ2.5とステップ35の絞り開放をそれぞ
れ、測距可能な絞りに制御を変更することですむ。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、絞り羽根を開放絞り
位置から移動させることで所望の絞り値を得る絞り制御
手段を有するカメラにおいて、前記絞り制御手段は、1
駒目の絞り値に対して、2駒目以降の絞り値を所定絞り
段数分だけシフトさせて撮影するオートブラケッティン
グ撮影の2駒目以降の絞り制御の際に、前記絞り羽根を
前駒の絞り値に対応する位置から前記開放絞り位置に戻
すことなく所望の絞り値に対応する位置に移動させて所
望の絞り値を得ることにより、オートブラケッティング
撮影での絞り制御では、絞り羽根を開放位置に戻す動作
が省略できるので、無駄な電源エネルギーの消耗を回避
することができるとともに、オートブラケッティング撮
影の各駒間のタイムラグを短くすることができる。した
がって、良好なオートブラケッティング撮影が可能とな
る。
また、撮影レンズを透過した光をファインダー光学系
と撮影光学系へ所定の比率で光を分割する光学素子を設
け、露光時も前記光学素子を透過した光で露光すること
により、絞りシフトに応じた露光状態の変化具合をファ
インダーを解して視認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としての電動駆動カメラの各構
成配置説明図。 第2図は第1図の各構成の要部分解斜視図。 第3図(a)、(b)は第2図に示したミラーボックス
駆動機構およびフィルム巻き戻し駆動機構の動作説明
図。 第4図(a)、(b)は第3図に示した位相検知構成の
みの動作説明図。 第5図(a)、(b)は第3図における伝達切り換え構
成の動作説明図。 第6図(a)、(b)はシャッタユニットの要部構成を
示す動作説明図。 第7図は第6図のシャッタ構成の走行制御機構を示す斜
視図。 第8図は撮影レンズ内の絞り駆動構成を示す斜視図。 第9図は各構成の動作を制御する回路図。 第10図は第11図の回路の動作を説明するためのフローチ
ャート。 第11図は測光、表示、シークエンスの動作を説明するた
めのフローチャート。 第12図は情報読み取りの動作を説明するためのフローチ
ャート。 第13図はレリーズ、給送シークエンスを説明するための
フローチャート。 第14図は第1の光学素子および第2の光学素子がAF測距
状態にいる時の中央断面図。 第15図は第1の光学素子および第2の光学素子および電
動絞り機構が撮影準備状態にいる時の中央断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絞り羽根を開放絞り位置から移動させるこ
    とで所望の絞り値を得る絞り制御手段を有するカメラに
    おいて、 前記絞り制御手段は、1駒目の絞り値に対して、2駒目
    以降の絞り値を所定絞り段数分だけシフトさせて撮影す
    るオートブラケッティング撮影の2駒目以降の絞り制御
    の際に、前記絞り羽根を前駒の絞り値に対応する位置か
    ら前記開放絞り位置に戻すことなく所望の絞りに対応す
    る位置に移動させて所望の絞り値を得ることを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】撮影レンズを透過した光をファインダー光
    学系と撮影光学系へ所定の比率で光を分割する光学素子
    を設け、露光時も前記光学素子を透過した光で露光する
    ことを特徴とした請求項(1)記載のカメラ。
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