JP5880969B2 - 撮像装置及び撮像処理方法並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及び撮像処理方法並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置及び撮像処理方法並びにプログラムに関する。
撮像装置(例えば、デジタルカメラ)には、オートフォーカス(AF)の一種として合焦レンズ(フォーカスレンズ)を移動させながら、画像信号を取得してそのコントラスト値がピークとなる位置を焦点と判断して、その位置に合焦レンズを移動させることにより焦点合わせを行うコントラスト検出方式のAF(オートフォーカス)機能が備えられており、また、シャッタキー押下操作により撮影開始が指示されて撮影終了が指示されるまでの間、静止画を連続的に複数枚撮影する連続撮影機能(連写機能)が備えられているものが多い。そして、従来、このようなコントラスト検出方式のAF機能と連続撮影機能を備えた撮像装置にあっては、焦点調整を行いながら連続撮影を行うAF追従型の機能を搭載したものが存在している(特許文献1参照)。
特開2002−122773号公報
このようなAF追従型の機能にあっては、移動する被写体を連写する場合でも被写体の移動に追従することが可能となるために、被写体が移動する場合の連続撮影に適したものとなる。
ところで、一般に、絞りやND(減光)フィルタが必要となるような明るい環境で撮影する場合、あるいはユーザが任意の絞りやNDフィルタを指定して撮影する場合、AF動作時にコントラスト値のピークがサーチし易くなるようにするために、そのAF動作を開始する直前に絞りやNDフィルタを開放させてからAF動作を行うようにしていた。すなわち、図10は、連続撮影時の動作タイミングを説明するためのタイミングチャートである。図中、「露出演算」は、被写体の明るさに応じて適正な露出値を求める動作タイミングを示し、シャッタキー押下操作の開始に応答して露出演算が行われる。そして、この「露出演算」に続く「開」は、絞りやNDフィルタを駆動してそれを開放させる動作タイミングを示し、AF動作を開始する前に絞りやNDフィルタを開放させる。
そして、この「開」に続く「AF処理」は、フォーカスレンズを移動させながらコントラスト値のピークをサーチするAFの動作タイミングを示している。この「AF処理」に続く「閉」は、撮影準備のために上述した露出演算の結果に応じて絞りやNDフィルタを駆動して撮影用として露出を調整設定する動作タイミングを示している。「撮影処理」は、上述のようにして調整した露出及び焦点に応じて撮影処理を行う動作タイミングを示している。このようにして1枚目の撮影が終わると、2枚目以降の撮影毎に、上述の「開」、「AF処理」、「閉」、「撮影処理」を1サイクルとして順次繰り返す。
その結果、撮影毎に絞りやNDフィルタの「開」、「閉」動作を行う必要があるために、それだけ連写速度が遅くなる要因となってしまう。
本発明の課題は、動きの激しい被写体を連続して撮影するような場合であっても高画質を維持しながら連続撮影の高速化を実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の撮影装置は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置であって、
被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、
被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、
記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
前記焦点調整手段が前記露出調整手段による露出の調整設定が維持されている状態で前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、当該露出の調整設定によるコントラストの低下を補正する補正手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置である。
上述した課題を解決するために本発明の撮像処理方法は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置が実行する撮像処理方法であって、
前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する処理と、
前記焦点調整手段が前記露出調整手段による露出の調整設定が維持されている状態で前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、当該露出の調整設定によるコントラストの低下を補正する処理と、
を含むことを特徴とする撮像処理方法である。
上述した課題を解決するために本発明のプログラムは、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置を制御するコンピュータに対して、
前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する機能と、
前記焦点調整手段が前記露出調整手段による露出の調整設定が維持されている状態で前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、当該露出の調整設定によるコントラストの低下を補正する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
上述した課題を解決するために本発明の撮影装置は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置であって、
被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、
被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、
前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
を備え
前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
前記駆動制御手段は、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
上述した課題を解決するために本発明の撮像処理方法は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置が実行する撮像処理方法であって、
前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する駆動制御処理と、
を含み、
前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
前記駆動制御処理では、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
ようにしたことを特徴とする撮像処理方法である。
上述した課題を解決するために本発明のプログラムは、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置を制御するコンピュータに対して、
前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する駆動制御機能、
を実現させ
前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
前記駆動制御機能では、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
ようにしたことを特徴とするプログラム。
本発明によれば、動きの激しい被写体を連続して撮影するような場合であっても高画質を維持しながら連続撮影の高速化を実現することができ、実用性に優れたものとなる。
撮像装置として適用したデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図。 第1実施形態における連続撮影時の動作タイミングを説明するためのタイミングチャート。 モード変更キーの操作によって撮影モードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャート。 絞り4c、ND(減光)フィルタ4dを開放したときのコントラスト値の変化と、絞り4c、NDフィルタ4dを開放せずに撮影用絞り4c、NDフィルタ4dを設定したときのコントラスト値の変化を示した図。 コントラスト値生成用フィルタを用いて撮影用絞り、NDフィルタ設定時のコントラス値が絞り4c、NDフィルタ4dの開放時に近づくように大きく変化させた場合を示した図。 のコントラスト値生成用フィルタの設定値を決定する際に使用されるフィルタ設定テーブルFTを示した図。 コントラスト検出方式のオートフォーカス(AF)機能の一般的な動作を説明するための図。 第2実施形態における連続撮影時の動作タイミングを説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態においてモード変更キーの操作によって撮影モードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャート。 従来例を説明するための図で、連続撮影時の動作タイミングを示したタイミングチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
先ず、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、撮像装置としてデジタルカメラに適用した場合を例示したもので、図1は、デジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図である。
デジタルカメラは、静止画像のほかに動画像の撮影も可能なコンパクトカメラや一眼レフカメラで、撮像機能、計時機能、連続撮影機能などを備えている。連続撮影機能は、シャッタキー押下操作に応答して複数枚連写する機能、つまり、撮影開始指示(シャッタキー押下操作)から終了指示(シャッタキー押下の解放操作)までの間、静止画像を複数枚連続して撮影する連写機能であり、例えば、10枚/秒の連続撮影を可能としたものである。
制御部1は、図示省略した電源部(二次電池)からの電力供給によって動作し、ROM2内の各種のプログラムに応じてこのデジタルカメラの全体動作を制御するもので、DSPあるいはCPUを有すると共にRAMを有する構成となっている。そして、制御部1は、キー入力部3からの入力信号に基づいてその操作キーに応じた処理として、例えば、撮影処理、連続撮影処理、コントラスト検出方式の自動焦点調整(コントラストAF)処理、自動露出調整(AE)処理、画像再生処理などを実行するようにしている。ROM2内には、後述する図3に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されている。
キー入力部3は、図示省略したが、押しボタン式のキーとして、撮影を指示するシャッタキーと、各種の動作モードに切り替えるモード変更キーと、露出やシャッタスピードなどの撮影条件の設定操作などを行うための各種のキーなどを備えている。なお、モード変更キーは、撮影可能な状態とする撮影モードと撮影済み画像を再生する再生モードとを切り替えたり、更に撮影モードとして、シャッタキー操作で静止画像を複数枚連続して撮影する連続撮影モード(連写モード)とシャッタキー操作で静止画像を一枚撮影する単一撮影モード(単写モード)とを切り替えたりする。
レンズユニット4は、ズームレンズ4a、フォーカスレンズ(合焦レンズ)4b、絞り4c、ND(減光)フィルタ4d、シャッタ4e、撮像素子(CCDあるいはCMOS)4fを有し、駆動制御部5は、制御部1からの制御信号に応じてズームレンズ4a、フォーカスレンズ4b、絞り4c、NDフィルタ4d、シャッタ4eを駆動することによりズーム調整、焦点調整、露出調整、撮影開始/終了を制御するようにしている。このズームレンズ4a、フォーカスレンズ4bなどの光学レンズ系からの被写体像が所定のタイミング毎に撮像素子4fに結像されて光電変換された画像信号(アナログ値の信号)は、撮影データ処理部6に入力されて処理される。なお、ストロボ駆動部7は、制御部1からの制御に応じてストロボ発光部8を駆動させる回路である。
撮影データ処理部6は、入力された画像信号に対して色分離やRGBの色成分毎のゲイン調整などを行った後にデジタル値の画像データに変換すると共に、この画像データに対して色補間処理(デモザイク処理)などのカラープロセス処理を行い、デジタル値の輝度信号、色差信号を生成してDMAコントローラ9に対して出力する。DMAコントローラ9は、入力されたデジタル値の輝度信号、色差信号をDRAMインタフェース(I/F)10を介してDRAM11にDMA転送する。
コントラスト値出力部12及びAF演算部13は、コントラスト検出方式の自動焦点調整(コントラストAF)機能を構成するもので、コントラスト値出力部12は、撮影データ処理部6を介して入力された撮像画像の信号から周波数帯域の成分を取り出してAF演算部13に対して出力すると、AF演算部13は、この周波数帯域の成分に基づいてコントラス値を求めながらそのピーク値を算出し、そのピーク位置を焦点位置とするためのレンズ駆動信号を駆動制御部5に対して出力してフォーカスレンズ4bを移動させる。
上述したDRAM11内の1フレーム分の画像信号は、DRAMインタフェース10を介してVRAM14に書き込まれた後に、VRAMコントローラ15を介して表示部16から表示される。表示部16は、高精細液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイで、撮影画像(ライブビュー画像)を表示するモニタ画面(ライブビュー画面)となったり、撮影済み画像を再生する再生画面となったりする。また、DRAM11内の1フレーム分の画像信号は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)回路17により符号化されてカードインタフェース(I/F)18を介してメモリカード19に書き込まれる。
図2は、第1実施形態における連続撮影時の動作タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
図中、「露出演算」、「閉」、「AF処理」、「撮影処理」の意味は、従来例を説明するための図10の場合と同様であるが、第1実施形態においては、図10の「開」の動作、つまり、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放させる動作は行わないようにしている。すなわち、第1実施形態においては、連続撮影の開始時(シャッタキー押下操作の開始時)には露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には焦点の調整設定のみを行うようにしている。
先ず、シャッタキー押下操作の開始に応答して被写体の明るさに応じて適正な露出値を求める「露出演算」を行った後、図10の「開」の動作は行わず、直ちに「閉」、つまり、上述の演算結果に応じて絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して撮影用として適正な露出を調整設定する動作に移るようにしている。なお、第1実施形態において「絞り4c、NDフィルタ4d」とは、絞り4c及びNDフィルタ4dをそれぞれ駆動する場合であってもよく、また、絞り4c、NDフィルタ4dのいずれか一方を駆動する場合であってもよいことを意味している(以下、同様)。そして、AF処理を行った後は、「開」を行わずに、直ちに「撮影処理」に移行するようにしている。
このようにして1枚目の撮影が終わると、2枚目以降の撮影に移るが、この2枚目以降の撮影時には、絞り4c、NDフィルタ4dの設定値を固定したままの状態においてシャッタキー押下操作が解放される撮影終了までの間、撮影毎に「AF処理」、「撮影処理」を順次繰り返す。すなわち、シャッタキー押下操作の開始時には絞り4c、NDフィルタ4dを開放させる動作は行わずに適正露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には露出の設定値を固定したままの状態で焦点の設定のみを行うようにしている。
次に、第1実施形態におけるデジタルカメラの動作概念を図3に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図3は、カメラの全体動作のうち、本実施形態の特徴部分(撮影モード時)の動作概要を示したフローチャートであり、この図3のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図3は、上述のモード変更キーの操作によって撮影モードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャートである。
先ず、制御部1は、ユーザ操作により撮影モードに切り替えられると、シャッタキー押下操作の有無を調べ(ステップA1)、シャッタキー押下操作が行われるまで待機状態となる。いま、シャッタキー押下操作が行われたときには(ステップA1でYES)、被写体の明るさに合わせて適正な露出値を求める自動露出演算(AE)を行い(ステップA2)、その後、現在の撮影モードは、連続撮影モード(連写モード)であるかを調べる(ステップA3)。
ここで、現在の撮影モードが連写モードでなければ(ステップA3でNO)、単一の撮影を行う単一撮影モード(単写モード)に切り替えられている場合であると判断して、ステップA4〜ステップA7の実行に移る。先ず、単写モードにおいては、図10に示すように、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放(ステップA4)させた後、コントラスト値のピークをサーチして合焦するコントラストAF処理を行う(ステップA5)。そして、上述した露出の演算結果に応じて絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して適正な露出に調整設定する処理(ステップA6)を行った後、上述のようにして調整した露出及び焦点に応じて撮影された画像を取り込み、この撮影画像に対して各種の処理を施して記録保存する撮影処理を行う(ステップA7)。そして、ステップA13に移り、撮影モードが解除されたかを調べ、撮影モードのままであれば(ステップA13でNO)、最初のステップA1に戻り、シャッタキー操作待ちとなるが、撮影モードが解除されたときには(ステップA13でYES)、図3のフローから抜ける。
一方、連写モードに切り替えられたときには(ステップA3でYES)、図2に示すように、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放させる動作は行わず、直ちに「閉」の動作として、上述の露出の演算結果に応じて絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して適正な露出に調整設定する処理に移る(ステップA8)。そして、コントラスト値生成用フィルタ設定選択処理(ステップA9)を行った後、コントラストAF処理に移る(ステップA10)。ここで、コントラスト値生成用フィルタ設定選択処理は、コントラスト検出方式により焦点を調整するAF処理を実行する前に、コントラストの低下を補正するための処理である。
すなわち、第1実施形態においては、上述したように絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放(絞り4c、NDフィルタ4dの開放)させる動作を行わずに、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して撮影用として露出を設定した状態でAF処理を行うようにしているために、AF処理時のコントラスの変化状態は、絞り4c、NDフィルタ4dの開放時に比べて、小さな値になると共に、全体的になだらかに変化するようになる。図4は、この場合の様子として、絞り4c、NDフィルタ4dの開放時におけるコントラスト値の変化と、その開放を行わずに、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して撮影用として露出を設定したときのコントラスト値(撮影用絞り4c、NDフィルタ4d設定時のコントラス値)の変化を示した図である。なお、図中、縦軸は、コントラスト値を示し、横軸は、無限遠側(図中、左方向)から至近側(図中、右方向)までの焦点の合わせ可能位置を示している。
このように絞り4c、NDフィルタ4dを開放させずに、撮影用の露出を設定すると、その設定時のコントラス値の変化は、開放時に比べて小さくなり、かつ、なだらかになるために、第1実施形態においては、コントラスト値生成用フィルタ設定選択処理(ステップA9)を実行することにより、撮影用絞り4c、NDフィルタ4d設定時のコントラス値を、コントラスト値生成用フィルタを用いて絞り4c、NDフィルタ4d開放時のコントラストに近づけるようにコントラストを補正するようにしている。
図5は、コントラスト値生成用フィルタ設定選択処理(ステップA9)において、コントラスト値生成用フィルタを用いて撮影用絞り4c、NDフィルタ4d設定時のコントラス値が絞り4c、NDフィルタ4d開放時に近づくように大きく変化させた場合を示した図である。なお、図4と同様に、図中、縦軸は、コントラスト値を示し、横軸は、無限遠側(図中、左方向)から至近側(図中、右方向)までの焦点の合わせ可能位置を示している。このコントラスト値生成用フィルタ設定選択処理では、撮影用絞り4c、NDフィルタ4d設定値に応じてコントラスト値生成用フィルタを選択するようにしている。
図6は、このコントラスト値生成用フィルタの設定値を決定するためのフィルタ設定テーブルFTを示した図である。この図示の例では、絞り4c、NDフィルタ4d開放時の設定値(0)に対応してコントラスト値生成用フィルタの設定値(0)が記憶されている場合を示し、また、絞り4c、NDフィルタ4d開放時の設定値(1)に対応してコントラスト値生成用フィルタの設定値(1)が記憶され、更に、絞り4c、NDフィルタ4d開放時の設定値(2)に対応してコントラスト値生成用フィルタの設定値(2)が記憶されている場合を示している。ここで、コントラスト値生成用フィルタの設定値は(0)<(1)<(2)の関係にあり、(0)<(1)<(2)にしたがって明るくなる関係となっている。制御部1は、例えば、撮影用絞り4c、NDフィルタ4d設定値が(1)であれば、設定値(1)のコントラスト値生成用フィルタを選択し、撮影用絞り4c、NDフィルタ4d設定値が(2)であれば、設定値(2)のコントラスト値生成用フィルタを選択する。
そして、AF処理(ステップA10)を行った後は、「開」を行わずに、直ちに撮影処理(ステップA11)に移行し、上述のように調整した露出及び焦点に応じて撮影された画像を取り込み、この撮影画像に対して各種の処理を施して記録保存する処理を行う。これによって1枚目の撮影が終わると、シャッタキー押下操作中であるかを調べ(ステップA12)、押下操作中であれば(ステップA12でYES)、2枚目以降の撮影を行うために上述のステップA10に戻り、絞り4c、NDフィルタ4dの設定値を固定したままの状態で2枚目以降の撮影に移り、以下、AF処理(ステップA10)、撮影処理(ステップA11)を順次繰り返す。ここで、シャッタキー押下操作が解放されて連続撮影の終了が指示されると(ステップA12でNO)、撮影モードが解除されたかを調べ(ステップA13)、撮影モードのままであれば(ステップA13でNO)、最初のステップA1に戻り、シャッタキー操作待ちとなるが、撮影モードが解除されたときには(ステップA13でYES)、図3のフローから抜ける。
以上のように、第1実施形態において、制御部1からの制御信号に応じて駆動制御部5は、レンズユニット4内のフォーカスレンズ4b、絞り4c、NDフィルタ4d、シャッタ4e、撮像素子4fを制御することにより、連続撮影の開始時(シャッタキー押下開始時)には露出の調整設定のみを行わせ、その開始以降の連続撮影時には焦点の調整設定のみを行わせるようにしたので、動きの激しい被写体を連続撮影するような場合であっても焦点の合った高画質を維持しながら連続撮影の高速化を実現することができる、実用性に優れたものとなる。
シャッタキー押下開始時には絞り4c、NDフィルタ4dを開放させる動作は行わずに露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には露出の設定値を固定したままの状態で焦点の設定のみを行うようにしたので、従来のように連続撮影毎に行う絞り4c、NDフィルタ4dの開放動作と絞り4c、NDフィルタ4dの設定動作を省略することができ、それだけ連続撮影を高速化することが可能となる。
被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により焦点を調整する際に、絞り4c、NDフィルタ4dを開放させる動作を行わないことによるコントラストの低下を補正するようにしたので、AF処理時にコントラストのピークをサーチする際に、そのサーチがし易くなる。
コントラストを補正する場合に、絞り4c、NDフィルタ4dを開放させたときのコントラストに近づけるようにしたので、AF処理時にコントラストのピークをサーチする際に、更に、そのサーチがし易くなる。
単写モードと連写モードに切り替え可能とし、単写モードに切り替えられているときには、絞り4c、NDフィルタ4dを開放させる動作を行った後、露出調整を行って適正露出に設定するようにしたので、ユーザにあっては連写モード時には高速化を優先させ、単写モード時には高画質化を優先させる、といった選択が可能となる。
なお、第1実施形態においては、単写モードと連写モードに切り替え可能とするようにしたが、これに限らず、例えば、第1の連写モードと第2の連写モードに切り替え可能とするようにしてもよい。この場合、第1の連写モードにおいてシャッタキー押下開始時には、NDフィルタ4dを開放させる動作は行わずに露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には露出の設定値を固定したままの状態で焦点の設定のみを行うようにし、また、第2の連写モードにおいては図10の場合と同様に、撮影毎に絞り4c、NDフィルタ4dを開放させる動作を行った後に、AF処理を行ってから露出調整を行って適正露出に設定するようにしてもよい。
また、第1実施形態においては、単写モードと連写モードに切り替え可能とするようにしたが、これに限らず、複数の連写モードを切り替え可能としてもよい。例えば、連続撮影の開始時には露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には焦点の調整設定のみを行う第1の連写モードと、絞り4c、NDフィルタ4dを開放させた後に焦点調整を行わせてから適正露出に設定する第2の連写モードとを切り替え可能としてもよい。このように第1の連写モードと第2の連写モードとを切り替え可能とすることによりユーザにあっては適宜適切な方式(第1の連写モード、第2の連写モード)を選ぶことができる。
この場合、第1の連写モードと第2の連写モードとの切り替えを所定の条件、例えば、連写速度に応じて第1の連写モードと第2の連写モードとを自動的に切り替えるようにしてもよい。すなわち、連写速度が速い場合には、第1の連写モードに切り替え、遅い場合には、第2の連写モードに切り替えれば、連写速度に応じて第1の連写モードと第2の連写モードとを自動的に切り替えることが可能となる。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図7〜図9を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、シャッタキー押下開始時には絞り4c、NDフィルタ4dを開放させる動作は行わずに露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には露出の設定値を固定したままの状態で焦点の設定のみを行うようにしたが、この第2実施形態においては、コントラストAF処理中に露出調整を並列的に実行するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図7は、コントラストAF処理の一般的な動作を説明するための図である。
なお、図中、(1)〜(3)は、コントラストAF処理の動作手順を示し、コントラストAF機能は、手順(1)〜(3)の順序で動作する。先ず、手順(1)では、フォーカスレンズ4bを現在位置からサーチ開始位置まで移動させるための準備処理を行う。次に、手順(2)では、フォーカスレンズ4bをサーチ開始位置から徐々に移動させながらコントラスト値をサーチするサーチ処理を行う。そして、最後の手順(3)では、コントラスト値のピーク点を検出してフォーカスレンズ4bをそのピーク位置に移動させる合焦処理を行う。以下、コントラストAF処理を実行する毎に準備処理、サーチ処理、合焦処理を行う。
図8は、第2実施形態における連続撮影時の動作タイミングを説明するためのタイミングチャートである。
図中、「露出演算」、「開」、「閉」、「AF処理」、「撮影処理」の意味は、従来例を説明する図10の場合と同様であるが、第2実施形態においては、露出調整の「開」、「閉」については、コントラストAF処理の期間中に並列的に実行するようにしている。シャッタキー押下操作の開始に応答して被写体の明るさに応じて適正な露出値を求める「露出演算」を行った後、コントラストAF処理に移るが、このコントラストAF処理のうち、先ず、手順(1)の準備処理中に「開」の動作として、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放させる「開」を並列的に行う。その後、手順(3)の合焦処理中に「閉」の動作として、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して適正な露出に調整設定する「閉」を並列的に行う。なお、第2実施形態においても「絞り4c、NDフィルタ4d」とは、絞り4c及びNDフィルタ4dをそれぞれ駆動する場合であってもよく、また、絞り4c、NDフィルタ4dのいずれか一方を駆動する場合であってもよいことを意味している(以下、同様)。以下、コントラストAF処理毎に、その準備処理中に「開」の動作を、合焦処理中に「閉」の動作を並列的に行う。
図9は、第2実施形態においてモード変更キーの操作によって撮影モードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャートである。
先ず、制御部1は、撮影モードに切り替えられると、シャッタキー押下操作の有無を調べ(ステップB1)、シャッタキー押下操作が行われるまで待機状態となる。いま、シャッタキー押下操作が行われると(ステップB1でYES)、被写体の明るさに合わせて適正な露出値を求める自動露出演算(AE)を行う(ステップB2)。そして、現在の撮影モードは、連続撮影モード(連写モード)であるかを調べる(ステップB3)。
ここで、単写モードであれば(ステップB3でNO)、図10に示すように、絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放(ステップB4)させた後、コントラスト値のピークをサーチして合焦するコントラストAF処理を行う(ステップB5)。そして、上述した露出の演算結果に応じて絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して適正な露出に調整設定する処理(ステップB6)を行った後、調整した露出及び焦点に応じて撮影された画像を取り込み、この撮影画像に対して各種の処理を施して記録保存する撮影処理を行う(ステップB7)。そして、ステップB15に移り、撮影モードが解除されたかを調べ、撮影モードのままであれば(ステップB15でNO)、最初のステップB1に戻り、シャッタキー操作待ちとなるが、撮影モードが解除されたときには(ステップB15でYES)、図9のフローから抜ける。
一方、連写モードに切り替えられているときには(ステップB3でYES)、コントラストAF処理(ステップB8〜B9)に移る。先ず、手順(1)の準備処理としてフォーカスレンズ4bを現在位置からサーチ開始位置まで移動させる(ステップB8)。これと同時に絞り4c、NDフィルタ4dを駆動してそれを開放させる処理を並列的に行う(ステップB11)。次に、手順(2)のサーチ処理としてフォーカスレンズ4bをサーチ開始位置から徐々に移動させながらコントラスト値をサーチする(ステップB9)。そして、手順(3)の合焦処理としてコントラスト値のピーク点を検出してフォーカスレンズ4bをそのピーク位置に移動させる(ステップB10)。これと同時に上述した露出の演算結果に応じて絞り4c、NDフィルタ4dを駆動して適正な露出に調整設定する処理を並列的に行う(ステップB12)。
そして、撮影処理(ステップB13)に移行し、上述のように調整した露出及び焦点に応じて撮影された画像を取り込み、この撮影画像に対して各種の処理を施して記録保存する処理を行う。これによって1枚目の撮影が終わると、シャッタキー押下操作中であるかを調べ(ステップB14)、押下操作中であれば(ステップB14でYES)、2枚目以降の撮影を行うために上述のステップB8に戻り、以下、AF処理と露出調整処理とを並列的に行う動作を繰り返す(ステップB8〜B12)。そして、シャッタキー押下操作が解放されて連続撮影の終了が指示されると(ステップB14でNO)、撮影モードが解除されたかを調べ(ステップB15)、撮影モードのままであれば(ステップB15でNO)、最初のステップB1に戻り、シャッタキー操作待ちとなるが、撮影モードが解除されたときには(ステップB15でYES)、図9のフローから抜ける。
以上のように、第2実施形態において制御部1からの制御信号に応じて駆動制御部5は、レンズユニット4内のフォーカスレンズ4b、絞り4c、NDフィルタ4d、シャッタ4e、撮像素子4fを制御することにより、連続撮影毎にAF処理中に露出調整処理を並列的に実行するようにしたので、動きの激しい被写体を連続撮影するような場合であっても焦点の合った高画質を維持しながら連続撮影の高速化を実現することができ、実用性に優れたものとなる。
コントラストAF処理において、フォーカスレンズ4bをサーチ開始位置まで戻している準備処理中に絞り4c、NDフィルタ4dを開放させ、フォーカスレンズ4bをコントラスト値のピーク(サーチ位置)に移動させている期間中に絞り4c、NDフィルタ4dの設定を制御するようにしたので、適切なタイミングでAF処理と露出調整処理とを並列的に実行させることができる。
なお、上述した第1実施形態の連写モードでは連続撮影の開始時には露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には焦点の調整設定のみを行うようにし、また、第2実施形態の連写モードでは連続撮影毎にAF処理中に露出調整処理を並列的に行うようにしたが、この第1実施形態と第2実施形態の連写モードを任意に選択可能としてもよい。すなわち、連続撮影の開始時には露出の調整設定のみを行い、その開始以降の連続撮影時には焦点の調整設定のみを行う第1の連写モードと、連続撮影毎にAF処理中に露出調整処理を並列的に行う第2の連写モードとを設けて切り替え可能としてもよい。このように第1の連写モードと第2の連写モードを切り替え可能とすることによりユーザにあっては適宜適切な方式(第1の連写モード、第2の連写モード)を選ぶことができる。
この場合、第1の連写モードと第2の連写モードとの切り替えを所定の条件、例えば、被写体や撮影環境の明るさに応じて第1の連写モードと第2の連写モードとを自動的に切り替えるようにしてもよい。すなわち、明るい場合には、第1の連写モードに切り替え、暗い場合には、第2の連写モードに切り替えれば、明るさに応じて第1の連写モードと第2の連写モードとを自動的に切り替えることが可能となる。
また、連続撮影毎にAF処理中に露出調整処理を並列的に実行する第2の連写モードと、絞り4c、NDフィルタ4dを開放させた後に焦点調整を行わせてから適正露出に設定する第3の連写モードとを切り替え可能としてもよい。このように第2の連写モードと第3の連写モードとを切り替え可能とすることによりユーザにあっては適宜適切な方式(第2の連写モード、第3の連写モード)を選ぶことができる。
この場合、第2の連写モードと第3の連写モードとの切り替えを所定の条件、例えば、連写速度に応じて第2の連写モードと第3の連写モードとを自動的に切り替えるようにしてもよい。すなわち、連写速度が速い場合には、第2の連写モードに切り替え、遅い場合には、第3の連写モードに切り替えれば、連写速度に応じて第2の連写モードと第3の連写モードとを自動的に切り替えることが可能となる。
なお、上述した各実施形態においては、撮像装置としてデジタルカメラに適用した場合を例示したが、これに限らず、カメラ機能付きパーソナルコンピュータ・スマートフォン・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・音楽プレイヤーなどであってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置であって、
合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、
被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、
前記焦点調整手段、前記露出調整手段のうち、前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定のみを行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記焦点調整手段による焦点の調整設定のみを行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記開始以降の連続撮影時には、前記連続撮影手段による撮影開始時に前記露出調整手段によって設定された所定の露出条件である少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを適正な露出に固定させた状態において前記焦点調整手段による焦点の調整設定のみを行わせる、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の撮像装置において、
前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式の焦点調整手段であり、
前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、コントラストの低下を補正する補正手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記補正手段は、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放したときのコントラストに近づけるようにコントラストを補正する、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の撮像装置において、
前記連続撮影手段による連続撮影と、撮影指示に応じて単一の撮影を行う単一撮影とを切り替える切替手段を更に備え、
前記駆動制御手段は、単一撮影時には、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させた後に、前記焦点調整手段による焦点調整を行わせて焦点を適正に設定する、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定のみを行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記焦点調整手段による焦点の調整設定のみを行わせるように制御する第1の動作モードと、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させた後に前記焦点調整手段による焦点調整を行わせてから前記露出調整手段による露出調整を行わせて適正露出に設定するように制御する第2の動作モードとを切り替える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記第1の動作モードと第2の動作モードとを所定の条件に応じて切り替える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置であって、
被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、
被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、
前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の撮像装置において、
前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
前記駆動制御手段は、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項8あるいは請求項9に記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定のみを行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記焦点調整手段による焦点の調整設定のみを行わせるように制御する第1の動作モードと、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する第2の動作モードとを切り替える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記第1の動作モードと第2の動作モードとを所定の条件に応じて切り替える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項8〜請求項11のいずれかに記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する第2の動作モードと、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させた後に前記焦点調整手段による焦点調整を行わせてから前記露出調整手段による露出調整を行わせて適正露出に設定するように制御する第3の動作モードとを切り替える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の撮像装置において、
前記駆動制御手段は、前記第2の動作モードと前記第3の動作モードとを所定の条件に応じて切り替える、
ようにしたことを特徴とする撮像装置である。
(請求項14)
請求項12に記載の発明は、
合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段のうち、撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定のみを行わせるように制御するステップと、
前記開始以降の連続撮影時には前記焦点調整手段による焦点の調整設定のみを行わせるように制御するステップと、
を含むことを特徴とする撮像処理方法である。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、
コンピュータに対して、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する機能と、
合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する機能と、
被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する機能と、
前記複数枚の連続撮影の開始時には前記露出の調整設定のみを行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記焦点の調整設定のみを行わせるように制御する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影毎に、被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定する処理を行わせるように制御するステップと、
前記焦点の調整中に被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する処理を並列的に行わせるように制御するステップと、
を含むことを特徴とする撮像処理方法である。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、
コンピュータに対して、
撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影する機能と、
前記連続撮影毎に、被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定する機能と、
被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する機能と、
前記焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
1 制御部
2 ROM
3 キー入力部
4b フォーカスレンズ
4c 絞り
4d ND(減光)フィルタ
4e シャッタ
4f 撮像素子
6 撮影データ処理部
12 コントラスト値出力部
13 AF演算部
16 表示部

Claims (15)

  1. 撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置であって、
    被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、
    被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、
    記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記焦点調整手段が前記露出調整手段による露出の調整設定が維持されている状態で前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、当該露出の調整設定によるコントラストの低下を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記開始以降の連続撮影時には、前記連続撮影手段による撮影開始時に前記露出調整手段によって設定された所定の露出条件である少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを適正な露出に固定させた状態において前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせる、
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放したときのコントラストに近づけるようにコントラストを補正する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記連続撮影手段による連続撮影と、撮影指示に応じて単一の撮影を行う単一撮影とを切り替える切替手段を更に備え、
    前記駆動制御手段は、単一撮影時には、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させた後に、前記焦点調整手段による焦点調整を行わせて焦点を適正に設定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記駆動制御手段は、前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように制御する第1の動作モードと、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させた後に前記焦点調整手段による焦点調整を行わせてから前記露出調整手段による露出調整を行わせて適正露出に設定するように制御する第2の動作モードとを切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記駆動制御手段は、前記第1の動作モードと第2の動作モードとを所定の条件に応じて切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段を備えた撮像装置であって、
    被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、
    被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、
    前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する駆動制御手段と、
    を備え
    前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
    前記駆動制御手段は、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
    ようにしたことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記駆動制御手段は、前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように制御する第1の動作モードと、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する第の動作モードとを切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記駆動制御手段は、前記第1の動作モードと第の動作モードとを所定の条件に応じて切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記駆動制御手段は、前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する第の動作モードと、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させた後に前記焦点調整手段による焦点調整を行わせてから前記露出調整手段による露出調整を行わせて適正露出に設定するように制御する第の動作モードとを切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項〜請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記駆動制御手段は、前記第2の動作モードと前記第3の動作モードとを所定の条件に応じて切り替える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置が実行する撮像処理方法であって、
    前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する処理と、
    前記焦点調整手段が前記露出調整手段による露出の調整設定が維持されている状態で前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、当該露出の調整設定によるコントラストの低下を補正する処理と、
    を含むことを特徴とする撮像処理方法。
  13. 撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整するコントラスト検出方式により合焦レンズを移動させて焦点を調整して設定する焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて所定の露出条件を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置を制御するコンピュータに対して、
    前記連続撮影手段による撮影開始時には前記露出調整手段による露出の調整設定を行わせ、その開始以降の連続撮影時には前記露出調整手段による露出の調整設定を維持したまま、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせるように前記焦点調整手段及び前記露出調整手段の駆動を制御する機能と、
    前記焦点調整手段が前記露出調整手段による露出の調整設定が維持されている状態で前記被写体画像のコントラスト値に応じて焦点を調整する際に、当該露出の調整設定によるコントラストの低下を補正する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  14. 撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置が実行する撮像処理方法であって、
    前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する駆動制御処理と、
    を含み、
    前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
    前記駆動制御処理では、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
    ようにしたことを特徴とする撮像処理方法。
  15. 撮影の開始指示から終了指示まで複数枚連続して撮影する連続撮影手段と、被写体画像のコントラスト値に応じて合焦レンズを移動させながら焦点を調整して設定するコントラスト検出方式の焦点調整手段と、被写体の明るさに応じて露出を調整して設定する露出調整手段と、を備えた撮像装置を制御するコンピュータに対して、
    前記連続撮影手段による連続撮影毎に、前記焦点調整手段による焦点の調整設定を行わせると共にその調整中に前記露出調整手段による露出の調整設定を並列的に行わせるように制御する駆動制御機能、
    を実現させ
    前記焦点調整手段は、被写体画像のコントラスト適正値をサーチするに先立って、前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻した後に、前記合焦レンズを移動させながら被写体画像のコントラスト値が適正値であるかをサーチして、そのサーチ位置に前記合焦レンズを移動させることより焦点を調整し、
    前記駆動制御機能では、前記焦点調整手段が前記合焦レンズをサーチ開始位置まで戻している期間中に前記露出調整手段を制御して、少なくとも絞り、減光フィルタのいずれかを開放させ、前記サーチ位置に前記合焦レンズを移動させている期間中に少なくとも前記絞り、減光フィルタのいずれかの設定を制御する、
    ようにしたことを特徴とするプログラム。
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