JP3072377B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3072377B2
JP3072377B2 JP1019983A JP1998389A JP3072377B2 JP 3072377 B2 JP3072377 B2 JP 3072377B2 JP 1019983 A JP1019983 A JP 1019983A JP 1998389 A JP1998389 A JP 1998389A JP 3072377 B2 JP3072377 B2 JP 3072377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は、適正露光を可能にするカメラに関する。
[従来の技術] カメラには、シャッターの開閉をモータ等で行なう電
気制御式シャッターを用いるものがある。
電気制御式シャッターでは、例えば実開昭57−722号
公報に開示されるように、第1スイッチ手段でシャッタ
ーが閉塞状態であるか否かを検出し、第2スイッチ手段
で全開状態であるか否かを検出する。そして、第1判別
回路で、開放制御信号の発生以前と閉塞制御信号の発生
以後とにおいて、第1スイッチ手段がシャッター羽根の
非閉塞状態を検出しているときに出力信号を発生させ、
また第2判別回路で第2スイッチ手段がシャッター羽根
の非全開状態を検出していて閉塞制御信号が発生したと
きに出力信号を発生させ、シャッター羽根が全開したか
否かの外に、シャッタ羽根が閉塞状態にあるか否か及び
閉塞状態に復帰したか否かも判別し、作動不良のとき警
告するようになっているものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このものはシャッターの開閉状態を検知し
て、シャッターの作動不良を警告するものであるが、シ
ャッターの作動不良を警告しても、警告に気がつかずに
撮影し続けることがあり、適正露光が得られない場合が
ある。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、操作が簡
便で取り扱い性に優れるカメラを提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
発明は、以下のように構成した。
請求項1記載の発明は、『撮影レンズを保持し、光軸
方向に移動可能な鏡胴と、 前記鏡胴を、撮影不能状態であるカメラ本体に沈胴さ
れた位置と、撮影可能状態である前記カメラ本体から繰
り出された位置とに切り換える指示を与える第1の操作
部材と、 前記繰り出された位置と、前記繰り出された位置から
更に繰り出された位置との間で、前記鏡胴を移動させる
指示を与える第2の操作部材と、 撮影動作を行わせる支持を与える第3の操作部材とを
備え、 前記鏡胴が前記カメラ本体に沈胴された位置にある際
に、前記第3の操作部材からの指示によって、フィルム
を装填された際の最初のフィルム給送によるオートロー
ドを開始可能としたことを特徴とするカメラ。』であ
る。
請求項2記載の発明は、『前記第1、第2及び第3の
操作部材は押しボタンであることを特徴とする請求項1
に記載のカメラ。』である。
請求項3記載の発明は、『前記第1の操作部材は、一
つの押しボタンからなることを特徴とする請求項2記載
のカメラ。』である。
[発明の実施の形態] 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図はこの発明のカメラの概略構成ブロック図、第
2図はカメラのシャッター異常検出装置の作動タイムチ
ャートである。
このカメラのシャッターAはシャッター駆動手段Bに
よって開閉され、このシャッター駆動手段Bは制御手段
Cによって制御され、予め決定された開時間TOに基づい
てシャッターAを開閉するようになっている。
この制御手段Cから出力される開閉制御信号でシャッ
ター駆動手段Bが作動し、第2図に示すように、開閉制
御信号の立上がりからある時間遅れて、シャッターAが
開方向へ作動して開く。そして、開閉制御信号の立下り
からある時間遅れて、シャッターAが閉方向へ作動して
閉じる。しかも開閉制御信号の立上がりから立下がりま
での時間が予め定められた開時間TOである。
このシャッターAの開口は開口検出手段Dで検出し、
シャッターAの閉塞は閉塞検出手段Eで検出する。この
開口検出手段Dの開口信号と、閉塞検出手段Eの閉塞信
号とに基づいて、第2図に示すように、実開時間T1を演
算し、行なわれないとき警告信号を出力する。
この制御手段Cは、シャッターAの開閉制御信号の立
上がりと開口信号との間の時間T2、またシャッターAの
開閉制御信号の立下がりと閉塞信号との間の時間T3の時
間管理をしてもよい。この場合はT2またはT3が所定時間
を超えれば、シャッターの実開時間T1と予め定められた
開時間T0との差が所定許容差を超えているか、シャッタ
ー開閉動作が通常より遅くなっているかのいずれかであ
るから、シャッター異常と判断できる。
いずれかの場合も、実開時間T1が予め定められた時間
でない場合にはシャッター異常と判断され、さらに開閉
信号の出力状態やシャッター駆動手段Bの作動状態等の
原因によるシャッター異常も適確に知ることができ、よ
り適正露光を行なうことができる。
さらに、制御手段Cからの警告信号で警報手段Fが駆
動され、この警報手段Fは表示、ブザー、レリーズロッ
ク、作動停止を行なうこと等によってシャッター作動異
常を警報する。この警報手段Fは適正露光が行なわれる
と、制御手段Cからの指令で警報解除手段Gを駆動して
解除され、例えばリセットすることによって行なわれ
る。
以下、この発明のカメラのシャッター異常検出装置が
適用される実施例を、さらに具体的に説明する。
第3図乃至第8図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第3図はカメラの正面図、第4図は同背面図、第5
図は平面図、第6図は第3図のVIーVI断面図、第7図は
ファインダーの表示を示す図、第8図は裏蓋の表示を示
す図である。
カメラボディの構成 カメラは第6図に示すように本体10、前カバー20、装
飾パネル30及び裏蓋40から構成され、前カバー20の前側
に装飾パネル30が係合され、この前カバー20が本体10を
覆うように係合し、ネジ止めされる。裏蓋40及び電池蓋
41は本体取付体42の軸受部42aにヒンジ軸43を介して一
体に組付けられており、本体取付42を本体10に係合し、
さらにネジで固定している。
本体10には画枠部13を挟んで未露光フィルム収納室14
と露光フィルム収納室15とが形成されており、この未露
光フィルム収納室14にはパトローネ1が収納され、露光
された写真フィルムFが露光フィルム収納室15に設けら
れたリール16で巻取られる。
本体10の中央部にはフロント地板17が設けられ、この
フロント地板17に撮影レンズ50を備えた鏡胴枠22が鏡胴
51と一体で光軸方向へ移動可能に設けられ、沈胴するよ
うになっている。
さらに、前カバー20の上面にレリーズボタン2、クロ
ーズアップボタン3及びメインスイッチボタン4が備え
られている。
撮影レンズ 撮影レンズ50は4群4枚で構成され、鏡胴枠22に支持
体52,53を介して取付けられ、鏡胴枠22が鏡胴51に取付
けられている。この撮影レンズ50はレンズとレンズとの
間にシャッター54が配置されたビトゥインタイプが用い
られている。
ファインダー機構 ファインダー機構は、アルバダ式ブライトフレーム透
視ファインダーが用いられている。このファインダー60
には第7図に示すような表示が設けられ、撮影範囲フレ
ーム61,62、AFフレーム63があり、さらに測距完了(点
灯)及び距離警告(点滅)表示64、クローズアップモー
ド(点灯)表示65、ブリッツマーク66等が設けられてい
る。
焦点調節機構 焦点調節機構は撮影に際し、被写体までの距離に応じ
て撮影レンズ50と写真フィルム面との距離を変え、被写
体の像が正しくフィルム面に結ばれるように焦点の調節
を行なう。この焦点調節のための測距機構として投光AF
レンズ70、受光AFレンズ71がフロント地板17の上部に設
けられ、装飾パネル30のAF窓72,73で覆われ、赤外線ノ
ンスキャンアクティブ式自動測距が採用されている。撮
影レンズ50を保持する鏡胴51をモータ170の駆動で繰出
し、レンズ群を直進駆動させてピント調節を行なう。鏡
胴51は前側部に撮影窓55を有しており、この撮影窓55は
レンズバリヤ140で覆われて、内部の撮影レンズ50を保
護するようになっている。
シャッター機構 シャッター機構は写真フィルムに必要な露光量を時間
的に与える役割りと、露光時間以外は不必要な光を遮断
する機能を兼ねている。シャッターモータ80が駆動して
シャッター54を開閉するようになっており、このシャッ
ター54はプログラムシャッターであり、さらに、セルフ
タイマーが用いられている。
自動露出機構 写真フィルムに適正な露光を与えるために、画面にお
さまる被写体側の光の明暗を測り、露光量を調節するも
のである。入射してくる光の量に応じて電気信号に変換
するため、CdS(硫化カドミウム)受光素子90が用いら
れている。この受光素子90はフロント地板17に取付けら
れ、装飾パネル30のAE受光窓91で覆われている。
露出制御の連動範囲はフィルム感度ISO100で、被写体
輝度のEV値5〜17の範囲であり、EV値9以下はストロボ
自動発光に自動的に切換えられる。
このカメラはDXコードが付いたパトローネ入りフィル
ムが使用され、写真フィルムをカメラに入れると同時に
フィルム感度ISO50〜3200が自動的にセットされ、非DX
フィルムは全て感度ISO100に自動的にセットされる。
ストロボ機構 ストロボ機構の閃光管100は、本体10の未露光フィル
ム室14の上方に固定されており、装飾パネル30の窓101
で覆われている。ソトロボ自動発光モードにおいては被
写体輝度が所定値より低い時に自動的に発光し、常に自
動充電であり、充電回路のコンデンサ7が本体10の露光
フィルム収納室15に近接して配置されている。
フィルム巻上げ機構 フィルム巻上げ機構はモータ110による自動巻上げ方
式が用いられ、巻上げユニット111を介して駆動され
る。裏蓋40を閉じた後に、レリーズボタン2の作動で開
始するオートロード方式である。
フィルム巻戻し機構 フィルム巻戻し機構は最終駒まで撮影されると、自動
的に巻戻されて巻戻しが完了すると自動的に停止する。
巻戻しはフィルムカウンタを減算し、かつフィルム給送
マークを逆方向へ表示する。
DXフィルムの場合はフィルム先端をパトローネに巻込
み後に巻戻しが自動的に停止し、非DXフィルムの場合は
フィルム先端を残して停止する。
裏蓋 裏蓋40にはオートデートや撮影情報の制御表示部120
が裏蓋地板44を介して設けられ、さらにフィルム確認窓
6が形成されている。また、裏蓋40のLCD部飾板130には
デート表示部121、撮影情報表示部122が設けられてい
る。さらに、モード切替ボタンSS1とデートモード切替
ボタンSS2、年月日、時分の修正箇所を選択する修正箇
所選択ボタンSS3、デート表示の加算を行なう加算ボタ
ンSS4が設けられている。
モード切替ボタンSS1を押圧するごとに、自動発光モ
ード、強制発光モード、不発光モード及びセルフタイマ
ーモードがこの順序に循環して切り替わる。ストロボ自
動発光モードにおいては、被写体輝度が所定の輝度以下
の場合に、ストロボが自動的に発光し、強制発光モード
においては、撮影するたびにストロボが必ず発光する。
また、不発光モードにおいて、モード切替ボタンSS1
を押圧し続けると、セルフタイマーモードを経てフィル
ム途中巻戻しモードに切替り、モード切替ボタンSS1を
押圧したままレリーズボタン2を押圧することによりフ
ィルムの途中巻戻しが開始される。巻戻しが完了する
と、自動的にストロボ自動発光モードに復帰する。
電源 本体10の電池室18には3Vリチウム電池8が1本収納さ
れ、ユーザーが電池蓋41を開閉することで交換可能にな
っている。さらに、オートデート用として機能すると共
に主電源のバックアップ電源として機能する3Vのコイン
電池9が1個、裏蓋40の電池収納室45に設けられてい
る。
オートデート オートデートとして液晶表示のディジタル時計が制御
表示部120に内蔵されており、裏蓋40のLCD部飾板130に
設けられたデート表示部121に「年月日」、「日月
年」、「日時分」或いは「OFFモード」が表示され、そ
れぞれ前記したデートモード切替ボタンSS2、年月日、
時分等の修正箇所を選択する修正箇所選択ボタンSS3、
デート表示の加算を行なう加算ボタンSS4を操作して調
整される。
撮影情報表示 裏蓋40の撮影情報表示部122には、第,6図に示すよう
にバッテリ残量表示122a、フィルムカウンタ122b及びフ
ィルム給送表示122cが設けられている。また、ストロボ
充電中122d及びセルフタイマモード122e、さらに自動発
光モード122f、強制発光モード122g、不発光モード122h
が切換え表示され、いずれの表示も液晶表示である。。
鏡胴作動機構 第9図乃至第12図は鏡胴の作動機構を示しており、第
9図は鏡胴部の断面図、第10図は第9図のXーX断面
図、第11図は第9図のXIーXI断面図、第12図は第10図の
XIIーXII断面図である。
第10図に示すようにフロント地板17には支持枠21が設
けられ、この支持枠21に鏡胴51が光軸方向へ進退可能に
設けられており、鏡胴51が沈胴する。さらに、鏡胴51に
は鏡胴枠22が固定され、両者は一体になって作動する。
鏡胴枠22の下端に形成された支持部22aは、軸受157を
介して案内軸158にスライド可能に支持されると共に、
第10図及び第11図に示すように雌ネジ軸受159を介して
駆動軸160上を移動可能に支持されている。案内軸158の
一端は押え板161に、他端はフロント地板17に固定さ
れ、駆動軸160の一端はフロント地板17に固定された押
え板161に回動可能に支持され、他端はフロント地板17
に軸受162を介して回動可能に軸支され、駆動軸160の回
転によって鏡胴枠22が光軸方向へ直進運動をする。鏡胴
枠22の支持部22aにはフロント地板17に挿通した位置規
制部材163の先端部163aが当接しており、この位置規制
部材163はスプリング164を介してフロント地板17に支持
され、駆動軸160と鏡胴枠22の雌ネジ軸受159との間のバ
ックラッシュを吸収し、鏡胴枠22が正確に作動するよう
にしている。雌ネジ軸受159は鏡胴枠22の支持部22aに固
定された押え板165で支持されており、この押え板165で
雌ネジ軸受159が鏡胴枠22から抜けることがないように
されている。
駆動軸160には駆動ギヤ166が設けられ、この駆動ギヤ
166は第9図に示すように、中間ギヤ167,168,169を介し
てモータ170の出力ギヤ171に噛合しており、モータ170
の駆動によって、その動力がこれらの中間ギヤ167,168,
169を介して駆動ギヤ166へ伝達され、これにより駆動ネ
ジ軸160を回転するようになっている。
モータ170には回転羽根172が設けられており、この回
転数をフォトカプラ173で検出して、鏡胴51を光軸方向
へ移動する制御情報としている。なお、フォトカプラと
は光源と受光素子を対向して配列し、光源と受光素子の
間に不透明物体があるか否かを検出する検出素子であ
る。
また、鏡胴枠22の取付部22aには第10図に示すよう
に、作動部材174が設けられ、この作動部材174には接片
175が設けられている。この接片175は第10図及び第12図
に示すように、鏡胴51と連動して制御基板176上を摺動
するようになっている。この制御基板176はフロント地
板17の壁17bに取付けられており、制御基板176には電源
接点175bと、カメラ本体側接点175c〜175gが設けられ、
鏡胴51が光軸方向へ繰出されると、接片175が沈胴の停
止位置Y1、通常撮影の初期位置Y2、通常撮影の繰出量カ
ウント基点Y2、近接撮影の初期位置Y4及び近接撮影の繰
出量カウント基点Y5の情報を制御部に与えるようになっ
ており、これらで撮影レンズ50の位置を検出するスイッ
チを構成している。このスイッチはカメラ本体側接点17
5c〜175gとの関係によりレンズポジションスイッチ或い
はAFトリガスイッチとして機能する。
この制御基板176は一端の突部176aをフロント地板17
の凹部17cに係合し、他端176bをフロント地板17に固定
した押え板161のストッパ177,178間に係合し、光軸方向
へ移動可能に支持されている。この制御基板176には位
置調整窓176cが形成されており、この位置調整窓176cを
介してアジャストボルト179がフロント地板17の壁17bに
螺着されている。このアジャストボルト179の取付軸179
aが頭部179bの中心から偏位した位置にあり、アジャス
トボルト179の回動で制御基板176が光軸方向へ移動して
位置の調整が行なわれる。
この鏡胴51の内部には第9図に示すように、シャッタ
ー駆動機構等が配設され、レリーズボタン2の操作でモ
ータ80が駆動し、その動力が出力ギヤ81から中間ギヤ8
2,83,84,85を介してシャッターリング86の歯部86aに伝
達され、シャッターリング86を回転させ、3枚のシャッ
ター羽根54cを開閉作動させるようになっている。この
それぞれのシャッター羽根54cは支持ピン87を介して鏡
胴51に回動可能に支持され、このシャッター羽根54cの
基部には係合孔54aが形成されており、この係合孔54aに
シャッターリング86に固定した作動ピン88が係合され、
このシャッターリング86の回動によってシャッター羽根
54cが開閉する。
シャッターリング86は常にその突起86bが鏡胴51側に
固定されたストッパ89aに当接するように設定され、ス
トッパ89bは開作動時の位置規制となっている。
シャッター羽根54cには接片54bが形成されており、こ
の接片54bの作動をフォトカプラ99が検知して、シャッ
ター制御の時間管理を行ないシャッター異常を検出す
る。
パララックス補正 受光側AFレンズ71は第9図及び第
10図に示すように、支持ピン180を支点としてフロント
地板17に対し撮影レンズ50に繰出しに応じて矢印方向へ
回転し、パララックス補正が可能になっている。この支
持ピン180の一方には受光AFレンズ71の支持部71aとフロ
ント地板17との間にバネ181が装着され、他方には支持
部71bとパララックス補正ピン182との間に補正バネ183
が装着されている。このパララックス補正ピン182は鏡
胴51と一体に鏡胴枠22を光軸方向へ移動させることによ
って、補正バネ183を介して受光側AFレンズ71を押動す
る。受光側AFレンズ71の上部にはパララックス調整ピン
184でパララックス調整レバー185が取り付けられ、この
パララックス調整レバー185に受光側AFレンズ71の突起7
1cが当接して回動の位置規制が行なわれ、鏡胴51が通常
撮影の初期位置Y2と近接撮影の初期位置Y4の間を移動す
る間に、遠近切替のパララックス補正が行なわれる。
撮影モード切替機構 この実施例のカメラでは、レリーズボタン2を押圧す
ると、写真撮影に関する一連の動作が開始され、露光さ
れたフィルムを1駒分巻上げて終了するが、レリーズボ
タン2押圧の初期ストロークでは第1レリーズスイッチ
S1がONとなり、その後のストロークでは第2レリーズス
イッチS2がONとなる。第1レリーズスイッチS1がONにな
ると、被写体距離測定のための測距、被写体輝度測定の
ための測光等の撮影準備動作が行なわれ、第2レリーズ
スイッチS2がONになるとシャッターの開閉、フィルムの
巻上等の撮影及び撮影後の処理動作が行なわれる。
一般カメラの撮影可能至近距離は0.6〜1.2m位に設定
されている例が多いが、この実施例のカメラでは、より
近い距離にある被写体の撮影いわゆる近接撮影を可能に
して撮影可能距離範囲を拡大するため通常撮影モード及
び近接撮影モードを設けている。通常撮影モードでは、
所定の通常撮影至近距離から無限遠まで(この範囲を通
常撮影範囲という)にある被写体の撮影を可能にし、近
接撮影モードでは、所定の近接撮影至近距離から所定の
近接撮影至遠距離まで(この範囲を近接撮影範囲とい
う)にある被写体の撮影を可能にし、しかも通常撮影至
近距離と近接撮影至遠距離を一致させて通常撮影範囲と
近接撮影範囲を連続させている。しかし、例えば近距離
撮影モード、中距離撮影モード及び遠距離撮影モードの
3撮影モードを設けてもよいし、超近接撮影モード、近
接撮影モード及び通常撮影モードというように2つ以上
の撮影モードを設けてもよい。
クローズアップボタン3は撮影モード切替のためのボ
タンであり、鏡胴51が通常撮影の初期位置Y2にある通常
撮影モードにおいて、このボタンを押圧するとクローズ
アップスイッチがONとなり鏡胴51は近接撮影の初期位置
Y4に達して停止し、カメラは近接撮影モードに切替る。
カメラが近接撮影モードになっているときにクローズア
ップボタン3を押圧するとクローズアップスイッチがON
となり鏡胴51は後退して通常撮影の初期位置Y2に達して
停止し、カメラは通常撮影モードに切替る。
鏡胴51が沈胴の停止位置Y1にあり、カメラが携帯姿勢
になっているとき、メインスイッチボタン4を押圧する
とメインスイッチがONになり、電源が励起してMAINCPU2
01が作動を開始し、電源の励起状態を保持するパワーホ
ールドが行なわれ、鏡胴51は繰出されて通常撮影の初期
位置Y2に達して停止し、カメラは通常撮影モードとな
り、パワーホールドが解除される。カメラが通常撮影モ
ード或いは近接撮影モードにあるときメインスイッチボ
タン4を押圧するとメインスイッチがONになり前記と同
様にしてパワーホールドされ、鏡胴51は後退し、沈胴の
停止位置Y1に達して停止し、カメラは携帯姿勢となり、
パワーホールドが解除される。なお、鏡胴51の繰出しに
連動して撮影窓55を覆っているレンズバリヤ140を開
き、鏡胴51の後退に連動してレンズバリア140が閉じて
撮影窓55を覆い、撮影レンズ50を保護する構造になって
いる。また、カメラが携帯姿勢になっているときは、フ
ィルムのオートロード及びフィルムの途中巻戻しを除く
他の操作はできないようになっている。
制御回路 第13図はこの発明が適用されるカメラの概略回路ブロ
ック図である。
このカメラにはMAINCPU201とSUBCPU202が用いられて
おり、シリアルインタフェースで交互に情報の授受が行
なわれる。MAINCPU201は大電流を要する駆動系の制御や
カメラの撮影動作の制御シーケンスを実行し、SUBCPU20
2は裏蓋ユニット203の撮影情報表示部122を駆動し、ま
たスイッチ情報をMAINCPU201に与えて、MAINCPU201に種
々の制御を行なわせるようにしている。
DC−DCコンバータ204には電源が接続されており、こ
のDC−DCコンバータ204はメインスイッチのONまたは第
1レリーズスイッチS1のONで起動するSUBCPU202からの
電源コントロールによって起動される。これによって、
電圧VddがMAINCPU201に与えられ、MAINCPU201が起動す
る。また、DC−DCコンバータ204から電圧VccがAFユニッ
ト208のAFーICの電源、電圧VddがレリーズスイッチS1及
びS2、メインスイッチ、クローズアップスイッチ並びに
モード切替スイッチ以外の制御用スイッチの電源、各CP
Uの電源として与えられ、またリチウム電池8の電圧Vb
はSUBCPU202及びストロボユニットの電源であり、リチ
ウム電池8の電圧Vb′は大電流を要する駆動系の電源で
ある。
また、ストロボユニット205内には204とは別のDCーDC
コンバータが設けてある。
起動したMAINCPU201にはバッテリチェック情報BC、測
光情報AV、モータの温度補償の温度情報TH及びシャッタ
の開きの補正するためのシャッタトリガ遅延時間情報ST
Dがアナログ情報206として入力される。このバッテリチ
ェック情報BCはシリアルインタフェースでSUBCPU202に
データ転送され、SUBCPU202ではこの情報をバッテリ残
量表示122aとして表示する。さらに、MAINCPU201にはDX
スイッチ、レンズポジションスイッチ及びAFトリガスイ
ッチのスイッチ情報207が入力される。
また、AFユニット208から測距情報をアナログ信号と
して取り込み、この測距結果がその時点で選択されてい
る撮影モードに応じた撮影可能距離範囲内であると、MA
INCPU201によるF内表示コントロールでAFLEDを点灯さ
せ、その他に近接撮影モードの場合にはCULEDを点灯、
さらに自動発光モードで被写体輝度が所定値以下のとき
LBLEDが点灯するようになっており、これらがF内表示2
09を構成し、ファインダー内に測距完了及び距離警告表
示64、クローズアップモード表示65、ブリッツマーク66
としてそれぞれ表示される。また、AFLEDは測距した結
果がその時点で選択されている撮影モードに応じた撮影
可能距離範囲外の場合には点滅し、LBLEDは強制発光モ
ードのとき点灯し、不発光モードで被写体輝度が所定値
以下のとき点滅する。
MAINCPU201は、第2レリーズスイッチS2がONになる
と、測距情報によってレンズモータドライバ210を制御
するレンズモータコントロールを行ない、モータ170を
駆動して撮影レンズ50を繰り返し、所定の位置に停止さ
せる。このとき接片175が本体側接点175e或いは175Gと
接触して出るAFトリガスイッチのトリガ情報と、フォト
カプラ173によるモータ回転数情報から、撮影レンズ50
の位置制御を行なっている。撮影レンズ50は測距情報に
従って繰り出されるため、AFトリガスイッチからのトリ
ガ情報で撮影レンズ50繰出し量カウント基点Y3或いはY5
(選択された撮影モードにより異なる)を検出するよう
になっており、このカウント基点Y3或いはY5からモータ
170を所定回転したときに停止する制御が行なわれる。
そして、測光情報AVに従って、シャッタモータドライバ
211を制御するシャッターモータコントロールを行な
い、モータ80を駆動してシャッター54を作動させてフィ
ルムに露光を与える。このとき、フォトカプラ99でシャ
ッタ54の開閉を検出している。
この露光が終了すると、再びレンズモータドライバ21
0が制御され、撮影レンズ50を初期位置Y2或いはY4(選
択された撮影モードにより異なる)へ復帰させ、フィル
ムモータドライバ212を制御するフィルムモータコント
ロールを行ない、モータ110を駆動してフィルムを巻上
げる。このとき、パーフォレーションスイッチ213から
のスイッ情報を読み込みながら、フィルムが1駒巻上げ
られたか否かの確認が行なわれる。
SUBCPU202からはストロボユニット205に充電信号が送
られ、ストロボユニット205からは充電完了信号がSUBCP
U202に送られ、このように両者の間でEFコントロールが
行なわれる。ストロボユニット205の発光コントロール
はMAINCPU201から行なわれて閃光管100が発光する。セ
ルフタイマー表示SLED214はSUBCPU202の外部表示コント
ロールにSUBCPU202は裏蓋40に配設されたコイン電池DC
ーDCコンバータ204からの電圧Vdd及びリチウム電池8か
らの電圧Vdにより、バックアップ回路215及びリセット
回路216を介して駆動される。
また、SUBCPU202にはレリーズスイッチ、メインスイ
ッチ、クローズアップスイッチ、裏蓋スイッチ等のスイ
ッチ情報217が入力され、裏蓋ユニット203にはデートモ
ジュール218があり、このデートモジュール218ではデー
トモードスイッチ、セレクトスイッチ、セットスイッチ
からのスイッチ情報219が入力され、デート写し込み及
びデート表示のための液晶表示駆動信号を出力するLCD
ドライブを行なう。また、SUBCPU202は裏蓋ユニット203
に配設されたカウンタ、その他の液晶表示を駆動する信
号を出力し、カウンタLCDドライブを行なう。また、裏
蓋ユニット203にはモード切換スイッチ220が設けられ、
手動操作でモードの切替が可能になっている。
制御回路作動シーケンス 第14図はこの発明の回路ブロックの作動シーケンスを
示しており、MAINCPU201のシーケンスとSUBCPU202のシ
ーケンスに別れている。
SUBCPU202はリセット信号ACLにより、IRSubルーチン
でイニシャルリセットされ、スタートから作動してMODE
=1判定からマイコンへの情報入力を監視している。そ
して、S1=1判定で第1レリーズスイッチS1がONになる
と、フラグΦAL=1判定でフィルムオートロードのエラ
ーを判断し、第1レリーズスイッチS1がONでオートロー
ドエラーであると、ALSubルーチン(2)でオートロー
ドエラーを表示して終了するようになっている。また、
フラグΦREW−END=1判定で、フィルムの巻戻しが終了
していると、REWSubルーチン(3)へ移行しフィルム巻
戻し終了を表示し、第1レリーズスイッチS1がONであっ
ても、裏蓋を開かないと作動しなくなる。さらに、フラ
グΦSTT=1判定で、シャッター異常の場合には分岐し
て信号を受けつけないようになっている。
これらのフラグが立っていない場合には、PH←1でパ
ワーホルドをかけて電源を立ち上らせ、MAINCPU201を起
動する。MAINCPU201が始動すると、I/OSET、RAMCLRでI/
OポートのセットやRAMのクリアがされて、BCSubルーチ
ンでバッテリチェックが行なわれ、さらにDXSubルーチ
ンでDXスイッチ情報の読み込みが行なわれる。
このそれぞれの情報を読み込んで、Soでシリアルイン
タフェースを使用して、バッテリチェック情報、DXスイ
ッチ情報及びテスト情報が4ビットの情報として、SUBC
PU202にシリアル転送され、BC表示Subルーチンでバッテ
リ残量の表示を行なう。ここで、シリアル転送時に誤っ
たデータが送られてきた場合には、エラーEとしてバッ
テリ残量表示を消し、作動を停止する。そして、電池8
の残量が所定値以下の場合には、バッテリ警告を行い、
作動を停止する。
また、電池8の残量が所定値を超えていると、SUBCPU
202のSoで、MAINCPU201のLD2Subルーチンに移行するた
めにLD2Sub指示の情報が送られ、MAINCPU201のSIで分岐
1判定が行なわれる。LD2Subルーチンに移行すると、レ
ンズポジションを見て、フラグφSEP判定で沈胴の停止
位置等が判断される。
LD2Subルーチンで、レンズボジションが通常撮影の初
期位置の場合には、MAINCPU201ではSIの分岐2判定に移
行する。一方、SUBCPU202ではレンズポジションが通常
撮影の初期位置で、フラグΦREW=1判定で巻戻しが終
了していない状態であると、SoでREWSub指示情報をMAIN
CPU201に転送してSUBCPU202ではフィルム巻き戻し待ち
の状態になり、MAINCPU201でREWSubルーチンによりフィ
ルム巻き戻しの作動が行なわれる。
Sb=0判定で裏蓋スイッチ情報により、裏蓋が閉じて
いると、フラグΦALB=1判定で、WSubルーチンに移行
してMAINCPU201のSI分岐2判定へ、WSub指示情報を転送
する。フラグΦC=0判定でカウンタがゼロの場合に
は、フラグΦDX=1判定で装填されているフィルムがDX
フィルムであるか否かの判断を行ない、DXフィルムの場
合にはSoでMAINCPU201のSIの分岐2判定にALSub指示情
報を転送して、SUBCPU202ではオートロード待ちの状態
になり、MAINCPU201でALSubルーチンによりオートロー
ドの作動が行なわれる。
フィルムのカウントアップがされている場合、及びカ
ウンタがゼロで非DXフィルムの場合には、LD2Subリーチ
ンにより移送された情報の判断を行ない、ΦSEP=11の
場合には鏡胴51が通常撮影或いは近接撮影の初期位置に
あるので撮影可能であり、ΦSEP=00の場合には鏡胴51
が沈胴の停止位置にあるので、そのまま終了し、ΦSEP
=01の場合には鏡胴51が繰出されたが不定の位置で停止
したため、後退して沈胴の停止位置にあるので、自動発
光モードに戻して終了する。
鏡胴51が通常撮影或いは近接撮影の初期位置にある場
合は、S1=1判定で第1レリーズスイッチS1がOFFにな
っている場合は、CHGSubルーチンでストロボメインコン
デンサを充電し、ONの場合にはフラグΦTEST=1判定
で、テストモードになっている場合にはテスト処理が行
なわれ、テストモードでない場合にはSoでシリアルイン
ターフェースで転送を行なう。ここで、MainRoutのメイ
ンルーチン指示が4ビットの情報で、またフラグΦMODE
のモード情報、フラグΦCのカウンタ情報が4ビットの
情報で、4ビットを2回繰り返してMAINCPU201のSIの分
岐2判定に転送される。
SUBCPU202ではAFSubルーチンで待っており、MAINCPU2
01ではSIで分岐2判定を行なって、AESubルーチンへ移
行すると測光の情報を読み込み、さらにAFSubルーチン
で測距の情報を読み込み、この測距の情報をSUBCPU202
のAFSubルーチンへ転送する。この測距の情報はR[A
F]或いはR[CAF]であり、R[AF]は通常撮影モード
の測距のRAM情報、R[CAF]は近接撮影モード測距のRA
M情報で、いずれも4ビットを2回繰り返して転送され
る。
そして、SUBCPU202はS2=1判定で、第2レリーズス
イッチS2がONされるのを待っており、またMAINCPU201は
FLEDSubルーチンで、測距のAFLEDを点灯させ、また近接
撮影モードの場合にはCULEDを点灯、自動発光モードで
被写体輝度が所定値より低いとき或いは強制発光モード
のときLBLEDが点灯し、さらにAFLEDは測距した結果が撮
影可能距離範囲より近過たり、遠過る場合には点滅し、
LBLEDは不発光モードで被写体輝度が所定値より低い場
合に点滅して待っている。
SUBCPU202のS2=1判定で、第2レリーズスイッチS2
がONになると、Sin←1でSinのシリアル転送ポートが通
常のロー状態をハイ状態にして、Sin=1の情報をMAINC
PU201に送り、SUBCPU202は16ms時間を待ってSin←0に
して、MAINCPU201のFLEDSubルーチンから確実にSIに移
行するようにしており、ついでフラグΦMODE判定でセル
フタイマーモードか否かを判断している。
セルフタイマーモードでない場合には、SoでR[ST
D]情報を8ビット情報として、4ビットを2回繰り返
してMAINCPU201に転送する。このSTD情報はシャッタト
リガのディレータイムフィルムの8ビット情報で、フィ
ルムを巻上げた後で、WSubルーチンで情報の授受を行な
っており、情報をMAINCPU201のWSubルーチで読み込ん
で、SUBCPU202へ転送し、SUBCPU202ではこの情報を記憶
しており、この情報をMAINCPU201へ出している。セルフ
タイマーモードの場合は、SELFSubリーチンに移行した
上でR[STD]の転送を行なう。
このSTD情報がMAINCPU201に送られるとSIを抜け、SUB
CPU202ではSDSubルーチンで待っており、MAINCPU201で
は、AFLDSubルーチンで撮影レンズ50の繰り出しを行な
い、またDATEX←1にして、デートの写し込みの発光す
るための信号で、この信号を約20mS出力する。この信号
が出力されると約数10mS発光してデートの写し込みが行
われる。この間に、DATEX←0にして初期化し、SDSubル
ーチンでシャッター54が開閉される。このシャッター54
の開く途中や閉じるときにシャッター54の作動信号がこ
ない場合には、フラグΦSTTがでる。シャッターの開き
過程或いは閉じ過程で故障が起こった場合にはフラグΦ
STT=1になり、この情報がSUBCPU202に送られてトラブ
ルの判断が行なわれる。
異常がない場合にはフラグΦSTT=0で送られ、MAINC
PU201で、LDRSubルーチンで撮影レンズ50を戻して、WSu
bルーチンに移行してフィルムの巻上げが行なわれる。
SUBCPU202ではフラグΦMODEでセルフタイムモードか
否かの判断を行ない、セルフタイムモードでない場合は
WSubルーチンのフィルムの巻上げに移行する。セルフタ
イマーモードの場合はモード表示を自動発光モードに
し、フラグφMODEを自動発光モードにした上で、WSubル
ーチンのフィルムの巻上げに移行する。
前記のような作動シーケンスが行なわれるが、SUBCPU
202において、スタートから作動して、第1レリーズス
イッチS1が押される前に、MODE=1判定ではモードスイ
ッチのON,OFFを判定し、MODEに1即ちモードスイッチが
ONならば、フラグΦSTT=1判定でシャッタートラブル
の判断をしており、異常の場合には以降信号を受けつけ
ない。正常の場合にはモード表示を切換え、さらにフラ
グΦMODEでモード情報の切換も行ない、フラグΦMODEで
セルフタイマモードの判断を行ない、セルフタイマモー
ドでない場合にはMODE=0判定でモードスイッチが離さ
れるのを待って、再びMODE=1判定に戻る。
セルフタイマモードの場合にはT←1sでタイマーに1
秒がセットされ、MODE=1判定でモードスイッチが1秒
以上ONになっていると、Tover判定で給送表示退避を
し、セルフ表示をOFFし、巻戻し表示を点滅させる。そ
して、この点滅状態で、S2=1判定で第2レリーズスイ
ッチS2がONになると、PH←1、ΦAL←0として、MAINCP
U201を起動させて、給送表示を復帰させ、自動発光モー
ドにして、給送表示をOFFし、BC表示Subルーチンでバッ
テリチェック表示を行ない、SoでREWSub指示情報をMAIN
CPU201へシリアル転送し、REWSubルーチンでフィルムの
途中手動巻戻しを行なう。
また、第2レリーズスイッチS2がONにならない場合に
は、MODE=1判定でモードスイッチがOFFであると巻戻
し表示がOFFされ、さらに給送表示復帰が行なわれ、自
動発光モード表示を行ない、フラグΦMODEを自動発光モ
ードにして終了する。MODE=1判定でモードスイッチが
ONであれば、第2レリーズスイッチS2のONを待ってい
る。
そして、SUBCPU202のS1=1判定で、第1レリーズス
イッチS1がOFFの場合に、メインスイッチをONにしてScn
=1になると、沈胴切換が行なわれる。ここでは、沈胴
切換フラグΦScuは0であり、PH←1にしてMAINCPU201
を起動する。また、クローズアップスイッチをONにして
Scu=1になると、クローズアップ沈胴切換が行なわ
れ、沈胴切換フラグをΦScu←1にする。
MAINCPU201からフラグΦBC、ΦDX、ΦTEST情報を受
け、BC表示Subルーチンでバッテリチェック表示を行な
い、SoのシリアルアウトでLD1Sub指示、フラグΦScu情
報がMAINCPU201へ転送される。これらの情報がMAINCPU2
01のSIの分岐1判定へ送られ、LD1Subルーチンで鏡胴駆
動を行ない、フラグΦSEP情報がSUBCPU202へ転送されて
LD1Subルーチンで、このフラグΦSEP情報からレンズポ
ジションをみる。フラグΦSEP=11の場合は、鏡胴51は
沈胴停止位置からの鏡胴駆動により、通常撮影の初期位
置にあり、CHGSubルーチンでストロボのコンデンサの充
電が行なわれる。フラグΦSEP=00では、鏡胴51は通常
撮影或は近接撮影の初期位置から鏡胴駆動によりそれぞ
れ近接撮影或は通常撮影の処理位置にあるか、或は沈胴
停止位置にある時にクローズアップスイッチをONにして
Scu=1になった時には、鏡胴駆動はされず、そのまま
沈胴停止位置にあり、フラグΦSEP=01では鏡胴51は繰
出されたが不定の位置で停止したため、後退して沈胴の
停止位置にあり、或は通常撮影或は近接撮影の初期位置
より後退して沈胴の停止位置にあり、通常撮影モードが
選択され、自動発光モードを表示し、フラグφMODEを自
動発光モードにして終了する。
SUBCPU202のSBSubルーチンでは1秒間隔で裏蓋の状態
を見ており、裏蓋スイッチ情報で裏蓋が開かれることを
監視している。
次に、テストモードについて説明する。このテストモ
ードはカメラとしてのチェックを行なうもので、裏蓋の
カウンタ表示を使用してテストを行なう。フラグφTEST
=1を判定するとテストモードにおいてSLED←1にする
ことにより、テストモードの確認をさせ、自動発光モー
ド、強制発光モード、不発光モード及びセルフタイマモ
ードの4種類のテストを行なう。自動発光モードでTEST
1情報が転送され、第1レリーズスイッチS1がONである
と、測光したときのゾーン情報の表示を行ない、第2レ
リーズスイッチS2がONになるとシャッターが切れ、自動
露出機構のテストができ、測光情報と露出量情報の両テ
ストが行なわれる。
強制発光モードでTEST2情報が転送され、DX情報から
フラッシュマチックを読んでいる。DX情報のそれぞれの
ゾーンに対して表示を行ない、その表示情報に添って絞
り値のフラッシュマチックのコントロールができるよう
になっている。このテストでカウンタ、給送表示をクリ
ヤしてSLED←0にしてCHGSubルーチンで充電を行なう。
また、不発光モードでTEST3情報が転送され、第1レリ
ーズスイッチS1でAFのゾーン情報を表示し、第2レリー
ズスイッチS2ではレンズの駆動を行ない、AF情報のとこ
ろまで繰り出し、これにより撮影レンズの移動ストロー
クを知ることができる。
セルフタイマモードでTEST4情報が転送され、第1レ
リーズスイッチS1でシャッターが開いたか否かのテスト
が行なわれる。
これらのモードテストはモードスイッチで解除され
る。
さらに、SUBCPU202でフラグΦSTT=1では、記号Cの
シーケンスに入り、点灯セグメント退避させて、全セグ
メントを所定時間点滅させ、点灯へ復帰してS1=0判定
で、第1レリーズスイッチS1がOFFするのを待って終了
する。
また、前記作動シーケンスで、記号Dからのシーケン
スはPH←0でパワーホールドを切って、S1=0、MODE=
0、Scn=0、Scu=0、PH←0でパワーホールドを切っ
て、200ms待って終了する。また、記号Eからのシーケ
ンスは転送データ異常等から入り、バッテリを保護する
ためフラグΦBC←00にして、バッテリ残量表示を消し
て、前記と同様にしてパワーホールドを切って終了す
る。
シャッター作動フローチャート 第15図はシャッターの作動フローチャートである。
モータ80を駆動してシャッターを閉じる初期化して、
シャッター羽根の閉じ作動時間を制限するタイマーをセ
ットし、シャッター開口信号STの値を判断する(ステッ
プ1〜4)。シャッター開口信号STが所定時間経過して
も0にならず、シャッターが開いている場合には、モー
タ80にブレーキをかけた後、モータ80を駆動してシャッ
ターを閉じ方向へ作動させ(ステップ5,6)、さらにブ
レーキをかけ、シャッター異常フラグΦSTTを1にセッ
トして警告信号を出力するようにする。
また、ステップ3でシャッター開口信号STが所定時間
内に0になり、シャッターが閉じている場合には、シャ
ッター開口信号STの入力時間STDを演算し、ついでシャ
ッターの開時間TAEを演算する(ステップ9,10)。これ
により、シャッターを駆動させ、シャッター羽根の開き
時間を制限するタイマー及びシャッター開時間TAEを定
めるタイマーのセットを行ない、所定時間内にシャッタ
ーが開いて、シャッター開口信号STが1にならないと、
ステップ5へジャンプして(ステップ11〜14)、シャッ
ター異常フラグΦSTT←1をセットする。シャッター開
口信号STが所定時間内に1になり、シャッターの開時間
TAEが経過すると、シャッターを閉じ方向へ駆動し、タ
イマーをセットして所定時間が経過してもシャッターが
閉じてSTが0にならない場合には、ステップ7へジャン
プする(ステップ15〜19)。
所定時間内にシャッターが閉じてシャッター開口信号
STが0になった場合には、シャッタの開閉作動が正常に
行なわれ、シャッター異常フラグΦSTTを0にして、モ
ータ80にブレーキをかけて終了する(ステップ20〜2
2)。
また、第15図のフローチャートにおいて、ステップ12
でシャッターの実開時間を測定するタイマーもセット
し、ステップ18でこのタイマーを止め、この間に時間を
予め定められた時間TAEと比較し、その差が所定の許容
差を超えた場合にステップ7へジャンプするように、タ
イマー及び比較判断手段を設けてもよい。この場合は、
シャッターの実開時間を測定するタイマーが別に定めた
時間を超えたら、ステップ7へジャンプするようにして
置く必要がある。
また、ステップ2、4のタイマーについては、シャッ
ター初期化駆動後に待ち時間不要の場合には省いても良
い。
第15図に示していないが第1図の警告手段Fはシャッ
ター異常フラグφSTTを監視しており、φSTTが1になっ
たら、異常表示、異常警告、レリーズロック或いはカメ
ラの作動停止のいずれか1つ以上を行ない、使用者にシ
ャッター異常を警告する。
またステップ5〜7により、異常の種類によっては、
できるだけシャッターを閉じて終了するようにしてい
る。
[発明の効果] 前記のように、この発明では、操作が簡便で取り扱い
性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のカメラの概略構成ブロック図、第2
図はカメラのシャッター異常検出装置の作動タイムチャ
ート、第3図乃至第12図はこの発明が適用されるカメラ
を示し、第3図はカメラの正面図、第4図は同背面図、
第5図は平面図、第6図は第3図のVI−VI断面図、第7
図はファインダーの表示を示す図、第8図は裏蓋の表示
を示す図、第9図は鏡胴部の断面図、第10図は第9図の
X−X断面図、第11図は第9図のXIーXI断面図、第12図
は第10図のXIIーXII断面図、第13図はこの発明が適用さ
れるカメラの概略回路ブロック図、第14図はこの発明の
回路ブロックの作動シーケンス、第15図はシャッターの
作動フローチャートである。 図中符号Aはシャッター、Bはシャッター駆動手段、C
は制御手段、Dは開口検出手段、Eは閉塞検出手段、F
は警報手段、Gは警報解除手段である。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−7635(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを保持し、光軸方向に移動可能
    な鏡胴と、 前記鏡胴を、撮影不能状態であるカメラ本体に沈胴され
    た位置と、撮影可能状態である前記カメラ本体から繰り
    出された位置とに切り換える指示を与える第1の操作部
    材と、 前記繰り出された位置と、前記繰り出された位置から更
    に繰り出された位置との間で、前記鏡胴を移動させる指
    示を与える第2の操作部材と、 撮影動作を行わせる支持を与える第3の操作部材とを備
    え、 前記鏡胴が前記カメラ本体に沈胴された位置にある際
    に、前記第3の操作部材からの指示によって、フィルム
    を装填された際の最初のフィルム給送によるオートロー
    ドを開始可能としたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】前記第1、第2及び第3の操作部材は押し
    ボタンであることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】前記第1の操作部材は、一つの押しボタン
    からなることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
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