JP3289988B2 - カメラのデータ写し込み装置 - Google Patents

カメラのデータ写し込み装置

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JP3289988B2
JP3289988B2 JP08646193A JP8646193A JP3289988B2 JP 3289988 B2 JP3289988 B2 JP 3289988B2 JP 08646193 A JP08646193 A JP 08646193A JP 8646193 A JP8646193 A JP 8646193A JP 3289988 B2 JP3289988 B2 JP 3289988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのデータ写し込
み装置、詳しくは、小型データ写し込み光学系を具備し
たカメラのデータ写し込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのデータ写し込み装置は種
々のものが提案されており、たとえば、特開平3−21
0547号公報には、カメラ本体上部にデータ写し込み
用光源,コンデンサレンズ,透過表示体および結像レン
ズを配設し、カメラの薄型化を図った技術手段が開示さ
れている。
【0003】また、特開昭63−27823号公報に
は、フィルム給送面の近傍において、該フィルム進行方
向と直角にドット型LEDを配設し、フィルム給送に同
期してLEDを点灯制御する技術手段が開示されてい
る。この技術手段は、フィルム給送に同期してLEDを
点灯制御することで、結像光学系によりドットマトリク
スの所定データを写し込むようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−210547号公報に開示された技術手段で
は、上記透過表示体として高コントラストのLCDを用
いているが、該LCDは非常に高価であるため、カメラ
全体のコスト増を招くことになる。また、該技術手段に
おいては、上述したデータ写し込み用光源,コンデンサ
レンズ,透過表示体,結像レンズ等を精密に位置決めす
る必要が有るため、カメラ本体上部に大きな配設スペー
スを確保しなければならず、このことがカメラの大型化
を招くことになっている。
【0005】一方、上記特開昭63−27823号公報
に開示された技術手段では、フィルム進行方向と上記デ
ータ写し込み装置を配設しているが、この場合、該デー
タ写し込み装置はアパーチャ部とパトローネ室の間、あ
るいは該アパーチャ部とスプール室の間に配設すること
になり、したがってこの場合もカメラの大型化を招くこ
とになる。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成でカメラ本体を大型化することの
ないカメラのデータ写し込み装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるカメラのデータ写し込み装置は、矩形
状撮影開口の外方に退避して第1の画面サイズを規定す
る第1の位置と、上記矩形状撮影開口を形成する2組の
対向する両辺のうち一方の組の両辺を一部覆うように進
入して第2の画面サイズを規定する第2の位置とに移動
可能に支持された画面遮光マスクと、フィルム面上に写
し込む光学的なデータを生成するデータ生成と、この
データ生成が生成したデータ光をフィルム面上に結像
させる光学素子と、上記データ生成部および上記光学素
子を保持すると共に、上記画面遮光マスクと係合するカ
ム部を有していて、カメラの撮影光軸に対して略垂直な
方向で、且つ上記矩形状撮影開口を形成する2組の対向
する両辺のうち他方の組の両辺に沿う方向に摺動可能に
配設されたホルダ部材と操作に応答して上記ホルダ部
材が摺動されることにより、上記画面遮光マスクを駆動
すると共に、該フィルム面上のデータ写し込み位置を変
更するデータ写し込み位置変更手段とを具備したことを
特徴とする。
【0008】
【作 用】本発明によるカメラのデータ写し込み装置で
は、撮影画面サイズの切換操作に応じて、カメラの撮影
光軸に対して略垂直な方向で、且つ矩形状撮影開口を形
成する2組の対向する両辺のうち他方の組の両辺に沿う
方向に摺動可能に配設されたホルダ部材を摺動させ、上
記画面遮光マスクを駆動すると共に、該フィルム面上の
データ写し込み位置を変更する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図2は、本発明の一実施例であるカメラの
データ写し込み装置が適用されたカメラの概略構成を示
した配置図である。カメラボディ10のほぼ中央には、
撮影レンズを支持する撮影レンズ鏡枠1が配設され、こ
の撮影レンズ鏡枠1を挟んで、カメラボディ10の左側
には複数の電池3が、そして右側にはフィルムパトロー
ネ12が装填されるようになっている。なおカメラボデ
ィ10には、電池交換の際に簡単に取り出しができるよ
うに、電池蓋が設けられていて、該電池3が電池室12
0(図9参照)から取り出せる構造になっている。
【0011】該電池3と撮影レンズ鏡枠1のほぼ中間の
位置にはモータMが配設されていて、このモータMは、
フィルムの巻き上げ系および巻き戻し系の駆動源である
とともに、撮影レンズの焦点調整の駆動源となるもので
ある。また、該撮影レンズ鏡枠1の下側には、撮影レン
ズの焦点調節移動量、フィルムの巻上,巻戻量、デート
の発光タイミング、シャッタの露光スタートのトリガー
・タイミング等の制御を行う制御機構5が、さらにその
下側にモータMの動力を伝達するギヤー系列及び伝達系
列を変換するクラッチ機構6が配設されている。
【0012】一方、該撮影レンズ鏡枠1の上側には、A
F測距装置およびファインダ13が、さらにその上側に
8はカメラシステムを制御する回路のメイン基板8が配
設されている。このメイン基板8は、カメラボディ10
の左右の長さよりもやや短い程度の左右幅をもってカメ
ラ上部に設けられていて、このメイン基板8と上記フィ
ルムパトローネ12との間には、フィルムの巻戻し機構
7が配設されている。また、カメラボディ10の左上端
面からは、上方に向かってレリーズボタン2が突設され
ている。
【0013】図6は、本実施例が適用されるカメラのベ
ースとなるカメラ本体11の斜視図を示したものであ
る。この図6に関しては、後で説明する。
【0014】図1において、駆動源たるモータMは正逆
回転可能なモータであり、その出力軸にピニオンギヤー
21が回動一体に取り付けられている。このモータM
は、フィルム巻上げ用スプール40の中空部に配設され
ている。
【0015】上記ピニオンギヤー21は、減速系ギヤー
列22aを介してギヤー22を回転させるようになって
いる。このギヤー22はギヤー23と噛合しており、か
つギヤー23は太陽ギヤー(太陽歯車)23aと同軸で
一体に形成されているため、上記モータMの回動力は該
太陽ギヤー23aに伝達される。
【0016】遊星ギヤー(遊星歯車)24は、上記太陽
ギヤー23aと噛合しているとともに、連結腕たるギヤ
ーアーム25で連結されている。上記遊星ギヤー24
は、上記ギヤーアーム25の下面との間に若干のフリク
ション(図示せず)を有しており、また上述したよう
に、太陽ギヤー23aとも噛合しているので、該ギヤー
アーム25は太陽ギヤー23aが回転する方向に公転す
る。
【0017】そして、上記遊星ギヤー24の公転軌跡上
に、各々所定の間隔で合焦用歯車たるAFギヤー30,
ギヤー50,スプール40のギヤー部40aなどの被駆
動歯車が配設されている。
【0018】上記ギヤー50は、減速ギヤー51,ギヤ
ー52を介してギヤー53に伝達され、このギヤー53
に回動一体に取り付けられている駆動力伝達軸53aを
介して該駆動力伝達軸53aの上端部にやはり回動一体
に取り付けられているギヤー54に伝達され、さらにギ
ヤー55を介して回転力がギヤー56に伝達される。こ
のギヤー56には、パトローネ内のスプール軸に係合し
てフィルムを巻き戻すツメ57が、下方に向けて突設さ
れている。
【0019】また、上記スプール40には、その周面に
図示しない爪が設けられていて、この爪でフィルムのパ
ーフォレーションを引っかけてスプール40に巻きつけ
ることにより、フィルムを巻き上げる構成となってい
る。
【0020】リワインドストッパ(以下、RWストッパ
と記す)27は、軸27aに回動自在に軸着されてい
て、かつ引っ張りばね26により図中CW方向に付勢さ
れている。このRWストッパ27は、その一端部に凸部
27bが、他端部に爪27cがそれぞれ設けられてい
る。
【0021】上記AFギヤー30は、その上面側にRW
ストッパ出入用カム31が一体で形成されていて、この
RWストッパ出入用カム31の側面からは凸部31aが
突設されている。該RWストッパ出入用カム31のカム
面には上記RWストッパ27の凸部27bが当接してい
て、AFギヤー30が回転して、RWストッパ出入用カ
ム31の凸部31aが該凸部27bを押圧することによ
り、RWストッパ27を図中CCW方向に回転させ、R
Wストッパ27の爪27cが上記ギヤーアーム25の回
転軌跡内に入り込むよう構成されている。
【0022】また、上記AFギヤー30は、RWストッ
パ出入用カム31を介して、AFカム33が上面側に一
体に形成されているギヤー32と、図3に示すように、
小判型の凸凹で連結されている。これにより、AFギヤ
ー30の回転に連動して、AFカム33も一体的に回転
するようになっている。このAFカム33は、一回転で
撮影レンズを∞から至近距離まで繰り出すものである。
【0023】上記ギヤー32には、ギヤー34が噛合し
ており、このギヤー34と回動一体に設けられているA
FPIギヤー35の回転を検出するオートフォーカスフ
ォトインタラプタ(以下、AFPIと記す)28が設け
られている。該AFPIギヤー35は、AFPI28の
検出光を透過する部分と遮光する部分とが周に沿って順
次設けられている部材である。
【0024】次に、図1,図10を参照して、上記カメ
ラの動作を説明する。モータMが回転し、太陽ギヤー2
3aが図中CW方向に回転すると、ギヤーアーム25も
図中CW方向に回転し、ギヤーアーム25が図示しない
ストッパに当接して、遊星ギヤー24の公転運動が自転
運動に変換され、回動力がAFギヤー30に伝達され
る。
【0025】通常撮影の場合、AFカム33を測距結果
に対応する∞〜至近のいずれかの位置まで回転駆動し、
撮影レンズを繰り出してモータMを停止させる。その
後、露光を行うと、モータMは太陽ギヤー23aを図中
CW方向に回転し、AFカム33を初期位置へリセット
し、該AFカム33が初期位置まで回転した時点でモー
タMを停止する。その後、フィルムを1コマ分巻き上げ
るためにモータMを逆転させ、太陽ギヤー23aを図中
CCW方向に回転する。
【0026】このとき、RWストッパ27はRWストッ
パ出入用カム31の凸部31a以外の所に当接している
ため、RWストッパ27の爪27cはギヤーアーム25
の軌跡外に位置しており、爪27cにギヤーアーム25
が係止されることはない。
【0027】太陽ギヤー23aを図中CCW方向に回転
すると、ギヤーアーム25も図中、CCW方向に回転し
て図示しないストッパに当接し、遊星ギヤー24とスプ
ール40のギヤー部40aが噛合する。そして、モータ
Mの回転力がフィルム巻上げスプール40に伝達され、
該スプール40が回転してフィルムを1コマ分巻き上げ
る。
【0028】一方、フィルムを巻戻す場合には、モータ
Mが回転して太陽ギヤー23aを図中、CW方向に回転
させ、AFカム33を図10に示す巻戻し位置(RW)
まで回転し、モータMを逆転させる。このとき、RWス
トッパ27の凸部27bはRWストッパ出入用カム31
の凸部31aに当接していて、これにより、RWストッ
パ27が図中、CCW方向に回転して、その爪27cが
ギヤーアーム25の軌跡内に入る。
【0029】そして、モータMを逆転すると、太陽ギヤ
ー23aが図中、CCW方向に回転し、ギヤーアーム2
5も同方向に回転する。この回転の途中で該ギヤーアー
ム25は、RWストッパ27の爪27cにより回転を止
められ、遊星ギヤー24が符号24”で示す位置になっ
てギヤー50と噛合し、回転力が該ギヤー50に伝送さ
れる。ギヤー50に伝達された回転力は、ギヤー51,
52,53,54,55,56を順次伝達して、爪57
を回転させることにより、フィルムをパトローネ内に巻
き戻す。
【0030】こうしてフィルムが全てパトローネ内に巻
き戻されると、モータMは太陽ギヤー23aを図中CW
方向に回転し、ギヤーアーム25が図示しないストッパ
に当接してAFギヤー30を回転し、AFカム33が初
期位置まで回転した時点でモータMを停止する。
【0031】なお、AFカム33が図10においてRW
以外の所にある場合には、RWストッパ27は、その爪
27cがギヤーアーム25の軌跡外にあるため、フィル
ムをオートロードする場合は、AFカム33をRW以外
のカム段(例えば初期位置)に係止して、モータMを逆
転しフィルムを巻き上げる。
【0032】次に、図5を参照して、フィルム給送系お
よびデートの発光タイミング用制御部を説明する。スプ
ロケット80は、その周面から8つの爪80aを突設し
ていて、この爪80aがフィルムFのパーフォレーショ
ンに係合している。これにより、フィルムFが移動する
とスプロケット80が回転するようになっている。この
スプロケット80は、その下部にギヤー81が一体で形
成されていて、このギヤー81はギヤー82と噛合して
いる。該ギヤー82にはワインディングフォトインタラ
プタ(以下、WPIと記す)83のパルス検出用の穴が
数十個穿設されている。このような構成により、スプロ
ケット80の回転をWPI83により検出し、該WPI
83から検出パルスが出力されるようになっている。
【0033】また、フィルムFの上部右側には、フィル
ムFのエッジFaの通過によりオン/オフするフィルム
スイッチ84が設けられている。このフィルムスイッチ
84は、台88からリーフスイッチ状に2つの切片8
6,87を突設していて、切片86の先端部は、一旦下
方に曲折した後、フィルムF方向に再び曲折し、その先
端に爪85が設けられている。一方、上記切片87の先
端部は切片86に向かって曲折されている。これによ
り、フィルムFが装填されていないときには該フィルム
スイッチ84がオンし、フィルムFのエッジFaが爪8
5を通過(図4において右方向)すると、フィルムスイ
ッチ84が切片86と切片87が離れてオフするように
なっている。
【0034】このようなフィルム給送系の動作を説明す
る。まず、オートロード時には、カメラにパトローネを
セットしてフィルムを巻き上げ始めると、フィルムFの
エッジFaが爪85を押してフィルムスイッチ84をオ
フする。一方、WPI83は、スプロケット80により
回転するギヤー82のパターンを検出し始め、オートロ
ードに必要な所定のパルス数を検出してモータMへ信号
を送る。
【0035】次に、通常撮影におけるフィルムの1コマ
送りの場合には、上記オートロード時と同様に、WPI
83でスプロケット80により回転するギヤー82のパ
ターンを検出し、フィルム1コマ分のパルスを検出す
る。
【0036】そして、フィルムエンドの場合には、モー
タMに電流が流れてもフィルムFが移動せず、スプロケ
ット80も回転しないので、WPI83はパターン検出
ができない状態となり、その時間が所定時間をオーバー
することによりフィルムエンドであることを検出する。
【0037】また、フィルム巻き戻しの場合、フィルム
Fの移動により、スプロケット80が回転してWPI8
3で信号が検出されるが、フィルムFが全てパトローネ
内に巻戻された場合にはスプロケット80が回転しない
ので、WPI83はパターン検出できない状態となり、
その時間が所定時間をオーバーすることによりフィルム
Fが全てパトローネ内に巻き戻されたことを検出する。
【0038】さらに、フィルムFに日付等を写し込むデ
ータ撮影の場合には、日付等を1文字ずつ写し込むタイ
ミングは、ギヤー82に作られているWPI83検出用
パターンの信号により検出する。そして、フィルム画面
の文字を写し込む位置にパターン(ギヤー82)を作る
ことにより、フィルムFを給送する際に、ギヤー82の
パターンをWPI83で検出し、1文字ずつ順にフィル
ムFの画面内に写し込む。
【0039】図4,図7を参照して、フィルム露光サイ
ズ切換について説明する。図4に示すように、シャッタ
機構本体60の光軸後方側には、フィルム露光サイズを
ノーマルサイズとパノラマサイズに切り換えるためのパ
ノラママスクが設けられていて、このパノラママスク
は、上部側に取り付けられた上マスク100と、下部側
に取り付けられた下マスク101とにより構成されてい
る。該上マスク100は、その固定ピン100a,10
0bをシャッタ機構本体60の穴60f,60gにそれ
ぞれ嵌合することにより枢支されている。この固定ピン
100a,100bの先端部と該ピン100a,100
bが嵌合される穴60f,60gの形状は、図示はしな
いが鍵穴形状に形成されていて、回動自在であり、かつ
抜け止め機能を有している。
【0040】また下マスク101は、その固定ピン10
1a,101bがシャッタ機構本体60の穴60d,6
0eとそれぞれ嵌合することにより回動自在に枢支され
ていて、上記上マスク100と同様に鍵穴形状に形成さ
れて抜け止め機能を有している。さらに、それぞれのマ
スク100,101は、図7に示すように、Dホルダ9
0に係合していて、上マスクピン100cとDホルダカ
ム溝90a,下マスクピン101cとDホルダカム溝9
0bがそれぞれ摺動自在に係合している。
【0041】上述のようなDホルダ90は、図6に示す
ように、その長孔90eによりカメラ本体11のガイド
ストッパ11bと上下方向に摺動自在に係合するよう組
み込まれている。そして、カメラ本体11のばね取付穴
11aとDホルダ90のばね取付穴90dとの間に、切
り換え時に、片側に付勢するためのトグルばね92が架
設されている。また、該Dホルダ90には、デート写し
込み用のLED93と、このLED93の光線をフィル
ム面に収光,曲折するためのプリズム91とが固定され
ている。
【0042】次に、このようなカメラのファインダ光学
系について説明する。図9に示すように、カメラ本体1
1の上部中央やや右側には、対物系レンズ110と、第
1プリズム111と、第2プリズム112と、接眼系レ
ンズ113とが、ファインダ光軸に沿って順に設けられ
ている。そして、上記第1プリズム111と第2プリズ
ム112とで入射光線を正逆左右反転して正立像を得る
ようになっている。また、上記第1プリズム111と第
2プリズム112の間には、図示しない結像面が設けら
れている。
【0043】また、図4に示すように、シャッタ機構本
体60の上部には支軸60iが突設されていて、該支軸
60iにファインダ視野マスク切換レバー(以下、FP
レバーと記す)102が回動自在に支持されるようにな
っている。このFPレバー102は、Dホルダ90(図
6参照)の動作をパノラマ視野マスク103に伝達する
ためのレバーであり、その下部から突設している腕部の
先端のU溝を、パノラマ視野マスク103のボス103
aに係合することにより、動作の伝達を行うようになっ
ている。さらに、該FPレバー102は、その上部に突
設されているボス102aが上記Dホルダ90のカム溝
90c(図6参照)に係合している。またFPレバー1
02とシャッタ機構本体60のボス60h(図4参照)
との間には、切り換え時に、片側に付勢するためのばね
104が架設されている。
【0044】次に、上述のようなパノラマ切換機構の動
作を説明する。Dホルダ90が図示しない外部の操作部
材によって、図7(A)に示すノーマル状態から矢印方
向(図中、下方向)に移動することにより、マスクピン
100c,101cが、カム溝90a,90bに沿っ
て、図4に示すピン100a,100bとピン101
a,101bとを支軸としてそれぞれ回動する。そし
て、Dホルダ90がカメラ本体11のガイドストッパ1
1bに当接した状態で止まり、トグルばね92の付勢力
によって規定位置に固定される。
【0045】また、Dホルダ90が矢印方向(図中、下
方向)に移動する過程で、Dホルダ90のカム溝90c
に嵌合しているFPレバー102のボス102a(図4
参照)が、該カム溝90cに沿って移動し、FPレバー
102が反時計方向に回転する。これに伴い、FPレバ
ー102のU溝102bによりパノラマ視野マスク10
3のボス103aに動作が伝達され、ファインダ視野が
ノーマル視野マスクからパノラマ視野マスクに切り換わ
る。
【0046】さらにこのパノラマ切り換え動作時に、D
ホルダ90に組み込まれているプリズム91およびLE
D93(図6参照)の位置が、該Dホルダ90の動きに
伴って一体で上下に移動することにより、デート写し込
み位置がノーマルの露光範囲内からパノラマの露光範囲
内に入る位置に切り換わり、パノラマ写真にもデートの
写し込みを可能にしている。
【0047】上記Dホルダ90が、図7(A)のように
上方に移動してガイドストッパ11bにより規制されて
いるとき、LED93およびプリズム91で形成される
デート用光線は、フィルム面のノーマルサイズ用の位置
に収光する。このときの該Dホルダ90,LED93お
よびプリズム91はそれぞれ図8(A)に示すように配
置されている。
【0048】一方、上記Dホルダ90が、図7(B)の
ように下方に移動して上記ガイドストッパ11bにより
規制されているとき、上記デート用光線はフィルム面の
パノラマサイズ用の位置に収光する(図8(B))。
【0049】以上でパノラマ切換動作が完了する。
【0050】図11は、オートロード時のタイムチャー
トを示したものである。フィルムパトローネを装填し
て、後蓋134を閉じると、後蓋スイッチがオン→オフ
し、これによりモータMが正転してフィルムFを巻き上
げ始める。すると、フィルムスイッチ84がフィルムF
のエッジFaによってオフされ、このフィルムスイッチ
84がオフしたら、その時からWPI83のパルスをカ
ウント開始する。そして、WPI83のパルス数が所定
値になったら、モータMをストップし、次に、該モータ
Mを逆転駆動して、ギヤーアーム25をAFギヤー30
側に移動させる(図1参照)。
【0051】図12は、1コマ撮影時のタイムチャート
を示したものである。シャッタがレリーズされると、モ
ータMが逆転して撮影レンズを繰り出し始める。該撮影
レンズが所定の位置まで繰り出されると、モータMを停
止して、プランジャをオンし露出させる。その後、モー
タMは再度逆転して撮影レンズの初期位置リセットを行
う。その後、モータMは正転してフィルムFを巻き上げ
始める。WPI83の出力に応じてデート用LEDを発
光させ、日付けを写し込んでいく。WPI83のパルス
が所定パルスとなったところでモータMを停止させる。
【0052】図13は、カメラのブロック系統図を示し
たものである。図示のごとく、このカメラには全体の動
作を制御するメインCPU201が設けられていて、該
メインCPU201は、カメラ動作のシーケンス制御、
AF/AE演算、LCD/LED制御、ストロボ制御、
デート写し込み制御、およびスイッチ入力制御などを行
うようになっている。
【0053】該カメラには、上述のように電源を供給す
る電池3が装着されるようになっていて、上記電池室1
20に単3電池やリチウム電池などが装填される。この
電池3は、昇圧制御回路203を介してメインCPU2
01と接続されている。この昇圧制御回路203は、メ
インCPU201により起動し、電池3の変動に影響さ
れない一定電圧を供給するためのものである。
【0054】また、メインCPU201には、リセット
回路204が接続されていて、該メインCPU201を
リセットするようになっている。
【0055】さらに該メインCPU201には、スイッ
チ操作部に設けられている各種スイッチ205が接続さ
れている。1stレリーズスイッチ1RSWは上記レリ
ーズボタン2(図2参照)を半押しした時にメイクする
もので、AF,AEロック用スイッチである。2ndレ
リーズスイッチ2RSWはレリーズボタン2を全押しし
た時にメイクするもので、シャッタレリーズ用のスイッ
チである。バリア開閉スイッチBRSWは上記スライド
式のバリヤカバー131の開閉スイッチであり、バリヤ
カバー131を開いた時にオン状態となって、後述する
LCD206の表示を行ってカメラの全体を撮影可能に
する。リワインドスイッチRWSWは強制巻戻し用のス
イッチで、撮影途中の巻戻しを行うものである。裏蓋開
閉スイッチBKSWはカメラの裏蓋の開閉スイッチで、
裏蓋を閉めたことを検知して空送りを行うものである。
ストロボスイッチSTSWはストロボの撮影モード切り
替え用スイッチで、セルフモード切換スイッチSELF
SWはセルフモードの切り替え用スイッチである。
【0056】加えて、該メインCPU201には、後述
のものがそれぞれ接続されている。符号206はLCD
を示し、このLCD206はフィルムFのコマ数やバッ
テリーチェック結果等を表示する液晶表示板である。符
号207は測光用CdSを示し、一端は電源にもう一方
はコンデンサ208とともにメインCPU201に接続
されている。はじめにメインCPU201のポートを出
力ポートにして、コンデンサ208を一定時間放電し、
放電終了後、ポートを入力ポートに切り替えて、メイン
CPU201の内部で判定電圧に達するまでの時間を該
メインCPU201でモニタし露出情報とするようにな
っている。符号208は、コンデンサを示す。
【0057】符号209は、アクチュエータを駆動する
ドライバ回路を示す。メインCPU201の信号により
レンズ繰り出し、巻き上げ、巻戻しを兼用するモータ1
0とセクタ開閉用のプランジャ62を駆動する。符号M
は、上記モータを示す。符号28は、レンズ繰り出し制
御用パルスとEEトリガパルス発生用の上記オートフォ
ーカスフォトインタラプタ(AFPI)を示す。符号8
3は、巻き上げ用制御用およびデート写し込み用パルス
発生用フォトインタラプタ(WPI)を示す。符号21
3は、充電電圧検知とPI信号処理を行う処理回路を示
す。符号62は、セクタ開閉用プランジャを示す。
【0058】符号84は、空送り時、フィルムが所定の
位置に移動したときオフするフィルム検知用のフィルム
スイッチを示す。符号216は、AF合焦、非合焦、ス
トロボ発光許可、セルフ等を表示するLEDを示す。
【0059】符号217は、測距装置で、メインCPU
201からの信号により測距を行いこれにより得られた
測距データをシリアルデータバスを通じてメインCPU
201に転送する。
【0060】符号218は、上記ストロボ132を含む
ストロボ装置を示し、このストロボ装置218の充電の
停止は、上記処理回路213を介してメインCPU20
1でモニター制御される。
【0061】符号219は、コマ数等を記憶する読み書
き可能な不揮発性メモリEEPROMを示す。メインC
PU201は、これらの調整データをEEPROM21
9に書き込む。
【0062】符号220は、フィルムパトローネに設け
られているDXコード等からフィルム感度を読み取る入
力を示す。
【0063】符号221は、デートCPUを示し、計時
機能とメインCPU201からのデート写し込み信号を
シリアルデータバスを通して受信し、デート写し込み用
LED222を点灯させる。符号222は、デート写し
込み用LEDを示す。
【0064】符号223は、工場での自動調整機を示
し、シリアルポートを通してカメラにデータを送るもの
である。
【0065】図14は、メインCPU201のメインプ
ログラムを表すフローチャートである。これを用いてメ
インCPU201の基本動作を以下に説明する。カメラ
に電池3が装填されると、リセット回路204が作動し
てメインCPU201の動作を開始し、該メインCPU
201のI/O,割り込みなどの初期化を行う(S10
1)。
【0066】ステップS110では、デートCPU22
1にシリアルバスを介してリセットコマンドを送信する
とともに、年・月・日・時・分データを受信している。
そして、各種スイッチ205の初期状態を入力し、所定
のRAMに格納する(S111)。次に、ステップS1
11で入力したバリア開閉スイッチBRSWの状態をテ
ストし(S112)、オフ(バリア閉)のときはステッ
プS112aに分岐してLCD206の表示をクリアし
た後、ステップS115へ行く。またオン(バリア開)
のときは、ステップS113で撮影レンズを初期位置に
駆動して撮影の準備に入る。そして、ステップS114
で、LCDにフィルムコマ数,モード,日付等を表示す
る。
【0067】次に、図15に進んで、ステップS115
以下はループ構造になっている。ステップS115は、
上記ステップS111と同様に各種スイッチ205の状
態入力を行っており、同時に前に入力した同データと比
較してオン→オフ/オフ→オンの状態変化についても判
断をする。ステップS116で、裏蓋開閉スイッチBK
SWのデータをチェックし、オン→オフしたこと、すな
わち、上記裏蓋134が開状態から閉状態に移行したこ
とが検知されると、ステップS117でフィルムの空送
り(図17参照)を実行した後、ステップS115に戻
る。一方、裏蓋開閉スイッチBKSWの変化がないとき
は、ステップS118でバリア開閉スイッチBRSWを
チェックする。
【0068】該バリア開閉スイッチBRSWがオフして
いれば、バリヤカバー131が閉じていて、カメラは使
用状態にはなっていないので、符号Cで示す分岐からス
テップS149(図16参照)に行きDCDCコンバー
タをオフし、ステップS150で表示をクリアし、ステ
ップS151で測距完了フラグ,測光完了フラグ,露出
完了フラグをそれぞれクリアし、次にバリヤカバー13
1が開いたときに備えステップS148へ行く。
【0069】一方、上記ステップS118でバリヤカバ
ー131が開いていると判断されたときには、ステップ
S119でレンズリセットフラグをチェックする。レン
ズリセットフラグが1のときはステップS120でレン
ズリセットを行う。
【0070】ステップS124は2段式のレリーズボタ
ン2が半押しされたときにオンする1stレリーズスイ
ッチ1RSWをチェックする。1stレリーズスイッチ
1RSWがオンしているときは、ステップS126で露
出完了フラグをチェックする。このフラグは露出が実行
されるとステップS129でセットされ、1stレリー
ズスイッチ1RSWがオフされているときステップS1
25でクリアされるものであり、露出が実行されると、
一度レリーズボタン2を離さなければ、再度の露出はで
きないようになっている。
【0071】この露出完了フラグが1の場合には、符号
Fで示す分岐からステップS145(図16参照)へ行
き、一方、該露出完了フラグが0の場合には、ステップ
S127で測距完了フラグをチェックする。この測距完
了フラグが1の場合には、後述するステップS130へ
行く。
【0072】また、測距完了フラグが0の場合にはステ
ップS128で測距を行う。この測距についても、測距
完了フラグを用いて、1stレリーズスイッチ1RSW
がオンしたときに、一回だけ行われるようになってい
る。そして、測距が終了するとステップS129で、測
距完了フラグを1にし、合焦、非合焦のLED216を
点灯、点滅させるLED表示を行う。
【0073】次のステップS130では、サブルーチ
ン”測光”を行う。この測光は、1stレリーズスイッ
チ1RSWのオン/オフに係わらずバリアが開いている
間は常時実行されていて、レリーズタイムラグの減少を
図っている。
【0074】露出に必要なデータがそろって、ステップ
S131では2ndレリーズスイッチ2RSW(レリー
ズボタンの2段目)をチェックする。オフであればステ
ップS115に戻って、露出スタンバイ状態でループを
まわる。オンしていれば、ステップS132でAFレン
ズの繰り出しを行い、露出,レンズリセット,巻き上げ
を実行する(S133,S134,S135)。そし
て、ステップS136で測距完了フラグを0にし、測光
完了フラグを0にし、露出完了フラグを1にして上記ス
テップS115に戻ってスイッチ入力待ちの状態にな
る。
【0075】ステップS124に戻って、1stレリー
ズスイッチ1RSWがオフしている場合は、ステップS
125で露出完了フラグをクリアして符号Bで示す分岐
から図16に示すステップS137へ行き、測距完了フ
ラグをクリアし、次の1stレリーズスイッチ1RSW
オンに準える。
【0076】ステップS138では、リワインドスイッ
チRWSWをチェックし、オンされたことを検知する
と、ステップS139でフィルム巻戻し動作を実行し
(図32参照)、符号Aで示す分岐からステップS11
5(図15参照)へ行く。また、リワインドスイッチR
WSWに変化がない場合には、上記ステップS130で
述べたのと同様の測光処理を行う。
【0077】測光終了後、ステップS145でタイマー
をチェックする。このタイマーは、メインループの実行
インターバルを決定するもので、ステップS145以下
の処理は、タイマーで設定された時間毎に実行されるも
のである。このタイマーがオーバーフローしていなけれ
ばステップS148へ行き、タイマーがオーバーフロー
していれば、ステップS146でデートCPU221と
の通信を行う。ここではメインCPU201からフィル
ム感度等の写し込みの光量や発光時間決定のためのデー
タを送信し、デートCPU221側からは年・月・日・
時・分等の表示に必要なデータを受信する。デートCP
U221より受信したデータは、前述のモードデータや
フィルムコマ数データとともにステップS147でLC
D206に表示する。
【0078】以上の一連の処理が終了すると、ステップ
S148でクロックをおとして低消費電流モードに入
る。このモードから抜けて再びステップS115より動
作を開始するのは、上記ステップS145でチェックし
たメインループタイマーがオーバーフローするか、ある
いは各種スイッチの状態が変化して割り込みが入ったと
きである。
【0079】図17,図18は、フィルム空送りのフロ
ーチャート,フィルム空送り時のタイミングチャートを
それぞれ示したものである。このフィルム空送りは、上
記図15に示したステップS116で裏蓋が閉じられた
ときにステップS117で実行されるものである。ステ
ップS201でDCDCコンバータをオンした後、ステ
ップS204でモータMの回転を開始する。
【0080】スプール40の爪にフィルムパーフォレー
ションが掛かり、フィルムFがパトローネより引き出さ
れ始めると、フィルムFの移動にともなってスプロケッ
ト80が回転し、WPI83よりパルスが出力される
(S205)。
【0081】ステップS206では、ステップS207
以下のループ内で使用する各種タイマー・カウンターを
設定する。ステップS207およびステップS214で
は、WPI83の状態変化を検出し、変化があった場合
にはステップS208に進む。ステップS208ではフ
ィルムスイッチ84の状態をモニターし、フィルムスイ
ッチ84がオフしている場合には、ステップS209で
WPIエッジカウンターをクリアする。このフィルムス
イッチ84は、上述のようにフィルムFが所定の位置ま
で進行したときにオフするスイッチで、このフィルムス
イッチ84がオフした位置を基準にして、以後のコマ送
りや写し込みが行われるものである。
【0082】WPIエッジカウンターがクリアされる
と、WPI83のパルスが入る毎にステップS210で
カウンターが加算され、101エッジ目でモータMをオ
フし(S211,S212)、102エッジ目でブレー
キをかけて停止させる(S213,S218)。
【0083】一方、上記ステップS207およびステッ
プS214でWPIエッジが検知されない場合は、ステ
ップS215でローディングタイマーをモニターする。
このローディングタイマーがオーバーフローしていない
場合にはステップS207に戻り、また、所定時間が経
過してもWPI83のパルスが入力してこない場合に
は、すなわちフィルムが送られていないということにな
るので、タイマーがオーバーフローしたところでローデ
ィング失敗フラグをセットする(S215,S21
6)。このフラグをもって空送り失敗表示等を行う。
【0084】そしてステップS217でモータMをオフ
し、ステップS218でモータMにブレーキをかけ、ス
テップS219でブレーキ時間を計測する。次に、ステ
ップS220でWPIをオフし,ステップS221でモ
ータMをオフし、終了する。
【0085】図19は、フィルムの1コマ送りを説明す
るフローチャートである。ステップS303では、メイ
ンCPU201よりデートCPU221に写し込み準備
コマンドを送信する。するとデートCPU221は、所
定時間内写し込みのトリガー信号を待機するモードとな
り、トリガー信号一つにつき一文字ずつ写し込みを行う
ようになる。
【0086】ステップS304でモータMを図中、正転
方向に回転開始させるとともに、ステップS305でW
PI83のLEDを点灯させる。そして、ステップS3
06では、ステップS307以下のプログラムループ内
で使用する各種タイマー,カウンターの初期化を行って
いる。
【0087】ステップS307,ステップS317はW
PIの状態をモニターし、信号に変化があった場合(す
なわちステップS307では透過(0)→遮光(1)、ステッ
プS317では遮光(1)→透過(0))にそれぞれの処理を
行うべく分岐する。上記ステップS307において、W
PI出力のオン(0)→オフ(1)エッジを検出すると、ステ
ップS308でオン→オフエッジカウンターを+1し、
このカウンターの値が12となったとき、モータMへの
通電をオフする(S309,S310)。すなわち、1
2回目のオン→オフエッジ以後は、慣性で巻き上げが行
われることになる。
【0088】次にステップS311では日付け写し込み
終了フラグをチェックし、まだ終了していないと判断さ
れると、ステップS312でデートCPU221に対し
1文字写し込みトリガー信号が出力される。そして、ス
テップS313で写し込みカウンターを+1して、6文
字写し込みが終了した時点で、デート写し込み終了フラ
グをセットし(S314,S315)、それ以後の写し
込みトリガーの出力を禁止する。
【0089】また、上記ステップS317でオフ→オン
エッジが検出されたときは、ステップS318でオフ→
オンエッジカウンターを+1し、ステップS319でオ
フ→オンエッジが12回目であると判断されれば、ステ
ップS320でモータブレーキをかけ、ステップS32
1でブレーキ時間を計測し、ステップS322でWPI
83をオフし、ステップS323でモータをオフして終
了する。一方、オフ→オンエッジが12個になるまで
は、オン→オフのときと全く同様にデートの写し込み処
理を行う。
【0090】このようにして、オフ→オンエッジ,オン
→オフエッジに同期して、全6文字のデート写し込みが
行われる。またエッジが検出されたときは、ステップS
316でフィルムエンドタイマーの更新がなされる。フ
ィルムエンドタイマーは、オン→オフ,オフ→オンエッ
ジとも検出されなかったときに、ステップS326でチ
ェックしてタイマーオーバーフローで巻戻しシーケンス
に移行する。
【0091】以上のフィルム1コマ送りの動作をタイミ
ングチャートに表したものが図20である。モータMを
回転させると、スプール40がフィルムFを巻き上げ
る。該フィルムFが進行すると、これに従って動くスプ
ロケット80が回転し、これに連動したギヤー82の切
欠部がWPI83のスリットを通過する毎にパルスが出
力されるが、フィルム1コマは12パルスになってお
り、この12パルス目でモータMに制動をかけている。
日付の写し込みは、巻き上げ開始から最初の3パルスの
エッジに同期して行っている。
【0092】フィルムエンドでは、スプロケット80が
回転しなくなり、WPI83のパルスが発生しなくなる
ので、所定時間(フィルムエンドタイマーで計時)経過
してもエッジが検出できないときは、フィルム巻戻しに
移行する。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成でカメラ本体を大型化することのないカメラの
データ写し込み装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラのデータ写し込み装
置が適用されるカメラのクラッチ機構を示す拡大斜視
図。
【図2】上記図1に示すカメラの概略構成を示す配置
図。
【図3】上記図1に示すカメラのギヤー機構の一部を示
す斜視図。
【図4】上記カメラにおけるシャッタ機構本体を背面側
からみた斜視図。
【図5】上記カメラにおけるフィルムとフィルムスイッ
チおよびWPIとの関係を示す斜視図。
【図6】本発明の一実施例であるカメラのデータ写し込
み装置およびその周辺部を示した斜視図。
【図7】上記実施例のカメラのデータ写し込み装置にお
けるDホルダおよびその周辺部の、(A)ノーマル状態
を示す側面図,(B)パノラマ状態を示す側面図。
【図8】上記実施例のカメラのデータ写し込み装置にお
けるパノラマ切換機構の、(A)ノーマル状態を示す側
面図,(B)パノラマ状態を示す側面図。
【図9】上記図6に示したカメラ本体を、光軸前方の他
方向側からみた斜視図。
【図10】上記カメラにおけるAFカムとRWストッパ
出入用カムとAFPIの出力パルスの関係を示すタイム
チャート。
【図11】上記カメラにおいて、フィルムをオートロー
ドした際の各出力を示すタイムチャート。
【図12】上記カメラにおいて、1コマ撮影時の各出力
を示すタイムチャート。
【図13】上記カメラの各電気部分を示すブロック図。
【図14】上記カメラのメインCPUのメインプログラ
ムの一部を示すフローチャート。
【図15】上記メインCPUのメインプログラムの他の
一部を示すフローチャート。
【図16】上記メインCPUのメインプログラムのさら
に他の一部を示すフローチャート。
【図17】サブルーチン“空送り”を示すフローチャー
ト。
【図18】上記サブルーチン“空送り”を示すタイムチ
ャート。
【図19】サブルーチン“1コマ送り”を示すフローチ
ャート。
【図20】上記サブルーチン“1コマ送り”を示すタイ
ムチャート。
【符号の説明】
11…カメラ本体 90…Dホルダ 91…プリズム 92…トグルばね 93…LED 23a…太陽ギヤー(太陽歯車) 24…遊星ギヤー(遊星歯車) 25…ギヤーアーム(連結腕) 27…RWストッパ(ストッパ) 30…AFギヤー(合焦用歯車,被駆動歯車) 40a…ギヤー部(被駆動歯車) 50…ギヤー(被駆動歯車) M…モータ(駆動源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−197915(JP,A) 特開 平5−150334(JP,A) 特開 平6−282005(JP,A) 実開 平4−137336(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03B 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状撮影開口の外方に退避して第1の
    画面サイズを規定する第1の位置と、上記矩形状撮影開
    口を形成する2組の対向する両辺のうち一方の組の両辺
    を一部覆うように進入して第2の画面サイズを規定する
    第2の位置とに移動可能に支持された画面遮光マスク
    、 フィルム面上に写し込む光学的なデータを生成するデー
    タ生成と、 このデータ生成が生成したデータ光を、フィルム面上
    に結像させる光学素子と、 上記データ生成部および上記光学素子を保持すると共
    に、上記画面遮光マスクと係合するカム部を有してい
    、カメラの撮影光軸に対して略垂直な方向で、且つ上
    記矩形状撮影開口を形成する2組の対向する両辺のうち
    他方の組の両辺に沿う方向に摺動可能に配設されたホル
    ダ部材と操作に応答して上記ホルダ部材が摺動されることによ
    り、上記画面遮光マスクを駆動すると共に 、該フィルム
    面上のデータ写し込み位置を変更するデータ写し込み位
    置変更手段と、 を具備したことを特徴とするカメラのデータ写し込み装
    置。
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