JPH1195298A - 画面サイズ切替可能なカメラ - Google Patents

画面サイズ切替可能なカメラ

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JPH1195298A
JPH1195298A JP25886097A JP25886097A JPH1195298A JP H1195298 A JPH1195298 A JP H1195298A JP 25886097 A JP25886097 A JP 25886097A JP 25886097 A JP25886097 A JP 25886097A JP H1195298 A JPH1195298 A JP H1195298A
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JP
Japan
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film
frame
size
camera
panorama
Prior art date
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Application number
JP25886097A
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English (en)
Inventor
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標準サイズ、パノラマサイズが混在するロール
フイルムをフイルムカットする際に、標準サイズの6コ
マ単位の長さ又はその近傍の長さでカットすることがで
き、かつ無駄な空き領域を設けずにフイルムの有効利用
を可能にする。 【解決手段】このカメラは、画面サイズを設定する手段
により、ロールフイルム上に露光する撮影コマの画面サ
イズを、標準サイズと該標準サイズをフイルム進行方向
に約2倍に伸長したパノラマサイズとに切り替えること
ができるようになっている。撮影後のコマ送りしたフイ
ルム長さを、標準サイズの1コマの長さを1とし、前記
パノラマサイズの1コマの長さを2としてコマ送りした
フイルム長さを求める。そして、コマ送りしたフイルム
長さLが、L=6n−1(n=1,2…)で、次にパノ
ラマサイズが設定されている場合には、標準サイズの1
コマ分だけ空送りした後、パノラマサイズの設定を行
う。また、節約モードが設定され、前記空送りした未露
光コマがあり、かつ標準サイズが設定されると、前記未
露光コマの位置に標準サイズの撮影を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画面サイズ切替可能
なカメラに係り、特に標準サイズと該標準サイズをフイ
ルム進行方向に約2倍に伸長したパノラマサイズとに切
替自在な画面サイズ切替可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、35mmロールフイルム上に露光
する撮影コマの画面サイズを、標準サイズ(36mm×
24mm)と、該標準サイズをフイルム進行方向に約2
倍に伸長したパノラマサイズ(65mm×24mm)と
に切替が可能なカメラが提案されている(特開平8−1
06123号公報)。。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記カメラによって撮
影された1ロールのフイルム上には、標準サイズとパノ
ラマサイズとが混在することになるが、一般に35mm
ロールフイルムは、現像処理後に標準サイズの6コマ単
位でフイルムカットされ、保存用のネガカバーに入れて
返却される。また、ユーザーは、上記6コマ単位のフイ
ルムを、必要に応じてネガ用アルバム(例えば、A4サ
イズで、6コマが入るポケットが1ページに6段付いて
いるアルバム)に収納して保存する場合がある。
【0004】しかしながら、標準サイズとパノラマサイ
ズとが混在すると、標準サイズの6コマ単位でフイルム
カットすることができない。例えば、標準サイズで5コ
マ撮影した後、続けてパノラマサイズで撮影すると、6
コマ単位でカットされるフイルムが長くなり、ネガカバ
ーやネガ用アルバムのポケットからはみ出てしまい、一
方、標準サイズの5コマ分の長さでフイルムカットする
と、フイルムが短くなりすぎるという問題がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、標準サイズ、パノラマサイズが混在するロール
フイルムをフイルムカットする際に、標準サイズの6コ
マ単位の長さ又はその近傍の長さでカットすることがで
きるとともに、フイルム中に無駄な空き領域を設けずに
有効利用を図ることもできる画面サイズ切替可能なカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
る為に、フイルム上に露光する撮影コマの画面サイズ
を、標準サイズと該標準サイズをフイルム進行方向に約
2倍に伸長したパノラマサイズとに切替自在なカメラに
おいて、フイルムがカメラに装填されたのち1コマ目の
撮影開始前に通常モード又は節約モードの設定が可能な
モード設定手段と、撮影画面のサイズを前記標準サイズ
又はパノラマサイズに設定する画面サイズ設定手段と、
前記標準サイズの1コマの長さを1とし、前記パノラマ
サイズの1コマの長さを2としてコマ送りしたフイルム
長さを求める手段と、前記コマ送りしたフイルム長さL
が、L=6n−1(n=1,2…)で、次の撮影画面の
サイズとしてパノラマサイズが設定されている場合に
は、標準サイズの1コマ分だけ空送りした後、パノラマ
サイズの設定を行う制御手段であって、前記モード設定
手段によって節約モードが設定され、前記空送りした未
露光コマがあり、かつ撮影画面のサイズとして標準サイ
ズが設定されると、前記未露光コマの位置に標準サイズ
の撮影を行わせる制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】本発明によれば、前記制御手段は、コマ送
りしたフイルム長さLが、L=6n−1で、次の撮影画
面のサイズとしてパノラマサイズが設定されている場合
には、標準サイズの1コマ分だけ空送りした後、パノラ
マサイズの設定を行うようにしている。これにより、標
準サイズとパノラマサイズとが混在するロールフイルム
をフイルムカットする際に、標準サイズの6コマ単位の
長さ又はその近傍の長さでカットすることができるよう
になる。
【0008】また、上記のようにして標準サイズの1コ
マ分だけ空送りすると、その分だけフイルムに無駄が生
じる。そこで、その無駄をなくすための節約モードが設
定されている場合には、前記制御手段は、その後、撮影
画面のサイズとして標準サイズが設定されると、空送り
した未露光コマの位置に標準サイズの撮影を行わせるよ
うにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る画面サイズ切替可能なカメラの好ましい実施の形態に
ついて詳説する。尚、本実施の形態では、35mmロー
ルフイルムを使用するカメラを例に説明する。図1は、
本発明を用いたカメラの正面外観図である。カメラ1本
体の前面略中央部には撮影レンズ2が着脱自在に装着さ
れ、レンズ交換によって撮影レンズ2の焦点距離を変更
することができる。レンズマウントには、例えば、バヨ
ネットマウントが採用され、着脱ボタン4を押しながら
レンズ鏡胴6を回すとレンズをカメラ1本体から取り外
すことができるようになっている。
【0010】このカメラ1には、焦点距離90mmの撮
影レンズと焦点距離45mmの撮影レンズの2種類のレ
ンズを装着することができる。尚、焦点距離はこれらに
限定されない。また、カメラ1の前面にはファインダー
対物窓8、採光窓10、及び距離計窓12が設けられ、
距離計窓12の左側にはISOダイヤル14が回動自在
に配設されている。尚、同図中、符号16はセルフラン
プ、符号17はフラッシュのシンクロコードを差し込む
シンクロターミナルである。
【0011】図2は、カメラ1の上面外観図である。レ
ンズ鏡胴6の周面には、絞りリング18、距離リング2
0が回動自在に設けられ、絞りリング18の回動操作に
よって絞り調節を行い、距離リング20の回動操作によ
ってピント調整を行うことができる。カメラ1の上面に
は、レリーズボタン22、メインダイヤル24、シャッ
ター速度設定ダイヤル26、フイルムカウンター(残量
表示部)28、ホットシュー30が設けられている。
【0012】メインダイヤル24は、モード選択ダイヤ
ル兼メインスイッチであり、「OFF」の位置から該ダ
イヤルを回動操作することでメインスイッチがオンする
とともに、撮影モードをシングルモード(S)、連写モ
ード(C)、連写スローモード(CS)、セルフモード
に設定することができる。また、このメインダイヤル2
4は露出補正ダイヤル(フラコンダイヤル)を兼ねてお
り、中央のボタン24aを押しながら該ダイヤルを回す
と、0.5のステップで±2EVの露出補正を設定でき
る。
【0013】このカメラ1は絞り優先の自動露出制御機
能を備えており、シャッター速度設定ダイヤル26を
「オート」に設定しておくと、TTL測光に基づいてシ
ャッター速度を自動的に制御するようになっている。
尚、シャッター速度設定ダイヤル26の中央のボタン2
6aは設定ロック/解除ボタンである。フイルムカウン
ター28には液晶表示器が用いられ、フイルムの残り撮
影可能枚数を表示するようになっている。残量の検出方
法としては、例えば、プリワインド時にパーフォレーシ
ョンの総数nを検出し、1コマ給送毎に(この場合、1
コマ巻戻し毎に)パーフォレーション数を計数し、残り
のパーフォレーション数を1コマ当たり必要なパーフォ
レーション数で除算することでフイルム残数を把握でき
る。
【0014】具体的には、フイルムパトローネの装填直
後に予備巻き上げを行い、パーフォレーションの総数を
検出してフイルムの長さを検出する。そして、レリーズ
動作によりフイルムの露光が行われる毎に、当該撮影コ
マの画面サイズに対応するフイルム給送量(標準サイズ
の場合は8パーフォレーション、パノラマサイズの場合
は14パーフォレーション)でフイルムをパトローネ内
に巻き戻し、撮影可能なフイルムの全長(総パーフォレ
ーション数)から上記フイルム給送量分(8又は14パ
ーフォレーション)を減算し、フイルムの残り長さを算
出する。
【0015】このフイルム残り長さを1コマ分のフイル
ム給送量(8又は14パーフォレーション)で除算し、
各画面サイズでの撮影可能枚数を求める。こうして得ら
れた撮影可能枚数がフイルムカウンター28に表示され
る。また、パノラマサイズでの撮影可能枚数を表示する
場合には、パノラマサイズ相当の残量表示であることを
明示する為に表示される数字の左上に「P」なる文字を
同時に表示する。
【0016】尚、フイルムカウンター28には、次に撮
影される画面サイズによる撮影可能枚数のみを表示する
ようにしてもよいし、撮影者が表示切替ボタン(不図
示)を操作して選択した画面サイズでの撮影可能枚数を
表示するようにしてもよい。図3は、カメラ1の背面側
の外観図である。カメラ1の背面には、ファインダー接
眼部32、画面切替つまみ34及び液晶表示部36が設
けられている。尚、符号38はフイルム確認窓である。
【0017】画面切替つまみ34は、標準(ノーマル)
サイズとパノラマサイズの2種のプリントアスペクト比
に対応して画面パターンを切り換えるための操作部材で
ある。画面切替つまみ34は、軸34aを中心に回動自
在であり、標準(N)、パノラマ(P)の各画面サイズ
に対応する2か所の停止位置のうち、何れか1つの位置
に選択的に設定される。
【0018】液晶表示部36には、日付、バッテリー残
量、設定されたモード等を示す情報が表示される。尚、
液晶表示部36の下方には、オートブラケットモード選
択スイッチ(AEBSW)40、ELスイッチ(ELS
W)41、及び途中巻戻しスイッチ(MUSW)42が
設けられている。オートブラケットモード選択スイッチ
40は、適正、アンダー、オーバ、と露出を変えて連続
して3枚の撮影を行う撮影モードに設定するためのボタ
ンである。また、ELボタン41は液晶表示部36のバ
ックライトの点灯/消灯を操作するスイッチである。
【0019】カメラ1の裏蓋44は、図3中右側部の図
示せぬヒンジを介して開閉可能であり、カメラ側面の蓋
開放レバー(不図示)を操作すると裏蓋44のロックが
解除され、フイルムを装填、交換できるようになってい
る。当該カメラ1に用いられるフイルムは、例えば、周
知の35mmフイルムであり、カメラ1のパトローネ室
内には、パトローネの壁面に形成されたカメラ自動感知
コード(DXコード)を検知するための検知ピン(不図
示)が設けられている。ISOダイヤル14が「DX」
にセットされている場合には、前記検知ピンを介して自
動感知したDXコードに基づいてISO感度情報が読み
込まれるようになっている。
【0020】また、図には示されていないが、カメラ1
の底面にはバッテリーカバーが開閉自在に設けられ、該
バッテリーカバーを開けることによって電源用の電池を
装填、交換できるようになっている。図4は、図1に示
したカメラに組み込まれたファインダーの光学系の構成
を示す平面図である。このカメラ1は距離計連動式カメ
ラであり、採光窓式ブライトフレームファインダーが採
用されている。
【0021】カメラ1のファインダー部は、測距用ミラ
ー46、測距用ダハプリズム48、測距用対物レンズ5
0、採光ミラー52、採光用プリズム54、レチクル群
56、ターゲットレンズ群58、凸の対物レンズ60、
プリズム62、f=45mm用接眼レンズ群64(第1
の接眼レンズに相当)、f=90mm用接眼レンズ群6
6(第2の接眼レンズに相当)等の光学系から成る。前
記プリズム62には半透過コート(ハーフコート)62
aが施されている。
【0022】距離計の連動機構については、図示されて
いないが、周知の如くレンズ鏡胴6の後端部に距離リン
グ20の回動操作に応じて光軸方向に進退するリングが
設けられるとともに、カメラ側に前記リングに当接する
ローラを有したレバーが設けられ、前記リングの進退動
作に連動して前記レバーが光軸の前後方向に揺動するよ
うになっている。
【0023】そして、このレバーの動きによって測距用
対物レンズ50を光軸と直交する方向(図4中上下方
向)に移動させて距離計像を移動させるとともに、レチ
クル群56の移動枠を斜め移動させてパララックス補正
をしている。レチクル群56の構成については後述する
(図7)。このように、レンズ鏡胴6の距離リング20
を回動操作することにより、撮影レンズ2がヘリコイド
により光軸方向に前後移動するとともに、測距用対物レ
ンズ50が移動し、ファインダー接眼部32を通して観
察されるファインダーのスプリットイメージの上下像の
合致具合が変化する。そして、上下像が合致した位置
(距離計像とファインダー像とが一致した位置)で撮影
レンズ2が合焦位置に設定されることになる。
【0024】2つの接眼レンズ群64、66は、それぞ
れレンズ枠68、70に保持されており、両レンズ枠6
8、70は互いに連結ピン72を介して回動自在に連結
されている。レンズ枠68、70の連結部分にはバネ7
4が設けられ、該バネ74の力によってレンズ枠68は
連結ピン72を中心に図4中時計回り方向に付勢され、
レンズ枠70は連結ピン72を中心に反時計回り方向に
付勢される。
【0025】また、各レンズ枠68、70の上部にはそ
れぞれボス68a、70aが突設されており、各ボス6
8a、70aは、接眼レンズ群64、66の上方に配設
されたプレート78のカイド溝78a、78bにそれぞ
れ挿入される(図5参照。両接眼レンズ群64、66は
前記ボス68a、70aとガイド溝78a、78bとで
構成するガイドに規制されて移動可能になっている。
【0026】接眼レンズ群64、66をスライドさせる
機構について詳しくは後述するが、f=45mmの撮影
レンズ2が取付けられた場合には、図4中実線で示した
ように、45mm用接眼レンズ群64がプリズム62と
接眼窓76の間に配置され、90mm用の接眼レンズ群
66は45mm用接眼レンズ群64の左横、ターゲット
レンズ群58の後方のスペースに退避する。尚、同図で
は、90mm用の接眼レンズ群66はターゲットレンズ
群58の後方のスペースに退避する場合が示されている
が、90mm用の接眼レンズ群66の退避位置は、これ
に限らず、採光窓10からプリズム62の半透過コート
(ハーフコート)62aに至る採光光学系の後方のスペ
ースであればよい。
【0027】他方、f=90mmの撮影レンズ2が取付
けられた場合には、90mm用接眼レンズ群66がプリ
ズム62と接眼窓76の間(ファインダー光軸上)に進
出し、45mm用接眼レンズ群64は図4中二点鎖線で
示したように連結ピン72を中心に時計回り方向に回動
して折り曲げ状態でカメラ1の側部に退避する。次に、
接眼レンズ群の切替機構について説明する。
【0028】図5は、接眼レンズ群の切替機構の平面図
である。図4で説明したプリズム62及び接眼レンズ群
64、66の上方を覆うように平板状のプレート78が
配設され、該プレート78には、接眼レンズ群64、6
6の移動を案内するガイド溝78a、78bが形成され
る。ガイド溝78aは略L字状に形成され、このガイド
溝78aに45mm用接眼レンズ群64のレンズ枠68
のボス68aが係合している。他方、ガイド溝78bは
直線状に形成され、このガイド溝78bに90mm用接
眼レンズ群66のレンズ枠70のボス70aが係合して
いる。
【0029】プレート78には、主として4つの連結部
材が支持されている。第1連結部材80はプレート80
の軸78cに回動自在に支持されている。第1連結部材
80は1つのアーム部80aと2つの連結ピン80b、
80cを有し、アーム部80aの長穴80dにはレンズ
枠68のボス68aが係合している。また、第1連結部
材80にはバネ掛けピン80eが形成されており、この
バネ掛けピン80eにバネ82の一端が掛けられてい
る。該バネ82の他方の端部はプレート78に形成され
たバネ掛けピン78dに掛けられている。第1連結部材
80が図5中実線で示す位置(45mm位置)にあると
き、前記バネ82は第1連結部材80を反時計回り方向
に付勢して連結ピン72をガイド溝78aの左端に押し
付け、45mm用接眼レンズ群64を観察位置に位置決
めする。
【0030】また、第1連結部材80が図5中二点鎖線
で示す位置(90mm位置)に回動すると、前記バネ8
2は第1連結部材80を時計回り方向に付勢して90m
m用接眼レンズ群66のボス70aをガイド溝78bの
右端に押し付け、90mm用接眼レンズ群66を観察位
置に位置決めする。第2連結部材84は略L字形状に形
成され、プレート78の軸78eに回動自在に支持され
る。この第2連結部材84は先端部がコの字状に形成さ
れ、該先端部が前記第1連結部材80の連結ピン80d
と係合される。また、第2連結部材84は後述する第6
連結部材94の先端部94aと係合されており、第6連
結部材94に連動して、軸78eを中心に回動するよう
になっている。
【0031】第3連結部材86はプレート78に形成さ
れた軸78fに回動自在に支持され、軸78fを支点と
する長短2つの腕部を有している。その長い方の腕部に
形成された長穴86aには第1連結部材80の連結ピン
80cが係合され、短い方の腕部に形成された穴86b
には、第4連結部材88の連結ピン88aが係合してい
る。
【0032】第4連結部材88は、長穴88b、88c
を有し、これら長穴88b、88cにプレート78の連
結ピン78g、78hがそれぞれ挿入される。第4連結
部材88は、前記長穴88b、88cと連結ピン78
g、78hにガイドされて図中上下方向にスライド可能
であり、第3連結部材86の回動に連動して第4連結部
材88が上下移動するようになっている。
【0033】また、この第4連結部材88の中央側部に
はレバー部88dが形成されており、このレバー部88
dが後述するレチクル群56の45mm/90mm切替
枠110と係合し、レンズ交換に応じて45mm/90
mm切替枠110をスライドさせる。図6は、接眼レン
ズ群の切替機構の正面側の要部構成図である。同図に示
すように撮影レンズ2を装着するマウントの右側部に
は、上下方向に移動可能な第5連結部材91と、該第5
連結部材91とピン92を介して回動自在に連結された
第6連結部材94とが設けられている。
【0034】第5連結部材91は上下方向に長い長穴9
1a、91bを有し、これらの長穴91a、91bにカ
メラ本体のピン96、97がそれぞれ挿入される。そし
て、前記長穴91a、91bとピン96、97から成る
ガイドに沿って第5連結部材91は図5中上下方向に移
動可能となっている。この第5連結部材91の下端部に
はフック91cが形成され、該フック91cと前記ピン
96との間に引張バネ98が渡されている。この引張バ
ネ98のバネ力によって第5連結部材91は図中上方に
向けて付勢される。
【0035】また、前記第5連結部材91の中央左側部
には突起片91dが形成されている。一方、f=90m
mの撮影レンズ2の鏡胴の後端部周面には前記突起片9
1dに係合する爪99が形成されている。尚、同図では
レンズ鏡胴6は省略され、爪99のみが示されている。
カメラ1のマウントにf=90mmの撮影レンズ2の鏡
胴が着座され、右ネジ方向に締め込まれると、前記爪9
9が第5連結部材91の突起片91dを押し下げ、第5
連結部材91は、図6中二点鎖線で示すように下方に移
動する。
【0036】他方、f=45mmの撮影レンズの鏡胴に
は、前述のような爪99が形成されておらず、カメラ1
のマウントにf=45mmのレンズ鏡胴を取り付けた場
合には、図6中実線で示したように第5連結部材91は
上方に移動する。この第5連結部材91にピン92を介
して連結される第6連結部材94は、カメラ本体の軸1
00に回動自在に支持されており、前記第5連結部材9
1の上下方向の移動に連動して前記軸100を中心に揺
動する。第6連結部材94の先端部94aはカメラ後方
に向かって略90度折り曲げられ、この折り曲げ形成さ
れた先端部94aが図5で示した第2連結部材84と係
合している。
【0037】次に、レチクル群の構成について説明す
る。図7は、図4に示したレチクル群56の構成を示す
図である。レチクル群56は、同図中下から順に、保持
枠102、移動枠104、レチクル板106、標準/パ
ノラマ切替枠(以下、NP切替枠という。)108、4
5mm/90mm切替枠110、及び押さえ枠112か
ら成る。
【0038】保持枠102は、移動枠104やレチクル
板106等を保持する部材であり、カメラ1本体に固定
される。移動枠104は撮影レンズ2の前後移動に応じ
て自動パララックス補正の動きをする部材であり、保持
枠102に形成された長穴102a、102bとピン1
14、115とで構成するガイドによって斜め方向(画
面の対角方向)に移動可能に案内されている。
【0039】この移動枠104は、バネ118によって
図7中右斜め上方向に付勢されるとともに、移動枠10
4の左下隅部は、撮影レンズ2の繰り出しに連動して水
平移動するレバー120と係合しており、前記レバー1
20の移動に連動して前記ピン114、115と長穴1
02a、102bから成るガイドに規制されて図7中斜
め方向に移動する。
【0040】レチクル板106には、f=45mmの撮
影レンズ用の枠を規定する光像枠、f=90mmの撮影
レンズ用の枠を規定する光像枠、標準サイズ用の枠を規
定する光像枠及びパノラマサイズ用の枠を規定する光像
枠が形成されており、このレチクル板106は、ピン1
22、123によって前記移動枠104に固定されてい
る。
【0041】NP切替枠108は、長穴108a、10
8bとピン125、126とから成るガイドによって図
中左上がりの斜め方向に案内されるとともに、長穴10
8cに係合されるピン128の上下方向の動きによりレ
チクル遮蔽の切り替えをする。尚、ピン128の駆動機
構については後述する(図8)。45mm/90mm切
替枠110は、長穴110a、110bとピン125、
126とで構成するガイドによって案内されるととも
に、図5で説明した第4連結部材88のレバー部88d
と係合される。そして、第4連結部材88のレバー部8
8dの動き(図7中左右方向の動作)によってレチクル
遮蔽の切り替えをする。
【0042】押え枠112は、レチクル板106、NP
切替枠108、及び45mm/90mm切替枠110の
3枚の部材を移動枠104との間に挟み込んで固定する
ものであり、ピン125、126によって移動枠104
に取付けられる。尚、押さえ板112の略中央にはスプ
リットイメージを観察する測距窓112aが形成されて
いる。
【0043】かかる構成により、カメラ1のレンズマウ
ントに装着された撮影レンズ2の種別に応じて45mm
/90mm切替枠110が移動するとともに、標準/パ
ノラマの画面サイズ切り替えに応じてNP切替枠108
が移動して撮影条件に合致した光像枠だけが見えるよう
になっている。また、レンズ鏡胴6の距離リング20の
操作に連動して移動枠104が移動し、パララックス補
正が行われる。
【0044】続いて、標準/パノラマの画面サイズの切
替手段について説明する。図8は、画面切替つまみ34
周辺のカメラ1内部構成を示す図である。図中符号13
0は画面切替つまみ34の軸34aに固設された回動部
材である。回動部材130の下側には第1の標準/パノ
ラマ連結レバー(以下、第1NP連結レバーという。)
132が長穴132aとピン134にガイドされて水平
方向(図中左右方向)にスライド自在に設けられてい
る。
【0045】第1NP連結レバー132は連結ピン13
6を介して前記回動部材130と連結されており、画面
切替つまみ34の回動操作によって回動部材130が軸
34aを中心に回動することによって、第1NP連結レ
バー132が図中左右方向に移動する。第1NP連結レ
バー132の底面部に形成された爪132bは後述する
アパーチュア切替機構の第2の標準/パノラマ連結レバ
ー(以下、第2NP連結レバーという。)180に係合
しており、画面切替つまみ34の操作力をアパーチュア
切替機構の駆動力として伝達するようになっている。
【0046】前記回動部材130の右側に図7で説明し
た保持枠102に保持されたレチクル群56が配置さ
れ、レチクル群56の右側にレチクル駆動機構140が
設けられている。レチクル駆動機構140は、主とし
て、支柱142、昇降部材144、ピン128等から構
成される。支柱144の上下両端部は保持枠102に支
持され、該支柱142に昇降部材144が上下方向に移
動自在に支持されている。この昇降部材144の上部は
前記ピン128が固設されており、該ピン128は保持
枠102の穴102cを介してレチクル群56のNP切
替枠108の長穴108cに係合している(図7参
照)。
【0047】また、この昇降部材144はバネ146に
よって図8中下方に付勢されるとともに、昇降部材14
4の下端部にはピン148がねじ込まれており、昇降部
材144の底部にピン148の先端が突出した状態にな
っている。前記ピン148の先端は前記バネ146の力
によって第1NP連結レバー132の右端部に当接して
おり、第1NP連結レバー132のスライドに伴い、該
第1NP連結レバー132の斜面部132cの作用によ
って昇降部材144が上下動するようになっている。
尚、ピン148の先端部は半球状に形成され、第1NP
連結レバー132の斜面部132c及び平坦部132d
との滑り摩擦の低減が図られている。
【0048】かかる構成によって、図8中実線で示した
パノラマ設定では、ピン148の先端が第1NP連結レ
バー132の平坦部132dに乗り上げ、昇降部材14
4は上方に位置する。一方、画面切替つまみ34を図8
中時計回転方向に回動操作して、標準サイズに設定する
と、図中二点鎖線で示したように、第1NP連結レバー
132が左方向にスライドし、昇降部材144の底部の
ピン148は斜面部132cに沿って下降する。こうし
て、昇降部材144が下方に移動し、該昇降部材144
に固設されたピン128が下方向に駆動される。
【0049】このように、画面切替つまみ34の回動位
置に応じて昇降部材144が上下移動し、該昇降部材1
44に固設したピン128が上下駆動される。このピン
128の駆動力によってレチクル群56のNP切替枠1
08が移動する。更に、第1NP連結レバー132の左
上部には金属接片板150がビス152を介して固定さ
れている。この金属接片板150は、板バネの如く折り
曲げ成形されており、その弾性力によって金属接片板1
50の先端部は電気回路基板154に向けて付勢されて
いる。
【0050】従って、画面切替つまみ34の回動操作に
連動して第1NP連結レバー132が図中左右方向にス
ライドすると、電気回路基板154に接触する金属接片
板150の接続点が切り替わり、標準/パノラマの画面
サイズの設定を電気的に検出することができる。次に、
アパーチュア切替機構について説明する。
【0051】図9はアパーチュア切替機構の構成を示す
図である。撮影レンズ2の後方には、パノラマサイズの
コマを露光する為の開口窓160を有したアパーチュア
枠162が配置され、このアパーチュア枠162の左側
に図示せぬパトローネ室、右側にスプール室とがそれぞ
れ設けられる。尚、前記開口窓16は、例えば65mm
×24mmの横長の長方形状に形成される。
【0052】前記撮影レンズ2とアパーチュア枠162
との間に図示せぬフォーカルプレーンシャッターがアパ
ーチュア枠162に密着するように近接して設けられて
いる。このフォーカルプレーンシャッターは、シャッタ
ー幕が画面の上下方向に走行するスクエア型シャッター
であり、シャッター幕の前面(撮影レンズ側の面)には
フイルム膜面と同様の反射率をもつような表面処理が施
されている。
【0053】前記アパーチュア枠162の左側部には、
開口窓160に対して進退自在な第1遮光枠164が設
けられ、アパーチュア枠162の右側部には、開口窓1
60に対して進退自在な第2遮光枠166、及び第3遮
光枠168が設けられている。第1遮光枠164は長穴
164a、164bを有し、これら長穴164a、16
4bとアパーチュア枠162に突設されたピン170、
171にガイドされて、図中左右方向にスライド可能と
なっている。
【0054】同様に、第2遮光枠166はピン173、
174と長穴166a、166bにガイドされ左右方向
にスライドに支持され、第3遮光枠168はピン17
6、177と長穴168a、168bにガイドされ左右
方向にスライド自在に支持される。アパーチュア枠16
2の上部には、第2NP連結レバー180がピン18
2、183と長穴180a、180bにガイドされ、図
中左右方向にスライド自在に支持される。この第2NP
連結レバー180は図8で説明した第1NP連結レバー
132と爪132bを介して連結されており、第1NP
連結レバー132の移動に連動して左右方向に移動す
る。
【0055】また、第2NP連結レバー180にはクリ
ック穴180cが形成されており、第2NP連結レバー
180のスライド移動によってクリックボールがクリッ
ク穴180cに嵌入して第2NP連結レバー180のガ
タツキを抑制するようになっている。第2NP連結レバ
ー180と第1遮光枠164とは第1枠レバー186に
よって連結されている。第1枠レバー186は、軸18
7に回動自在に支持されており、第1枠レバー186の
上部先端は第2NP連結レバー180のピン180dと
係合され、下端は第1遮光枠164のピン164cと係
合される。
【0056】前記第1枠レバー186の上部先端にはフ
ック186aが形成され、このフックとアパーチュア枠
162のピン162aの間に引張バネ188が渡されて
いる。この引張バネ188は、第1枠レバー186を図
中反時計回転方向に付勢しており、第1遮光枠164は
開口窓160の内側に進出させる方向(標準サイズの枠
位置方向)に力が加えられている。
【0057】第2NP連結レバー180の右端は略90
度下方に延出した腕部180dが設けられ、該腕部18
0dは連結ピン190を介して第2枠レバー192と連
結されている。第2枠レバー192は、アパーチュア枠
162の右上隅部に設けられた軸162bに回動自在に
支持されるとともに、連結ピン194を介して第3遮光
枠168と連結されている。
【0058】また、第2枠レバー192の先端(図9中
下端)は、第2遮光枠166の右下隅部に突設されたピ
ン166cと係合される。第2遮光枠166の長穴16
6aが形成されたガイド部先端にはフック166dが形
成され、該フック166dとアパーチュア枠162の左
下隅部に突設されたピン162cとの間に引張バネ19
8が渡されている。この引張バネ198によって第2遮
光枠166は図中左方向に付勢され、第2遮光枠166
及び第3遮光枠168は共に開口窓160内に進出する
方向(標準サイズの枠位置方向)に力が加えられてい
る。
【0059】かかる構成によれば、画面切替つまみ34
をパノラマ側に設定すると、図9の実線で示したように
第1NP連結レバー132は図中右寄りの位置に移動
し、これに連動して第2NP連結レバー180は引張バ
ネ188、198の付勢力に抗して右方向に移動し、ク
リックボールがパノラマ用のクリック穴に係合した位置
で停止する。
【0060】この動きによって、第1遮光枠164は開
口窓160の外側に退避し、第2、第3遮光枠166、
168は、互いに重なり合って、開口窓160の外側に
退避する。こうして、アパーチュア枠162の開口窓1
60で規定されるパノラマ画角の露光開口が画成され
る。このように、第2、第3遮光枠166、168を重
ねて退避させるようにしたので、1枚の遮光枠で構成す
る場合に比べて、退避スペースを小さくでき、カメラの
横方向の寸法を小さくすることができる。
【0061】画面切替つまみ34を標準側に設定する
と、図9の二点鎖線で示したように第1NP連結レバー
132は図中左寄りの位置に移動する。このとき、クリ
ック穴180cからクリックボールが外れ、引張バネ1
88、189のバネ力が解放される。このバネ力によっ
て、第1遮光枠164が図中右方向にスライドして、開
口窓160の左側の領域に図中二点鎖線で示す位置(標
準位置)まで進出するとともに、第2、第3遮光枠16
6、168も図中左方向にスライドして、開口窓160
の右側の領域に図中二点鎖線で示す位置(標準位置)ま
で進出する。
【0062】この時、第2遮光枠166は第3遮光枠1
68よりも多く左方向にスライドし、第2遮光枠166
と第3遮光枠168とが共働して開口窓160の右側部
を遮光する。このように、第1乃至第3遮光板164、
166、168がアパーチュア枠162の開口窓160
の内側に張り出した状態となり、第1遮光枠164の右
端面、第2遮光枠166の左端面、及び開口窓160の
上下2辺によって標準サイズのコマを露光するための露
光開口が画成される。標準サイズのコマは、例えば、3
6mm×24mmの横長四辺形状となる。
【0063】尚、クリック穴180cは標準サイズ用と
パノラマサイズ用の2つ設けられているが、パノラマ時
の方がバネ力が大きいことに配慮して穴の径を変えるこ
とで操作力量を調節することもできる。次に、カメラの
電気的構成について説明する。図10はカメラの電気的
構成の概略を示すブロック図である。このカメラ1は、
電源用バッテリー202、DC/DCコンバータ20
4、及び周辺電源供給回路206から成る電源系、メイ
ンダイアル等各種の操作入力部208、及び中央処理装
置(CPU)210等から構成され、カメラ1の動作は
前記CPU210によって総括的に制御される。
【0064】DC/DCコンバータ204はCPU21
0に制御され、バッテリー202の電源電圧を所定の電
圧値に変換する。DC/DCコンバータ204の出力
は、電圧検出回路212、E2 PROM214、周辺電
源供給回路206等に導かれる。電圧検出回路212
は、DC/DCコンバータ204から加えられる電圧値
を検出し、その検出結果をCPU210に通知する。
【0065】周辺電源制御回路206はCPU210に
よって制御され、フイルムPR(フォトリフレクタ)検
出回路216、チャージPR検出回路218、及び測光
回路220に対して電源を供給する。操作入力部208
の操作スイッチには、裏蓋44の開閉状態を示すアトブ
タスイッチ、メインダイアル24、AEBSW40、E
LSW41、レリーズボタンの半押しを示すS1 、ケー
ブルレリーズ、途中巻戻しスイッチ42、パノラマ/ノ
ーマル切替スイッチ(PNSW)、セルフスイッチ、I
SOダイヤル14、シャッター速度設定ダイヤル26、
露出補正ダイヤル(フラコンダイヤル)、DX検知等が
ある。
【0066】CPU210は操作入力部208から入力
する信号に基づいてシャッター制御回路222、モータ
制御回路224、EL制御回路226及び液晶表示部
(LCD)228の液晶パネル等を制御するとともに、
2 PROM214に書き込まれたシーケンスプログラ
ムに従い、写真撮影に必要な一連の動作を制御する。ま
た、CPU210はこれらの動作制御の為に、フイルム
PR検出回路216、チャージPR検出回路218、及
び測光回路等220等の検出系から得られる信号を参照
する。
【0067】フイルムPR検出回路216は、フイルム
のパーフォレーションを検出するフォトセンサを含み、
該フォトセンサは、パトローネ室とスプール室との間の
フイルム搬送路中の適当な位置に配置され、パーフォレ
ーションの通過に応じて信号を出力する。フイルムPR
検出回路216は、フォトセンサの出力信号の変化をカ
ウントすることでパーフォレーションの通過を検知し、
フイルムの給送又は巻き戻し時のフイルム移動量を検出
する。尚、フォトセンサからの出力信号がハイからロ
ウ、ロウからハイと2回変化することが1パーフォレー
ションの通過に相当する。
【0068】そして、この検出結果がフイルムPR検出
回路216からCPU210に通知され、フイルムの移
動量が把握される。例えば、標準サイズのコマの長さを
8パーフォレーションとし、パノラマサイズのコマの長
さを14パーフォレーションとする。チャージPR検出
回路218は、シャッターの機械的位置を光学的に検出
し、シャッターが所定のチャージ位置にセットされてい
るか否かをチェックするためのものである。
【0069】測光回路220は、CPU210によって
制御され、撮影レンズ2を介してカメラ内に入射する光
をシャッター幕の手前に配設した受光素子の受光信号に
基づいて測光し、測光結果をCPU210に通知する。
シャッター制御回路222は、シャッター速度設定ダイ
ヤル26の設定、測光回路220からの測光データに基
づいてシャッタ230の開閉を制御するとともに、符号
240で示したシンクロターミナル又はホットシューの
発光タイミングを調整する。
【0070】モータ制御回路224は、バッテリー20
2から電源の供給を受けるとともに、CPU210から
の制御信号に基づいてフイルム搬送用のモータ(フイル
ムモータ)232及びフォーカルプレーンシャッターの
シャッター幕を駆動するチャージモータ234を制御す
る。EL制御回路226は、CPU210からの制御信
号に基づいて液晶表示部36のバックライト(EL)2
36の点灯/消灯を行うものである。尚、EL制御回路
226及びバックライト236はバッテリー202から
直接電源の供給を受けている。
【0071】その他、CPU210は液晶表示部36の
表示制御を行うとともに、セルフランプやファインダー
内の発光ダイオード(LED)242の点灯制御を行
う。尚、発光ダイオードの電源はバッテリー202から
供給される。次に、上記の如く構成されたカメラの作用
について説明する。カメラ1のマウントにf=90mm
の撮影レンズ2の鏡胴を装着すると、図6で説明したよ
うにレンズ鏡胴6の爪99が第5連結部材91の突起片
91dを押し下げ、第5連結部材91は、図6中二点鎖
線で示すように下方に移動する。そして、この第5連結
部材91の下降動作に連動して第6連結部材94が軸1
00を中心に反時計回り方向に揺動し、図5に示した第
2連結部材84を図5中時計回り方向に回動させる。
【0072】第2連結部材84の腕部先端は連結ピン8
0bを介して第1連結部材80と連結されているので、
第2連結部材84が時計回り方向に回動すると、第1連
結部材80が時計回り方向に回動する。これにより、第
1連結部材80のアーム部80aが図中二点鎖線で示す
位置(90mm位置)に移動し、45mm用接眼レンズ
群64及び90mm用接眼レンズ群66はガイド溝78
a、78bに沿って右方向にスライドする。
【0073】このとき、45mm用接眼レンズ群64を
保持したレンズ枠68のボス68aはL字状のガイド溝
78aに規制され、カメラの前方方向に折り曲げられて
ファインダー光軸から退避する。このように折り曲げ退
避させたことで、折り曲げずに両接眼レンズ群の並列方
向に平行移動させる場合に比べてカメラの横方向の寸法
を小さくすることができる。
【0074】他方、90mm用接眼レンズ群66はガイ
ド溝78bに沿って図中左方向に平行移動し、ファイン
ダー光軸内に進出する。こうして、90mm用の接眼レ
ンズに切り替えられる。また、f=90mmのレンズ装
着動作によって、図5に示した第4連結部材88が図5
中下方向に移動し、第4連結部材88のレバー部88d
によって、図7で説明した45mm/90mm切替枠1
10が駆動される。45mm/90mm切替枠110が
移動することによって、図11(a)、(b)に示すよ
うにファインダーには90mm用のフレーム260が表
れ、該フレーム260の内側に画面切替つまみ34の選
択に応じた画面サイズのフレーム262が表示される。
【0075】図11には、90mmレンズ装着時に接眼
部から観察される視野例が示され、同図(a)はパノラ
マサイズの無限遠、同図(b)はパノラマサイズの至近
(1m)の様子である。画面切替つまみ34の操作によ
ってパノラマサイズが選択されると、図8で説明したよ
うに第1NP連結レバー132は図8中実線で示した左
寄りの位置に移動し、昇降部材144のピン148は第
1NP連結レバー132の平坦部132dに乗り上げ
る。
【0076】従って、昇降部材144に固設したピン1
28によって図7に示したNP切替枠108が図7中左
斜め上方向に移動し、ファインダーには図11(a)、
(b)のようなパノラマ用のフレーム262が表示され
る。レンズ鏡胴6の距離リング20を回動操作すると図
7で説明したように移動枠104がレバー120によっ
て対角方向に移動し、図11(a)、(b)に示したよ
うに距離に合わせて自動的にパララックス補正をするよ
うになっている。
【0077】一方、画面切替つまみ34の操作によって
標準サイズが選択されると、図8で説明したように第1
NP連結レバー132は図8中二点鎖線で示した右寄り
の位置に移動し、昇降部材144のピン148は第1N
P連結レバー132の斜面部132cに沿って下降す
る。従って、昇降部材144に固設したピン128によ
って図7に示したNP切替枠108が図7中右斜め下方
向に移動し、ファインダーには図12(a)、(b)の
ような標準用のフレーム264が表示される。
【0078】図12(a)は標準サイズの無限遠、同図
(b)は標準サイズの至近(1m)の様子を示すもので
あり、レンズ鏡胴6の距離リング20の回動操作に連動
して自動パララックス補正の動きが行われる点は図11
(a)、(b)の例と同様である。続いて、カメラ1の
マウントにf=45mmの撮影レンズ2の鏡胴を装着し
た場合を説明する。
【0079】f=45mmの撮影レンズ2の鏡胴には、
図6に示した第5連結部材91と係合する爪99が形成
されていないため、カメラ1のマウントにf=45mm
のレンズを装着した場合には、図6中実線で示したよう
に第5連結板91は上方に移動する。そして、この第5
連結部材91の上昇動作に連動して第6連結部材94が
軸100を中心に時計回り方向に揺動し、図5に示した
第2連結部材84を図5中反時計回転方向に回動させ
る。
【0080】第2連結部材84が反時計回り方向に回動
すると、第1連結部材80が反時計回り方向に回動し、
第1連結部材80のアーム部80aが図中実線で示す位
置(45mm位置)に移動する。この動作によって、4
5mm用接眼レンズ群64及び90mm用接眼レンズ群
66はガイド溝78a、78bに沿って左方向にスライ
ドし、45mm用接眼レンズ群64がファインダー光軸
内に進出するとともに、90mm用接眼レンズ群66は
ガイド溝78bに沿って図中左方向に平行移動し、ファ
インダー光軸内から退避する。このとき、90mm用接
眼レンズ群66はターゲットレンズ群58の後方のスペ
ースに退避する。こうして、45mm用の接眼レンズに
切り替えられる。
【0081】このように、45mm用接眼レンズ群64
及び90mm用接眼レンズ群66を並列に連結し、両者
のスライド経路を一部重複させたことによって、レンズ
の可動エリアを省スペース化することができる。また、
f=45mmのレンズ装着動作によって、図5に示した
第4連結部材88が図5中上方向に移動し、第4連結部
材88のレバー部88dによって、図7で説明した45
mm/90mm切替枠110が駆動される。45mm/
90mm切替枠110が移動することによって、図13
(a)、(b)に示すようにファインダーには45mm
用のフレーム266が表れ、該フレーム266の内側に
画面切替つまみ34の選択に応じた画面サイズのフレー
ム268が表示される。
【0082】図13、図14には、45mmレンズ装着
時に接眼部から観察される視野例が示され、図13
(a)はパノラマサイズの無限遠、同図(b)はパノラ
マサイズの至近(0.75m)、図14(a)は標準サ
イズの無限遠、同図(b)は標準サイズの至近(0.7
5m)の様子を示すものである。画面切替つまみ34に
よる画面サイズの設定によって表示されるフレームが切
り替わる点、及びレンズ鏡胴6の距離リング20の操作
に連動して自動パララックス補正の動きが行われる点は
図11、図12で説明した例と同様である。
【0083】続いて、カメラの制御手順について説明す
る。図15は、カメラの動作制御の流れを示すフローチ
ャートである。主電源が投入されカメラ動作がスタート
すると(ステップS10)、ハードウエアの初期化処理
が行われ(ステップS12)、E2 PROM214から
初期データの読み込みを行う(ステップS14)。次い
でRAMの容量確認(ステップS16)とバッテリーチ
ェック処理が実行される(ステップS18)。
【0084】バッテリーチェックの結果、エネルギー残
量が所定の値に満たないと判断した場合(バッテリーN
G)には、警告或いはカメラ動作の停止などの処理に移
行し、エネルギー残量が所定の値以上と判断した場合
(バッテリーOK)には、液晶表示部36を点灯する
(ステップS20)とともに、5分タイマーのカウント
を開始する。
【0085】次いで、カメラの各種入力スイッチの状態
の読み込み処理を行う(ステップS22)。具体的に
は、先ず、メインダイアル24が変化したか否かが判別
される(ステップS24)。メインダイアル24が操作
されてモード設定内容が変更されると、その設定に応じ
たモード設定処理が実行される(ステップS26)。そ
して、モード設定処理後に5分タイマーにリセットをか
ける(ステップS66)。ステップS66で、5分タイ
マーをリセットした後、処理はステップS22に戻る。
【0086】他方、ステップS24において、メインダ
イアル24のモード設定に変化がない場合には、続いて
メインダイアルがOFFされているか否かを確認する
(ステップS28)。メインダイアル24がOFFされ
た場合には、処理はステップS70に飛ぶ。ステップS
70以後の処理については後述する。ステップS28に
おいてメインダイアル24がONの場合は、続いてアト
ブタスイッチの変化の有無が判断される(ステップS3
0)。アトブタスイッチはフイルム装填の有無を検知す
るものであり、パトローネ室にフイルムパトローネが装
填されている場合には該スイッチがONし、パトローネ
未装填の状態では該スイッチがOFFとなる。
【0087】アトブタスイッチの変化があった場合には
アトブタスイッチ処理に移り(ステップS32)、その
スイッチ状態に応じた処理がなされる。即ち、アトブタ
スイッチOFFの場合はアトブタ検知フラグを0にする
とともに、フイルム未装填である旨を液晶表示部36に
警告表示し、シャッター動作等のカメラ動作を禁止す
る。
【0088】他方、アトブタスイッチONの場合はアト
ブタ検知フラグを1にして、カメラ動作を許容する。ス
テップS32のアトブタスイッチ処理が終了すると、処
理はステップS66に進む。ステップS30でアトブタ
スイッチの変化がない場合、次いで、シャッター半押し
を示すS1 の変化の有無が判別される(ステップS3
4)。レリーズボタン22が所定量押圧操作されると、
S1 がONし、S1 処理に移行する(ステップS3
6)。このS1 処理では、測光、シャッターの開閉、1
コマ給送を含む一連の撮影動作が実行される。S1 処理
が終了すると、処理はステップS66に進む。
【0089】ステップS34でS1 に変化が無い場合
は、次いでケーブルレリーズの変化の有無が判別される
(ステップS38)。ケーブルレリーズがONすると、
ケーブルレリーズ処理に移行し(ステップS40)、上
記S1 処理(ステップS36)と同様に一連の撮影動作
が実行される。そして、所定の動作実行後に、処理はス
テップS66に進む。
【0090】ステップS38でケーブルレリーズに変化
が無い場合は、次いでELSW41の変化の有無が判別
される(ステップS42)。ELSW41が押圧操作さ
れた場合には、ELSW処理に移行し(ステップS4
4)、液晶のバックライトの点灯/消灯制御が行われ
る。即ち、ELSW41のON操作に応じてバックライ
トと点灯させるとともに、点灯後一定時間経過後にバッ
クライトを消灯させる。尚、ELSW41のOFF操作
に応じてバックライトを消灯させてもよい。ELSW処
理が終了すると、処理はステップS66に進む。
【0091】ステップS42でELSWに変化が無い場
合は、次いでMUSW42の変化の有無が判別される
(ステップS46)。MUSW42が押圧操作された場
合には、MUSW処理に移行し(ステップS48)、フ
イルムの強制巻戻しが行われる。MUSW処理が終了す
ると処理はステップS66に進む。ステップS46でM
USWに変化が無い場合は、次いでAEBSW40の変
化の有無が判別される(ステップS50)。AEBSW
40が押圧操作された場合には、AEBSW処理に移行
し(ステップS52)、オートブラケットモードの設定
が行われる。AEBSW処理が終了すると処理はステッ
プS66に進む。
【0092】ステップS50でAEBSWに変化が無い
場合は、次いでPNSWの変化の有無が判別される(ス
テップS54)。PNSWが押圧操作された場合には、
PNSW処理に移行する(ステップS56)。PNSW
処理について詳しくは後述するが(図17)、選択され
た画面サイズに応じた各種の処理が行われる。ステップ
S54でPNSWに変化が無い場合は、次いでフラコン
ダイヤルの変化の有無が判別される(ステップS5
8)。フラコンダイヤルが回動操作された場合には、フ
ラコンダイヤル処理に移行し(ステップS60)、選択
されたフラコンシフト量が設定される。フラコンダイヤ
ル処理が終了すると処理はステップS66に進む。
【0093】ステップS58でフラコンダイヤルに変化
が無い場合は、次いでシャッター速度設定ダイヤル(S
Sダイヤル)26の変化の有無が判別される(ステップ
S62)。SSダイヤルが操作されると、SSダイヤル
処理に移行し(ステップS64)、選択されたシャッタ
ー速度が設定される。SSダイヤル処理が終了すると処
理はステップS66に進み、5分タイマーをリセットし
た後、処理はステップS22に戻る。
【0094】ステップS62でSSダイヤルの変化が無
い場合には、次いで5分タイマーのカウントを確認し、
5分経過したか否かが判別され(ステップS68)、5
分に満たない場合、処理はステップS22に戻る。他
方、ステップS68において5分経過が確認された場
合、又は上述のステップS28でメインダイアルのOF
Fが判別された場合、起動スイッチaのオフ状態を確認
してから(ステップS70)、再起動の為の条件セット
を行う(ステップS72)。
【0095】起動スイッチaとは、S1 、ケーブルレリ
ーズスイッチ、MUSW、及びELSWをいい、ステッ
プS70ではこれら全てのスイッチがオフであることを
確認してから、ステップS72に進むことになる。ま
た、ステップS72でセットされる起動条件とは、メイ
ンダイアル24がOFFの状態からの起動については、
メインダイアル24ON、アトブタスイッチON、MU
SW42OFFの3つが起動条件となり、スタンバイ状
態からの起動については、上記3条件に加えてS1 、ケ
ーブルレリーズスイッチ、MUSW42、及びELSW
41のうちの何れか一つがON(起動スイッチaがO
N)することが起動条件となる。
【0096】ステップS72において起動条件セットが
終了すると、EL及びLCDを消灯して(ステップS7
4)、制御動作が停止する(ステップS76)。図16
には、図15に示したステップS76における停止状態
からの起動処理の流れが示されている。ストップ状態か
らの再起動には、全てのスイッチ状態の読み込みを実行
して(ステップS80)、図15のステップS72でセ
ットした起動条件が成立しているか否かの判別を行う
(ステップS82)。
【0097】図15に示したステップS28でメインダ
イアル24OFFを受けてストップ状態となった場合
は、メインダイアルOFFからの起動条件の成立の可否
が判断される。他方、メインダイアルONのまま5分経
過を受けてストップ状態となった場合には、スタンバイ
からの起動条件の成立の可否が判断される。対応する起
動条件が成立した場合には、LCDを点灯するとともに
(ステップS84)、5分タイマーのカウントを開始し
て処理は図15に示したステップS22に戻る。他方、
ステップS82において対応する起動条件が成立しない
場合は処理は図15に示したステップS70に戻り、停
止状態が維持される(ステップS76)。
【0098】続いて、図15に示したPNSW処理のサ
ブルーチンについて説明する。図17は、PNSW処理
の流れを示すフローチャートである。PNSW処理が開
始されると(ステップS100)、先ず、画面切替つま
み34に対応するPNSWが中立状態、即ちパノラマ設
定位置と標準設定位置との間の未完全設定状態であるか
否かが判別される(ステップS102)。PNSWが中
立状態の時は液晶表示部36に「P」を点滅表示して画
面サイズの設定が確定していない旨の警告を行い(ステ
ップS104)、処理は図15のメインルーチンに戻る
(ステップS116)。
【0099】ステップS102において、PNSWが中
立状態でない場合には、次いでPNSWで選択設定され
た画面サイズの判別を行う(ステップS106)。パノ
ラマサイズが選択されている場合(標準サイズからパノ
ラマサイズに切替た場合)、切替前の標準サイズ(ノー
マル)でのフイルム残量が「1枚」か否かを判断する
(ステップS108)。ノーマルでのフイルム残量が1
枚であれば、パノラマ撮影を行うことができないと判断
し、フイルムカウンター28に「1」を点滅表示して
(ステップS110)、パノラマ撮影不能である旨の警
告を行い、処理は図15のメインルーチンに戻る(ステ
ップS116)。
【0100】ステップS108において、ノーマルでの
フイルム残量が2枚以上であれば、パノラマ撮影が可能
であるので、後述する「N→P切替処理」を実行する
(ステップS112)。その後、処理は図15のメイン
ルーチンに戻る(ステップS116)。ステップS10
6においてPNSWが標準サイズ側に設定されている場
合(つまり、パノラマからノーマルに切替られた場合)
には、後述する「P→N切替処理」を実行する(ステッ
プS114)。その後、処理は図15のメインルーチン
に戻る(ステップS116)。
【0101】図18には、画面サイズ切替処理のサブル
ーチンが示されている。画面サイズ切替処理がスタート
すると(ステップS120)、先ず、PNSWがパノラ
マ側に設定されたか、標準側に設定されたかの判別を行
う(ステップS122)。パノラマ側に設定されている
場合(図17のステップS112に示したN→P切替処
理に相当)、フォトリフレクタレジスタ(PRreg )に
不足給送量に相当する「6」を設定する(ステップS1
24)。フイルムPR検出回路216の信号変化は2回
で1つのパーフォレーション通過に相当するので、
「6」は3パーフォレーションに相当する値である。
【0102】その後、安全タイマーのカウントをスター
トするとともに(ステップS126)、フイルムモータ
232の巻戻し駆動を開始する(ステップS128)。
尚、安全タイマーは例えば90秒でタイムアップするよ
うに設定される。フイルムの巻戻し動作中、カメラのC
PU210はフイルムPR検出回路216からの信号状
態の変化を監視し(ステップS130)、変化毎にPR
reg の値から1を減算していき(ステップS132)、
PRreg の値が0になるまでステップS130、S13
2の処理を繰り返す(ステップS134)。
【0103】但し、ステップS130において状態が変
化しない場合には、安全タイマーのタイムアップに達し
たか否かが確認され(ステップS136)、タイムアッ
プ前ならば処理はステップS130に戻り、タイムアッ
プの時には処理はステップS138に進む。ステップS
136で安全タイマーがタイムアップした場合、又は、
フイルムが3パーフォレーション分だけ給送されてPR
reg の値が「0」になると、フイルムモータ232をO
FFしてフイルム搬送を終了する(ステップS13
8)。そして、該モータ232の両極を励磁してブレー
キをかけた後(ステップS140)、モータ232への
通電を遮断する(ステップS142)。その後、安全タ
イマーをリセットして(ステップS144)、図15の
メインルーチンに戻る(ステップS146)。
【0104】次に、ステップS122で標準側に設定さ
れている場合を説明する。PNSWがノーマル側に設定
された場合は、図17のステップS114に示した「P
→N切替処理」に相当し、この場合、PRreg に10を
設定する(ステップS150)。「10」は5パーフォ
レーションに相当する値である。その後、安全タイマー
のカウントをスタートするとともに(ステップS15
2)、フイルムモータ232の送り駆動を開始する(ス
テップS154)。
【0105】フイルムの送り動作中、カメラのCPU2
10はフイルムPR検出回路216からの信号状態の変
化を監視し(ステップS156)、変化毎にPRreg の
値から1を減算していき(ステップS158)、PRre
g の値が0になるまでステップS156、S158の処
理を繰り返す(ステップS160)。但し、ステップS
156において状態が変化しない場合には、安全タイマ
ーのタイムアップに達したか否かが確認され(ステップ
S162)、タイムアップ前ならば処理はステップS1
56に戻り、タイムアップの時には処理はステップS1
64に進む。
【0106】ステップS164で安全タイマーがタイム
アップした場合、又は、フイルムが5パーフォレーショ
ン分だけ巻取リールに巻き取られてPRreg の値が
「0」になると(ステップS160)、フイルムモータ
232をOFFしてフイルム搬送を終了する(ステップ
S164)。そして、該モータ232の両極を励磁して
ブレーキをかけた後(ステップS166)、モータ23
2への通電を遮断する(ステップS168)。
【0107】その後、PRreg に「4」を設定し(ステ
ップS170)、安全タイマーをリセットしてから(ス
テップS172)、ステップS126に進む。ステップ
S126〜ステップS148の処理は上述のとおりであ
り、2パーフォレーション分だけフイルムが巻き戻され
ることになる。本例では、パノラマから標準に切り替え
られた場合に、5パーフォレーション分だけ逆方向に搬
送してから、2パーフォレーション分フイルムを順方向
に送るようにしたが、逆方向に搬送する量は超過給送量
に相当する3パーフォレーション分よりも多ければよ
く、特に値を限定するものではない。
【0108】このように、パノラマから標準に切り替え
る場合にも、フイルムの位置決めは必ず一方向(フイル
ム巻戻し方向)の搬送によって行い、フイルム駆動力伝
達機構のバックラッシによる搬送誤差やパーフォレーシ
ョン検出手段の検出誤差の影響を回避している。続い
て、撮影後の1コマ給送処理について説明する。
【0109】図19には、1コマ給送(1コマ巻戻し)
のサブルーチンが示されている。フイルム露光が行わ
れ、1コマ給送処理がスタートすると(ステップS18
0)、先ず、PNSWがパノラマ/標準の何れに設定さ
れているかを判断する(ステップS182)。PNSW
がパノラマ側に設定されている場合には、PRreg に
「28」を設定する(ステップS184)。「28」は
14パーフォレーションに相当する値である。
【0110】一方、ステップS182においてPNSW
がノーマル側に設定されている場合には、PRreg に
「16」を設定する。「16」は8パーフォレーション
に相当する値である。その後、安全タイマーのカウント
をスタートするとともに(ステップS188)、フイル
ムモータ232の巻戻し駆動をスタートする(ステップ
S190)。
【0111】フイルムの送り動作中、カメラのCPU2
10はフイルムPR検出回路216からの信号状態の変
化を監視し(ステップS192)、変化毎にPRreg の
値から1を減算していき(ステップS194)、PRre
g の値が0になるまでステップS192、S194の処
理を繰り返す(ステップS196)。但し、ステップS
192において状態が変化しない場合には、安全タイマ
ーのタイムアップに達したか否かが確認され(ステップ
S198)、タイムアップ前ならば処理はステップS1
92に戻り、タイムアップの時には処理はステップS2
00に進む。
【0112】ステップS198で安全タイマーがタイム
アップした場合、又は、ステップS196においてフイ
ルムが所定量搬送されてPRreg の値が「0」になる
と、フイルムモータ232をOFFしてフイルム搬送を
終了する(ステップS200)。そして、該モータ23
2の両極を励磁してブレーキをかけた後(ステップS2
02)、モータ232への通電を遮断する(ステップS
204)。その後、安全タイマーをリセットして(ステ
ップS206)、図15のメインルーチンに戻る(ステ
ップS208)。
【0113】続いて、パノラマで撮影を行った後、フイ
ルム残量が0になる時の処理について説明する。図20
に示すように、パノラマでのフイルム露光を行った後、
フイルム給送処理を実行する場合(ステップS22
0)、標準サイズ換算でフイルム残量が1以下か否かを
判別する(ステップS222)。そして、ノーマルでの
フイルム残量が1以下の場合には、パノラマ撮影を行う
ことが出来ないと判断して、図17に示した処理ステッ
プS110に進む。即ち、フイルムカウンター28に
「1」を点滅表示して、パノラマ撮影不能である旨の警
告をする。
【0114】他方、パノラマでの残数が0であっても、
ステップS222において標準サイズで撮影が可能であ
ると判断した場合には、パノラマ設定下であっても、自
動的に標準サイズの1コマ巻き戻し処理を実行し(ステ
ップS224)、フイルムの有効利用を図っている。次
に、フイルムカット位置を考慮したフイルム給送制御に
ついて説明する。
【0115】一般に35mmロールフイルムは、現像処
理後に標準サイズの6コマ単位でフイルムカットされる
が、標準サイズとパノラマサイズとが混在すると、例え
ば、標準サイズの大きさで数えて6コマ目と7コマ目と
の間に、パノラマサイズが跨がる場合があり、この場合
には標準サイズの6コマ単位でフイルムカットすること
ができない。
【0116】そこで、本発明では、フイルムカット位置
において、パノラマサイズが跨がらないようにフイルム
の給送制御を行うようにしている。このフイルム給送制
御の原理について、図21を参照しながら説明する。図
21において、A,Cはパノラマサイズの露光領域と
し、Bは標準サイズの露光領域とし、露光領域Bと露光
領域Cとの間がフイルムカット位置とする。
【0117】ここで、フイルムカット位置は、以下のよ
うにして求める。標準サイズの1コマの長さを1とし、
パノラマサイズの1コマの長さを2としてロールフイル
ムの1コマ目からコマ送りしたフイルム長さを求める。
そして、フイルムカット位置は、コマ送りしたフイルム
長さをLとすると、フイルム長さLが次式、
【0118】
【数1】L=6n (但し、n=1,2…) となる位置とする。従って、フイルムカット位置におい
て、パノラマサイズが跨がらないようにするためには、
フイルムカット位置よりも標準サイズで1コマ前の位
置、即ち、コマ送りしたフイルム長さLが次式、
【0119】
【数2】L=6n−1 の場合には、次の撮影画面のサイズとしては標準サイズ
のみを許可し、パノラマサイズを設定する場合には、標
準サイズ分だけフイルムを空送りしたのち設定できるよ
うにする。
【0120】いま、図21において、画面サイズが標準
サイズに設定され、露光領域Bへの露光が可能な状態に
おいて、画面サイズが標準サイズからパノラマサイズに
切り替えられた場合には、露光領域Bを空送りし、露光
領域Cにおいてパノラマサイズの露光ができるようにフ
イルムを給送する。また、露光領域Aでのパノラマサイ
ズの露光が終了した後、1コマ給送処理を行う場合に
は、上記と同様に露光領域Bを空送りし、露光領域Cに
おいてパノラマサイズの露光ができるようにフイルムを
給送する。
【0121】具体的には、図18に示した画面サイズ切
替処理のステップS122において、PNSWがパノラ
マ側に設定されたと判別され、かつ前述したようにフイ
ルムカット位置の関係から標準サイズの1コマ分だけフ
イルムを空送りする必要がある場合には、ステップS1
24において、フォトリフレクタレジスタ(PRreg)
に「22」を設定する。これにより、画面サイズの切替
えに必要な給送と、標準サイズの1コマ分の空送りとが
できるようにしている。尚、上記「22」は、標準サイ
ズからパノラマサイズに切り替えるための3パーフォレ
ーションに相当する「6」と、空送りする標準サイズの
1コマ分の8パーフォレーションに相当する「16」と
の和である。
【0122】また、図19に示した撮影後の1コマ給送
処理のステップS182において、PNSWがパノラマ
側に設定されていると判別され、かつ前述したようにフ
イルムカット位置の関係から標準サイズの1コマ分だけ
フイルムを空送りする必要がある場合には、ステップS
184において、PRreg に「44」を設定する。これ
により、パノラマサイズの1コマ給送と、標準サイズの
1コマ分の空送りとができるようにしている。尚、「4
4」は、パノラマサイズの14パーフォレーションに相
当する「28」と、空送りする標準サイズの1コマ分の
8パーフォレーションに相当する「16」との和であ
る。
【0123】一方、上記のようにして標準サイズの1コ
マ分の空送りがされてパノラマサイズが設定されている
状態において、図18に示した画面サイズ切替処理のス
テップS122において、PNSWが標準側に設定され
たと判別された場合には、ステップS150において、
PRreg に通常の場合の「10」よりも、標準サイズの
1コマ分の給送量に相当する「16」だけ大きい「2
6」を設定する。これにより、空送りされた領域に標準
サイズを設定することができる。
【0124】尚、この実施の形態では、パノラマサイズ
の送り量は、14パーフォレーションであり、標準サイ
ズの送り量の8パーフォレーションの2倍よりも小さい
ため、カットされたフイルム中に標準サイズとパノラマ
サイズとが混在していると、標準サイズの6コマ単位で
カットされたフイルムよりも若干短くなる。標準サイズ
とパノラマサイズとが混在しているか否かにかかわら
ず、カットされるフイルム長さを揃えるためには、パノ
ラマサイズの送り量を16パーフォレーションにすれば
よい。但し、この場合には、コマ間に無駄なスペースが
生じる。
【0125】図22はフイルムカット位置にカットマー
クMが写し込まれたフイルムを示している。即ち、フイ
ルムは、前述したようにコマ送りしたフイルム長さLが
6n(n=1,2,…)になる毎にカットされるが、こ
のフイルムカット位置は、CPU210によって検知さ
れ、そのフイルムカット位置に周知のデート写し込み装
置と同様な装置によってカットマークMが写し込まれ
る。これにより、ラボでのフイルムカット時にカットマ
ークMに基づいてカット位置を間違うことなく容易にカ
ットすることができる。
【0126】次に、フイルム中に無駄な空き領域を設け
ずにフイルムを有効利用する場合の制御について説明す
る。前述したようにフイルムカット位置において、パノ
ラマサイズが跨がる場合には、標準サイズの1コマ分だ
けフイルムを空送りしたのちパノラマサイズを設定する
と、フイルム中に標準サイズの1コマ分の無駄な空き領
域が生じる(図22参照)。
【0127】そこで、標準サイズの1コマ分の空き領域
があり、且つその後、画面サイズがパノラマサイズから
標準サイズに切り替えられた場合には、その空き領域を
標準サイズの露光領域として設定する。即ち、CPU2
10は、空き領域のフイルム位置を記憶しておき、画面
サイズがパノラマサイズから標準サイズに切り替えられ
ると、現在のフイルム位置から記憶した空き領域(空き
領域が複数存在する場合には先頭の空き領域)のフイル
ム位置にフイルムを給送する。そして、この空き領域へ
の標準サイズの露光が終了すると、元のフイルム位置
(空き領域が複数存在する場合には次の空き領域のフイ
ルム位置)にフイルムを給送する。
【0128】カメラは通常モード又は節約モードの設定
が可能なモード設定スイッチ(図示せず)を有してお
り、節約モードが設定されていると、上記のようにして
空き領域に標準サイズを設定して撮影することができる
ようになっている。尚、モード設定スイッチによる通常
モード又は節約モードの設定は、フイルムがカメラに装
填されたのち1コマ目の撮影開始前の期間のみで行うこ
とができ、撮影が開始されると、その後、モードの切り
替えはできないようになっている。途中でモードが変わ
ると、1ロールのフイルムへの写し込み方式に統一性が
なくなるからである。即ち、最初に設定されたモード
は、例えばE2 PROM214に記憶され、1ロールの
フイルムの撮影が終了するまで、その記憶内容が保持さ
れる。
【0129】また、上記節約モードによって撮影した場
合には、標準サイズ又はパノラマサイズの各コマのフイ
ルム中の順番と撮影順番とが一致しなくなる。従って、
この場合には、図23に示すように各コマの撮影順番を
示す数字等の情報を写し込むようにすればよい。尚、各
コマの撮影順番を示す情報は、図22に示したカットマ
ークMを写し込む装置と同じ装置又は同様な装置によっ
て写し込むことができる。
【0130】尚、本実施の形態では、フイルムパトロー
ネの装填直後に予備巻き上げを行い、1コマ撮影毎にフ
イルムをパトローネに収納して行くプレワインド方式の
カメラを例に説明したが、本発明は、1コマ撮影毎に、
パトローネからフイルムを送り出す方式のカメラにも適
用することができる。また、本実施の形態では、フイル
ムの給送量を把握する手段として、パーフォレーション
をフォトセンサで検出する場合を例に説明したが、これ
に限らず、例えば、パーフォレーションに係合する回動
自在なスプロケットの回転量を検出する構成でもよい。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画面サ
イズ切替可能なカメラによれば、標準サイズ、パノラマ
サイズが混在するロールフイルムを、標準サイズの6コ
マ単位の長さ又はその近傍の長さでカットする際に、フ
イルムカット位置にパノラマサイズが跨がる場合には、
標準サイズの1コマ分だけ空送りした後、パノラマサイ
ズの設定を行うようにしたため、パノラマサイズのコマ
をカットすることなく、カットされる各フイルム長さを
揃えることができる。また、上記のようにして標準サイ
ズの1コマ分だけ空送りすると、その分だけフイルムに
無駄が生じるが、節約モードが設定されている場合に
は、その後、撮影画面のサイズとして標準サイズが設定
されると、空送りした未露光コマの位置に標準サイズの
撮影を行わせるようにしたため、フイルム中に無駄な空
き領域がなくなり、フイルムを有効利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの画面サイズ切替装置が適
用されたカメラの正面外観図
【図2】図1に示したカメラの上面外観図
【図3】図1に示したカメラの背面側の外観図
【図4】図1に示したカメラに組み込まれたファインダ
ーの光学系の構成を示す平面図
【図5】接眼レンズ群の切替機構の平面図
【図6】接眼レンズ群の切替機構の正面側の要部構成図
【図7】図4に示したレチクル群56の構成を示す図
【図8】図1に示したカメラ内部の要部構成図
【図9】アパーチュア切替機構の構成図
【図10】カメラの電気的構成の概略を示すブロック図
【図11】90mmレンズ装着時に接眼部から観察され
る視野の一例を示す図であり、(a)はパノラマサイズ
の無限遠の様子を示す図、(b)はパノラマサイズの至
近の様子を示す図
【図12】90mmレンズ装着時に接眼部から観察され
る視野の一例を示す図であり、(a)は標準サイズの無
限遠の様子を示す図、(b)は標準サイズの至近の様子
を示す図
【図13】45mmレンズ装着時に接眼部から観察され
る視野の一例を示す図であり、(a)はパノラマサイズ
の無限遠の様子を示す図、(b)はパノラマサイズの至
近の様子を示す図
【図14】45mmレンズ装着時に接眼部から観察され
る視野の一例を示す図であり、(a)は標準サイズの無
限遠の様子を示す図、(b)は標準サイズの至近の様子
を示す図
【図15】カメラの動作制御の流れを示すフローチャー
【図16】停止状態からの起動処理の流れを示すフロー
チャート
【図17】図15に示したPNSW処理の流れを示すフ
ローチャート
【図18】画面サイズ切替処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート
【図19】1コマ送りのサブルーチンを示すフローチャ
ート
【図20】パノラマ撮影後の残量0の処理を説明するた
めに用いたフローチャート
【図21】フイルムカット位置を考慮したフイルム給送
制御を説明するために用いたフイルムの平面図
【図22】フイルムカット位置にカットマークが写し込
まれたフイルムの平面図
【図23】標準サイズ又はパノラマサイズの各コマの撮
影順番を示す数字が写し込まれたフイルムの平面図
【符号の説明】
1…カメラ 2…撮影レンズ 34…画角切替つまみ 132…第1NP連結レバー 160…開口窓(露光用開口) 162…アパーチュア枠 164…第1遮光枠 166…第2遮光枠 168…第3遮光枠 180…第2NP連結レバー 210…中央処理装置(CPU) 216…フイルムPR検出回路 224…モータ制御回路 232…フイルムモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム上に露光する撮影コマの画面サ
    イズを、標準サイズと該標準サイズをフイルム進行方向
    に約2倍に伸長したパノラマサイズとに切替自在なカメ
    ラにおいて、 フイルムがカメラに装填されたのち1コマ目の撮影開始
    前に通常モード又は節約モードの設定が可能なモード設
    定手段と、 撮影画面のサイズを前記標準サイズ又はパノラマサイズ
    に設定する画面サイズ設定手段と、 前記標準サイズの1コマの長さを1とし、前記パノラマ
    サイズの1コマの長さを2としてコマ送りしたフイルム
    長さを求める手段と、 前記コマ送りしたフイルム長さLが、L=6n−1(n
    =1,2…)で、次の撮影画面のサイズとしてパノラマ
    サイズが設定されている場合には、標準サイズの1コマ
    分だけ空送りした後、パノラマサイズの設定を行う制御
    手段であって、前記モード設定手段によって節約モード
    が設定され、前記空送りした未露光コマがあり、かつ撮
    影画面のサイズとして標準サイズが設定されると、前記
    未露光コマの位置に標準サイズの撮影を行わせる制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする画面サイズ切替可能なカメ
    ラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076101A (ko) * 2001-03-26 2002-10-09 김영희 중형 카메라용 범용 멀티포맷 홀더

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076101A (ko) * 2001-03-26 2002-10-09 김영희 중형 카메라용 범용 멀티포맷 홀더

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