JPH0651193A - 撮影モード切換カメラ - Google Patents
撮影モード切換カメラInfo
- Publication number
- JPH0651193A JPH0651193A JP20223492A JP20223492A JPH0651193A JP H0651193 A JPH0651193 A JP H0651193A JP 20223492 A JP20223492 A JP 20223492A JP 20223492 A JP20223492 A JP 20223492A JP H0651193 A JPH0651193 A JP H0651193A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mode
- state
- shooting
- flag
- normal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】撮影者が意識しなくても、無限遠位置にある被
写体に対して適正な合焦状態でパノラマ撮影することが
できるようにする。 【構成】被写界に向けて測距装置発光部17から照射し
た光の反射光を測距装置受光部18で検出することによ
り測距を行う。所定の縦横比でプリントされるように撮
影を行う通常撮影モードと通常撮影モードにおける縦横
比よりも大きい縦横比でプリントされるように撮影を行
うパノラマ撮影モードとの切換え設定をモード切り換え
スイッチで行う。パノラマ撮影モードにおいて反射光が
検出されなかったとき、予め定めた無限遠被写体に対す
る最適合焦位置に撮影レンズ11を位置させる。
写体に対して適正な合焦状態でパノラマ撮影することが
できるようにする。 【構成】被写界に向けて測距装置発光部17から照射し
た光の反射光を測距装置受光部18で検出することによ
り測距を行う。所定の縦横比でプリントされるように撮
影を行う通常撮影モードと通常撮影モードにおける縦横
比よりも大きい縦横比でプリントされるように撮影を行
うパノラマ撮影モードとの切換え設定をモード切り換え
スイッチで行う。パノラマ撮影モードにおいて反射光が
検出されなかったとき、予め定めた無限遠被写体に対す
る最適合焦位置に撮影レンズ11を位置させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影モード切換カメラに
関するものである。更に詳しくは、通常撮影モードとパ
ノラマ撮影モードとの切換えが可能であって、三角測距
方式で測距を行う撮影モード切換カメラに関するもので
ある。
関するものである。更に詳しくは、通常撮影モードとパ
ノラマ撮影モードとの切換えが可能であって、三角測距
方式で測距を行う撮影モード切換カメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】通常、三角測距方式のAF(Auto Focus)
カメラでは、測距は次のようにして行われる。まず、発
光部から被写界に向けて光(例えば、赤外光)を照射し、
その反射光を前記発光部から基線長離れて位置する受光
部で受光する。発光部及び受光部の光軸は撮影レンズの
光軸と平行になっているので、被写体距離が大きいほど
受光部に対する反射光の入射角は小さくなる。一方、受
光部には基線長方向に複数の受光素子が配列されている
ので、上記入射角の大きさによって反射光を受光する受
光素子が異なる。その結果、どの受光素子で受光したか
によって、被写体距離を知ることができるのである。
カメラでは、測距は次のようにして行われる。まず、発
光部から被写界に向けて光(例えば、赤外光)を照射し、
その反射光を前記発光部から基線長離れて位置する受光
部で受光する。発光部及び受光部の光軸は撮影レンズの
光軸と平行になっているので、被写体距離が大きいほど
受光部に対する反射光の入射角は小さくなる。一方、受
光部には基線長方向に複数の受光素子が配列されている
ので、上記入射角の大きさによって反射光を受光する受
光素子が異なる。その結果、どの受光素子で受光したか
によって、被写体距離を知ることができるのである。
【0003】しかし、上記三角測距方式のAFカメラに
おいては、測距可能な被写体距離の範囲に限界がある。
つまり、被写体距離が大きくなるほど、前記反射光の入
射角及び受光される反射光量が小さくなるため、測距精
度が大幅に低下してしまうのである。発光部の光量を増
大させたり、受光素子の配列ピッチを遠距離側で微細化
すれば、かかる問題は解決されるが、コストが高くなっ
てしまう。
おいては、測距可能な被写体距離の範囲に限界がある。
つまり、被写体距離が大きくなるほど、前記反射光の入
射角及び受光される反射光量が小さくなるため、測距精
度が大幅に低下してしまうのである。発光部の光量を増
大させたり、受光素子の配列ピッチを遠距離側で微細化
すれば、かかる問題は解決されるが、コストが高くなっ
てしまう。
【0004】そこで、被写体が最遠に位置する場合で
も、被写界深度が無限遠をカバーするように撮影レンズ
位置を設定する方法が、従来より一般的に採用されてい
る。ところが、この方法によると、無限遠被写体が被写
界深度の許容範囲内にあるとはいえ、遠景撮影時にはピ
ントがあまくなるため、ボケが目立ってしまう。これを
改善するため、測距結果にかかわりなく手動による無限
遠撮影モードの設定で、撮影レンズを無限遠位置に設定
することができるカメラが、特開昭63-214726号等で提
案されている。
も、被写界深度が無限遠をカバーするように撮影レンズ
位置を設定する方法が、従来より一般的に採用されてい
る。ところが、この方法によると、無限遠被写体が被写
界深度の許容範囲内にあるとはいえ、遠景撮影時にはピ
ントがあまくなるため、ボケが目立ってしまう。これを
改善するため、測距結果にかかわりなく手動による無限
遠撮影モードの設定で、撮影レンズを無限遠位置に設定
することができるカメラが、特開昭63-214726号等で提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭63-214
726号のカメラでは、撮影者が意識して無限遠撮影モー
ドを設定しなければならないといった煩わしさがある。
また、風景のような無限遠被写体をパノラマ撮影したい
といった要望も従来より多くあるが、パノラマ撮影され
たものは、プリント時の引伸し倍率が大きいため、撮影
時のピントがあまいと、プリントでボケが更に目立って
しまうといった問題ある。
726号のカメラでは、撮影者が意識して無限遠撮影モー
ドを設定しなければならないといった煩わしさがある。
また、風景のような無限遠被写体をパノラマ撮影したい
といった要望も従来より多くあるが、パノラマ撮影され
たものは、プリント時の引伸し倍率が大きいため、撮影
時のピントがあまいと、プリントでボケが更に目立って
しまうといった問題ある。
【0006】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、撮影者が意識しなくても、無限遠位置にあ
る被写体に対して適正な合焦状態でパノラマ撮影するこ
とが可能な撮影モード切換カメラを提供することを目的
とする。
のであって、撮影者が意識しなくても、無限遠位置にあ
る被写体に対して適正な合焦状態でパノラマ撮影するこ
とが可能な撮影モード切換カメラを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の撮影モード切換カメラは、撮影レンズと,
被写界に向けて照射した光の反射光を検出することによ
り測距を行う測距装置と,所定の縦横比でプリントされ
るように撮影を行う通常撮影モードと該通常撮影モード
における縦横比よりも大きい縦横比でプリントされるよ
うに撮影を行うパノラマ撮影モードとの切換え設定を行
う撮影モード設定手段と,前記パノラマ撮影モードにお
いて前記反射光が検出されなかったとき、予め定めた無
限遠被写体に対する最適合焦位置に前記撮影レンズを位
置させるピント調節手段と,を備えたことを特徴として
いる
め、本発明の撮影モード切換カメラは、撮影レンズと,
被写界に向けて照射した光の反射光を検出することによ
り測距を行う測距装置と,所定の縦横比でプリントされ
るように撮影を行う通常撮影モードと該通常撮影モード
における縦横比よりも大きい縦横比でプリントされるよ
うに撮影を行うパノラマ撮影モードとの切換え設定を行
う撮影モード設定手段と,前記パノラマ撮影モードにお
いて前記反射光が検出されなかったとき、予め定めた無
限遠被写体に対する最適合焦位置に前記撮影レンズを位
置させるピント調節手段と,を備えたことを特徴として
いる
【0008】
【作用】このような構成によると、所定の縦横比でプリ
ントされるように撮影を行う通常撮影モードと該通常撮
影モードにおける縦横比よりも大きい縦横比でプリント
されるように撮影を行うパノラマ撮影モードとの切換え
設定を行う撮影モード設定手段で、パノラマ撮影モード
が設定されているとき、測距装置により反射光が検出さ
れなかった場合には、被写体が無限遠位置にあると考え
られることから、ピント調節手段が予め定めた無限遠被
写体に対する最適合焦位置に撮影レンズを位置させるの
で、無限遠位置にある被写体に対して適正な合焦状態が
得られる。
ントされるように撮影を行う通常撮影モードと該通常撮
影モードにおける縦横比よりも大きい縦横比でプリント
されるように撮影を行うパノラマ撮影モードとの切換え
設定を行う撮影モード設定手段で、パノラマ撮影モード
が設定されているとき、測距装置により反射光が検出さ
れなかった場合には、被写体が無限遠位置にあると考え
られることから、ピント調節手段が予め定めた無限遠被
写体に対する最適合焦位置に撮影レンズを位置させるの
で、無限遠位置にある被写体に対して適正な合焦状態が
得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本実施例のカメラの外観を示してい
る。同図中、2はボディ、3は内蔵フラッシュ部、4は
リモコン受光窓、5はセルフタイマー表示部、6はズー
ム操作スイッチボタン、7はレリーズボタン、8はボデ
ィ2に着脱可能な外付けフラッシュ、9はモード変更ス
イッチ、10はグリップ、11はズーミング可能な撮影
レンズ、15は輝度測定用測光窓、16はファインダー
窓、17は測距装置発光部、18は測距装置受光部であ
る。尚、測距装置発光部・受光部17,18は、発光・
受光される赤外光を透過させるプレート19で覆われて
いる。
明する。図1は、本実施例のカメラの外観を示してい
る。同図中、2はボディ、3は内蔵フラッシュ部、4は
リモコン受光窓、5はセルフタイマー表示部、6はズー
ム操作スイッチボタン、7はレリーズボタン、8はボデ
ィ2に着脱可能な外付けフラッシュ、9はモード変更ス
イッチ、10はグリップ、11はズーミング可能な撮影
レンズ、15は輝度測定用測光窓、16はファインダー
窓、17は測距装置発光部、18は測距装置受光部であ
る。尚、測距装置発光部・受光部17,18は、発光・
受光される赤外光を透過させるプレート19で覆われて
いる。
【0010】ボディ2の上面には、不図示のフラッシュ
モード変更スイッチSFL,ノーマル(通常撮影)/パノラ
マ切換スイッチSPAN及びドライブモード変更スイッチ
SDRVの各スイッチをON/OFFさせるための設定部
材やスイッチボタンが設けられている。また、上記ノー
マル/パノラマ切換スイッチSPANは、所定の縦横比で
プリントされるように撮影を行う通常撮影モードと,そ
の通常撮影モードにおける縦横比よりも大きい縦横比で
プリントされるように撮影を行うパノラマ撮影モードと
の切換え設定を行う撮影モード設定手段を構成し、ON
/OFFによってパノラマ撮影モードと通常撮影モード
との切り換えが行われる。内蔵フラッシュ部3及び外付
けフラッシュ8は、いずれも被写体に対してフラッシュ
発光を行う発光手段である。
モード変更スイッチSFL,ノーマル(通常撮影)/パノラ
マ切換スイッチSPAN及びドライブモード変更スイッチ
SDRVの各スイッチをON/OFFさせるための設定部
材やスイッチボタンが設けられている。また、上記ノー
マル/パノラマ切換スイッチSPANは、所定の縦横比で
プリントされるように撮影を行う通常撮影モードと,そ
の通常撮影モードにおける縦横比よりも大きい縦横比で
プリントされるように撮影を行うパノラマ撮影モードと
の切換え設定を行う撮影モード設定手段を構成し、ON
/OFFによってパノラマ撮影モードと通常撮影モード
との切り換えが行われる。内蔵フラッシュ部3及び外付
けフラッシュ8は、いずれも被写体に対してフラッシュ
発光を行う発光手段である。
【0011】前記リモコン受光窓4は、リモコン受光部
の一部を成し、撮影者が操作するリモコン(図示せず)か
らの光を受光する入口となっている。図2に、本実施例
のリモコン受光部が、広い範囲から受光を行っている状
態(A)と,(A)よりも狭い範囲から受光を行っている状
態(B)とを示す。同図中、21は受光素子、22は受光
ホルダー、22aは突起部、23は光路規制部材、23
aはキー溝、24は駆動レバーである。
の一部を成し、撮影者が操作するリモコン(図示せず)か
らの光を受光する入口となっている。図2に、本実施例
のリモコン受光部が、広い範囲から受光を行っている状
態(A)と,(A)よりも狭い範囲から受光を行っている状
態(B)とを示す。同図中、21は受光素子、22は受光
ホルダー、22aは突起部、23は光路規制部材、23
aはキー溝、24は駆動レバーである。
【0012】図2(A),(B)に示すように、光路規制部
材23は、駆動レバー24に対して嵌合保持され、突起
部22aとキー溝23aにより直進ガイドされている。
不図示の駆動機構により、駆動レバー24を動かすと、
光路規制部材23は光軸AX方向に進退する。このよう
にして、リモコン受光部に対する上下方向の光路規制を
可変としているのである。図2(A)に示す状態と図2
(B)に示す状態との切り換えは、画面モード(ノーマル
(通常撮影)モード/パノラマ撮影モード)の切り換えに
連動している。パノラマ撮影時は画角の上下が狭くな
り、場合により人物の頭部が画角外に出てしまうことも
ありうるが、かかる構成で受光角を規制することによ
り、そのような失敗撮影が生じる確率を低くすることが
可能である。また、この構成は、画面モードの切り換え
に機械的に連動している。
材23は、駆動レバー24に対して嵌合保持され、突起
部22aとキー溝23aにより直進ガイドされている。
不図示の駆動機構により、駆動レバー24を動かすと、
光路規制部材23は光軸AX方向に進退する。このよう
にして、リモコン受光部に対する上下方向の光路規制を
可変としているのである。図2(A)に示す状態と図2
(B)に示す状態との切り換えは、画面モード(ノーマル
(通常撮影)モード/パノラマ撮影モード)の切り換えに
連動している。パノラマ撮影時は画角の上下が狭くな
り、場合により人物の頭部が画角外に出てしまうことも
ありうるが、かかる構成で受光角を規制することによ
り、そのような失敗撮影が生じる確率を低くすることが
可能である。また、この構成は、画面モードの切り換え
に機械的に連動している。
【0013】図3は、図1中のボディ2の底部に設けら
れている三脚スイッチ部を示している。図3中、31は
三脚取付合板、31aは雌ネジ部、33はスイッチ部、
33a及び33bは腕部、34は可動片、35及び36
は取付ネジである。
れている三脚スイッチ部を示している。図3中、31は
三脚取付合板、31aは雌ネジ部、33はスイッチ部、
33a及び33bは腕部、34は可動片、35及び36
は取付ネジである。
【0014】不図示の三脚の雄ネジ部が、カメラのボデ
ィ2底面に設けられた雌ネジ部31aにねじ込まれる
と、雄ネジの先端が可動片34の先端に当接し、これを
押し上げる。可動片34は通常スイッチ部33の腕部3
3aで下方に付勢されているが、三脚に押し上げられる
のに伴い、腕部33aも押し上げる。すると、腕部33
aと33bとの接触が断たれ、スイッチ部33はONか
らOFFに切り換わる。
ィ2底面に設けられた雌ネジ部31aにねじ込まれる
と、雄ネジの先端が可動片34の先端に当接し、これを
押し上げる。可動片34は通常スイッチ部33の腕部3
3aで下方に付勢されているが、三脚に押し上げられる
のに伴い、腕部33aも押し上げる。すると、腕部33
aと33bとの接触が断たれ、スイッチ部33はONか
らOFFに切り換わる。
【0015】図4は、LCD表示部(図10中のLCD
102から成る)によってファインダー表示される液晶
の表示パターンを示している。同図中、41及び42は
パノラマ撮影モード時の視野フレーム、43はズーム焦
点距離表示部、44は測距フレーム、45は通常撮影モ
ード時のパラ補正マークである。
102から成る)によってファインダー表示される液晶
の表示パターンを示している。同図中、41及び42は
パノラマ撮影モード時の視野フレーム、43はズーム焦
点距離表示部、44は測距フレーム、45は通常撮影モ
ード時のパラ補正マークである。
【0016】パノラマ撮影モード時、41aと42a,
41bと42b,41cと42cの3通りのうちパララ
ックスに合わせて1つを選択する。尚、近接撮影時に
は、41cと42cを点灯させる。また、通常撮影モー
ド時には、パラ補正マーク45中、焦点距離に応じて4
5a〜45cのうちのいずれかを点灯させることにより
パララックス補正を行う。
41bと42b,41cと42cの3通りのうちパララ
ックスに合わせて1つを選択する。尚、近接撮影時に
は、41cと42cを点灯させる。また、通常撮影モー
ド時には、パラ補正マーク45中、焦点距離に応じて4
5a〜45cのうちのいずれかを点灯させることにより
パララックス補正を行う。
【0017】従来より、通常/パノラマ撮影モード切換
カメラでは、通常撮影モード時の視野枠にパノラマ撮影
用画枠をライン等で固定表示するタイプが知られてい
る。しかし、このタイプは、撮影距離による視野枠の変
化も表示すると、ファインダー内に多数の視野枠が表示
され、使用時に混乱するといった問題がある。一方、視
差変化による視野枠の変化を、画枠を機械的に移動させ
ることにより行うタイプも知られているが、このタイプ
では、移動用のメカが必要となり、部品点数の増大、カ
メラの大きさが大きくなるといった問題がある。
カメラでは、通常撮影モード時の視野枠にパノラマ撮影
用画枠をライン等で固定表示するタイプが知られてい
る。しかし、このタイプは、撮影距離による視野枠の変
化も表示すると、ファインダー内に多数の視野枠が表示
され、使用時に混乱するといった問題がある。一方、視
差変化による視野枠の変化を、画枠を機械的に移動させ
ることにより行うタイプも知られているが、このタイプ
では、移動用のメカが必要となり、部品点数の増大、カ
メラの大きさが大きくなるといった問題がある。
【0018】本実施例は、通常/パノラマ撮影モードの
切換可能なレンズシャッターカメラのファインダーにお
いて、撮影モードの通常/パノラマの切換に応じたファ
インダー内の画枠の表示を、通常/パノラマの切換えと
ともにいずれか一方の画枠のみについて液晶(LCD)を
用いて行う。その際、測距装置による測距データに基づ
き、視差による画枠の変化に対応するように通常/パノ
ラマそれぞれの画枠位置を変化させて表示する。このよ
うに本実施例の構成によると、簡単な構成で、通常/パ
ノラマ撮影モードに適合した視差変動による画枠の変動
を示すことができる。
切換可能なレンズシャッターカメラのファインダーにお
いて、撮影モードの通常/パノラマの切換に応じたファ
インダー内の画枠の表示を、通常/パノラマの切換えと
ともにいずれか一方の画枠のみについて液晶(LCD)を
用いて行う。その際、測距装置による測距データに基づ
き、視差による画枠の変化に対応するように通常/パノ
ラマそれぞれの画枠位置を変化させて表示する。このよ
うに本実施例の構成によると、簡単な構成で、通常/パ
ノラマ撮影モードに適合した視差変動による画枠の変動
を示すことができる。
【0019】図5〜図7は、露光開口部51aと、その
上下部分を遮光する遮光上部羽根61及び遮光下部羽根
62と、遮光上部羽根61及び遮光下部羽根62を駆動
する機構を示している。そして、図5はパノラマ撮影モ
ード設定状態、図6はパノラマ撮影モード設定状態から
通常撮影モード設定状態への切換え途中の状態、図7は
通常撮影モード設定状態を示している。
上下部分を遮光する遮光上部羽根61及び遮光下部羽根
62と、遮光上部羽根61及び遮光下部羽根62を駆動
する機構を示している。そして、図5はパノラマ撮影モ
ード設定状態、図6はパノラマ撮影モード設定状態から
通常撮影モード設定状態への切換え途中の状態、図7は
通常撮影モード設定状態を示している。
【0020】以下、図5〜図7に基づきパノラマ撮影モ
ード設定状態から通常撮影モード設定状態への切換えに
ついて説明する。尚、本実施例は、所定の縦横比でプリ
ントされるように撮影を行う通常撮影モードと,通常撮
影モードにおける縦横比よりも大きい縦横比でプリント
されるように撮影を行うパノラマ撮影モードとの切換え
設定を行う機能を有しているが、この機能はノーマル/
パノラマ切り換えスイッチSPANを動作させる設定部材
(不図示),遮光上部羽根61等から成る撮影モード設定
手段により行われるものである。そして、以下に説明す
るように各撮影モードに応じた範囲でフィルム露光が行
われることにより、プリントに際してはその露光範囲に
応じてプリントされることになる。
ード設定状態から通常撮影モード設定状態への切換えに
ついて説明する。尚、本実施例は、所定の縦横比でプリ
ントされるように撮影を行う通常撮影モードと,通常撮
影モードにおける縦横比よりも大きい縦横比でプリント
されるように撮影を行うパノラマ撮影モードとの切換え
設定を行う機能を有しているが、この機能はノーマル/
パノラマ切り換えスイッチSPANを動作させる設定部材
(不図示),遮光上部羽根61等から成る撮影モード設定
手段により行われるものである。そして、以下に説明す
るように各撮影モードに応じた範囲でフィルム露光が行
われることにより、プリントに際してはその露光範囲に
応じてプリントされることになる。
【0021】先ず、ノーマル/パノラマ切り換えスイッ
チを設定部材で切り換えると、モーター52の正回転
が、減速ギヤ系を介してギヤ53に伝達される。ギヤ5
3と同軸一体的に回転する切換操作部材54は、図5に
示す状態から反時計方向に回転する。このため、切換操
作部材54の側面54cは、第1駆動レバー56上のピ
ン56aを押動して、第1駆動レバー56を付勢バネ5
7に抗して時計方向に回転させる。
チを設定部材で切り換えると、モーター52の正回転
が、減速ギヤ系を介してギヤ53に伝達される。ギヤ5
3と同軸一体的に回転する切換操作部材54は、図5に
示す状態から反時計方向に回転する。このため、切換操
作部材54の側面54cは、第1駆動レバー56上のピ
ン56aを押動して、第1駆動レバー56を付勢バネ5
7に抗して時計方向に回転させる。
【0022】また、側面54cは、切換操作部材54と
同軸的にカメラボディ2に取り付けられている伝達レバ
ー58に固定されたピン58aを押動する。このため伝
達レバー58は時計方向に回動され、他端に固定されて
いるピン58bと付勢バネ60の付勢力により当接する
立曲部59aを有する第2駆動レバー59を反時計方向
に回動させる。
同軸的にカメラボディ2に取り付けられている伝達レバ
ー58に固定されたピン58aを押動する。このため伝
達レバー58は時計方向に回動され、他端に固定されて
いるピン58bと付勢バネ60の付勢力により当接する
立曲部59aを有する第2駆動レバー59を反時計方向
に回動させる。
【0023】第1駆動レバー56の他端に固定されてい
るピン56bは、遮光上部羽根61右方向に形成されて
いる溝61aに嵌合しており、第2駆動レバー59の他
端に固定されているピン59bは遮光下部羽根62右方
に形成されている溝62aに嵌合している。
るピン56bは、遮光上部羽根61右方向に形成されて
いる溝61aに嵌合しており、第2駆動レバー59の他
端に固定されているピン59bは遮光下部羽根62右方
に形成されている溝62aに嵌合している。
【0024】また、遮光上部羽根61の右方に形成され
ているスリット開口部61bは、第1駆動レバー56の
取付軸に嵌合され、遮光下部羽根62の右方に形成され
ているスリット開口部62bは第2駆動レバー59の取
付軸に嵌合されている。このため、上記第1駆動レバー
56及び第2駆動レバー59の回動により、遮光上部羽
根61は先ず第1駆動レバー56の取付軸を中心として
時計方向に回動し、図6に示すようにボディ2上の固定
ピン51bに当接する。その後、更にピン56bにより
押動されると、今度はこの固定ピン51bを回動中心と
し、第1駆動レバー56の取付軸に規制されながら反時
計方向に回動されて露出開口部51aより、退避を完了
する。
ているスリット開口部61bは、第1駆動レバー56の
取付軸に嵌合され、遮光下部羽根62の右方に形成され
ているスリット開口部62bは第2駆動レバー59の取
付軸に嵌合されている。このため、上記第1駆動レバー
56及び第2駆動レバー59の回動により、遮光上部羽
根61は先ず第1駆動レバー56の取付軸を中心として
時計方向に回動し、図6に示すようにボディ2上の固定
ピン51bに当接する。その後、更にピン56bにより
押動されると、今度はこの固定ピン51bを回動中心と
し、第1駆動レバー56の取付軸に規制されながら反時
計方向に回動されて露出開口部51aより、退避を完了
する。
【0025】同様に遮光下部羽根62は、先ず第2駆動
レバー59の取付軸を中心として反時計方向に回動し、
図6に示すようにボディ2上の固定ピン51cに当接す
る。その後、更に、ピン59bにより押動されると、今
度はこのピン51cを回動中心として第2駆動レバー5
9の取付軸に規制されながら時計方向に回動されて露出
開口部51aより退避を完了する。遮光上部羽根61及
び遮光下部羽根62の退避完了時点で切換操作部材54
上のピン54aは、退避完了検出スイッチ63の接片を
押動して、退避完了検出スイッチ63をONしてモータ
ー52の回動を停止する。このとき、切換操作部材54
上の他端に固設されているピン54bは、クリック係止
部材65の係止部に係止されるので、モーター停止後、
第1駆動レバー56及び第2駆動レバー59の各付勢バ
ネ57,60の付勢力に抗して図7の状態に保持され
る。このようにして、遮光上部羽根61及び遮光下部羽
根62を露出開口部51aより退避した通常撮影状態に
保たれる。
レバー59の取付軸を中心として反時計方向に回動し、
図6に示すようにボディ2上の固定ピン51cに当接す
る。その後、更に、ピン59bにより押動されると、今
度はこのピン51cを回動中心として第2駆動レバー5
9の取付軸に規制されながら時計方向に回動されて露出
開口部51aより退避を完了する。遮光上部羽根61及
び遮光下部羽根62の退避完了時点で切換操作部材54
上のピン54aは、退避完了検出スイッチ63の接片を
押動して、退避完了検出スイッチ63をONしてモータ
ー52の回動を停止する。このとき、切換操作部材54
上の他端に固設されているピン54bは、クリック係止
部材65の係止部に係止されるので、モーター停止後、
第1駆動レバー56及び第2駆動レバー59の各付勢バ
ネ57,60の付勢力に抗して図7の状態に保持され
る。このようにして、遮光上部羽根61及び遮光下部羽
根62を露出開口部51aより退避した通常撮影状態に
保たれる。
【0026】通常撮影モード設定状態からパノラマ撮影
モード設定状態への切換えは、前記設定部材の切換えに
より、モーター52を逆回転して切換操作部材54を図
7の状態より時計方向に回動する。クリック係止部材6
5の付勢バネ66に抗して、クリック係止部材65はピ
ン54bにより押されて時計方向に回動される。第1駆
動レバー56は、このため付勢バネ57の付勢力により
追動して反時計方向に回動される。また、第2駆動レバ
ー59は付勢バネ60の付勢力により伝達レバー58を
押動しながら追動して時計方向に回動される。これらの
回動により遮光上部羽根61は、図7の状態から第1駆
動レバー56の取付軸を中心として反時計方向にピン5
6bにより押動される。ボディ2上のピン51dに当接
後は、ピン51dを回動中心として時計方向に回動して
ピン51fに当接して停止する。
モード設定状態への切換えは、前記設定部材の切換えに
より、モーター52を逆回転して切換操作部材54を図
7の状態より時計方向に回動する。クリック係止部材6
5の付勢バネ66に抗して、クリック係止部材65はピ
ン54bにより押されて時計方向に回動される。第1駆
動レバー56は、このため付勢バネ57の付勢力により
追動して反時計方向に回動される。また、第2駆動レバ
ー59は付勢バネ60の付勢力により伝達レバー58を
押動しながら追動して時計方向に回動される。これらの
回動により遮光上部羽根61は、図7の状態から第1駆
動レバー56の取付軸を中心として反時計方向にピン5
6bにより押動される。ボディ2上のピン51dに当接
後は、ピン51dを回動中心として時計方向に回動して
ピン51fに当接して停止する。
【0027】同様に遮光下部羽根62は、図7の状態か
ら第2駆動レバー59の取付軸を中心として、時計方向
にピン59bにより押動される。ボディ2上のピン51
eに当接後は、ピン51eを回動中心として反時計方向
に回動してピン51gに当接して停止する。尚、64は
パノラマ設定検出スイッチで、ピン54aにより接片を
押動されて閉じることによりモーター52は停止され
る。
ら第2駆動レバー59の取付軸を中心として、時計方向
にピン59bにより押動される。ボディ2上のピン51
eに当接後は、ピン51eを回動中心として反時計方向
に回動してピン51gに当接して停止する。尚、64は
パノラマ設定検出スイッチで、ピン54aにより接片を
押動されて閉じることによりモーター52は停止され
る。
【0028】図8及び図9は、内蔵フラッシュ部3のフ
ラッシュ発光部Fの前のシリンドリカルレンズl1,l2
を移動させることでフラッシュの照射角の変更を行って
いる状態をそれぞれ示す平面図及び側面図である。尚、
図8及び図9のそれぞれについて、(a)はテレ端パノラ
マ時,(b)はテレ端ノーマル時,(c)はワイド端パノラ
マ時,(d)はワイド端ノーマル時におけるレンズ等の配
置及び照射角を示している。
ラッシュ発光部Fの前のシリンドリカルレンズl1,l2
を移動させることでフラッシュの照射角の変更を行って
いる状態をそれぞれ示す平面図及び側面図である。尚、
図8及び図9のそれぞれについて、(a)はテレ端パノラ
マ時,(b)はテレ端ノーマル時,(c)はワイド端パノラ
マ時,(d)はワイド端ノーマル時におけるレンズ等の配
置及び照射角を示している。
【0029】テレとワイドとの切り換えにおいては、シ
リンドリカルレンズl1を前後させることにより、主に
左右方向の照射角を変更させる。つまり、テレ時は狭
く、ワイド時は広くなるようにしている。また、ノーマ
ル撮影とパノラマ撮影との切り換えは、シリンドリカル
レンズl2を前後させることにより、上下方向の照射角
を変更させる。つまり、ノーマル時は広く、パノラマ時
は狭くなるようにしている。なお、本実施例のカメラ
は、ワイド端(例えば焦点距離28mm)からテレ端(例えば
焦点距離105mm)の間で、連続的にズーム可能であり、ワ
イド端とテレ端の間に設定したときは、シリンドリカル
レンズl1及びl2は図8及び図9に示す位置の間の位置
に移動される。
リンドリカルレンズl1を前後させることにより、主に
左右方向の照射角を変更させる。つまり、テレ時は狭
く、ワイド時は広くなるようにしている。また、ノーマ
ル撮影とパノラマ撮影との切り換えは、シリンドリカル
レンズl2を前後させることにより、上下方向の照射角
を変更させる。つまり、ノーマル時は広く、パノラマ時
は狭くなるようにしている。なお、本実施例のカメラ
は、ワイド端(例えば焦点距離28mm)からテレ端(例えば
焦点距離105mm)の間で、連続的にズーム可能であり、ワ
イド端とテレ端の間に設定したときは、シリンドリカル
レンズl1及びl2は図8及び図9に示す位置の間の位置
に移動される。
【0030】次に、図31乃至図38に基づいて、フラ
ッシュ配光切換えの機構が異なる他の実施例について説
明する。図31は、通常撮影モード時の画面サイズ(24m
m×36mm)に対して必要なフラッシュの照射範囲(照射角)
と,パノラマ撮影モード時の画面サイズ(13mm×36mm)に
対して必要なフラッシュの照射範囲(照射角)とを示して
いる。
ッシュ配光切換えの機構が異なる他の実施例について説
明する。図31は、通常撮影モード時の画面サイズ(24m
m×36mm)に対して必要なフラッシュの照射範囲(照射角)
と,パノラマ撮影モード時の画面サイズ(13mm×36mm)に
対して必要なフラッシュの照射範囲(照射角)とを示して
いる。
【0031】通常撮影モードでの画面サイズ(通常サイ
ズ)に対応したフラッシュを使用すれば、パノラマサイ
ズモードでの画面サイズ(パノラマサイズ)に対応する照
射範囲を照射することができるが、パノラマサイズの画
面外も照射することになるため効率が悪い。そこで、以
下に説明するように、通常サイズ撮影時とパノラマ撮影
時とで照射範囲を切り換えることにより、パノラマ撮影
時には照射範囲を効率よく照らせば、最長撮影距離をの
ばすことができる。
ズ)に対応したフラッシュを使用すれば、パノラマサイ
ズモードでの画面サイズ(パノラマサイズ)に対応する照
射範囲を照射することができるが、パノラマサイズの画
面外も照射することになるため効率が悪い。そこで、以
下に説明するように、通常サイズ撮影時とパノラマ撮影
時とで照射範囲を切り換えることにより、パノラマ撮影
時には照射範囲を効率よく照らせば、最長撮影距離をの
ばすことができる。
【0032】図32は通常サイズで撮影する場合の本発
明の他の実施例の正面図であり、図33はそのときのフ
ラッシュ部の内部構造を示す側面図である。図32及び
図33では、発光部可動ユニット72がポップダウンし
た状態にある。図34はパノラマサイズで撮影する場合
の本実施例の正面図であり、図35はそのときのフラッ
シュ部の内部構造を示す本実施例の側面図である。図3
4及び図35では、発光部可動ユニット72がポップア
ップした状態にある。
明の他の実施例の正面図であり、図33はそのときのフ
ラッシュ部の内部構造を示す側面図である。図32及び
図33では、発光部可動ユニット72がポップダウンし
た状態にある。図34はパノラマサイズで撮影する場合
の本実施例の正面図であり、図35はそのときのフラッ
シュ部の内部構造を示す本実施例の側面図である。図3
4及び図35では、発光部可動ユニット72がポップア
ップした状態にある。
【0033】画面サイズ切換スイッチ71の操作によ
り、フラッシュ部を構成する発光部可動ユニット72
は、ポップアップ/ポップダウンを交互に繰り返す。図
34中、73aは第1パネルであり、これによりフラッ
シュ光をパノラマサイズに適した配光になるように配光
特性を調整している。また、図32,図34中、73b
は第2パネルであり、これにより第1パネル73aを通
過したフラッシュ光を、上下方向にのみ拡散して、通常
サイズに適した配光特性になるように配光特性を調整し
ている。つまり、発光部可動ユニット72の収納位置で
は、第1パネル73aを通過したフラッシュ光は、拡散
板である第2パネル73bをも通過することになる。従
って、発光部可動ユニット72をポップアップさせれ
ば、パノラマサイズに対応した照射角に切り換えること
ができ、ポップダウンさせれば、通常サイズに対応した
照射角に切り換えることができるのである。
り、フラッシュ部を構成する発光部可動ユニット72
は、ポップアップ/ポップダウンを交互に繰り返す。図
34中、73aは第1パネルであり、これによりフラッ
シュ光をパノラマサイズに適した配光になるように配光
特性を調整している。また、図32,図34中、73b
は第2パネルであり、これにより第1パネル73aを通
過したフラッシュ光を、上下方向にのみ拡散して、通常
サイズに適した配光特性になるように配光特性を調整し
ている。つまり、発光部可動ユニット72の収納位置で
は、第1パネル73aを通過したフラッシュ光は、拡散
板である第2パネル73bをも通過することになる。従
って、発光部可動ユニット72をポップアップさせれ
ば、パノラマサイズに対応した照射角に切り換えること
ができ、ポップダウンさせれば、通常サイズに対応した
照射角に切り換えることができるのである。
【0034】図36は第2パネル73bを示す正面図で
あり、図37はそのA−A’線断面図である。図38
は、通常撮影モード及びパノラマ撮影モードのそれぞれ
画面サイズに対応したフラッシュ光の上下方向での集光
の様子を示している。
あり、図37はそのA−A’線断面図である。図38
は、通常撮影モード及びパノラマ撮影モードのそれぞれ
画面サイズに対応したフラッシュ光の上下方向での集光
の様子を示している。
【0035】図10は、本実施例の制御系の構成を示す
ブロック図である。マイクロコンピュータ(以下「マイ
コン」という)100が、スイッチSM,S1,S2,SR
C,SFL,SPAN,SMODE,SDRV,SZT,SZW,SREW,
SEXTFL,STRIPOD,SPOSP,SPOSN,SWIND及びSFIL
MのON/OFFに基づいて、カメラ全体の制御を行っ
ている。各スイッチのONの意味を後記表1に示す。
ブロック図である。マイクロコンピュータ(以下「マイ
コン」という)100が、スイッチSM,S1,S2,SR
C,SFL,SPAN,SMODE,SDRV,SZT,SZW,SREW,
SEXTFL,STRIPOD,SPOSP,SPOSN,SWIND及びSFIL
MのON/OFFに基づいて、カメラ全体の制御を行っ
ている。各スイッチのONの意味を後記表1に示す。
【0036】LCD101は、ボディ2(図1)上面に設
けられている。LCD102は、図4に示すパターンの
表示を行うLCD表示部を構成する。LED103は、
ファインダー内情報の表示を行う。LED104は、セ
ルフタイマー表示部5(図1)を構成する。
けられている。LCD102は、図4に示すパターンの
表示を行うLCD表示部を構成する。LED103は、
ファインダー内情報の表示を行う。LED104は、セ
ルフタイマー表示部5(図1)を構成する。
【0037】測光・測距回路105は、マイコン100
との信号のやりとりによって測距及び測光を行う。リモ
コン信号受信回路106は、リモコン受光窓4(図1)で
受光した光に基づき、マイコン100との信号のやりと
りによってレリーズ動作等を行う。インターフェイスI
C112は、シャッター107,ズームモーター10
8,フィルム給送モーター109,画面モード切換モー
ター52,フラッシュ(図1中の内蔵フラッシュ部3及
び外付けフラッシュに相当する)111及びAFモータ
ー117とマイコン100とのインターフェイスであ
る。データバック113は、日付や撮影情報等をメモリ
ーしておくための装置である。114はパノラマ専用の
外部フラッシュ取付端子、115はズームエンコーダ、
116はDX端子、118はAFエンコーダである。
との信号のやりとりによって測距及び測光を行う。リモ
コン信号受信回路106は、リモコン受光窓4(図1)で
受光した光に基づき、マイコン100との信号のやりと
りによってレリーズ動作等を行う。インターフェイスI
C112は、シャッター107,ズームモーター10
8,フィルム給送モーター109,画面モード切換モー
ター52,フラッシュ(図1中の内蔵フラッシュ部3及
び外付けフラッシュに相当する)111及びAFモータ
ー117とマイコン100とのインターフェイスであ
る。データバック113は、日付や撮影情報等をメモリ
ーしておくための装置である。114はパノラマ専用の
外部フラッシュ取付端子、115はズームエンコーダ、
116はDX端子、118はAFエンコーダである。
【0038】ファインダー内情報の表示を行う前記LE
D103は、カメラのファインダー横にある2つのLE
D(緑,赤)から成り、撮影者に撮影情報を知らせる。2
つのLEDは、点灯等により以下のような意味の情報を
撮影者に知らせる。 緑:点灯 … 測距OK(撮影OK) 緑:速い点滅 … 測距範囲外警告→レリーズロック 赤:点灯 … フラッシュ撮影表示(プリ発光なし) 赤:変速点滅 … フラッシュ撮影表示(プリ発光有り) 赤:速い点滅 … フラッシュ充電中→レリーズロック 赤:遅い点滅 … 発光禁止モードでの手ぶれ警告
D103は、カメラのファインダー横にある2つのLE
D(緑,赤)から成り、撮影者に撮影情報を知らせる。2
つのLEDは、点灯等により以下のような意味の情報を
撮影者に知らせる。 緑:点灯 … 測距OK(撮影OK) 緑:速い点滅 … 測距範囲外警告→レリーズロック 赤:点灯 … フラッシュ撮影表示(プリ発光なし) 赤:変速点滅 … フラッシュ撮影表示(プリ発光有り) 赤:速い点滅 … フラッシュ充電中→レリーズロック 赤:遅い点滅 … 発光禁止モードでの手ぶれ警告
【0039】図11は、本実施例の動作のメインルーチ
ンを示すフローチャートである。先ず、電池が装着され
ると初期化を開始する(#0)。ここで、図12に示す初
期化のサブルーチンについて説明する。ステップ#10
0でマイコン100(図10)の内部状態をクリアする。
ステップ#105でカメラ状態をチェックする。つま
り、マイコンのプログラムスタート時に、カメラの各種
スイッチの状態(裏蓋の開閉・フィルムの在否を含む),
ズームエンコーダの状態(焦点距離情報に変換)等のチェ
ックを行い、カメラのメモリ上のデータを実際のカメラ
の状態に一致させ、以後の制御が正常に行えるようにす
るのである。
ンを示すフローチャートである。先ず、電池が装着され
ると初期化を開始する(#0)。ここで、図12に示す初
期化のサブルーチンについて説明する。ステップ#10
0でマイコン100(図10)の内部状態をクリアする。
ステップ#105でカメラ状態をチェックする。つま
り、マイコンのプログラムスタート時に、カメラの各種
スイッチの状態(裏蓋の開閉・フィルムの在否を含む),
ズームエンコーダの状態(焦点距離情報に変換)等のチェ
ックを行い、カメラのメモリ上のデータを実際のカメラ
の状態に一致させ、以後の制御が正常に行えるようにす
るのである。
【0040】次に、ステップ#110でフラグF.ER
RORがセットされているか否かを判定する。セットさ
れていれば(F.ERROR=1)リターンし、セットさ
れていなければ(F.ERROR=0)、ステップ#11
5へ進む。
RORがセットされているか否かを判定する。セットさ
れていれば(F.ERROR=1)リターンし、セットさ
れていなければ(F.ERROR=0)、ステップ#11
5へ進む。
【0041】上記フラグF.ERRORは、異常発生フ
ラグであり、1のときはシーケンス実行中に何らかの異
常が発生したことを示すものである。このフラグF.E
RRORは、後述する図25の画面モード切換のサブル
ーチンにおいて、画面モード切り換えが所定時間内に完
了しないときにセットされる。
ラグであり、1のときはシーケンス実行中に何らかの異
常が発生したことを示すものである。このフラグF.E
RRORは、後述する図25の画面モード切換のサブル
ーチンにおいて、画面モード切り換えが所定時間内に完
了しないときにセットされる。
【0042】尚、本実施例のフローチャートには明示さ
れていないが、例えば「巻き上げ」のサブルーチンにお
いて所定時間内にフィルムの移動に連係して発生するは
ずの所定数のパルスがこない場合,「巻戻し」のサブル
ーチンにおいて所定時間内に巻戻しが完了しない(フィ
ルム検知スイッチがフィルム無しの状態に変化しない)
場合,「昇圧」のサブルーチンにおいて所定時間内(例
えば15秒)に充電が完了しない場合等の異常を検知す
ると、フラグF.ERRORがセットされるように設定
してもよい。
れていないが、例えば「巻き上げ」のサブルーチンにお
いて所定時間内にフィルムの移動に連係して発生するは
ずの所定数のパルスがこない場合,「巻戻し」のサブル
ーチンにおいて所定時間内に巻戻しが完了しない(フィ
ルム検知スイッチがフィルム無しの状態に変化しない)
場合,「昇圧」のサブルーチンにおいて所定時間内(例
えば15秒)に充電が完了しない場合等の異常を検知す
ると、フラグF.ERRORがセットされるように設定
してもよい。
【0043】ステップ#115では画面モード切換を行
う。画面モードとは、通常撮影モード及びパノラマ撮影
モードのことをいう。従って、画面モード切換とは、通
常撮影モードにある場合にパノラマ撮影モードに切り換
え、パノラマ撮影モードにある場合に通常撮影モードに
切り換えることをいう。画面モード切換については、図
25のサブルーチンに基づいて後述する。
う。画面モードとは、通常撮影モード及びパノラマ撮影
モードのことをいう。従って、画面モード切換とは、通
常撮影モードにある場合にパノラマ撮影モードに切り換
え、パノラマ撮影モードにある場合に通常撮影モードに
切り換えることをいう。画面モード切換については、図
25のサブルーチンに基づいて後述する。
【0044】次に、ステップ#120で再びフラグF.
ERRORがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていれば(F.ERROR=1)リターンし、セッ
トされていなければ(F.ERROR=0)、ステップ#
125へ進む。ステップ#125では、再び画面モード
切換を行う。ステップ#130で更にフラグF.ERR
ORがセットされているか否かを判定する。セットされ
ていれば(F.ERROR=1)リターンし、セットされ
ていなければ(F.ERROR=0)、ステップ#135
へ進む。ステップ#135でモードを初期化した後、リ
ターンする。尚、モード初期化については図14のサブ
ルーチンに基づいて後述する。
ERRORがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていれば(F.ERROR=1)リターンし、セッ
トされていなければ(F.ERROR=0)、ステップ#
125へ進む。ステップ#125では、再び画面モード
切換を行う。ステップ#130で更にフラグF.ERR
ORがセットされているか否かを判定する。セットされ
ていれば(F.ERROR=1)リターンし、セットされ
ていなければ(F.ERROR=0)、ステップ#135
へ進む。ステップ#135でモードを初期化した後、リ
ターンする。尚、モード初期化については図14のサブ
ルーチンに基づいて後述する。
【0045】上記のように、画面モード切換を2回行う
ことで、画面モードを最初のモード状態に戻している。
例えば、ノーマル→パノラマ→ノーマルと切り換えた
り、パノラマ→ノーマル→パノラマと切り換えたりして
いるのである。これは、電源投入時のカメラの画面モー
ド(ノーマルモード又はパノラマモード)を保存するとと
もに、画面モード切り換え機構のチェックをする必要が
あるからである。
ことで、画面モードを最初のモード状態に戻している。
例えば、ノーマル→パノラマ→ノーマルと切り換えた
り、パノラマ→ノーマル→パノラマと切り換えたりして
いるのである。これは、電源投入時のカメラの画面モー
ド(ノーマルモード又はパノラマモード)を保存するとと
もに、画面モード切り換え機構のチェックをする必要が
あるからである。
【0046】この点に関し、更に詳しく説明する。従
来、通常/パノラマ両用カメラにおいて、画面モードの
切換にはフィルム装填前にパノラマアダプター着脱又は
スイッチ切換えを用い、パノラマ撮影モード又は通常撮
影モードに決定し、フィルム1本を単一のモードで撮影
しきらなければならなかった(特開昭62-163033号等)。
しかし、パノラマカメラの普及に伴い、1本のフィルム
途中での通常/パノラマ切換可能なカメラが待望されて
きた。また、電源投入時、フィルム装填時において前撮
影のモードを保持したままであったため、前撮影がパノ
ラマ撮影であった場合、そのままパノラマモードが保持
され、撮影者が誤って、パノラマ撮影を続けてしまうと
いう問題点が生じていた。
来、通常/パノラマ両用カメラにおいて、画面モードの
切換にはフィルム装填前にパノラマアダプター着脱又は
スイッチ切換えを用い、パノラマ撮影モード又は通常撮
影モードに決定し、フィルム1本を単一のモードで撮影
しきらなければならなかった(特開昭62-163033号等)。
しかし、パノラマカメラの普及に伴い、1本のフィルム
途中での通常/パノラマ切換可能なカメラが待望されて
きた。また、電源投入時、フィルム装填時において前撮
影のモードを保持したままであったため、前撮影がパノ
ラマ撮影であった場合、そのままパノラマモードが保持
され、撮影者が誤って、パノラマ撮影を続けてしまうと
いう問題点が生じていた。
【0047】そこで、本実施例ではこのような問題点を
解決するため、フィルム途中で通常撮影モードとパノラ
マ撮影モードとの切換えが可能なカメラであって、初期
設定時(電池装着時、電源投入時、フィルム装填時)に、
自動的に撮影モードを通常撮影モードに切り換えること
で、撮影者の意図に反した誤ったパノラマ撮影を防止し
うるようにしているのである。
解決するため、フィルム途中で通常撮影モードとパノラ
マ撮影モードとの切換えが可能なカメラであって、初期
設定時(電池装着時、電源投入時、フィルム装填時)に、
自動的に撮影モードを通常撮影モードに切り換えること
で、撮影者の意図に反した誤ったパノラマ撮影を防止し
うるようにしているのである。
【0048】図11のメインルーチンに戻り、ステップ
#10で異常処理を行う。異常処理のサブルーチンを図
13に示す。ステップ#200で、フラグF.ERRO
Rがセットされているか否かを判定する。セットされて
いれば(F.ERROR=1)ステップ#210でレリー
ズロックし、セットされていなければ(F.ERROR
=0)リターンする。レリーズロックは、従来より知ら
れている一般的な機構により行う。
#10で異常処理を行う。異常処理のサブルーチンを図
13に示す。ステップ#200で、フラグF.ERRO
Rがセットされているか否かを判定する。セットされて
いれば(F.ERROR=1)ステップ#210でレリー
ズロックし、セットされていなければ(F.ERROR
=0)リターンする。レリーズロックは、従来より知ら
れている一般的な機構により行う。
【0049】図11のメインルーチンに戻り、ステップ
#15でスイッチSRCがONからOFFに切り換わった
か否かを判定する。尚、スイッチSRCは、裏蓋が開くと
ONし、閉じるとOFFする。スイッチSRCがONから
OFFに切り換わったと判定された場合、ステップ#1
6に進み、そのように判定されなかった場合、ステップ
#20に進む。
#15でスイッチSRCがONからOFFに切り換わった
か否かを判定する。尚、スイッチSRCは、裏蓋が開くと
ONし、閉じるとOFFする。スイッチSRCがONから
OFFに切り換わったと判定された場合、ステップ#1
6に進み、そのように判定されなかった場合、ステップ
#20に進む。
【0050】ステップ#16では、モード初期化が行わ
れる。モード初期化のサブルーチンを図14に示す。ま
ず、ステップ#300でフラグF.SLFをリセットす
る(F.SLF=0)。フラグF.SLFは、セルフタイ
マーで撮影を行う撮影モード(以下「セルフモード」と
いう)か否かを意味し、セットされると1になる。
れる。モード初期化のサブルーチンを図14に示す。ま
ず、ステップ#300でフラグF.SLFをリセットす
る(F.SLF=0)。フラグF.SLFは、セルフタイ
マーで撮影を行う撮影モード(以下「セルフモード」と
いう)か否かを意味し、セットされると1になる。
【0051】次に、ステップ#ステップ310でフラグ
F.ASZをリセットする(F.ASZ=0)。フラグ
F.ASZは、オートスタンバイズーム(Auto Stand-by
Zoom,以下「ASZ」という)を行う撮影モード(以下
「ASZモード」という)か否かを意味し、セットされ
ると1になる。ASZは従来より公知の機能であり、例
えば撮影者がファインダに眼を近づけると、被写体距離
にかかわらず特定の被写体(例えば、人間)が常に同じ倍
率で撮影されるようにズーミングが自動的に行われる機
能である。特定の被写体についての被写体距離と焦点距
離との関係は、予めASZのプログラムラインとして設
定されることになる。
F.ASZをリセットする(F.ASZ=0)。フラグ
F.ASZは、オートスタンバイズーム(Auto Stand-by
Zoom,以下「ASZ」という)を行う撮影モード(以下
「ASZモード」という)か否かを意味し、セットされ
ると1になる。ASZは従来より公知の機能であり、例
えば撮影者がファインダに眼を近づけると、被写体距離
にかかわらず特定の被写体(例えば、人間)が常に同じ倍
率で撮影されるようにズーミングが自動的に行われる機
能である。特定の被写体についての被写体距離と焦点距
離との関係は、予めASZのプログラムラインとして設
定されることになる。
【0052】ついで、ステップ#320でフラグF.D
EPTHをリセットする(F.DEPTH=0)。フラグ
F.DEPTHは、デプスモードフラグである。図20
の合焦のサブルーチンにおいて後述するが、F.DEP
TH=1のとき、被写界深度を考慮してレンズの合焦位
置を主要被写体からやや後方にずらすことにより、人物
と背景の両方にピントの合った写真が撮れるように制御
が行われる。
EPTHをリセットする(F.DEPTH=0)。フラグ
F.DEPTHは、デプスモードフラグである。図20
の合焦のサブルーチンにおいて後述するが、F.DEP
TH=1のとき、被写界深度を考慮してレンズの合焦位
置を主要被写体からやや後方にずらすことにより、人物
と背景の両方にピントの合った写真が撮れるように制御
が行われる。
【0053】ステップ#330でフラグF.CONTを
リセットする(F.CONT=0)。尚、フラグF.CO
NTは、連写で撮影を行う撮影モード(以下「連写モー
ド」という)か否かを意味し、セットされると1にな
る。次に、ステップ#340でフラグF.PANがノー
マル状態(F.PAN=0)かパノラマ状態(F.PAN
=1)かを判定する。ノーマル状態ならば、リターンす
る。パノラマ状態ならば、ステップ#350で画面モー
ド切換のサブルーチン(図25)を実行した後、リターン
する。これによって、フィルム装填時に画面モードを通
常撮影モードにすることができる。
リセットする(F.CONT=0)。尚、フラグF.CO
NTは、連写で撮影を行う撮影モード(以下「連写モー
ド」という)か否かを意味し、セットされると1にな
る。次に、ステップ#340でフラグF.PANがノー
マル状態(F.PAN=0)かパノラマ状態(F.PAN
=1)かを判定する。ノーマル状態ならば、リターンす
る。パノラマ状態ならば、ステップ#350で画面モー
ド切換のサブルーチン(図25)を実行した後、リターン
する。これによって、フィルム装填時に画面モードを通
常撮影モードにすることができる。
【0054】図11のメインルーチンに戻り、ステップ
#18のイニシャルロードを行い、ステップ#10に戻
る。ここで、イニシャルロードとは、新しいフィルムパ
トローネを装填したときに、フィルムの第1コマが露光
窓のところに位置するようにフィルムを給送する動作を
いう。
#18のイニシャルロードを行い、ステップ#10に戻
る。ここで、イニシャルロードとは、新しいフィルムパ
トローネを装填したときに、フィルムの第1コマが露光
窓のところに位置するようにフィルムを給送する動作を
いう。
【0055】ステップ#20では、スイッチSMがOF
FからONに切り換わったか否かを判定する。スイッチ
SMがOFFからONに切り換わったと判定された場
合、ステップ#21に進み、そのように判定されなかっ
た場合、ステップ#25に進む。
FからONに切り換わったか否かを判定する。スイッチ
SMがOFFからONに切り換わったと判定された場
合、ステップ#21に進み、そのように判定されなかっ
た場合、ステップ#25に進む。
【0056】ステップ#21では、ステップ#16と同
様に図14に示すモード初期化のサブルーチンを実行す
る。これによって、電源投入時に、画面モードを通常撮
影モードにすることができる。モード初期化後、ステッ
プ#22でLCDをON(表示状態)にし、ステップ#1
0に戻る。ここで、LCDとは、図10中のLCD10
1,102である。
様に図14に示すモード初期化のサブルーチンを実行す
る。これによって、電源投入時に、画面モードを通常撮
影モードにすることができる。モード初期化後、ステッ
プ#22でLCDをON(表示状態)にし、ステップ#1
0に戻る。ここで、LCDとは、図10中のLCD10
1,102である。
【0057】ステップ#25では、スイッチSMがON
からOFFに切り換わったか否かを判定する。スイッチ
SMがONからOFFに切り換わったと判定された場
合、ステップ#26に進み、そのように判定されなかっ
た場合、ステップ#30に進む。ステップ#26では、
LCDをOFF(非表示状態)にし、ステップ#10に戻
る。ステップ#30ではスイッチSMがON状態か否か
を判定する。ON状態ならばステップ#35に進み、O
N状態になければステップ#10に戻る。
からOFFに切り換わったか否かを判定する。スイッチ
SMがONからOFFに切り換わったと判定された場
合、ステップ#26に進み、そのように判定されなかっ
た場合、ステップ#30に進む。ステップ#26では、
LCDをOFF(非表示状態)にし、ステップ#10に戻
る。ステップ#30ではスイッチSMがON状態か否か
を判定する。ON状態ならばステップ#35に進み、O
N状態になければステップ#10に戻る。
【0058】ステップ#35ではSREWがOFFからO
Nに切り換わったか否かを判定する。スイッチSREWが
OFFからONに切り換わったと判定された場合、ステ
ップ#36に進み、そのように判定されなかった場合、
ステップ#40に進む。
Nに切り換わったか否かを判定する。スイッチSREWが
OFFからONに切り換わったと判定された場合、ステ
ップ#36に進み、そのように判定されなかった場合、
ステップ#40に進む。
【0059】ステップ#36では、SFILMがON状態か
否かを判定する。スイッチSFILMはフィルムが装填され
ていない場合ONするので、ON状態であればステップ
#40に進む。これは、フィルムが入っていないにもか
かわらず巻戻し開始スイッチSREWがONされたことに
なるからである。ON状態になければステップ#37に
進み、従来より知られている一般的な機構により、巻戻
し動作を行う。巻戻し終了後、ステップ#10に戻る。
否かを判定する。スイッチSFILMはフィルムが装填され
ていない場合ONするので、ON状態であればステップ
#40に進む。これは、フィルムが入っていないにもか
かわらず巻戻し開始スイッチSREWがONされたことに
なるからである。ON状態になければステップ#37に
進み、従来より知られている一般的な機構により、巻戻
し動作を行う。巻戻し終了後、ステップ#10に戻る。
【0060】ステップ#40では、フラッシュモード変
更スイッチSFLがOFFからONに切り換わったか否か
を判定する。スイッチSFLがOFFからONに切り換わ
ったと判定された場合、ステップ#41に進み、そのよ
うに判定されなかった場合、ステップ#45に進む。
更スイッチSFLがOFFからONに切り換わったか否か
を判定する。スイッチSFLがOFFからONに切り換わ
ったと判定された場合、ステップ#41に進み、そのよ
うに判定されなかった場合、ステップ#45に進む。
【0061】ステップ#41では、フラッシュモード変
更が行われる。フラッシュモード変更のサブルーチンを
図27に示す。まず、ステップ#1200でフラグF.
FLOFFがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていれば(F.FLOFF=1)ステップ#120
1に進み、セットされていなければ(F.FLOFF=
0)ステップ#1210に進む。フラグF.FLOFF
は、発光禁止状態か否かを意味しており、発光禁止状態
にセットされると1になる。
更が行われる。フラッシュモード変更のサブルーチンを
図27に示す。まず、ステップ#1200でフラグF.
FLOFFがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていれば(F.FLOFF=1)ステップ#120
1に進み、セットされていなければ(F.FLOFF=
0)ステップ#1210に進む。フラグF.FLOFF
は、発光禁止状態か否かを意味しており、発光禁止状態
にセットされると1になる。
【0062】ステップ#1201では、フラグF.FL
OFFをリセットする(F.FLOFF=0)。次にステ
ップ#1202でフラグF.FLONをリセットする
(F.FLON=0)。フラグF.FLONは、強制発光
状態か否かを意味しており、強制発光状態にセットされ
ると1になる。ついで、ステップ#1203でフラグ
F.PFLをセットし(F.PFL=1)、ステップ#1
240へ進む。フラグF.PFLは、プリ発光許可状態
か否かを意味しており、プリ発光許可状態にセットされ
ると1になる。
OFFをリセットする(F.FLOFF=0)。次にステ
ップ#1202でフラグF.FLONをリセットする
(F.FLON=0)。フラグF.FLONは、強制発光
状態か否かを意味しており、強制発光状態にセットされ
ると1になる。ついで、ステップ#1203でフラグ
F.PFLをセットし(F.PFL=1)、ステップ#1
240へ進む。フラグF.PFLは、プリ発光許可状態
か否かを意味しており、プリ発光許可状態にセットされ
ると1になる。
【0063】前記内蔵フラッシュ部3等の発光手段を動
作させるフラッシュ発光モードと,その発光手段の動作
を禁止するフラッシュ発光禁止モードとの切換え設定
は、フラッシュモード変更スイッチSFL,スイッチSFL
をON/OFFする設定部材等から成るフラッシュモー
ド設定手段により行われる。
作させるフラッシュ発光モードと,その発光手段の動作
を禁止するフラッシュ発光禁止モードとの切換え設定
は、フラッシュモード変更スイッチSFL,スイッチSFL
をON/OFFする設定部材等から成るフラッシュモー
ド設定手段により行われる。
【0064】ステップ#1240では、スイッチSTRIP
ODがON状態か否かを判定する。スイッチSTRIPODは、
図3に示すスイッチ部33から成っており、先に述べた
ように三脚が取り付けられると可動片34等が押し上げ
られてOFF状態となる。ON状態(三脚なしの状態)で
あれば、ステップ#1250へ進み、フラグF.FLS
LOWをリセットし(F.FLSLOW=0)、リターン
する。OFF状態(三脚取付状態)であれば、ステップ#
1245へ進み、フラグF.FLSLOWをセットし
(F.FLSLOW=1)、リターンする。
ODがON状態か否かを判定する。スイッチSTRIPODは、
図3に示すスイッチ部33から成っており、先に述べた
ように三脚が取り付けられると可動片34等が押し上げ
られてOFF状態となる。ON状態(三脚なしの状態)で
あれば、ステップ#1250へ進み、フラグF.FLS
LOWをリセットし(F.FLSLOW=0)、リターン
する。OFF状態(三脚取付状態)であれば、ステップ#
1245へ進み、フラグF.FLSLOWをセットし
(F.FLSLOW=1)、リターンする。
【0065】フラグF.FLSLOWは、スローシンク
ロモードにあるか否かを意味しており、スローシンクロ
モードにセットされると1になり、リセットされると0
になる。フラッシュモードが設定され、更に先に述べた
ように三脚への取付けを検出するスイッチ部33により
三脚への取付けが検出されたときのみスローシンクロモ
ードが自動的に設定されスローシンクロ撮影に対応した
露出制御が行われるのである。さらに、図11に示す如
く、ステップ#81及び#82において、STRIPODのO
N,OFFが変更されたとき、ステップ#83におい
て、図27のスローシンクロ設定のサブルーチンに入
り、ステップ#1260において発光禁止状態でない場
合、三脚の有無に応じてスローシンクロの設定又は解除
を行う。
ロモードにあるか否かを意味しており、スローシンクロ
モードにセットされると1になり、リセットされると0
になる。フラッシュモードが設定され、更に先に述べた
ように三脚への取付けを検出するスイッチ部33により
三脚への取付けが検出されたときのみスローシンクロモ
ードが自動的に設定されスローシンクロ撮影に対応した
露出制御が行われるのである。さらに、図11に示す如
く、ステップ#81及び#82において、STRIPODのO
N,OFFが変更されたとき、ステップ#83におい
て、図27のスローシンクロ設定のサブルーチンに入
り、ステップ#1260において発光禁止状態でない場
合、三脚の有無に応じてスローシンクロの設定又は解除
を行う。
【0066】尚、本実施例では、フラッシュ発光モード
が設定されても、手ぶれ防止のため三脚取付状態でない
とスローシンクロ撮影に対応した露出制御を行わない構
成となっており、また、三脚取付状態であって、フラッ
シュ発光モード設定状態にあればスローシンクロモード
設定がマイコンで自動的に行われる構成となっている。
が設定されても、手ぶれ防止のため三脚取付状態でない
とスローシンクロ撮影に対応した露出制御を行わない構
成となっており、また、三脚取付状態であって、フラッ
シュ発光モード設定状態にあればスローシンクロモード
設定がマイコンで自動的に行われる構成となっている。
【0067】ステップ#1200でフラグF.FLOF
Fがセットされていなければ、ステップ#1210でフ
ラグF.FLONがセットされているか否か判定され
る。フラグF.FLONがセットされていれば、ステッ
プ#1211に進み、セットされていなければステップ
#1220に進む。
Fがセットされていなければ、ステップ#1210でフ
ラグF.FLONがセットされているか否か判定され
る。フラグF.FLONがセットされていれば、ステッ
プ#1211に進み、セットされていなければステップ
#1220に進む。
【0068】ステップ#1211でフラグF.FLON
をリセットし(F.FLON=0)、ステップ#1212
でフラグF.FLOFFをセットし(F.FLOFF=
1)、ステップ#1250へ進む。
をリセットし(F.FLON=0)、ステップ#1212
でフラグF.FLOFFをセットし(F.FLOFF=
1)、ステップ#1250へ進む。
【0069】ステップ#1220ではフラグF.PFL
がセットされているか否か判定される。セットされてい
れば(F.PFL=1)ステップ#1230でF.PFL
をリセット(F.PFL=0)した後ステップ#1240
に進み、セットされていなければ(F.PFL=0)ステ
ップ#1225でF.PFLをセット(F.PFL=1)
した後ステップ#1240に進む。
がセットされているか否か判定される。セットされてい
れば(F.PFL=1)ステップ#1230でF.PFL
をリセット(F.PFL=0)した後ステップ#1240
に進み、セットされていなければ(F.PFL=0)ステ
ップ#1225でF.PFLをセット(F.PFL=1)
した後ステップ#1240に進む。
【0070】図39及び図40は、図25のサブルーチ
ン(画面モード切換)及び図27のサブルーチン(フラッ
シュモード変更)の変形実施例を示している。変形部分
について説明すると、図40において、ステップ#12
25,#1230,#1203又は#1260で発光禁
止状態でない状態が設定又は確認された後、ステップ#
1265において、パノラマ撮影モードか否か判定さ
れ、パノラマ撮影モードでない場合は、スローシンクロ
撮影は設定されない(ステップ#1250)。一方、パノ
ラマ撮影の場合は、ステップ#1245に進んでスロー
シンクロ撮影が設定される。このように、この変形実施
例においては、フラッシュモードで、かつ、パノラマ撮
影モード時に、三脚が取り付けられているときのみ、ス
ローシンクロ撮影が設定される。
ン(画面モード切換)及び図27のサブルーチン(フラッ
シュモード変更)の変形実施例を示している。変形部分
について説明すると、図40において、ステップ#12
25,#1230,#1203又は#1260で発光禁
止状態でない状態が設定又は確認された後、ステップ#
1265において、パノラマ撮影モードか否か判定さ
れ、パノラマ撮影モードでない場合は、スローシンクロ
撮影は設定されない(ステップ#1250)。一方、パノ
ラマ撮影の場合は、ステップ#1245に進んでスロー
シンクロ撮影が設定される。このように、この変形実施
例においては、フラッシュモードで、かつ、パノラマ撮
影モード時に、三脚が取り付けられているときのみ、ス
ローシンクロ撮影が設定される。
【0071】また、図39において、ステップ#103
1又は#1060において、パノラマ撮影設定又はパノ
ラマ撮影状態確認後、ステップ#1036又は#106
5において、図40のスローシンクロ設定のサブルーチ
ンに入り、三脚が取り付けられているときのみ(ステッ
プ#1240)、ステップ#1245に進んでスローシ
ンクロ撮影が設定される。即ち、パノラマ撮影が設定さ
れたときは、三脚の取付を確認して自動的に、スローシ
ンクロ撮影が設定されるようになっている。これは、パ
ノラマ設定時には、主被写体に対する背景の面積が大き
くなることが多い。そこで、本実施例では、パノラマ撮
影モードに設定する際にスローシンクロモードに設定
し、主被写体とともに背景を適正露光に近づけることに
よって、パノラマ画面をパノラマを設定した意図に沿っ
たより良いものにしているのである。
1又は#1060において、パノラマ撮影設定又はパノ
ラマ撮影状態確認後、ステップ#1036又は#106
5において、図40のスローシンクロ設定のサブルーチ
ンに入り、三脚が取り付けられているときのみ(ステッ
プ#1240)、ステップ#1245に進んでスローシ
ンクロ撮影が設定される。即ち、パノラマ撮影が設定さ
れたときは、三脚の取付を確認して自動的に、スローシ
ンクロ撮影が設定されるようになっている。これは、パ
ノラマ設定時には、主被写体に対する背景の面積が大き
くなることが多い。そこで、本実施例では、パノラマ撮
影モードに設定する際にスローシンクロモードに設定
し、主被写体とともに背景を適正露光に近づけることに
よって、パノラマ画面をパノラマを設定した意図に沿っ
たより良いものにしているのである。
【0072】さらに、別の変形実施例として、図40の
ステップ#1240をなくして、三脚の取付の有無に関
係なく、パノラマ撮影モードの設定に応じてスローシン
クロ撮影を設定するようにしても良い。
ステップ#1240をなくして、三脚の取付の有無に関
係なく、パノラマ撮影モードの設定に応じてスローシン
クロ撮影を設定するようにしても良い。
【0073】図27の実施例に戻って説明を続けると、
フラッシュモード変更の処理が終了すれば、図11のメ
インルーチンのステップ#10に戻る。スイッチSFLが
OFFからONに切り換わったと判定されなかった場
合、ステップ#45に進む。
フラッシュモード変更の処理が終了すれば、図11のメ
インルーチンのステップ#10に戻る。スイッチSFLが
OFFからONに切り換わったと判定されなかった場
合、ステップ#45に進む。
【0074】ステップ#45では、フラグF.FLがセ
ットされているかいないか判定する。フラグF.FLは
フラッシュ発光判定を意味しており、セットされると
(F.FL=1)発光状態、即ち通常発光モード又はスロ
ーシンクロモードにあることになり、ステップ#46に
進む。また、セットされていないと(F.FL=0)自然
光モードにあることになり、ステップ#50に進む。
ットされているかいないか判定する。フラグF.FLは
フラッシュ発光判定を意味しており、セットされると
(F.FL=1)発光状態、即ち通常発光モード又はスロ
ーシンクロモードにあることになり、ステップ#46に
進む。また、セットされていないと(F.FL=0)自然
光モードにあることになり、ステップ#50に進む。
【0075】ステップ#46では、充電完了したか否か
判定する。充電完了したらステップ#50に進む。充電
完了と判定されなかった場合、ステップ#47に進んで
昇圧動作を行った後、ステップ#10に戻る。
判定する。充電完了したらステップ#50に進む。充電
完了と判定されなかった場合、ステップ#47に進んで
昇圧動作を行った後、ステップ#10に戻る。
【0076】ステップ#50では、スイッチS1がOF
FからONに切り換わったか否かを判定する。スイッチ
S1がOFFからONに切り換わったと判定された場
合、ステップ#51に進み、そのように判定されなかっ
た場合、ステップ#52に進む。
FからONに切り換わったか否かを判定する。スイッチ
S1がOFFからONに切り換わったと判定された場
合、ステップ#51に進み、そのように判定されなかっ
た場合、ステップ#52に進む。
【0077】ステップ#51ではS1ON処理が行われ
る。S1ON処理のサブルーチンを図15に示す。ま
ず、ステップ#400でバッテリーチェック(BC)を行
い、ステップ#405でそのチェック結果が所定値を満
足するか否か判定する。チェック結果が所定値を満足し
なければステップ#410でレリーズロックを行い、満
足すればステップ#415に進む。
る。S1ON処理のサブルーチンを図15に示す。ま
ず、ステップ#400でバッテリーチェック(BC)を行
い、ステップ#405でそのチェック結果が所定値を満
足するか否か判定する。チェック結果が所定値を満足し
なければステップ#410でレリーズロックを行い、満
足すればステップ#415に進む。
【0078】ステップ#415では、従来より一般的に
行われている方法で測光測距動作を行う。そして、ステ
ップ#420に進み、フラグF.ASZがセットされて
いるか否か判定する。セットされていれば(ASZモー
ド状態)、ステップ#425に進み、セットされていな
ければステップ#435に進む。
行われている方法で測光測距動作を行う。そして、ステ
ップ#420に進み、フラグF.ASZがセットされて
いるか否か判定する。セットされていれば(ASZモー
ド状態)、ステップ#425に進み、セットされていな
ければステップ#435に進む。
【0079】ステップ#425では、ASZ演算を行
う。図17にASZ演算のサブルーチンを示す。ASZ
演算は、先に述べたように測距データとASZプログラ
ム線図(図18)から定まる焦点距離fXによって行う(ス
テップ#550)。同図中、fWはワイド側焦点距離であ
り、fTはテレ側焦点距離である。パノラマプリントで
は引伸倍率が通常撮影のプリントよりも大きいので、図
示のように、ASZの倍率は小さ目に設定されている。
また、遠距離被写体に対しては風景撮影を想定してワイ
ドに戻している。ASZ演算が終了すればリターンし
て、ステップ#430に進む。
う。図17にASZ演算のサブルーチンを示す。ASZ
演算は、先に述べたように測距データとASZプログラ
ム線図(図18)から定まる焦点距離fXによって行う(ス
テップ#550)。同図中、fWはワイド側焦点距離であ
り、fTはテレ側焦点距離である。パノラマプリントで
は引伸倍率が通常撮影のプリントよりも大きいので、図
示のように、ASZの倍率は小さ目に設定されている。
また、遠距離被写体に対しては風景撮影を想定してワイ
ドに戻している。ASZ演算が終了すればリターンし
て、ステップ#430に進む。
【0080】ステップ#430では、ズーミングを行
う。ズーミングのサブルーチンを図19に示す。先ず、
ステップ#600で焦点距離fXの読込みを行う。次
に、ステップ#605で、ファインダー内LCD102
(図10)により、ズーム焦点距離表示部(ズーム・イン
ジケータ)43(図4)のファインダーLCD表示を行
う。
う。ズーミングのサブルーチンを図19に示す。先ず、
ステップ#600で焦点距離fXの読込みを行う。次
に、ステップ#605で、ファインダー内LCD102
(図10)により、ズーム焦点距離表示部(ズーム・イン
ジケータ)43(図4)のファインダーLCD表示を行
う。
【0081】そして、ステップ#610で、現在の焦点
距離fNが目的の焦点距離fXと等しいか否かを判定す
る。等しければステップ#630に進み、等しくなけれ
ばステップ#615に進む。
距離fNが目的の焦点距離fXと等しいか否かを判定す
る。等しければステップ#630に進み、等しくなけれ
ばステップ#615に進む。
【0082】ステップ#615では、現在の焦点距離f
Nよりも目的の焦点距離fXが大きいか否かを判定する。
大きければステップ#620でテレ側にズーミングする
ようにズームモーターを通電した後、ステップ#600
に戻る。大きくなければステップ#625でワイド側に
ズーミングするようにズームモーターを通電した後、ス
テップ#600に戻る。
Nよりも目的の焦点距離fXが大きいか否かを判定する。
大きければステップ#620でテレ側にズーミングする
ようにズームモーターを通電した後、ステップ#600
に戻る。大きくなければステップ#625でワイド側に
ズーミングするようにズームモーターを通電した後、ス
テップ#600に戻る。
【0083】ステップ#630では、撮影レンズ11が
目的の焦点距離fXの状態にあるため、ズームモーター
・ブレーキを行う。そして、ステップ#635で、ズー
ムモーターをOFFした後、リターンする。
目的の焦点距離fXの状態にあるため、ズームモーター
・ブレーキを行う。そして、ステップ#635で、ズー
ムモーターをOFFした後、リターンする。
【0084】ステップ#435では、露出演算を行う。
露出演算のサブルーチンを図28及び図29に示す。先
ず、ステップ#1300でフラグF.PANセットされ
ているか否かを判定する。フラグF.PANは、パノラ
マ撮影を行う撮影モード(以下「パノラマモード」とも
いう)か否かを意味し、セットされると1になる。ま
た、セットされていなければ、通常の画面サイズで撮影
を行う通常(ノーマル)撮影モード(以下「通常モード」
ともいう)を意味する0にセットされる。
露出演算のサブルーチンを図28及び図29に示す。先
ず、ステップ#1300でフラグF.PANセットされ
ているか否かを判定する。フラグF.PANは、パノラ
マ撮影を行う撮影モード(以下「パノラマモード」とも
いう)か否かを意味し、セットされると1になる。ま
た、セットされていなければ、通常の画面サイズで撮影
を行う通常(ノーマル)撮影モード(以下「通常モード」
ともいう)を意味する0にセットされる。
【0085】F.PAN=0の場合、ステップ#130
5で、BVTにw1・BVL+w2・BVC+w3・BVR+w4・
BVAをセットする。ここで、w1〜w4は重み付けのパラ
メータであり、w1+w2+w3+w4=1である。図30
は、撮影画面Saのどの部分を測光しているかを表して
おり、パノラマ時の撮影画面をSpで示す。BVL,BVC
及びBVRは、図30に示す測光パターンにおいて領域
L,C及びRにおける輝度値(BV値)をそれぞれ表して
いる。また、BVAは、画面全体Aの平均的な輝度値(BV
値)を示している。尚、領域L,C及びRはパノラマ撮
影時の範囲内に存在する。次に、ステップ#1310で
露出制御値の下限EVmin,手ブレ警告/自動発光切換E
V値EVH及びプリ発光切換BV値BVPを決定し、ステップ
#1330に進む。
5で、BVTにw1・BVL+w2・BVC+w3・BVR+w4・
BVAをセットする。ここで、w1〜w4は重み付けのパラ
メータであり、w1+w2+w3+w4=1である。図30
は、撮影画面Saのどの部分を測光しているかを表して
おり、パノラマ時の撮影画面をSpで示す。BVL,BVC
及びBVRは、図30に示す測光パターンにおいて領域
L,C及びRにおける輝度値(BV値)をそれぞれ表して
いる。また、BVAは、画面全体Aの平均的な輝度値(BV
値)を示している。尚、領域L,C及びRはパノラマ撮
影時の範囲内に存在する。次に、ステップ#1310で
露出制御値の下限EVmin,手ブレ警告/自動発光切換E
V値EVH及びプリ発光切換BV値BVPを決定し、ステップ
#1330に進む。
【0086】F.PAN=1の場合、ステップ#131
5で、BVTにw1・BVL+w2・BVC+w3・BVR+w4・
BVAをセットする。ここで、w1+w2+w3=1であ
る。次に、ステップ#1320で露出制御値の下限EVm
in,手ブレ警告/自動発光切換EV値EVH及びプリ発光
切換BV値BVPを決定し、ステップ#1330に進む。
5で、BVTにw1・BVL+w2・BVC+w3・BVR+w4・
BVAをセットする。ここで、w1+w2+w3=1であ
る。次に、ステップ#1320で露出制御値の下限EVm
in,手ブレ警告/自動発光切換EV値EVH及びプリ発光
切換BV値BVPを決定し、ステップ#1330に進む。
【0087】フラグF.PAN=0,1のそれぞれにつ
いてのEVmin,EVH及びBVPを表2に示す。尚、EVHは
ズームに応じて変化する。
いてのEVmin,EVH及びBVPを表2に示す。尚、EVHは
ズームに応じて変化する。
【0088】ステップ#1330では、フラグF.FL
をリセットする(F.FL=0)。そして、ステップ#1
335でF.PFLOKをリセットし(F.PFLOK
=0)、ステップ#1340でF.HANDをリセット
(F.HAND=0)した後、ステップ#1345に進
む。フラグF.PFLOKは、プリ発光判定を意味して
おり、F.PFLOK=1のときプリ発光する。フラグ
F.HANDは手ブレ警告判定を意味しており、F.H
AND=1のとき、警告する。
をリセットする(F.FL=0)。そして、ステップ#1
335でF.PFLOKをリセットし(F.PFLOK
=0)、ステップ#1340でF.HANDをリセット
(F.HAND=0)した後、ステップ#1345に進
む。フラグF.PFLOKは、プリ発光判定を意味して
おり、F.PFLOK=1のときプリ発光する。フラグ
F.HANDは手ブレ警告判定を意味しており、F.H
AND=1のとき、警告する。
【0089】ステップ#1345では、フラグF.FL
OFFがセットされているか否かを判定する。フラグ
F.FLOFFがセットされている場合(F.FLOF
F=1)、発光禁止のため、ステップ#1346に進
み、フラグF.FLOFFがセットされていない場合
(F.FLOFF=0)、ステップ#1350に進む。
OFFがセットされているか否かを判定する。フラグ
F.FLOFFがセットされている場合(F.FLOF
F=1)、発光禁止のため、ステップ#1346に進
み、フラグF.FLOFFがセットされていない場合
(F.FLOFF=0)、ステップ#1350に進む。
【0090】ステップ#1346では、EVにBVT+SV
をセットし、ステップ#1347でEVよりもEVHが大
きいか否かを判定する。大きければ(EV<EVH)、ステ
ップ#1348でフラグF.HANDをセット(F.H
AND=1)した後、ステップ#1405(図29)に進
む。大きくなければ、ステップ#1405(図29)に進
む。
をセットし、ステップ#1347でEVよりもEVHが大
きいか否かを判定する。大きければ(EV<EVH)、ステ
ップ#1348でフラグF.HANDをセット(F.H
AND=1)した後、ステップ#1405(図29)に進
む。大きくなければ、ステップ#1405(図29)に進
む。
【0091】ステップ#1350では、F.FLONが
セットされているか否かを判定する。フラグF.FLO
Nがセットされている場合(F.FLON=1)、強制発
光のため、ステップ#1351でフラグF.FLをセッ
トし(F.FL=1)、ステップ#1352に進む。フラ
グF.FLONがセットされていない場合(F.FLO
N=0)、ステップ#1355に進む。
セットされているか否かを判定する。フラグF.FLO
Nがセットされている場合(F.FLON=1)、強制発
光のため、ステップ#1351でフラグF.FLをセッ
トし(F.FL=1)、ステップ#1352に進む。フラ
グF.FLONがセットされていない場合(F.FLO
N=0)、ステップ#1355に進む。
【0092】ステップ#1352ではフラグF.PFL
がセットされているか否かを判定する。フラグF.PF
Lがセットされていない場合(F.PFL=0)、ステッ
プ#1355に進む。フラグF.PFLがセットされて
いる場合(F.PFL=1)、ステップ#1353でフラ
グF.PFLOKをセット(F.PFLOK=1)した
後、ステップ#1355に進む。
がセットされているか否かを判定する。フラグF.PF
Lがセットされていない場合(F.PFL=0)、ステッ
プ#1355に進む。フラグF.PFLがセットされて
いる場合(F.PFL=1)、ステップ#1353でフラ
グF.PFLOKをセット(F.PFLOK=1)した
後、ステップ#1355に進む。
【0093】ステップ#1355でΔBVをBVA−min
(BVL,BVC,BVR)とし、ステップ#1360でΔBV
がδ以上であるか否かを判定する。ΔBVは逆光時の輝
度差であり、BVAはバックの輝度値である。明るいバッ
クで、主被写体(きれいに撮りたい物体)が暗い場合、輝
度差が最も小さいところ、即ち最も暗い部分がmin(BV
L,BVC,BVS)であり、主被写体がそこにあるものとし
ている。また、δは逆光検知レベルである。δ以上であ
る場合(ΔBV≧δ)、ステップ#1361に進み、そう
でない場合ステップ#1365に進む。
(BVL,BVC,BVR)とし、ステップ#1360でΔBV
がδ以上であるか否かを判定する。ΔBVは逆光時の輝
度差であり、BVAはバックの輝度値である。明るいバッ
クで、主被写体(きれいに撮りたい物体)が暗い場合、輝
度差が最も小さいところ、即ち最も暗い部分がmin(BV
L,BVC,BVS)であり、主被写体がそこにあるものとし
ている。また、δは逆光検知レベルである。δ以上であ
る場合(ΔBV≧δ)、ステップ#1361に進み、そう
でない場合ステップ#1365に進む。
【0094】ステップ#1361でフラグF.FLをセ
ットし(F.FL=1)、ステップ#1362でフラグ
F.PANがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていれば(F.PAN=1)、ステップ#1365
に進んでEV=BVT+SVとした後、ステップ#1370
に進む。セットされていなければ(F.PAN=0)、ス
テップ#1363でEV=(BVA−1.5)+SVとした後、
ステップ#1370に進む。尚、SVはフィルム感度で
ある。
ットし(F.FL=1)、ステップ#1362でフラグ
F.PANがセットされているか否かを判定する。セッ
トされていれば(F.PAN=1)、ステップ#1365
に進んでEV=BVT+SVとした後、ステップ#1370
に進む。セットされていなければ(F.PAN=0)、ス
テップ#1363でEV=(BVA−1.5)+SVとした後、
ステップ#1370に進む。尚、SVはフィルム感度で
ある。
【0095】ステップ#1370では、EVよりもEVH
が大きいか否かを判定する。大きい場合(EV<EVH)ス
テップ#1375に進み、そうでない場合ステップ#1
405に進む。
が大きいか否かを判定する。大きい場合(EV<EVH)ス
テップ#1375に進み、そうでない場合ステップ#1
405に進む。
【0096】ステップ#1375では、フラグF.FL
をセットし(F.FL=1)、ステップ#1380でフラ
グF.PFLがセットされているか否かを判定する。セ
ットされていれば(F.PFL=1)ステップ#1385
に進み、セットされていなければ(F.PFL=0)ステ
ップ#1395に進む。
をセットし(F.FL=1)、ステップ#1380でフラ
グF.PFLがセットされているか否かを判定する。セ
ットされていれば(F.PFL=1)ステップ#1385
に進み、セットされていなければ(F.PFL=0)ステ
ップ#1395に進む。
【0097】ステップ#1385では、BVTよりもBVP
が大きいか否か判定する。大きい場合(BVT<BVP)、ス
テップ#1390でF.PFLOKをセットし(F.P
FLOK=1)、ステップ#1395に進む。そうでな
い場合、ステップ#1395に進む。
が大きいか否か判定する。大きい場合(BVT<BVP)、ス
テップ#1390でF.PFLOKをセットし(F.P
FLOK=1)、ステップ#1395に進む。そうでな
い場合、ステップ#1395に進む。
【0098】ステップ#1395では、フラグF.FL
SLOWがセットされているか否かを判定する。セット
されていれば(F.FLSLOW=1)、ステップ#14
05に進み、セットされていなければ(F.FLSLO
W=0)、ステップ#1400でEVにEVHをセットした
後、ステップ#1405に進む。
SLOWがセットされているか否かを判定する。セット
されていれば(F.FLSLOW=1)、ステップ#14
05に進み、セットされていなければ(F.FLSLO
W=0)、ステップ#1400でEVにEVHをセットした
後、ステップ#1405に進む。
【0099】ステップ#1405では、EVよりもEVmi
nが大きいか否かを判定する。大きければ(EV<EVmin)
ステップ#1410に進み、そうでなければステップ#
1415に進む。
nが大きいか否かを判定する。大きければ(EV<EVmin)
ステップ#1410に進み、そうでなければステップ#
1415に進む。
【0100】ステップ#1415では、EVよりも露出
制御値の上限EVmaxが小さいか否かを判定する。小さけ
れば(EV>EVmax)、ステップ#1420でEVにEVmax
をセットした後ステップ#1430に進み、そうでなけ
ればステップ#1430に直接進む。ステップ#141
0では、EVにEVminをセットし、ステップ#1430
に進む。
制御値の上限EVmaxが小さいか否かを判定する。小さけ
れば(EV>EVmax)、ステップ#1420でEVにEVmax
をセットした後ステップ#1430に進み、そうでなけ
ればステップ#1430に直接進む。ステップ#141
0では、EVにEVminをセットし、ステップ#1430
に進む。
【0101】ステップ#1430ではフラグF.FLが
セットされているか否かを判定する。セットされていれ
ば(F.FL=1)ステップ#1435に進み、セットさ
れていなければ(F.FL=0)リターンする。
セットされているか否かを判定する。セットされていれ
ば(F.FL=1)ステップ#1435に進み、セットさ
れていなければ(F.FL=0)リターンする。
【0102】ステップ#1435では、スイッチSEXTF
LがON(外部フラッシュなし)か否か判定する。ONな
らばステップ#1455に進み、OFFならばステップ
#1440に進む。
LがON(外部フラッシュなし)か否か判定する。ONな
らばステップ#1455に進み、OFFならばステップ
#1440に進む。
【0103】ステップ#1455では、フラッシュマチ
ック用絞り値AVOをIVEXT+SV−DVとし、ステップ#
1460に進む。尚、IVEXTは外部フラッシュのフラッ
シュ光量であり、DVは距離である。
ック用絞り値AVOをIVEXT+SV−DVとし、ステップ#
1460に進む。尚、IVEXTは外部フラッシュのフラッ
シュ光量であり、DVは距離である。
【0104】ステップ#1440ではフラグF.PFL
OKがセットされているか否かを判定する。セットされ
ていれば(F.PFLOK=1)ステップ#1450に進
み、セットされていなければ(F.PFLOK=0)ステ
ップ#1445に進む。ステップ#1445ではAVOを
IV+SV−DVとした後、ステップ#1460に進み、
ステップ#1450ではAVOをIV’+SV−DVとした
後、ステップ#1460に進む。尚、IVは本発光のみ
のフラッシュ光量であり、IV’はプリ発光後のフラッ
シュ光量である。
OKがセットされているか否かを判定する。セットされ
ていれば(F.PFLOK=1)ステップ#1450に進
み、セットされていなければ(F.PFLOK=0)ステ
ップ#1445に進む。ステップ#1445ではAVOを
IV+SV−DVとした後、ステップ#1460に進み、
ステップ#1450ではAVOをIV’+SV−DVとした
後、ステップ#1460に進む。尚、IVは本発光のみ
のフラッシュ光量であり、IV’はプリ発光後のフラッ
シュ光量である。
【0105】ステップ#1460では、AVDがAVDmax
よりも大きいか否かを判定する。AVDmaxはAVD上限値
である。大きければ(AVD>AVDmax)、ステップ#14
65でAVD=AVDmaxとした後リターンする。そうでな
ければ、ステップ#1470でAVDがAVDmaxよりも小
さいか否かを判定する。AVDminはAVD下限値である。
小さければ(AVD<AVDmin)、ステップ#1475でAV
D=AVDminとした後リターンする。そうでなければ直接
リターンする。
よりも大きいか否かを判定する。AVDmaxはAVD上限値
である。大きければ(AVD>AVDmax)、ステップ#14
65でAVD=AVDmaxとした後リターンする。そうでな
ければ、ステップ#1470でAVDがAVDmaxよりも小
さいか否かを判定する。AVDminはAVD下限値である。
小さければ(AVD<AVDmin)、ステップ#1475でAV
D=AVDminとした後リターンする。そうでなければ直接
リターンする。
【0106】図15のS1ONのサブルーチンに戻り、
ステップ#440で、ファインダー内LCD表示を行
う。ファインダー内LCD表示とは、先に述べたよう
に、LCD(ファインダー内)102(図10)による図4
に示す表示である。同図に示すパノラマ撮影モード時の
視野フレーム41,42、ズーム焦点距離表示部(距離
インジケータ)43、測距フレーム(選択されたAFフレ
ーム表示)44、通常撮影モード時のパラ補正マーク4
5以外にも、バッテリーチェック,未充電,近距離等の
各種警告表示を行う。
ステップ#440で、ファインダー内LCD表示を行
う。ファインダー内LCD表示とは、先に述べたよう
に、LCD(ファインダー内)102(図10)による図4
に示す表示である。同図に示すパノラマ撮影モード時の
視野フレーム41,42、ズーム焦点距離表示部(距離
インジケータ)43、測距フレーム(選択されたAFフレ
ーム表示)44、通常撮影モード時のパラ補正マーク4
5以外にも、バッテリーチェック,未充電,近距離等の
各種警告表示を行う。
【0107】次に、ステップ#445でスイッチS2が
ON状態か否かを判定する。ON状態であればステップ
#455に進み、OFF状態であればステップ#450
でスイッチS1がON状態か否かを判定する。ON状態
であればステップ#445に戻り、OFF状態であれば
リターンする。
ON状態か否かを判定する。ON状態であればステップ
#455に進み、OFF状態であればステップ#450
でスイッチS1がON状態か否かを判定する。ON状態
であればステップ#445に戻り、OFF状態であれば
リターンする。
【0108】ステップ#455では、フラグF.SLF
がセットされているか否かを判定する。セットされてい
る場合(F.SLF=1)、セルフモードであるので、ス
テップ#460でセルフカウントを行い、ステップ#4
65でフラグF.SLFをリセット(F.SLF=0)
し、ステップ#470に進む。セルフカウント時の表示
は、カメラ前面のLED(図1中のセルフタイマー表示
部)を、図16に示すように通常モード(点灯0.7秒/消
灯0.7秒)とパノラマモード(点灯0.4秒/消灯0.2秒/点
灯0.4秒/消灯0.8秒)とで、点灯/消灯のサイクルが異
なるように駆動させる。尚、リモコン使用可能なカメラ
においては、通常モードとパノラマモードとで、カメラ
前面のリモコン受信待機表示を上記のように点灯/消灯
のパターンが異なるようにしてもよい。フラグF.SL
Fがセットされていない場合(F.SLF=0)、ノンセ
ルフモードであるので、直接ステップ#470に進む。
がセットされているか否かを判定する。セットされてい
る場合(F.SLF=1)、セルフモードであるので、ス
テップ#460でセルフカウントを行い、ステップ#4
65でフラグF.SLFをリセット(F.SLF=0)
し、ステップ#470に進む。セルフカウント時の表示
は、カメラ前面のLED(図1中のセルフタイマー表示
部)を、図16に示すように通常モード(点灯0.7秒/消
灯0.7秒)とパノラマモード(点灯0.4秒/消灯0.2秒/点
灯0.4秒/消灯0.8秒)とで、点灯/消灯のサイクルが異
なるように駆動させる。尚、リモコン使用可能なカメラ
においては、通常モードとパノラマモードとで、カメラ
前面のリモコン受信待機表示を上記のように点灯/消灯
のパターンが異なるようにしてもよい。フラグF.SL
Fがセットされていない場合(F.SLF=0)、ノンセ
ルフモードであるので、直接ステップ#470に進む。
【0109】ステップ#470では、合焦を行う。合焦
のサブルーチンを図20に示す。先ず、ステップ#70
0で、測距データをもとにしてフォーカスレンズの繰り
出し位置を求める。このとき、焦点距離,温度による補
正も行う。
のサブルーチンを図20に示す。先ず、ステップ#70
0で、測距データをもとにしてフォーカスレンズの繰り
出し位置を求める。このとき、焦点距離,温度による補
正も行う。
【0110】パノラマ撮影モードにおいては、合焦をよ
り精密に行う必要があるため、演算の精度を上げる。デ
ータをROMテーブルでもつためには、非常に多くのR
OM容量を必要とする。そこで、パノラマ撮影モードで
はステップズームにする。その場合、焦点距離が数点に
限定されるので、ROM容量が少なくて済む。
り精密に行う必要があるため、演算の精度を上げる。デ
ータをROMテーブルでもつためには、非常に多くのR
OM容量を必要とする。そこで、パノラマ撮影モードで
はステップズームにする。その場合、焦点距離が数点に
限定されるので、ROM容量が少なくて済む。
【0111】次に、ステップ#705で被写体が測距可
能範囲より遠側にあるか否かを判定する。遠側にある場
合ステップ#710に進み、そうでない場合ステップ#
720に進む。ステップ#710では、フラグF.PA
Nがセットされているか否かを判定する。セットされて
いれば(F.PAN=1)、ステップ#715で無限遠撮
影モードに設定し、ステップ#730に進む。セットさ
れていなければ(F.PAN=0)、ステップ#720に
進む。
能範囲より遠側にあるか否かを判定する。遠側にある場
合ステップ#710に進み、そうでない場合ステップ#
720に進む。ステップ#710では、フラグF.PA
Nがセットされているか否かを判定する。セットされて
いれば(F.PAN=1)、ステップ#715で無限遠撮
影モードに設定し、ステップ#730に進む。セットさ
れていなければ(F.PAN=0)、ステップ#720に
進む。
【0112】本実施例では、測距装置発光部17(図1)
から被写界に向けて照射した光の反射光を、測距装置受
光部18で検出することにより測距を行うが、パノラマ
撮影モードにおいて反射光が検出されなかったとき、予
め定めた無限遠被写体に対する最適合焦位置に撮影レン
ズ11を位置させるように、マイコン100によって制
御されている。
から被写界に向けて照射した光の反射光を、測距装置受
光部18で検出することにより測距を行うが、パノラマ
撮影モードにおいて反射光が検出されなかったとき、予
め定めた無限遠被写体に対する最適合焦位置に撮影レン
ズ11を位置させるように、マイコン100によって制
御されている。
【0113】このような構成によると、通常撮影モード
とパノラマ撮影モードとの切換え設定を行うノーマル/
パノラマ切り換えスイッチSPANで、パノラマ撮影モー
ドが設定されているとき、測距装置受光部18により反
射光が検出されなかった場合には、被写体が無限遠位置
にあると考えられることから、マイコン100がAFモ
ーター117等で予め定めた無限遠被写体に対する最適
合焦位置に撮影レンズ11を位置させるように制御する
ので、無限遠位置にある被写体に対して適正な合焦状態
が得られる。
とパノラマ撮影モードとの切換え設定を行うノーマル/
パノラマ切り換えスイッチSPANで、パノラマ撮影モー
ドが設定されているとき、測距装置受光部18により反
射光が検出されなかった場合には、被写体が無限遠位置
にあると考えられることから、マイコン100がAFモ
ーター117等で予め定めた無限遠被写体に対する最適
合焦位置に撮影レンズ11を位置させるように制御する
ので、無限遠位置にある被写体に対して適正な合焦状態
が得られる。
【0114】ステップ#720では、フラグF.DEP
THがセットされているか否かを判定する。フラグF.
DEPTHがセットされていれば(F.DEPTH=
1)、ステップ#725で繰り出し位置の遠側への補正
を行った後、ステップ#730に進む。前記補正には、
焦点距離,EV値,パノラマ/通常等を考慮するものと
する。遠側への補正においては、図21(a)に示すよう
に被写界深度の近側の境界ポイントが被写体距離にくる
ところまで、合焦ポイントを遠側にずらす。但し、図2
1(b)に示すように遠側の被写界深度が無限遠(∞)に達
した場合は、それ以上遠側にシフトさせないことにす
る。尚、被写界深度の計算は、厳密でなく近似的に行っ
てもよい。また、予めEV値,焦点距離,被写体距離を
パラメータとする遠側へのシフト量のデータをテーブル
等でマイコンのROMにもたせ、それに従った制御を行
ってもよい。フラグF.DEPTHがセットされていな
ければ(F.DEPTH=0)、直接ステップ#730に
進む。ステップ#730で撮影レンズ11をAFモータ
ー117,AFエンコーダ118等から成るピント調節
手段で繰り出し位置まで駆動した後、リターンする。
THがセットされているか否かを判定する。フラグF.
DEPTHがセットされていれば(F.DEPTH=
1)、ステップ#725で繰り出し位置の遠側への補正
を行った後、ステップ#730に進む。前記補正には、
焦点距離,EV値,パノラマ/通常等を考慮するものと
する。遠側への補正においては、図21(a)に示すよう
に被写界深度の近側の境界ポイントが被写体距離にくる
ところまで、合焦ポイントを遠側にずらす。但し、図2
1(b)に示すように遠側の被写界深度が無限遠(∞)に達
した場合は、それ以上遠側にシフトさせないことにす
る。尚、被写界深度の計算は、厳密でなく近似的に行っ
てもよい。また、予めEV値,焦点距離,被写体距離を
パラメータとする遠側へのシフト量のデータをテーブル
等でマイコンのROMにもたせ、それに従った制御を行
ってもよい。フラグF.DEPTHがセットされていな
ければ(F.DEPTH=0)、直接ステップ#730に
進む。ステップ#730で撮影レンズ11をAFモータ
ー117,AFエンコーダ118等から成るピント調節
手段で繰り出し位置まで駆動した後、リターンする。
【0115】尚、合焦時に確保される精度及び所要時間
を表3に示す。表3に示すようにパノラマプリントは引
伸し倍率が大きいため、ピンボケが目立ちやすくなるの
で、合焦制御の精度をアップさせる。但し、所要時間が
少し長くなり、タイムラグが延びるが、風景写真の撮影
である場合が多いと考えられるので、大きな問題ではな
い。
を表3に示す。表3に示すようにパノラマプリントは引
伸し倍率が大きいため、ピンボケが目立ちやすくなるの
で、合焦制御の精度をアップさせる。但し、所要時間が
少し長くなり、タイムラグが延びるが、風景写真の撮影
である場合が多いと考えられるので、大きな問題ではな
い。
【0116】通常/パノラマ切換可能なカメラにおい
て、通常撮影時のAFのストップ点数よりもパノラマ撮
影時のAFのストップ点数が多くなるように設定されて
いるのが好ましい。通常撮影とパノラマ撮影とを比較す
ると、一般にパノラマ撮影の方が印画紙へのプリント時
の引き伸ばし倍率が大きい。このため、パノラマ写真に
はより高画質が求められており、高画質化の手法として
AFに関しては、ストップ点を多くしてAFの精度を向
上するという手法がある。しかし、パノラマモードに合
わせてAFのストップ点段数を増加させると、通常モー
ド時に必要以上の段数を使用することとなり、AFにか
かる時間が長くなるといった問題が生じる。この問題を
解決するため、上記のように通常モードとパノラマモー
ドでのAFのストップ段数を変化させ、通常モードより
パノラマモード時の方のAFストップ段数を増やし、通
常モードでの迅速なAFとパノラマモードでの高画質を
両立させるのが望ましいのである。尚、一般に、パノラ
マ撮影は、風景,記念撮影等静止したものを撮影するこ
とが多く、AFの高速性は、通常撮影時ほど求められて
いない。
て、通常撮影時のAFのストップ点数よりもパノラマ撮
影時のAFのストップ点数が多くなるように設定されて
いるのが好ましい。通常撮影とパノラマ撮影とを比較す
ると、一般にパノラマ撮影の方が印画紙へのプリント時
の引き伸ばし倍率が大きい。このため、パノラマ写真に
はより高画質が求められており、高画質化の手法として
AFに関しては、ストップ点を多くしてAFの精度を向
上するという手法がある。しかし、パノラマモードに合
わせてAFのストップ点段数を増加させると、通常モー
ド時に必要以上の段数を使用することとなり、AFにか
かる時間が長くなるといった問題が生じる。この問題を
解決するため、上記のように通常モードとパノラマモー
ドでのAFのストップ段数を変化させ、通常モードより
パノラマモード時の方のAFストップ段数を増やし、通
常モードでの迅速なAFとパノラマモードでの高画質を
両立させるのが望ましいのである。尚、一般に、パノラ
マ撮影は、風景,記念撮影等静止したものを撮影するこ
とが多く、AFの高速性は、通常撮影時ほど求められて
いない。
【0117】図15のS1ONのサブルーチンに戻り、
ステップ#475で露出を行う。尚、フラッシュのトリ
ガ制御は、スイッチSEXTFLがOFFの場合、内部フラ
ッシュ3を用い、スイッチSEXTFLがONの場合、外部
フラッシュ8を用いる。次に、ステップ#480でレン
ズリセットを行った後、ステップ#485でデータ写し
込みを行う。データの写し込みは、LED等を用いた通
常の方法を採用することができる。
ステップ#475で露出を行う。尚、フラッシュのトリ
ガ制御は、スイッチSEXTFLがOFFの場合、内部フラ
ッシュ3を用い、スイッチSEXTFLがONの場合、外部
フラッシュ8を用いる。次に、ステップ#480でレン
ズリセットを行った後、ステップ#485でデータ写し
込みを行う。データの写し込みは、LED等を用いた通
常の方法を採用することができる。
【0118】次に、ステップ#490で、スイッチSFI
LMがON状態か否かを判定する。ON状態(フィルムな
し)であれば、ステップ#500に進み、OFF状態(フ
ィルム有り)であれば、ステップ#495でフィルムの
巻き上げを行った後、ステップ#500に進む。フィル
ムの移動に応じて回転する不図示の従動スプロケットに
より発生したON/OFFのパルスで、フィルム巻き上
げスイッチSWINDがフィルム移動を検知し、検知結果に
基づいてフィルムの巻き上げが行われる。巻き上げ中又
は巻戻し中に、このパルスをカウントすることにより、
フィルムの巻き上げ量又は巻戻し量を検知する。所定時
間内に所定数のパルスが発生しないときは、異常が発生
したと判定することができる。ここでは、フィルム給送
用モーターに巻き上げ方向に通電した後、スイッチSWI
NDの変化によるパルスをカウントし、所定数のパルス
(例えば、フィルム1コマ当り4パルス)をカウントした
らモーターに制動をかけた後に停止させる。
LMがON状態か否かを判定する。ON状態(フィルムな
し)であれば、ステップ#500に進み、OFF状態(フ
ィルム有り)であれば、ステップ#495でフィルムの
巻き上げを行った後、ステップ#500に進む。フィル
ムの移動に応じて回転する不図示の従動スプロケットに
より発生したON/OFFのパルスで、フィルム巻き上
げスイッチSWINDがフィルム移動を検知し、検知結果に
基づいてフィルムの巻き上げが行われる。巻き上げ中又
は巻戻し中に、このパルスをカウントすることにより、
フィルムの巻き上げ量又は巻戻し量を検知する。所定時
間内に所定数のパルスが発生しないときは、異常が発生
したと判定することができる。ここでは、フィルム給送
用モーターに巻き上げ方向に通電した後、スイッチSWI
NDの変化によるパルスをカウントし、所定数のパルス
(例えば、フィルム1コマ当り4パルス)をカウントした
らモーターに制動をかけた後に停止させる。
【0119】ステップ#500では、フラグF.CON
Tがセットされているか否かを判定する。セットされて
いなければ(F.CONT=0)、シングルモードなので
リターンし、セットされていれば(F.CONT=1)、
連写モードなのでステップ#505へ進む。ステップ#
505ではスイッチS1がON状態か否かを判定する。
OFF状態であればリターンし、ON状態であればステ
ップ#510でフラグF.FLがセットされているか否
かを判定する。セットされていなければ(F.FL=0)
ステップ#415に戻り、セットされていれば(F.F
L=1)テップ#515に進む。ステップ#515では
充電完了か否かを判定する。充電完了状態にあればステ
ップ#415に戻り、充電未完了状態にあればステップ
#520で昇圧した後、ステップ#415に戻る。
Tがセットされているか否かを判定する。セットされて
いなければ(F.CONT=0)、シングルモードなので
リターンし、セットされていれば(F.CONT=1)、
連写モードなのでステップ#505へ進む。ステップ#
505ではスイッチS1がON状態か否かを判定する。
OFF状態であればリターンし、ON状態であればステ
ップ#510でフラグF.FLがセットされているか否
かを判定する。セットされていなければ(F.FL=0)
ステップ#415に戻り、セットされていれば(F.F
L=1)テップ#515に進む。ステップ#515では
充電完了か否かを判定する。充電完了状態にあればステ
ップ#415に戻り、充電未完了状態にあればステップ
#520で昇圧した後、ステップ#415に戻る。
【0120】図15のスイッチS1ONの処理が終了す
れば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻
る。ステップ#52では、スイッチSZTがOFF状態か
らON状態になったか否かを判定する。スイッチSZTが
OFF状態からON状態になったと判定した場合、ステ
ップ#54に進み、パワーズームを行う。
れば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻
る。ステップ#52では、スイッチSZTがOFF状態か
らON状態になったか否かを判定する。スイッチSZTが
OFF状態からON状態になったと判定した場合、ステ
ップ#54に進み、パワーズームを行う。
【0121】パワーズームのサブルーチンを図22に示
す。先ず、ステップ#800でスイッチSZTがON状態
になっているか否かを判定する。ON状態になっていれ
ばステップ#805に進み、OFF状態であればステッ
プ#830に進む。
す。先ず、ステップ#800でスイッチSZTがON状態
になっているか否かを判定する。ON状態になっていれ
ばステップ#805に進み、OFF状態であればステッ
プ#830に進む。
【0122】ステップ#830では、スイッチSZWがO
N状態になっているか否かを判定する。ON状態になっ
ていればステップ#835に進み、OFF状態であれば
ステップ#860に進む。ステップ#835で焦点距離
の読み込みを行い、ステップ#840でファインダーL
CD表示を行う。
N状態になっているか否かを判定する。ON状態になっ
ていればステップ#835に進み、OFF状態であれば
ステップ#860に進む。ステップ#835で焦点距離
の読み込みを行い、ステップ#840でファインダーL
CD表示を行う。
【0123】そして、ステップ#845で、ワイド端の
焦点距離fWが現在の焦点距離fN以上であるか否かを判
定する。以上である場合にはステップ#842に進み、
そうでない場合にはステップ#850でスイッチSZWが
ON状態にあるか否かを判定する。OFF状態であれば
ステップ#860に進み、ON状態であれば、ステップ
#855でズームモーターに通電し、ワイド側にズーミ
ングを行った後、ステップ#835に戻る。ステップ#
842では、ズームモーターブレーキを行った後、ステ
ップ#844でズームモーターをOFFする。ズームモ
ーターのOFF後、ステップ#846で所定時間経過す
るのを待つ。ステップ#848でスイッチSZWがON状
態にあるか否かを判定する。OFF状態であればリター
ンし、ON状態であれば、ステップ#852でフラグ
F.PANがパノラマモード(F.PAN=1)かノーマ
ルモード(F.PAN=0)かを判定する。パノラマモー
ドであればリターンし、ノーマルモードであればステッ
プ#854で画面モード切換のサブルーチン(図25)を
実行する。つまり、ワイド端でズームモーター停止後、
所定時間経過したとき、まだパワーズームスイッチSZW
がON状態にあり、かつ、ノーマル状態にあるとき、パ
ノラマモードに切り換えるのである。
焦点距離fWが現在の焦点距離fN以上であるか否かを判
定する。以上である場合にはステップ#842に進み、
そうでない場合にはステップ#850でスイッチSZWが
ON状態にあるか否かを判定する。OFF状態であれば
ステップ#860に進み、ON状態であれば、ステップ
#855でズームモーターに通電し、ワイド側にズーミ
ングを行った後、ステップ#835に戻る。ステップ#
842では、ズームモーターブレーキを行った後、ステ
ップ#844でズームモーターをOFFする。ズームモ
ーターのOFF後、ステップ#846で所定時間経過す
るのを待つ。ステップ#848でスイッチSZWがON状
態にあるか否かを判定する。OFF状態であればリター
ンし、ON状態であれば、ステップ#852でフラグ
F.PANがパノラマモード(F.PAN=1)かノーマ
ルモード(F.PAN=0)かを判定する。パノラマモー
ドであればリターンし、ノーマルモードであればステッ
プ#854で画面モード切換のサブルーチン(図25)を
実行する。つまり、ワイド端でズームモーター停止後、
所定時間経過したとき、まだパワーズームスイッチSZW
がON状態にあり、かつ、ノーマル状態にあるとき、パ
ノラマモードに切り換えるのである。
【0124】ステップ#805では焦点距離の読み込み
を行い、ステップ#810でファインダーLCD表示を
行う。そして、ステップ#815で、テレ端の焦点距離
fTが現在の焦点距離fN以下であるか否かを判定する。
以下である場合にはステップ#870に進み、そうでな
い場合にはステップ#820でスイッチSZTがON状態
にあるか否かを判定する。OFF状態であればステップ
#860に進み、ON状態であれば、ステップ#825
でズームモーターに通電し、テレ側にズーミングを行っ
た後、ステップ#805に戻る。
を行い、ステップ#810でファインダーLCD表示を
行う。そして、ステップ#815で、テレ端の焦点距離
fTが現在の焦点距離fN以下であるか否かを判定する。
以下である場合にはステップ#870に進み、そうでな
い場合にはステップ#820でスイッチSZTがON状態
にあるか否かを判定する。OFF状態であればステップ
#860に進み、ON状態であれば、ステップ#825
でズームモーターに通電し、テレ側にズーミングを行っ
た後、ステップ#805に戻る。
【0125】ステップ#870では、ズームモーターブ
レーキを行った後、ステップ#875でズームモーター
をOFFする。ズームモーターのOFF後、ステップ#
880で所定時間経過するのを待つ。ステップ#885
でスイッチSZTがON状態にあるか否かを判定する。O
FF状態であればリターンし、ON状態であれば、ステ
ップ#890でフラグF.PANがパノラマモード
(F.PAN=1)かノーマルモード(F.PAN=0)か
を判定する。パノラマモードであればリターンし、ノー
マルモードであればステップ#895で画面モード切換
のサブルーチン(図25)を実行する。つまり、テレ端で
ズームモーター停止後、所定時間経過したとき、まだパ
ワーズームスイッチSZTがON状態にあり、かつ、ノー
マル状態にあるとき、パノラマモードに切り換えるので
ある。
レーキを行った後、ステップ#875でズームモーター
をOFFする。ズームモーターのOFF後、ステップ#
880で所定時間経過するのを待つ。ステップ#885
でスイッチSZTがON状態にあるか否かを判定する。O
FF状態であればリターンし、ON状態であれば、ステ
ップ#890でフラグF.PANがパノラマモード
(F.PAN=1)かノーマルモード(F.PAN=0)か
を判定する。パノラマモードであればリターンし、ノー
マルモードであればステップ#895で画面モード切換
のサブルーチン(図25)を実行する。つまり、テレ端で
ズームモーター停止後、所定時間経過したとき、まだパ
ワーズームスイッチSZTがON状態にあり、かつ、ノー
マル状態にあるとき、パノラマモードに切り換えるので
ある。
【0126】ステップ#860でズームモーター・ブレ
ーキを行った後、ステップ#865でズームモーターを
OFFし、リターンする。尚、フラグF.PAN=1の
場合、パワーズーム動作をステップズームとしてもよ
い。
ーキを行った後、ステップ#865でズームモーターを
OFFし、リターンする。尚、フラグF.PAN=1の
場合、パワーズーム動作をステップズームとしてもよ
い。
【0127】パワーズーム動作に関し、上述の如く、ワ
イド端,テレ端においてパノラマ撮影可能な場合の制御
動作を図23に示す。例えば、ズームのワイド端におい
て、更にスイッチSZWをONすると、ノーマル(通常)モ
ードからパノラマモードになる。次に、スイッチSZTを
ONすると、パノラマモードからノーマルモードに戻
る。再度スイッチSZTをONすると、テレ側へズームす
る。これによって、パノラマへの切換えの専用スイッチ
が不要とすることもできる。
イド端,テレ端においてパノラマ撮影可能な場合の制御
動作を図23に示す。例えば、ズームのワイド端におい
て、更にスイッチSZWをONすると、ノーマル(通常)モ
ードからパノラマモードになる。次に、スイッチSZTを
ONすると、パノラマモードからノーマルモードに戻
る。再度スイッチSZTをONすると、テレ側へズームす
る。これによって、パノラマへの切換えの専用スイッチ
が不要とすることもできる。
【0128】焦点距離可変なレンズを用いたカメラにお
いて、従来より焦点距離範囲の拡大が望まれている。焦
点距離範囲の拡大方法としては、レンズ系のズーム比や
切換倍率を拡大する方法が一般に採用されているが、こ
の方法ではレンズ枚数の増加やレンズ全長の増加は免れ
ず、結果として、高価で大きなカメラとなっていた。
いて、従来より焦点距離範囲の拡大が望まれている。焦
点距離範囲の拡大方法としては、レンズ系のズーム比や
切換倍率を拡大する方法が一般に採用されているが、こ
の方法ではレンズ枚数の増加やレンズ全長の増加は免れ
ず、結果として、高価で大きなカメラとなっていた。
【0129】本実施例のカメラでは、先に述べたように
撮影レンズ11のズーミングが可能であるが、通常撮影
モードとパノラマ撮影モードとの切換えが可能であるの
で、撮影レンズ11の望遠側の焦点距離よりも更に望遠
での撮影をしようとするときには、パノラマ撮影モード
に自動的に切り換わる構成となっている。つまり、先に
図23で説明したように、撮影レンズが従来のままで
も、更に望遠撮影を望むときにはパノラマモードとな
り、プリント時の引き伸ばし倍率が大きくなることによ
って、見かけ上焦点距離を望遠側へ拡大し、可変焦点距
離範囲を拡大する効果をもたせているのである。これ
は、一般にパノラマ撮影されたフィルムを印画紙にプリ
ントするときには、引き伸ばし倍率が通常撮影のプリン
ト時の引き伸ばし倍率より大きくなるため、同一焦点距
離レンズの撮影でもプリント同士の比較では見かけ上、
パノラマ撮影時の方がレンズの焦点距離が長く(望遠)な
ったことと同等となるからである。従って、安価でコン
パクトでありながら、広い変倍範囲をもつカメラを実現
することができる。尚、撮影レンズがズームレンズであ
る場合に限らず、焦点距離を切り換えることができる焦
点距離可変の撮影レンズであれば本実施例に用いること
ができる。
撮影レンズ11のズーミングが可能であるが、通常撮影
モードとパノラマ撮影モードとの切換えが可能であるの
で、撮影レンズ11の望遠側の焦点距離よりも更に望遠
での撮影をしようとするときには、パノラマ撮影モード
に自動的に切り換わる構成となっている。つまり、先に
図23で説明したように、撮影レンズが従来のままで
も、更に望遠撮影を望むときにはパノラマモードとな
り、プリント時の引き伸ばし倍率が大きくなることによ
って、見かけ上焦点距離を望遠側へ拡大し、可変焦点距
離範囲を拡大する効果をもたせているのである。これ
は、一般にパノラマ撮影されたフィルムを印画紙にプリ
ントするときには、引き伸ばし倍率が通常撮影のプリン
ト時の引き伸ばし倍率より大きくなるため、同一焦点距
離レンズの撮影でもプリント同士の比較では見かけ上、
パノラマ撮影時の方がレンズの焦点距離が長く(望遠)な
ったことと同等となるからである。従って、安価でコン
パクトでありながら、広い変倍範囲をもつカメラを実現
することができる。尚、撮影レンズがズームレンズであ
る場合に限らず、焦点距離を切り換えることができる焦
点距離可変の撮影レンズであれば本実施例に用いること
ができる。
【0130】図22のスイッチパワーズーム動作が終了
すれば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻
る。ステップ#53では、スイッチSZWがOFF状態か
らON状態になったか否かを判定する。スイッチSZWが
OFF状態からON状態になったと判定した場合、前記
ステップ#54に進み、そうでない場合、ステップ#5
5に進む。
すれば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻
る。ステップ#53では、スイッチSZWがOFF状態か
らON状態になったか否かを判定する。スイッチSZWが
OFF状態からON状態になったと判定した場合、前記
ステップ#54に進み、そうでない場合、ステップ#5
5に進む。
【0131】ステップ#55ではスイッチSMODEがOF
F状態からON状態になったか否かを判定する。スイッ
チSMODEがOFF状態からON状態になったと判定した
場合、ステップ#56に進み、そうでない場合、ステッ
プ#60に進む。
F状態からON状態になったか否かを判定する。スイッ
チSMODEがOFF状態からON状態になったと判定した
場合、ステップ#56に進み、そうでない場合、ステッ
プ#60に進む。
【0132】ステップ#56では、モード変更を行う。
モード変更のサブルーチンを図24に示す。ステップ#
900では、フラグF.ASZがセットされているか否
かを判定する。セットされていれば(F.ASZ=1)、
ステップ#901でフラグF.ASZをリセットし
(F.ASZ=0)、ステップ#902でフラグF.SL
Fをセットし(F.SLF=1)、リターンする。セット
されていなければ(F.ASZ=0)、ステップ#905
に進む。
モード変更のサブルーチンを図24に示す。ステップ#
900では、フラグF.ASZがセットされているか否
かを判定する。セットされていれば(F.ASZ=1)、
ステップ#901でフラグF.ASZをリセットし
(F.ASZ=0)、ステップ#902でフラグF.SL
Fをセットし(F.SLF=1)、リターンする。セット
されていなければ(F.ASZ=0)、ステップ#905
に進む。
【0133】ステップ#905では、フラグF.SLF
がセットされているか否かを判定する。セットされてい
れば(F.SLF=1)、ステップ#906でフラグF.
SLFをリセットし(F.SLF=0)、ステップ#90
7でフラグF.DEPTHをセットし(F.DEPTH
=1)、リターンする。セットされていなければ(F.S
LF=0)、ステップ#910に進む。
がセットされているか否かを判定する。セットされてい
れば(F.SLF=1)、ステップ#906でフラグF.
SLFをリセットし(F.SLF=0)、ステップ#90
7でフラグF.DEPTHをセットし(F.DEPTH
=1)、リターンする。セットされていなければ(F.S
LF=0)、ステップ#910に進む。
【0134】ステップ#910では、フラグF.DEP
THがセットされているか否かを判定する。セットされ
ていれば(F.DEPTH=1)、ステップ#911でフ
ラグF.DEPTHをリセットし(F.DEPTH=
0)、リターンする。セットされていなければ(F.DE
PTH=0)、ステップ#915に進む。
THがセットされているか否かを判定する。セットされ
ていれば(F.DEPTH=1)、ステップ#911でフ
ラグF.DEPTHをリセットし(F.DEPTH=
0)、リターンする。セットされていなければ(F.DE
PTH=0)、ステップ#915に進む。
【0135】ステップ#915では、フラグF.ASZ
をセットし(F.ASZ=1)、リターンする。以上のモ
ード変更動作により、モード変更が繰り返される。
をセットし(F.ASZ=1)、リターンする。以上のモ
ード変更動作により、モード変更が繰り返される。
【0136】図11に戻り、ステップ#60ではスイッ
チSPANがOFF状態からON状態になったか否かを判
定する。スイッチSPANがOFF状態からON状態にな
ったと判定した場合、ステップ#61に進み、そうでな
い場合、ステップ#65に進む。
チSPANがOFF状態からON状態になったか否かを判
定する。スイッチSPANがOFF状態からON状態にな
ったと判定した場合、ステップ#61に進み、そうでな
い場合、ステップ#65に進む。
【0137】ステップ#61では、画面モード切換を行
う。画面モード切換のサブルーチンを図25に示す。先
ず、ステップ#1000でバッテリーチェックを行い、
ステップ#1005でバッテリーチェック結果が良好か
否か判定する。良好であればステップ#1015に進
み、良好でなければステップ#1010でレリーズロッ
クを行う。
う。画面モード切換のサブルーチンを図25に示す。先
ず、ステップ#1000でバッテリーチェックを行い、
ステップ#1005でバッテリーチェック結果が良好か
否か判定する。良好であればステップ#1015に進
み、良好でなければステップ#1010でレリーズロッ
クを行う。
【0138】ステップ#1015でタイマーをスタート
させ、ステップ#1020でフラグF.PANがセット
されているか否かを判定する。セットされている場合
(F.PAN=1)パノラマモードなので、ステップ#1
021でノーマル側へ画面モードを切換えるためモータ
ー通電を行う。次に、ステップ#1022でスイッチS
POSNがON状態か否かを判定する。ON状態であれば、
撮影レンズはノーマル位置にあるため、ステップ#10
24でフラグF.PANをリセット(F.PAN=0)
し、ステップ#1045に進む。OFF状態であれば、
ステップ#1023でタイムオーバーか否かを判定し、
タイムオーバーならばステップ#1040に進み、そう
でなければステップ#1022に戻る。
させ、ステップ#1020でフラグF.PANがセット
されているか否かを判定する。セットされている場合
(F.PAN=1)パノラマモードなので、ステップ#1
021でノーマル側へ画面モードを切換えるためモータ
ー通電を行う。次に、ステップ#1022でスイッチS
POSNがON状態か否かを判定する。ON状態であれば、
撮影レンズはノーマル位置にあるため、ステップ#10
24でフラグF.PANをリセット(F.PAN=0)
し、ステップ#1045に進む。OFF状態であれば、
ステップ#1023でタイムオーバーか否かを判定し、
タイムオーバーならばステップ#1040に進み、そう
でなければステップ#1022に戻る。
【0139】フラグF.PANがセットされていない場
合(F.PAN=0)ノーマルモードなので、ステップ#
1025でパノラマ側へ画面モードを切換えるためモー
ター通電を行う。次に、ステップ#1030でスイッチ
SPOSPがON状態か否かを判定する。ON状態であれ
ば、撮影レンズはパノラマ位置にあるため、ステップ#
1031でフラグF.PANをセット(F.PAN=1)
し、ステップ#1032に進む。ステップ#1032で
fXをfWとし、ステップ#1033でズーミングを行っ
た後、ステップ#1045に進む。これにより、画面モ
ードをパノラマに切り換えたときは、ズームはワイドに
セットされる。OFF状態であれば、ステップ#103
5でタイムオーバーか否かを判定し、タイムオーバーな
らばステップ#1040でフラグF.ERRORをセッ
トし(F.ERROR=1)、ステップ#1045に進
む。タイムオーバーでなければステップ#1030に戻
る。
合(F.PAN=0)ノーマルモードなので、ステップ#
1025でパノラマ側へ画面モードを切換えるためモー
ター通電を行う。次に、ステップ#1030でスイッチ
SPOSPがON状態か否かを判定する。ON状態であれ
ば、撮影レンズはパノラマ位置にあるため、ステップ#
1031でフラグF.PANをセット(F.PAN=1)
し、ステップ#1032に進む。ステップ#1032で
fXをfWとし、ステップ#1033でズーミングを行っ
た後、ステップ#1045に進む。これにより、画面モ
ードをパノラマに切り換えたときは、ズームはワイドに
セットされる。OFF状態であれば、ステップ#103
5でタイムオーバーか否かを判定し、タイムオーバーな
らばステップ#1040でフラグF.ERRORをセッ
トし(F.ERROR=1)、ステップ#1045に進
む。タイムオーバーでなければステップ#1030に戻
る。
【0140】ステップ#1045で画面モード切換えモ
ーターをOFFし、ステップ#1050でタイマースト
ップを行った後、リターンする。尚、タイムオーバーと
なったとき、もとの画面モードの方向へ自動的に再駆動
するようにしてもよい。これにより、撮影が続けられる
可能性があり、偶発故障の後、一切の撮影ができなくな
るのを防止することができる。
ーターをOFFし、ステップ#1050でタイマースト
ップを行った後、リターンする。尚、タイムオーバーと
なったとき、もとの画面モードの方向へ自動的に再駆動
するようにしてもよい。これにより、撮影が続けられる
可能性があり、偶発故障の後、一切の撮影ができなくな
るのを防止することができる。
【0141】図25の画面モード切換動作が終了すれ
ば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻る。
ステップ#65では、スイッチSDRVがOFF状態から
ON状態になったか否かを判定する。スイッチSDRVが
OFF状態からON状態になったと判定した場合、前記
ステップ#66に進み、そうでない場合、ステップ#7
0に進む。
ば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻る。
ステップ#65では、スイッチSDRVがOFF状態から
ON状態になったか否かを判定する。スイッチSDRVが
OFF状態からON状態になったと判定した場合、前記
ステップ#66に進み、そうでない場合、ステップ#7
0に進む。
【0142】ステップ#66では、ドライブモード変更
を行う。ドライブモード変更のサブルーチンを図26に
示す。先ず、ステップ#1100でフラグF.CONT
がセットされているか否かを判定する。セットされてい
れば(F.CONT=1)、ステップ#1120でフラグ
F.CONTをリセットし(F.CONT=0)、リター
ンする。セットされていなければ(F.CONT=0)、
ステップ#1110でフラグF.CONTをセットし
(F.CONT=1)、リターンする。
を行う。ドライブモード変更のサブルーチンを図26に
示す。先ず、ステップ#1100でフラグF.CONT
がセットされているか否かを判定する。セットされてい
れば(F.CONT=1)、ステップ#1120でフラグ
F.CONTをリセットし(F.CONT=0)、リター
ンする。セットされていなければ(F.CONT=0)、
ステップ#1110でフラグF.CONTをセットし
(F.CONT=1)、リターンする。
【0143】図26のドライブモード変更動作が終了す
れば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻
る。ステップ#70では、リモコン信号の入力があるか
否かを判定する。入力があればステップ#71でリモコ
ン・レリーズを行った後、ステップ#10に戻る。入力
がなければステップ#75でスイッチSEXTFLがOFF
状態からON状態になったか否かを判定する。スイッチ
SEXTFLがOFF状態からON状態になったと判定した
場合、ステップ#76に進んだ後、ステップ#10に戻
り、そうでない場合、直接ステップ#10に戻る。
れば、図11のメインルーチンのステップ#10に戻
る。ステップ#70では、リモコン信号の入力があるか
否かを判定する。入力があればステップ#71でリモコ
ン・レリーズを行った後、ステップ#10に戻る。入力
がなければステップ#75でスイッチSEXTFLがOFF
状態からON状態になったか否かを判定する。スイッチ
SEXTFLがOFF状態からON状態になったと判定した
場合、ステップ#76に進んだ後、ステップ#10に戻
り、そうでない場合、直接ステップ#10に戻る。
【0144】ステップ#76では、パノラマモード設定
動作を行う。この動作は、図25の画面モード切換を示
すサブルーチンにおけるパノラマモード設定のサブルー
チンに従って行われる。先ず、ステップ#1060でフ
ラグF.PANがセットされているか否かを判定する。
セットされていれば(F.PAN=1)、リターンする。
セットされていなければ(F.PAN=0)、ステップ#
1000に進む。
動作を行う。この動作は、図25の画面モード切換を示
すサブルーチンにおけるパノラマモード設定のサブルー
チンに従って行われる。先ず、ステップ#1060でフ
ラグF.PANがセットされているか否かを判定する。
セットされていれば(F.PAN=1)、リターンする。
セットされていなければ(F.PAN=0)、ステップ#
1000に進む。
【0145】メインルーチンのフロー(図11)から判る
ように、通常/パノラマ撮影モードの切換えは、他の動
作中(例えば、イニシャルロード,レリーズ,ズーム,
巻き上げ,巻き戻し等)には、誤動作防止のため、禁止
されている。
ように、通常/パノラマ撮影モードの切換えは、他の動
作中(例えば、イニシャルロード,レリーズ,ズーム,
巻き上げ,巻き戻し等)には、誤動作防止のため、禁止
されている。
【0146】
【表1】
【0147】
【表2】
【0148】
【表3】
【0149】
【発明の効果】以上説明したように本発明の撮影モード
切換カメラによれば、撮影レンズと,被写界に向けて照
射した光の反射光を検出することにより測距を行う測距
装置と,所定の縦横比でプリントされるように撮影を行
う通常撮影モードと該通常撮影モードにおける縦横比よ
りも大きい縦横比でプリントされるように撮影を行うパ
ノラマ撮影モードとの切換え設定を行う撮影モード設定
手段と,前記パノラマ撮影モードにおいて前記反射光が
検出されなかったとき、予め定めた無限遠被写体に対す
る最適合焦位置に前記撮影レンズを位置させるピント調
節手段と,を備えた構成となっているので、撮影者が意
識しなくても、無限遠位置にある被写体に対して適正な
合焦状態でパノラマ撮影することが可能な撮影モード切
換カメラを実現することができる。よって、自動的に無
限遠撮影が可能となるので、風景等を適正な合焦状態で
撮影することが可能で、高画質のプリントを得ることが
できる。
切換カメラによれば、撮影レンズと,被写界に向けて照
射した光の反射光を検出することにより測距を行う測距
装置と,所定の縦横比でプリントされるように撮影を行
う通常撮影モードと該通常撮影モードにおける縦横比よ
りも大きい縦横比でプリントされるように撮影を行うパ
ノラマ撮影モードとの切換え設定を行う撮影モード設定
手段と,前記パノラマ撮影モードにおいて前記反射光が
検出されなかったとき、予め定めた無限遠被写体に対す
る最適合焦位置に前記撮影レンズを位置させるピント調
節手段と,を備えた構成となっているので、撮影者が意
識しなくても、無限遠位置にある被写体に対して適正な
合焦状態でパノラマ撮影することが可能な撮影モード切
換カメラを実現することができる。よって、自動的に無
限遠撮影が可能となるので、風景等を適正な合焦状態で
撮影することが可能で、高画質のプリントを得ることが
できる。
【図1】本発明の実施例の外観を示す正面図。
【図2】本発明の実施例のリモコン受光部の光路規制を
説明するためのリモコン受光部の断面図。
説明するためのリモコン受光部の断面図。
【図3】本発明の実施例の三脚スイッチ部の断面図。
【図4】本発明の実施例のファインダー内のLCD表示
を示す図。
を示す図。
【図5】本発明の実施例のパノラマ撮影設定状態におけ
る遮光羽根及びそれを駆動する機構を示す図。
る遮光羽根及びそれを駆動する機構を示す図。
【図6】本発明の実施例のパノラマ撮影設定状態からノ
ーマル撮影設定状態への以降時における遮光羽根及びそ
れを駆動する機構を示す図。
ーマル撮影設定状態への以降時における遮光羽根及びそ
れを駆動する機構を示す図。
【図7】本発明の実施例のノーマル撮影設定状態におけ
る遮光羽根及びそれを駆動する機構を示す図。
る遮光羽根及びそれを駆動する機構を示す図。
【図8】本発明の実施例におけるフラッシュ照射角の変
更を各撮影状態ごとに示す平面図。
更を各撮影状態ごとに示す平面図。
【図9】本発明の実施例におけるフラッシュ照射角の変
更を各撮影状態ごとに示す側面図。
更を各撮影状態ごとに示す側面図。
【図10】本発明の実施例の全体構成を示すブロック
図。
図。
【図11】本発明の実施例における制御動作のメインル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図12】本発明の実施例における初期化のサブルーチ
ンを示すフローチャート。
ンを示すフローチャート。
【図13】本発明の実施例における異常処理のサブルー
チンを示すフローチャート。
チンを示すフローチャート。
【図14】本発明の実施例におけるモード初期化のサブ
ルーチンを示すフローチャート。
ルーチンを示すフローチャート。
【図15】本発明の実施例におけるS1ONのサブルー
チンを示すフローチャート。
チンを示すフローチャート。
【図16】本発明の実施例のセルフカウント時おけるL
EDの点灯パターンを示す図。
EDの点灯パターンを示す図。
【図17】本発明の実施例におけるASZ演算のサブル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図18】本発明の実施例の各撮影モードにおけるAS
Zプログラム線図。
Zプログラム線図。
【図19】本発明の実施例におけるズーミングのサブル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図20】本発明の実施例における合焦のサブルーチン
を示すフローチャート。
を示すフローチャート。
【図21】本発明の実施例のパノラマ撮影時における合
焦ポイントを説明するための図。
焦ポイントを説明するための図。
【図22】本発明の実施例におけるパワーズームのサブ
ルーチンを示すフローチャート。
ルーチンを示すフローチャート。
【図23】本発明の実施例における通常撮影モードでの
テレ端及びワイド端からパノラマ撮影モードへの移行を
行う場合を説明するための図。
テレ端及びワイド端からパノラマ撮影モードへの移行を
行う場合を説明するための図。
【図24】本発明の実施例におけるモード変更のサブル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図25】本発明の実施例における画面モード切換のサ
ブルーチンを示すフローチャート。
ブルーチンを示すフローチャート。
【図26】本発明の実施例におけるドライブモード変更
のサブルーチンを示すフローチャート。
のサブルーチンを示すフローチャート。
【図27】本発明の実施例におけるフラッシュモード変
更のサブルーチンを示すフローチャート。
更のサブルーチンを示すフローチャート。
【図28】本発明の実施例における露出演算のサブルー
チンを示すフローチャート。
チンを示すフローチャート。
【図29】本発明の実施例における露出演算のサブルー
チンを示すフローチャート。
チンを示すフローチャート。
【図30】本発明の実施例における撮影画面中の測光パ
ターンを示す図。
ターンを示す図。
【図31】本発明の実施例におけるフラッシュ必要照射
範囲を示す図。
範囲を示す図。
【図32】本発明の他の実施例における通常サイズで撮
影する場合の状態を示す正面図。
影する場合の状態を示す正面図。
【図33】本発明の他の実施例における通常サイズで撮
影する場合のフラッシュ部の内部構造を示す側面図。
影する場合のフラッシュ部の内部構造を示す側面図。
【図34】本発明の他の実施例におけるパノラマサイズ
で撮影する場合の状態を示す正面図。
で撮影する場合の状態を示す正面図。
【図35】本発明の他の実施例におけるパノラマサイズ
で撮影する場合のフラッシュ部の内部構造を示す側面
図。
で撮影する場合のフラッシュ部の内部構造を示す側面
図。
【図36】本発明の他の実施例に用いられている第2パ
ネルを示す正面図。
ネルを示す正面図。
【図37】図36に示す第2パネルのA−A’線断面
図。
図。
【図38】本発明の他の実施例のパノラマ撮影モード及
び通常撮影モードにおけるフラッシュ部による上下方向
配光特性を示すグラフ。
び通常撮影モードにおけるフラッシュ部による上下方向
配光特性を示すグラフ。
【図39】本発明の変形実施例における画面モード切換
のサブルーチンを示すフローチャート。
のサブルーチンを示すフローチャート。
【図40】本発明の変形実施例におけるフラッシュモー
ド変更のサブルーチンを示すフローチャート。
ド変更のサブルーチンを示すフローチャート。
2 …ボディ 3 …内蔵フラッシュ 4 …リモコン受光窓 5 …セルフタイマー表示部 6 …ズーム操作スイッチ 7 …レリーズボタン 8 …外付けフラッシュ 9 …モード変更スイッチ 10 …グリップ 11 …撮影レンズ 15 …輝度測定用測光窓 16 …ファインダー窓 17 …測距装置発光部 18 …測距装置受光部 21 …受光素子 22 …受光ホルダー 22a …突起部 23 …光路規制部材 23a …キー溝 24 …駆動レバー 31 …三脚取付合板 31a …雌ネジ部 33 …スイッチ部 33a,33b …腕部 34 …可動片 35,36 …取付ネジ 41,42 …パノラマ撮影モード時の視野フレーム 43 …ズーム焦点距離表示部 44 …測距フレーム 45 …通常撮影モード時のパラ補正マーク 51a …露出開口部 51b …固定ピン 51d …ピン 51e …ピン 51f …ピン 51g …ピン 52 …モーター 53 …ギヤ 54 …切換操作部材 54a …ピン 54b …ピン 54c …側面 56 …第1駆動レバー 56a,56b …ピン 57 …付勢バネ 58 …伝達レバー 58a,58b …ピン 59 …第2駆動レバー 59a …立曲部 59b …ピン 60 …付勢バネ 61 …遮光上部羽根 61a …溝 61b …スリット開口部 62 …遮光下部羽根 62a …溝 62b …スリット開口部 63 …退避完了検出スイッチ 64 …パノラマ設定検出スイッチ 65 …クリック係止部材 66 …付勢バネ 71 …画面サイズ切換スイッチ 72 …発光部可動ユニット 73a …第1パネル 73b …第2パネル 100 …マイコン 101 …LCD(ボディ外部) 102 …LCD(ファインダー内) 103 …LED(ファインダー) 104 …LED(セルフタイマー) 105 …測光・測距回路 106 …リモコン信号受信回路 107 …シャッター 108 …ズームモーター 109 …フィルム給送モーター 110 …画面モード切換モーター 111 …フラッシュ 112 …インターフェイスIC 113 …データバック 114 …外部フラッシュ(パノラマ専用)取付端子 115 …ズームエンコーダ 116 …DX端子 117 …AFモーター 118 …AFエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 37/00 A 7316−2K (72)発明者 池村 正幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 前濱 新一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 大沢 聡 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 辻 完房 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】撮影レンズと,被写界に向けて照射した光
の反射光を検出することにより測距を行う測距装置と,
所定の縦横比でプリントされるように撮影を行う通常撮
影モードと該通常撮影モードにおける縦横比よりも大き
い縦横比でプリントされるように撮影を行うパノラマ撮
影モードとの切換え設定を行う撮影モード設定手段と,
前記パノラマ撮影モードにおいて前記反射光が検出され
なかったとき、予め定めた無限遠被写体に対する最適合
焦位置に前記撮影レンズを位置させるピント調節手段
と,を備えたことを特徴とする撮影モード切換カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20223492A JPH0651193A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 撮影モード切換カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20223492A JPH0651193A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 撮影モード切換カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651193A true JPH0651193A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16454182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20223492A Pending JPH0651193A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | 撮影モード切換カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651193A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019207923A1 (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 株式会社Nttドコモ | 表示撮像装置 |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP20223492A patent/JPH0651193A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019207923A1 (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 株式会社Nttドコモ | 表示撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6091902A (en) | Zoom camera with pseudo zooming function | |
JPH11326994A (ja) | カメラ | |
JP2000275723A (ja) | カメラ | |
JP2002350925A (ja) | カメラの絞り切換え装置 | |
JP2001005060A (ja) | 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ | |
US4853731A (en) | Autofocus camera having automatic focus adjustment apparatus | |
JPH0651193A (ja) | 撮影モード切換カメラ | |
JP2002182097A (ja) | ズーム連動装置 | |
JPH0651366A (ja) | 撮影モード切換カメラ | |
JP3987966B2 (ja) | カメラのファインダー構造 | |
JP2808750B2 (ja) | カメラ及びカメラ用シャッタユニット | |
JP2876067B2 (ja) | カメラの光学系制御装置 | |
JP3807570B2 (ja) | 画面サイズ切替可能なカメラ | |
JP4048386B2 (ja) | 画面サイズ切替可能なカメラ | |
JP2771851B2 (ja) | カメラの閃光発光装置 | |
JP2816693B2 (ja) | 電子制御カメラ | |
JP2000162738A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JPH09138446A (ja) | カメラ | |
JP2771850B2 (ja) | カメラの閃光発光装置 | |
US6408133B1 (en) | Finder system in photographing apparatus | |
JP2856456B2 (ja) | カメラ | |
EP0893729B1 (en) | Camera capable of switching picture size | |
JP2881987B2 (ja) | 自動焦点カメラ | |
JPH0414029A (ja) | フラッシュ装置 | |
JPH0342649A (ja) | トリミングカメラ |