JPH0342649A - トリミングカメラ - Google Patents

トリミングカメラ

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JPH0342649A
JPH0342649A JP17765489A JP17765489A JPH0342649A JP H0342649 A JPH0342649 A JP H0342649A JP 17765489 A JP17765489 A JP 17765489A JP 17765489 A JP17765489 A JP 17765489A JP H0342649 A JPH0342649 A JP H0342649A
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JP
Japan
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focal length
strobe
mode
zoom
pseudo
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Pending
Application number
JP17765489A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Kudo
工藤 吉信
Masataka Hamada
正隆 浜田
Yoshiaki Hata
良彰 秦
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
Manabu Inoue
学 井上
Shigeru Wada
滋 和田
Yoshihiro Tanaka
良弘 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通常の撮影モードとそれよりもプリントされ
る範囲が狭いトリミングモードとを有するオートトリミ
ングカメラに関し、更に詳しくはストロボを備えたトリ
ミングカメラに関する。
〔従来の技術〕
従来、光学ズームを有するカメラにおいて、内蔵したス
トロボの照射角が撮影レンズの焦点距離に連動して変化
するズームストロボを備えたカメラが知られている。上
記カメラでは、通常、被写体距離が長い程、撮影レンズ
のズーム比を大きくして撮影することが多いので、スト
ロボの照射角もズーム比に応じて変化させ、その到達距
離を長くすることにより、ストロボ撮影においてもズー
ム機能を生かした写真撮影が手軽に行えるようにするも
のである。
また、撮影時にトリミング倍率を設定し、プリント時に
撮影されたフィルム画像の一部を上記トリミング倍率に
より通常の画角サイズまで拡大して擬似的なズームを行
い(以下、プリント時に擬似的なズームを行うズーム方
式を電子ズームという)、擬似望遠写真が得られるよう
にした、いわゆるトリミングカメラが知られている。例
えば特開昭63−29821号公報には、予め被写体距
離とトリミング倍率との関係を示す複数のプログラムが
記憶され、選択されたプログラムに従い検出した被写体
距離に対するトリミング倍率を算出し、その情報がフィ
ルム側に形成されるようにしたトリミングカメラが示さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記トリミングカメラのファインダー光学系は電子ズー
ムによるズーム範囲に対応してズーム可能に構成され、
電子ズームが用いられると、ファインダーで擬似望遠写
真の画面が見られるようになされているから、ストロボ
の照射角を上記ファインダー光学系に連動させるように
すれば、ストロボの照射角を電子ズームのズーム比に応
じて変化させることが可能となる。
ところで、電子ズームによるズーム写真は、光学ズーム
によるズーム写真と異なり、プリント時にフィルムの画
像を引伸ばして擬似的にズーム写真とするものである。
従って、電子ズームを用いて撮影されたフィルムは、必
要に応じて引伸ばすことなくそのままプリントすること
により擬似望遠写真プリントだけなく、通常の写真プリ
ントにすることもできる。電子ズームによる擬似的なズ
ームに対してもストロボの照射角をズーム比に連動して
狭くするようにすると、フィルム面のトリミング範囲に
入る被写体に対してはストロボ光が十分に照射されるが
、トリミング範囲に入らない被写体に対してはストロボ
光が不足するので、撮影したフィルム画像はトリミング
範囲の内外で露光量が不均一になる。従って、上述した
ように電子ズームによるズーム範囲までストロボを連動
させて撮影したものではフィルム画像をトリミングせず
、そのままのプリントを望む場合には良好なプリントが
得られない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スト
ロボを発光してズーム写真を撮影する場合、通常のプリ
ント及び擬似望遠プリントのいずれにおいても好適なプ
リントが得られるズームストロボを備えたトリミングカ
メラを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明は、トリミングカメ
ラにおいて、撮影レンズの焦点距離を擬似的に変更する
擬似焦点距離変更手段と、第1のモードと第2のモード
とを選択する選択手段と、手動操作部材と、閃光発生手
段と、第1のモードのとき、前記擬似焦点距離変更手段
による擬似焦点距離の変更に応じて前記閃光発生手段の
照明角を設定し、第2のモードのとき、擬似焦点距離と
は無関係に前記手動操作部材の操作に応答して前記閃光
発生手段の照明角を変更する照射角変更手段とを備えた
ものである。また、上記トリミングカメラにおいて、被
写体の距離を検出する検出手段と、該検出結果から撮影
倍率を所定の値にすべく擬似焦点距離を算出する演算手
段とを備え、第1のモードのとき、前記擬似焦点距離変
更手段は前記擬似焦点距離を上記演算手段による演算値
に変更するようにしたものである。
〔作用〕
上記のように構成された請求項1記載のトリミングカメ
ラにおいては、閃光発生手段の照射角は、第1のモード
が選択されているとき、撮影レンズの擬似的な焦点距離
の変化に応じて変化し、第2のモードが設定されている
とき、撮影レンズの擬似的な焦点距離には関係なく手動
操作部材により設定された照射角に設定される。
また、請求項2記載のトリミングカメラにおいでは、測
距手段により検出された被写体距離から所定の撮影倍率
になる擬似焦点距離が算出され、第1のモードが選択さ
れているときの撮影レンズの擬似的な焦点距離が該算出
値に設定される。
〔実施例〕
第1図乃至第3図に本発明に係るトリミングカメラの一
実施例の撮影レンズ及びファインダーの光学系とストロ
ボの構成図を示す。1は焦点距離が一定の単焦点纏影レ
ンズである。ファインダ2は第2図に示すように対物レ
ンズ4、接眼レンズ5、コンデンサレンズ6、視野枠表
示部材7及びポロミラー8〜11からなるズームファイ
ンダーである。上記接眼レンズ5は移動可能な前玉5a
及び後玉5bからなり、対物レンズ4により結像された
被写体実像を拡大して見ることができるように構成され
ている。接眼レンズ5の像倍率は電子ズームのトリミン
グ倍率に対応しており、ファインダー2では電子ズーム
を用いた擬似望遠の被写体像が観測される。これは実際
にプリントされるズーム写真の画角に等しくなっている
。上記コンデンサレンズ6は集光レンズであって、ファ
インダー2の視野全体を明るくしている。上記ボロミラ
ー8〜11は被写体からの光束を上記接眼レンズ5へ導
くとともに対物レンズ4により結像される倒立実像を正
立実像に反転する。視野枠表示部材7は対物レンズ4の
焦点位置と等価な位置に配設されている。また、視野枠
表示部材7は、例えばLCD又はECD等の電気光学素
子により構成され、該視野枠表示部材7の周辺部には視
野枠7aを形成するための遮光部が設けられている。
対物レンズ4を透過した光束はミラー8及び9で反射さ
れ、コンデンサレンズ6を透過した後、視野枠表示部材
7上に導かれ、上記視野枠7a内に結像される。この視
野枠7a内に結像された実像はミラー10及び11によ
り正立実像に反転されて接眼レンズ5に導かれる。搬影
者は接眼レンズ5を通して上記視野枠7a内の正立被写
体像を見ることができる。受光素子12は露出演算用の
受光素子である。この受光素子12は上記ミラー9の下
部に該ミラー9に関して視野枠表示部材7と光学的に共
役な位置もしくはその近傍に配設されている。上記ミラ
ー9は対物レンズ4を透過した光束の一部が該ミラー9
を透過して受光素子12に入射するように半透過鏡で構
成されている。半透過鏡は反OA鏡の中央部に透過部若
しくは小孔を設けた部分透過鏡で構成するか、又は全面
若しくは中央部のみの半透過鏡で構成することができる
ミラー9を全面若しくは中央部のみの半透過鏡で構成し
、受光面に紫外光を反射する膜を蒸着した受光素子12
を用いたものは、紫外光遮断フィルタを省略することが
できるので、構成を簡単にすることかできる。
なお、受光素子12は視野枠表示部材7と光学的に共役
な位置もしくはその近傍に配設してあればよく、例えば
ミラー8を半透過鏡で構成して該ミラー8の後側に受光
素子12を配設するようにしてもよい。また、上記実施
例ではファインダー2内で結像される被写体像を受光す
るようにしているが、カメラ本体Aの内部に受光素子1
2を配設し、フィルム面Fで反射した光束を受光するよ
うにしてもよい。
第1図に戻り、接眼レンズ5の前玉5a及び後玉5bの
支持部材51a及び51bはカム板15に設けられたカ
ム溝15aと15bとにそれぞれ摺動自在に係合すると
ともにカム板15の下部に配設された直進ガイド板(不
図示〉の直進ガイド溝(不図示)に移動可能に係合され
ている。カム板15の前端部の適所にはラック部15C
が形成されており、該ラック部15cにはギア20が噛
合している。更に該ギア20には傘ギア18と一体に形
成されたギア19が噛合しており、上記傘ギア18には
ファインダーモータ(以下Fモータという〉14の回転
軸に固着された傘ギア17が噛合している。上記Fモー
タ14が回転駆動されると、その回転力が傘ギア17,
18、ギア19゜20及びラック部15Cを介してカム
板15に伝達され、該カム板15が光軸L2に対して垂
直方向(図中、矢印R1方向〉に水平移動する。上記カ
ム板15が水平移動すると、接眼レンズ5の前玉5a及
び後玉5bがそれぞれカム溝15aと15bとにより押
され、互いに異なる速度で相対的な距離を変化させなが
ら光軸L2上を前後方向に移動し、接眼レンズ5の焦点
距II(倍率〉が変化する。
ストロボ3は照射角が変化することにより発光到達距離
が変化するズームストロボである。第4図に上記ストロ
ボ3の正面図、第5図に第4図のv−■断面図、第6図
に第4図のVI−Vl断面図を0 示す。
ストロボ3の反射傘31はカメラ本体Aに固着されてい
る。また、反射傘31の両側面にはガイド溝31aが形
成されている。上記ガイド溝31aを貫通したXe管3
2がその両端でホルダー33に保持されている。ボルダ
−33の支持部材33aは上記カム板16に設けられた
カム溝16cに摺動自在に係合されるとともに直進ガイ
ド板23(第4図参照)の直進ガイド溝23aに移動可
能に係合されている。カム板16の前端部の適所にはラ
ック部16dが形成されており、ズームストロボモータ
〈以下ZSモータという〉13の回転軸に固着されたギ
ア21が上記ラック部16dに噛合している。上記ZS
モータ13が正転駆動すると、その回転力がカム板16
に伝達され、該カム板16が銀影レンズ1から離れる方
向(図中、矢印R2方向)に平行移動する。このカム板
16の平行移動により、上記支持部材33aがカム溝1
6、cに押されてホルダー33が後方に移動する。
ホルダー33が後方に移動すると、該ボルダ−31 3に保持されたXe管32が上記ガイド溝318(光1
llIIL1と平行なガイド溝)に沿って後方に移動し
、Xe管32と反射笠31の反斜面31bとの相対的な
距離が短縮され、スl−ロボ3の照射角が大きくなる。
ZSモータ13を反転(反時計回り)駆動すると、上記
カム板16が上述の動作と逆に動作してXe管32がカ
メラ前方に前進移動して上記反斜面31bとの相対的な
距離が伸長され、ス1〜ロボ3の照射角が小さくなる。
受光素子25はストロボ3の調光用受光素子である。2
2及び23はそれぞれ正レンズと負レンズとからなり、
上記調光用受光素子25の集光レンズ24を構成してい
る。負レンズ22及び正レンズ23の支持部材22a、
23aはストロボ3と同様に上記カム板16に設けられ
たカム溝16a、16bにそれぞれ摺動自在に係合され
るとともにカム板16の下部に配設された直進ガイド板
23(第4図参照)の直進ガイド溝(不図示)に移動可
能に係合されている。上記カム板16が平行移動すると
、負レンズ22及び正レンズ23が2 それぞれカム溝168,16bにより押されて互いに異
なる速度で移動し、集光レンズ24の焦点距離が変化す
る。従って、集光レンズ24の焦点距離がストロボ3の
照射角の変化に連動して変化することにより、受光素子
25で受光される受光範囲がストロボ3の照射角に連動
して変化する。
第1図に戻り、26はパトローネ、27はフィルムであ
る。パトローネ26はメモリを内蔵したマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンという)を有し、後述するトリ
ミング倍率等の情報が記録できるように構成されている
次に、本実施例のトリミングカメラのシステム構成につ
いて説明する。第7図はトリミングカメラのシステム構
成の一実施例を示したものである。
同図において、50は以下に説明する各アクチュエータ
の駆動を集中制御するとともにカメラのシーケンス及び
露出演韓を行うマイコンである。51はマイコン50の
指令信号によりZSモータ13ノ〕回転方向及び駆動量
を制御するZSモータ制御回路である。52ばストロボ
3の照射角を検出3 するエンコーダである。ス1〜ロボ3の照射角はXe管
32の反射傘31に対する相対位置により定まり、上記
Xe管32のズーム位置を検出することにより検出され
る。53はマイコン50の指令信号によりFモータ14
の回転方向及び駆動量を制御する「モータ制御回路であ
る。54は接眼レンズ5の焦点距離(倍率)を検出する
エンコーダである。55はフィルム27を1コマずつ巻
き上げるためのフィルムモータ56の駆動を制御するフ
ィルムモータ制御回路である。57はメモリを内蔵する
マイコンで、パトローネ26に設けられている。電子ズ
ームによる写真が県影されるとき、トリミング倍率等の
情報が上記マイコン57のメモリに記録される。58は
パトローネ26にコード表示されたフィルム感度Svを
検出するり、X回路である。59はストロボの照銅範囲
を表示する表示回路である。60は撮影レンズ1の焦点
調節用レンズの駆動源であるフォーカシングレンズモー
タ61の駆動を制御するフオ、−カシングレンズモータ
制御回路である。フォー力シングレンズモ4 −夕61は、例えばステッピングモータで構成され、締
出された駆動パルス量Nだ【プ回転駆動されると、フォ
ーカシングレンズが合焦位置に移動する。62はシャッ
ターの開閉動作を制御するシャッター制御回路である。
なお、本実施例で使用されるシャッターは絞り兼用シャ
ッターであり、露出値に対応してシャッタースピードを
決定すると、自動的に絞り値が決定されるものである。
シャッタースピードTvと絞り値Avとの関係は、例え
ば第8図に示すプログラム線図のようになっている。6
3はストロボ3を有し、マイコン50からの発光開始信
号により発光タイミングが制mされるフラッシュ装置で
ある。64は受光素子25で受光されたストロボ光の反
射光を積分し、所定の露光量に達した時、上記フラッシ
ュ装置63に発光停止信号を出力する調光回路である。
フラッシュ装置63では調光回路64からの発光停止信
号を受けてストロボ3の発光を停止させる。65は受光
索子12により被写体からの反射光を受光し、被写体輝
度を測定する測光回路、66は被写体路5 離を検出する測距回路である。
次に、スイッチ類の説明をする。スイッチS1はレリー
ズボタンの半押し状態でオン状態になる撮影準備スイッ
チである。スイッチ$1がオン状態になると、撮影のた
めの測光及び測距が行われる。スイッチS2はレリーズ
ボタンの押し込んだ状態でオン状態になるレリーズスイ
ッチである。
スイッチS2がオン状態になると、撮影が開始される。
スイッチS3はオートプログラムズームとパワーズーム
とを切換えるズームモード切換スイッチである。オート
プログラムズーム(以下、AZPという)は所定の撮影
倍率になるように測距回路66で検出された被写体距離
に応じて自動的に焦点距離を決定するモードである。ま
た、パワーズーム(以下、PZという)は手動操作によ
り任意の焦点距離を設定するモードである。スイッチS
4はストロボ3の照射角の設定モードを選択するスイッ
チである。オフ状態で、ストロボ3の照射角は電子ズー
ムに応じて自動的に変化し、オン状態では手動操作によ
り変化する。スイッチ6 SZT及びスイッチSzwはPZモードのときに搬影者
により操作され、撮影レンズ1の駆動方向を指示するス
イッチである。撮影レンズ1はスイッチSZ’Tがオン
状態になると、T’e l e側に駆動され、スイッチ
Szwがオン状態になると、Wde側に駆動される。ス
イッチSzsはストロボ3の照射角を手動で設定す“る
ための操作スイッチである。
次に、本実施例に係るトリミングカメラの撮影動作につ
いて概要を説明する。本実施例に係るトリミングカメラ
はズーム方式として電子ズームを有し、撮影モードとし
てPZモードとAZPモードを有している。
本実施例では、撮影レンズ1の焦点距離は35mmとし
、電子ズームとしてトリミング倍率の設定範囲を1〜2
倍にしており、擬似焦点路1111t35〜70mmの
擬似望遠写真が得られる。ファインダー2では接眼レン
ズ5の倍率が上記トリミング倍率に対応して変化し、電
子ズームにより実際にプリントされる画像が観測される
。以下、上記の7 ように接眼レンズ5の倍率(但し、1を除く)と撮影レ
ンズ1の焦点距離とから得られる焦点距離を擬似焦点距
離という。
APZモードによるズーム写真の撮影は、上記擬似焦点
距離範囲35〜7Qmmにおいてプログラムズームが行
われる。プログラムズームが、例えば検出された被写体
距離から搬影倍率約1/60になるような焦点距離が算
出されるように構成され、算出された焦点距離が7Qm
mとすると、接眼レンズ5の倍率は2倍に設定される。
撮影時には通常の撮影が行われた後、2倍のトリミング
倍率がパトローネ26のマイコン57内のメモリに記録
される。このトリミング倍率はプリント時に読み出され
、フィルムの画像の一部(通常、主被写体が撮影される
中央部〉が2倍に拡大されてプリントされる。従って、
実質的に撮影レンズ1の焦点距離を70mm(ズーム比
2倍)に設定して撮影したズーム写真のプリントが得ら
れる。
ストロボ3を発光してズーム写真を撮影する場合、スト
ロボ3の照射角が自動的に設定されるモ 8 −ド(第1のモード〉にしていると、電子ズームにより
設定される擬似焦点距離に対応してストロボの照射角が
設定され、フィルムのトリミングされる範囲の被写体に
好適のストロボ光が照射され′る。ストロボ3の照射角
を手動操作によるモード(第2のモード〉にすると、電
子ズームにより設定される擬似焦点距離に関係なく、撮
影者がストロボ3の照射角を設定することができ、フィ
ルムのトリミングされない範囲の被写体についても好適
のストロボ光を照射するように調整することができる。
これより、電子ズームによる撮影フィルムをトリミング
を行わないでそのままプリントした場合にも全体に奇麗
な写真プリントを得ることができる。
次に、第9図〜第16図を用いてカメラの動作について
説明する。第9図はメインフローを小している。まず、
メイン電源が投入され、カメラが起動すると、スイッチ
S1がオンしたかどうか判定する(#5〉。オン状態で
あれば、後述するrslONJのサブルーチンを実行す
る(#109 (#80))。オフ状態であれば、スイッチS3の状態
からズームモードを判定しく#15〉、AZPモードで
あれば、#5に戻り、スイッチS1がオンするまで、又
はPZモードになるまで待機する。PZモードであれば
、スイッチSzw及びSZTの状態からファインダー2
の接眼レンズ5の移動方向を判定しく#20.#30)
 、W i de側であれば、後述するr S z w
  ON Jのサブルーチンを実行してファインダー光
学系をWide側へ駆動する(#25 (#525))
 。Tee側であれば、後述するrszr  ONJの
サブルーチンを実行してファインダー光学系をTee側
へ駆動する(#35 (#535))。スイッチSzw
とスイッチSZTとがいずれもオフ状態であれば、フラ
グZFMUFの状態からFモータ14が駆動中であるか
どうか判別する(#40)。
すなわち、接眼レンズ5が移動中であるかどうか判別す
る。フラグZFMUF=1はFモータ14が駆動中であ
ることを示し、フラグZFMUF−〇はFモータ14が
停止していることを示す。F2O モータ14が停止していれば、ステップ#60に進み、
Eモータ14が駆動中であれば、Eモータ14に10m
5ec間ブレーキをかけた(短絡状態)後、その供給電
源をオフ状態にし、フラグZFMUFをOにリセットす
る(#45〜#55)。
続いて、スイッチS4の状態からストロボ3の照射角設
定モードを判別しく#60)、オフ状態であれば(照射
角自動設定モード〉、直ちに#5にリターンし、オン状
態であれば(照射角手動設定モード〉、後述する「ZS
設定」のサブルーチンを実行してストロボ3の照射角を
所定の値に設定する(#65 (#550)’)。
次に、第10図を用いて「81ON」のサブルーチンに
ついて説明する。rslONJのサブルーチンでは、被
写体輝度及びを被写体距離を計測し、AZPモードでは
更に上記被写体距離から算出された焦点距離に対応する
ようにファインダー光学系を設定する。そして、露出演
算を行い、レリーズスイッチS2がオンになると、ピン
ト調節した後、算出された露出制御値で露光を行う。電
1 子ズームによるズーム写真が撮影された場合は、トリミ
ング倍率がマイコン57内のメモリに記録される。
スイッチS1がオンになると、先ず、測距回路66及び
測光回路65を動作させて被写体距離Dvと被写体輝度
Bvとを検出する(#80.#85〉。続いて、ズーム
モードを判定しく#90)、AZPモードであれば、上
記被写体路111ft D vに応じた目標焦点距離Z
を算出し、後述する「ファインダー制御」のサブルーチ
ンを実行してファインダー2の擬似焦点距離を上記目標
焦点距離Zに設定した後、後述する「露出演算」のサブ
ルーチンを実行してシャッタースピードTvを算出する
(#95.#100 (#160)、#105 (#2
50))。ズームモードがPZモードであれば、#95
及び#10.0をスキップして「露出演算」のサブルー
チンを実行する。なお、上記目標焦点距離Zは所定の撮
影倍率になるように、例えばZ=a−□V+b (a及
びbは定数)の関係式に7より被写体路M D vから
算出される。
2 続いて、後述する「表示」のサブルーチンを実行してフ
ァインダー2内にストロボ3の照射範囲を表示した後、
レリーズスイッチS2の状態を判定し、オフ状態であれ
ば、スイッチS1の状態を判定する(#110 (#2
90)、#115.#145)。スイッチS1がオン状
態であれば、レリーズスイッチ$2がオンされるまで待
機し、オフ状態であれば、#5にリターンする。レリー
ズスイッチS2がオン状態であれば、後述する「ズーム
ストロボ(ZS)照射範囲制御」のサブルーチンを実行
してストロボ3の照射角を上記目標焦点距離Zに対応し
た値に設定した後、後述する「露出制御」のサブルーチ
ンを実行して#105で算出された露出制御値によりフ
ィルム面に所定の露光を行う(#120 (#300)
、#125(#400))。
続いて、露光が終了すると、接眼レンズ5の倍率から得
られるトリミング倍率の倍率データ[Zをマイコン57
内のメモリに記憶した後、フィルムを1コマ巻き上げ(
#130.#135)、ス3 イツチS1がオフ状態になった時、#5にリターンする
(#140)。
次に、第11図を用いて「ファインダー制御」のサブル
ーチンについて説明する。「ファインダー制御」のサブ
ルーチンでは、PZモードのときは接眼レンズ5を指定
された方向に移動させ、AZPモードのときはファイン
ダー2の擬似焦点距離を被写体距離から算出された目標
焦点距離に対応した値となるように接眼レンズ5の倍率
を自動設定する。
先ず、エンコーダ54からファインダー2の接眼レンズ
5の現在位置における焦点距離(倍率)を検出し、その
焦点距離(倍率)から擬似焦点距離FZを算出する(#
160)。続いて上記擬似焦点距離FZを目標焦点距離
Zと比較しく#165)、擬似焦点距離「Zが目標焦点
距離Zと等しければ、直ちに#225にジャンプする。
なお、上記目標焦点路fIiZは、AZPモードの場合
、#95〈第10図〉で算出され、PZモードの場合、
#525 (第17図〉又は#535 (第18図)4 で設定される。
擬似焦点距離「Zが目標焦点路1111tZと等しくな
ければ、フラグZFMUFを1にセットし、擬似焦点路
IIFZと目標焦点距離Zとの大小関係からファインダ
ー2のズーム方向を判別する(#170、#175)。
そして、Z>FZであれば、接眼レンズ5の倍率を大き
くする方向に移動(ファインダー2をTe l e方向
に移動)し、Z<FZであれば、上記接眼レンズ5の倍
率を小さくする方向に移動(ファインダー2をWide
方向に移動)する(#180.#185)。続いて、ズ
ームモードを判別して、AZPモードであれば、ファイ
ンダー2の現在位置における擬似焦点距離「Zを算出し
、該擬似焦点距離「2ど目標焦点距離Zとを比較しなか
らFZ=Zとなるまで接眼レンズ5を移動させる(#1
90〜#200>。PZモードであれば、接眼レンズ5
の上記自動設定は行わないので、#225にジャンプす
る。
続いて、フラグZFMUFから「モータ14の駆動状態
を判別し、Fモータ14が駆動中であれ5 ば(フラグZFMUF=1 ) 、該Fモータ14に1
0m5ec間フレーキをかけた後、その供給電源をオフ
状態にし、フラグZFMUFをOにリセットする(#2
10〜#220)。「モータ14が停止していれば(フ
ラグZFMUF=O)、直ちに#225にジャンプして
スイッチS4の状態を判別する。スイッチS4がオフ状
態(照射角自動設定モード)であれば、Xe管32の設
定すべき目標位置ZFLを現在の擬似焦点距離「Zに対
応した照射角となる位置に設定して#105にリターン
し、オン状態(照射角手動設定モード)であれば、直ち
に#105にリターンする(#225、#230)。
次に、第12図を用いて「露出演算」のサブルーチンに
ついて説明する。「露出演算」のサブルーチンでは、被
写体輝度からシャッタースピードTvを算出し、擬似焦
点距離から手振れ限界のシャッタースピードTVFを求
める。そして、上記シャッタースピードTvと手振れ限
界シャッタースピードTVFとを比較して被写体輝度条
件を判6 定し、暗いときはストロボ発光の7ラグFLFをセット
する。
先ず、フラグPIFをOにリセットする(#250)。
続いて、DX回路58から装填されたフィルム27のフ
ィルム感度Svを読出し、該フィルム感度Svと#85
(第10図参照〉で検出された被写体輝度Bvとから露
出値Ev (−Bv+Sv)を算出する(#255.#
260>。続いて、エンコーダ54から読み取った接眼
レンズ5の焦点距離(倍率〉から擬似焦点距離FZを算
出しく、#265)、該擬似焦点路1f!1tFZから
手振れ限界シャッタースピードTVFを算出する(#2
70)。また、上記露出値Evからシャッタースピード
Tvを算出する(#273)。
続いて、上記シャッタースピードTvと手振れ限界シャ
ッタースピードTvpとを比較しく#275)、TV≧
Tvpであれば、スイッチS4の状態を判別しく#28
0)、スイッチS4がオフ状態〈照射角自動設定モード
)であれば、直ちに#110にリターンする。照射角を
手動で設定す7 るということは撮影者が意図的にストロボ撮影を行うと
いうことであるから、#280でスイッチS4がオン状
態であれば、#285へ進み、ストロボ発光のフラグF
LFを1にセラi〜する。一方、#275でTV<TV
Fであれば、ストロボ発光のフラグFLFを1にセット
して#110ヘリターンする(#275.#285)。
次に、第13図及び第14図を用いて「表示」のサブル
ーチンについて説明する。
ス]−ロボ3の照射範囲の表示は、擬似焦点距離FZと
ストロボ3の照射範囲を示す照射範囲デタZFLとから
表示データを作成し、その表示データを表示回路5つへ
出力することにより行われる(#290.#295)。
AZPモードでは上記照射範囲データZFLは#230
 (第11図)において設定される。また、上記表示デ
ータはマイコン50内のメモリに予め記憶されており;
上記擬似焦点路111tFZ及び照射範囲データZFL
をアドレスとして読み出される。
第13図はファインダー2内に表示されるスト8 0ボ光の照射範囲を示す図である。同図において、70
はファインダー2で観測される撮影範囲を示している。
71又は72はストロボ3の照射範囲の一例であり、こ
の照射範囲は視野枠表示部材7に形成された照射範囲枠
の遮光部により上記表示データに従い行われる。AZP
モードでは自動設定される擬似焦点距離に対応してスト
ロボ3の照射範囲が自動的に変化するので、点灯表示さ
れる照射範囲が照射範囲の変化に応じて変化する。なお
、本実施例のカメラでは、撮影範囲70の外側は遮光さ
れていないので、目を接眼レンズ5に近付けて視線を変
えることによりフィルム27に露光される全範囲(破線
73で示す範囲〉を見ることができる。従って、ストロ
ボ3の照射範囲を撮影範囲より広くしてもストロボの照
射範囲(破線74で示す範囲)を確認することができる
次に、第15図を用いて「ズームストロボ(2S〉照射
範囲制御」のサブルーチンについて説明いする。
まず、エンコーダ52からXe管32の現在位9 置における位置データZFL2を読み取り、この位置デ
ータZFL2が設定すべき目標位置ZFLと等しいかど
うか判定する(#300.#’305)。位置データZ
FL2が目標位置ZFLと等しくなければ、位置データ
ZFL2と目標位置ZFLとの大小関係を判別してスト
ロボ3のズーム方向を決定し、位置データZFL2が目
標位置ZFLに等しくなるまで上記決定された方向にZ
Sモータ13を駆動する(#300〜#325のループ
〉。すなわち、ZFL>ZFL2rあれば、Xe管32
を前進させてストロボ3の照射範囲を狭くするようにZ
Sモータ13を正転駆動させ、ZFL<ZFL2であれ
ば、><e管32を後退させてストロボ3の照射範囲を
広くするようにZSモータ13を反転駆動させ、フラグ
ZSLMUFを1にセットして#300にリターンする
(#310〜#325)。
#305で位置データZFL2が目標位置ZFしと等し
ければ、或いは上記ZSモード駆動により等しくなれば
、フラグZSLMIJFからZSモ0 −タ13の駆動状態を判別し、ZSモータ13が停止し
ていれば(フラグZFMUF=O) 、直ちに#125
(第10図参照)にリターンする。ZSモータ13が駆
動状態であれば(フラグZSLMUF=1)、該ZSモ
ータ13に1Qmsec間フレーキをかけた後、その供
給電源をオフ状態にし、フラグ7 S L M U F
をOにリセッ1〜して#125にリターンする(#33
0〜#345)。
次に、第16図を用いて「露出制御」のサブルチンにつ
いて説明する。「露出制御」のサブルーチンでは、ピン
ト調節を行い、露出演算で算出された露出制御値に基づ
きフィルム面への露光を行う。また、ストロボ3を発光
して撮影を行う場合は、ス1−ロボ3の発光量の調光を
行う。
先ず、被写体距離Dvから撮影レンズ1のフォカシング
レンズの駆動ff1Nを算出し、該駆動績Nに基づいて
フォーカシングモータ61を駆動し、撮影レンズ1のピ
ント調節を行う(#4.OO,#405)。上記駆動f
f1Nはマイコン50のメモリに被写体路wiD vに
対応して予め記憶されており、1 被写体路11t D vをアドレスとして読み出される
続いて、シャッタースピードTv (EV値)から実際
の露出制御時間T1 (秒)を算出する(#410)。
この露出制御時間T1はマイコン50のメモリにシャッ
タースピードTvに対応して予め記憶されており、Tv
をアドレスとして読み出される。露出制御時間T1を設
定すると、シャッターを開口すると同時にタイマーTが
露光時間の計測を開始する(#415.#420)。そ
して、タイマー下が時間T1を計測すると、フラグ「し
Fの状態を判定し、フラグFLFがOにリセットされて
いれば(ストロボ非発光)、直ちにシャッターの閉塞信
号を出力し、シャッターが完全に閉塞するのを待って#
180(第12図参照)にリターンする(#425.#
430.#460.#465)。フラグFLFが1にセ
ットされていれば(ストロボ発光)、ストロボ3の発光
信号をフラッシュ装置62及び調光回路63へ出力する
と同時にタイマーTをリセッ1〜して発光時間の計測を
開始する(#435.#4.40)。フラッシュ2 装置62は上記発光信号を受けてス1−ロボ3を発光さ
せ、調光回路63は上記発光信号を受けてストロボ光量
の測定を開始する。続いて、調光回路62からの発光停
止信号の有無を判定し、タイマーTが時間T2を計測す
るまでに上記発光停止信号が入力されるど、直ちに閉塞
信号を出力してシャッターを閉塞し、#180にリター
ンする(#4.45.#460.#465)。タイ7−
丁が時間T2を計測するまでに発光停止信号が入力され
なければ、タイマーTが時間T2を計測すると同時に閉
塞信号を出力してシャッターを閉塞し、#180にリタ
ーンする(#450〜#465)。
次に、第17図を用いてrszwONjのサブルーチン
について説明し、第18図を用いてrszT ONJの
サブルーチンについて説明する。「S z w  ON
 JのザブルーチンではスイッチSzwがオン状態であ
ると、目標焦点距離Zを35mmに設定して上記「ファ
インダー制御」のサブルーチン(第11図)を実行し、
接眼レンズ5をその倍率が小さくなる方向に駆動させる
3 rszT ONJのサブルーチンではスイッチSZTが
オン状態であると、目標焦点路+mzを7Qmmに設定
して上記「ファインダー制御」のサブルーチン(第11
図〉を実行し、接眼レンズ5をその倍率が大きくなる方
向に駆動させる。上記接眼レンズ5の駆動において、接
眼レンズ5の停止位置は撮影者により決定され、スイッ
チSzw又はスイッチSZTをオフ状態にすることによ
り行われる。そして、ZSモータ14の駆動は上記サブ
ルーチンを終了して#5にリターンした後、#45〜#
55で停止される。
次に、第19図を用いて「ズームストロボ(ZS)設定
」のサブルーチンについて説明する。
「ズームストロボ(ZS)設定」のサブルーチンは、手
動操作によりストロボ3の照射角を変更するときのzS
モータ13の駆動を制御するフローである。
まず、スイッチSzsの状態を判別しく#550)、オ
フ状態であれば、スイッチSzsの状態を示すフラグ5
ZFFをOにリセットして#584 5にジャンプする(#580)。そして、上記「表示」
のサブル−チンを実行し、ストロボ3の照射範囲を表示
して#5にリターンする。なお、フラグ5ZFF=1は
スイッチSzsがオン状態であることを示し、フラグ5
ZFF=OはスイッチSzsがオフ状態であることを示
す。
スイッチSzsがオン状態であれば、フラグ5ZFFの
状態を判定しく#555)、フラグSZF「がOであれ
ば、すなわち、スイッチSzsがオンされた直後であれ
ば、フラグ5ZFFを1にセットする(#560)。続
いて、ストロボ3の目標位置ZFLを0.1減少しく#
565)、その値が0.4でなければ(#570)、照
射範囲を表示して(#585)、#5にリターンする。
#570で目標位置ZFLが0.4であれば、目標位f
!fZFLを1にセットしく#575)、照射範囲を表
示して(#585) 、#5にリターンする。すなわち
、スイッチSzsがオフからオンされる毎に目標位置Z
FLを1から0.5の間で0.1ずつサイクリックに変
化させてストロボ35 の照射角を変化させるとともにその照射範囲をファイン
ダー2に表示させる。上記目標位置ZFLの値は擬似焦
点距離範囲35〜70mmに対応するXe管32の位置
を6分割し、0.5〜1の位置データとして表したもの
である。例えばZFL−1は擬似焦点用11fft35
mmに、ZFL=0.5は擬似焦点距離7Qmmに対応
するXe管32の位置を表している。撮影者はファイン
ダー2に表示される上記ストロボ3の照射範囲を見なが
ら、任意の照射範囲を選択することができる。
さて、上記実施例では、接眼レンズ5の倍率を変化させ
てファインダー2で擬似望遠の画面が観測で窃るように
するとともに上記ファインダー2にストロボ3の照射範
囲を表示させていたが、次にファインダー2では光学的
なズームは行わず、電子ズームにより設定されるプリン
ト領域とストロボ3の照射範囲とを表示する第2実施例
について説明する。
第2実施例のカメラの構成においては、ファインダー2
の光学系は変化しないので、接眼レンズ6 5の前玉5a及び後玉5bはファインダー2の焦点距離
が撮影レンズ1の焦点距離に対応する位置に固定される
。また、第2実施例の視野枠表示部材7には電子ズーム
により設定されるプリント領域とストロボ3の照射範囲
とを表示する遮光部が設けられる。
次に、第2実施例のカメラの動作について説明する。基
本的に第2実施例のカメラの動作は第1実施例と異なる
ところが少ないので、異なる部分を中心に説明する。
第2実施例では、上述のようにファインダー2の光学系
を固定したので、第1実施例のカメラ動作の内、ファイ
ンダー2の駆動に関する部分が省略される。従って、メ
インルーチンは第9図の#40〜#55のステップを除
いたものとなり、「81ON」のサブルーチンは第10
図の#100(Iファインダー制御」のサブルーチン実
行)のステップを除いたものとなる。また、第11図の
「ファインダー制御」のサブルーチンは必要がなくなる
。一方、第12図の「露出演算」及び第7 16図の「露出制御」のサブルーチンは第2実施例にお
いても変わるところがない。また、電子ズームによりト
リミング領域が設定されると、ファインダー2にその領
域が表示されるので、第1実施例のカメラ動作のうち、
上記表示に関する動作が追加される。第20図を用いて
第2実施例の「表示」のサブルーチンについて以下説明
する。
まず、スイッチS4の状態からストロボ3の照射範囲の
変更モードを判別する(#600)。照射範囲自動設定
モード(スイッチS4オフ)であれば、Xe管32の設
定すべき目標位置ZFLを目標焦点距離Zに対応した照
射角となる位置に設定しく#605)、照射範囲手動設
定モード(スイッチS4オフ)であれば、#605をス
キップする。続いて、設定されている擬似焦点距離ZF
とXe管32の目標位@ZFLとからトリミング範囲及
びストロボ3の照射範囲の表示データをそれぞれ作成し
、その表示データを表示回路59へ出力する(#620
)。表示回路59は該表示データに基づいてファインダ
ー2内にトリミング範8 囲とストロボ3の照射範囲とを表示させる。なお、上記
表示データはマイコン50のメモリに予め記憶されてお
り、上記擬似焦点距離ZF及び目標位置ZFLをアドレ
スとしてそれぞれ読み出される。
第21図はファインダー2内に表示されるストロボ3の
照射範囲及びトリミング範囲の一例を示す図である。同
図において、80はフィルムの露光される範囲を示して
いる。また、81はトリミング範囲を示し、82はスト
ロボ3の照射範囲を示している。第21図では照1:)
l範囲82がトリミング範囲81より狭く表示されてい
るが、トリミング範囲81が照射範囲82より狭く表示
されることもある。
次に、第22図を用いて「ズームストロボ(ZS〉照射
範囲制御」のサブルーチンについて説明する。第22図
は、第15図の「ズームストロボ(ZS)照射範囲制御
」サブルーチンのフローの最初にスイッチS4の状態か
ら照射範囲の設定モードを判別し、自動設定モードであ
れば、xe管32の設定すべき目標位置ZFLを目標焦
点距離9 Zに対応した照射角となる位置に設定するステップ#6
50.#655を挿入したものである。このステップを
挿入したのは、上述したように第2実施例の「81ON
」のサブルーチンでは「ファインダー制御」サブルーチ
ン実行のステップを除いているからである。すなわち、
上記挿入ステップ#650.#655は第11図の「フ
ァインダー制御」サブルーチンにおいて実行されていた
ものである(第11図の#225.#230)が、「フ
ァインダー制御」サブルーチンを除いたので、「ズーム
ストロボ(ZS)照射範囲制御」のサブルーチンのフロ
ーに挿入したものである。
次に、第23図を用いてr S z w  ON Jの
サブルーチンについて説明し、第21図を用いてrsz
TONJのサブルーチンについて説明する。
「S z w  ON jのサブルーチンでは、電子ズ
ームによる擬似焦点距離を7Qmmから35mmまで5
mmずつ減少させ、その時のトリミング範囲とストロボ
3の照射範囲とをファインダー2に0 表示する。すなわち、スイッチSzwがオン状態である
と、目標焦点路mzを設定されている値から5mm引い
た(Z−5>に変更しく#750〉、その値が35mm
未満であるかどうか判定する(#755)。35mm未
満であれば、上記目標焦点距離Zを35mに設定しく#
760)、35mm以上であれば、変更した(Z−5>
の値を目標焦点路IIIZとして上記「表示」サブルー
チンを実行し、#5にリターンする(#765 (#6
00))。
rszT ONJのサブルーチンでは、電子ズームによ
る擬似焦点距離を35mmから7Qmmまで5mmずつ
増加させ、その時のトリミング範囲とストロボ3の照射
範囲とをファインダー2に表示する。すなわち、スイッ
チSZTがオン状態であると、目標焦点距離Zを設定さ
れている値に5mm加えた(Z+5>に変更しく#77
0)、その値が70mmを越えているかどうか判定する
(#775)。70mmを越えていれば、上記目標焦点
距離Zを70mmに設定しく#780)、1 7Qmm以下であれば、変更した(Z+5)の値を目標
焦点路mzとして上述した「表示jサブルーチンを実行
し、#5にリターンする(#785゜#790)。
上記実施例では、xe管32を移動させてストロボ3の
照射角を変更していたが、これに限らず、例えばフラッ
シュパネルを移動させたり、反射傘31を移動させたり
、或いは反射傘31の形状を変化させたりしてストロボ
3の照射角を変更してもよい。更に上記実施例ではス1
〜ロボ3を内蔵していたが、ストロボ3を外付けするよ
うにしてもよい。この場合は特許請求の範囲に記載した
カメラはカメラ本体Aとこれに外付けされたストロボ3
とを組み合わせたカメラとなる。なお、外付けしたスト
ロボ3の照射角の制御は、例えば特願昭63−1197
51号に記載された方法により行うことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、電子ズームを有
するトリミングカメラにおいて、照射角2 可変のス1−ロボを備え、第1のモードのときは上記ス
トロボが電子ズームのズーム比に応じた照射角で発光す
るようにしたので、フィルムのトリミング範囲内で好適
のストロボ撮影が行える。第2のモードのときは上記ス
トロボが藏影者の設定した照射角で発光するようにした
ので、例えばス1−ロボの配光特性がフィルム面全体に
好適となるように照射角を調整することができる。これ
より撮影したフィルムからトリミングした擬似望遠写真
とトリミングしない通常の写真のいずれにも好適なプリ
ントを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトリミングカメラの光学系を示す
斜視図、第2図は上記i〜リミングカメラの光学系を示
す断面図、第3図はファインダーの光学系を示す斜視図
、第4図はストロボを小す正面図、第5図は第4図のv
−■断面図、第6図は第4図のVl −Vlの断面図、
第7図は本発明に係るトリミングカメラの回路構成図、
第8図はシャッタースピードど絞り値との関係を示す図
、第9図3 はカメラの動作を示すメインフローヂャ−1〜、第10
図は1s1ONJサブルーヂンのフローチャー、第11
図は「ファインダー制御」サブルーチンのフローチャー
ト、第12図は「露出演算」サブルーチンのフローチャ
ート、第13図は表示内容を示す図、第14図は「表示
」ザブルーチンのフローチャート、第15図は「ZS照
照射囲制御」ザブルーチンのフローチャート、第16図
は「露出制御」サブルーチンのフローチv−l・、第1
7図は「S z w  ON Jサブルーチンのフロチ
ャーiへ、第18図はrszT ONjサブルーチンの
フローチャート、第19図は「ZS設定」サブルーチン
のフローチャート、第20図は第2実施例の「表示」ザ
ブルーチンのフローチャー1〜、第21図は第2実施例
の表示内容を示す図、第22図は第2実施例のrzs@
OA範囲制御」ザブルーチンのフローチャート、第23
図は第2実施例ブルーチンのフローチャートである。 4 A・・・カメラ本体、1・・・撮影レンズ、2・・・フ
ァインダー、3・・・ス1ヘロボ、4・・・対物レンズ
、5・・・接眼レンズ、7・・・視野枠表示部材、12
.25・・・受光素子、13・・・ズームス1〜ロポモ
ータ(7Sモタ)、14・・・ファインダーモータ(F
モータ)、15、、16・・・カム板、17.18・・
・傘ギア、1つ。 20.21・・・キア、23・・・直進ガイド板、26
・・・パトローネ、31・・・反射傘、32・・・Xe
管、33・・・ボルダ−150,57・・・マイクロコ
ンピュータ、51・・・ZSモータ制御回路、52.5
4・・・エンコーダ、53・・・「モータ制御回路、5
8・・・表示回路、63 ・・・フラッシュ装置、S1
〜S4.SzT。 Szw、Szs・・・スイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、撮影レンズの焦点距離を擬似的に変更する擬似焦点
    距離変更手段と、第1のモードと第2のモードとを選択
    する選択手段と、手動操作部材と、閃光発生手段と、第
    1のモードのとき、前記擬似焦点距離変更手段による擬
    似焦点距離の変更に応じて前記閃光発生手段の照明角を
    設定し、第2のモードのとき、擬似焦点距離とは無関係
    に前記手動操作部材の操作に応答して前記閃光発生手段
    の照明角を変更する照射角変更手段とを備えたことを特
    徴とするトリミングカメラ。 2、請求項1記載のトリミングカメラにおいて、被写体
    の距離を検出する検出手段と、該検出結果から撮影倍率
    を所定の値にすべく擬似焦点距離を算出する演算手段と
    を備え、第1のモードのとき、前記擬似焦点距離変更手
    段は前記擬似焦点距離を上記演算手段による演算値に変
    更することを特徴とするトリミングカメラ。
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