JPH0378674B2 - - Google Patents

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JPH0378674B2
JPH0378674B2 JP18745381A JP18745381A JPH0378674B2 JP H0378674 B2 JPH0378674 B2 JP H0378674B2 JP 18745381 A JP18745381 A JP 18745381A JP 18745381 A JP18745381 A JP 18745381A JP H0378674 B2 JPH0378674 B2 JP H0378674B2
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JP18745381A
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JPS5887692A (ja
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Tsutomu Imamichi
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Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPS5887692A publication Critical patent/JPS5887692A/ja
Publication of JPH0378674B2 publication Critical patent/JPH0378674B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/202Depositing operations within ATMs
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/203Dispensing operations within ATMs
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/207Surveillance aspects at ATMs

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 この発明は、銀行などの金融業で用いられ、預
金および支払の取引を行なう取引端末機を複数台
備えた取引処理装置の動作方法に関し、さらに詳
しくは、これらの各取引端末機が、預金のために
投入された入金現金を金種ごとにそれぞれの収納
箱に収納し、支払の取引において出金現金を上記
の各収納箱から繰出して放出する循環式入出金機
を備えている、取引処理装置の動作方法に関す
る。
従来技術とその問題点 循環式入出金機を備えた従来の取引端末機で
は、現金の収納箱に現金が満杯になつた場合、ま
たは残り少なくなつた場合には取引処理を続行す
ることはできないので、運用を中止していた。そ
して、係員が現金の回収または補充を行ない、こ
の後取引端末機の運用が再開されていた。係員に
よる介入がないと取引端末機の運用が円滑に行な
われず不便であるとともに、取引の中止による顧
客へのサービスが低下するという問題があつた。
このような問題は、同一店舗に複数台の取付端
末機が設置されている場合にも起こる。複数台の
端末機の運用はそれぞれ独立に行なわれているか
らである。もちろん、複数台の取付端末機のうち
の1台が取引不可能となつても顧客は他の取引端
末機を用いて取引を行なうことができるが、この
ような店舗においては顧客の数も多く、ある取引
端末機には支払の取引を希望する顧客が集中し、
他の取引端末機には預金の顧客が集中するといつ
た現象が起こることがあるので、他の取引端末機
も早期に取引中止となる可能性もある。このよう
にして、取引端末機が複数台あるにもかかわら
ず、効率的な運用が困難であつた。
発明の概要 発明の目的 この発明は、同一店舗または近接位置に設置さ
れた複数台の取引端末機を備えた取引処理装置に
おいて、係員による介入を極力少なくし、かつ効
率的な運用を図ることを目的とする。
発明の構成および作用 この発明は、取引モードとして入出金モード、
入金専用モードおよび出金専用モードをもつ複数
台の取引端末機からなり、各取引端末機が、入金
現金を現金収納部に収納しかつ出金現金をこの現
金収納部から取出して放出する循環式入出金機
と、入金現金を収納できない程度まで現金収納部
内の現金の量が増加したことを検出する現金満杯
検出手段と、出金現金の放出ができない程度まで
現金収納部内の現金の量が減少したことを検出す
る現金残少検出手段とを備えている取引処理装置
における動作方法を提供している。
この発明による上記取引処理装置の動作方法
は、ある取引端末機において現金満杯検出手段に
よる現金満杯検出があつたときに、その取引端末
機が入出金モードであれば出金専用モードとなる
ように、他の入出金モードにある取引端末機が入
金専用モードとなるようにそれぞれ取引モードを
切替え、かつ取引モードの切替えが行なわれたこ
とを取引端末機に対応して記憶し、ある取引端末
機において現金残少検出手段による現金残少検出
があつたときに、その取付端末機が入出金モード
であれば入金専用モードとなるように、他の入出
金モードにある取引端末機が出金専用モードとな
るようにそれぞれ取引モードを切替え、かつ取引
モードの切替えが行なわれたことを取引端末機に
対応して記憶し、すべての取引端末機において現
金満杯検出手段による現金満杯検出および現金残
少検出手段による現金残少検出がなくなつたとき
に、取引モードの切替えが行なわれたことが記憶
されている取引端末機について入出金モードに戻
るように制御するものである。
第12図および第13図を参照してさらに詳し
く説明する。
第12図において、取引処理装置は複数台の取
引端末機201を含み、これらの取引端末機20
1の取引モードは制御装置200の制御の下に切
替えられる。取引端末機201の取引モードには
入出金モード、入金専用モードおよび出金専用モ
ードがある。
取引端末機201は循環式入出金機202を有
している。循環式入出金機202には現金収納部
が設けられている。入金取引において入金された
現金はこの現金収納部に収納されるとともに、出
金取引において出金されるべき現金もこの現金収
納部から取出されて放出される。
取引端末機201はまた、循環式入出金機20
2の現金収納部内の現金の量が入金現金をもはや
収納できない程度に増加したことを検出する現金
満杯検出手段203と、現金収納部内の現金の量
が出金現金を取出すことができない程度までに減
少したことを検出する現金残少検出手段204と
を備えている。これらの現金満杯検出手段203
および現金残少検出手段204には、後述する実
施例の記載から明らかになるように種々の実施態
様がある。
第13図は、制御装置200と複数台の取引末
端機201とによつて実行される取引端末機の取
引モード切替処理の手順を示している。この切替
処理は適当な時間間隔で繰返される。
複数台の取引端末機201のうちの少なくとも
1台の取引端末機201の現金満杯検出手段20
3によつて現金満杯が検出されているかどうか
(ステツプ211)、現金残少検出手段204によつ
て現金残少が検出されているかどうか(ステツプ
216)がそれぞれチエツクされる。
ある取引端末機201において現金満杯が検出
されている場合には、その取引端末機が入出金モ
ードであるかどうかがチエツクされる(ステツプ
212)。入出金モードであればその取引端末機が出
金専用モードに切替えられ、かつモード切替があ
つた旨がその取引端末機において、または制御装
置200においてその取引端末機に対応して記憶
される(ステツプ213)。さらに他の取引端末機の
うちで入出金モードであるものがあるかどうかが
チエツクされる(ステツプ214)。入出金モードに
ある取引端末機があればその取引端末機の取引モ
ードが入金専用モードに切替えられ、かつその取
引端末機についてモード切替があつた旨が記憶さ
れる(ステツプ215)。現金満杯が検出された取引
端末機が入出金モードでない場合(入金モードま
たは出金モードである場合)、および入出金モー
ドでない他の取引端末機については、取引モード
の切替は行なわれない。取引モードの切替が必要
ないかまたは不可能であるからである。
ある取引端末機201において現金残少が検出
されている場合には、その取引端末機が入出金モ
ードであるかどうかがチエツクされる(ステツプ
217)。入出金モードであればその取引端末機が入
金専用モードに切替えられ、かつモード切替があ
つた旨が取引端末機に関して記憶される(ステツ
プ218)。さらに他の取引端末機のうちで入出金モ
ードであるものがあるかどうかがチエツクされる
(ステツプ219)。入出金モードにある取引端末機
があればその取引端末機の取引モードが出金専用
モードに切替えられ、かつその取引端末機につい
てモード切替があつた旨が記憶される(ステツプ
220)。現金残少が検出された取引端末機が入出金
モードでない場合、および入出金モードでない他
の取引端末機については、取引モードの切替は行
なわれない。
すべての取引端末機において現金満杯および現
金残少のいずれかが検出されないとき、または検
出されなくなつたときには、ステツプ213,215,
218,220で入金専用モードまたは出金専用モード
に切替えられた取引端末機の取引モードが入出金
モードに戻される(ステツプ221)。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、循環式入出
金機をそれぞれ有し、かつ近接した場所に設置さ
れた複数台の取引端末機から構成される取引処理
装置において、ある取引端末機の循環式入出金機
内の現金の量が非常に多くなつて入金処理が困難
になつた場合には、その取引端末機が入出金モー
ドであれば出金専用モードにし、かつ他の正常な
入出金モードにある取引端末機を入金専用モード
にしており、またある取引端末機の現金の量が非
常に少なくなつて出金処理が困難になつた場合に
は、その取引端末機が入出金モードであれば入金
専用モードにし、かつ他の正常な入出金モードに
ある取引端末機を出金専用モードにしている。し
たがつて顧客を、各取引端末機内の現金の状態に
応じて常に取引が可能な取引端末機に誘導するこ
とができるから、係員の介入なしに複数台の取引
端末機を効率的に運用することが可能となる。ま
た、顧客の適宜な誘導によつて、現金の多くなつ
たまたは少なくなつた取引端末機の現金の量も正
常な状態に復旧し、このときには取引モードが切
替えられた取引端末機を入出金モードに戻してい
るので、入出金モードでの取引処理を続行するこ
とができる。
実施例の説明 以下、図面を参照してこの発明の実施例につい
て詳述する。
取引処理装置の構成 第1図は、取引処理装置の全体的構成を示して
いる。取引処理装置は、複数台の取引端末機1、
これらの端末機1の少なくとも取引モードを制御
する集中監視装置10、およびコントロール・セ
ンタ(図示略)から構成されている。端末機1
に、第1号機(No.1)、第2号機(No.2)という
ように番号が付けられている。これらの取引端末
機1は、銀行等の同一店舗または近接する箇所に
設置されている。集中監視装置10と端末機1と
は伝送回線により結ばれている。
第2図は、集中監視装置10の内部構成を示し
ている。集中監視装置10は、CPU80によつ
て制御され、その実行プログラムを格納するとと
もに、各端末機1の取引モード制御のためのデー
タを記憶するメモリ81、各端末機1の取引モー
ドおよび後述する金種別収納箱の状態を表示する
表示装置82、ならびに各端末機1と交信するた
めの伝送制御装置83を備えている。
第3図は取引端末機の外観を示している。この
端末機は預金、支払その他の取引を行なう。端末
機1の前方に突出した水平の操作面には、顧客に
対する操作案内、機能ボタン11〜17の機能、
支払請求金額その他の入力データ、顧客に伝達す
べき他の情報などの表示に用いられる陰極線管表
示装置(以下CRTという)2が配置されている。
CRT2の左右両側に隣接して、機能ボタン11
〜13,17,14〜16が縦に並べて配列され
ている。これらの機能ボタン11〜17は、取引
種類の選択、取消、確認、金額の単位などを入力
するために用いられる。またCRT2の右側手前
の位置には、顧客固有の秘密番号や支払請求金額
などを入力するために用いられるテンキー3が設
けられている。さらに操作面には、預金の取引に
おいて紙幣を投入するための紙幣投入口4と、支
払の取引において出金紙幣を放出するための、お
よび預金の取引において入金紙幣投入後、取消の
入力があつたときに紙幣を返却するための紙幣放
出口5が設けられている。
取引端末機1の垂直な操作面には、その右側
に、銀行取引の資格のある顧客の個人コード(秘
密番号、口座番号など)が磁気記録された磁気カ
ードを挿入するための磁気カード挿入口6、通帳
を用いずに取引をする場合に発行される取引デー
タが印字されたレシートを放出するレシート発行
口7、左側には通帳を挿入するための通帳挿入口
9がそれぞれ配置されている。さらに通帳挿入口
9の上方には、端末機1が取引可能な状態にある
ことを示す取扱中表示器18、および可能な取引
種類を示す2つの表示灯19a,19bからなる
取引モード表示器が設けられている。
この取引端末機1の動作モードには、預金の取
引のみを行なう入金専用モード、支払の取引のみ
を行なう出金専用モード、および預金と支払の両
方の取引が可能な入出金モードがある。入金専用
モードのときには表示灯19aのみが、出金専用
モードのときには表示灯19bのみが、入出金モ
ードのときには両表示灯19a,19bがそれぞ
れ点灯する。
第4図は取引端末機の電気的構成を示してい
る。取引端末機1は、CPU20によつて制御さ
れる。CPU20には、カード挿入口6の内側に
配置されカードに磁気記録されたデータを読取る
磁気カード・リーダ31、各取引処理ごとにその
取引種類、支払金額、預金金額などの取引データ
を銀行の控として記録するとともに、顧客にレシ
ートを発行する伝票発行機32、通帳に取引デー
タを印字する記帳機33、預金の取引において入
金紙幣を鑑別して受入れ、支払の取引においては
支払額の紙幣を放出する循環式入出金機34、機
能ボタン11〜17およびテンキー3を含むキー
入力装置35、CRT2、取扱中表示器18およ
び取引モード表示器19a,19bを含む表示装
置36、ならびに端末機1の監視および運用のた
めに用いられる内部パネル(図示略)の制御装置
37を備えている。
CPU20をマスタCPUとし、各入出力機器3
1〜37をそれぞれ制御するスレーブCPUを設
けて、端末機1をマスタ・スレーブ・システムに
よつて構成するようにしてもよい。CPU20は、
そのプログラムを格納したROM21、および取
引データその他のデータを記憶するRAM32を
備えている。各種の取引処理にあたつて、CPU
20は伝送制御装置24を介してコントロール・
センタと交信を行ない、センタからの指示にした
がつて取引処理を完遂する。また、伝送制御装置
23を介して集中監視装置10との間で後述する
交信を行なう。
循環式入出金機の構成 第5図は、循環式入出金機34の入出金機構を
示している。この実施例では3種類の紙幣、たと
えば千円、5千円および万円札が使用され、これ
らをA,BおよびCでそれぞれ表わす。この機構
には、金種別紙幣収納箱50A,50B,50C
と、一括紙幣収納箱50Dが設けられている。金
種別紙幣収納箱50A〜50Cは、それぞれの金
種A〜Cごとに紙幣を収納するものであつて、固
定されている。一括紙幣収納箱50Dは、金種に
関係なく紙幣を一括して収納するものであつて、
紙幣の補充および回収のために用いられ、着脱自
在である。一括収納箱50Dは、金種別収納箱5
0A〜50Cの3倍程度の紙幣を収納しうる容量
をもつている。収納箱50Dの金種を便宜的に混
合金種Dという。以下の説明では、とくに支障の
ない限り、これらの収納箱50A〜50D、なら
びにこらの収納箱内に設けられた各センサ、各収
納箱に関連する紙幣一時保留部、および振分フラ
ツパについて、一括して説明する場合には、各金
種を表わす添字A〜Dを省略する。
各収納箱50の上には、紙幣一時保留部57が
設けられている。図示は省略されているが、これ
らの一時保留部57には、一時保留されている紙
幣をその下方の各収納箱50内に送り込む機構が
設けられている。また、一時保留部57には、一
時保留されている紙幣の有無を検出するセンサ5
6がそれぞれ設けられている。収納箱50内に
は、上から順に満杯センサ51、準満杯センサ5
2、準残少センサ53、残少センサ54および空
センサ55が設けられている。これらのセンサ5
1〜55、一時保留部57のセンサ56および後
述する投入口4のセンサ65は、いずれも光電セ
ンサによつて構成されている。センサ51が紙幣
を検出しているときにはその収納箱の紙幣は満杯
であると判断される。センサ51が紙幣が検出せ
ずかつセンサ52が紙幣を検出しているときには
準満杯、センサ53が紙幣を検出せずセンサ54
が紙幣を検出しているときには準残少、センサ5
4が紙幣を検出していないときには残少とそれぞ
れ判断される。満杯の状態であつても、少なくと
も1回の預金の取引で入金される紙幣を収納しう
る余地はある。同じように残少であつても、少な
くとも1回の支払の取引で放出すべき紙幣は収納
箱50内には残つている。一括収納箱50Dに
は、満杯センサ51D、残少センサ54Dおよび
空センサ55Dが設けられている。
さらに、各収納箱50の下部には紙幣の繰出し
機構が設けられている。この機構は、重ねられて
いる紙幣の最下部のものをほぐす偏心ローラ6
8、繰出しローラ66およびこれらに圧接する摩
擦ローラ67から構成され、収納箱50内の紙幣
を1枚ずつ繰出す。
紙幣投入口4にも、偏心ローラ62、繰出しロ
ーラ63および摩擦ローラ64からなる紙幣繰出
し機構が設けられている。この投入口4内には紙
幣押え板61があり、紙幣が投入されると、この
押え板61が進出し偏心ローラ62との間で紙幣
を挟み、この後、1枚ずつの紙幣の繰出しが行な
われる。繰出された紙幣は、搬入路41を経て振
分路42に搬送される。搬入路41の途上には紙
幣鑑別装置38が設けられている。この紙幣鑑別
装置38は、紙幣の種類と真偽を判別するもので
ある。
振分路42からは3つの収納路43が分岐し、
各金種別収納箱50の一時保留部57に向つてい
る。振分路42と収納路43の分岐箇所には振分
フラツパ60A〜60Cがそれぞれ設けられてい
る。これらの振分フラツパ60は、紙幣鑑別装置
38による紙幣の種類の判定結果によつて制御さ
れる。たとえば、ある紙幣が装置38によつて金
種Cと判別された場合には、対応するフラツパ6
0Cが振分路42を遮断する位置に動かされ、そ
の紙幣は保留部57Cに送られる。保留部57に
一時的に保留された紙幣は、その取引が終了した
ときに、または次の顧客に対する取引処理を開始
するときに収納箱50内に収納される。
振分路42は紙幣放出口5の方にのび、放出路
46につながつている。この放出路46の途中か
らは収納路47が分岐しており、この収納路47
は一時保留部57Dまで設けられている。収納路
47の分岐箇所にも振分フラツプ60Dが配置さ
れている。また、放出口5から一時保留部57D
まで回収路48が設けられている。入金紙幣のう
ち鑑別装置38で真正でないと判別された紙幣
は、振分路42を経て放出路46に搬送され、こ
の放出路46から放出口5に送られる。
各収納箱50の繰出し機構からは繰出し路45
が配設され、搬送路44に合流している。搬送路
44は振分路42に合流しており、この合流箇所
付近には紙幣再鑑別装置39が設けられている。
支払の取引においては、支払金額の紙幣が金種別
収納箱50A〜50Cから1枚ずつ繰出され、繰
出し路45および搬送路44を経て再鑑別装置3
9に送られ、ここでその紙幣の真偽と種類が再鑑
別されることにより確認され、振分路42および
放出路46を経て放出口5に送られる。再鑑別装
置39による鑑別の結果、真正でない、または指
令されたものと金種が一致しないなどの異常があ
つた場合には、その紙幣は振分路42を経て収納
路47から一時保留部57Dに送られ、その後収
納箱50Dに収納される。出金紙幣が放出口5に
送り込まれたのちに、支払の取引の取消があつた
場合には、放出口5の紙幣は回収路48を通し
て、一時保留部57Dに回収される。預金の取引
において、入金紙幣が各一時保留部57A〜57
Cに保留されたのちに取引の取消があつたときに
は、入金紙幣相当額の紙幣が収納箱50A〜50
Cから繰出され、放出口5に搬送されることによ
り返却される。
上記の搬入路41、振分路42、収納路43、
搬送路44、繰出し路45、搬出路46、収納路
47および回収路48は、いずれも、適所に設け
られたローラとこれらのローラに掛けられたベル
トから構成されている。また、図示は省略されて
いるが、投入口4および各収納箱50の紙幣繰出
口付近には、2枚以上の紙幣が重なつた状態で繰
出されたことを検出する2枚検知器、および繰出
された紙幣の長さを検査するための異常長さ検知
器が設けられている。各搬送路41〜48の途上
の適所には、紙幣の通過検知器が設けられてお
り、紙幣が所要間隔だけ離れた2つの通過検知器
間を通過するのに要する時間にもとづいて紙幣の
詰りの有無が検査される。
第6図は、循環式入出金機34の電気的構成を
示している。制御装置70は好ましくは、CPU、
そのプログラムを格納したROMおよび各種デー
タを記憶するRAMから構成されている。制御装
置70には、各センサ21,51〜56、紙幣鑑
別装置38、再鑑別装置39および2枚検知器な
どの異常検知器76からの検知または判別信号が
入力している。そして、制御装置70はこれらの
入力信号およびCPU20からの指令にもとづい
て、所定の手順にしたがつて投入口4の紙幣繰出
し機構およびシヤツタを含む投入口駆動機構7
1、放出口5のピンチ・ローラおよびシヤツタを
含む放出口駆動機構72、各収納箱50の紙幣繰
出し機構73、搬送路41〜48の駆動装置74
および振分フラツパ60の駆動装置75を制御す
る。
メモリ構成 第7図は取引端末機1のRAM22の内容の一
部を示している。RAM22内には、入金モー
ド・フラグFDPおよび出金モード・フラグFDIと
してそれぞれ用いられるエリア、預金金額を記憶
するエリア、預金のために投入された紙幣の金種
ごとにその枚数を記憶するエリア、キー入力され
た支払請求金額を記憶するエリア、支払請求金額
を支払うために放出すべき金種ごとの枚数を設定
するエリア、各収納箱50の一時保留部57に一
時保留しうる最大規定枚数Mおよび各一時保留部
57に保留されている紙幣の枚数をそれぞれ記憶
するエリア、金種別収納箱50A〜50Cの状
態、すなわち満杯か、準満杯か、準残少かまたは
残少かをそれぞれ記憶するフラグF1A〜F4C
として用いられるエリア、ならびに切替剤フラグ
FGとして用いられるエリアが設けられている。
入金専用モードの場合にはフラグFDPのみが
1、出金専用モードの場合にはFDIのみが1、入
出金モードの場合にはFDPおよびFDIがともに1
となる。またフラグF1A〜F4Cは、各金種別
収納箱が満杯、準満杯、準残少および残少のとき
にそれぞれ1にセツトされる。切替剤フラグFG
は、集中監視装置10からの指示によつて、入出
金モードから入金専用モードまたは出金専用モー
ドに切替えられたときに1にセツトされる。
第8図は、集中監視装置10のメモリ81の内
容の一部を示している。メモリ81には、各取引
端末機1ごとに、フラグF1A〜F4Cのよう
に、満杯、準満杯、準残少および残少の金種をそ
れぞれ記憶するエリア、および各端末機1への指
示を作成するエリアがある。各端末機1に指示す
る内容には、モード・フリー指示、入金専用モー
ド指示および出金専用モード指示があり、これら
に対応するビツトb0〜b2のいずれかが1にセツ
トされる。
センサ読取処理 第9図は、センサ読取処理の詳細を示してい
る。このフロー・チヤートにおいては、収納箱5
0Aのセンサに対する処理のみが示されている
が、他の収納箱50B,50Cの各センサについ
ても同様に処理されるのは言うまでもない。
まず、残少センサ54Aの出力信号が読取られ
(ステツプ101)、オフ(紙幣を検知していない)
であれば残少フラグF4Aが1にセツトされ(ス
テツプ102)、かつ準残少フラグF3Aが0にリセ
ツトされる(ステツプ103)。センサ54Aがオン
(紙幣を検知している)の場合には何らかの処理
も行なわれない。次に満杯センサ51Aが検査さ
れ(ステツプ104)、オンであれば満杯フラグF1
Aが1にセツトされ(ステツプ105)、準満杯フラ
グF2Aが0にリセツトされる(ステツプ106)。
準満杯センサ52Aがオンでかつ満杯センサ51
Aがオフである場合には(ステツプ107、108)、
最上位の紙幣は両センサ52A,51A間にあ
り、準満杯であるから、準満杯フラグF2Aが1
にセツトされ(ステツプ109)、満杯フラグF1A
が0にリセツトされる(ステツプ110)。収納箱5
0A内の紙幣が準満杯から減少していつて、また
は準残少から増加していつてセンサ52Aがオフ
(ステツプ111)、センサ53Aがオンであれば
(ステツプ112)、もはや準満杯または準残少では
ないからフラグF2A,F3Aがそれぞれ0にリ
セツトされる(ステツプ113、114)。センサ53
Aがオフ(ステツプ115)、センサ54Aがオンで
あれば(ステツプ116)、準残少であるから準残少
フラグF3Aが1にセツトされ(ステツプ117)、
残少フラグF4Aが0にリセツトされる(ステツ
プ118)。
取引モード切替処理の概要 この実施例においては、各取引端末機1からそ
の金種別収納箱の紙幣の状態、すなわち満杯か、
準満杯か、準残少か、残少か、またはこれらのい
ずれでもないかが集中監視装置10に報告され、
そのメモリ81に記憶される。集中監視装置10
では、メモリ81の内容を検査して、各取引端末
機1に必要な指示を送る。モード・フリー指示
は、取引モードの決定を取引端末機1に委ねるも
のであり、端末機がわの理由で取引モードが決定
される。この場合には、取引端末機1は入出金モ
ードになることが多いが、入金専用モードまたは
出金専用モードになることもある。たとえば、銀
行に支払用の資金が不足していて支払いを行ない
たくない場合には入金専用モードに設定される。
また、預金業務の時間帯が経過してしまつた場合
には出金専用モードに設定される。このようなモ
ード設定は、係員によつて内部パネルを用いて行
なわれ、設定されたモードはフラグFDP、FDIの
状態として記憶される。
入金専用モード指示および出金専用モード指示
があると、取引端末機1が入出金モードの場合に
のみ、これらの専用モードに強制的に切替えられ
る。入金専用モード指示を受けたときに、その取
引端末機1が入金専用モードであればモードの切
替えは不要であり、出金専用モードの場合には端
末機がわに入金処理ができない理由があるので、
モード切替えは行なわれない。逆に出金専用モー
ド指示を受けたときに、その取引端末機1が出金
専用モードであればモードの切替えは不要であ
り、入金専用モードの場合には端末機がわに出金
処理ができない理由があるのでモードの切替えは
行なわれない。
集中監視装置10は、ある取引端末機の金種別
収納箱が満杯または準満杯になつた場合には、そ
の取引端末機に出金専用モードに切替えるよう指
示し、かつ他の取引端末機に対して入金専用モー
ドに切替えるように指示する。満杯または準満杯
になつた端末機が入金処理不可能であつても、他
の端末機は入金処理は可能であるから支障はな
い。この指示により、満杯または準満杯になつた
取引端末機には支払の取引を希望する顧客が集ま
り、他の取引端末機に預金の取引を希望する顧客
が集中するようになる。この結果、満杯または準
満杯の取引端末機の満杯または準満杯状態がすみ
やかに解消される。また、集中監視装置10は、
ある取引端末機1の金種別収納箱が残少または準
残少になつた場合には、その取引端末機に入金専
用モードに切替えるように指示し、かつ他の取引
端末機に対して出金専用モードに切替えるように
指示する。このことにより、残少または準残少に
なつた取引端末機には預金の取引を希望する顧客
が集まり、他の取引端末機に支払の取引を希望す
る顧客が集中するようになる。この結果、残少ま
たは準残少の取引端末機の残少または準残少状態
がすみやかに解消される。
取引端末機における処理 第10図は取引端末機の全体的な動作を示して
いる。取引端末機1の内部パネルには始業スイツ
チおよび終業スイツチが設けられている。これら
のスイツチがそれぞれオンとされたときに(ステ
ツプ121、122)、後述する始業処理および終業処
理が行なわれる。これらの処理が終了すると再び
スタートに戻る。始業および終業処理のいずれも
必要ないときには、上述したセンサ読取処理(第
9図)が行なわれる(ステツプ123)。この後、
RAM22内に記憶された各金種別収納箱内の紙
幣の状態についての情報および現在の取引モード
が集中監視装置10に伝送される(ステツプ
124)。
集中監視装置10から取引モードに関する指示
が送られ、これを受信すると(ステツプ125)、そ
の指示の内容が解読される。b0=1であつてモ
ード・フリーが指示されている場合には(ステツ
プ126)、切替済フラグFGが検査される(ステツ
プ127)。FG=0であれば集中監視装置10によ
つて強制的なモード切替が行なわれていなかつた
のであるから、現状の取引モードがそのまま継続
される(ステツプ128)。FG=1の場合には、集
中監視装置10によつて今まで入金専用モードま
たは出金専用モードに強制的に切替えられていた
のであるから、元の入出金モードに戻すために、
モード・フラグFDPおよびFDIが1にセツトされ
(ステツプ129)、かつ切替済フラグFGが0にリセ
ツトされる(ステツプ130)。
この後、モード・フラグFDPおよびFDIが検査
される(ステツプ131)。両フラグFDPおよびFDI
がともに1の場合には入出金モードであるから、
両表示灯19a,19bが点灯され、預金および
支払の両取引が可能であることが表示される(ス
テツプ132)。そして、顧客による取引種類の選択
に応じて預金または支払の取引処理に進む(ステ
ツプ133、134)。FDP=1でかつFDI=0のとき
は入金専用モードであるから(ステツプ135)、表
示灯19aのみが点灯され、預金が可能であり、
支払が不可能であることが表示される(ステツプ
136)。CRT2に表示された操作案内に誘導され
て、顧客が機能ボタン11〜16のいずれかによ
り預金を選択すれば(ステツプ137)、預金の取引
処理に進む。このとき、ボタン11〜16のいず
れかによつて支払が選択されても、この選択入力
は無効であつて、スタートに戻つてしまう。ステ
ツプ131、135のいずかにおいてもNOのときには
出金専用モードであるから、表示灯19bのみが
点灯され、支払の取引が可能であり、預金の取引
が不可能であることが表示される(ステツプ
138)。顧客が支払を選択すれば(ステツプ139)、
支払の取引処理に進むが、預金が選択されたとき
にはこの選択入力は無効であつて、スタートに戻
る。
監視装置10からの指示においてb0=0であ
れば、次にb1およびb2が検査される。b1=
1のときには入金専用モード指示であるから(ス
テツプ141)、現在の取引モードが入出金モードか
どうかが検査される(ステツプ142)。モード・フ
ラグFDP,FDIの両方が1であれば、出金モー
ド・フラグFDIが0にリセツトされて入金専用モ
ードに切替えられ(ステツプ143)、かつ切替済フ
ラグFGが1にセツトされる(ステツプ144)。そ
して表示灯19aのみが点灯され、表示灯19b
が消灯される(ステツプ136)。現在の取引モード
が入出金モードでない場合には、ステツプ131に
移り、現在の取引モードがそのまま維持される。
b2=1のときには出金専用モード指示である
から(ステツプ145)、現在が入出金モードであれ
ば(ステツプ146)、入金モード・フラグFDPが
0にリセツトされて出金専用モードに切替えられ
(ステツプ147)、かつ切替済フラグFGが1にセツ
トされる(ステツプ148)。そして、表示灯19b
のみが点灯され、表示灯19aが消灯される(ス
テツプ138)。現在の入出金モードでない場合には
ステツプ131に移る。
取引端末機1による取引の始業時および終業時
に行なわれる処理の1つに紙幣の充填および回収
がある。始業時には、金種A,BおよびCの紙幣
が一杯に収納された一括収納箱50Dがセツトさ
れる。そして、始業スイツチがオンとされたとき
に収納箱50D内の紙幣がその金種に応じて金種
別収納箱50A〜50C内に移される。終業時に
は、終業スイツチがオンとされたときに金種別収
納箱50A〜50C内の紙幣が一括収納箱50D
内に移される。係員は、収納箱50Dを取外すこ
とによりこの紙幣を回収することができる。
集中監視装置における処理 第11図は、集中監視装置10の処理手順を示
している。
まず、メモリ81の各端末機ごとの収納箱の紙
幣状態を記憶するエリアがクリヤされ(ステツプ
151)、指示作成のエリアのb0が1にセツトされ、
かつb1とb2がともに0にされる(ステツプ152)。
この初期処理によつて、すべての端末機に対する
指示がモード・フリーに設定される。
いずれかの取引端末機からその金種別収納箱内
の紙幣状態に関する情報が伝送されると(ステツ
プ153)、その情報がメモリ81に記憶される(ス
テツプ154)。
まず第1号機(No.1)の満杯フラグF1(F1
A〜F1Cのいずれか;以下同じように金種を表
わす添字A〜Cを省略する)または準満杯フラグ
F2のいずれかが1にセツトされているかどうか
が検査され(ステツプ155)、1にセツトされてい
るフラグがあれば、第1号機のいずれかの金種が
満杯または準満杯などであるから、それ以上入出
金処理を継続させることは好ましくない。そこ
で、第1号機についてb2=1、b0、b1=0とさ
れ(ステツプ156)、他の端末機についてはb1=
1、b0、b2=0とされる(ステツプ157)。これ
により、第1号機については出金専用モード指示
が、他の端末機については入金専用モード指示が
それぞれ与えられる。第1号機のすべての満杯フ
ラグF1および準満杯フラグがともに0であれ
ば、何らの処理も行なわれない。
続いて、第2号機および他の端末機について同
様な処理が行なわれる(ステツプ158〜160)。そ
して、すべての取引端末機の満杯および準満杯フ
ラグがすべて0であるかどうかが検査され(ステ
ツプ161)、すべて0であれば、すべての端末機に
ついてb0=1、b1、b2=0とされて初期状態に
もどされる(ステツプ162)。すなわち、満杯また
は準満杯になつていた端末機が正常な状態にもど
つたときに、ステツプ161でYESとなるので、全
取引端末機に対する指示がモード・フリーに切替
えられる。
次に、第1号機(No.1)の残少フラグF4また
は準残少フラグF3のいずれかが1にセツトされ
ているかどうかが検査され(ステツプ163)、1に
セツトされているフラグがあれば、第1号機のい
ずれかの金種が残少または準残少なのであるか
ら、それ以上入出金処理を継続させることは好ま
しくない。そこで、第1号機についてb=1、
b0、b2=0とされ(ステツプ164)、他の端末機
についてはb2=1、b0、b1=0とされる(ステ
ツプ165)。これにより、第1号機については入金
専用モード指示が、他の端末機については出金専
用モード指示がそれぞれ与えられる。第1号機の
すべての残少および準残少フラグが0であれば、
何らの処理も行なわれない。続いて、第2号機お
よび他の端末機について同様な処理が行なわれる
(ステツプ167〜169)、そして、すべての取引端末
機の残少および準残少フラグがすべて0であるか
どうかが検査され(ステツプ170)、すべて0であ
れば、すべての端末機についてb0=1、b1、b2
=0とされて初期状態にもどされる(ステツプ
171)。残少または準残少になつていた端末機が正
常な状態にもどつたときに、ステツプ170でYES
となるので、全取引端末機に対する指示がモー
ド・フリーに切替えられる。そして最後に、ステ
ツプ153で収納箱情報を伝送した端末機に、必要
ならばすべての端末機に指示作成エリアの指示が
伝送される(ステツプ172)。
特許請求の範囲の記載と実施例との対応および変
形例 上記実施例における満杯センサ51A〜51C
および準満杯センサ52A〜52Cが特許請求の
範囲における現金満杯検出手段に対応し、準残少
センサ53A〜53Cおよび残少センサ54A〜
54Cが現金残少検出手段に対応する。上記実施
例では金種別紙幣収納箱50A〜50Cのいずれ
かにおいて満杯または準満杯が検出されると現金
満杯検出と判断されている。また金種別紙幣収納
箱50A〜50Cのいずれかにおいて残少または
準残少が検出されると現金残少検出と判断され
る。
しかしながら、満杯センサ51A〜51Cのい
ずれかが満杯を検出したときにのみ現金満杯検
出、残少センサ54A〜54Cのいずれかが残少
を検出したときにのみ現金残少検出としてもよ
い。このようにした場合には、収納箱内の紙幣が
増加していつて満杯センサ51Aのレベルを越え
たときに満杯フラグF1を1にセツトし、その後
紙幣が減少していつて、準満杯センサ52Aのレ
ベル以下になつたときに満杯フラグF1を0にリ
セツトすることが好ましく、このことにより、フ
ラグF1の状態が取引の1回ごとに変化するのが
防止される。残少フラグについても同様である。
満杯センサ51A〜51Cが特許請求の範囲にお
ける現金満杯検出手段に対応し、残少センサ54
A〜54Cが現金残少検出手段に対応することに
なる。
さらに、金種別紙幣収納箱のいずれか1つもし
くは2つが満杯または残少になつた場合には、そ
の取引端末機について、預金のために投入する紙
幣の金種を制限して満杯でない金種のみを投入す
るよう顧客を案内する、または放出する紙幣を残
少でない金種で置き代えて放出するもしくは残少
でない金種の紙幣が支払えるような支払請求額を
顧客にキー入力させるなどの方式を採つてもよ
い。そして、金種別収納箱のすべてが満杯または
残少になつた場合に現金満杯検出または現金残少
検出と判定される。この場合には、特許請求の範
囲における現金満杯検出手段は満杯センサ51A
〜51Cと、それらの出力信号のAND論理をと
るANDゲートとによつて実現され、現金残少検
出手段は残少センサ54A〜54Cと、それらの
AND論理をとるANDゲートとによつて実現され
る。
さらに一括収納箱50Dを利用することもでき
る。すなわち、金種別収納箱50A〜50Cのい
ずれかが残少または準残少になつて場合には、収
納箱50Dから紙幣を繰出しして判別し、残少ま
たは準残少になつて金種別収納箱、必要ならば他
の金種別収納箱にも、対応する金種の紙幣を補充
するようにする。そして、収納箱50Dから補充
してもなおすべての金種別収納箱またはいずれか
の金種別収納箱が残少の場合に現金残少検出と判
断する。このことにより、取引モード変更指示の
回数が減少する。預金の取引についても同じよう
に、金種別収納箱が満杯または準満杯になつたと
きにその紙幣を一括収納箱に移し、一括収納箱が
満杯になつたときに現金満杯検出と判断する。
さらに上記実施例においては、金種としては紙
幣のみが使用されているが、もちろん硬貨を取扱
う取引端末機にもこの発明は適用しうる。またこ
の発明は、顧客が操作する取引端末機のみなら
ず、テラーが活用するといわゆる窓口入出金機な
どにも適用可能である。取引モード表示器として
は表示灯が図示されているが、CRTその他の表
示装置に表示することもできる。この場合、各端
末機の取引モードが遠くからでも分るように、端
末機の上方に表示器を設けるとよい。さらに金種
別収納箱は装置に固定されているが、着脱自在と
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は取引処理装置の全体的な構成を示すブ
ロツク図、第2図は集中監視装置の構成を示すブ
ロツク図、第3図は取引端末機の外観を示す斜視
図、第4図は取引端末機の内部構成を示すブロツ
ク図、第5図は循環式入出金機を示す構成図、第
6図は循環式入出金機の電気的な構成を示すブロ
ツク図、第7図は取引端末機のRAMの内容を示
す図、第8図は集中監視装置のメモリの内容を示
す図、第9図はセンサ読取処理を示すフロー・チ
ヤート、第10図は取引処理装置の全体的な動作
を示すフロー・チヤート、第11図は集中監視装
置の動作を示すフロー・チヤート、第12図は特
許請求の範囲に対応するブロツク図、第13図は
特許請求の範囲に対応するフロー・チヤートであ
る。 1……取引端末機、2……CRT、10……集
中監視装置、19a,19b……取引モード表示
器、20,80……CPU、22,81……メモ
リ、23,83……伝送制御装置、34……循環
式入出金機、50A〜50C……金種別収納箱、
51A〜51C……満杯センサ、52A〜52C
……準満杯センサ、53A〜53C……準残少セ
ンサ、54A〜54C……残少センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 取引モードとして入出金モード、入金専用モ
    ードおよび出金専用モードをもつ複数台の取引端
    末機からなり、各取引端末機が、入金現金を現金
    収納部に収納しかつ出金現金をこの現金収納部か
    ら取出して放出する循環式入出金機と、入金現金
    を収納できない程度まで現金収納部内の現金の量
    が増加したことを検出する現金満杯検出手段と、
    出金現金の放出ができない程度まで現金収納部内
    の現金の量が減少したことを検出する現金残少検
    出手段とを備えている取引処理装置において、 ある取引端末機において現金満杯検出手段によ
    る現金満杯検出があつたときに、その取引端末機
    が入出金モードであれば出金専用モードとなるよ
    うに、他の入出金モードにある取引端末機が入金
    専用モードとなるようにそれぞれ取引モードを切
    替え、かつ取引モードの切替えが行なわれたこと
    を取引端末機に対応して記憶し、 ある取引端末機において現金残少検出手段によ
    る現金残少検出があつたときに、その取付端末機
    が入出金モードであれば入金専用モードとなるよ
    うに、他の入出金モードにある取引端末機が出金
    専用モードとなるようにそれぞれ取引モードを切
    替え、かつ取引モードの切替えが行なわれたこと
    を取引端末機に対応して記憶し、 すべての取引端末機において現金満杯検出手段
    による現金満杯検出および現金残少検出手段によ
    る現金残少検出がなくなつたときに、取引モード
    の切替えが行なわれたことが記憶されている取引
    端末機について入出金モードに戻るように制御す
    る、 取引処理装置の動作方法。
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