JPH037855Y2 - - Google Patents

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JPH037855Y2
JPH037855Y2 JP17210185U JP17210185U JPH037855Y2 JP H037855 Y2 JPH037855 Y2 JP H037855Y2 JP 17210185 U JP17210185 U JP 17210185U JP 17210185 U JP17210185 U JP 17210185U JP H037855 Y2 JPH037855 Y2 JP H037855Y2
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JP
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movable contact
contact plate
stem
coil spring
coil springs
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JP17210185U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パーソナルコンピユータやタイプラ
イター・ワードプロセツサ等のキーボードに用い
られる押釦スイツチの改良に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種押釦スイツチとして、米国特許第
3783205号公報に示すものが存在する。
該従来の押釦スイツチは、具体的には図示しな
いが、スイツチ本体内に反転により固定接点と接
触する湾曲状の可動接点板を配設する一方、スイ
ツチ本体に昇降可能に支承されたステム又はキー
トツプ自体の下部に凹部を形成し、該凹部と上記
可動接点板間に1本の比較的長寸なコイルスプリ
ングを装着する構成となつている。
そして、実際の動作は、ステム又はキートツプ
を本体内で降下させて、上記1本のコイルスプリ
ングを下方に圧縮すると、該コイルスプリングの
圧縮ばね圧で可動接点板が反転して、固定接点に
接触することにより、スイツチがオン状態とな
り、逆にステム又はキートツプの降下を解除すれ
ば、コイルスプリングの圧縮が解除されると同時
に、湾曲状の可動接点板が原形に復帰して、固定
接点から離れて、スイツチがオフ状態となるもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、従来の押釦スイツチにあつて、コイ
ルスプリングをステム又はキートツプのいずれに
装着するとしても、基本的には1本のコイルスプ
リングを単に下方に圧縮して、該圧縮ばね圧で可
動接点板を反転させるものであるから、構造的に
ドロツプ荷重を大きくすることが不可能となり、
押圧感触が悪いと言う大きな問題点を有してい
た。
(問題点を解決するための手段) 而して、本考案は上記従来の問題点を有効に解
決するために開発されたもので、ステムを有する
スイツチ本体内に、反転により固定接点と接触す
る湾曲状の可動接点板を配設すると共に、該可動
接点板とステム間にコイルスプリングを装着し
て、該コイルスプリングのばね圧で可動接点板を
反転させる構成の押釦スイツチを前提として、可
動接点板の両側部上面に、装着用突起と押圧片を
有する押圧部材を夫々固定し、該各押圧部材の装
着用突起と上記ステム間に座屈可能なコイルスプ
リングを2本装着し、該2本のコイルスプリング
の座屈に伴い、各押圧部材の押圧片で可動接点板
を反転させる構成を採用した。
(作用) 依つて、本考案にあつては、ステムを2本のコ
イルスプリングを圧縮しながら降下すると、該ス
テムと押圧部材の装着用突起間に装着されている
2本のコイルスプリングが座屈して、自身の下端
部を外側に揺動し、且つ該揺動に伴つて各押圧部
材を内側に傾かせて、該各押圧部材の押圧片で可
動接点板を反転させるので、該可動接点板は固定
接点に接触して、スイツチがオン状態となり、逆
にステムの降下を解除すると、座屈していた2本
のコイルスプリングが原形に復帰すると同時に、
可動接点板も原形に復帰して、固定接点から離れ
るので、スイツチは自動的にオフ状態となる。
(実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る押釦スイツチは、第1
図乃至第4図に示す如く、スイツチ本体1を上ケ
ース2と下ケース3で構成すると共に、上ケース
2側には後述する構成のステム4を昇降可能に設
け、下ケース3側は底面に一対の接点5,5と1
個の固定接点6を夫々インサート成形により突設
し、該一対の接点5,5上に反転すると上記中央
に位置する固定接点6と接触する湾曲状の可動接
点板7を配設する。
上記ステム4は、上ケース2内に収納される部
分の一方の対角線上に、後述するコイルスプリン
グの装着用突起8,8を形成すると共に、該各装
着用突起8,8の略中間に隔壁9を形成し、且つ
他方の対角線上に上ケース2内のガイド孔2a,
2a内を摺動するガイド突起10,10を一体に
形成する。
又、湾曲状の可動接点板7は、上記一対の接点
5,5と常時接触する自身の両側部上面に、押圧
部材11,11を設けるものとし、該各押圧部材
11は上部に上記ステム4側の装着用突起8と対
応する装着用突起11aを有すると共に、側部に
可動接点板7の湾曲上面に馴染んで当接する押圧
片11bを有して、自身の基部を可動接点板7両
側にかしめ又は装着により固定して、該各押圧部
材11の突起11aと上記ステム4側の突起8間
の夫々に、座屈可能な比較的短寸なコイルスプリ
ング12を2本装着するものとする。
尚、該コイルスプリング12の装着に際して
は、ステム4側の各装着用突起8に一定の角度を
持たせて、予め内側方向即ち隔壁9方向に撓ませ
ておくものとし、且つ該隔壁9と各突起8間はコ
イルスプリング12の完全座屈を許容するため空
所13となす。
又、図中14は下ケース3にインサート成形で
設けられた端子で、一方は固定接点6側から取り
出され、他方は一対の接点5側から取り出されて
いる。
次に、斯る構成の押釦スイツチの動作を説明す
ると、第1図・第2図に示す状態にあつて、ステ
ム4に取り付けられているキートツプ(図示せ
ず)を押圧すると、該ステム4は上ケース2のガ
イド孔2aと自身のガイド突起10の案内を受け
て、2本のコイルスプリング12を圧縮しながら
降下する。
すると、第5図に示す如く、ステム4の突起
8,8と押圧部材11の突起11a,11a間に
装着されている2本のコイルスプリング12が、
夫々内側即ち隔壁9方向に完全に座屈して、自身
の下端部を外側に揺動し、該揺動に伴つて各押圧
部材11も夫々内側に傾いて、自身の押圧片11
bで可動接点板7の両側を押圧するので、該可動
接点板7は反転して固定接点6に接触して、スイ
ツチがオン状態となる。
尚、2本のコイルスプリング12,12の座屈
に際しては、既述した如く、ステム4側の装着用
突起8の角度により、予め座屈方向が内側に決定
されているので、確実に同方向に座屈すると共
に、座屈方向に位置する隔壁9の存在で、両者が
ぶつかり合う心配も全くない。又、隔壁9はステ
ム4が降下しても、可動接点板7には当接しない
寸法となつている。
しかも、座屈可能なコイルスプリング12を2
本装着する構成は、コイルスプリングを1本使用
するものと比し、短寸で且つ小径なものでも、可
動接点板7を反転させるに十分なばね圧が提供で
きるものである。
又、ステム4を更に降下すると、該ステム4の
他方の対角線上に設けられているガイド突起10
の下端が下ケース3に当接するので、本実施例に
あつては、ここまでのステム4の移動量がスイツ
チのストロークとなる。
次に、キートツプに対する押圧を解除すると、
座屈していた2本のコイルスプリング12が原形
に復帰すると同時に、可動接点板7も湾曲状の原
形に復帰して、固定接点6から離れるので、スイ
ツチは自動的にオフ状態となる。
(考案の効果) 以上の如く、本考案は可動接点板の両側部上面
に、装着用突起と押圧片を有する押圧部材を夫々
固定し、該各押圧部材の装着用突起とステム間に
座屈可能なコイルスプリングを2本装着し、該2
本のコイルスプリングの座屈を利用して、各押圧
部材の押圧片で可動接点板を反転させることを特
徴とするものであるから、従来と異なりドロツプ
荷重(コイルスプリングの座屈)を大きくとるこ
とが可能となるので、良好な押圧感触が得られる
こととなる。
又、コイルスプリングの座屈を利用すること
は、ヒステリシスを大きくとることも可能となる
ばかりか、部品の集約も図れるので、組立作業も
極めて簡素化される。
しかも、コイルスプリングを2本使用すること
は、1本当たりの荷重を半分にすることが可能で
あるから、短寸小径なコイルスプリングが使用で
きる結果、スイツチ自体の小型化にも大きく貢献
できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る押釦スイツチを
一方の対角線方向に断面した状態で示す縦断面
図、第2図は他方の対角線方向に断面した状態で
示す縦断面図、第3図は上ケース内を示す底面
図、第4図は下ケース内を示す平面図、第5図は
スイツチのオン状態を一方の対角線方向に断面し
た状態で示す縦断面図である。 1……スイツチ本体、4……ステム、6……固
定接点、7……湾曲状の可動接点板、11……押
圧部材、11a……装着用突起、11b……押圧
片、12……コイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステムを有するスイツチ本体内に、反転により
    固定接点と接触する湾曲状の可動接点板を配設す
    ると共に、該可動接点板とステム間にコイルスプ
    リングを装着して、該コイルスプリングのばね圧
    で上記可動接点板を反転させる構成の押釦スイツ
    チにおいて、可動接点板の両側部上面に、装着用
    突起と押圧片を有する押圧部材を夫々固定し、該
    各押圧部材の装着用突起と上記ステム間に座屈可
    能なコイルスプリングを2本装着し、該2本のコ
    イルスプリングの座屈に伴い、各押圧部材の押圧
    片で可動接点板を反転させるように構成したこと
    を特徴とする押釦スイツチ。
JP17210185U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPH037855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17210185U JPH037855Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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JP17210185U JPH037855Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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Publication Number Publication Date
JPS6281333U JPS6281333U (ja) 1987-05-25
JPH037855Y2 true JPH037855Y2 (ja) 1991-02-27

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JP17210185U Expired JPH037855Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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