JPH0715071Y2 - スライドスイッチ - Google Patents
スライドスイッチInfo
- Publication number
- JPH0715071Y2 JPH0715071Y2 JP1989091509U JP9150989U JPH0715071Y2 JP H0715071 Y2 JPH0715071 Y2 JP H0715071Y2 JP 1989091509 U JP1989091509 U JP 1989091509U JP 9150989 U JP9150989 U JP 9150989U JP H0715071 Y2 JPH0715071 Y2 JP H0715071Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- knob
- spring portion
- housing
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Slide Switches (AREA)
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スライドスイッチ、特に、薄形パネル等のキ
ーボードスイッチに用いられるスライドスイッチに関す
る。
ーボードスイッチに用いられるスライドスイッチに関す
る。
[従来の技術] 従来のスライドスイッチは、第7図に示すように、スイ
ッチ筐体としてのケース10の上壁11の下面に山形状のス
イッチポジション12を複数連設するとともに、ケース10
に摺動可能に配設されるスイッチノブ20の上部に弾性ブ
リッジ21を形成している。この弾性ブリッジ21の中央に
は、曲面状の凸部22が形成されている。この凸部22はス
イッチポジション12に弾接している。
ッチ筐体としてのケース10の上壁11の下面に山形状のス
イッチポジション12を複数連設するとともに、ケース10
に摺動可能に配設されるスイッチノブ20の上部に弾性ブ
リッジ21を形成している。この弾性ブリッジ21の中央に
は、曲面状の凸部22が形成されている。この凸部22はス
イッチポジション12に弾接している。
スイッチノブ20をケース10に沿って摺動させると、凸部
22が弾性ブリッジ21を撓ませつつスイッチポジション12
間の凸部13を乗り越えて隣りのスイッチポジション12に
移動する。こうしてスイッチの切り替えを行う。
22が弾性ブリッジ21を撓ませつつスイッチポジション12
間の凸部13を乗り越えて隣りのスイッチポジション12に
移動する。こうしてスイッチの切り替えを行う。
[考案が解決しようとする課題] 上述した従来のスライドスイッチにおいては、スイッチ
ノブを所定のスイッチポジションに弾接支持するための
弾性力は、スイッチノブに形成された弾性ブリッジの変
形のみで得られている。このため、スイッチポジション
での支持を確実にするために、スイッチポジションの山
形形状の受部の深さを深くすると、弾性ブリッジの変形
量に無理が生じ、スイッチノブの切り替えがスムーズに
できなくなり、操作性が劣るという問題がある。この問
題を解消するために弾性ブリッジの変形量を多くする
と、支持力が低下し、所定のスイッチポジションでの接
点保持が不十分になる場合があった。
ノブを所定のスイッチポジションに弾接支持するための
弾性力は、スイッチノブに形成された弾性ブリッジの変
形のみで得られている。このため、スイッチポジション
での支持を確実にするために、スイッチポジションの山
形形状の受部の深さを深くすると、弾性ブリッジの変形
量に無理が生じ、スイッチノブの切り替えがスムーズに
できなくなり、操作性が劣るという問題がある。この問
題を解消するために弾性ブリッジの変形量を多くする
と、支持力が低下し、所定のスイッチポジションでの接
点保持が不十分になる場合があった。
それ故に本考案の課題は、スイッチノブの切替時の操作
性が良く、かつ、切替節度感が十分得られ、しかも、設
定スイッチポジションでの保持も確実になされ、高寿命
なスライドスイッチを提供することにある。
性が良く、かつ、切替節度感が十分得られ、しかも、設
定スイッチポジションでの保持も確実になされ、高寿命
なスライドスイッチを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、スイッチ筐体と、該スイッチ筐体にス
ライド可能に案内されたスイッチノブと、該スイッチノ
ブの停止位置を定めるスイッチポジション設定装置とを
含むスライドスイッチにおいて、上記スイッチポジショ
ン設定装置は,上記スイッチ筐体に一体に備えられた筐
体バネ部と,上記スイッチノブに一体に備えられかつ上
記筐体バネ部に弾接されたノブバネ部とを有し,上記ノ
ブバネ部は上記筐体バネ部側に突出した凸部を有し,上
記筐体バネ部は上記凸部を受け入れる凹状の受部を備え
ていることを特徴とするスライドスイッチが得られる。
ライド可能に案内されたスイッチノブと、該スイッチノ
ブの停止位置を定めるスイッチポジション設定装置とを
含むスライドスイッチにおいて、上記スイッチポジショ
ン設定装置は,上記スイッチ筐体に一体に備えられた筐
体バネ部と,上記スイッチノブに一体に備えられかつ上
記筐体バネ部に弾接されたノブバネ部とを有し,上記ノ
ブバネ部は上記筐体バネ部側に突出した凸部を有し,上
記筐体バネ部は上記凸部を受け入れる凹状の受部を備え
ていることを特徴とするスライドスイッチが得られる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の一実施例によるスライドス
イッチを示す。なお第7図のスライドスイッチと類似す
る部分には同符号を付している。
イッチを示す。なお第7図のスライドスイッチと類似す
る部分には同符号を付している。
このスライドスイッチは、スイッチ筐体としてのケース
10と、このケース10の内部に摺動可能に配設されたスイ
ッチノブ20とを含んでいる。ケース10の内上部には、空
間部16を形成するように筐体バネ部15が設けられてい
る。筐体バネ部15はその両端をケース10の両側壁17,18
に連結され、バネ性を有している。この筐体バネ部15の
内面(下面)には、凹状の受部14が複数連接されてい
る。受部14は傾斜面14a,14bで構成された山形状を成し
ている。各傾斜面14a,14bは第3図に示すように半径R1
の曲面形状を成している。これらの受部14の数は、スイ
ッチの切替数によって任意に設定される。
10と、このケース10の内部に摺動可能に配設されたスイ
ッチノブ20とを含んでいる。ケース10の内上部には、空
間部16を形成するように筐体バネ部15が設けられてい
る。筐体バネ部15はその両端をケース10の両側壁17,18
に連結され、バネ性を有している。この筐体バネ部15の
内面(下面)には、凹状の受部14が複数連接されてい
る。受部14は傾斜面14a,14bで構成された山形状を成し
ている。各傾斜面14a,14bは第3図に示すように半径R1
の曲面形状を成している。これらの受部14の数は、スイ
ッチの切替数によって任意に設定される。
スイッチノブ20は矩形状で上部に空所23を形成し、その
空所23の上方にノブバネ部21を設けている。ノブバネ部
21は第4図に示すように全体として半径R2の円弧に沿っ
たアーチ形を呈し、バネ性を有している。
空所23の上方にノブバネ部21を設けている。ノブバネ部
21は第4図に示すように全体として半径R2の円弧に沿っ
たアーチ形を呈し、バネ性を有している。
このノブバネ部21の中央には、先端を曲面形状に成した
凸部22が形成されている。第3図に示すように、この凸
部22の半径R3は受部14の半径R1より若干小さく設定され
ている。
凸部22が形成されている。第3図に示すように、この凸
部22の半径R3は受部14の半径R1より若干小さく設定され
ている。
このスイッチノブ20には、操作部24が設けられている。
操作部24はスイッチの取り付け状態においてシートカバ
ー50から外方に突出されている。
操作部24はスイッチの取り付け状態においてシートカバ
ー50から外方に突出されている。
このスイッチノブ20はケース10内に摺動可能に配設され
ている。その際、ノブバネ部21の凸部22をケース10の筐
体バネ部15に形成された受部14に弾接させる。それとと
もに、スイッチノブ20の下面に形成した摺動凸部25をケ
ース10の下壁16の内側に当接させ、比較的摩擦抵抗が少
なくなるようにしている。
ている。その際、ノブバネ部21の凸部22をケース10の筐
体バネ部15に形成された受部14に弾接させる。それとと
もに、スイッチノブ20の下面に形成した摺動凸部25をケ
ース10の下壁16の内側に当接させ、比較的摩擦抵抗が少
なくなるようにしている。
スイッチノブ20を操作してスイッチの切り替えを行う。
初期設定時のスイッチポジション12から次ぎのスイッチ
ポジション12へ摺動するときには、第5図に示すよう
に、ケース10の筐体バネ部15とスイッチノブ20のノブバ
ネ部21とが相反する方向に変形する。この変形は、受部
14の境の凸部13で最大に変形する。
初期設定時のスイッチポジション12から次ぎのスイッチ
ポジション12へ摺動するときには、第5図に示すよう
に、ケース10の筐体バネ部15とスイッチノブ20のノブバ
ネ部21とが相反する方向に変形する。この変形は、受部
14の境の凸部13で最大に変形する。
スイッチノブ20の操作力と移動量を第6図のグラフをも
参照して説明する。
参照して説明する。
P1…第1図のイ点での負荷 S1…P1での移動量 P2…第5図の状態での操作力 S2…P2での移動量 P3…プリテンション(第1図のロ点) S3…P3での移動量 イ点から移動させようとすると、負荷P1がかかり、操作
力のわりにはスイッチノブ20の移動量は少ない。この
時、筐体バネ部15とノブバネ部21が変形する。この変形
量が最大になり、凸部13,22が互いに対向するデッドポ
イント(ロ点)を越えるまでスイッチノブ20が移動する
と、操作力が減少しても、筐体ばね部15とノブバネ部21
の復元力により次のスイッチポジションまでスイッチノ
ブ20が移動する。
力のわりにはスイッチノブ20の移動量は少ない。この
時、筐体バネ部15とノブバネ部21が変形する。この変形
量が最大になり、凸部13,22が互いに対向するデッドポ
イント(ロ点)を越えるまでスイッチノブ20が移動する
と、操作力が減少しても、筐体ばね部15とノブバネ部21
の復元力により次のスイッチポジションまでスイッチノ
ブ20が移動する。
そして、凸部13を乗り越えた凸部22は、受部14の傾斜面
14aに沿って受部14の最も深い部分14cに落ち込む、この
時、ノブバネ部21の凸部22の曲面は、受部14の二つの傾
斜面14a、14bに接触しているため、安定して保持され
る。
14aに沿って受部14の最も深い部分14cに落ち込む、この
時、ノブバネ部21の凸部22の曲面は、受部14の二つの傾
斜面14a、14bに接触しているため、安定して保持され
る。
[考案の効果] 本考案は、上述したように、スイッチ筐体とスイッチノ
ブの両方に弾性を有する筐体バネ部とノブバネ部をそれ
ぞれ設けてこの筐体バネ部はノブバネ部に設けられた凸
部を受け入れる凹状の受部を有するようにしたことで,
筐体バネ部とノブバネ部の両者の合成された弾性変形に
より、スイッチノブの移動とスイッチポジションでの保
持を行うため、摺動時での操作力が少なく軽快な移動が
でき、操作感度を良好にするとともに、設定ポジション
への移動時の節度感が十分に得られ、スイッチの切り替
えが容易に確認できるとともにガタつきのない固定がで
き、しかも、弾性力の調整により長寿命化スライドスイ
ッチを提供することができる。
ブの両方に弾性を有する筐体バネ部とノブバネ部をそれ
ぞれ設けてこの筐体バネ部はノブバネ部に設けられた凸
部を受け入れる凹状の受部を有するようにしたことで,
筐体バネ部とノブバネ部の両者の合成された弾性変形に
より、スイッチノブの移動とスイッチポジションでの保
持を行うため、摺動時での操作力が少なく軽快な移動が
でき、操作感度を良好にするとともに、設定ポジション
への移動時の節度感が十分に得られ、スイッチの切り替
えが容易に確認できるとともにガタつきのない固定がで
き、しかも、弾性力の調整により長寿命化スライドスイ
ッチを提供することができる。
第1図は本考案の一実施例によるスライドスイッチの概
略構成図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
受部と凸部の弾接状態を示した要部のみの拡大図、第4
図はノブバネ部を示した拡大図、第5図はスイッチノブ
の移動状態を示した要部断面図、第6図はスイッチノブ
の操作力と移動量との関係を示すグラフ、第7図は従来
のスライドスイッチの概略構成図である。 1……スライドスイッチ、10……ケース、11……上壁、
12……筐体バネ部、13……凸部、14……受部、15……下
壁、16……空間部、20……スイッチノブ、21……ノブバ
ネ部、22……凸部、23……空隔、30……コンタクト、40
……プリント基板、50……シートカバー。
略構成図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
受部と凸部の弾接状態を示した要部のみの拡大図、第4
図はノブバネ部を示した拡大図、第5図はスイッチノブ
の移動状態を示した要部断面図、第6図はスイッチノブ
の操作力と移動量との関係を示すグラフ、第7図は従来
のスライドスイッチの概略構成図である。 1……スライドスイッチ、10……ケース、11……上壁、
12……筐体バネ部、13……凸部、14……受部、15……下
壁、16……空間部、20……スイッチノブ、21……ノブバ
ネ部、22……凸部、23……空隔、30……コンタクト、40
……プリント基板、50……シートカバー。
Claims (1)
- 【請求項1】スイッチ筐体と,該スイッチ筐体にスライ
ド可能に案内されたスイッチノブと,該スイッチノブの
停止位置を定めるスイッチポジション設定装置とを含む
スライドスイッチにおいて,上記スイッチポジション設
定装置は,上記スイッチ筐体に一体に備えられた筐体バ
ネ部と,上記スイッチノブに一体に備えられかつ上記筐
体バネ部に弾接されたノブバネ部とを有し,上記ノブバ
ネ部は上記筐体バネ部側に突出した凸部を有し,上記筐
体バネ部は上記凸部を受け入れる凹状の受部を備えてい
ることを特徴とするスライドスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091509U JPH0715071Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | スライドスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091509U JPH0715071Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | スライドスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0332335U JPH0332335U (ja) | 1991-03-28 |
JPH0715071Y2 true JPH0715071Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31640987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989091509U Expired - Lifetime JPH0715071Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | スライドスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715071Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62142125U (ja) * | 1986-03-03 | 1987-09-08 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP1989091509U patent/JPH0715071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0332335U (ja) | 1991-03-28 |
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