JPH0378429B2 - - Google Patents

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JPH0378429B2
JPH0378429B2 JP60252498A JP25249885A JPH0378429B2 JP H0378429 B2 JPH0378429 B2 JP H0378429B2 JP 60252498 A JP60252498 A JP 60252498A JP 25249885 A JP25249885 A JP 25249885A JP H0378429 B2 JPH0378429 B2 JP H0378429B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
rubber
epihalohydrin
present
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60252498A
Other languages
English (en)
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JPS62112653A (ja
Inventor
Itsuo Yamada
Yoshihiro Tomoshige
Yasutaka Kawamoto
Yasuo Matoba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiso Co Ltd filed Critical Daiso Co Ltd
Priority to JP25249885A priority Critical patent/JPS62112653A/ja
Publication of JPS62112653A publication Critical patent/JPS62112653A/ja
Publication of JPH0378429B2 publication Critical patent/JPH0378429B2/ja
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  • Conductive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野) 本発明はエピハロヒドリン系ゴムの明色の導電
性ゴム組成物に関する。 (従来技術) 近年高分子化学の発達により合成繊維やプラス
チツクなどの高絶縁性物が広く使用されている
が、これらに関して、空調設備の普及に伴ない、
従来日本のような多湿度下では観察されなかつた
ような静電気による事故が多発している。 例えばLSIやIC、或いはこれらを使用している
エレクトロニクス機器の故障、誤作動があり、ま
た手術室における患者への悪影響等重大事故につ
ながるケースも起つている。 これらの対策としては、静電気が人体を中心に
発生するので、衣服、履物を中心に床等に導電性
の物質を使用する等の工夫がなされていた。 例えば衣服にはカーボン繊維や金属繊維の混
毛、履物、床等のプラスチツクやゴム類にはカー
ボンブラツク等の導電性付与物質を添加して使用
していた。 しかしながら床材や履物が黒いのは見栄えが悪
いので、種々の明色の床材や履物が要望されてい
るが、未だに充分な明色の安価な導電性材料は見
出されていない。例えばアクリロニトリルブタジ
エン(NBR)に電解性シリカや帯電防止効果の
ある界面活性剤を添加すること等が種々検討され
ているが導電性が十分でない。またカーボンブラ
ツク等を含有する黒色製品と積層して静電気対策
を講じる場合製造工程の複雑化を来し、また黒色
製品との多層構造化を図る等考えられているが、
商品機能が充分でない。 (発明の目的) 本発明者らは、このような状況の下で明色の導
電性ゴム組成物を得る目的で鋭意検討を行つたと
ころ、エピハロヒドリン系ゴムとエチレングリコ
ール類との配合物が上記目的を充分達成し得るこ
とを見出し本発明を完成するに至つたものであ
る。 (発明の構成) 本発明はエピハロヒドリン系ゴム100重量部に
対しエチレングリコール類1〜20重量部を含んで
なる明色の導電性ゴム組成物である。 本発明に用いられるエピハロヒドリン系ゴムと
は、エピハロヒドリン単独重合体及びエピハロヒ
ドリンとアルキレンオキサイド及び/又はアリル
グリシジルエーテルとの共重合体をいう。代表的
な例としては、エピクロルヒドリン単独重合体,
エピブロムヒドリン単独重合体,エピクロルヒド
リン−エチレンオキサイド共重合体,エピクロル
ヒドリン−プロピレンオキサイド共重合体,エピ
クロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重
合体,エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド
−プロピレンオキサイド共重合体,エピクロルヒ
ドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジル
エーテル共重合体等が挙げられる。これらの内エ
チレンオキサイドを含有する共重合体が好ましく
用いられる。 本発明に用いられるエチレングリコール類とは
式 H−O(−CH2CH2O)−oR (但しRは水素又はメチル基であり、Rが水素の
ときnは4〜40の整数であり、Rがメチル基のと
きnは40以下の整数である。) で示されるエチレングリコール類である。 具体的には、エチレングリコール,ジエチレン
グリコール,トリエチレングリコールの夫々のモ
ノメチルエーテル,ポリエチレングリコール
#200(n=4.5)、−#300(n=6.8)、−#400(n

9.1)、−#600(n=13.6)、−#750(n=17.0)、

#1000(n=22.7)、−#1540(n=35.0)等のグリ
コール類、また夫々のモノメチルエーテル等を挙
げることができる。 本発明の組成物は、前記エピハロヒドリン系ゴ
ム100重量部に対し前記エチレングリコール1〜
20重量部を配合することにより得られる。エチレ
ングリコール類の分子量が低い時は1〜10重量部
が、同分子量が高い時は10〜20重量部が好まし
い。 エチレングリコール類の添加量が1.0重量部未
満では充分な導電性を得ることが困難である。ま
た20重量部を超えるとエチレングリコール類のブ
リード現象の発生や耐熱老化性の低下等が生じ
る。 更に本発明の組成物は、実質的にカーボンブラ
ツクを含まない(色付け程度の含有可。)白色充
填剤、例えば炭酸カルシウム,シリカ系充填剤,
カルシウムシリケート,炭酸マグネシウム,クレ
ー,マイカ,酸化チタン,ベントナイト,硫酸バ
リウム等を配合することができる。 その他通常ゴム組成物に混合される可塑剤、軟
化剤、滑剤、老化防止剤、安定剤、受酸剤、加硫
剤、促進剤、発泡剤等必要に応じて適時配合する
ことができる。 実施例1〜8比較例1〜8 表1に示す各実施例の配合物を70℃の7″ロール
で15分間混練し、これをシート状に取出した後、
電熱プレスにより160℃×10分間加硫成形して120
×120×2mmの平板を得た。 この様にして得られたゴム平板を23℃、相対湿
度55%の恒温恒湿槽に15時間放置後JISK6911を
準用して表面抵抗及び体積固有抵抗を測定した結
果を表1に併せて示した。 また比較のため表1に示す各比較例の配合物を
用いた以外は上記実施例1と同様にして試験した
結果を表1に併せて示した。 実施例1〜3及び比較例1〜3の結果から、エ
ピハロヒドリン系ゴムにポリエチレングリコール
#200を配合することにより、導電性が著しく改
善されることが分る。 また実施例4〜8及び比較例4〜8の結果から
エピハロヒドリン系ゴムにエチレングリコール類
を本発明の範囲内で配合すれば導電性が著しく
【表】
【表】 改善されるが、範囲を逸脱すれば殆んど改善され
ず、又はブリード等不都合が生ずることが分る。 比較例 9、10 表2に示す各配合物を用いた以外は実施例1と
同様にして試験した結果を表2に併せて示した。
【表】 社製
この結果から、従来静電防止に用いられていた
NBR系と比較して本発明の組成物がはるかに高
い導電性を有することが分る。 実施例9 比較例11 前記実施例2及び比較例2、9、10の各配合物
を、ブラベンダープラストグラフ付属の押出機
(径20mm、スクリユーL/D20、圧縮比1.6、シリ
ンダー温度75℃、ダイス温度90℃、66rpm)を用
いて、外径7×内径4mmのチユーブを押出成形
し、5.3Kg/cm2、160℃×30分間蒸気加流した。こ
のものを長さ3mに切断し、23℃55%RHにて15
時間放置後、1000V2000MΩの絶縁抵抗計にて電
流抵抗を測定した結果を表3に示した。
【表】 (発明の効果) 本発明の導電性ゴム組成物は、エピハロヒドリ
ン系ゴムに特定のエチレングリコール類を含んで
なる明色の導電性組成物であつて、カーボンブラ
ツクや金属物質等を添加した従来の黒色又は暗い
色の導電性材料とは全く異なり容易に種々の色に
着色可能である。 またエピハロヒドリン系ゴムの持つ優れた耐オ
ゾン性、耐候性、耐熱性及び耐寒性等を兼ね備え
た有用な組成物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エピハロヒドリン系ゴム100重量部に対し式 H−O(−CH2CH2O)−oR (但しRは水素又はメチル基であり、Rが水素の
    ときnは4〜40の整数であり、Rがメチル基のと
    きnは40以下の整数である。) で表わされるエチレングリコール類1〜20重量部
    を含んでなる明色の導電性ゴム組成物。
JP25249885A 1985-11-11 1985-11-11 導電性ゴム組成物 Granted JPS62112653A (ja)

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JPS62112653A JPS62112653A (ja) 1987-05-23
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JPS6243463A (ja) * 1985-04-25 1987-02-25 Hitachi Cable Ltd 導電性床シート
WO1997039055A1 (fr) 1996-04-17 1997-10-23 Nippon Zeon Co., Ltd. Composition de caoutchouc
JP2000302921A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Sumitomo Rubber Ind Ltd 導電性ゴム組成物及びこれを用いた導電性ベルト
US8735503B2 (en) 2009-10-16 2014-05-27 Daiso Co., Ltd. Composition for semiconductive rubber, crosslinked rubber product, and semiconductive parts

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JPS62112653A (ja) 1987-05-23

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