JPH037840A - 除霜運転制御装置 - Google Patents

除霜運転制御装置

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JPH037840A
JPH037840A JP1143616A JP14361689A JPH037840A JP H037840 A JPH037840 A JP H037840A JP 1143616 A JP1143616 A JP 1143616A JP 14361689 A JP14361689 A JP 14361689A JP H037840 A JPH037840 A JP H037840A
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frost
frosting
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Kazuhiko Kadowaki
門脇 一彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は冷凍装置における除霜運転制御装置に関する
ものである。
(従来の技術) 例えば空気調和機において、暖房運転時、蒸発器として
機能する室外熱交換器に生じる霜を検出するための着霜
検出手段として、従来、室外熱交換器が着霜によって温
度低下を生じることを検出する温度センサや、例えば特
開昭57−12329号公報に記載されているように、
霜の付着した磁歪素子における弾性波伝播損失が無着霜
時よりも太き(なることを検出する着霜検知センサ等が
採用されている。また特開昭53−93453号公報に
は、発光素子と受光素子とを室外熱交換器を挟んで配置
し、着霜を生じた場合の受光量の低下を検出するセンサ
が記載されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記の各着霜検出手段においては、検出値の変
化が明らかに着霜によるものと判別し得るまで、すなわ
ち着霜量が比較的多くなった状態となるまで着霜検出信
号を出力しない構成として誤検知を防止するようになさ
れており、この結果、室外熱交換器での熱交換効率が低
下していく過程での暖房運転が比較的長時間行われ、ま
た除霜運転に切換ねった時点での着霜量が多いために除
霜を完了するまでの時間も長くなって、充分な運転効率
や空調快適性が得られないという問題を生じている。
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、運転効率等を考慮した場合に除霜運転を開始するの
に最適な着霜状態において除霜運転への切換えを可能と
なし、これによって運転効率の向上や、空気調和機にお
ける空調快適性の向上をなし得る除霜運転制御装置を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) そ、こてこの発明の除霜運転制御装置は、第1図に示す
ように、蒸発器9への着霜量が所定量を超えたときに着
霜検出信号を出力する着霜検出手段30と、外気温度や
蒸発器温度等の運転状態に係る運転状態パラメータをそ
れぞれ検出する複数の運転状態検出手段24.41〜4
4と、各運転状態パラメータ毎にそれぞれ重み係数を乗
じた積に基づいて運転状態値を算出する運転状態値算出
手段51と、上記運転状態値を第1基準値と比較して着
霜/無着霜の推論結果を出力する着霜推論手段52と、
上記推論結果を上記着霜検出手段30からの出力信号内
容と比較して正誤の判定を行う判定手段53と、この判
定手段53での判定結果が誤りであるときに上記重み係
数を修正する修正手段54と、上記推論結果の正答率が
基準正答率を超えるまで上記重み係数の修正が逐次繰返
されるべく制御する反復学習制御手段55と、上記基準
正答率を超えたとき、上記第1基準値よりも無着霜側に
設定した第2基準値と上記運転状態値とを比較し、運転
状態値が着霜側であるときに除霜開始信号を出力する除
霜開始信号出力手段56とを設けている。
(作用) 上記構成の除霜運転制御装置においては、まず、■運転
状態の変化に応する運転状態値の算出、■この運転状態
値を第1基準値と比較し、例えば第1基準値よりも小さ
い場合に着霜状態、大きい場合に無着霜状態とするよう
な着霜/無着霜の推論、■上記推論結果が着霜検出手段
30からの出力信号内容と合致しない場合に上記運転状
態値の算出式の修正、の各処理■〜■が繰返される。こ
れにより上記運転状態値の算出式は、着霜時/無着霜時
の運転状態の変化と相関性を有する値として運転状態値
を算出し得る式、また運転状態値が第1基準値にほぼ合
致する時を着霜検出手段30での着霜検出信号出力時と
して判別し得る式として構築される。そして以後は、上
記算出式による運転状態値を、第1基準値よりも無着霜
側に設定した第2基準値と比較した結果から除霜開始信
号を出力する。これにより、上記着霜検出手段30で着
霜が検出されるタイミングよりも早く、したがって上記
着霜検出手段30で検出し得た着霜量の状態に達するよ
りも軽微で、除霜運転を開始するのに適した着霜状態で
除霜運転への切換えを行わせることが可能となる。
(実施例) 次にこの発明の除霜運転制御装置の具体的な実施例につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図には、この発明を適用して構成したセパレート形
空気調和機の冷媒回路図を示しており、図において、X
は室外ユニット、Aは室内ユニットであって、室外ユニ
ットX内には、インバータ制御による回転数可変形の圧
縮機1が設けられ、この圧縮機1の吐出配管2と、アキ
ュームレータ3の介設された吸込配管4とは、それぞれ
四路切換弁5に接続されている。そして二〇四路切換弁
5の一方の切換ポートに第1ガス管6が接続され、また
他方の切換ボートには、順次、第2ガス管7、室外ファ
ン8の付設された室外熱交換器9、第1液管10、膨張
機構としてのキャピラリチューブ11、第2液管12が
それぞれ接続されている。
そしてこの第2液管12と上記第1ガス管6との間に、
室内ユニッt−Aに内装された室内熱交換器13が連絡
配管14.14を介して接続されている。なお上記吐出
配管2と第1液管10とは、電磁式の開閉弁15の介設
されたバイパス管16によって相互に接続され、また上
記室内熱交換器13には室内ファン17が付設されてい
る。
上記構成の空気調和機においては、四路切換弁5を図中
実線で示す切換位置に位置させ、開閉弁15を閉にして
、圧縮機lからの吐出冷媒を室内熱交換器13からキャ
ピラリチューブ11を通して室外熱交換器9へと回流さ
せることによって暖房運転を行う。このとき室内熱交換
器13は凝縮器として、また室外熱交換器9は蒸発器と
してそれぞれ機能し、上記室内熱交換器13で放熱され
る凝縮熱によって、室内の暖房が行われる。
そして暖房運転の継続中に室外熱交換器9に付着した霜
を除く除霜運転は、上記から開閉弁15を開弁すること
によって行う。このとき圧縮機1からの吐出ガス冷媒は
、吐出配管2において分流し、一部は、室温の低下を極
力抑えるように四路切換弁5から室内熱交換器13へと
循環する。〒方、上記分流冷媒の大部分は、バイパス管
16を通して第1液管10から室外熱交換器9へと直接
的に供給され、これにより室外熱交換器9の除霜が行わ
れる。
なお冷房運転は、四路切換弁5を図中破線で示す切換位
置に切換え、開閉弁15を閉にして、圧縮機1からの吐
出冷媒を室外熱交換器9から室内熱交換器11へと回流
させることによって行い、このときには室外熱交換器9
が凝縮器、室内熱交換器11が蒸発器としてそれぞれ機
能する。
次に上記空気調和機における運転の制御について、便宜
上、暖房運転時を例に挙げて第3図の運転制御ブロック
図を参照して説明する。
図のように、室外ユニットXは室外制御装置21を、ま
た室内ユニットAは室内制御装置22をそれぞれ備えて
いる。上記室内制御装置22には、運転スイッチや希望
室温を設定するための室温設定スイッチ等を有する運転
操作用リモコン23と、室内温度を検出する室温センサ
24とが接続されており、上記運転スイッチがONであ
り、かつ検出室温が設定室温に達していないときに、上
記室内制御装置22によって室内ファン17の作動が行
われると共に、この室内制御装置22から、暖房運転要
求信号と、検出室温、及び検出室温と設定室温との温度
差ΔTが室外制御装置21に出力される。
一方、上記室外制御装置21内には運転制御部25が設
けられ、この運転制御部25に上記暖房運転要求信号が
入力されると、まず四路切換弁5の暖房位置への切換え
と開閉弁15の閉弁とが行われ、次いでこのときの上記
ΔTに対応する初期設定周波数にて圧縮機1が起動され
ると共に、室外ファン8の作動が行われて、暖房運転が
開始される。その後、圧縮機1が上記初期周波数に応す
る回転数に達した後には、その後のΔTの変化に応じて
例えばP制御、PID制御等によって圧縮機1の運転周
波数が逐次変更され、室内側の空調負荷に見合った圧縮
能力で暖房運転が継続される。
上記のような暖房運転の継続中に室外熱交換器9に着霜
した場合の除霜運転への切換えを行うために、上記運転
制御部25には、さらに、室外熱交換器9に取着されて
いる着霜検知センサ30からの着霜検出信号が入力され
るようになされている。
この着霜検知センサ30の構成を第4図に示しており、
同図において、31はフレームであって、このフレーム
31における図において右端側には、右方へとそれぞれ
突出する突出部32.33が上下に設けられ、これらの
突出部32.33間の垂直面は着霜面34として形成さ
れている。そして下側突出部32に弾性波励起用の第1
コイル35が、また上側突出部33に弾性波検出用の第
2コイル36がそれぞれ装着されると共に、各コイル3
5.36間に、弾性波伝播体となるアモルファスワイヤ
より成る検知ワイヤ37が、上記着霜面34と平行に所
定の離間寸法をおいて張設されている。
第5図(a、)〜(C)には、上記着霜検知センサ30
での霜の成長の過程を示している。同図(a)は無着霜
状態、同図■)は着霜の初期状態を示しており、着霜面
34に生じた霜は、検知ワイヤ37に向かう方向に次第
に成長していく。この間、上記第1コイル35に高周波
の入力信号を印加することによって、検知ワイヤ37に
励起された弾性波が第2コイル36側へと伝播し、この
第2コイル36で高周波の電気信号が誘起されている。
そして第5図(C)に示すように、着霜面34から成長
した霜が検知ワイヤ37に接触するようになると、この
検知ワイヤ37での弾性波伝播損失量の増加を生じ、こ
の結果、第2コイル36での誘起信号レベルが低下する
。これによって、着霜検出信号が出力され、上記運転制
御部25に入力される。
上記着霜検出信号が入力されると、運転制御部25では
、室外ファン8を停止すると共に、開閉弁15を開弁じ
、また圧縮機1を除霜時設定周波数での運転に変更して
、前記した除霜運転への切換えを行う。そしてこの除霜
運転の継続によって、室外熱交換器9に付着していた霜
が除かれ、その後、室外熱交換器9の温度が除霜完了温
度まで上昇したことが検出された時に除霜運転を終了し
て、前記暖房運転を再開する。
ところで上記のような着霜検知センサ30では、着霜面
34と検知ワイヤ37との離間寸法を小さくした場合、
除霜運転時に霜の溶解によって生じる水滴が、着霜面3
4と検知ワイヤ37との間でブリッジ状の残留水滴とな
りやすく、この場合に着霜検出時と同等の弾性波伝播損
失を生じる。このため、ある程度の離間寸法が必要とな
っており、この結果、この着霜検知センサ30からの信
号では、検知ワイヤ37に達する過程での軽微な着霜量
状態での除霜運転への切換えは行えない。そこで上記装
置においては、第3図に示すように、室外制御装置21
内にさらに着霜推論判別部40を設け、これによってよ
り軽微な着霜量状態で除霜運転への切換えを行い得るよ
うになされている。
上記着霜推論判別部40は、着霜時の運転状態が無着霜
時と異なる運転状態となること、例えば室内側の暖房負
荷が同一の場合でも圧縮機1の回転数は、室外熱交換器
9に着霜を生じていないときと、着霜を生じてその熱交
換効率が低下したときとで異なるものとなること等に基
づいて、逆に運転状態の変化によって着霜の有無を判定
するように構成されるものであって、このために、前記
した室温センサ24の他、第2図に示すように、室外熱
交換器9に付設され゛ている室外熱交換器温度センサ4
1、室外熱交換器9を通過する外気の流入径路上に配置
されている外気温度センサ42、圧縮機1に取付けられ
ている圧縮機回転数検出器43、また第3図に示してい
る暖房運転開始後の経過時間を計測するタイマ44等の
各運転状態検出手段でそれぞれ検出される室温、室外熱
交換器温度、圧縮機回転数、暖房運転経過時間等の運転
状態パラメータと、上記着霜検出手段30からの出力と
がそれぞれ上記着霜推論判別部40に入力されるように
なされている。以下、これらの各人力信号に基づく上記
着霜推論判別部40での制御について、第6図の制御フ
ローチャートを参照して説明する。
まず第6図のステップS1において、学習制御モードか
出力制御モードかの判別を行うためのモード判別ビット
Mに、学習制御モードに対応する0を初期設定した後、
ステップS2において、上記した各運転状態パラメータ
T (i)と、このときの着霜検知センサ30での出力
内容の読込みとを行う。
そしてステップS3において次式により運転状態値Yを
算出する。
Y−ω(1) X T (1)+ω(2) X T (
2)+・・・・・・十ω(n) X T (n)   
     〜(1)式0式%: 上記各型み係数ω(i)は、着霜状態との相関性を各運
転状態パラメータ毎に推定して概略設定されているもの
である。次いでステップS4では、上記モード判別とッ
)MがOか1かを判別し、学習制御モードに応する0で
ある場合にはステップS5に移行し、このステップにて
、着霜判別値2を上記Yと第1基準値りとから、 z=y−h              〜(2)式の
演算によって求める。ここで第1基準値りは着霜状態を
判定するしきい値として概略設定したものである。そし
て上記着霜判別値Zの正負から着霜/無着霜の推論を行
う。すなわちZ≦0で着霜状態、Z〉0で無着霜状態と
する推論結果を出力する。
次のステップS6においては、着霜検知センサ30との
比較によって上記推論結果の正誤判定を行い、合致して
いる場合、すなわち正答である場合には、ステップS8
に移行する一方、誤りである場合には、続いてステップ
S7において上記各重み係数ω(i)の修正を行った後
、ステップS8に移行する。
上記各重み係数ω(i)の修正は以下のように行われる
(i)Z>Olすなわち「無着霜」の推論結果に反して
着霜検知センサ30から着霜検出信号が出力されいてる
場合には、各重み係数ω(i)を、このときの各T(i
)の大小に応じて減少させる。また第1基準値りに対し
てもこれを大きくするような変更を行う。すなわち、 〔ω(i)−εx T (i) )→ω(i)〔h+ε
〕→h ε:修正係数(〉0) このような修正がなされることによって、各運転状態パ
ラメータT (i)が上記と同様である場合での推論が
再度行われる場合、着霜判別値Zは、着霜検知センサ3
0からの出力内容と合致する方間に、より小さな値とし
て算出されることとなる。
(ii)Z≦0、すなわち「着霜」の推論結果に反して
着霜検知センサ30から着霜検出信号が出力されていな
い場合、 〔ω(i)+εx T (i) )→ω(i)[h−e
]→h によって、上記とは逆の修正を行う。
上記のように推論結果の正誤判定とその結果に基づく各
重み係数ω(1)の修正とを行った後には、後述するス
テップS8、S9を経てステップS2に戻る処理を行い
、したがって以降、逐次新たな運転状態パラメータT(
i)と着霜検知センサ30からの出力信号とに対して、
上記と同様に、ステップ82〜S7の処理、すなわち学
習制御モードでの処理が繰返される。
上記ステップS8は、ステップS6での正誤判定結果を
順次記憶し、学習制御モードでの処理の繰返し回数が所
定回数を超えた時から、各学習制御モードでの処理を終
了する毎にそれまでの基準繰返し回数内での正答率Pを
順次演算していくステップであり、そしてステップS9
は、上記正答率Pが第1基準正答率α(例えば80%)
を超えたか否かを判別するステップである。
上記Pがαを超えた場合には、ステップS9からステッ
プS10に移行して、モード判別ビットMに出力制御モ
ードに対応する1を設定してステップS2に戻る処理を
行う、すなわち上記のような学習制御モードでの処理の
繰返しで各重み係数ω(i)及び第1基準値りの修正が
逐次なされていくことによって、推論結果と着霜検知セ
ンサ30の出力内容との合致度が次第に高められ、した
がって正答率Pが向上していく。そしてこの正答率Pが
第1基準正答率αを超えた場合に、(1)式は、着霜/
無着毘の各運転状態の差異と充分な相関性を有する運転
状態値Yを算出し得る式になったとして、以降は、この
(1)式で算出される運転状態値Yで着霜の有無を判別
して除霜開始信号を発生する出力制御モードでの処理に
切換えるのである。
なお上記学習制御モードでの処理が繰返されている間は
、着霜検知センサ30での着霜検出信号が前記運転制御
部25に入力されることによって、この着霜検知センサ
30での検出結果に基づく除霜運転が適宜行われる。ま
た上記着霜検出信号が出力された後、この出力内容の読
込みが上記ステップS2で行われるのを待って除霜運転
への切換えを行うと共に、この除霜運転中には、運転状
態が定常暖房運転時とは異なるものとなることから、こ
の間の上記学習制御モードでの処理は中断される。
上記モード判別ビットMに1が設定されているときの出
力制御モードでは、ステップS2、S3において、上記
と同様に、各運転状態パラメータT(i)及び着霜検知
センサ30の出力内容の読込みと、運転状態値Yの算出
を行った後、ステップS4からステップSllに移行す
る。このステップS11においては、前記第1基準値り
に時間遅れ定数ht(>0)を加えた第2基準値(h 
+ht)を上記運転状態値Yから引いてZlを求める。
すなわち、Z1= Y −(h +ht)      
    〜(3)式そしてステップS12において上記
Z1が負であることが判別された場合に、ステップS1
3において除霜開始信号を前記運転制御部25に出力し
て、除霜運転を開始させた後、ステップS2に戻る処理
を行う。
上記(3)弐における時間遅れ定数htは、着霜検知セ
ンサ30における着霜面34に着霜を生じてから検知ワ
イヤ37に達して着霜検出信号が出力されるまでの時間
遅れに基づいて設定される正の値であり、したがって室
外熱交換器9に着霜を生じて運転状態が変化していく過
程で、前記(2)式での着霜判別値ZがZζ0になる時
、すなわち着霜検知センサ30で着霜検出信号が出力さ
れる時よりも、上記htに応じた時間だけ早<Zl≦0
となり、この結果、上記着霜検知センサ30で検出し得
た着霜量に至る前の軽微な着霜量の状態で、除霜運転が
開始されることとなる。
なお上記(3)式でのZlが正の場合には、ステップS
12からステップS14へと移行して正誤判定を行うと
共に、ステップS15で正答率Pの演算を行い、そして
ステップS16でこの正答率Pを第2基準正答率βと比
較した後、ステップS2に戻る処理を行う。つまりステ
ップ82〜S4.5ll−816の出力制御モードでの
処理の繰返しの中で、Zl〉0のときに着霜検知センサ
30で着霜検出信号が出力されたような場合を誤りとし
て、正答率の低下を監視し、正答率Pが上記βよりも低
くなったときには、運転状態の変化に対する運転状態値
Yの相関性が損なわれてきたものとして、ステップS1
7においてモード判別ビットMに0を設定してステップ
S2に戻る処理を行い、これにより再度前記の学習制御
モードでの処理の繰返しが行われることとなる。
第7図には、上記制御過程でのタイムチャートを示して
いる。同図(a)は上記学習制御モードでの処理が繰返
されている期間であって、この間、着霜検知センサ30
での着霜検出信号に基づく暖房と除霜との運転の切換え
が行われ、同時に、室内側の暖房負荷や外気温、またこ
れらに対応して変化する圧縮機1の回転数等の運転状態
パラメータに基づく着霜判別値Zが逐次演算され、そし
て、このZに基づく着霜/無着霜の推論結果が上記着霜
検知センサ30での出力内容に合致するように修正され
る。例えば同図(a)での期間Iは、着霜検知センサ3
0で着霜検出信号が出力される前にZの値が正から負に
変化するような演算結果が得られる場合、また期間■は
、逆に着霜検知センサ30で着霜検出信号が出力された
後においてもZの値が正のままである場合を示しており
、これらの場合に逐次修正が行われる結果、期間■に示
すように、Zの値がOに達する時点が着霜検知センサ3
0から着霜検出信号の発生時期にほぼ合致し、またこの
状態が以降も安定して得られるようになった時に、同図
(b)に示す出力制御モードでの除霜運転への切換制御
に切換えられる。この場合、図のように21の値が0と
なった時に除霜運転に切換えられ、したがって同図破線
で示しているZが0となる時、すなわち上記着霜検知セ
ンサ30で着霜検出信号が発生される時よりも早いタイ
ミングで除霜運転への切換えが行われる。
以上の説明のように上記実施例においては、実際の運転
状態から着霜との相関性を有する算出式を構築し、この
算出式に基づいて、さらに前記時間遅れ定数htを適宜
設定することによって、例えば着霜初期段階での除霜運
転への切換えを行わせることが可能である。この結果、
室外熱交換器9に着霜を生じた後、その着霜量が少ない
ときに除霜が行われるので、熱交換効率の低下した暖房
運転が長時間に渡って継続するということがなくなり、
また除霜運転も短時間で完了し得ることとなるので、運
転効率及び空調快適性の向上した運転が行われることと
なる。また着霜による運転状態の変化状況は、例えば同
機種の空気調和機においても、空調負荷や、据付場所等
の使用状況、気候等によって種々異なるものであり、し
たがって−律の設定では誤動作を多々生じるものとなる
おそれがあるが、上記では実稼働状態での運転状態の変
化に基づいて、着霜との相関性を有する算出式が構築さ
れ、さらに相関性の低下を生じたときには、再度学習制
御モードでの処理を適宜繰返すようになされているので
、より高い信顛性での切換え制御を維持し得るものとな
っている。
なお上記実施例においては、第6図のステップS3で運
転状態値算出手段51、ステップS5で着霜推論手段5
2、ステップS6で判定手段53、ステップS7で修正
手段54、ステップ58〜510で反復学習制御手段5
5、ステップSll〜S13で除霜開始信号出力手段5
6をそれぞれ構成しているが、これらの各手段は同様の
機能を有するその他の構成とすることができる。また上
記実施例においては、着霜検出手段として磁歪素子にお
ける弾性波伝播損失量の差異を検出する着霜検知センサ
を設けた例を挙げて説明したが、温度センサ等のその他
の構成とすることもできる。例えば室外熱交換器の着霜
による温度低下を温度センサで検出する構成の場合等に
おいても、室外熱交換器は起動時等には定常運転時より
も幾分かの温度低下を生じることから、誤動作を生じさ
せないために、着霜状態として検出する温度レベルを着
霜量が比較的多くなった状態での温度に合わせて設定す
る必要があり、この結果、温度センサのみでは軽微な着
霜状態を検出することができないものとなっているので
、上記実施例での着霜推論判別部40での機能を付加す
ることによって、軽微な着霜状態での除霜運転への切換
えを行わせることが可能となる。またこの発明は空気調
和機以外の冷凍装置に適用することが可能である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明の除霜運転制御装置においては、
運転状態から着霜との相関性ををする算出式が構築され
、この算出式に基づいて、運転効率等を考慮した場合に
除霜運転を開始するのに最適な着霜状態において除霜運
転への切換えを行わせることが可能である。この結果、
着霜によって蒸発器の熱交換効率の低下していく運転が
長時間に渡って継続するということがなくなり、また除
霜運転をより短時間で完了し得ることとなるので、運転
効率の向上を図ることが可能となり、また空気調和機に
おいては空調快適性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の除霜運転制御装置の機能ブロック図
、第2図はこの発明を適用して構成したセパレート形空
気調和機の冷媒回路図、第3図は上記空気調和機におけ
る運転制御ブロック図、第4図は上記空気調和機の室外
熱交換器に取付けられている着霜検知センサの一部切欠
側面図、第5図(a)(b)(C)はそれぞれ上記着霜
検知センサへの着霜の過程を示す説明図、第6図は上記
空気調和機における着霜推論判定部でなされる制御のフ
ローチャート、第7図(a)(b)はそれぞれ上記着霜
推論判定部でなされる制御内容を説明するためのタイミ
ングチャートである。 9・・・室外熱交換器(蒸発器)、24・・・室温セン
サ(運転状態検出手段)、30・・・着霜検知センサ(
着霜検出手段)、41・・・室外熱交換器温度センサ(
運転状態検出手段)、42・・・外気温センサ(運転状
態検出手段)、43・・・圧縮機回転数検出器(運転状
態検出手段)、44・・・タイマ(運転状態検出手段)
、51・・・運転状態値算出手段、52・・・着霜推論
手段、53・・・判定手段、54・・・修正手段、55
・・・・反復学習制御手段、56・・・除霜開始信号出
力手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、蒸発器(9)への着霜量が所定量を超えたときに着
    霜検出信号を出力する着霜検出手段(30)と、外気温
    度や蒸発器温度等の運転状態に係る運転状態パラメータ
    をそれぞれ検出する複数の運転状態検出手段(24)(
    41〜44)と、各運転状態パラメータ毎にそれぞれ重
    み係数を乗じた積に基づいて運転状態値を算出する運転
    状態値算出手段(51)と、上記運転状態値を第1基準
    値と比較して着霜/無着霜の推論結果を出力する着霜推
    論手段(52)と、上記推論結果を上記着霜検出手段(
    30)からの出力信号内容と比較して正誤の判定を行う
    判定手段(53)と、この判定手段(53)での判定結
    果が誤りであるときに上記重み係数を修正する修正手段
    (54)と、上記推論結果の正答率が基準正答率を超え
    るまで上記重み係数の修正が逐次繰返されるべく制御す
    る反復学習制御手段(55)と、上記基準正答率を超え
    たとき、上記第1基準値よりも無着霜側に設定した第2
    基準値と上記運転状態値とを比較し、運転状態値が着霜
    側であるときに除霜開始信号を出力する除霜開始信号出
    力手段(56)とを設けていることを特徴とする除霜運
    転制御装置。
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