JPS63220032A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPS63220032A
JPS63220032A JP62053651A JP5365187A JPS63220032A JP S63220032 A JPS63220032 A JP S63220032A JP 62053651 A JP62053651 A JP 62053651A JP 5365187 A JP5365187 A JP 5365187A JP S63220032 A JPS63220032 A JP S63220032A
Authority
JP
Japan
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air conditioning
load
load level
indoor unit
control
Prior art date
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Application number
JP62053651A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Kizawa
木沢 敏浩
Nobuo Suzuki
信雄 鈴木
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は空気調和機に関するものであって、特に圧縮
能力可変な圧縮機を有する空気調和機に関するものであ
る。
(従来の技術) 上記のような構成の空気調和機は、例えば特開昭59−
13841号公報に、1台の室外ユニットに複数台の室
内ユニットを接続して構成したインバータマルチエアコ
ンとして記載されている。この種の空気調和機において
は、空調負荷の変化に応じて圧縮機の圧縮能力、すなわ
ちインバータ周波数を制御する。上記従来装置において
は、各室内ユニット毎に、空調負荷となる室温と設定温
度との温度差から制御要求周波数を求めると共に、その
うちの最大の制御要求周波数を基準周波数とし、室内ユ
ニットの運転台数に応じて上記基準周波数を調整し、こ
れをインバータに出力するようになっている。すなわち
運転台数が多い場合には(例えば3台)、上記基準周波
数をインバータ周波数とし、また運転台数が少ない場合
には(例えば1台)、上記基準周波数よりも少ない周波
数をインバータ周波数としている。
しかしながら上記装置においては、インバータ周波数を
定める基準値の1つとして室内ユニットの運転台数を使
用しているために、室内ユニットの定格能力に応じたイ
ンバータ周波数の制御はなされず、このため運転台数が
同一であっても、定格能力の大きな室内ユニットが運転
される場合には空調能力の不足を、また定格能力の小さ
な室内ユニットが運転される場合には空調能力が過剰に
なるという欠点が生じる。
そこで本出願人は、運転される室内ユニットの定格能力
(負荷容量値)と各室内における空調負荷とに基づいて
圧縮能力を制御する装置を先に提案した(特願昭61−
51239号参照)。これにより室内ユニットと圧縮機
能力との整合性が向上し、結果として空調快適性の向上
を図ることが可能となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記のような定格能力は、特定の条件下に
おける室内ユニットの熱交換能力であり、したがって同
一の定格能力であってもこれが設置される室内の仕様、
例えば広さや、壁面における戸外との断熱効果、或いは
南向き、北向き、窓の大きさ等による戸外からの熱的影
響の差異等によって、空調効果は異なったものとなって
くる。例えば狭い部屋で定格能力通りの能力制御を行っ
て暖房する場合には、急激な室温上昇を伴うと共に、さ
らに設定温度を大きく超える温度まで上昇するオーバシ
ュートを生じたり、或いは設定温度付近においても上下
に大きく変動するハンチング現象を生じる場合がある。
また広い部屋の場合には設定温度に達するまでに時間が
長くかかり、即暖惑が得られないこととなる。
この発明は上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであって、その目的は、室内側での状況に応じた圧
縮機の能力制御が行え、そのため使用者の快適感を向上
することのできる空気調和機を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明の空気調和機は、圧縮能力可変な圧縮機
1を有する室外ユニットXに室内ユニットYを接続して
冷媒サイクルを構成した空気調和機であって、第1図に
示すように、室内の空調負荷を検出する空調負荷検出手
段32と、所定の空調運転開始後において空調負荷の変
化とその経過時間により負荷、レベルを把握する負荷レ
ベル把握手段40と、上記把握された負荷レベルと検出
される空調負荷とに基づいて上記圧縮機1の圧縮能力を
制御するための運転制御手段37とを存している。
(作用) 上記構成の空気調和機においては、負荷レベル把握手段
40によって、例えば室内ユニットYの定格能力に基づ
いた圧縮能力制御での所定の空調運転時において、空調
負荷、例えば室温と設定温度との温度差ΔTが設定値、
例えば0に達する迄の経過時間により負荷レベルが把握
される。したがってこの負荷レベルは、室内ユニットY
の定格能力と共に、この室内ユニットYが設置された室
内の状況の差異にも応じた値となり、以降は上記負荷レ
ベルと検出される空調負荷とに基づ(圧縮能力制御を行
っていくことで、従来よりもさらに室内の状況に応じた
空調制御が行えることとなる。
(実施例) 次にこの発明の空気調和機の具体的な実施例について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図には、4台の室内ユニットを備えたマルチ型
式の空気調和機として構成したこの発明の一実施例にお
ける装置の冷媒配管系統を示すが、図において、Xは室
外ユニット、Yは室内ユニット、すなわち図の場合には
、第1〜第4室内ユニットA、B、、C,Dを示してい
る。上記室外ユニッ+−Xは、インバータ1aにより能
力制御される圧縮機1と、四路切換弁2と、送風ファン
3aを有する室外熱交換器3と、冷房運転時に全開とな
り、暖房運転時に冷媒の過熱度制御を行う第1電動弁4
と、受液器5と、上記各室内ユニッ)A・・Dに対応し
て設けられると共に、冷房運転時に冷媒の過熱度制御を
行い、暖房運転時に冷媒の過冷却度制御を行う合計4台
の第2電動弁6〜9と、アキュームレータ10とをそれ
ぞれ有しており、各機器1〜10はそれぞれ冷媒配管1
1・・にて接続されている。また上記各室内ユニノ)A
−Dは、それぞれ室内熱交換器15と、送風ファン16
とを有している。
そして上記4台の室内ユニッ)A−Dは、上記1台の室
外ユニットXに対して、冷媒配管18・・により互いに
接続され、冷媒循環回路19が形成されている。そして
冷房運転は、冷媒を図中実線矢印で示すように四路切換
弁2を切換えて循環させることにより、また暖房運転は
、冷媒を図中破線矢印で示すように循環させることによ
り行われる。なお図中、20はキャピラリーチューブで
あって、このチューブ20を通して受液器5内の冷媒を
アキュームレータIOに戻すことにより、キャピラリ−
チューブ20出口にて冷凍サイクル中の蒸発温度を検出
するようになっている。また22は冷媒の吐出圧力を検
出する高圧スイッチ、23は液閉鎖弁、24はガス閉鎖
弁である。
次に上記空気調和機の運転制御回路を第3図に基づいて
説明する。図のように、室外ユニットXは、室外制御装
置25を有しており、この室外制御装置25にインバー
タ1aが接続され、インバータ1aは圧縮機lの駆動モ
ータ26に接続されている。一方室内ユニットA−Dは
、それぞれ室内制御装置27を有しているが、この室内
制御装置27には、リモコン28、室内サーモ29、及
び後述する負荷レベル把握モード運転スイッチ39がそ
れぞれ接続されている。上記リモコン28は、該室内ユ
ニッI−A−Dの運転を行うための運転スイッチと、希
望温度を設定するための温度設定部とを有するものであ
る。そして各室内制御装置27・・27と室外制御装置
25とは信号線30にて接続されており、上記室内制御
装置27からは、室外制御装置25に対して、室内ユニ
ットのON要求信号と、室内サーモ29による室温と設
定温度との差に対応したΔT倍信号がそれぞれ出力され
る。すなわち、暖房運転時を例に説明すれば、上記室内
制御装置27においては第4図のように、運転スイッチ
がONであることを前提に(ステップS1)、ΔT=検
出温度一般定温度を算出しくステップS2)、ΔT≦0
であることを確認すると共に(ステップS3)、このΔ
T倍信号ON要求信号とを室外制御装置25に送信する
のである(ステップS4)。一方室外制御装置25にお
いては、ΔT値検出回路31にて上記ΔT倍信号基づい
て、以下の(1)〜(7)のようにしてΔT値を求める
(1)0≦ΔT信号・・・・・・ΔT値=0(2)−0
,5≦ΔT信号くO・・・・ΔT値=−0,5(3)−
1,0≦ΔT信号<−0,5・・ΔT値=−1,0(4
)−1,5≦ΔT信号<−1,0・・ΔT値=−1,5
(5)−2,0≦ΔT信号<−1,5・・ΔT値=−2
,0(6)−2,5≦ΔT信号<−2,0・・ΔT値=
−2,5(7)     ΔT倍信号−2,5・・ΔT
値=−3,0そして上記室外制御装置25においてはO
N要求信号のある各室内ユニッ)A−DのΔT値の絶対
値のうちの最大のものを、空調負荷検出手段としての最
大温度差検出回路32にて求める。
さらに室外制御装置25においては、各室内制御装置2
7・・27から出力されるON要求信号に基づき、負荷
容量把握手段33にて、ON要求信号のある室内ユニッ
I−A−Dの合計負荷容量ΣSを把握するようなされて
いる。つまり、後述するように、装置据付は時等におい
て、各室内ユニットA−Dに対して負荷レベルSが設定
され、これらが各室内ユニットA−D毎に記憶部34に
記憶されるようになされている。そしてON要求信号の
ある室内ユニッ)A−Dに対応した上記負荷レベルSを
、合計負荷容量把握回路35に読出すと共に、これらを
合計して合計負荷容量ΣSを演算するのである。
上記負荷レベルSは、上記装置据付時に、次のような手
順によって初期負荷レベルSoがまず設定される。すな
わち装置据付直後に、後述するように、各室内ユニッI
−A〜Dに設けである負荷レベル把握モード運転スイッ
チ39を個々にON操作することによって、各室内ユニ
ットA−Dの各定格能力に応じた信号が、室外制御装置
25の負荷レベル把握手段40に出力される。一方負荷
レベル把握手段40には、各定格能力に対応した基準負
荷レベルSOが記憶されている。この基準負荷レベルS
Oは、定格能力2240Kcal / hを’ I J
 、2800Kcal/hを’1.25J 、3550
Kcal/ hをrl、5 J 、4500Kcal/
 hを「2」等としてそれぞれ設定したものである。そ
こで各室内ユニットA−Dからそれぞれの定格能力信号
が上記負荷レベル把握手段40に出力されたとき、その
信号に応じて上記基準負荷レベルSOを選定し、これを
各室内ユニットA〜Dに対応させて、初期の負荷レベル
SOとして記憶部34に記憶させるのである。なお上記
室外制御装置25からは、室内制御装置27に対して、
室内ユニッ1−ON信号が出力され、これにより室内ユ
ニッ)A−Dの運転状態が制御される。
上記室外制御装置25においては、上記のようにON要
求信号のある室内ユニッ1−A−Dの合計負荷容量値Σ
S、ΔT値の絶対値の最大がそれぞれ把握される訳であ
るが、これらに基づいて運転制御手段としての周波数制
御回路37により圧縮機1の周波数が制御される。以下
この制御方法について、暖房運転時を例にして説明する
。まずインバータ1aの初期設定周波数を設定するが、
この初期設定周波数とは、起動時、室内ユニッ)A−D
のサーモ復帰時、室内ユニッ)A−Dの運転台数変更時
、デフロスト復帰時等においてインバータ1aの制御目
標となる周波数のことである。この初期設定周波数は、
上記において把握した合計負荷容量値ΣSと、最大絶対
値となるΔ′r値との関連において、第1表のように定
められるものである。
第1表に示す各初期設定周波数は、記憶部38に記憶さ
れている。
次に第5図に基づいてインバータ周波数の制御方法につ
いて説明すると、まず上記のようにΔT倍信号ΔT値に
変換しくステップ5ll)、ΣSを算出しくステップS
t2 ) 、次いでΔT値のうち絶対値が最大のものを
読出す(ステップ513)。次いでステップS14にて
圧縮機1の運転が継続中であ、るか否かの判断をするが
、起動時にはNoであるため、ステップS15へと移り
、上記記憶部38に記憶された初期設定周波数(第1表
)から合計負荷容量ΣSとΔT値とに応じた最適周波数
を選択すると共に、この周波数にてインバータ1aを駆
動するような制御を行う。そして次のステップS16へ
と移ってptlllmを行うと共に、ステ、2プS17
にて上記ΣS、及びその時の周波数の各値を前回値とし
、上記ステップSllへ戻って次回の制御、つまり上記
と同様な作動を繰返すのである。なおこの場合、起動後
所定時間内(例えば3分程度)はPI制御が行われない
ために、この間にインバータ周波数は上記初期設定値に
略述することになる。
そしてステップSllから始まる次回の制御においては
、ステップS14がYESとなるために、ステップ31
8へと移り、ΣSが前回よりも増加したか否かの判断を
する。NOの場合、つまりΣSの増加がない場合には、
次のステップS19において、ΣSが前回と同一である
か否かの判断をし、YESの場合には、ステップS16
へと移り、上記と同様にさらに次の制御を行う。また上
記ステップS19においてNOの場合、つまり室内ユニ
ッ)A−Dのサーモ停止や運転停止があったような場合
には、ステップS15に移り、そのときのΣS及びΔT
に基づいて再度、初期設定周波数(第1表)の設定を行
って、上記と同様にステップ316以下を繰返す。
一方ステップ318にてYESの場合、すなわち室内ユ
ニッ)A−Dのサーモ復帰や運転開始等によってΣSが
増加したような場合には、ステップS20にて、上記増
加したΣS及びそのときのΔTによって求められる基準
設定周波数(第1表)が、前回の制御時におけるインバ
ータ周波数以上であるか否かの判断をする。YESの場
合には、ステップS15にてインバータ周波数を、上記
において求めた基準設定周波数に変更するような制御を
行い、またNOの場合にはステップS21にて前回のイ
ンバータ周波数を維持するような制御を行い、次いでス
テップS16へと移って以下同様な作動を繰返す。
上記のように合計負荷容量値ΣSを基準の1つとしてイ
ンバータ1aの初期設定周波数を設定するようにした場
合には、室内ユニットA〜Dの運転台数を基準とするよ
うな場合に比較して、室内ユニッ)A−Dをより正確に
把握した周波数制御を行うことが可能となる。
そして上記のような合計負荷容量値ΣSを基準の1つと
して制御をするに際し、上記装置では、据付は当初には
各室内ユニットA−D側の定格能力に対応した負荷レベ
ルSOが与えられる訳であるが、さらに前記した負荷レ
ベル把握手段40によて据付室内の状況も加味した負荷
レベルSに修正し得る機能も有している。第6図に示し
た負荷レベル把握の制御フローチャートに基づいてこれ
を説明する。
第6図にはA室に設置された室内ユニッl−Aを例にし
たフローチャートを示している。同図において室内ユニ
ッ)Aにおける負荷レベル把握モード運転スイッチ39
がON操作されると、運転スイッチのON操作時と同様
にON要求信号とΔT倍信号が室外制御装置25に出力
されると共に、前記したように室内ユニットAの定格能
力信号が負荷レベル把握手段40に出力され1.この負
荷レベル把握手段40によって、上記定格能力が、例え
ば2800Kcal/hの場合には、A室の初期負荷レ
ベルS〇へが1.25として記憶部34に記憶される(
ステップs31 )。そ17てこの初期負荷レベルSO
Aと上記ΔT倍信号よって、前記のように初期設定周波
数が決定され、周波数制御回路37によってA室の空調
運転が開始される(ステップS3,2 )。この開始時
点において周波数制御回路37から負荷レベル把握手段
40にタイマ作動信号が出力され、この信号を受けて負
荷レベル把握手段40において時間計測が開始される(
ステップ533)。次いでステップS34に移行し、上
記の状態で前記のようなインバータ周波数制御を行いな
がら、A室の空調運転を継続し、A室の室温が設定温度
に達したとき、すなわち室内サーモ29からOFF信号
が出力されたときには、空調運転が停止されると共に、
ステップS34から335に移行して、上記空調運転の
停止時に、周波数制御回路37から負荷レベル把握手段
40に終了信号が出力され、これによって上記時間計測
が停止される。次いでステップ336において、上記計
測時間、すなわち空調運転開始から室温が設定温度に達
するまでの経過時間tを、標準の到達時間tO(例えば
10分)と比較し、その比較結果によって、上記初期負
荷レベルSOAを修正演算して、新たな負荷レベルSA
を決定する。
つまり初期負荷レベルSOAが例えば1.25の場合に
、上記tがtoよりも大きい場合には、1.25を増加
させて例えば1.40となるような変更を、一方tが1
0よりも小さい場合には1.25を滅じて、例えば1.
10となるような変更を行い、これを新たな負荷レベル
SAとするのである。そしてこのSAが記憶部34にA
室における負荷レベルとして記憶され(ステ°ツブ53
7)、負荷レベル把握モードの運転を終了する。以降、
室内サーモ29がON状態にな、ったとき、或いは次回
からの空調運転の開始時においても、周波数制御回路3
7においては、上記新たな負荷レベルSAをもとにした
周波数制御による空調運転がなされることとなる。また
他のB−D室における室内ユニットB−Dに対しても上
記と同様に、それぞれの室内ユニットB−Dを単独で運
転して新たな負荷レベル5R−5Dを決定する。
上記初期の負荷レベルSOは、各室内ユニッ)A〜Dの
定格能力に応じた値であり、この定格能力は特定の条件
下における室内ユニットの熱交換能力であるために、こ
の定格能力をもとに運転した場合には、設置された室内
の仕様により、上記定格能力を与える特定条件と大きく
異なる据付条件の場合、特に空調運転開始時における設
定温度の立上り期間に、前記したような急激すぎる温度
変化、或いは逆に即応性に欠けるような不快感を居住者
に感じさせる場合がある。そこで上記のように、実際に
室内に据付けられた後に、まず定格能力をもとに空調運
転を行い、その据付条件と上記特定条件との差によって
、空調運転開始後、設定温度に達する迄の経過時間が標
準時間と大きく差を生じた場合には、上記のように据付
条件に合わせた変更を行うこととして、次回以降の空調
運転時には快適性の維持された運転がなされるようにし
ているのである。
以上の説明のように、上記実施例においては、室内ユニ
ットの据付条件に合わせた負荷レベルが把握され、これ
を基に空調能力が自動的に制御される運転がなされるの
で、従来よりもさらに室内の状況に即した快適な空調運
転を行うことが可能となる。また特に上記実施例のよう
にマルチシステムの場合において、例えば各室間時運転
を行ったときに、従来の定格能力をもとに運転していた
場合には、各室の立上り速度に差を生じ易く、不快な部
屋、快適な部屋のバラツキを生ずる場合があったが、上
記のように各部屋の負荷レベルに合わせた運転制御を行
うことによって、略同−の立上り速度が維持されてバラ
ツキが解消される。さらに従来は定格能力が細分化され
た多くの機種の室内ユニットを品揃えし、そして一般に
は据付は室内の広さを基準として機種を選定し、据付け
を行っていた訳であるが、前記のように室内の広さ以外
にも種々の要因によって定格能力通りの運転では所期の
快適性が得られない場合があり、これが、上記のように
個々の据付条件にも応じた負荷レベルを求めることによ
って、室内仕様に合わせた運転に自動的に変更されるの
で、定格能力と実際の室内仕様との多少の不整合性は解
消され、快適性が得られることとなる′。また機種の選
定が容易となり、或いは機種数の低減も可能となる。
なお上記実施例においては負荷レベル把握モードの運転
を装置据付は時に行うこととして説明したが、例えば外
気温に大きな差が生じた日等において、適宜上記運転を
実施することにより、外気温の変化にもより適合したき
め細かな空調運転が可能となる。また上記運転モードに
おける経過時間tを空調運転開始時から室温が設定温度
に達するまでとしたが、例えば所定の時間(例えば5分
)における室温の変化を把握し、室温の変化速度によっ
て負荷レベルを把握する等のその他の方法によることも
可能である。また上記においては、マルチシステムを例
にして説明したが、単独の室内ユニットを有する空気調
和機にもこの発明の適用は可能である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明の空気調和機においては、室内ユ
ニットの定格能力と共に、この室内ユニットが据付けら
れる室内の状況を加味した負荷レベルを把握し、この負
荷レベルと空調負荷とに基づいた圧縮能力制御が行われ
るので、据付室内の差異にも即した精度のよい空調制御
を行うことが可能となり、そのため使用者の快適感を向
上し得ることになる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の空気調和機の実施例を示し、第1図は機
能ブロック図、第2図は冷媒回路図、第3図は制御ブロ
ック図、第4図は室内ユニット側での制御方法のフロー
チャート図、第5図は運転制御方法のフローチャート図
、第6図は負荷レベル把握の制御フローチャート図であ
る。 ■・・・圧縮機、32・・・最大温度差検出回路(空調
負荷検出手段)、37・・・周波数制御回路(運転制御
手段)、40・・・負荷レベル把握手段、X・・・室外
ユニット、Y・・・室内ユニット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、圧縮能力可変な圧縮機(1)を有する室外ユニット
    (X)に室内ユニット(Y)を接続して冷媒サイクルを
    構成した空気調和機であって、室内の空調負荷を検出す
    る空調負荷検出手段(32)と、所定の空調運転開始後
    において空調負荷の変化とその経過時間により負荷レベ
    ルを把握する負荷レベル把握手段(40)と、上記把握
    された負荷レベルと検出される空調負荷とに基づいて上
    記圧縮機(1)の圧縮能力を制御するための運転制御手
    段(37)とを有していることを特徴とする空気調和機
JP62053651A 1987-03-09 1987-03-09 空気調和機 Pending JPS63220032A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018196688A1 (zh) * 2017-04-25 2018-11-01 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调器及其控制方法
CN109084433A (zh) * 2018-08-28 2018-12-25 广东美的暖通设备有限公司 空调室内机的能力输出控制方法、设备及介质
US10626521B2 (en) 2014-12-11 2020-04-21 Tepha, Inc. Methods of manufacturing mesh sutures from poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof
US11828006B2 (en) 2014-12-11 2023-11-28 Tepha, Inc. Methods of orienting multifilament yarn and monofilaments of poly-4-hydroxybutyrate and copolymers thereof

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