JPH0378090B2 - - Google Patents

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JPH0378090B2
JPH0378090B2 JP62188399A JP18839987A JPH0378090B2 JP H0378090 B2 JPH0378090 B2 JP H0378090B2 JP 62188399 A JP62188399 A JP 62188399A JP 18839987 A JP18839987 A JP 18839987A JP H0378090 B2 JPH0378090 B2 JP H0378090B2
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JP
Japan
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spherical
mold
filling
semi
nozzle
Prior art date
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JP62188399A
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English (en)
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JPS6430541A (en
Inventor
Masanobu Miura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は被覆球状冷菓の製造方法に関する。
(従来技術) 従来、アイスクリームなどの冷菓は直接手と接
触させないように形状をステイツク形状にした
り、カツプに入れたりしている。
又、可食性の食品で被覆して冷菓を直接手と接
触することなく全部食する形式のものも種々考え
られている。例えば、コーンカツプ入りアイスク
リーム、最中に入れたアイスクリーム、シユーで
包被したアイスクリーム、チヨコレートで被覆し
たアイスクリームなどが挙げられる。しかし、可
食性で被包したものは一般的な弊害としてアイス
クリームの水分を吸収して変質したり、包装中に
ヒビ割れしたりする場合が生じ、又2つに割つた
外皮材の中にアイスクリームを充填させ、それを
充填した中身が落ちないように素早く重ね合せて
形を造る為、重ね合せ部がうまく重ね合されず、
又デザイン的にも斬新なものが出来にくかつた。
近年、食生活に於ても遊び心を満足させる又は
刺激させる商品が市場をにぎわしており、斬新な
ものがヒツト商品となつている。本発明も従来に
ない新しい形状の商品の提案であり球状のアイス
クリームを提供するものである。この球状冷菓
は、センターにセミフレツドを、その外周にチヨ
コクリーム等を一層又は多層に包囲し、その外側
にココアパウダー及びナツツ粒等をまぶせて被覆
させたものであり、この球状冷菓をナイフで半分
に切ると多層からなる中味が断面として現われ、
丁度、スイカ又はメロン等を切つた時に熟れ頃が
分る様に切る時の中味がどんなものだろうかとい
う想像心と、切つた時の変化の喜びが生まれる。
又、多層かつ各層の色が違えばカラフルであり、
遊び心と美味を感じさせる。
従来、このような球状冷菓の製造装置はなく、
これに近いものとしてイタリアのFAVA社の
SIDERAL.Mod.900の冷凍システムを用いたもの
があつた。そしてその冷菓の被覆方法について
も、人手にて振りかけるか、又は平板上に前記球
状冷菓をころがしてココアパウダー等を被覆させ
る方法しかなかつた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述した従来装置にあつては、構造上
から球状冷菓は製造できず偏平球状あるいは半球
冷菓しか製造できなかつた。
すなわち従来によると次の様な問題点があつ
た。
(イ) 硬化トンネルを通過するスラツトコンベア上
にソフトアイスクリームを充填するので球状下
部はその軟弱のため形状を保持できず偏平球状
或いは半球状になつてしまう。
(ロ) 充填の際前記半球上部に充填ノズルの最後の
吐出物がうまく切れない為凸部が出来てしまい
デザイン上良くなかつた。
(ハ) 冷菓表面の被覆については人手による為個人
差があり、又、素早くしないとアイスクリーム
が溶けてしまう為品質不安定であり、型崩れ、
或いは被覆ムラが出来易い。
すなわち、従来の装置で出来上がつた偏平状の
アイスクリームに粉かけをすると真球になるまで
に時間がかかり、その間にアイスクリームが解け
てしまい型崩れが生じるだけでなく、粉かけ作業
に時間をかけると、粉やナツツ粒の付着量が多く
なり、特にこの被覆材料の方が高価なことからか
えつて割高のアイスクリームになつてしまう。
本発明は以上のような問題点に鑑みなされたも
ので、半流動体のソフトアイスクリームを半球状
のモールドに充填させることにより球状下部が偏
平にならない様にして、ほぼ球状に近い形のアイ
スクリームを作り、これを回転釜を用いて粉かけ
をさせることにより真球にする時間の短縮化と、
それによる粉かけ量の少量化、均質化を図る被覆
球冷菓の製造方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決する為の手段) 上述の目的は同心円上に配置された複数のノズ
ルの栓開閉と昇降速度の制御により各ノズルから
吐出する半流動体を、センター材を中心に順次包
囲させながら半球形モールドの球形状に充填し、
充填完了した該半球形モールドを硬化トンネル内
を通過させて充填された半流動体を凍結硬化させ
た後、該半球形モールドを温水又は温風内を通過
させることにより半球形モールドから硬化した充
填物の型抜きをし、該型抜きされた略球状の冷菓
を回転釜を用いて被覆材を被覆させ、より真球に
近づけることを特徴とする被覆球状冷菓の製造方
法により達成される。
(実施例) 次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
本実施例ではセンター材にセミフレツド1、そ
の外周にチヨコクリーム2を包囲させた2層から
なる球状冷菓で、その表面にココアパウダー15
とナツツ粒16を被覆させたものである。
球状冷菓を構成するセミフレツド1とチヨコク
リーム2は、それぞれ仕込3a,3b、均質4
a,4b、殺菌5a,5b、熟成6a,6b、ケ
ーキミキサー7又はフリーザー9の工程を経て、
ノズルにて充填できる粘度の半流動体が造られ
る。前記工程に於て、セミフレツド1の仕込3a
は、それを構成する原料、例えばBPM、脱粉、
マルトース、粉あめ、精製ヤシ油、大豆硬化油等
を適当な比率で缶の中に投入し、撹拌、混合しな
がら加温溶解させる。
均質4aはホモジナイザーを用いて前記原料を
機械的な方法で粉砕、分散させ均一な乳化液を得
るものである。殺菌5aはプレート式熱交換器を
用いて殺菌を行なう。熟成6aはタンク内に於て
10℃以下の温度下で4時間以上放置し、出来上つ
た半流動体の組織の安定化を促がす。次にチヨコ
クリーム2は、BPM、ビート糖、水あめ、バタ
ー、ココア粉末等の原料を適当な比率に混合させ
前記と同様な工程3b,4b,5b,6,9を経
てチヨコクリーム2が製造される。以上のように
製造されたセミフレツド1及びチヨコクリーム2
の半流動体は、以下の製造工程により球状に製造
される。
まず充填10工程では同心円上に配置されたノ
ズル(図示しない)を用いて、中心ノズルからは
センター材である前記セミフレツド1をポンプ8
を用いて吐出させるもので、前記ノズルの直下に
該半流動体を充填させる半球形モールド(図示せ
ず)が到着すると、該モールドを停止させ、ノズ
ルをモールド内に下降させて、まず外側ノズルの
栓を開いてチヨコクリーム2を吐出させる。そし
て暫くしてから中心ノズルの栓を開いてセンター
材であるセミフレツド1を吐出させ、前記セミフ
レツド1がチヨコクリーム2に包囲させる様に充
填させる。そして、ノズルから前記半流動体を吐
出させながら上昇していき、その上昇速度を球状
冷菓の充填物がその赤道部分に近づくにしたがつ
て速度を遅くし、充填物が赤道部分の上部を充填
するときはその速度を速くしていき、該球形モー
ルドに球形状に充填させていき、球状冷菓の充填
部分が北極点に到達する直前にまず中心ノズルの
栓を閉めてセミフレツド1の吐出充填を止め、暫
くしてから外側ノズルの栓を閉じチヨコクリーム
2がセミフレツド1を包囲させる様に充填させ
る。以上の様にして半球形モールド上に前記半流
動体を球形状に充填させる。
この充填10工程では充填部の構造、ノズルの
位置、充填タイミング等が成型のポイントで、充
填物質によつて適宜最適条件を探索しながら行な
う。又、ノズルからの吐出に於てもロータリーポ
ンプで吐出量を均一にコントロールしなければな
らない。この様に半流動体を半球形モールドに充
填させたから充填物下部がその軟弱にもかかわら
ず偏平にならず、ほぼ球形を保つた状態を維持さ
せることが出来る。
しかし、充填完了後の球状体は略球形を形成し
ているが、ノズルの特性から中心ノズルの栓を閉
めても吐出が急に止まらない為、第2図のように
センター材は吐出の始めと終りに尾を引いた様な
凸部17a,17bが出来てしまう。前記ノズル
の栓の開閉及び昇降速度制御は、通常カムにその
動作軌跡を形成させておいて、これをカムフオロ
ワにてカム表面を摺動させ、希望するノズルの動
作軌跡を得るものである。又、この様なカムに限
ることなくノズル昇降モータの速度を周波数ある
いは電圧値等の制御により電気的に行なつても良
い。そして前記半球形モールドは多列に配置さ
れ、これをチエーン等に連結させて充填10、硬
化トンネル11、型抜12工程へと搬送させる。
次に半球形モールドに充填が完了すると該モール
ドが一タクト分シフトされ、次の空のモールドに
充填が開始されると共に充填完了したモールドは
硬化トンネル11内へ導びかれる。
そして、該モールドがこの硬化トンネル11を
通過すると、モールド内の半流動体が凍結硬化す
る。そしてこのモールドを温水に張つてある水槽
内に浸せき通過させることによりモールドを温
め、球状冷菓とモールドとを剥離させ所定場所で
このモールドを金網上に反転させて型抜き12を
行ない、硬化した球状冷菓を金網上へ移載させ
る。
この型抜きされた略球形の冷菓は、その表面に
粉かけを行なう為、整形、粉かけ13工程まで搬
送される。この工程13は回転釜を用いて行なう
もので、回転釜は従来古くから飴類に艶掛した
り、チヤイナマーブルを製造するのに用いられて
いた機械であつて球形の中空の主として銅製で回
転する形をしている。これは普通1分間に27〜30
回転するように作られているが15〜50回転に変速
することもできる。又、回転釜の傾斜角度を変え
て附着量等の調整をすることが出来る。
この回転釜は回転する釜の内部に投入された物
質が順調に回転し新しい表面が現れるようでなけ
ればならない。そのためには球形、楕円形あるい
はそれらに類似した形をしていなければならな
い。これがこの回転釜を利用して掛ける場合の特
徴である。もし細長い形をしている場合には回転
数を増すことによつて回転させることは可能であ
るが、その場合には被覆中に破損率が高く、被覆
状態をスムースに行うことが困難である。丸い形
をしている場合にはこのような支障は起らないが
偏平状の場合には撹拌を充分に行わねばならない
という注意が必要である。
この為、従来装置で出来上つた偏平状冷菓をこ
の回転釜にかけると前述した様に球形になるまで
時間がかかると共に被覆材の附着量が多くなるだ
けでなく冷菓である為、時間をかけると溶解して
しまい製品自体がお互い連結変形し冷菓としての
商品価値がなくなつてしまう。
本発明は半球形モールドを用いて略球形の冷菓
を造り、これを回転釜にかける為、回転釜内で冷
菓が順調に回転し、新しい表面が現われるから短
時間で粉かけが出来、又粉かけの均一化を図るこ
とが出来るだけでなく、充填時に発生する凸部1
7a,17bを平滑化し球形の冷菓を得ることが
出来る。以上のように球状冷菓の製造に於て新し
い装置を開発導入することなく、従来の既存の機
械を一部改造し、組み合せるだけで製造すること
が出来る。尚、回転釜の外壁にジヤケツトを設け
て、これに冷却水を通せば、更に安定した粉かけ
をすることが出来る。
(発明の効果) 以上の様に本発明に於ては、半流動体の冷菓原
料を半球状モールドに球状に充填させ、これを冷
却トンネルを通過させて冷却硬化、型抜きし略球
状の冷菓を製造した後、これを回転釜を用いてコ
コアパウダー等を被覆させる様にしたから短時間
で被覆でき、かつ球形のものを仕掛ける為、回転
釜内で対象物を順調に回転させることが出来るか
ら、粉かけを均質にかけることが出来る。更に充
填時の凸部が平滑化される為、より真球に近い球
状冷菓を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を表わすもので、第1
図は球状冷菓の製造工程図、第2図はその球状冷
菓の断面構成図を表わす。 1……セミフレツド、2……チヨコクリーム、
10……充填、11……硬化トンネル、12……
型抜、13……整形・粉かけ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 同心円上に配置された複数のノズルの栓開閉
    と昇降速度の制御により各ノズルから吐出する半
    流動体を、センター材を中心に順次包囲させなが
    ら半球形モールドに球形状に充填し、充填完了し
    た該半球形モールドを硬化トンネル内を通過させ
    て充填された半流動体を凍結硬化させた後、該半
    球形モールドを温水又は温風内を通過させること
    により半球形モールドから硬化した充填物の型抜
    きをし、該型抜きされた略球状の冷菓を回転釜を
    用いて被覆材を被覆させ、より真球に近づけるこ
    とを特徴とする被覆球状冷菓の製造方法。
JP62188399A 1987-07-27 1987-07-27 Preparation of coated spherical ice cream Granted JPS6430541A (en)

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JP62188399A JPS6430541A (en) 1987-07-27 1987-07-27 Preparation of coated spherical ice cream

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JP62188399A JPS6430541A (en) 1987-07-27 1987-07-27 Preparation of coated spherical ice cream

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JPS6430541A JPS6430541A (en) 1989-02-01
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Families Citing this family (6)

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JPH0665279B2 (ja) * 1987-08-07 1994-08-24 不二製油株式会社 冷菓及びその製造法
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CN102065703B (zh) 2008-06-16 2013-07-17 荷兰联合利华有限公司 用于制造冷冻充气糖果的工艺和设备

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JPS6430541A (en) 1989-02-01

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