JP2000004789A - チョコレート被覆菓子の製造方法 - Google Patents

チョコレート被覆菓子の製造方法

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JP2000004789A
JP2000004789A JP10171152A JP17115298A JP2000004789A JP 2000004789 A JP2000004789 A JP 2000004789A JP 10171152 A JP10171152 A JP 10171152A JP 17115298 A JP17115298 A JP 17115298A JP 2000004789 A JP2000004789 A JP 2000004789A
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chocolate
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confectionery
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる2種以上のチョコレートを表面に被覆
させてなるチョコレート被覆菓子の製造方法に関し、さ
らに詳しくは2種のチョコレートによって極めて視覚的
興趣に富んだ白樺の木肌模様を形成することができるを
提供する。 【解決手段】 回転可能な軸1の周囲に形成した菓子母
体2に対し、熱溶融させた第1のチョコレート4を入れ
た付着槽3を下方から臨ませて菓子母体2を回転させる
ことにより、第1のチョコレート4を菓子母体2の周囲
全体に付着させた後、受け槽5を下方に配置させ、菓子
母体2を回転させながら上方から熱溶融させた第2のチ
ョコレート6を菓子母体2の長さ方向に搾り落として付
着させることにより、第2のチョコレート6を菓子母体
2の周囲に部分的に付着させると共に第1のチョコレー
ト4と混じり合わせた後、切断加工及び仕上げ加工を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる2種以上の
チョコレートを表面に被覆させてなるチョコレート被覆
菓子の製造方法に関し、さらに詳しくは2種のチョコレ
ートによって極めて視覚的興趣に富んだ白樺の木肌模様
を形成することができるチョコレート被覆菓子の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一種のチョコレートをパフ類や
キャラメル類、焼き物類等に被覆した被覆菓子は多種製
造されているが、複数のチョコレートを菓子の表面に被
覆させた例は少なく、例えば特開平10−14497号
公報に、鶉の卵に類似した模様を呈するチョコレート被
覆菓子の製造法が開示されている程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平10−14497号公報に記載の方法は、被覆用チ
ョコレートでセンター材を被覆した後、当該被覆物の表
面を加温し、被覆用チョコレートの色調と異なるフレー
ク状のチョコレートをふりかけて融着させるものであっ
て、以下のような欠点を有していた。前記方法では、予
め後からふりかけるチョコレートのフレークを作製して
おく必要があるので、そのための装置設備が必要とな
り、総じて製造が極めて面倒となる。また、前記方法で
は鶉の卵に類似した斑点状の模様が形成されるが、それ
以外の模様を形成することはできない。さらに、そもそ
も鶉の卵の模様といっても、正確には鶉の卵の殻の模様
であるため、殻付きの卵を食している印象があり、あま
り視覚的興趣を奏するものとはいえない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、回転可能な軸の周囲に形成した菓子母体
に対し、熱溶融させた第1のチョコレートを入れた付着
槽を下方から臨ませて菓子母体を回転させることによ
り、第1のチョコレートを菓子母体の周囲全体に付着さ
せた後、受け槽を下方に配置させ、菓子母体を回転させ
ながら上方から熱溶融させた第2のチョコレートを軸の
長さ方向に搾り落として付着させることにより、第2の
チョコレートを菓子母体の周囲に部分的に付着させると
共に第1のチョコレートと混じり合わせた後、切断加工
及び仕上げ加工を行うチョコレート被覆菓子の製造方法
に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】前記本発明に適用される菓子母体
としては、特に限定するものではなくどのようなものを
用いても良いが、バウムクーヘンを用いることが望まし
い。即ち、バウムクーヘンは、回転軸の周囲に生地を塗
り付け、焼き、この工程を繰り返して製造される。その
ため、このバウムクーヘンには木目模様が形成され、本
発明のチョコレート被覆によって白樺の木肌模様が形成
されるので、両者の模様が相乗的に視覚的興趣に富んだ
ものとなる。また、バウムクーヘンの製造に連続して本
発明のチョコレート被覆を行うことができるので、作業
性が極めて良いという利点もある。
【0006】前記本発明に用いるチョコレートは、従来
公知のチョコレートであれば如何なるチョコレートでも
良く、法規上に規定される純チョコレートや準チョコレ
ート類は勿論のこと、その他各種ハードバターを使用し
たチョコレート類をも含む。また、少なくとも2種(2
色)以上が必要であり、どのような色、及びその組み合
わせを用いてもよいが、前述の白樺の木肌模様を形成す
るためには第1のチョコレートとしてホワイトチョコレ
ートが選ばれる。
【0007】以下、本発明の製造方法を図面に基づいて
説明する。図1に示す1は回転可能な軸であり、図示し
ない機構により任意の速度で回転できるように構成され
ている。ここでは回転速度は1分間に20回転とした。
この軸1の周囲に円柱状に形成されている2は菓子母体
であり、以後焼き上げて常温(約20℃)になるまで冷
却したバウムクーヘンとする。このバウムクーヘン2の
下方に位置する3は付着槽であり、図示しない加熱機構
により中には第1のチョコレートとしてホワイトチョコ
レート4が溶融状態で入れられている。
【0008】次に、図2に示すようにバウムクーヘン2
に対して付着槽3を上昇させ、バウムクーヘン2の最下
部をホワイトチョコレート4に埋没させる。バウムクー
ヘン2は回転軸1と共に回転しているので、ホワイトチ
ョコレート4はバウムクーヘン2の外周全面に付着す
る。バウムクーヘン2の表面が全てホワイトチョコレー
ト4で覆われたら付着槽3を下降する。過剰なホワイト
チョコレート4は付着槽3に落下する。
【0009】こうしてほぼ均一にホワイトチョコレート
4が被覆されたら、図3に示すように付着槽3をスライ
ドして受け槽(皿)5を下方に配置する。
【0010】その後、図4に示すようにバウムクーヘン
2の長さ方向の一端から他端へ加熱溶融した第2のチョ
コレート6を搾り落として付着させる。図示実施例では
手で3〜5mm程度の搾り口を有する袋に入れた第2の
チョコレート6を搾り落としているが、一定量を連続的
(間欠的にでも良い)に落とす装置(機構)を用いて落
下、付着させるようにしても良い。この操作は、バウム
クーヘン2の大きさと第2のチョコレート6の供給量
(速度)にもよるが、3度、4度と繰り返して、ちょう
どバウムクーヘン2が一回転する程度が望ましい。例え
ば供給速度を比較的遅くして1度でちょうど一回転する
程度にすると、形成される模様が比較的淡白なマーブル
状となる。搾り落とされた第2のチョコレート6は、バ
ウムクーヘン2の表面にて第1のチョコレート4と混じ
り合う。そのまま回転を続けることにより、混じり合っ
て周面を垂れ流れる。この垂れ流れの一部は受け槽5に
落下するが、極めて視覚的興趣に富んだ白樺の木肌模様
を形成する。
【0011】被覆させた第1のチョコレート(ホワイト
チョコレート)4及び第2のチョコレート6が90%程
度固化した後、図5に示すように所定間隔でスリッター
7を臨ませてチョコレート被覆菓子を切断する。固化が
完了しないうちに切断しないと、被覆したチョコレート
4,6が割れて剥離することがある。
【0012】その後、回転軸1を抜き、8等分すると、
図6に示すようになる。そして切り口には木目模様が形
成されているので、この木目が透視できる程度に切り口
全体にホワイトチョコレートを薄くコーティングして製
品8とした。
【0013】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りどのよう
にでも実施することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明のチョコレー
ト被覆菓子の製造方法は、2種のチョコレートを用いて
極めて視覚的興趣に富んだ模様を形成することができ、
特殊な装置設備等を必要とすることもないし、作業性に
も優れたものである。
【0015】特に菓子母体とし、バウムクーヘンを適用
する場合、バウムクーヘン自体(切り口)に木目模様が
形成されるので、本発明のチョコレート被覆によって形
成される白樺の木肌模様と相乗的に視覚的興趣に富んだ
ものとなる。また、バウムクーヘン自体の製造に連続し
て本発明のチョコレート被覆を実施することができるの
で、作業性が極めて良いという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における準備状態を示す、一部を断面で
表した正面図である。
【図2】実施例における第1のチョコレートを被覆する
状況を示す、一部を断面で表した正面図である。
【図3】実施例における第1のチョコレートを被覆完了
した状態を示す、一部を断面で表した正面図である。
【図4】実施例における第2のチョコレートを搾り落と
す状況を示す正面図である。
【図5】実施例における切断加工の状況を示す正面図で
ある。
【図6】実施例における製品形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転可能な軸 2 菓子母体(バウムクーヘン) 3 付着槽 4 第1のチョコレート(ホワイトチョコレート) 5 受け槽 6 第2のチョコレート 7 スリッター 8 製品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な軸の周囲に形成した菓子母体
    に対し、熱溶融させた第1のチョコレートを入れた付着
    槽を下方から臨ませて菓子母体を回転させることによ
    り、第1のチョコレートを菓子母体の周囲全体に付着さ
    せた後、受け槽を下方に配置させ、菓子母体を回転させ
    ながら上方から熱溶融させた第2のチョコレートを菓子
    母体の長さ方向に搾り落として付着させることにより、
    第2のチョコレートを菓子母体の周囲に部分的に付着さ
    せると共に第1のチョコレートと混じり合わせた後、切
    断加工及び仕上げ加工を行うチョコレート被覆菓子の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 付着させた第1及び第2のチョコレート
    が固化しないうちに切断加工を行い、切断端面に第1の
    チョコレートを塗布する仕上げ加工を行う請求項1に記
    載のチョコレート被覆菓子の製造方法。
  3. 【請求項3】 菓子母体はバウムクーヘンである請求項
    1又は2に記載のチョコレート被覆菓子の製造方法。
JP10171152A 1998-06-18 1998-06-18 チョコレート被覆菓子の製造方法 Expired - Lifetime JP3010552B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016154460A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社ユーハイム チョコレート塗布装置及びその方法
JP7470329B2 (ja) 2021-10-07 2024-04-18 株式会社北関百瀬 バウムクーヘンの包装容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016154460A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社ユーハイム チョコレート塗布装置及びその方法
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