JP7470329B2 - バウムクーヘンの包装容器 - Google Patents

Description

本発明は、バウムクーヘンの包装容器に関し、殊に、切り分け前のバウムクーヘンを持ち上げた状態で支持できるバウムクーヘンの包装容器に関する。

バウムクーヘンと呼ばれる洋菓子は、めん棒と呼ばれる金属製の棒の回りに生地を付着させながら回転させて、所定の太さになるまで専用のオーブンで焼き上げられ、めん棒を引き抜いてから所定の長さにカットされて中心孔のある円柱状の状態とされる。そして、この円柱状のバウムクーヘンを、さらに所定厚さのドーナツ状に切り分けたものを、１個又は複数個の包装にして販売するのが一般的である。

これは、ホールサイズと呼ばれる所定の長さを有した円柱状のバウムクーヘンをそのまま包装容器に入れて販売すると、その輸送の際に、バウムクーヘンが包装容器内でずれ動いて変形したり傷が付いたりすることがその理由の一つと言われている。しかし、バウムクーヘンを上述のようにドーナツ状に小さく切り分けた状態では、個々の切断面により表面積が拡大して生地が乾燥しやすくなり、また、既に切り分けられた状態では、ホームパーティ等でホールサイズのバウムクーヘンを自由に切り分けながら振る舞う楽しみに欠けてしまう、という難点もあった。

これに対し、実公昭６３－２８１４７号公報には、円柱状のバウムクーヘンの中心孔に専用の軸棒を挿通し、その軸棒の両端部を側板の軸孔に各々嵌合することでホールサイズのバウムクーヘンを所定高さの宙設状態に支持させるバウムクーヘンの包装構造が提案されており、これにより生地の乾燥を軽減しながらホールサイズのまま販売・搬送しやすいものとしている。

また、特開２０１８－１９９５１７号公報には、円盤状の蓋部の中央に台状部を形成し、この台状部をバウムクーヘンの中心孔に差し入れて立てた状態で保持する方式のバウムクーヘンの容器も提案されており、これにより、生地が柔らかく崩れやすいバウムクーヘンであっても、その中心孔の部分を保持しながら容器内でずれ動かないように固定して、その変形・型崩れを回避可能としている。

しかしながら、上述したバウムクーヘンの包装構造では、軸棒で支持された状態で収納されているバウムクーヘンを切り分ける際には、いったん軸棒から外してからまな板の上で所定の厚さにカットする必要があるところ、軸棒から外してまな板の上に置く過程でバウムクーヘンが変形しやすいことに加え、それを刃物の使用に慣れていない人がカットする場合には、軸棒を抜かれて柔らかく潰れやすいバウムクーヘンを、型崩れさせずに等間隔で綺麗に切り分けることは困難である。

また、上述したバウムクーヘンの容器においても、円柱状のバウムクーヘンを蓋部が付いたままの立てた状態、又は蓋部を外して横にした状態にして、その変形を避けながらこれを正確な間隔で平行にカットする作業を要することから、この場合も綺麗なドーナツ状のバウムクーヘンに切り分けることは容易ではない。

実公昭６３－２８１４７号公報 特開２０１８－１９９５１７号公報

本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、バウムクーヘンの包装容器について、ホールサイズのバウムクーヘンを変形しにくい状態で支持可能としながら綺麗に切り分けられるようにすることを課題とする。

そこで、本発明は、中心孔を有した円柱状のバウムクーヘンを収納するとともに所定高さの横向き状態で支持可能なバウムクーヘンの包装容器において、バウムクーヘンを収納する収納室を有した箱体と、その中心孔の内径に略一致する外径及びその中心孔の長さ以上の長さを有した円筒状の軸棒と、この軸棒の両端側又はその両端側に嵌入した円柱状の接続部品を挿通させる軸孔を有してバウムクーヘンの長さよりも広い間隔で箱体に設けられて横向きの軸棒を軸孔で中心軸回りに回転可能に支持する左右一対の側板と、この左右一対の側板の外面から軸孔を介し各々突出した軸棒又は接続部品の先端側を内面側に形成した挿入穴に嵌入させてその中心軸線を軸棒の中心軸線に一致した状態で固定される左右一対の円盤状の回転ノブと、を備えており、軸棒が挿通されたバウムクーヘンを箱体内の所定高さ位置にて左右の側板で支持した状態で、側板の外面側にある回転ノブを回すことによりバウムクーヘンを中心軸回りに回転させながら、ナイフを用いて所定幅のドーナツ状に切り分けるものとされている、ことを特徴とするものとした。

このように、バウムクーヘンに挿通した軸棒の両端側を、軸孔のある左右の側板により回転可能な状態で所定高さに支持するとともに、側板外面側に露出している回転ノブを使用してバウムクーヘンを中心軸回りに回せるようにしたことにより、ホールサイズのバウムクーヘンを変形しにくい状態に保ちながら、子供でも切断線を傾けることなく綺麗に切り分けることが可能なものとなる。

また、このバウムクーヘンの包装容器において、その箱体は、前面側及び上面側が開閉蓋とされ背面側が直立状態で固定された背面板とされており、その背面板の内側面上部側には、横向きに支持されるバウムクーヘンの長さ方向に亘る横幅を有した横長長方形のガイド板がその一部を背面板から持ち上げられた状態で配設されており、そのガイド板には、バウムクーヘンを切り分けるナイフの先端側を挿入させて切断位置・方向を案内するために軸棒の中心軸線に対し直角方向に形成された複数本のガイドスリットが、所定間隔で長手方向に亘って設けられている、ことを特徴としたものとすれば、ホールサイズのバウムクーヘンを所定サイズの等間隔にて中心軸線に対し直角にカットしやすいものとなる。

この場合、その箱体のバウムクーヘンを収納及び支持する収納室の底面側を構成する底板の手前側には、ナイフを位置決めする際の目安として使用される複数個の目盛りが、前記複数本のガイドスリットの位置に各々対応するように、前記ガイド板の長手方向に沿う方向にてガイドスリットの間隔と同間隔で連続して表示されている、ことを特徴としたものとすれば、ナイフの先端側をガイドスリットでガイドさせながらナイフの基端側を目測で目盛りに合わせることにより、バウムクーヘンを正確な平行の状態にて切り分けやすいものとなる。

さらに、上述したバウムクーヘンの包装容器において、その側板は箱体の外側板を兼ねており、箱体の左右外側面に一対の回転ノブが露出した状態にて、バウムクーヘンの切り分け作業を行うものとされている、ことを特徴としたものとすれば、回転ノブを箱体の外側から直接把持して回転させることが可能になるため、バウムクーヘンの切り分け作業をさらに行いやすいものとなる。

さらにまた、上述したバウムクーヘンの包装容器において、その回転ノブには外周面の全周に亘って歯車の歯が形成されているとともに、この歯に噛合して回転ノブを回転させる歯車とその歯車を回転駆動させる電動モータとを有した回転駆動装置を備えており、この回転駆動装置をその歯車が回転ノブの歯に噛合した状態で付設して作動させることにより、バウムクーヘンを自動で回転させることを特徴としたものとすれば、切り分け作業時に手動でバウムクーヘンを回転させる手間が不要となるため、一層正確な切り分けを行いやすいものとなる。

加えて、上述したバウムクーヘンの包装容器において、その箱体は、バウムクーヘンを収納及び支持する収納室の底板の下方空間に第２の収納室を備えており、開閉蓋とされた前記底板を開くことで第２の収納室が開口する、ことを特徴としたものとすれば、バウムクーヘンを収納して搬送する際に、組み立て前の各部品や切り分け前のバウムクーヘンを第２の収納室に収納することが可能なものとなる。

また加えて、上述したバウムクーヘンの包装容器において、バウムクーヘンを横向き状態で軸棒を挿通して支持する際に、バウムクーヘンの左右両端面をカバーするように各々前記端面に密着配置される部材として、中心部に軸棒を挿通させる挿通孔を有した左右一対のドーナツ板状の保護板を備えている、ことを特徴としたものとすれば、型崩れしやすいバウムクーヘンの両端側を保護しながら、一層綺麗な状態に切り分けやすいものとなる。

バウムクーヘンの中心孔に挿通した軸棒の両端側を軸孔のある左右の側板で回転可能に支持した状態で側板外面側にある回転ノブを回すことにより、バウムクーヘンを中心軸回りに回転させながら切り分けるものとした本発明によると、ホールサイズのバウムクーヘンを、変形しにくい状態で支持可能としながら綺麗に切り分けることができる。

本発明の実施の形態であるバウムクーヘンの包装容器でバウムクーヘンを支持しながら切り分け可能な状態とした正面図である。 （Ａ）は図１のＡ－Ａ線に沿う断面図、（Ｂ）は（Ａ）の状態からバウムクーヘンを外して各部品を外して纏めた状態の断面図である。 図１のバウムクーヘンの包装容器で支持したバウムクーヘンをナイフで切断している状態の斜視図である。 図１のバウムクーヘンの包装容器の変形例を示す部分正面図である。 （Ａ）は図１のバウムクーヘンの包装容器に回転駆動装置を付設した応用例の部分正面図、（Ｂ）は（Ａ）の回転駆動装置の側面図である。

以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。尚、本発明において、ナイフには和式の包丁や樹脂製のナイフ状切断用具も含まれるものとする。

図１は、本実施の形態であるバウムクーヘンの包装容器１Ａを正面図で示しており、箱体１０Ａ上部の収納室１１内に、バウムクーヘン２を支持した状態である。この包装容器１Ａは、中心孔２０を有して円柱状に形成された所謂ホールサイズのバウムクーヘン２を収納する紙製の箱体１０Ａと、バウムクーヘン２の中心孔２０の内径と一致又はそれよりも僅かに小さい外径及び中心孔２０の長さよりも僅かに長い円筒状の軸棒６と、この軸棒６の両端側に嵌入した円筒体の一端側を斜めに切断してなる円柱状の接続部品７を挿通させる軸孔１１０を有してバウムクーヘン２の長さよりも広い間隔で箱体１０Ａの収納室１１に設けられて横向きの軸棒６を左右の軸孔１１０，１１０の部分で中心軸回りに回転可能に支持する左右一対の側板１１ａ，１１ｂを備えている。

この側板１１ａ，１１ｂは、箱体１０Ａの外側面の一部を構成しているものであるが、その外面から軸孔１１０，１１０を介して各々突出した接続部品７，７の先端側を内面側に形成した挿入穴５９，５９に嵌入させてその中心軸線を軸棒６の中心軸線に一致した状態で固定される、左右一対の円盤状の回転ノブ５Ａ，５Ａも備えている。

そして、軸棒６が挿通されたバウムクーヘン２を、箱体１０Ａ上部側の収納室１１内の所定高さ位置にて左右の側板１１ａ，１１ｂにより支持した状態で、箱体１０Ａの外側板を兼ねる側板１１ａ，１１ｂの外面側に露出した回転ノブ５Ａ，５Ａのうち、いずれかを手で把持して回すことにより、横向きに支持されているバウムクーヘン２を中心軸回りに回転させながら、図示しないナイフを用いて所定幅のドーナツ状に切り分けるものとされている。

本発明において斯かる構成を採用したことにより、バウムクーヘン２の中心孔２０に挿通した軸棒６の両端側を、軸孔１１０のある左右の側板１１ａ，１１ｂにより回転可能な状態で所定の高さ位置にて安定的に支持するとともに、側板１１ａ，１１ｂ外面側に露出した回転ノブ５Ａを使用して、バウムクーヘン２を中心軸回りに回すことが可能となるため、ホールサイズのバウムクーヘン２を変形しにくい状態に保ちながらバウムクーヘン２の軸回転に伴ってカットするだけで、刃物の扱いに慣れていない子供であっても切断線を傾けることなく、これを綺麗に切り分けることができる。

また、本実施の形態においては、図２（Ａ），（Ｂ）に示すように、その箱体１０Ａにおける上面及びそれから続く前面側の所定範囲が一連の開閉蓋１４とされて、それを開くことで収納室１１内が大きく露出可能とされている。また、その背面側は直立状態で固定された背面板１３とされ、この背面板１３の内側面上部側には、横向きに支持されるバウムクーヘン２の長さ方向に亘る横幅を有した横長長方形のガイド板１５が、その下端側を背面板１３内側面から持ち上げられた状態で上端側を背面板１３の上端部に接続されている。

このガイド板１５には、図３に示すようにバウムクーヘン２を切り分ける際に、ナイフ２００の先端側を挿入させて切断位置・方向を案内するために軸棒６の中心軸線に対し直角方向に形成された複数本のガイドスリット１５０が、切り分け幅に応じた間隔で長手方向に亘って連続して設けられており、ホールサイズのバウムクーヘン２をガイドスリット１５０，１５０の間隔に一致した幅の等間隔で、軸棒６の中心軸線に対し直角にカットしやすいようになっている。

また、本実施の形態のバウムクーヘンの包装容器１Ａにおいては、その箱体１０Ａが、バウムクーヘン２を収納及び支持する空間になる収納室１１の底板１１ｃの下方空間に、第２の収納室１２を形成しており、開閉蓋とされたその底板１１ｃを開くことで、第２の収納室１２の上方が総て開口するようになっている。そのため、バウムクーヘン２を収納して搬送する際に、真空パック等で包装されたバウムクーヘン２を収納室１１に収納しながら、図２（Ｂ）に示すように、組み立て前の部品である軸棒６、接続部品７，７、回転ノブ５Ａ，５Ａ、保護板４，４を、第２の収納室１２内に総て収納することができる。

尚、前述した保護板４，４は、バウムクーヘン２を横向き状態で軸棒を挿通して支持する際に、バウムクーヘン２の左右両端面をカバーするように各々密着配置される部材であり、その中心部に軸棒６を挿通させるための挿通孔４０を有した左右一対のドーナツ板状とされて、型崩れしやすいバウムクーヘン２の両端面を保護した状態での運搬・保存を可能とするとともに、切り分け作業時にも両端面の変形を回避するため、一層に綺麗な切り分けを行いやすくしている。また、開閉蓋１４を閉めた状態の箱体１０Ａ上面中央部には、樹脂製の持ち手８が設けられている。

さらに、本実施の形態においては、図３に示したように、箱体１０Ａの収納室１１の底面側を構成する底板１１ｃの手前側に、ナイフ２００を位置決めする際の目安として使用される複数個の目盛り１８０が、ガイドスリット１５０の各位置に対応するようにガイド板１５の長手方向に沿う方向にて、ガイドスリット１５０，１５０の間隔と同間隔で連続して表示されている目盛り表示部１８を備えており、ナイフ２００の先端側をガイドスリット１５０で位置決めしながらナイフ２００の基端側を目測にて目盛り１８０に合わせることにより、バウムクーヘン２の切り分け作業を一層正確且つ容易に行えるようにしている。

図４は、図１に示したバウムクーヘンの包装容器１Ａの変形例としてのバウムクーヘンの包装容器１Ｂを示している。このバウムクーヘンの包装容器１Ｂは、収納室１６の下方に形成された第２の収納室１７が、ホールサイズのバウムクーヘン２を収納できるサイズを有しており、且つ、付属した各部品も総て収納できるようになっている。そのため、真空パック等で包装されたバウムクーヘン２を、上下二つの収納室１６，１７に各々１本ずつ、合計２本を収納することも可能なものとなる。

図５は、図１のバウムクーヘンの包装容器１Ａに回転駆動装置５０を付設した応用例としてのバウムクーヘンの包装容器１Ｃを示しており、図（Ｂ）は図（Ａ）の回転駆動装置５０を側面図で示している。この応用例では、バウムクーヘンの包装容器１Ｃの付属部品である回転ノブ５Ｂの外周面全周に亘って歯車の歯が形成されているとともに、この歯に噛合して回転ノブ５Ｂを回転させる歯車５５と、その歯車５５を回転駆動させる電動モータ５２と、バッテリ５４を内装した本体ケース５１とを有した電動式の回転駆動装置５０備えている点を特徴としている。

また、この回転駆動装置５０は、回転ノブ５Ｂにおける歯がない小径部にこれを吊り下げるためのアーチ状の掛止部５３を備えているとともに、モータ５２の駆動を手動でＯＮ／ＯＦＦ操作するためのスイッチ５６を備えている。そして、この回転駆動装置５０を付設した状態で作動させることにより、バウムクーヘン２を自動的に回転させることが可能となり、切り分け作業の際に手動でバウムクーヘン２を手で回転させる手間を要さないことから、一層正確且つ綺麗に切り分けやすいものとなる。

以上、述べたように、バウムクーヘンの包装容器について、本発明により、ホールサイズのバウムクーヘンを変形しにくい状態で支持しながら綺麗に切り分けられるようになった。

１Ａ，１Ｂ，１Ｃ 包装容器、２ バウムクーヘン、４ 保護板、６ 軸棒、５Ａ、５Ｂ 回転ノブ、７ 接続部品、１０Ａ，１０Ｂ 箱体、１１，１２，１６，１７ 収納室、１１ａ，１１ｂ 側板、１１ｃ 底板、１３ 背面板、１４ 開閉蓋、１５ ガイド板、１８ 目盛り表示部、２０ 中心孔、４０ 挿通孔、５０ 回転駆動装置、５２ 電動モータ、５４ バッテリ、５５ 歯車、５９ 挿入穴、１１０ 軸孔、１５０ ガイドスリット、１８０ 目盛り、２００ ナイフ

Claims (7)

1. 中心孔を有した円柱状のバウムクーヘンを収納するとともに所定高さの横向き状態で支持可能な前記バウムクーヘンの包装容器において、前記バウムクーヘンを収納する収納室を有した箱体と、前記中心孔の内径に略一致する外径及び前記中心孔の長さ以上の長さを有した円筒状の軸棒と、該軸棒の両端側又は前記両端側に嵌入した円柱状の接続部品を挿通させる軸孔を有して前記バウムクーヘンの長さよりも広い間隔で前記箱体に設けられて横向きの前記軸棒を前記軸孔で中心軸回りに回転可能に支持する左右一対の側板と、該左右一対の側板の外面から前記軸孔を介し各々突出した前記軸棒又は前記接続部品の先端側を内面側に形成した挿入穴に嵌入させてその中心軸線を前記軸棒の中心軸線に一致した状態で固定される左右一対の円盤状の回転ノブと、を備えており、前記軸棒が挿通された前記バウムクーヘンを前記箱体内の所定高さ位置にて前記左右一対の側板で支持した状態で、前記側板の外面側にある前記回転ノブを回すことにより前記バウムクーヘンを中心軸回りに回転させながら、ナイフを用いて所定幅のドーナツ状に切り分けるものとされている、ことを特徴とするバウムクーヘンの包装容器。
   
2. 前記箱体は、前面側及び上面側が開閉蓋とされ背面側が直立状態で固定された背面板とされており、前記背面板の内側面上部側には、横向きに支持される前記バウムクーヘンの長さ方向に亘る横幅を有した横長長方形のガイド板が、その一部を前記背面板から持ち上げられた状態で配設されており、前記ガイド板には、前記バウムクーヘンを切り分けるナイフの先端側を挿入させて切断位置・方向を案内するために前記軸棒の中心軸線に対し直角方向に形成された複数本のガイドスリットが、所定間隔で長手方向に亘って設けられている、ことを特徴とする請求項１に記載したバウムクーヘンの包装容器。
3. 前記箱体の前記バウムクーヘンを収納及び支持する前記収納室の底面側を構成する底板の手前側には、前記ナイフを位置決めする際の目安として使用される複数個の目盛りが、前記複数本のガイドスリットの位置に各々対応するように、前記ガイド板の長手方向に沿う方向にて前記ガイドスリットの間隔と同間隔で連続して表示されている、ことを特徴とする請求項２に記載したバウムクーヘンの包装容器。
4. 前記側板は、前記箱体の外側板を兼ねており、前記箱体の左右外側面に前記左右一対の回転ノブが露出した状態にて、前記バウムクーヘンの切り分け作業を行うものとされている、ことを特徴とする請求項１，２又は３に記載したバウムクーヘンの包装容器。
5. 前記回転ノブには、外周面の全周に亘って歯車の歯が形成されているとともに、前記歯に噛合して前記回転ノブを回転させる歯車と該歯車を回転駆動させる電動モータとを有した回転駆動装置を備えており、前記回転駆動装置を前記歯車が前記回転ノブの歯に噛合した状態で付設して作動させることにより、前記バウムクーヘンを自動で回転させる、ことを特徴とする請求項１，２，３又は４に記載したバウムクーヘンの包装容器
6. 前記箱体は、前記バウムクーヘンを収納及び支持する前記収納室の底板の下方空間に第２の収納室を備えており、開閉蓋とされた前記底板を開くことで前記第２の収納室が開口する、ことを特徴とする請求項１，２，３，４又は５に記載したバウムクーヘンの包装容器。
7. 前記バウムクーヘンを横向き状態で前記軸棒を挿通して支持する際に、前記バウムクーヘンの左右両端面をカバーするように各々前記端面に密着配置される部材として、中心部に前記軸棒を挿通させる挿通孔を有した左右一対のドーナツ板状の保護板を備えている、ことを特徴とする請求項１，２，３，４，５又は６に記載したバウムクーヘンの包装容器。
   

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