JPH0377817A - 茶ポリフェノール化合物含有口腔洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、緑茶から水又は有機溶剤で抽出１７た抗ムシ
歯菌活性を有するポリフェノール化合物を含有する事を
特徴とする基ポリフェノール化合物含有口腔洗浄剤に関
する。

〔産業上の利用分野〕

食生活が多様化を続ける現代において、ムシ歯及び口腔
衛生は人間の健康を左右する主要因に位置付けられてい
る。本発明はムシ歯予防及び口腔衛生の向」二を目的と
して成されたものである。

〔従来の技術〕

従来のムシ歯予防及び口腔衛生に対応する手段としては
歯磨き、あるいは口腔洗浄剤の使用が挙げられ、特に［
３腔洗浄剤については歯磨ぎ効果を向」二させるに力し
４で口腔内の殺菌効果も有する点から消費者需要が近年
急増している。

従来の口腔洗浄剤の効果成分と（７ては、エタノール等
の低級アル“−λ−ル、アルキル硫酸ナトリウム等のア
ニオン性界面活性剤やポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
等の非イオン性界面活性剤（特願昭６Ｏ−５００７２９
）、ジクロロヒドロキシ・ジブエニルエーテル等の抗菌
剤（特願昭６１、−２５１５６０）、アルミニウム粉末
等の非硬質の水不溶性研摩剤（特願昭５７−１６Ｂ８８
６）、並びにデキストラナーゼ等の酵素剤が周知である
。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の口腔洗浄剤の効果成分は、主としてエタノールと
界面活性剤であり、それぞれが殺菌と洗浄効果を呈する
事は周知であるが、口腔衛生上置も問題となるムシ両画
（スト１〜ブトコツカス・ミュータンス）に対する効果
は小啓い、同様に、アルミニウム粉末やデキストラナー
ゼ等は歯垢の除去には有効であるが、ムシ両画に対する
抑制効果は殆ど期待できない。

ジクロロヒドロキシ・ジフェニルエーテル等の抗菌剤を
併用する方法では、殺菌効果は十分であっても、口腔粘
膜への刺激性及び安全性の見地か。

ら好ましいものではない。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、−膜内な口腔洗浄剤組成に緑茶より水
及び有機溶剤で抽出したポリフェノール化合物を添加す
る事でムシ歯菌増殖抑制作用を付与する事が可能である
。

本発明における茶ポリフェノール化合物は、緑茶葉（テ
ィア・シネンシス）から熱水抽出、あるいはエタノール
等の低級アルコール、酢酸エチル等の低級エステルに代
表される有機溶剤抽出分画により得られるもので、カテ
キン、エビカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン
、カテキンガレート、エビカテキンガレート、エピガロ
カテキンガレート等のムシ歯菌増殖抑制効果の高いカテ
キン類及びその没食子酸エステルを主成分とし、ムシ歯
菌増殖抑制効果を呈する実効濃度の設定はストレプトコ
ッカス・ミュータンス属細菌に対する各々の最小阻止濃
度（ＭＩＣ）を基準とする。

〔作用〕

本発明における茶ポリフェノール化合物即ち、カテキン
類及びその没食子エステルのストレプトコッカス・ミュ
ータンス属細菌に対するＭＩＣは５００〜１１０００ｐ
ｐであり、その効果はエタノール及び界面活性剤との相
乗作用により向上する。更に、カテキン類及びその没食
子酸エステルは、人間の食生活に一千年来定着した茶に
由来する成分であるので、他の抗菌製剤に比較して安全
性の点において非常に優れたものである。

以下、実施例及び試験例にて本発明を具体的に説明する
が、本発明の範囲を限定するものではない。

〔実施例〕

実施例、１ 乾燥茶菓１００Ｋｇから熱水１０００Ｊ２にて抽出・濃
縮して得られる粗緑茶抽出物１３０Ｋｇを酢酸エチル１
００！にて５回抽出を行い、酢酸エチル層を分取し、溶
剤を減圧留去して茶ポリフェノール化合物１０Ｋｇを得
た０本精製緑茶抽出物（ポリフェノール含有量６７％）
を１ｍｇ／ｍｌ及び４ｍｇ／ｍｌ濃度で含有するプレイ
ン・ハート・インフュージョン寒天培地を調製し、スト
レプトコッカス・ミュータンス（鈷＝芒斐逸迎總ａ＋ｕ
ｔａｎｓ　　酊８１４ｇ　）を接種後、３７℃で培養し
た際の生菌数の変化を無添加区を対照として調べた結果
、図ＩＡに示す様に１　ｍ　ｇ　／　ｍ　ｌでは４８時
間後、　４　ｒＨｇ　／　ｍ　ｌでは２４時間後に生菌
数は０となり、ストレプトコッカス・ミュータンスの生
育阻害効果を呈した。また、リン酸緩衝生理食塩液に緑
茶の熱水抽出物を１ｍｇ／ｍｌ！濃度となる様に添加し
、上記と同様の試験を行い、無栄養下でのストレプトフ
ッカス・ミュータンスに対する致死効果を調べた結果、
図ＩＢに示した通り２４時間で生菌数は０となった。

［試験例］ 試験例、１ 下記に示した処方にて作製した茶ポリフェノール含有口
腔洗浄剤中に生菌数ｌＸｌ０’個／　ｍ　ｌとなる様に
ストレプトコッカス・ミュータンスを接種し、実施例１
と同様に致死効果を確認した結果、図２に示した様に著
しい効果を呈した。

また、同様に市販の口腔洗浄剤（ワーナー・ランバート
社製）を用いて同様の試験を行い、対照とした。

（処方） ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　２．０エタノール
　　　　　　　　　　　　２０．０グリセリン　　　　
　　　　　　　４．０７０％ソルビット　　　　　　　
　　４．０サツカリン酸Ｎａ　　　　　　　　　　　０
．０３パラオキシ安息香酸ブチル　　　　　０．０３茶
ポリフ工ノール化合物（実施例１）０．１香料　　　　
　　　　　　　　　　　０．２リン酸二水素ナトリウム
　　　　　　０．１水　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　６９．５４〔発明の効果〕 本発明により、ムシ歯予防を中心とした口腔両生の水準
を向」ニさせることは、人間の健康生活を維持する上で
不可欠な要因であると考える。

【図面の簡単な説明】

図ＩＡはブ１ツイン・ハート・インフュージョン培地中
、図１　Ｂはリン酸緩衝液中での基ポリフェノール化合
物のストレプトコッカス・ミュータンスに対する抗菌活
性を示している。 図２は、茶ポリフェノール化合物含有口腔洗浄剤のスト
レブ）・コツカス・ミュータンスに対する抗菌効果を示
したものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 緑茶（ティア・シネンシス：Ｔｈｅａ　ｓｉｎｅｎｓｉ
   ｓ）から水又は有機溶剤で抽出した抗ムシ歯菌活性を有
   するポリフェノール化合物を含有する事を特徴とする茶
   ポリフェノール化合物含有口腔洗浄剤。