JPH037754Y2 - - Google Patents

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JPH037754Y2
JPH037754Y2 JP148886U JP148886U JPH037754Y2 JP H037754 Y2 JPH037754 Y2 JP H037754Y2 JP 148886 U JP148886 U JP 148886U JP 148886 U JP148886 U JP 148886U JP H037754 Y2 JPH037754 Y2 JP H037754Y2
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JP
Japan
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adhesive
tube plate
tank body
groove
hem
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JP148886U
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は接着剤により合成樹脂製のタンクとチ
ユーブプレートとを接合するものにかかり、両者
の接合の後に接着不良部分を容易に補修できるも
のに関する。
〔従来技術及びその問題点〕
自動車用熱交換器として広く用いられている合
成樹脂製タンクは、Oリングを介してチユーブプ
レートの周縁との間がカシメ構造により接合され
ていた。そのため、Oリングの弾発力によりチユ
ーブプレートのカシメ部に応力腐食を生じる虞れ
があつた。又、合成樹脂製タンクの裾部とチユー
ブプレートの溝とを接着剤により接合する提案も
なされていた。しかしながら、接着剤により合成
樹脂製タンクとチユーブプレートとを接合した場
合には後に接合不良が発見されたり、使用中に接
着の一部に剥離が生じたりした場合、タンクとチ
ユーブプレートとを分解することが困難であり、
不良個所を補修することができなかつた。
〔考案の目的及び構成〕
そこで、本考案はタンク本体4とチユーブプレ
ート12との接合の後に不良部分を補修すること
ができる接合構造を提供することを目的とし、そ
の構成は次のとおりである。
即ち、タンク本体4の開口部の外縁に小フラン
ジ状の裾部1を一体形成する。それと共に、裾部
1の外周面に溝状の接着剤溜り部2を形成する。
そして、裾部1の露出面より接着剤溜り部2に貫
通する接着剤補充孔3を設ける。次に、チユーブ
プレート12の外周に溝部5を形成し、それがタ
ンク本体4の裾部1に嵌着するように構成する。
さらに、その溝部5の外側壁に係合部7を形成
し、該係合部7が裾部1の外周面に凹設又は突設
された係止部6に整合するように構成する。そし
て、接着剤10を介してタンク本体4とチユーブ
プレート12とを接合したことを特徴とする。
従つて、本構成によれば、チユーブプレート1
2とタンク本体4との接合の後に、接着剤補充孔
3を介して補修接着剤11を充填することがで
き、それにより接着不良個所を補修し得る。
〔考案の実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の一実施例につき
説明する。
第1図は本考案の要部を示す横断面図であり、
第2図は同構造の組立斜視横断面図である。
この実施例ではタンク本体4が6−6ナイロン
等の合成樹脂材からなり、一端が開口した細長い
箱状に形成され、その外周縁に小フランジ状の裾
部1が突設形成されている。そして、該裾部1の
外周面に溝状の接着剤溜り部2が形成されると共
に、該溝の一方の内面が歯型状になり、その凹部
に係止部6が形成されている。それと共に裾部1
の露出側外面に接着剤補充孔3が穿設され、該接
着剤補充孔3が係止部6を介して接着剤溜り部2
に連通している。次に、チユーブプレート12は
金属板を曲折形成してなり、多数のチユーブ8の
端部が液密にろう付け固定されている。そして、
チユーブプレート12の全外周縁には溝部5が環
状に形成され、該溝部5にタンク本体4の裾部1
が嵌着し得るように構成されている。それと共
に、溝部5の外側壁には適宜間隔で係合部7が設
けられ、該係合部7がタンク本体4の係止部6に
整合するように構成されている。而して、タンク
本体4とチユーブプレート12とを接合するには
先ず、チユーブプレート12の溝部5に接着剤1
0を塗布しておく。それと共に、タンク本体4の
裾部1の外周にプライマーを塗布する。そして、
タンク本体4の裾部1をチユーブプレート12の
溝部5に嵌着する。すると、係合部7が係止部6
に嵌入し、抜け止め固定される。それと共に、両
者が接着剤10により液密に接合される。なお、
余分な接着剤10は接着剤溜り部2に浸入する。
このようにして接合されたタンク本体4とチユー
ブプレート12との接着部分において、一部不良
個所が存在した場合には、第1図に示す如く接着
剤補充孔3から補修接着剤11を充填し、それを
裾部1と溝部5との隙間に浸入させる。そして、
両者の間を再度接合すればよい。
次に、第3図は本考案の第2実施例であり、こ
の実施例ではタンク本体4の裾部1の外側面に係
止部6が突設したものであり、この係止部6にチ
ユーブプレート12の係合部7が整合して両者が
抜け止めされるように構成したものである。
〔考案の効果〕
本考案の熱交換器用タンク構造は以上のような
構成からなり、次の効果を有する。
(1) 本構造はタンク本体4の接着剤補充孔3を接
着剤溜り部2に貫通するように構成したから、
チユーブプレート12の溝部5とタンク本体4
の裾部1とを一旦接合した後に、接着剤補充孔
3を通じて補修接着剤11を充填することがで
きる。それにより、接合不良部分を補修するこ
とができる。
(2) 又、本構造はチユーブプレート12の係合部
7とタンク本体4の係止部6とが整合するよう
に構成されているから、タンク本体4の裾部1
をチユーブプレート12の溝部5に嵌着するこ
とにより、両者を抜け止め固定することができ
る。しかも、本構造は補修接着剤11が係止部
6と係合部7との間にも浸入し、より接着強度
を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部横断面図、第2図は同実
施例の横断面組立斜視図、第3図は本考案の第2
実施例の要部横断面図。 1……裾部、2……接着剤溜り部、3……接着
剤補充孔、4……タンク本体、5……溝部、6…
…係止部、7……係合部、8……チユーブ、9…
…フイン、10……接着剤、11……補修接着
剤、12……チユーブプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口部の外縁に小フランジ状の裾部1が一体に
    形成されると共に、該裾部1の外周面に溝状の接
    着剤溜り部2を形成し且つ、前記裾部1の露出面
    より前記溜り部2に貫通する接着剤補充孔3を設
    けた合成樹脂製のタンク本体4と、前記タンク本
    体4の裾部1が嵌着する溝部5を外周縁に形成す
    ると共に、前記裾部外周面に凹設又は凸設された
    係止部6に整合するように、前記溝部5の側壁内
    面に係合部7を形成したチユーブプレート12
    と、を具備し、接着剤10により前記タンク本体
    4とチユーブプレート12とが接合するように構
    成した熱交換器用タンクの接合構造。
JP148886U 1986-01-08 1986-01-08 Expired JPH037754Y2 (ja)

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JP148886U JPH037754Y2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08

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JP148886U JPH037754Y2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08

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JPS62118979U JPS62118979U (ja) 1987-07-28
JPH037754Y2 true JPH037754Y2 (ja) 1991-02-26

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