JPH0376831B2 - - Google Patents

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JPH0376831B2
JPH0376831B2 JP61116097A JP11609786A JPH0376831B2 JP H0376831 B2 JPH0376831 B2 JP H0376831B2 JP 61116097 A JP61116097 A JP 61116097A JP 11609786 A JP11609786 A JP 11609786A JP H0376831 B2 JPH0376831 B2 JP H0376831B2
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JP
Japan
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doped
film
layer
membered heterocyclic
oxygen group
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Application number
JP61116097A
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JPS62273848A (ja
Inventor
Ryuichi Sugimoto
Tadashi Asanuma
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な導電性膜に関する。さらに詳し
くはドーパンド含有量が異なる2層以上を層より
なる酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体
多層膜およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体は
適当なドーパンドをドーピングすることにより絶
縁体から半導体、さらに導電導体へと変化するこ
とが知られている。またドーピング、脱ドーピン
グか可能なことから二次電池、太陽電池、光導電
材料、光機能素子および種々の電子デバイス材料
の分野で利用可能である。
これらの酸素族元素を含む複素5員環式化合物
重合体の製造方法としては電解酸化重合法および
酸化剤を用いた化学的酸化重合法の2通りの方法
が公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら酸素族元素を含む複素5員環式化
合物重合体はいずれの方法で合成したものでもド
ーピング状態が不安定なため、溶媒での洗浄や、
単に空気中に保存しておくだけでも急速に脱ドー
ピングが起こり導電性が悪くなることが知られて
いる。従つてこれらの重合体を用いて、ドーパン
ト量の異なる複数の層よりなる重合体多層膜を製
造することはできなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記問題を解決する方法について
鋭意検討し本発明を完成した。
即ち本発明は ドーパント含有量が異なる2層以上の層よりな
る酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体多
層膜である。
また本発明の他の発明は 2価以上の価数を有する嵩高いアニオンをドー
ピングした層と1価のアニオンをドーピングした
層よりなり、またはその繰り返しである多層より
なる酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体
多層膜を脱ドーピング処理することを特徴とする
ドーパント含有量が異なる2層以上の層よりなる
酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体多層
膜の製造方法である。
本発明の多層膜については併せてその製造につ
いて述べることで以下に詳しく説明する。
本発明の多層膜を構成する重合体の単量体であ
る酸素族元素を含む複素5員環式化合物はフラ
ン、チオフエン、セレノフエン、テルロフエンお
よびそれらの3、4位に置換基を有する誘導体で
ある。これらを用いた重合体膜の製造法は良く知
られており、例えば 化学 40巻10号 686−687
ページ(1985)に種々の例が示されている。
本発明の方法では酸素族元素を含む複素5員環
式化合物重合体膜にまず2価以上の価数を有する
嵩高いアニオンがドーピングされる。このドーピ
ングは重合の際に同時に、あるいは重合体膜とア
ニオンを接触させることで行われる。
ここで2価以上の価数を有する嵩高いアニオン
とは、好ましくはアニオンの直径が10Å以上の嵩
高いものであつて、例えばリチウムデカクロロデ
カボレート、リチウムドデカクロロドデカボレー
トのアニオンであるB10Cl2- 10、B12Cl2- 12などや、ポ
リスチレンスルホン酸ナトリウムやポリビニル硫
酸カリウムなどのアニオン性高分子化合物のアニ
オンなどが挙げられる。
次いで2価以上の価数を有する嵩高いアニオン
がドーピングされた重合体膜上にさらに酸素族元
素を含む複素5員環式化合物重合体膜が形成され
る。この層にはドーパントとしては1価のアニオ
ンが使用される。1価のアニオンとしては、例え
ばホウフツ化リチウム、過塩素酸リチウムのアニ
オンであるBF4 -、ClO4 -などが挙げられる。この
ドーピングは重合時に同時に行うことができる。
上記操作を1度以上繰り返すことで2価以上の
価数を有する嵩高いアニオンをドーピングした層
と、1価のアニオンをドーピングした層が連続的
に2層以上積層される。
こうして得られた多層からなる酸素族元素を含
む複素5員環式化合物重合体膜は次いで脱ドーピ
ングされる。
脱ドーピングの方法としては、電気化学的脱ド
ーピング、アルカリ処理による脱ドーピング、熱
処理による脱ドーピングなどの方法で行なえば良
い。2価以上の価数を有する嵩高いアニオンは、
1価アニオンに比べて脱ドーピングされにくく、
しかも安定であるため、通常の温和な脱ドーピン
グ条件を用いることにより、1価のアニオンが脱
ドーピングされ、2価以上のアニオンはドーピン
グされたドーパント量の異る多層膜が形成され
る。
第1図は本発明の多層膜の断面図であつて、2
価のアニオンがドーピングされた層1と、脱ドー
ピングされた層2からなる2層膜を示す。第2図
は同じく2価のアニオンがドーピングされた層3
と脱ドーピングされた層4からなる4層の多層膜
を示す。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに説明す
る。
実施例 1 100c.c.容のパイレツクスガラス製電解槽を用い
導電性ガラス(ネサガラス)(50mm×25mm)を陽
極、ニツケル板(50mm×25mm)を陰極とし、窒素
ボツクス中で、リチウムデカクロロデカボレート
(Li2B10Cl10)1gをベンゾニトリル50mlに溶解
した支持電解質にさらにチオフエン3gを入れ、
陽極を約2/3浸漬して室温で10Vの印加電圧をか
けて10秒間電解酸化重合した。
かくして陽極上に青色のポリチオフエンフイル
ムが生成した。両電極をアセトニトリルで洗浄し
た。ついで陽極のネサガラスを上下逆にしたのち
別に用意したホウフツ化リチウム1gとチオフエ
ン3gを含むベンゾニトリル50mlの液中に同様に
両電極を含浸して、再び10Vの印加電圧で10秒間
電解酸化重合した。陽極のネサガラスを取り出し
アセトニトリルで洗浄後、減圧で乾燥した。
重合体膜は第3図のように生成しており、図中
6の部分はB10Cl2- 10がドーピングしている部分、
7の部分はBF4 -がドーピングしている部分、8
の部分はB10Cl2- 10がドーピングされた肩の上に
BF4 -がドーピングされた層が積層されて2層に
なつている部分である。
このサンプルを60℃で24時間熱処理したとこ
ろ、6の部分は青色のまま変化しなかつたが7の
部分は青色から赤色に、8の部分は青色から紫色
に変化した。加熱処理前後の6,7,8の部分の
吸収スペクトル変化を第4図、第5図、第6図に
示した。
この結果からB10Cl2- 10がドーピングされた層は
ドーパント量がほとんど変化していないがBF4 -
がドーピングされた層は脱ドーピングが起こり、
ポリチオフエンフイルムの片側がドーピング、反
対側が脱ドーピングされた2層よりなる重合体膜
が得られることがわかる。
実施例 2 実施例1においてチオフエンの代わりにセレノ
フエンを用いた以外は実施例1と同様にして重合
体膜を製造したところ片側にB10Cl2- 10がドーピン
グされ、反対側が脱ドーピングされた2層からな
る紫色のフイルムが得られた。
実施例 3 実施例1においてリチウムデカクロロデカボレ
ートの代わりにリチウムドデカクロロドデカボレ
ートを用いた以外は実施例1と同様に行なつたと
ころ実施例1と同様の結果が得られた。
比較例 実施例1においてリチウムデカクロロデカボレ
ートの代わりにアニオンの大きさが10Å以下であ
る過塩素酸リチウムを用いた以外は実施例1と同
様にして行なつて得られたフイルムは、60℃24時
間の熱処理によつて2層とも脱ドーピングされて
しまつた。
実施例 4 実施例1において熱処理の代わりにアンモニア
0.1%を含有するメタノールで洗浄したところ実
施例1と同様の結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の多層膜は電気特性の異る層を2層以上
有する安定な膜であり、種々の電気素子としての
用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は2層よりなる酸素族元素を含む複素5
員環式化合物重合体多層膜の断面である。第2図
は4層よりなる酸素族元素を含む複素5員環式化
合物重合体多層膜の断面である。第3図は実施例
1で示した脱ドーピング前のポリチオフエン膜の
断面である。第4図は実施例1における2価のア
ニオンがドーピングされたポリチオフエン膜の熱
処理前後の吸収スペクトルである。第5図は実施
例1における1価のアニオンがドーピングされた
ポリチオフエン膜の熱処理前後の吸収スペクトル
である。第6図は実施例1におけるポリチオフエ
ン2層膜の加熱前後の吸収スペクトルである。 1……2価アニオンがドーピングされた層、2
……脱ドーピングされた層、3……2価アニオン
がドーピングされた層、4……脱ドーピングされ
た層、5……ネサガラス、6……2価アニオンが
ドーピングされた層、7……1価アニオンがドー
ピングされた層、8……積層された層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドーパント含有量が異なる2層以上の層より
    なる酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体
    多層膜。 2 2価以上の価数を有する嵩高いアニオンをド
    ーピングした層と1価のアニオンをドーピングし
    た層よりなり、またはその繰り返しである多層よ
    りなる酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合
    体多層膜を脱ドーピング処理することを特徴とす
    るドーパント含有量が異なる2層以上の層よりな
    る酸素族元素を含む複素5員環式化合物重合体多
    層膜の製造方法。
JP61116097A 1986-05-22 1986-05-22 複素5員環式化合物重合体多層膜およびその製造方法 Granted JPS62273848A (ja)

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