JP3144410B2 - キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ - Google Patents

キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ

Info

Publication number
JP3144410B2
JP3144410B2 JP06518399A JP6518399A JP3144410B2 JP 3144410 B2 JP3144410 B2 JP 3144410B2 JP 06518399 A JP06518399 A JP 06518399A JP 6518399 A JP6518399 A JP 6518399A JP 3144410 B2 JP3144410 B2 JP 3144410B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacity
ion
battery
negative electrode
active material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06518399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000260422A (ja
Inventor
学 原田
利彦 西山
正樹 藤原
志奈子 岡田
雅人 黒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13279563&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3144410(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP06518399A priority Critical patent/JP3144410B2/ja
Priority to KR1020000011440A priority patent/KR100361478B1/ko
Priority to US09/520,797 priority patent/US6428928B1/en
Priority to EP00104502A priority patent/EP1035603B1/en
Priority to DE60022697T priority patent/DE60022697T2/de
Publication of JP2000260422A publication Critical patent/JP2000260422A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3144410B2 publication Critical patent/JP3144410B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/122Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M2004/026Electrodes composed of, or comprising, active material characterised by the polarity
    • H01M2004/027Negative electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0002Aqueous electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/66Selection of materials
    • H01M4/665Composites
    • H01M4/667Composites in the form of layers, e.g. coatings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池及びキャパシタ
に関する。特に、化学的、電気的に安定且つ耐熱性に優
れ、高容量の電池及びキャパシタに関する。
【従来の技術】
【0002】従来、二次電池やキャパシタ等の電極の表
面に導電性材料が成膜されて形成されたものが開発され
ている。例えば、負極電極では、ポリチオフェン、ポリ
アセチレン、ポリフェニレン、ポリピリジン等の導電性
高分子が用いられている。これらの導電性材料の導電性
を発現させるためには、一般に、電気化学的に酸化(p
ドーピング)又は還元(nドーピング)を行う必要があ
る。この酸化・還元には、ヨウ素等の腐蝕性酸化剤を用
いなければならないことや、その酸化・還元のプロセス
が煩雑であるという問題が生じていた。また、ドーパン
トとしてI、ClO 、若しくはNR (R=ア
ルキル基)等を用いる場合には、これらのドーパントが
原因で導電性材料自体が化学的・物理的に不安定になる
等の問題が生じ、その結果として、これらの導電性材料
を電極材料に用いた場合容量が小さいうえにサイクル性
が不安定になる等の問題が生じていた。
【0003】このように、ドーピング処理を行うことに
より前述したような問題が生じるため、ドーピング処理
を行わずに電極に使用することができる材料として、特
開平9−3171号及び特開平9−124777号に
は、N−オキシド化されたポリキノリンジイル重合体、
ポリキノキサリンジイル重合体、及びポリピリジンジイ
ル重合体等の導電性材料が開示されている。
【0004】一方、ジャーナル・オブ・エレクトロケミ
カル・ソサイアティ(J.Electrochem.S
oc)・140巻・2498−2500ページ(199
3年)には、ポリフェニルキノキサリンが濃塩酸水溶液
中で下記(式(1))に示されるような酸化還元反応を
行うことが開示されている。この場合、前述したような
ドーパントの代わりに塩素イオン(Cl)をドーパン
トとして用いている。
【化1】 (式中、重合度n1は少なくとも5、XはClを表
す)
【0005】また、ジャーナル・オブ・エレクトロケミ
カル・ソサイアティ(J.Electrochem.S
oc)・145巻・1193−1196ページ(199
8年)には、ポリフェニルキノキサリンが強酸(37%
塩酸、70%硝酸、99%トリフルオロ硫酸、96%硫
酸)中においても導電性を発現し、前述した式(1)に
示される反応機構と同様の機構で充放電を行うことが開
示されている。濃塩酸中でポリフェニルキノキサリンを
含む薄膜に対して定電流充電を行った結果、125mA
h/cmの容量が得られたことが報告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の導電性材料には、以下に示すような問題が生じ
ていた。一般に、導電性材料を用いて形成された二次電
池は、図1に示すように、負極電極1及び正極電極2の
2の性質の異なる電極を有してなる。前記集電体4・
4’の一主面には前記負極電極1及び正極電極2が形成
されてなり、前記負極電極1及び正極電極2がセパレー
タ3を挟持するように設置されている。負極電極1及び
正極電極2は一般に、導電性材料を集電体4・4’表面
に施すことにより形成され、前述したポリキノリンジイ
ル重合体、ポリフェニルキノキサリン等のポリキノキサ
リンジイル重合体、及びポリピリジンジイル重合体等の
導電性材料は負極電極1を形成するための材料として用
いられる。しかしながら、特開平9−3171号及び特
開平9−124777号に開示されたN−オキシド化さ
れたポリキノリンジイル重合体、ポリキノキサリンジイ
ル重合体、及びポリピリジンジイル重合体等の芳香族複
素環化合物からなる導電性材料は電解液中での反応性が
低いため元々容量が低いうえ、水又は有機溶媒に可溶で
あるため、これらの導電性材料を図1に示される二次電
池に用いた場合にはこれらの導電性材料が電解液に溶出
してしまい、元々低い電池の容量がさらに大幅に低減し
てしまうという問題が生じていた。
【0007】また、前述したような導電性材料にポリフ
ェニルキノキサリンを用いた場合、ポリフェニルキノキ
サリンは、単位ユニット、すなわち1のモノマー当たり
の分子量が大きい上、前記式(1)に示される反応機構
に示されるように、ドーパントに塩素イオンを用いるた
め、反応電子数が2電子と少なく、体積当たり又は重量
当たりの容量が小さいという問題点が生じていた。
【0008】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものである。本発明の目的は、高い体積
エネルギー効率及び重量エネルギー効率を有する電池を
提供することである。また、本発明の目的は、高いサイ
クル特性を有する電池を提供することである。さらに、
本発明の目的は、高容量を有するキャパシタを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明者らは、キノキサリン樹脂を用いた電池及
びキャパシタに関する鋭意研究を重ねた。その結果、本
発明者らは、キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスル
ホン酸イオンを含む電解質とを活物質として含有する材
料から形成される電極を用いることにより、前記硫酸イ
オン又はスルホン酸イオン、若しくは前記陽イオンがキ
ノキサリン樹脂中のキノキサリン環の窒素原子と反応
し、負極電極と正極電極との間で酸化還元反応が進行す
るため、高い体積エネルギー効率及び重量エネルギー効
率を有する電池を得ることができるという着想に基づ
き、本発明の電池に想到した。
【0010】前述した課題を解決するための本出願第1
の発明は、キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスルホ
ン酸イオンを含む電解質とを活物質として含有する材料
からなる電極を有してなることを特徴とする電池であ
る。
【0011】上記構成を有する本出願第1の発明の電池
によると、キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスルホ
ン酸イオンを含む電解質とを活物質として含有する材料
からなる電極を有してなることにより、従来のキノキサ
リン樹脂を用いた電池と比較して酸化還元反応により移
動する電子数が多くなることで容量が大幅に向上するた
め、高い体積エネルギー効率及び重量エネルギー効率を
有する電池として得ることができる。
【0012】前述した課題を解決するための本出願第2
の発明は、請求項1に記載の電池において、前記活物質
には、気相成長カーボンからなる導電性補助剤が含まれ
たことを特徴とする。
【0013】また、本出願第3の発明は、キノキサリン
樹脂と、硫酸イオン又はスルホン酸イオンを活物質とし
含む電解質とを含有する材料からなる電極を有してな
ることを特徴とするキャパシタである。
【0014】上記構成を有する本出願第3の発明のキャ
パシタによると、キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又は
スルホン酸イオンを含む電解質とを活物質として含有す
る材料からなる電極を有してなることにより、容量が大
幅に向上するため、高容量を有するキャパシタとして得
ることができる。
【0015】前述した課題を解決するための本出願第4
の発明は、請求項3に記載のキャパシタにおいて、前記
活物質には、気相成長カーボンからなる導電性補助剤が
含まれたことを特徴とする。
【0016】また、本出願第5の発明は、集電体表面に
キノキサリン樹脂を活物質として含有する膜を施すこと
により電極を形成し、硫酸イオン又はスルホン酸イオン
を含む電解質の水溶液を用いて前記電極中のキノキサリ
ン樹脂をドーピングすることを特徴とする電池の製造方
法である。
【0017】上記構成を有する本出願第5の発明の電池
の製造方法によると、集電体表面にキノキサリン樹脂を
活物質として含有する膜を施すことにより電極を形成
し、硫酸イオン又はスルホン酸イオンを含む電解質の水
溶液を用いて前記電極中のキノキサリン樹脂をドーピン
グすることにより、従来のキノキサリン樹脂を用いた電
池と比較して酸化還元反応により移動する電子数を多く
することができるため、高い体積エネルギー効率及び重
量エネルギー効率を有する電池を容易且つ簡便に製造す
ることができる。
【0018】また、本出願第6の発明は、集電体表面に
キノキサリン樹脂を活物質として含有する膜を施すこと
により電極を形成し、硫酸イオン又はスルホン酸イオン
を含む電解質の水溶液を用いて前記電極中のキノキサリ
ン樹脂をドーピングすることを特徴とするキャパシタの
製造方法である。
【0019】上記構成を有する本出願第6の発明のキャ
パシタの製造方法によると、集電体表面にキノキサリン
樹脂を活物質として含有する膜を施すことにより電極を
形成し、硫酸イオン又はスルホン酸イオンを含む電解質
の水溶液を用いて前記電極中のキノキサリン樹脂をドー
ピングすることにより、電極間を移動する電子数を多く
することができるため、容量が大幅に向上したキャパシ
タを容易且つ簡便に製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
電池及びキャパシタ、及びこれらの製造方法を、図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係
る電池の断面模式図である。
【0021】本発明の実施の形態に係る電池は、外部電
源を用いて充電を行うことにより繰り返し利用可能な二
次電池であり、図1に示すように、集電体4・4’の一
主面にそれぞれ性質の異なる負極電極1及び正極電極2
が設置されてなり、前記負極電極1と前記正極電極2と
がセパレータ3を介して対向するように設置される。負
極電極1は、電極表面に形成され、導電性活物質である
キノキサリン樹脂と、ドーパントとして硫酸イオン又は
スルホン酸イオンを含む電解質、若しくはイオン半径が
3Å以下の陽イオンを含む電解質とを含有する膜から形
成されてなる。前記膜の厚さは20〜500μmであ
り、好ましくは50〜200μmである。正極電極2
は、導電性活物質を用いて形成される。導電性物質とし
ては、例えばポリアニリン等の高分子材料、低分子材
料、無機材料、又は金属材料等を用いる。また、セパレ
ータ3は、前述した電解質を溶解させた電解液に含浸さ
せて形成するか、若しくは固体電解質又はゲル電解質を
用いる。固体電解質とは溶媒分子を全く含まない電解質
のことであり、ゲル電解質とは前記固体電解質を電解液
で可塑化した電解質のことである。また、電解液とは、
電子伝導性がなくイオン伝導性を有する電解質を水又は
有機溶媒で溶解させて液状にしたものである。集電体4
・4’は、シート状の導電物からなる。
【0022】キノキサリン樹脂は、取扱性、電気特性、
低吸湿性等の点から、下記の一般式(2)又は一般式
(3)
【化2】
【化3】 [式中、R及びRは、各々独立に、水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシ基、スルホン基、硫酸基、ニトロ
基、アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アル
キル基、アリール基、アルコキシ基、アリルオキシ基、
ホルミル基(−COH)、ケトン基(−COR)、エ
ステル基(−CO若しくは−OCOR)、アミ
ド基(−NRCOR若しくは−CONR)、
ヘテロアリール基、シアノ基又は2つがつながって形成
される不飽和結合を含んでいてもよい2価の炭化水素基
を示し(但し、R〜Rは、水素原子、アルキル基、
アリール基又はヘテロアリール基を示す)、m及びm’
は、各々独立に0〜5の整数であり、Xは、無し(化学
結合)、
【化4】 (但し、qは1〜3の整数であり、rは1〜500の整
数であり、Aは、−Ar−(アリーレン基)、−Hr
−(ヘテロアリレン基)、−Ar−O−Ar−、
−Ar−CO−Ar−、−Ar−S−Ar−、
−Ar−SO−Ar−、−Ar−SO−Ar
−、−Ar−Q−Ar−を示し、Qは、
【化5】 (L及びLはメチル基、トリフルオロメチル基又は
2つつながって形成される不飽和結合を含んでいてもよ
い2価の炭化水素の基を示す)を示し、Z及びZ
は、それぞれ独立に、無し(化学結合)又はアリーレ
ン基を示し、Yは、無し(化学結合)、−O−又は−O
−A−O−を示す]で表される繰り返し単位を有してな
るポリキノリン樹脂が好ましい。
【0023】上記一般式(2)又は一般式(3)の定義
の中で、アルキル基としては、たとえば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、シクロ
ペンチル基、ヘキシル基、シクロへキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、ドコシル基等が挙げられる。
アリール基としては、例えば、フェニル基、ビフェニル
基、ナフチル基、アントラセニル基、ジフェニルフェニ
ル基等が挙げられる。ヘテロアリール基としては、例え
ば、ピリジル基、キノリニジル基、ピラジル基等が挙げ
られる。また、アリーレン基としては、例えば、フェニ
ル基、ビフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、
ジフェニルフェニル基等が挙げられる。ヘテロアリーレ
ン基としては、例えば、ポリアニリン基、ポリピロール
基、ポリチオフェン基、ポリフェニレンビニレン基、ア
リールチオ基、ピリジル基、ピリミジル基、ピリダジル
基、トリアジン基、キノリニジル基、ピラジル基等が挙
げられる。
【0024】Rが2つ、Rが2つ、並びにL及びL
がそれぞれ2つ、つながって形成される、不飽和結合を
含んでいてもよい2価の炭化水素基としては、例えば、
1,3−プロピレン基、1,4−ブチレン基、1,5−
ベンチレン基等のアルキレン基、
【化6】 等が挙げられる。
【0025】前記キノキサリン樹脂は、繰り返し単位中
にキノキサリン環を有する重合体であり、重合度は、電
極を形成するために均一な膜として塗布することができ
る限り特に限定されないが、係る重合度が小さいと前記
キノキサリン樹脂が電解液に溶解してしまうため、重合
度は小さすぎないのが好ましく、通常25〜500であ
り、好ましくは50〜250である。樹脂の分子量は、
形成する電極の膜厚又は塗布方法等の膜形成の目的や条
件に応じて適宜選択することができる。キノキサリン樹
脂の重量平均分子量は、10000〜1000000で
あり、好ましくは、20000〜100000である。
また、キノキサリン樹脂の数平均分子量は、3000〜
100000であり、好ましくは、5000〜1000
0である。また、前記キノキサリン樹脂は、ジャーナル
・オブ・ポリマー・サイエンス(Journal of
PolymerScience)・5巻・1453−1
466(1967)を参照して合成することができる。
前記文献に記載された方法を用いることにより、高価な
触媒を必要とすることなく短工程でキノキサリン樹脂の
合成ができるため、低コストで生産が可能であり且つ安
定的な供給が可能である。
【0026】また、本発明の実施の形態に係る電池又は
キャパシタに設置される電極表面に形成される膜に含ま
れる電解質は、前述したように、硫酸イオン又はスルホ
ン酸イオンを含むものであるか、若しくはイオン半径が
3Å以下の陽イオンを含むものである。硫酸イオンを含
む電解質とは、硫酸基を有し、電解液中で硫酸イオンに
解離する物質をいい、硫酸が挙げられる。また、スルホ
ン酸イオンを含む電解質とは、スルホン基を有し、電解
液中でスルホン酸イオンに解離する物質をいい、スルホ
ン酸イオンとしては、ベンゼンスルホン酸イオン、p−
トルエンスルホン酸イオン、塩化ベンゼンスルホン酸イ
オン、ドデシルベンゼンスルホン酸イオン、メタンスル
ホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、
ブタンスルホン酸イオン、トリクロロベンゼンスルホン
酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン、パーフルオロ
ブタンスルホン酸イオン、パーフルオロオクタンスルホ
ン酸イオン等の有機酸、若しくはポリスチレンスルホン
酸イオン、ポリビニルスルホン酸イオン、Nafion
等の高分子酸等が挙げられる。
【0027】また、イオン半径が3Å以下の陽イオンを
含む電解質とは、電解液中でイオン半径が3Å以下の陽
イオンに解離する物質をいい、例えば、プロトン、リチ
ウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグ
ネシウムイオン、カルシウムイオン、バリウムイオン、
アルミニウムイオン、鉄イオン、ニッケルイオン、テト
ラメチルアンモニウムイオン等が挙げられる。
【0028】次に、キノキサリン樹脂を含有する材料か
ら形成された負極電極を有してなる電池の製造方法につ
いて説明する。まず、負極電極1の形成について説明す
る。キノキサリン樹脂と導電性補助剤とメタクレゾール
とを含むスラリーを、ドクターブレードを用いて集電体
4上に成膜した。次に、前記スラリーを真空乾燥した
後、ロースプレス機等を用いて加圧することで所定の膜
圧に形成する。続いて、所定の形状に切断し、負極電極
1を得る。また、正極電極2は、導電性活物質と導電性
補助剤とポリフッ化ビニリデン等のバインダー樹脂とを
含むスラリーを十分攪拌した後、ドクターブレードを用
いて集電体4’上に成膜した。次に、前記スラリーを真
空乾燥した後、ロースプレス機で加圧することで所定の
膜圧に形成する。続いて、所定の形状に切断し、正極電
極2を得る。続いて、負極電極1及び正極電極2に対し
て、硫酸イオン又はスルホン酸イオンを含む電解質、若
しくはイオン半径が3Å以下の陽イオンを含む電解質を
溶解させた電解液を用いて電気化学的又は化学的にドー
ピングを行う。さらに、前記ドーピングを行った負極電
極1及び正極電極2を電解液に含浸したセパレータ又は
ゲル電解質3を介して対向配置することにより二次電池
を得る。ここで、電解液は、例えば、硫酸イオン又はス
ルホン酸イオンを含む電解質を用いる場合は水に電解質
を溶解して調整し、イオン半径が3Å以下の陽イオンを
含む電解質を用いる場合は有機溶媒に電解質を溶解して
調整し作成する。しかしながら、用いる電解質はこれら
に限定されない。また、バインダー樹脂としては、前述
したポリフッ化ビニリデンに限定されず、電解液に腐食
されないものであればよい。また、電解液を作成する際
に用いる有機溶媒は電解質を溶解することができれるも
のであれば種類は限定されない。
【0029】水に硫酸イオン(HSO )又はスルホ
ン酸イオン(SO )を含む電解質を溶解して調整し
た電解液を用いてキノキサリン樹脂にドーピングを行っ
た場合、電解液中で前記イオンが水和した・状態(H
・HSO 又はH・SO )で反応す
るため、キノキサリン樹脂近傍がプロトン過剰の状態に
なる。この状態で反応を行うと、反応が活性化され、式
(4)及び式(5)に示されるような反応機構によりそ
れぞれ2電子反応・4電子反応が進行するため、容量の
大幅な向上を図ることができる。以上により高い体積エ
ネルギー効率及び重量エネルギー効率を有する電池を得
ることができる。
【化7】
【化8】 [式(4)及び式(5)において、Xはドーパントであ
る陰イオンXを表し、例えば、硫酸イオン、ベンゼンス
ルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、塩化
ベンゼンスルホン酸イオン、ドデシルベンゼンスルホン
酸イオン、メタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタ
ンスルホン酸イオン、ブタンスルホン酸イオン、トリク
ロロベンゼンスルホン酸イオン、ナフタレンスルホン酸
イオン、パーフルオロブタンスルホン酸イオン、パーフ
ルオロオクタンスルホン酸イオン等の有機酸、若しくは
ポリスチレンスルホン酸イオン、ポリビニルスルホン酸
イオン、NafionR等の高分子酸イオンを示す]
【0030】すなわち、前述した式(1)で示される従
来塩素イオン(Cl)をドーパントとして用いた場合
と比較して2倍の電荷が反応に寄与するため、高容量の
二次電池を得ることができる。
【0031】一方、水以外の溶剤、すなわち有機溶媒に
イオン半径が3Å以下の陽イオンを含む電解質を溶解し
て調整した電解液を用いてキノキサリン樹脂にドーピン
グを行った場合、キノキサリン樹脂に対してドーパント
である陰イオンの反応と同時に陽イオンがキノキサリン
樹脂中のキノキサリン環内の窒素原子と反応する。式
(6)及び式(7)に反応機構を示す。
【化9】
【化10】 [式(6)及び式(7)において、Xはドーパントであ
る陰イオンXを表し、特に限定されない。また、Cは、
イオン半径が3Å以下のイオン、例えば、プロトン、リ
チウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マ
グネシウムイオン、カルシウムイオン、バリウムイオ
ン、アルミニウムイオン、鉄イオン、ニッケルイオン、
テトラメチルアンモニウムイオンを示す]
【0032】ここで、陽イオンの半径が3Å以上になる
と、立体障害のためキノキサリン環近傍に陽イオンが接
近しにくくなるためドーピング反応が進行しにくくな
り、前記酸化還元反応の反応性が低下するので、半径が
3Å以下の陽イオンを含む電解液を用いる。これにより
ドーピング反応が容易に進行するため、容量の大幅な向
上を図ることができる。
【0033】以上のように、本実施の形態に係る電池
は、キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスルホン酸イ
オンを含む電解質とを含有する材料若しくはイオン半径
が3Å以下の陽イオンを含む電解質とを含有する材料と
から形成された負極電極を有してなることにより、前記
硫酸イオン又はスルホン酸イオン、若しくは前記陽イオ
ンがキノキサリン樹脂中のキノキサリン環の窒素原子と
反応し、負極電極と正極電極との間で酸化還元反応が進
行するので容量が大幅に向上し、高い体積エネルギー効
率及び重量エネルギー効率を有し且つ高いサイクル特性
を有する電池及びキャパシタを得ることができる。ま
た、キノキサリン樹脂に対するドーピングにより活性化
された前記酸化還元反応は非常に早く進行するため、ハ
イレートでの充放電が可能になる。さらに、キノキサリ
ン樹脂は耐溶剤性が高いので電解液には溶出しないため
電極と集電体との密着性を高めることができるうえ、化
学的・電気的に極めて安定且つ耐熱性に優れているた
め、電池のサイクル性を高めることができる。そのう
え、キノキサリン樹脂は、ドーピングされた状態におい
て化学的・電気的に安定であることから、自己放電率が
非常に低いため、電池の自己放電率を低減することがで
きる。
【0034】なお、本実施の形態においては、キノキサ
リン樹脂と、硫酸イオン又はスルホン酸イオンを含む電
解質とを含有する材料若しくはイオン半径が3Å以下の
陽イオンを含む電解質とを含有する材料とから形成され
た負極電極を用いた電池について説明したが、同様に、
前述したキノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスルホン
酸イオンを含む電解質とを含有する材料若しくはイオン
半径が3Å以下の陽イオンを含む電解質とを含有する材
料を用いて負極電極1及び正極電極2を形成することに
より高容量を有するキャパシタを形成することができ
る。
【0035】次に、本実施の形態に係る電池の一実施例
を比較例とともに示し、本発明に係る電池を具体的に説
明する。
【実施例1】本実施例においては、図1に示される負極
電極1を形成する際に用いる電極活物質として式(8)
に示されるポリフェニルキノキサリンを用い、正極電極
2を形成する際に用いる電極活物質として式(9)に示
されるポリアニリンを用いた。また、負極電極1及び正
極電極2のドーパントしてトリフルオロメタンスルホン
酸を用いた。
【化11】
【化12】
【0036】まず、正極電極2を作成した。電極活物質
としてポリアニリン(式(9))を用い、前記ポリアニ
リンに対して、導電性補助剤として気相成長カーボン
(重量比4:1)にバインダー樹脂であるポリフッ化ビ
ニリデン(平均分子量:1100)を重量比で8wt%
加えて調整し、得られたスラリーをホモジナイザーで十
分に攪拌した後、ドクターブレードを用いて集電体4’
の一主面上に成膜した。続いて、100〜150℃で1
時間真空乾燥した後、ロールプレス機でプレスすること
で膜厚を100μmにした。しかる後に所定の形状に切
断して正極電極2とした。同様に負極電極1を作成し
た。電極活物質としてポリフェニルキノキサリンと導電
性補助剤として気相成長カーボン(重量比1:1)にメ
タクレゾールを室温で加えてスラリー状にした。このス
ラリーを、ドクターブレードを用いて集電体4の一主面
上に成膜した。続いて、100〜150℃で1時間真空
乾燥した後、アニール処理を行い、さらにロールプレス
機でプレスすることで膜厚を100μmにし、しかる後
に所定の形状に切断して負極電極1とした。次に、トリ
フルオロメタンスルホン酸水溶液を用いて負極電極1及
び正極電極2のドーピングを電気化学的又は化学的に行
った。続いて、ドーピングを行った負極電極1及び正極
電極2を、電解液を含浸させたセパレータ3を介して対
向配置して二次電池を得た。続いて、得られた二次電池
に対して充電を行った後各種特性を測定した。まず、完
成した二次電池を1〜10mA/cm2の定電流にて充
電(1〜10C)を0.9Vまで行った。このときの理
論容量は、198Wh/kg(負極活物質(ポリフェニ
ルキノキサリン)の重量当たり)とした。その結果、得
られた容量は、放電レートに依存せず負極活物質重量当
たり135Wh/kgであり、容量出現率は68%と高
い値が得られた。サイクル特性においても、初期容量
(この場合135Wh/kg)の80%になるまでのサ
イクル回数は9000回であった。また、容量保存特性
は25℃で30日後の容量が80%であり、リチウムイ
オン電池やニッケル水素電池並みの特性を示した。本実
施例においては、式(10)に示されるような反応機構
によりポリフェニルキノキサリンにおいて4電子反応が
進行するため容量の大幅な向上を図ることができる。以
上により高い体積エネルギー効率及び重量エネルギー効
率を有する電池を得ることができる。
【化13】 なお、本実施例においては、電解液としてパーフルオロ
メタンスルホン酸水溶液を用いたが電解液はこれに限定
されない。また、バインダー樹脂としてポリフッ化ビニ
リデンを用いたが電解液に腐食されない限りこれに限定
されるものではない。
【0037】
【実施例2】 また、本発明の別の一実施例について図
面を参照して詳細に説明する。本実施例においては、負
極電極1及び正極電極2のドーパントとして、高分子ド
ーパントであるポリビニルスルホン酸を用いた場合につ
いて説明する。また、図1に示される負極電極1の電極
活物質及び正極電極2の電極活物質としては、前述した
実施例1と同様に、ポリフェニルキノキサリン及びポリ
アニリンをそれぞれ用いた。まず、本実施例に係る二次
電池の製造方法について説明する。負極電極1及び正極
電極2は実施例1と同様にして作製した。続いて、負極
電極1及び正極電極2のドーピングを、ポリビニルスル
ホン酸水溶液を用いて電気化学的又は化学的に行った。
ドーピングを行った負極電極1及び正極電極2を電解液
に含浸したセパレータを介して対向配置して二次電池を
得た。 次に、得られた二次電池に対して充電を行った
後各種特性を測定した。まず、完成した二次電池を1〜
10mA/cmの定電流にて充電(1〜10C)を
0.9Vまで行った。このときの理論容量は、198W
h/kg(負極活物質(ポリフェニルキノキサリン)の
重量当たり)とした。その結果、得られた容量は放電レ
ートに依存せず負極活物質重量当たり160Wh/kg
であり、容量出現率は81%と高い値が得られた。サイ
クル特性においても、初期容量の80%になるまでのサ
イクル回数は11000回であった。また、容量保存特
性は25℃で30日後の容量が80%であり、リチウム
イオン電池やニッケル水素電池並みの特性を示した。本
実施例においては電解液としてポリビニルスルホン酸水
溶液を用いたが電解液はこれに限定されない。以上のよ
うに、本実施例においては、高分子ドーパントを用いる
ことでさらにポリフェニルキノキサリン近傍のプロトン
濃度を高めることにより、反応性を高め、出現する容量
を増大させることができる。また、高分子ドーパントを
用いることで脱ドープを防止することができるため、サ
イクル性の向上を図ることができる。
【0038】
【実施例3】また、本発明の別の一実施例について図面
を参照して詳細に説明する。本実施例においては、負極
電極1及び正極電極2のドーパントとして、硫酸基を有
する硫酸を用いた場合について説明する。また、図1に
示される負極電極1の電極活物質及び正極電極2の電極
活物質としては、前述した実施例1及び実施例2と同様
に、ポリフェニルキノキサリン及びポリアニリンをそれ
ぞれ用いた。まず、本実施例に係る二次電池の製造方法
について説明する。負極電極1及び正極電極2は実施例
1と同様にして作製した。続いて、負極電極1及び正極
電極2のドーピングを、硫酸水溶液を用いて電気化学的
又は化学的に行った。ドーピングを行った負極電極1及
び正極電極2を電解液に含浸したセパレータを介して対
向配置して二次電池を得た。なお、本実施例においては
電解液として硫酸水溶液を用いた。次に、得られた二次
電池に対して充電を行った後各種特性を測定した。ま
ず、完成した二次電池を1〜10mA/cmの定電流
にて充電(1〜10C)を0.9Vまで行った。このと
きの理論容量は、198Wh/kg(負極活物質(ポリ
フェニルキノキサリン)の重量当たり)とした。その結
果、得られた容量は放電レートに依存せず負極活物質重
量当たり170Wh/kgであり、容量出現率は86%
と高い値が得られた。サイクル特性においても、初期容
量の80%になるまでのサイクル回数は9000回であ
った。また、容量保存特性は25℃で30日後の容量が
80%とリチウムイオン電池やニッケル水素電池並みの
特性を示した。本実施例においては電解液として硫酸水
溶液を用いたが電解液はこれに限定されない。以上のよ
うに、本実施例においては、反応性の高い硫酸イオンを
用いることにより、ポリフェニルキノキサリン近傍のプ
ロトン濃度をさらに高めることで、ドーピングの反応性
を高め、出現する容量の増加を図ることができる。
【0039】
【実施例4】 また、本発明の別の一実施例について図
面を参照して詳細に説明する。本実施例においては、電
解液として有機溶媒であるPC/ECの混合溶媒に電解
液を溶解させたものを用い、負極電極1及び正極電極2
のドーパントとしてトリフルオロメタンスルホン酸リチ
ウムを用いた場合について説明する。また、図1に示さ
れる負極電極1の電極活物質及び正極電極2の電極活物
質としては、前述した実施例1〜実施例3と同様に、ポ
リフェニルキノキサリン及びポリアニリンをそれぞれ用
いた。まず、本実施例に係る二次電池の製造方法につい
て説明する。負極電極1及び正極電極2は実施例1と同
様にして作製した。続いて、負極電極1及び正極電極2
のドーピングを、トリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ムのPE/EC溶媒を用いて電気化学的又は化学的に行っ
た。ドーピングを行った負極電極1及び正極電極2を電
解液に含浸したセパレータを介して対向配置して二次電
池を得た。次に、得られた二次電池に対して充電を行っ
た後各種特性を測定した。まず、完成した二次電池を1
〜10mA/cmの定電流にて充電(1〜10C)を
2.2Vまで行った。このときの理論容量は、484W
h/kg(負極活物質(ポリフェニルキノキサリン)の
重量当たり)とした。その結果、得られた容量は放電レ
ートに依存せず負極活物質重量当たり330Wh/kg
であり、容量出現率は68%と高い値が得られた。サイ
クル特性においても、初期容量の80%になるまでのサ
イクル回数は7000回であった。また、容量保存特性
は25℃で30日後の容量が80%とリチウムイオン電
池やニッケル水素電池並みの特性を示した。本実施例に
おいては、有機溶媒を用いることにより、起電力を上
げ、エネルギー密度の向上を図ることができる。なお、
有機溶媒を用いた電解液として、PC/ECの混合溶媒
を用いたが、これに限定されるものではない。
【0040】
【実施例5】 また、本発明の別の一実施例について図
面を参照して詳細に説明する。本実施例においては、電
解液として有機溶媒であるPC/ECの混合溶媒に電解
液を溶解させたものを用い、負極電極1及び正極電極2
のドーパントとして過塩素酸リチウムを用いた場合につ
いて説明する。また、図1に示される負極電極1の電極
活物質及び正極電極2の電極活物質としては、前述した
実施例1〜実施例4と同様に、ポリフェニルキノキサリ
ン及びポリアニリンをそれぞれ用いた。まず、本実施例
に係る二次電池の製造方法について説明する。負極電極
1及び正極電極2は実施例1と同様にして作製した。続
いて、負極電極1及び正極電極2のドーピングを、過塩
素酸リチウムのPC/EC溶媒を用いて電気化学的又は
化学的に行った。ドーピングを行った負極電極1及び正
極電極2を電解液に含浸したセパレータを介して対向配
置して二次電池を得た。次に、得られた二次電池に対し
て充電を行った後各種特性を測定した。完成した二次電
池を1〜10mA/cmの定電流にて充電(1〜10
C)を2.2Vまで行った。このときの理論容量は48
4Wh/kg(負極活物質(ポリフェニルキノキサリ
ン)の重量当たり)とした。その結果、得られた容量は
放電レートに依存せず負極活物質重量当たり354Wh
/kgであり、容量出現率は73%と高い値が得られ
た。サイクル特性においても、初期容量の80%になる
までのサイクル回数は7000回であった。また、容量
保存特性は25℃で30日後の容量が80%とリチウム
イオン電池やニッケル水素電池並みの特性を示した。本
実施例においては、強酸である過塩素酸を用いてイオン
伝導度を上げることにより急速に充放電を行うことがで
きる。なお、有機溶媒を用いた電解液として、PC/E
Cの混合溶媒を用いたが、これに限定されるものではな
い。
【0041】
【比較例1】比較例1では、実施例1において用いたト
リフルオロメタンスルホン酸の代わりにドーパントとし
て燐酸を用いた。 まず、実施例1と同様にして作製し
た二次電池を1〜10mA/cmのの定電流にて充電
(1〜10C)を0.9Vまで行った。このときの理論
容量は198Wh/kg(負極活物質(ポリフェニルキ
ノキサリン)の重量当たり)とした。その結果、1C放
電で得られた容量は負極活物質重量当たり50Wh/k
gであり、容量出現率は25%であった。また、放電レ
ートが高くなるに従って容量は減少した。サイクル特性
においては、初期容量の80%になるまでのサイクル回
数は9000回であった。容量保存特性は25℃で30
日後の容量が80%であった。
【0042】
【比較例2】比較例2では、実施例1において用いたト
リフルオロメタンスルホン酸の代わりにドーパントとし
てトリフルオロ酢酸を用いた。まず、実施例1と同様に
して作製した二次電池を1〜10mA/cmのの定電
流にて充電(1〜10C)を0.9Vまで行った。この
ときの理論容量は198Wh/kg(負極活物質(ポリ
フェニルキノキサリン)の重量当たり)とした。その結
果、1C放電で得られた容量は負極活物質重量当たり6
0Wh/kgであり、容量出現率は30%であった。ま
た、放電レートが高くなるに従って容量は減少した。サ
イクル特性においても、初期容量の80%になるまでの
サイクル回数は5000回であった。容量保存特性は2
5℃で1時間後の容量が20%であった。
【0043】
【比較例3】比較例3では、実施例1において用いたト
リフルオロメタンスルホン酸の代わりにドーパントとし
て塩酸を用いた。 まず、実施例1と同様にして作製し
た二次電池を1〜10mA/cmのの定電流にて充電
(1〜10C)を0.9Vまで行った。このときの理論
容量は198Wh/kg(負極活物質(ポリフェニルキ
ノキサリン)の重量当たり)とした。その結果、1C放
電で得られた容量は負極活物質重量当たり90Wh/k
gであり、容量出現率は45%であった。また、放電レ
ートが高くなるに従って容量は減少した。サイクル特性
においても、初期容量の80%になるまでのサイクル回
数は1000回であった。容量保存特性は25℃で1時
間後の容量が20%であった。
【0044】
【比較例4】比較例4では、実施例5において用いた過
塩素酸リチウムの代わりにドーパントとしてテトラエチ
ルアンモニウム・テトラフルオロボレートを用いた。ま
ず、実施例5と同様にして作製した二次電池を1〜10
mA/cmのの定電流にて充電(1〜10C)を2.
2Vまで行った。このときの理論容量は484Wh/k
g(負極活物質(ポリフェニルキノキサリン)の重量当
たり)とした。その結果、1C放電で得られた容量は負
極活物質重量当たり100Wh/kgであり、容量出現
率は21%であった。また、放電レートが高くなるに従
って容量は減少した。サイクル特性においても、初期容
量の80%になるまでのサイクル回数は7000回であ
った。25℃で30日後の容量が80%であった。
【0045】実施例1〜実施例5及び比較例1〜4で得
られた各電池の特性を表1に示す。また、実施例1〜実
施例5で得られた各電池における、充放電電流が1mA
/cmの場合の放電容量に対する電池電圧値を図2に
示す。同様に、比較例1〜4で得られた各電池におけ
る、充放電電流が1mA/cmの場合の放電容量に対
する電池電圧値を図4に示す。また、実施例1〜実施例
5で得られた各電池における、サイクル数に対する容量
/初期容量の値を図3に示す。同様に、比較例1〜4で
得られた各電池における、サイクル数に対する容量/初
期容量の値を図5に示す。図2〜図5に示されるよう
に、実施例1〜実施例5に係る各電池は、比較例1〜4
に係る各電池と比較して、高い体積エネルギー効率及び
重量エネルギー効率を有し、且つ高いサイクル特性を有
することがわかった。
【表1】
【0046】次に、本実施の形態に係るキャパシタの一
実施例を比較例とともに示し、本発明に係るキャパシタ
を具体的に説明する。
【実施例6】本実施例においては、図1に示される正極
電極2、負極電極1を形成する際に用いる電極活物質と
して式(8)に示されるポリフェニルキノキサリン8を
用いた。また、負極電極1及び正極電極2のドーパント
として硫酸を用いた。まず、本実施例に係るキャパシタ
の製造方法について説明する。負極電極1及び正極電極
2は実施例1の負極電極の作製方法と同様にして作製し
た。続いて、両電極のドーピングを実施例3と同様に行
った。ドーピングを行った負極電極1及び正極電極2を
電解液に含浸したセパレータ3を介して対向配置して二
次電池を得た。なお、本実施例においては電解液として
硫酸水溶液を用いた。次に、得られたキャパシタに対し
て充電を行った後各種特性を測定した。まず、完成した
キャパシタを0.5Vの定電圧にて充電を行った。この
ときの理論容量は27.5Wh/kg(負極活物質(ポ
リフェニルキノキサリン)の重量当たり)とした。その
結果、得られた容量は放電レートに依存せず負極活物質
当たり24Wh/kgであり、容量出現率は87%と高
い値が得られた。サイクル特性においても、初期容量の
80%になるまでのサイクル回数は9000回であっ
た。なお、本実施例において電解液として硫酸水溶液を
用いたが電解液はこれに限定されない。本実施例におい
ては、式(10)に示されるような反応機構によりポリ
フェニルキノキサリンにおいて4電子反応が進行するた
め容量の大幅な向上を図ることができる。
【0047】次に、実施例6に係るキャパシタに対し、
比較例として以下に示されるキャパシタを作成した。
【比較例5】比較例5では、実施例6において用いたポ
リフェニルキノキサリンの代わりに負極電極1及び正極
電極2の活物質として式(9)に示されるポリアニリン
を用いた。まず、実施例6と同様にして作製したキャパ
シタに対して0.5Vの定電圧充電を行った。このとき
の理論容量は21.2Wh/kg(負極活物質(ポリア
ニリン)の重量当たり)とした。その結果、得られた容
量は負極活物質当たり10Wh/kgであり、容量出現
率は47.2%であった。サイクル特性においても初期
容量の80%になるまでのサイクル回数は1000回で
あった。実施例6及び比較例5で得られた各電池の特性
を表2に示す。また、実施例6及び比較例5で得られた
各電池における、充放電電流が1mA/cmの場合の
放電容量に対する電池電圧値を図6に示す。さらに、実
施例6及び比較例5で得られた各電池における、サイク
ル数に対する容量/初期容量の値を図7に示す。
【表2】 図6及び図7に示されるように、実施例6に係るキャパ
シタは、比較例5に係る各電池と比較して、高容量及び
高いサイクル性を有することがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る電池の断面模式
図である。
【図2】 本発明の実施例1〜実施例5で得られた各電
池における、充放電電流が1mA/cm2の場合の放電
容量に対する電池電圧値を示す図である。
【図3】 本発明の実施例1〜実施例5で得られた各電
池における、サイクル数に対する容量/初期容量の値を
示す図である。
【図4】 比較例1〜4で得られた各電池における、充
放電電流が1mA/cm2の場合の放電容量に対する電
池電圧値を示す図である。
【図5】比較例1〜4で得られた各電池における、サイ
クル数に対する容量/初期容量の値を示す図である。
【図6】 本発明の実施例6及び比較例5で得られた各
キャパシタにおける、充放電電流が1mA/cm2の場
合の放電容量に対する電池電圧値を示す図である。
【図7】 本発明の実施例6及び比較例5で得られた各
キャパシタにおける、サイクル数に対する容量/初期容
量の値を示す図である。
【符号の説明】
1 負極電極 2 正極電極 3 セパレータ 4・4’ 集電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 志奈子 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 黒崎 雅人 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−3171(JP,A) 特開 平3−230475(JP,A) 国際公開95/24741(WO,A1) 国際公開99/66572(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/02 - 4/04 H01M 4/60 - 4/62 H01M 10/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスル
    ホン酸イオンを含む電解質とを含有する材料を活物質と
    して用いた電極を有してなることを特徴とする電池。
  2. 【請求項2】前記活物質には、気相成長カーボンからな
    る導電性補助剤が含まれたことを特徴とする請求項1に
    記載の電池。
  3. 【請求項3】キノキサリン樹脂と、硫酸イオン又はスル
    ホン酸イオンを含む電解質とを含有する材料を活物質と
    して用いた電極を有してなることを特徴とするキャパシ
    タ。
  4. 【請求項4】前記活物質には、気相成長カーボンからな
    る導電性補助剤が含まれたことを特徴とする請求項3に
    記載のキャパシタ。
  5. 【請求項5】 集電体表面にキノキサリン樹脂を活物質と
    して含有する膜を施すことにより電極を形成し、硫酸イ
    オン又はスルホン酸イオンを含む電解質の水溶液を用い
    て前記電極中のキノキサリン樹脂をドーピングすること
    を特徴とする電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 集電体表面にキノキサリン樹脂を活物質と
    して含有する膜を施すことにより電極を形成し、硫酸イ
    オン又はスルホン酸イオンを含む電解質の水溶液を用い
    て前記電極中のキノキサリン樹脂をドーピングすること
    を特徴とするキャパシタの製造方法。
JP06518399A 1999-03-11 1999-03-11 キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ Expired - Fee Related JP3144410B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06518399A JP3144410B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ
KR1020000011440A KR100361478B1 (ko) 1999-03-11 2000-03-08 퀴녹살린 수지를 이용한 전지 및 축전기
US09/520,797 US6428928B1 (en) 1999-03-11 2000-03-08 Battery and capacitor using quinoxaline resin
EP00104502A EP1035603B1 (en) 1999-03-11 2000-03-10 Battery and capacitor using quinoxaline resin
DE60022697T DE60022697T2 (de) 1999-03-11 2000-03-10 Chinoxalinharz zur Verwendung als aktives Material in Batterie und Kapazitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06518399A JP3144410B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000260422A JP2000260422A (ja) 2000-09-22
JP3144410B2 true JP3144410B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=13279563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06518399A Expired - Fee Related JP3144410B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6428928B1 (ja)
EP (1) EP1035603B1 (ja)
JP (1) JP3144410B2 (ja)
KR (1) KR100361478B1 (ja)
DE (1) DE60022697T2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001110423A (ja) * 1999-10-07 2001-04-20 Showa Denko Kk 二次電池及びその材料
EP1202374A4 (en) * 2000-03-28 2009-05-27 Ngk Insulators Ltd LITHIUM ACCUMULATOR
US7226695B2 (en) 2001-06-14 2007-06-05 Showa Denko K.K. Method for producing composite material for electrode comprising quinoxaline based polymer, such material, electrode and battery using the same
JP5261855B2 (ja) * 2001-07-05 2013-08-14 日産化学工業株式会社 エネルギー貯蔵媒体
JP3723140B2 (ja) 2002-03-04 2005-12-07 Necトーキン株式会社 キノキサリン系化合物を用いた蓄電素子
EP1516376B1 (en) * 2002-06-25 2009-10-07 Applied Intellectual Capital Limited Zinc air battery with acid electrolyte
JP5392778B2 (ja) * 2010-01-14 2014-01-22 独立行政法人産業技術総合研究所 電池およびキャパシタの電極材料
JP6605909B2 (ja) * 2015-10-09 2019-11-13 株式会社トーキン 電気二重層キャパシタ

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4755326A (en) * 1984-07-27 1988-07-05 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Electron-donor dopant, method of improving conductivity of polymers by doping therewith, and a polymer so treated
FR2605139A1 (fr) 1986-10-10 1988-04-15 Europ Composants Electron Condensateur du type a film de polymere et a stabilite en temperature elevee
JPH03230475A (ja) 1990-02-01 1991-10-14 Tokai Carbon Co Ltd リチウム電池
DK68593D0 (da) 1993-06-11 1993-06-11 Nkt Res Center As Elektroaktive materialer, fremgangsmaade til deres fremstilling samt anvendelse heraf
US6174623B1 (en) 1994-03-08 2001-01-16 Valence Technology, Inc. Conductive-polymer-coated electrode particles
JP3455891B2 (ja) 1995-06-15 2003-10-14 隆一 山本 導電性物質及びその合成法
JP3844016B2 (ja) 1995-10-27 2006-11-08 日産化学工業株式会社 新規重合体及びその製造法と利用法
JPH09204932A (ja) * 1996-01-25 1997-08-05 Fujitsu Ltd リチウム二次電池用電解液及びリチウム二次電池
JP4404322B2 (ja) 1997-04-15 2010-01-27 昭和電工株式会社 二次電池及び該二次電池に用いる電解質、電極活物質
JP3230475B2 (ja) 1997-11-06 2001-11-19 株式会社村田製作所 制御電力供給回路
US6096453A (en) 1998-06-19 2000-08-01 Adven Polymers, Inc. Polymeric thin-film reversible electrochemical charge storage devices

Also Published As

Publication number Publication date
DE60022697T2 (de) 2006-06-22
DE60022697D1 (de) 2005-10-27
EP1035603B1 (en) 2005-09-21
KR20000076788A (ko) 2000-12-26
KR100361478B1 (ko) 2002-11-21
JP2000260422A (ja) 2000-09-22
EP1035603A1 (en) 2000-09-13
US6428928B1 (en) 2002-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7041329B2 (ja) 非水電解液二次電池とそのための正極シート
JP3348405B2 (ja) インドール系高分子を用いた二次電池及びキャパシタ
EP1202372B1 (en) Method for manufacturing polymer battery
WO2015005135A1 (ja) 蓄電デバイス用電極およびその製法、並びにそれを用いた蓄電デバイス
JP2005209576A (ja) 共重合体化合物及びそれを用いた電気化学セル
JP2974012B1 (ja) ポリマー二次電池およびその製造方法
JP3144410B2 (ja) キノキサリン樹脂を用いた電池及びキャパシタ
JP2001319655A (ja) ポリキノキサリンエーテルを用いた2次電池及びキャパシター
JP3183280B2 (ja) 電極および電池
WO2014104005A1 (ja) 非水電解液二次電池
WO2014024941A1 (ja) 蓄電デバイス用正極およびその製造方法、蓄電デバイス用正極活物質およびその製造方法、ならびに蓄電デバイス
JP5261855B2 (ja) エネルギー貯蔵媒体
JP3089707B2 (ja) 固形電極組成物
WO2014103779A1 (ja) 非水電解液二次電池、およびそれに用いる正極
JP2528693B2 (ja) ポリマ―電池
JPH043066B2 (ja)
JP2588405B2 (ja) 高濃度混合溶質を用いた有機電解質電池
WO2014103780A1 (ja) 非水電解液二次電池、およびそれに用いる正極シート
JP2501821B2 (ja) 二次電池
JP2015011876A (ja) 電極の製法、それにより得られた電極およびそれを用いた蓄電デバイス
JPH01248471A (ja) 二次電池
JP2006049386A (ja) 電気二重層キャパシタ
JPH0668866A (ja) リチウム電池
JPS63285863A (ja) 導電性高分子電極材及びリチウム二次電池
JP2014130792A (ja) 蓄電デバイス用電極の製法およびそれにより得られる電極並びに蓄電デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080105

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees