JPH0376587A - デスメトキシシザンドリンの製造法及びこれに用いる微生物 - Google Patents

デスメトキシシザンドリンの製造法及びこれに用いる微生物

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JPH0376587A
JPH0376587A JP1211490A JP21149089A JPH0376587A JP H0376587 A JPH0376587 A JP H0376587A JP 1211490 A JP1211490 A JP 1211490A JP 21149089 A JP21149089 A JP 21149089A JP H0376587 A JPH0376587 A JP H0376587A
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JP
Japan
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schizandrin
monodesmethoxyschizandrin
formula
didesmethoxyschizandrin
mortierella
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JP1211490A
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Hirotoshi Kanetani
裕敏 金谷
Chiaki Kamata
鎌田 千秋
Hiroshi Mihashi
博 三橋
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Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、肝疾患の治療薬として有用なゴミジンAを製
造するための合成中間体であるデスメトキシシザンドリ
ンの有利な製造法及びこれに用いる微生物に関する。
[従来の技術] 次の式(I) で表されるゴミジンhは肝機能改善作用を有する化金物
であり、現在肝炎治療剤ヒして開発が進められている。
この化合物は、主ヒして五味子からの抽出分離により得
られているが、その収率が悪く、工業的生産を行なう上
で問題ヒなっていた。
〔発明が解決しようとする課題] ゴミジンAを医薬こして開発するに当っては、これを収
率良く、経済的に製造することが必要であり、工業的に
有利なゴミジンAの製造法の開発が求められていた。
C課題を解決するための手段〕 本発明者らは、工業的なゴミジンAの製造法について、
種々検討を行なっていたところ、五味子の抽出の[二大
量に得られ、現在のεころ全く利用価値のない、式(I
I )で表されるシザンドリンは、特定の微生物の作用
により高変換率でゴミジンA製造の中間体である式(m
) H で表されるモノデスメトキシシザンドリンに転化され、
これを利用すればゴミジンAが有利は製造されるこヒを
見出した。
すなわち本発明は、シザンドリン(II ) Gこモル
ティニラ属に属する微生物を作用させるここを特徴こす
るモノデスメト卑シシザンドリン(m)の製造方法及び
これに用いる微生物を提供するものである。
本発明方法において用いられるモルティエレラ属(Mo
rtierella )微生物の例としては、本発明者
らが茨城県稲敷郡の土壌中から分離した、モルティエレ
ラ sp、TM−I0501、同sp、TM−I070
2、同sp、 TM−I0703、同Sp、 TM−1
104、同 sp、TM−11105等が挙げられるが
、このうちの代表的なものであるモルティエレラ sp
、TM−11104についての菌学的性質を示せばっぎ
のとおりである。
(1)形態 菌 糸: 通常の培地で容易に純粋培養が可能である。
なお、若い菌糸は 隔膜を欠く。
胞子のう: 胞子のう柄は主として気生菌糸量に形成さ
れる。胞子のうは 亜球形で直径17〜28X12〜 20μである。胞子のう膜は平 滑で、溶けて胞子を放出する。
胞 子: 無色で表面は平滑である。形状は腎臓形〜ま
が玉型のものが多 く、時には二等辺三角形のような 不整形の胞子が認められる。
大きさは5〜12×1〜5μであ る。
(2)各培地における生育状態 バレイショ寒天培地(PDA): 栄養菌糸は良く発達、気生菌糸量 を形成し、コロニーは明確な舌状 紋を示す。
オートミール寒天培地(OMA): PDAより気生菌糸量は少ないが、 コロニーの舌状紋は認められる。
ツアペック寒天培地: 気生菌糸量はPDAおよびOMA に比べ、極端に少ない。またコ ロニーの舌状紋もわずかに認めら れる程度である。
(3)生理学的性質 生育温度 23〜30℃ (最適温度 28〜29℃) 生育pH4,0〜9.0 (最適pH5,0〜6.0) 叙上の各性質から、本発明で用いる微生物TM−111
04は、モルティエレラ属する菌株と判断された。そこ
で、この菌株を1989年8月18日付で、通産省工業
技術院微生物工業技術研究所に寄託した(微工研菌寄第
10967号)。
また、本発明の出発原料であるシザンドリンは、公知化
合物であり、例えば文献[Y。
Ikeya、 H,Taguchi、1.Yoshid
aおよびH9Kobayashiら;Chew、 Ph
arm、 Bull、、 27(6)。
1383(1979) ]に記載の方法により得ること
ができる。
すなわち、北五味子を石油エーテル、n−ヘキサン、ベ
ンゼン等の低級炭化水素類で温時抽出し、この抽出液の
溶媒を除去した残漬を水に溶かし、水蒸気蒸留して精油
を除去した非精油部分をシリカゲルを用いたクロマトグ
ラフィに付し、n−ヘキサン、ベンゼン、アセトンまた
はこれらの混合溶媒を用いて展開することにより得るこ
とができる。
本発明方法を実施するには、まず、液体培地中でTM−
11104等のモルティエレラ属微生物をシード培養し
、得られたシードを炭素源、窒素源等を含有する培地中
でシザンドリンと共に培養を行なえば良い。シザンドリ
ンの添加は、対数増殖期の前期以前、特に対数増殖期前
期に添加することが望ましい。
培養は、23〜30℃、特に28〜29℃の温度で、5
〜15日程度、好ましくは8〜12日間行なわれる。培
地の至適pHは5〜6であり、好気性条件下で、撹拌し
ながら培養することが好ましい。
シザンドリンの培地への添加濃度があまり高くなると微
生物の増殖が阻害されるので、一般にはシザンドリンの
濃度として1g/l程度以下、特に0.5g71程度以
下とすることが好ましい。
また、培養に用いる培地としては、炭素源としての可溶
性デンプン、フルクトース、マルトース、ガラクトース
、グルコース等や窒素源としてのペプトン、酵母エキス
、カゼイン、カシトン等およびビタミン類、ミネラル類
等を含有するものが好ましく、市販のポテト−デキスト
ロース培地(DIFCOIり、ツアペック寒天培地(D
IFCOIり等に窒素源を添加した培地を用いることが
出来る。
上記培I!物中からモノデスメトキシシザンドリンを得
るには、培養後、オートクレーブ処理で滅菌し、濾過し
た徨、濾過液を有機溶媒で抽出し、この抽出液をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーおよび/またはODSカ
ラムクロマトグラフィー等に付してt’*aすれば良い
このようにして得たモノデスメトキシシザンドリンの1
3位アルコキシ基のみを選択的に脱メチル化してジデス
メトキシシザンドリンを得る。
この選択的脱メチル化は、塩基の存在下でルイス酸を作
用きせることにより行なわれる。
より具体的には、モノデスシザンドリンを無水ジクロロ
メタン等の溶媒に十分溶解させた後、塩基を加え10分
程度撹拌する。次いでルイス酸を加え反応を行なう。反
応はO°C〜室温の温度で実施され、約24〜120時
間を要して終了する。この選択的脱メチル化反応に用い
られる塩基こしては、トリエチルアミン、N、N−ジイ
ソプロピルアミン、ジシクロヘキシルアミン、1,8−
ビス(N。
N−ジメチルアミノ〉ナフタレン、ピリジン、2.6−
シメチルビリジン、2,6−シーtert−プチルー4
−メチルピリジン、2,2,6゜6−チトラメチルビベ
リジン、1. 、1 、 ]、 、 3 。
3.3−ヘキサメチルジシラザン等が例示され、また、
ルイス酸εしては、三塩化ホウ素、三臭化ホウ素、三塩
化アルζニウム、塩化ジエチルアルミニウム、臭化ジメ
チルホウ素等が例示される。
脱メチル化に上り生成したジデスメトキシシザンドリン
は、酢酸エチル等の溶媒で抽出し、例えば酢酸エチル−
ヘキサンの混合溶媒を溶出溶媒とするシリカゲルカラ広
クロマトグラフィーに付し精製するここができる。
[発明の効果J 本発明の方法により得られるジデスメトキシシザンドリ
ンは、公知の有機合成法によって、12および13位の
水酸基を容易にメチレンジオキシ化してゴミジンAヘヒ
導くことができる。このメチレンジオキシ化反応は、ヨ
ウ化メチレン、臭化メチレン、塩化臭化メチレン等を使
用し、50〜70 ’C程度の温度で、1.5時間程度
を要して実施される。
メチレンジオキシ化が終了した後、例えば、酢酸エチル
−ヘキサン混液を溶出溶媒こするシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー等により精製してゴミジンAを得ること
ができる。
したがって、本発明方法によれば、従来、はこんどモの
用途の見出されていなかったシザンドリンを出発原料と
して有用なゴミジンAを製造するここができるので、ゴ
ミジンAの工業的製適法こして有用なものである。
【実施例] 次に実施例および参考例を挙げ、本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例になんら制約きれるも
のではない。
参考例 1 シザンドリンの調製: 北五味子 1.38kgを粉砕し、これを石油エーテル
31で8時間抽出した。抽出操作を4回繰り返し、得ら
れた抽出液を合併し、石油エーテルを減圧下で留去し、
石油エーテルエキス 188gを得た。 このエキスを
水450m]に懸濁きせ、水蒸気蒸留を3時間行ない、
精油を除去した。残留物をエーテル200nnlで4回
抽出した後、エーテル抽出液を合併し、エーテルを留去
して石油エーテル可溶の非精油部分 179g(以下、
A画分こ称する)を得た。
次に、石油エーテルで抽出した徨の北五味子をメタノー
ル31を用いて8時間ずつ3回、温時抽出した後、メタ
ノール抽出液を合併、溝線し、メタノール性エキス38
3gを得た。
このエキスを水580m1に溶解し、酢酸エチル850
m1で3回振盪抽出した。酢酸エチル抽出液を合併、減
圧下濡縮し、78gのエキスを得た。このエキスをメタ
ノールに溶解し、セライト535 (JohnsMan
ville社製)300gにまぶし、カラムクロマトグ
ラフ4−に付した。n−へキサン21で展開し、溶出液
を減圧下濃縮し、20.8gのエキス(以下、3画分と
称する〉を得た。
A画分(179g)とB画分(20,8g)とを合併し
、シリカゲル1200gを用いたカラムクロマトグラフ
ィーに付し、ベンゼン−アセトン(7:3)とベンゼン
−アセトン(3: 2)の抽出部を合併、濃縮し、8.
3gの残漬を得た。該残漬を180gのシリカゲルを用
いて再びカラムクロマトグラフィーに付し、n−ヘキサ
ン−アセトン混合溶剤で展開した。n−ヘキサン−アセ
トン(22:3)の溶出部をn−ヘキサン−エーテルで
結晶化し、シザンドリン 3.5g  (収車0.25
%)を得た。
実施例 1 モルティエレラ sp、TM−Ill o4のスクリーニング 茨城県稲敷郡阿見町で採取した土壌の少量を、クロラム
フェニコールを添加した栄養培地に希釈したのちまいた
。この培地上に生育してきたコロニー約り00株全てを
各々栄養培地を加えたエレンマイヤーフラスコに移し、
更に増殖させた。次いで、このフラスコ中に、エタノー
ルに溶解させたシザンドリンを0.5鳳g / s 1
となるように加えた。更に、1週間振盪培養した後、培
地の一定量を取り、有機溶媒で抽出し、TLCによるス
ポットを標準品のそれと比較し、シザンドリンをモノデ
スメトキシシザンドリンに変換する菌株を選択した。
このようにして得られる菌株のうち、最も高いモノデス
メトキシシザンドリン変換効率を有するものをTM−1
1104とした。
実施例2 シザンドリンからモノデスメトキシ シザンドリン[(6S、7S、8S、5−biar) 
−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,2,10,11
,12−ペンタメトキシ−6,7−シメチルー3.8 −ジペンゾ[a、clシクロオクテン ジオール]への変換ニ ゲルコース 25g1ペプトン Log、リン酸−水素
カリウム0.5g、硫酸マグネシウム7水和物0.5g
/l、pH6,5に調整した培地10m1をエレンマイ
ヤーフラスコに入れ、オートクレーブを用いて121℃
、15分間滅菌した。これに、TM−Illo 4 (
FERN P−10967)を接種して3日間種菌培養
を行なった。
種菌培養した1部の菌体を、上記の培地に接種し、26
℃、12Orpmで培養し、24時間後にシザンドリン
を5mg添加し、更に9日間培養を行なった。 培養後
、オートクレーブ処理して滅菌し、濾過した濾液をクロ
ロホルムで抽出し、得られた抽出液をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、ヘキサン−アセトン混液(
75: 25)で溶出するフラクションをODSカラム
クロマトグラフィーに付し、水−メタノール−テトラヒ
ドロプラン−アセトニトリル(100:35:8:35
)で溶出するフラクションよりモノデスメトキシシザン
ドリンを得た(生成率75%)。
実施例3 シザンドリンからモノデスメトキ シシザンドリンへの変換ニ ゲルコース 15g、ペプトン4g、リン酸−水素カリ
ウム 1g、硫酸マグネシウム7水和物0.5g/l、
pH6,5に調整した培地10m1をエレンマイヤーフ
ラスコに入れ、オートクレーブを用いて121°C11
5分間滅菌した。これに、TM−Illo4を接種して
3日間種菌培養を行なった。
種菌培養した1部の菌体を、グルコース54g、ペプト
ン 24.2g、リン酸−水素カリウム 1.6g、硫
酸マグネシウム7水和物0.4g/l、pH4,6に調
整した培地に接種し、26℃、120rpmで培養した
培養開始24時間後に、シザンドリンを5mg添加し、
更に9日間培養を行なった。
培養後、実施例1と同様にしてモノデスメトキシシザン
ドリンを得た(生成率53%)。
実施例4 シザンドリンを加えて培養する際の培地の条f牛を、グ
ルコース 25g、ペプトン9.5g、リン酸−水素カ
リウム 2.7g、硫酸マグネシウム7水和物0.5g
/l、pH6゜5εする以外は実施例2こ同様にしてモ
ノデスメトキシシザンドリンを得たく生成率 52%)
実施例5 シザンドリンを加えて培養する培地の条件を、グルコー
ス、25E、ペプトン 10g、リン酸−水素カリウム
 2.7g、硫酸マグネシウム7水和物O,5g/l、
pH5ヒする以外は実施例2七同様にしてモノデスメト
キシシザンドリンを得た(生成率52%)。
実施f16 モノデスメトキシシザンドリンか らジデスメトキシシザンドリン [(68,7S、R−biar)−5,6,7゜8−テ
トラヒドロ−1,10,11,12−テトラメトキシ−
6,7−シメチ ルー2.3.7−ジベンゾ[a、clシクロオクテント
リオール〕の合成: アルゴン気流下、モノデスメト斗シシザンドリン 1.
0 g (2,4m1ol)を無水ジクロロメタン 1
0m1に溶解し、2,2,6.6−テトラメチルビベリ
ジン C089i1 (5,28−11)を加えO″C
に冷却し、10分間撹拌した。0°Cで三塩化ホウ素4
.8i1 (4,8slal )の1.0Mジクロロメ
タン溶液を加え、室温に戻して24時間撹拌した。 反
応液に飽和炭酸水素ナトリウム溶液50m1を加え、酢
酸エチルエステルで抽出した(40mlXS回)。 酢
酸エチルエステル抽出液は、IN塩酸で洗い、飽和食塩
水で洗った後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ通接
ろ液を濃縮すると、黄色油状物が9509得られ、?−
6これをシリカゲル60gを用いるカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチルエステル:ヘキサン=2:3)に付
し、ジデスメLキシシザンドリン[(6S、7 S、R
−biar) −5゜6.7.8−テトラヒドロ−1,
10,11,12−テトラメトキシ−6,7−シメチル
ー2゜3.7−ジベンゾ[a、clシクロオクテントリ
オ−ルア  685.3mg(収率71.0%)を得た
。これを酢酸エチルエステル:ヘキサンで再結晶すると
無色プリズム晶が得られた。
融点8 194.4−195.6℃ ’H−NMRδ (CDC13:200MHz)  :
6.66  (IH,、S)、6  。 62(IH。
S)、3.91 (6H,S)、3.47(3H,S)
、3.29 (3H,S)。
1.27 (3H,S)、0.84 (3H。
d) 工R(KBr)am−’:  3384,1590M5
 :  m/z  404 [M冨]参考例2 ジデスメトキシシザンドリンから ゴミジンAの合成: アルゴン気流下、ジデスメトキシシザンドリン 100
mg(0,25s+mol) 、炭酸カリウム 247
.5 gmg (2,5slal)を室温でN、N−ジ
メチルホルムアミド 1mlに溶解し、ジブロモメタン
0.18ml (2,5slal)を加え、全溶液を6
0 ’Cで1時間30分撹拌した。
この反応液を冷却した後、水20a+1を加え、酢酸エ
チルエステルで抽出した(20alx3回)。この酢酸
エチルエステル抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。ろ通接ろ液を濃縮するヒ、黄色
油状物を141.411g得た。これをシリカゲルs、
ogを用いるカラムクロマトグラフィー(酢酸エチルエ
ステル:ヘキサン=2 : 5)で分離精製し、ゴミジ
ンA 93.411g(90゜7%)を得た。これをメ
タノールがら再結晶するこ無色針状晶が得られた。
融点:  88.3−89.4℃ 得られたゴミジンAの物理化学的性状は文献[H,Ta
guehi and Y、Ikeya、 Chew。
Pharm、Bull、、23.3296  (197
5)]記載のゴミジンA(go■1sinA)の物理化
学的性状に一致した。
’H−NMR6(CDCIs:200MHz):6.6
2 (IH,S)、6.48 (IH。
S)、5.96 (2H,S)、3.90(6H,S)
、3.84 (3H,S)。
3.52 (3H,S)、1.25 (3H。
S)、0.82 (3H,d) 工R(KBr)cm−’: 3512.1600.1502 M5:  m/z  416 [M寞]参考例3 モノデスメトキシシザンドリンか らゴミジンAの合成: アルゴン気流下、モノデスメトキシシザンドリン480
JI1g(1、1m5ol)を無水ジクロロメタン 5
mlに溶解し、2,2,6.6−テトラメチルビベリジ
ン 0.41厘1(2,425−ol )を加え0℃に
冷却し、1o分間撹拌した。0℃で三塩化ホウ素 2.
2a+l (2,2■al )の1.0Mジクロロメタ
ン溶液を加え、室温に戻して24時間撹拌した。反応液
に飽和炭酸水素ナトリウム溶液30m1を加え、酢酸エ
チルエステルで抽出した(20■1×4回〉。この酢酸
エチルエステル抽出液は、IN塩酸で洗い、飽和食塩水
で洗った後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ通接
、ろ液を濃縮すると、黄色油状物437.9Mが得られ
た。
アルゴン気流下、得られた黄色油状物 437.9[(1,1mi+ol) 、炭酸カリウム1
.089 g (11mmol)を室温でN、N−ジメ
チルホルムアミド 5mlに溶解し、ジブロモメタン0
.77ml (11mmol)を加え、全溶液を60℃
で1時間30分撹拌した。冷却した徨、反応液に水80
m1を加え、酢酸エチルエステルで抽出した(60ml
XS回)。
酢酸エチルエステル抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、ろ通接ろ液を濃縮すると、黄
色油状物 540Bgが得られた。これをシリカゲル3
5gを用いるカラムクロマトグラフィー(酢酸エチルエ
ステル:ヘキサン=2 : 5)に付して分離N製を行
い、ゴミジンA 235.OIIg(52,1%〉を得
た。
以   上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるシザンドリンに、モルテイエレラ属に属する
    微生物を作用させることを特徴とする次の式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるモノデスメトキシシザンドリンの製造方法。
  2. (2)次の式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるシザンドリンに、モルティエレラ属に属する
    微生物を作用させて式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるモノデスメトキシシザンドリンを得、次いで
    これに塩基の存在下、ルイス酸を作用させることを特徴
    とする次の式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるジデスメトキシシザンドリンの製造方法。
  3. (3)モルティエレラ属に属し、選択的脱メチル化作用
    を有する微生物。
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