JPH0376140B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科装置用の弁制御装置に関する。

〔従来の技術〕

医学、特に歯学装置では媒体（水または空気）
の流れを制御するためにプランジヤ弁またはダイ
アフラム弁が使用される。ダイアフラム弁では２
つの弁体部分の間に１つのダイアフラムが張られ
ており、このダイアフラムが一方の側を制御媒
体、たとえば空気により加圧されると、ダイアフ
ラムが他方の側で予めダイアフラムにより閉塞さ
れかつ、制御すべき媒体、たとえば水の供給およ
び排出導管と接続されている２つの開口をレリー
ズする（米国特許第3918161号および第4136450号
明細書）。

このようなダイアフラム弁は弁座範囲に粘着お
よび堆積を比較的生じやすく、それにより状況に
よつては弁の閉止状態での必要なシーリング機能
が非常に急速にもはや得られなくなり、従つてま
た弁制御装置の作動の確実性が損なわれる。この
ことは、特に水性媒体の制御のために使用する際
に、前記のプランジヤ弁または複合ダイアフラ
ム／プランジヤ弁にもあてはまる。なぜならば、
その際特に、プランジヤ、圧縮ばねなどのような
弁の部材が腐食により弁制御装置の早期の故障に
通ずる危険が存在するからである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、なかんずく上記の問題点を回
避し得る弁制御装置、すなわち特に作動が確実で
あり、さらに位置に無関係に動作する弁制御装置
を提供することである。位置に無関係に動作する
ことは、弁が可動装置、たとえばハンドピースな
どに内蔵される場合に、特定の内蔵位置を顧慮し
なくてよい点で有意義である。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的は、本発明によれば、特許請求の範囲
第１項に記載の弁制御装置によ達成される。

弁がフラツトスライダ弁として構成されてお
り、各弁がセラミツクス材料から成る３つの重ね
られた板から成つており、それらのうち上側およ
び下側の板が固定して配置されており、また中央
の板が１つのフレームのなかに嵌められており、
このフレームが手動式、空気圧式、油圧式または
電気−機械式であつてよい適当な変位手段により
変位可能であることは特に有利である。板の間の
シーリングは精密なすべり面を介して行われる。
すべての板が同一の孔像を有し、その際に各弁が
５つのチヤネルまでを同時に開閉し得ることは有
利である。

このようなフラツトスライダ弁を複数個の歯科
器具の媒体の流れの制御のために用いることは特
に有利であり、その際に弁を１つの共通の弁ブロ
ツクケースのなかに配置し、またすべての器具に
対して共通の１つの流入スライダ弁および各器具
に対して各１つの流出スライダ弁を設けることは
有利であり得る。弁が主として上側ケース部分お
よび下側ケース部分から成る１つのサンドイツチ
状に構成された弁ブロツクケースに内蔵されてお
り、上側ケース部分のなかに媒体供給導管と媒体
を個々の弁に分配するための導管チヤネルとが配
置されており、また下側ケース部分が弁から去る
導管と個々の器具に通ずる供給チユーブに対する
接続アーマチユアとを含んでいることは有利であ
る。

〔発明の効果〕

本発明による弁制御装置の本質的な利点は、複
数の媒体に対する別々の経路が１つの弁配置を介
して簡単かつ確実な仕方で制御され得ることであ
る。セラミツクス材料から形成された弁体は耐腐
食性に特に優れており、導管経路を通つて流れる
媒体に対して化学的親和力を有せず、また接着ま
たは汚染の傾向がない。長手方向運動体または回
転体として構成されていてよい操作ブロツクおよ
び基本ブロツクの相対運動によりなかんずく良好
な自己浄化効果が得られる。

〔実施例〕

以下、図面に示されている実施例により本発明
を一層詳細に説明する。

第１図には、歯科患者椅子１とその椅子台２に
長手方向に移動可能に保持されている歯科装置３
とを含む歯科治療台が斜視図で示されている。歯
科装置３は、詳細には図示されていないホルダの
なかに保持され供給導管４に接続されている器具
５を含んでいる。符号６を付されているのはフツ
トスイツチであり、それにより器具に対する特定
の機能、たとえば器具に対応付けられている駆動
部（空気モータ、電気モータ）の投入および遮断
または器具から放出される冷却媒体の接続および
遮断が行われ得る。

器具５を前記のホルダに収容するケース７は、
蓋を開いた状態で背面から見て第２図に示されて
いる。ケース７はその内部に、全体として符号８
を付されている弁制御ブロツクと、連結ブロツク
９と、公知の仕方で媒体を必要に応じて加熱し得
る電気加熱装置１０を含んでいる。

第３図は弁制御ブロツク８、連結ブロツク９お
よび加熱装置１０の分解図であり、この図から本
発明にとつて主要な部分が良好に認識され得る。
媒体の流れは水に対しては実線で、空気に対して
はハツチングを施した線で示されており、また水
に対しては短縮記号Ｗにより、空気に対しては短
縮記号Ａにより示されている。

弁制御ブロツク８は主として、それぞれ２つの
板から形成された２つのケース部分、すなわち１
つの上側ケース部分８ａおよび１つの下側ケース
部分８ｂから成つている。上側ケース部分８ａ内
にはチツプブロワー空気Ａ３、駆動空気Ａ１およ
び制御空気Ａ２に対する供給導管１１，１２およ
び１３が終端している。導管１１および１２を経
て供給される媒体は、後で一層詳細に説明する
種々の弁１５および２１に、符号１４を付されて
いるチヤネルまたは孔を介して分配される。これ
らのチヤネルまたは孔は公知の仕方で板に加工さ
れており、または板により形成されている。符号
１５を付されている弁は電磁弁であり、上側ケー
ス部分８ａにねじ締めされており、またそれぞれ
１つの空気圧制御装置１６と結合されている。下
側ケース部分８ｂは一方では器具５の供給導管４
のチユーブアーマチユア１８の接続口に対する接
続短管１７を、他方では（冷たい噴射水および暖
かい噴射水の）水導管Ｗ３およびＷ７に対する接
続口１９を含んでいる。ケース部分８ｂの上側に
はその長手方向に対して横方向に延びている５つ
の溝２０が設けられており、それらのなかに弁２
１が部分的に沈められて配置されている。同様の
溝が上側ケース部分８ａの下側にも配置されてい
るので、両ケース部分の組立状態で互いに対応す
る平面が同一平面内に並び合い得る。

弁２１はすべり弁である。各すべり弁は、図示
の実施例では横断面が長方形の比較的薄い板とし
て構成されている３つの重ねて配置されたセラミ
ツクス板２２ａ，２２ｂ，２２ｃ（第４図および
第５図）の積重ね体から成つている。３つのセラ
ミツクス板２２ａ，２２ｂ，２２ｃの各々は同一
個所に５つのずらして配置された貫通孔２３を含
んでいるので、各板は同一の孔像を有する。個々
の孔２３はパツキン環２４を中間に介して互いに
シールされており、その際にパツキン環は上側セ
ラミツクス板２２ａと上側ケース部分８ａ内の溝
の平面との間および下側セラミツクス板２２ｃと
下側ケース部分８ｂ内の溝の平面との間のみに設
けられている。セラミツクス板の間のシーリング
は極めて精細なすべり面のみにより行われてい
る。パツキン環の厚みはそれらの保持のために設
けられている中間空間の厚みよりも厚く選定され
ており、それにより板は装置部分の間に“浮かん
で”配置されている。それによりパツキン環はシ
ーリング機能とならんで、板のすべり面に或る押
圧力を及ぼす機能をも満足する。

中央のセラミツクス板２２ｂは１つのフレーム
２５のなかに嵌められているが、上側および下側
の両セラミツクス板２２ａ，２２ｃは１つの保持
装置２６により弁制御ブロツクケース８のなかに
固定して取付けられている。保持装置２６は、第
３図の分解図からわかるように、その両脚に係合
突起２７を設けられているＵ字状の保持部２８か
ら成つており、係合突起２７はばね２９の作用の
もとに上側および下側セラミツクス板２２ａ，２
２ｃの切り込み３０のなかに係合する。両外側セ
ラミツクス板はそれにより中央セラミツクス板の
ずれの際にケース内に固く保持される。中央セラ
ミツクス板２２ｂに対するフレーム２５は、弁制
御ブロツク８内に固定可能なキヤツプ３２に支え
られている圧縮ばね３１により、その長手方向に
ストツパに押し付けられている。このことは第４
図および第５図から明らかである。上記のストツ
パを、電磁弁１５を介して圧縮空気を与えられ得
る空気圧制御装置１６のピストン３３が形成して
いる。

器具が使用されない状態では中央セラミツクス
板２２ｂは第４図に示されている位置にあり、ば
ね３１の圧縮力により右方にずらされている。ピ
ストン３３はその一方の終端位置にある。この位
置では中央セラミツクス板２２ｂの孔像は上側お
よび下側セラミツクス板２２ａ，２２ｃの孔像と
一致していない。すなわち、この位置では５つの
孔（第４図および第５図中には１つの孔しか示さ
れていない）を経ての媒体の流れは阻止されてい
る。たとえば１つの器具をそのホルダから取出し
た場合に電磁弁１５が作動電圧を受けると、ピス
トン３３は圧縮空気導管３４からパツキン面３５
を経て圧縮空気を与えられる。その後にピストン
３３は中央セラミツクス板２２ｂをばね３１の力
に抗して、その孔像が他の両セラミツクス板の孔
像と一致するまでずらす。この位置（第５図）で
は媒体の流れは弁を通じて、すなわち供給導管１
１または１２と接続されている上側ケース部分８
ａ内の供給導管チヤネル３６から当該の器具の供
給導管と接続されている下側ケース部分８ｂ内の
排出導管チヤネル３７へ与えられている。

ピストン３３を制御するために必要な圧縮空気
は導管１２，１４および３４を経てすべての空気
圧制御装置１６に同時にかかる。個々のレリーズ
は先ず電磁弁１５への１つの電気的制御信号を介
して行われる。この信号はフツトスイツチ６を介
して、または１つの器具の取出しの際にはそのホ
ルダから発生され得る。

次に連結ブロツク９の機能を詳細に説明する。
連結ブロツク９は弁制御装置全体の保守点検を容
易にする。特に、接続されている機能モジユール
工具を用いずに非常に容易に取外され得る。連結
ブロツク９は、差し込み接続ニツプル４２を接続
するためのそれぞれ同一の複数個の孔４１を有す
る射出成形部品（基本ブロツク４０）を含んでい
る。空気および水に対する供給および排出導管と
接続されているこれらの差し込み接続ニツプル４
２は個々にもしくは一括して連結ブロツク９の基
本ブロツク４０に接続され得る。接続ニツプル４
２を拘束または固定するためには、差し込み接続
ニツプル４２を相応の孔４１のなかに差し込んだ
後に基本ブロツク４０の上にずらされる係合カプ
セル４３が設けられている。フオーク状の終端４
４はニツプルをその差し込み位置に保持する。

基本ブロツク４０はさらにフイルタ４６および
フイルタ保持器４７を受け入れるための中心孔４
５を有している。フイルタ保持器４７は、フイル
タ保持器が孔４４のなかに差し込まれてバヨネツ
ト状に回転される時に基本ブロツク４０の相応に
構成された相手方部分４９のなかに係合する係合
突起４８を含んでいる。この位置では、係合カプ
セル４３に付設されている舌片４３ａは基本ブロ
ツク４０の切欠部５０のなかに位置し、またそこ
でフイルタ保持器４７によりバヨネツト接続４
８，４９の結果として保持される。バヨネツト状
の閉鎖によりフイルタ保持器の取外しおよびそれ
に続く係合カプセルの引抜きの後にすべての差し
込み接続ニツプルが取外され、従つてまた接続さ
れている機能モジユールが互いに分離され得る。

第６図により、タービン処置器具に対する駆動
空気Ａ１の経路を詳細に説明する。導管を経て圧
縮空気上側弁ブロツクケース８ａの分岐系１４
に、従つてまた電磁弁１５のパツキン面３４に
も、下側弁ブロツクケース８ｂのなかに位置する
空気圧弁５１にも加わる。器具５がそのホルダか
ら取外されると直ちに、ここに詳細には説明され
ない電子回路が電気信号を相応の電磁弁１５に与
える。先に説明したように、それによりピストン
３３を介してセラミツクス板２１の中央セラミツ
クス板２２ｂがずらされ、それに１り駆動空気の
経路が開かれる。符号５２を付されているフツト
スイツチペダルを踏むことにより、それと連結さ
れているもう一つの弁５３が開かれ、それにより
制御空気Ａ２が弁５１（第６ｂ図参照）を開く。
駆動空気はこれにより器具５の供給チユーブ４内
へ流れ得る。チユーブ４への流入の直前に空気は
圧力調節弁５４をも通過する。弁ブロツクケース
８ｂの下側の調節ノブ５５は偏心板５６を介して
ノズル針５７に作用する。それによつて駆動空気
の圧力が圧力計５８により指示される所与の値に
設定され得る。

チツプブロワー空気、噴射水のような他の媒体
の制御は類似の仕方で行われる。

図面から明らかなように、弁制御ブロツク全体
は非常にコンパクトな経路および弁システムを含
んでおり、それにより、必然的に圧力損失に通じ
またシール不完全の危険を含んでいる不必要な導
管接続および導管経路は最小限に減ぜられてい
る。弁ブロツクは実際上、水および空気の供給の
ための接続口ならびに媒体をそれぞれの器具に分
配するための制御手段（圧力調節器、弁、分配チ
ヤネル）を含んでいる。分離して配置された中央
連結ブロツク９は供給および排出導管の迅速な接
続および取外しを許し、こうしてモジユールの迅
速な交換を可能にする。供給チユーブ４が分配器
ブロツクに付設された接続要素に直接に接続可能
であることにより、それぞれの弁へのさもなけれ
ば必要な接続導管が同様に省略される。圧縮空気
駆動の器具に対する駆動空気がフツトスイツチを
介して制御されずに、フツトスイツチでは弁制御
ブロツク内で増幅される空気圧信号のみが形成さ
れるので、フツトスイツチケーブルの長さまたは
装置アダプシヨンを種々に変えても空気駆動の器
具に対して必要な流量に不利な影響を与えること
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は歯科治療台の斜視図、第２図は第１図
中に示されている歯科装置の背面図、第３図は弁
制御装置の分解図、第４図および第５図は２種類
の弁位置での弁制御装置の一部分の断面図、第６
図は器具への媒体の流れを示す図、第６ａ図はそ
の一部拡大図である。 １…患者椅子、２…椅子台、３…治療装置、４
…供給導管、５…治療器具、６…フツトスイツ
チ、７…ケース、８…弁制御ブロツク、８ａ…上
側ケース部分、８ｂ…下側ケース部分、９…連結
ブロツク、１０…加熱装置、１１〜１３…供給導
管、１４…導管チヤネル、１５…電磁弁、１６…
空気圧制御装置、１７…接続短管、１８…チユー
ブアーマチユア、１９…接続口、２０…溝、２１
…弁、２２…セラミツクス板、２２ａ…上側セラ
ミツクス板、２２ｂ…中央セラミツクス板、２２
ｃ…下側セラミツクス板、２３…孔、２４…パツ
キン環、２５…フレーム、２６…保持装置、２７
…係合突起、２８…保持部、２９…ばね、３０…
切り込み、３１…圧縮ばね、３２…キヤツプ、３
３…ピストン、３４…圧縮空気導管、３５…シー
ル面、３６…供給導管チヤネル、３７…排出導管
チヤネル、４０…基本ブロツク、４１…孔、４２
…接続ニツプル、４３…係合カプセル、４３ａ…
舌片、４４…フオーク状端部、４５…中央孔、４
６…フイルタ、４７…フイルタ保持器、４８…係
合突起、４９…相手方部分、５０…切欠部、５１
…空気圧弁、５２…フツトスイツチペダル、５３
…弁、５４…圧力調節弁、５５…調節ノブ、５６
…偏心板、５７…ノズル針、５８…圧力計。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の流体媒体を同時に制御するための歯科
   装置用弁制御装置であつて、媒体の供給及び排出
   導管１１，１２，３６，３７ならびに場合によつ
   て制御導管と接続されている少なくとも１つの基
   本ブロツク２２と、このブロツクに対して変位可
   能に配置されており変位面に対して横方向に延び
   ている少なくとも１つの通過チヤネル２３を有す
   る１つの操作ブロツク２２ｂとを備えている少な
   くとも１つの弁２１を含んでおり、操作ブロツク
   ２２ｂの通過チヤネル２３が基本ブロツクのチヤ
   ネル開口３６，３７に関して、少なくとも１つの
   位置では基本ブロツクの少なくとも１つの媒体供
   給および排出チヤネルが操作ブロツクの通過チヤ
   ネルと一致させられ得るように、また他の位置で
   は一致させられ得ないように配置されている弁制
   御装置において、基本ブロツク２２および操作ブ
   ロツク２２ｂがサンドイツチ状に重ねて配置され
   た平面図で見てほぼ長方形の板片２２ａ〜２２ｃ
   から成り、操作ブロツクを形成する中央の板片２
   ２ｂが基本ブロツクを形成する固定されている板
   片２２ａ，２２ｃに対しその長手方向に変位可能
   に配置されており、これらの固定板片２２ａ，２
   ２ｃがセラミツクス材料から成る精密なすべり面
   を有し、これらのすべり面により各板片が互いに
   接しており、各板片２２ａ〜２２ｃがそれぞれ複
   数のチヤネル２３，３６，３７を有し、そのうち
   中央の板片２２ｂのチヤネルが固定板片２２ａ，
   ２２ｃのチヤネル開口に関し一方又は他方の位置
   へ移動可能な通過チヤネルを形成することを特徴
   とする歯科装置用弁制御装置。 ２ 板片２２ａ〜２２ｃが、分布して配置され互
   いにシールされておりそれぞれ同一の孔像を有す
   る複数個の通過チヤネル２３を有することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の弁制御装置。 ３ 板片２２ａ〜２２ｃが同一形状に構成されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の弁制御装置。 ４ 板片２２ａ〜２２ｃが完全にセラミツクス材
   料から成つていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の弁制御装置。 ５ 中央の板片２２ｂが１つのフレーム２５のな
   かに嵌められており、このフレームがばね３１の
   力の作用下に第１の位置に保持されており、また
   ばねの力に抗して作用する変位手段１５，１６に
   より第２の位置にもたらされることができ、その
   際に第２の位置では媒体の流れが中央の板片２２
   ｂにより与えられており、また第１の位置では媒
   体の流れが阻止されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の弁装置。 ６ 板片２２ａ〜２２ｃが弁制御ブロツクケース
   ８の溝２０のなかに配置されており、その際に両
   外側板片２２ａ，２２ｃは、これらの板片２２
   ａ，２２ｃの切り込み３のなかに形状結合的に係
   合する突起部２７を含んでいる共通の保持装置２
   ６により弁制御ブロツクケース８のなかに保持さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第５項
   記載の弁制御装置。 ７ 中央の板片２２ｂに対する変位手段として、
   圧縮空気により加圧されるピストン３３が設けら
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の弁制御装置。 ８ 板片２２ａ〜２２ｃが、媒体供給および排出
   チヤネル１４，３６；３７を含んでいる上側ケー
   ス部分８ａと下側ケース部分８ｂとの間に埋め込
   まれており、その際に上側板片２２ａおよび下側
   板片２２ｃの開口が弾性パツキン２４を中間に介
   して両ケース部分８ａ，８ｂのなかの供給および
   排出導管３６，３７の対応する開口と接続されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の弁制御装置。 ９ 複数個の弁２１が１つの弁制御ブロツク８の
   なかにまとめて配置されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の弁制御装置。 １０ 種々の媒体を制御するために、複数個の歯
   科器具５に対して１つの共通の流入制御弁が、ま
   た各器具５に対して各１つの流出制御弁が設けら
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第９項
   記載の弁制御装置。 １１ 上側弁ブロツクケース部分８ａのなかに媒
   体供給のための接続口１１，１２および空気圧制
   御装置１６の制御のための電磁弁１５が、また下
   側弁ブロツクケース部分８ｂのなかに器具５に通
   ずる供給導管４の接続のためのチユーブ接続口１
   ７が設けられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１０項記載の弁制御装置。 １２ 種々の媒体（水／空気）に対して共通の連
   結部材４０が設けられており、それにそれぞれ同
   一形式に構成された差し込み接続ニツプル４２に
   より一方では供給導管、他方では排出導管が接続
   可能でありＡ１，Ａ２，Ｗ１；Ｗ２ないしＷ６、
   また少なくとも複数個の差し込み接続ニツプル４
   ２に対して共通の係合カプセル４３が設けられて
   おり、この係合カプセルが連結部材４０の相応す
   るチヤネル４１内に接続ニツプル４２の差し込み
   後に接続ニツプル４２にかぶさつてそれを差し込
   み位置に固定することを特徴とする特許請求の範
   囲第１１項記載の弁制御装置。 １３ 連結部材４０がバヨネツト状に連結部材４
   ０における相手方要素４９と係合させられ得る係
   合要素４８を含んでいる１つのフイルタ保持器４
   ７を備えており、それにより係合カプセル４３が
   差し込み位置に保持されることを特徴とする特許
   請求の範囲第１２項記載の弁制御装置。