JPH0374298B2 - - Google Patents

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JPH0374298B2
JPH0374298B2 JP22187785A JP22187785A JPH0374298B2 JP H0374298 B2 JPH0374298 B2 JP H0374298B2 JP 22187785 A JP22187785 A JP 22187785A JP 22187785 A JP22187785 A JP 22187785A JP H0374298 B2 JPH0374298 B2 JP H0374298B2
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Priority to EP19860307709 priority patent/EP0219296B1/en
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、コンクリート建造物の打継目部分等
に設置して、該継目部分等からの浸透水の侵入を
阻止する止水板に関するものである。 [従来の技術] 従来、水膨張性材料よりなる膨張層を少なくと
も表面の一部に形成した止水板が知られている。 [発明が解決しようとする問題点] この止水板は、帯板状に長く形成されたもので
あり、巻回された状態で作業現場に搬送され、所
望の長さに切断して用いられているものである
が、例えば、この止水板を現場に保管している間
に、雨水、地下水等にぬれると膨張層が水膨張し
て、以後に行なわれる止水板の取付作業が困難と
なるばかりでなく、止水板の機能が損なわれてた
だちに使用できなくなるという問題点が生じてい
た。 本発明は、このような問題点を解決するために
なされたものであつて、すなわち本発明は、使用
以前の例えば保管中に雨水、地下水等では、膨張
層が水膨張せず、コンクリート中に埋設されて初
めて水膨張の働きが開始するようにした止水板を
提供することを目的としている。 [問題点を解決するための手段] その目的を解決するために本発明の止水板にお
いては、止水板本体の膨張層表面には、アルカリ
水によつて少なくとも一部が溶解しうるアルカリ
可溶遮水膜部を形成したことを特徴としている。 また、前記止水板全体が、水膨張性材料よりな
る膨張層により形成され、この膨張層表面に前記
アルカリ可溶遮水膜部を形成してもよい。 また、前記止水板本体は、少なくとも長手方向
両側縁部に、中空あるいは軟質弾性多孔材が充填
された応力吸収孔が形成され、この応力吸収孔の
外側部分に沿つて前記膨張層が形成され、この膨
張層表面に、前記アルカリ可溶遮水膜部を形成し
てもよい。 [作用] 上記構成によれば、アルカリ可溶遮水膜部は、
継目部に止水板を埋設後、コンクリートのアルカ
リ水の浸透により少なくとも一部が溶解する。膨
張層は、このアルカリ可溶遮水膜部が溶解するこ
とにより初めて水と接触して含水による膨張作用
を生じるという止水板の機能を開始することにな
る。 [実施例] 第1図と第2図は、本発明の実施例に係る止水
板の斜視図と使用状態を示す断面図である。 この止水板1は、全体として帯板状をなし、ゴ
ム、プラスチツクの非膨張性材料、例えば塩素化
ポリエチレンよりなる止水板本体2の長手両側縁
部に、ゴム又はプラスチツク中に高吸水性樹脂例
えば無水マレイン酸とイソブチレンの共重合体の
架橋物が分散混入されてなる公知の水膨張性材料
よりなる膨張層3,3が形成されている。 しかして、上記止水板1は、止水板本体2の両
側縁部2a,2aを大径筒状としてその内部に両
側に応力吸収孔4,4を形成させ、上記筒状両側
縁部2a,2aの外側半部の表層を肉薄に切欠
き、該切欠凹部2d内に膨張層3,3を形成させ
る。 また、止水板本体2の中間板部2bの中央には
大径筒状の中間応力吸収孔2cが形成されている
とともに、中間板部2bの上下面に突状2eを有
するコルゲート板とされている。 また、上記の応力吸収孔4には、軟質弾性多孔
材を充填させるようにしてもよく、その孔の形状
も丸孔のほか角孔、楕円孔等各種の形状とするこ
とができる。 そして前記膨張層3,3の表面上には塩素化ポ
リエチレンとアルカリ可溶性樹脂、例えば無水マ
レイン酸とイソブチレンの共重合体よりなるアル
カリ可溶遮水膜部5,5が皮膜形成されている。 次に上述の構成における作用を説明する。 上記の止水板1を、第2図に示すように、打設
コンクリートA,Bの継目Cの部分に、該継目C
と直交する方向に埋設させる。すると、継目Cに
浸水する水は、止水板1の表面から両側方向に移
動して膨張層3,3の表面上に形成されたアルカ
リ可溶遮水膜部5,5に接触してコンクリート中
のアルカリ成分により水はアルカリ水となつてア
ルカリ可溶遮水膜部5,5の一部あるいは、全部
が溶解する。次でこのアルカリ水は膨張層3,3
の表面に接触して膨張層3,3を含水膨張させ
る。これにより膨張層3,3がコンクリート面に
密着してシール性を保ち、水の侵入を阻止させ
る。しかして、膨張層3,3がさらに膨張してコ
ンクリートA,Bの密閉空間に止水作用に必要な
密着圧を越える過大な圧力を与えるときには、膨
張層3,3は直接両側応力吸収孔4,4内に膨張
し膨張による過大な内部応力を有効に吸収させる
から、コンクリートにクラツチを生じさせること
がない。 尚、止水板1の一部が予じめ固化されたコンク
リート等の部分に固定された後に、生コンクリー
トが打設される場合等には、上記固化されたコン
クリートに接するアルカリ可溶遮水膜部の部分に
固定する直前にアルカリ水を塗布等して、上記ア
ルカリ可溶遮水膜部の部分を溶融状態あるいは半
溶融状態にしてから止水板1を固定することが出
来る。 上記アルカリ可溶遮水膜部5,5は、膨張層
3,3の表面上に形成されるものであるから第3
図に示すように両側縁部12a,12aの外側半
部が膨張層13,13として形成されているもの
や、第4図に示すように両側縁部22a,22a
の表裏の外面にかけて連続している膨張層23,
23のものにも各々表面上にアルカリ可溶遮水膜
部15,15,25,25を設けることができ
る。 また、本発明の止水板は、第5図A〜Jのよう
な形状とすることが出来る。 第5図において、31は止水板、32は非膨張
部としての止水板本体、33は膨張層、35はア
ルカリ可溶遮水膜部を示す。また、34は両側応
力吸収孔、32Cは中間応力吸収孔を示す。 第5図Aの止水板は、止水板本体の全体が水膨
張性材料33により形成され、この全表面にアル
カリ可溶遮水膜部35が形成されている。従つ
て、非膨張部は存在しない。 その他、第5図B〜Jの止水板の構成と作用の
説明の詳細は省略する。 以下に、供試体による実験結果を示す。
【表】 各供試体の形状は、第1図及び第2図の実施例
と同一である。 膨張特性の実験結果(第6図参照) 供試体Aを、コンクリート中に96時間埋設した
もの(×印)と、72時間埋設したもの(△印)
と、埋設しなつかつたもの(○印)との3体用意
し、これを20℃の水道水中に浸漬して膨張部の寸
法変化量を測定した。 この結果、96時間及び72時間コンクリート中に
埋設したものでは、コンクリート中のアルカリ水
により遮水膜部は溶解して早期に膨張部が膨張
し、埋設しなかつたものでは遮水膜部の存在によ
りほとんど膨張していない。これによりアルカリ
可溶遮水膜部の有効性が確認された。 止水性能の実験結果(第7図、第8図参照)第
7図に示すように、先行コンクリート6に上記各
供試体1を設置し、初期目地隙間tが10mmとなる
ように後行コンクリートを打設し、養生1週間後
目地隙間に水を注入して、目地隙間を一旦広げた
後に縮少する方向に変化させて、各目地隙間下に
おける各水圧下(1kgf/cm2〜5kgf/cm2)の止水
性能を測定した。 第8図Aは、本発明による止水板の性能結果を
示し、第8図Bは、アルカリ可溶遮水膜部のない
従来品による性能結果を示す。 本発明の止水板では、目地の拡縮に拘らず各水
圧下において止水されている(第8図A)が、従
来品では、目地の拡大及び一旦拡大後の縮小後に
止水機能が損なわれている。(第8図B) これは、従来品では、生コンの固化前に膨張部
が吸水膨張することから周辺のコンクリートが脱
水されて硬化不良を起す結果であり、この点にお
いても本発明の優秀性が確認された。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るアルカリ可
溶遮水膜部を有する止水板によれば、膨張層は、
コンクリート内に埋設した後に始めてアルカリ可
溶遮水膜部が溶解して水膨張を開始するため、現
場等保存場所においてこの止水板が雨水、地下水
等に濡れても膨張層が水膨張することがない効果
があり、さらに止水機能も向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る止水板の斜視
図、第2図は、同使用状態を示す断面図、第3
図、第4図は同止水板の他の例を示す断面図、第
5図A〜Jは、同止水板のその他の例を示す断面
図、第6図は、試験結果を示すグラフ図、第7図
は、試験方法を示す断面図、第8図A,Bは、試
験結果を示す図である。 1,11,21,31……止水板、2,12,
22,32……止水板本体、2a,12a,22
a……側縁部、3,13,23,33……膨張
層、5,15,25,35……遮水膜部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 止水板本体の少なくとも表面の少なくとも一
    部に水膨張性材料よりなる膨張層が形成されてな
    る止水板において、 前記膨張層表面には、アルカリ水によつて少な
    くとも一部が溶解しうるアルカリ可溶遮水膜部を
    形成したことを特徴とする止水板。 2 前記止水板本体は、全体として水膨張性材料
    よりなる膨張層により形成されている特許請求の
    範囲第1項記載の止水板。 3 前記止水板本体は、少なくとも長手方向両側
    縁部には、中空あるいは軟質弾性多孔材が充填さ
    れた応力吸収孔が形成され、少なくとも該応力吸
    収孔の外側部分に沿つて水膨張性材料よりなる膨
    張層が形成されてなる特許請求の範囲第1項記載
    の止水板。
JP22187785A 1985-10-07 1985-10-07 止水板 Granted JPS6290455A (ja)

Priority Applications (6)

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JP22187785A JPS6290455A (ja) 1985-10-07 1985-10-07 止水板
AU63065/86A AU582901B2 (en) 1985-10-07 1986-09-23 A waterstop
CA 518999 CA1278436C (en) 1985-10-07 1986-09-24 Waterstop
US06/915,738 US4740404A (en) 1985-10-07 1986-10-06 Waterstop
EP19860307709 EP0219296B1 (en) 1985-10-07 1986-10-06 A waterstop
DE8686307709T DE3667188D1 (de) 1985-10-07 1986-10-06 Dichtung.

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JPS6290455A JPS6290455A (ja) 1987-04-24
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JPH04110809U (ja) * 1991-03-12 1992-09-25 有限会社岩本技研 止水板
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JP2002088344A (ja) * 2000-01-25 2002-03-27 Tomoe Engineering Co Ltd 耐水性複合止水材
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JPS6290455A (ja) 1987-04-24

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