JP2001303896A - 止水シート及びトンネルの止水構造 - Google Patents

止水シート及びトンネルの止水構造

Info

Publication number
JP2001303896A
JP2001303896A JP2000123801A JP2000123801A JP2001303896A JP 2001303896 A JP2001303896 A JP 2001303896A JP 2000123801 A JP2000123801 A JP 2000123801A JP 2000123801 A JP2000123801 A JP 2000123801A JP 2001303896 A JP2001303896 A JP 2001303896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tunnel
sheet
lining concrete
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000123801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4379551B2 (ja
Inventor
Toshiaki Takahashi
俊昭 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP2000123801A priority Critical patent/JP4379551B2/ja
Publication of JP2001303896A publication Critical patent/JP2001303896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4379551B2 publication Critical patent/JP4379551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 不透水性シート2の一面に長さ方向に沿
って止水部材5’を接着剤層6を介して固着した止水シ
ート1’を、止水部材5’側が二次覆工コンクリート側
に対面し、トンネル長さ方向の所定箇所近傍に止水部材
5’がトンネル周方向に沿って配設されるように一次覆
工コンクリート面に張設して、湧水等による水膨潤性ゴ
ム5cの膨潤により、上記所定箇所において不透水性シ
ート2と二次覆工コンクリートとの間の流水がトンネル
の長さ方向一側から他側に流出することを防止する。 【効果】 トンネル長さ方向の所定箇所において止水シ
ートと二次覆工コンクリートとの間のトンネルの長さ方
向一側から他側への流水を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの一次覆
工コンクリートと二次覆工コンクリートとの間に配設さ
れる止水シート及び一次覆工コンクリートに張設された
不透水性シートと二次覆工コンクリートとの間に浸入し
た湧水等がトンネルの長さ方向一側から他側に流出する
のを工区境等の所定箇所において防止するトンネルの止
水構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】山等を
貫通するトンネルの場合、地下水の変動を最小限にする
ために、トンネルの外周すべてを筒状の不透水性シート
で覆うウォータータイト工法が採用されており、このよ
うな工法の場合、トンネル外周部には、相当な水圧が作
用し、一次覆工コンクリートと二次覆工コンクリートと
の間に張設された不透水性シートに何らかの原因で孔が
発生すると、湧水等が孔より流入し、不透水性シートと
二次覆工コンクリート間を伝って、各々二次覆工コンク
リートの打設継目より漏水現象となるため、トンネルの
他区間に伝播するのを防ぐ手段が求められている。
【0003】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、トンネルの工区境等の所定箇所で止水シートと二次
覆工コンクリートとの間に浸入した湧水等がトンネルの
長さ方向一側から他側に流出するのを防止するのに好適
な止水シート及び該止水シートを使用して上記流出を上
記所定箇所近傍でくい止めることができるトンネルの止
水構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、(1)トンネルの一次覆工コンクリートと
二次覆工コンクリートとの間に配設される止水シートで
あって、不透水性シートの一面に長さ方向に沿って水膨
潤性物質からなる止水部材を設けたことを特徴とする止
水シート、及び(2)トンネルの工区境等のトンネル長
さ方向の所定箇所において一次覆工コンクリートに張設
された不透水性シートと二次覆工コンクリートとの間に
浸入した湧水等の流水がトンネルの長さ方向一側から他
側に流出することを防止する止水構造であって、上記
(1)記載の止水シートを上記止水部材側が上記二次覆
工コンクリートに対面し、且つ上記所定箇所近傍に上記
止水部材がトンネル周方向に沿って配設されるように一
次覆工コンクリート面に張設して、上記湧水等が浸入し
た場合に上記湧水等によって上記止水部材の水膨潤性物
質を膨潤させて、上記湧水等が流出することを防止する
ことを特徴とするトンネルの止水構造を提供する。
【0005】ここで、上記止水シートが上記止水部材を
接着剤層を介して上記不透水性シートに固着したもので
あったり、一面に互いに幅方向に所定間隔離間した一対
の屹立する壁部を有する保持部材を上記不透水性シート
の一面に固着し、上記止水部材を上記壁部間に介在させ
たものであると、好適であり、上記壁部が断面略逆L字
型やT字型などの壁に対して直交する方向に張り出す肩
部を設けると、より好適である。なお、上記保持部材
は、上述したような別部材であってもよいが、上記不透
水性シートと一体に成形されたものであってもよい。
【0006】また、上記止水部材が、中空部を有するチ
ューブ状部材であって、このチューブ状部材の内周壁部
が非膨潤性ゴムにより形成され、その外周壁部が水膨潤
性ゴムにより形成されたものであると、更に好適であ
る。
【0007】即ち、本発明の止水シートは、不透水性シ
ートの一面に長さ方向に沿って水膨潤性物質からなる止
水部材が設けられているので、この止水シートを止水部
材側がトンネルの二次覆工コンクリート面と対面するよ
うに配置してトンネル周方向に沿って張設すれば、湧水
等が浸入した場合に、上記止水部材が不透水性シートと
二次覆工コンクリートとの間の水を吸水して膨潤し、上
記所定箇所において止水シートと二次覆工コンクリート
との間の浸水路を遮断することができる。
【0008】ここで、上記止水シートが、上記止水部材
を接着剤層を介して上記不透水性シートに固着したもの
であると、二次覆工コンクリート打設時に上記止水部材
がずれないので、好適である。また、一面に互いに幅方
向に所定間隔離間した一対の壁部を有する保持部材を上
記不透水性シートの一面に固着し、上記壁部間に上記止
水部材を介在させたものであると、例えば上記止水部材
を接着剤等によって直接上記不透水性シートに取り付け
たのみの場合に比較して、該止水シートを上記止水部材
側が二次覆工コンクリートに対面するように張設した
後、二次覆工コンクリートを打設する際に、上記壁部に
よって打設圧による止水部材の配設位置がずれることを
より有効に防止できるので、より好適である。
【0009】また、上記止水部材が、中空部を有するチ
ューブ状部材であって、このチューブ状部材の中空部の
内周壁部が非膨潤性ゴムにより形成され、その外周壁部
が水膨潤性ゴムにより形成されたものであると、外側に
膨らむ力が必要以上に大きくなった場合、中空側に反転
し、コンクリートにクラック等を発生させることを確実
に防止できるので、より好適である。
【0010】本発明の止水構造は、上記止水シートを上
記止水部材側が上記二次覆工コンクリートに対面し、且
つトンネルの工区境等のトンネル長さ方向の所定箇所近
傍に上記止水部材が配設されるように一次覆工コンクリ
ート面に張設して、上記湧水等によって上記止水部材の
水膨潤性物質を膨潤させるので、上記所定箇所において
不透水性シートと二次覆工コンクリートとの間の浸水路
がトンネルの長さ方向において遮断されるので、不透水
性シートと二次覆工コンクリートとの間に浸入した湧水
等がトンネル長さ方向一側から他側に流水するのを止め
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明につき図
面を参照して更に詳しく説明する。図1〜3は、本発明
の止水シートの構成例を説明する止水シートの概略断面
図であり、図4は、本発明のトンネルの止水構造の一構
成例を説明するものであって、上記止水シート1がトン
ネルの一次覆工コンクリートと二次覆工コンクリートと
の間に配設された状態を示す止水構造Aの概略断面図で
あり、図5は、トンネルの周方向に沿って上記止水シー
ト1を張設した状態を示すトンネルBの概略断面図であ
る。
【0012】図1に示す止水シート1は、帯状シート4
aの一面に互いに幅方向に所定間隔離間した一対の壁部
として断面略T字型部材3,3を有する保持部材4の断
面略T字型部材3,3間に止水部材5を介在させ、保持
部材4を不透水性シート2の長さ方向に沿って固着し
て、不透水性シート2の一面に長さ方向に沿って止水部
材5を載置したものであり、止水部材5は、図1に示す
ように、保持部材4によって形成される室とほぼ同じ大
きさのものであってもよく、また、図2に示すように上
記室より小さいものであってもよい。なお、本発明の止
水シートは、不透水性シートの一面に止水部材が設けら
れていればよく、例えば図3に示す止水シート1’のよ
うに、不透水性シート2の一面に長さ方向に沿って止水
部材5’を例えばゴム系接着剤等の適宜接着剤からなる
接着剤層6を介して固着したものであってもよい。
【0013】上記止水シート1の場合、このように保持
部材4に壁部を設けておくことにより、二次覆工コンク
リート打設時に止水部材5が損傷を受けることがなく、
流水の圧力で止水部材5が剥離することもない上、止水
部材5が水で膨潤した場合、二次覆工コンクリート方向
に集中的に膨潤が起きるので、止水効果が大きくなり好
ましい。更に、壁部に肩部を設けておくと、膨潤時に保
持部材4と止水部材5との密着性が増すこと、及び保持
部材4への止水部材5の載置作業が行いやすくなり、保
持部材4の壁部を剛性の高いものとしておけば、接着剤
等の固着手段を用いることなく、載置させることも可能
となり、より好適である。
【0014】ここで、不透水性シート2としては、その
材質、大きさなどが特に制限されるものではなく、通常
トンネルの防水施工の際に一次覆工コンクリートと二次
覆工コンクリートとの間に介装される不透水性シートを
使用することができ、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体等の熱可塑性合成樹
脂からなり、幅が0.5〜2m程度、長さが10〜30
m程度で、厚さが0.8〜2.5mm程度の不透水性シ
ート等が挙げられる。
【0015】上記不透水性シート2の一面に固着される
保持部材4は、その材質、大きさなどが特に制限される
ものではないが、上記不透水性シート2への固着強度等
を考慮すれば、材質としては、上記不透水性シート2と
同質の熱可塑性合成樹脂等が好ましく、また、取り扱い
性、止水効率等を考慮すれば、幅が10〜30cm程度
で、長さが上記不透水性シート2と同程度、厚さが1〜
7mm程度の帯状シート4aの一面に同質材料からなる
一対の断面略T字型部材3,3を互いに中央よりに1〜
5cm程度離間させて突出させると好適であり、断面略
T字型部材3,3の高さは止水部材5と同程度とすると
好適である。なお、保持部材4は、帯状シート4aに断
面略T字型部材3,3の足部を適宜手段で接着、溶着す
ることもできるが、コンクリート打設圧等に対する強度
を考慮すれば、上記形状となるように一体成形すること
が望ましい。
【0016】ここで、上記不透水性シート2に上記保持
部材4を固着する方法は、特に制限されるものではな
く、熱溶着、適宜接着剤による接着などによって固着す
ることができるが、固着強度を考慮すれば、熱溶着によ
って固着すると、より好適である。また、不透水性シー
ト2における上記保持部材4の固着位置は特に制限され
るものではないが、通常幅方向中央部付近に長さ方向に
沿って上下端部の0.3〜1m内側まで取り付けること
が望ましい。なお、上記保持部材4の固着数、即ち止水
部材5の載置数は、1列に制限されるものではなく、例
えばより高い止水性能が必要な時には、二個の保持部材
を幅方向にある程度離間させて二例並設すれば、所定箇
所近傍においてより確実にトンネルの長さ方向一側から
他側への流水を防止できる。
【0017】上記止水部材5は、水膨潤性物質からなる
ものであれば、その種類は特に制限されないが、水膨潤
性物質としては水膨潤性ゴムが好適である。そして、本
発明の場合、止水部材の形状は特に制限されるものでは
ないが、図1,2に示すように、断面長方形又は断面正
方形で、その中心部に中空部5aを有するチューブ状部
材であって、このチューブ状部材の中空部5aの内周壁
部が非膨潤性ゴム5bにより形成され、その外周壁部が
水膨潤性ゴム5cにより形成された止水部材5、又は図
3に示すように断面長方形で、その幅方向三個所に並列
した中空部5a,5a,5aを有するチューブ状部材で
あって、このチューブ状部材の中空部5a,5a,5a
の周壁部が非膨潤性ゴム5bにより形成され、周壁部の
非膨潤性ゴム5bの外側(外周壁部)が水膨潤性ゴム5
cにより形成された止水部材5’などを使用すると、水
膨潤性ゴム5cの膨張が過剰である時、その膨張力が中
空部5a側に反転するので、特に好適である。
【0018】なお、上記止水シート1の製造方法は、特
に制限されるものではなく、前述の方法の他、例えば保
持部材4を適宜成形方法によって予め製造しておき、こ
の保持部材4を通常トンネルの防水施工の防水シートと
して使用される不透水性シート2に上述したように熱溶
着、接着剤等によって一体化した後、上記止水部材5を
載置する方法、保持部材4に予め止水部材5を載置して
おき、その後、保持部材4を不透水性シート2に熱溶
着、接着剤等によって一体化する方法などを挙げること
ができる。
【0019】また、上記止水部材5は、トンネル内に搬
入する前に載置しておくこともできるが、不透水性シー
ト2に保持部材4を一体化させたものを施工現場に搬入
し、施工現場において止水部材5を載置していくことも
できる。更に、図2に示す止水シート1の場合、止水部
材5をホットメルト等の接着剤で予め不透水性シート2
及び断面略T字型部材3,3(保持部材4)に接合して
おくと、好適である。また、図3に示す止水シート1’
の場合も、止水部材5’をホットメルト等の適宜接着剤
で予め不透水性シート2に接合しておくと、好適であ
る。
【0020】次に、上記止水シート1を使用した止水構
造Aを図4,5を用いて以下に説明する。
【0021】図4に示す止水構造Aは、トンネルの工区
境等のトンネル長さ方向の所定箇所、例えばトンネルB
(図5参照)の二次覆工コンクリート打設(通常10.
5m)近傍において止水シート1と二次覆工コンクリー
ト8との間に進入した湧水等の流水がトンネルの長さ方
向一側から他側に流出することを防止するものであり、
通常水膨潤性ゴム5c(止水部材5)はコンクリート打
設1スパン(図5の矢印C参照)約10.5mに1箇所
(一列)ずつ入るようにすると好適である。上記トンネ
ルBは、止水構造Aによる止水施工を行う上記所定箇所
以外の一次覆工コンクリート面は図示しない通常の不透
水性シートによって常法により防水施工が施されてい
る。このトンネルBの二次覆工コンクリート近傍におい
て、上記止水シート1を止水部材5を載置した面側が二
次覆工コンクリート8に対面し、且つ上記所定箇所近傍
に止水部材5がトンネル周方向に沿って配設されるよう
に、一次覆工コンクリート7面にトンネル周方向に沿っ
て固定する。
【0022】そして、二次覆工コンクリート8を上記止
水シート1を介して一次覆工コンクリート7に打設、硬
化させると、上記保持部材4の断面略T字型部材3,3
と該部材3,3間の帯状シート4aと二次覆工コンクリ
ート8面とによって形成される室内に載置された止水部
材5の水膨潤性ゴム5cが、二次覆工コンクリート8と
止水シート1との間に浸出する不透水性シート2の孔か
らの湧水等を吸水して膨潤することによって、上記室内
が止水部材5で満たされるので、止水シート1と二次覆
工コンクリート8との間に形成される湧水等のトンネル
長さ方向の浸水路を隣接する二次覆工コンクリート打設
間で遮断することができ、特に断面略T字型部材3,3
を設けておくことによって、二次覆工コンクリート8側
に向かう方向への膨張力が最大になった時、二次覆工コ
ンクリート8と膨張した止水部材5との接触面積が一方
向だけになるので、止水性能が優れたものとなる。ま
た、図3に示した止水シート1’においては、止水部材
5’と不透水性シート2接合面以外は、二次覆工コンク
リートに膨張力が拘束されるので、止水性能が高くな
る。
【0023】なお、本発明は、上記構成に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
して差し支えない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、工区境等のトンネル長
さ方向の所定箇所においてトンネルの不透水性シートと
二次覆工コンクリートとの間において、不透水性シート
に何らかの原因で孔が発生した場合、湧水等の流水がト
ンネルの長さ方向一側から他側に流出することを容易、
且つ確実に防止することができる。従って、本発明は、
例えばトンネルの防水施工に伴ってトンネル区間の湧水
等が不透水性シートと二次覆工コンクリートとの間を流
れてトンネル区間外に流出し、各々二次覆工コンクリー
ト打設継目から漏水するのを、上記所定箇所近傍だけで
くい止める場合等に特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の止水シートの一構成例を説明する止水
シートの概略断面図である。
【図2】本発明の止水シートの他の構成例を説明する止
水シートの概略断面図である。
【図3】本発明の止水シートの更に他の構成例を説明す
る止水シートの概略断面図である。
【図4】本発明の止水構造の一構成例を説明する止水構
造の概略断面図である。
【図5】上記止水構造を説明するトンネルの概略断面図
である。
【符号の説明】 A 止水構造 B トンネル 1、1’ 止水シート 2 不透水性シート 3 断面略T字型部材 4 保持部材 5、5’ 止水部材 5a 中空部 5b 非膨潤性ゴム 5c 水膨潤性ゴム 7 一次覆工コンクリート 8 二次覆工コンクリート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルの一次覆工コンクリートと二次
    覆工コンクリートとの間に配設される止水シートであっ
    て、不透水性シートの一面に長さ方向に沿って水膨潤性
    物質からなる止水部材を設けたことを特徴とする止水シ
    ート。
  2. 【請求項2】 上記止水部材を接着剤層を介して上記不
    透水性シートに固着した請求項1記載の止水シート。
  3. 【請求項3】 一面に互いに幅方向に所定間隔離間した
    一対の壁部を有する保持部材を上記不透水性シートの一
    面に固着し、上記止水部材を上記壁部間に介在させた請
    求項1又は2記載の止水シート。
  4. 【請求項4】 上記止水部材が、中空部を有するチュー
    ブ状部材であって、このチューブ状部材の内周壁部が非
    膨潤性ゴムにより形成され、その外周壁部が水膨潤性ゴ
    ムにより形成されたものである請求項1、2又は3記載
    の止水シート。
  5. 【請求項5】 トンネルの工区境等のトンネル長さ方向
    の所定箇所において一次覆工コンクリートに張設された
    不透水性シートと二次覆工コンクリートとの間に浸入し
    た湧水等の流水がトンネルの長さ方向一側から他側に流
    出することを防止する止水構造であって、請求項1乃至
    4のいずれか1項記載の止水シートを上記止水部材側が
    上記二次覆工コンクリートに対面し、且つ上記所定箇所
    近傍に上記止水部材がトンネル周方向に沿って配設され
    るように一次覆工コンクリート面に張設して、上記湧水
    等が浸入した場合に上記湧水等によって上記止水部材の
    水膨潤性物質を膨潤させて、上記湧水等が流出すること
    を防止することを特徴とするトンネルの止水構造。
JP2000123801A 2000-04-25 2000-04-25 止水シート及びトンネルの止水構造 Expired - Fee Related JP4379551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123801A JP4379551B2 (ja) 2000-04-25 2000-04-25 止水シート及びトンネルの止水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000123801A JP4379551B2 (ja) 2000-04-25 2000-04-25 止水シート及びトンネルの止水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001303896A true JP2001303896A (ja) 2001-10-31
JP4379551B2 JP4379551B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=18634036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000123801A Expired - Fee Related JP4379551B2 (ja) 2000-04-25 2000-04-25 止水シート及びトンネルの止水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4379551B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107165658A (zh) * 2017-07-13 2017-09-15 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 穿越地下洞室的层间错动带防渗治理结构及施工方法
CN110159319A (zh) * 2019-06-14 2019-08-23 中国铁道科学研究院集团有限公司铁道建筑研究所 一种隧道二衬用止水带结构及施工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107165658A (zh) * 2017-07-13 2017-09-15 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 穿越地下洞室的层间错动带防渗治理结构及施工方法
CN110159319A (zh) * 2019-06-14 2019-08-23 中国铁道科学研究院集团有限公司铁道建筑研究所 一种隧道二衬用止水带结构及施工方法
CN110159319B (zh) * 2019-06-14 2024-04-16 中国铁道科学研究院集团有限公司铁道建筑研究所 一种隧道二衬用止水带结构及施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4379551B2 (ja) 2009-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19990022167U (ko) 옹벽의지수(止水)차단장치
JP2004183338A (ja) トンネル止水構造およびその施工方法
JP2001136645A (ja) ケーブル保護管用止水栓及びその止水方法
JP2001303896A (ja) 止水シート及びトンネルの止水構造
US6026622A (en) Predetermined crack-joint
PT760885E (pt) Calha para junta de fractura programada
JP3206179B2 (ja) シールドトンネルの漏水防止構造
JP5419137B2 (ja) 貯留水場、およびその形成方法
JP4938358B2 (ja) セグメント用シール部材及びそれを用いたセグメント接合部のシール構造並びにセグメント接合方法
JP3528095B2 (ja) 遮水シート端縁の洩水防止構造
JP4117426B2 (ja) トンネルの止水構造
JPS64480Y2 (ja)
JP2002194824A (ja) 止水用具
JP2001182237A (ja) 脱気性防水シート及びシート防水施工における脱気方法
CN112095937A (zh) 自封堵式表面能防水系统
JP7488690B2 (ja) 排水管継手
JP2001107692A (ja) 遮水シートおよび遮水工法
ES2559129B1 (es) Junta de estanqueidad para túneles
ES2289369T3 (es) Medios y metodo para sellar juntas de construccion de hormigon y metodo para fabricar tales medios de sellado.
JP4514990B2 (ja) 鋼矢板の打設方法および鋼矢板
KR101884202B1 (ko) 조인트가 이중 보강된 복합방수공법
JPH0725526Y2 (ja) 組み合わせ二重管を使用した面発熱体
KR20240074335A (ko) 지수 및 방수기능을 갖는 터널 공사용 시트
JPH0414558Y2 (ja)
JPH11244808A (ja) 産廃物廃棄処分場用の遮水壁と産廃物廃棄処分場システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090908

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4379551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151002

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees