JP2001107692A - 遮水シートおよび遮水工法 - Google Patents

遮水シートおよび遮水工法

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JP2001107692A
JP2001107692A JP28507699A JP28507699A JP2001107692A JP 2001107692 A JP2001107692 A JP 2001107692A JP 28507699 A JP28507699 A JP 28507699A JP 28507699 A JP28507699 A JP 28507699A JP 2001107692 A JP2001107692 A JP 2001107692A
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Yukinori Koyama
幸則 小山
Masaru Tateyama
勝 舘山
Naoyuki Yaguchi
直幸 矢口
Yoshihiko Kawamura
吉彦 河村
Toshihiro Hamada
敏裕 浜田
Shunsuke Izumi
俊介 出水
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Railway Technical Research Institute
Kuraray Co Ltd
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Railway Technical Research Institute
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル、防護壁、護岸等の構築や補修など
の土木工事を行う際の遮水、ビル、家屋、タンク、貯水
槽などの構造物の建造や補修などを行う際の遮水、その
他の箇所における漏水の阻止や抑制等に有効な遮水シー
ト及び遮水工法の提供。 【解決手段】 シート状防水性基材の少なくとも一方の
面に高さが1mm以上の突起壁を有する遮水シート又は
シート状防水性基材の一方の面に高さが1mm以上の突
起壁を有し、もう一方の面にドレーン層を有する遮水シ
ート、及び前記遮水シートを用いる遮水工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル(開削ト
ンネル、山岳トンネルなど)、防護壁、ビル、家屋、タ
ンク、貯水槽などの構造物や、貯水池などその他の箇所
での漏水の阻止や抑制に有効な遮水シートおよび該遮水
シートを用いる遮水工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル、ビル、タンク、貯水
槽、貯水池などをコンクリートなどにより構築・補修す
る場合、地下水や湧水などの漏水を抑制するために各種
塗布材や遮水シートを用いた遮水工法が施されている。
構築物の材料として広く使用されているコンクリートな
どは、それ自体である程度の水密構造を有しているもの
の、クラックが形成されると漏水や滲水が生じることか
ら、遮水工法を施す必要がある。
【0003】しかしながら、各種塗布材や遮水シートを
用いて遮水工法を施しても、例えば遮水シートを壁面に
固定するための釘打ち部、遮水シート端部接合部の接合
不良部分、遮水シート施工時のシートの破損部分などか
ら漏水する可能性があり、完全に遮水することは困難で
あった。さらに、構築物の構成材料(コンクリートに代
表される水硬性材料など)と遮水シートや塗布材などの
防水層との接着を完全に行いにくく、構築物の構成材料
にクラックが生じると、前記した釘打ち部、シートの接
合不良箇所、破損部分などを経由して、水が防水材層上
(例えばトンネル内)まで漏水し、遮水効果を十分に且
つ長期的に持続させることが難しくなる。
【0004】また、遮水シートを用いることなく塗布材
のみで遮水工法を行うことも可能であるが、部分的に塗
布材が存在しない箇所があったり、ピンホールや塗布後
の損傷が形成され易いために、やはり遮水効果を十分に
且つ長期的に持続させることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トン
ネル、ビル、タンク、貯水槽、貯水池などから漏れたり
滲みだす水に対する遮水効果が高く、遮水シートを壁面
等に固定するための釘打ち部、遮水シートの端部接合箇
所の接合不良部、遮水シート施工時のシート破損部分な
どから多少漏水が生じても、また遮水シートと防水材層
との間に多少空隙が生じたり、コンクリートなどの防水
材層に多少亀裂が生じた場合であっても、防水材層表面
(例えばトンネル内部)にまで水が漏れ出るのを効果的
に阻止または抑制でき、それによって長期的に良好な遮
水性能を維持できる遮水シートおよび遮水工法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者らは色々検討を重ねてきた。その結果、シート
状防水性基材の少なくとも一方の面に高さが1mm以上
の突起壁を設けた遮水シートを製造し、その遮水シート
を突起壁を設けてなる面が遮水を要する壁面等と反対の
面、すなわちコンクリート、モルタル、樹脂などの防水
材層を形成する面側となるようにして壁面等に敷設し、
その上にコンクリートなどの防水材層を形成すると、遮
水シートを壁面等に固定するための釘打ち部、遮水シー
トの端部接合箇所の接合不良部、遮水シート施工時のシ
ート破損部分などから漏れ出た水が遮水シートと防水材
層との間に生じた空隙に流れ込んでも、該突起壁が水が
拡散したり流れる(水走りする)のを阻止する壁として
機能して、防水材層に亀裂などが生じていても該亀裂か
ら水が防水材層上に漏れ出るのを防止または抑制でき、
長期に亙って高い遮水性能を維持することを見出した。
さらに、本発明者らは、高さが1mm以上の突起壁を設
けてなる前記した遮水シートにおいて、シート状防水性
基材の一方の面に突起壁を設け、もう一方の面にドレー
ン層を設けると、また突起壁をセル状の構造にすると、
一層良好な遮水の防止または抑制効果が得られることを
見出し、それらの知見に基づいて本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、(1) シート状防
水性基材の少なくとも一方の面に高さが1mm以上の突
起壁を有することを特徴とする遮水シートであり;さら
に、(2) シート状防水性基材の一方の面に高さが1
mm以上の突起壁を有し、もう一方の面にドレーン層を
有することを特徴とする遮水シート;である。そして、
本発明は、(3) 突起壁がセル状構造を有し且つ防水
性基材と一体化している前記した(1)または(2)の
遮水シート;を好ましい態様として包含する。
【0008】さらに、本発明は、(4) 前記した
(1)〜(3)ののいずれかの遮水シートを敷設するこ
とを特徴とする遮水工法;および、(5) 遮水を要す
る面に、土留め壁層を敷設した後にまたは敷設せずに、
前記した(1)〜(3)のいずれかの遮水シートを、そ
の突起壁を有する面を最表面に向けて敷設し、次いで該
遮水シートの突起壁を有する面上に防水材を付与し硬化
して防水材層を形成することを特徴とする遮水を要する
面の遮水工法。防水性基材の一方または両方の面に高さ
が1mm以上の突起壁が存在することを特徴とする遮水
シート;である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。まず、本発明でいう「遮水」とは、湧水、雨水な
どの自然現象に伴う漏水や滲水の遮断のみならず、人為
的に生ずる液体や流体の流出、漏れなどの遮断および防
止を含めた遮水を意味し、したがって本発明の遮水シー
トは前記した種々の遮水を行うのに用いるシートを言
い、また本発明の遮水工法は前記した種々の遮水を行う
ための工法を言う。
【0010】本発明の遮水シートのベースをなすシート
状防水性基材は、十分な防水性能(遮水性能)を有する
シート状の材料であればいずれでもよく、特に制限され
ない。シート状防水性基材を構成する防水性の素材とし
ては、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、ゴム類、
瀝青物などを挙げることができる。具体的には、熱可塑
性樹脂としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、カルボン酸変性ポリエチレン(例えばオレイン酸
変性ポリエチレン、マレイン酸変性ポリエチレンな
ど)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレ
ン、ポリイソブチレンなどのオレフィン系樹脂、軟質塩
化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステルなどの熱可
塑性樹脂を挙げることができる。また、熱可塑性エラス
トマーとしては、ポリスチレン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド
系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラ
ストマーなどを挙げることができる。ゴム類としては、
天然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレン、ブチルゴム、
SBR、NBRなどを挙げることができる。また、瀝青
物としてはアスファルト(改質アスファルトを含む)な
どを挙げることができる。
【0011】シート状防水性基材は、前記した重合体の
1種からなっていてもまたは2種以上を含む重合体組成
物からなっていてもよい。また、シート状防水性基材
は、前記した重合体の1種よりなる層または2種以上の
組成物よりなる層と、それとは異なる材料よりなる層
(例えば前記した層を構成する重合体とは異なる重合体
の1種またはは2層以上よりなる層、布帛層など)との
積層体であってもよい。さらに、シート状防水性基材
は、布帛中に前記した重合体の1種または2種以上が含
浸させた防水性シートであってもよい。また、シート状
防水性基材は、本発明の効果を損なわない範囲で、顔
料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの各種配
合剤を配合してあってもよい。
【0012】シート状防水性基材を構成する素材として
は、遮水シート上に施工されるコンクリート、セメン
ト、モルタルなどの水硬性物質との親和性、接着力が高
く、且つ取り扱い性、遮水性などにより優れる重合体材
料が好ましく用いられ、そのような重合体材料の例とし
ては、酢酸ビニル含有率が20〜90重量%、特に40
〜80重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体など
を挙げることができる。
【0013】シート状防水性基材の厚さは、遮水シート
の用途などに応じて調整し得るが、一般には、遮水性
能、取り扱い性、強度などの点から0.5mm〜10m
m程度であるのが好ましい。
【0014】本発明の遮水シートは、上記したシート状
防水性基材の少なくとも一方の面に、高さが1mm以上
の突起壁を有していることが必要である。突起壁の高さ
が1mm未満であると、遮水シートを壁面等に固定する
ための釘打ち部、遮水シートの端部接合部の接合不良箇
所、遮水シート施工時のシート破損部分などから水漏れ
が生じ、該漏れ出た水が遮水シートと防水材層との間に
発生した空隙内に流れ込んだ場合に、突起壁が該空隙内
での水の拡散や流れ(水走り)を阻止したり抑制する壁
として機能しなくなり、該空隙内に漏れ流れ込んだ水
が、防水材層に亀裂などが生じていると該亀裂から防水
材層上(外部)に漏れ出るようになり、遮水効果が低下
する。シート状防水性基材上に設ける突起壁の高さは、
1〜100mmであることが、遮水シートの製造の容易
性、取り扱い性、遮水効果、遮水シート上に塗工する防
水材との密着性など点から好ましく、4〜50mmであ
ることがより好ましい。突起壁の高さが高すぎると、遮
水シートの取り扱い性および防水材との密着性が低下
し、しかも遮水シートを製造しにくくなる。
【0015】また、突起壁の厚さ(幅)は、1〜50m
mであることが好ましく、2〜20mmであることがよ
り好ましい。突起壁の厚さが前記した範囲であると、遮
水シートを壁面に取り付けたり遮水シート上に防水材を
塗工する際に突起壁が折れ曲がったり、変形するのを防
止でき、遮水シートを壁面等に固定するための釘打ち
部、遮水シートの端部接合部の接合不良箇所、遮水シー
ト施工時のシート破損部分などから水が漏れ出して遮水
シートと防水材層との間の発生した空隙内に流れ込んだ
場合にも、水の拡散や水走りを突起壁によって良好に阻
止または抑制することができる。突起壁が薄すぎると、
遮水シートを壁面に取り付けたり遮水シート上に防水材
を塗工する際に、突起壁の折れ曲がり、変形、倒立など
を生じ、遮水性能が低下する。一方、突起壁の厚さが大
きすぎると、遮水シートの重量増を招き、取り扱い性の
不良、コストの上昇などを招く。
【0016】シート状防水性基材上に設ける突起壁の形
状および構造は、遮水シートとコンクリートやその他の
防水材層との間に発生した空隙内に流れ込んだ漏水の拡
散や水走りを阻止または低減できる形状であればいずれ
でもよい。本発明の遮水シートの具体例を図で示すと、
例えば、図1に示すようなシート状防水性基材1の一方
の面に格子状の突起壁2を有する遮水シートA、図2に
示すようなシート状防水性基材1の一方の面に格子状の
突起壁2を有し且つもう一方の面のドレーン層3を有す
る遮水シートA、図3に示すようなシート状防水性基材
1の一方の面にハニカム状の突起壁2を有する遮水シー
トA、図4の(a)および(b)に示すような、シート
状防水材層1の一方の面に畝状の突起壁2または波状の
突起壁2を有する遮水シートAなどを挙げることができ
る。また、図示はしていないが、シート状防水性基材1
上に設ける突起壁2は、三角形、五角形などのような他
の形状を有するセル状構造であってもよい。さらに、後
に打設するコンクリートなどの防水材との噛み合わせを
向上させる目的で、突起壁2の断面を異形断面とするこ
とが好ましく、具体的には、図5の(c)に示すような
T字型、図5の(d)に示すようなきのこ型などのよう
な断面にすることが好ましい。ここで、図1〜図5にお
いて、Hは突起壁2の高さ、Dは突起壁2の厚さ
(幅)、W1、W2、W3、W4は突起壁間の間隔を示す。
【0017】上記したうちでも、遮水シートの突起壁
は、図1〜図3に示すような格子状やハニカム状、また
はその他の形状の“セル状構造”を有していることが好
ましく、その場合は、遮水シートとコンクリートなどの
防水材層との間に発生した空隙内に流れ込んだ漏水を、
該セル状構造の各小室内に閉じ込めて、漏れ出た水が拡
散したり水走りするのをより効果的に阻止または抑制
し、より高い遮水性能を発揮できる。
【0018】セル状構造を有する突起壁では、突起壁間
の間隔(図1のW1、W2、W3、W4など)は、突起壁の
高さや遮水シートを敷設する現場の状態の遮水シートの
使用形態などに応じて調整できる。定性的には突起壁の
高さが高いほど間隔は広く出来、高さが低い場合には、
コンクリートとの噛み合わせが小さいため間隔は狭くな
る。一般には、突起壁間の間隔は10〜200cmであ
ることが好ましいが、それ以上もしくはそれ以下の間隔
であることを阻外するものではない。セル状構造を有す
る突起壁があることにより、遮水シートとコンクリート
などの防水材層との間に発生した空隙に流れ込んだ漏水
の拡散や水走りが良好に阻止または抑制される。また、
前述の間隔の範囲では、突起壁の強度および保形性が高
く潰れや変形が生じにくく、且つ遮水シートの製造が容
易である。
【0019】遮水シートにおける突起壁は、シート状防
水性基材を構成する素材と同じ素材から形成しても、異
なる素材から形成しても、または同じ素材と異なる素材
の複合体から形成してもよい。また、遮水シートの製造
方法(すなわちシート状防水性基材上への突起壁の形成
方法)は特に制限されず、シート状防水性基材に強固の
固着した突起壁を有する遮水シートを製造し得る方法で
あれば、いずれの方法を採用してもよい。例えば、
(1)シート状防水性基材上に突起壁が一体に形成され
た遮水シートを射出成形、プレス成形、押出成形などに
よって直接製造する方法、(2)シート状防水性基材と
突起壁を別々に製造し、両者を接着剤、熱融着、その他
の手段により接合する方法、(3)シート状防水性基材
の成形時に予め形成しておいた突起壁用部材を供給しな
がらシート状防水性基材の成形品と突起壁の該基材への
接合を同時に行う方法、(4)予め形成しておいたシー
ト状防水性基材上に突起壁の成形を行いながらそれを該
基材に接合する方法などを採用することができる。その
うちでも、上記(1)の方法が、遮水シートを少ない工
程で簡単に且つ生産性良く製造することができ、しかも
突起壁がシート状防水性基材と一体に形成されていてシ
ート状防水性基材からの分離などのトラブルを生じない
ので好ましく採用される。
【0020】本発明の遮水シートは、上述のように、シ
ート状防水性基材の一方の面のみに突起壁を有していて
もまたは両方の面に突起壁を有していてもよい。そのう
ちでも、シート状防水性基材の一方の面のみに突起壁を
有しているのが好ましく、その場合には、遮水シートの
壁面等への取り付け(釘打ち等)、遮水シートの端部の
接合等が容易で、取り扱い性、施工性などにより優れ
る。
【0021】本発明の遮水シートは、シート状防水性基
材およびその上に設けた突起壁のみからなっていても、
または更に補強層、ドレーン層などの別の層を有してい
ても、或いは撥水処理剤などによる処理を施してあって
もよい。ドレーン層を一体化する場合には、シート状防
水性基材の一方の面に高さが1mm以上の突起壁を形成
し、もう一方の面にドレーン層を形成しておくのが好ま
しい。突起壁とドレーン層を有するそのような遮水シー
トは、機械的特性がより高くなり、且つ岩盤層、地盤
層、構造物などからの漏水や湧水を該ドレーン層で積極
的に排出することができることから、遮水性能に一層優
れる。
【0022】遮水シートに設けるドレーン層としては、
織編物、不織布などの繊維布帛が好ましく使用される。
ドレーン層は、シート状防水性基材の一方の面の全面に
結合していても、または部分的に結合していてもよく、
例えば、遮水シートの岩盤層や地盤層への敷設時にシー
ト状防水性基材の裏側にドレーン層を接しながら該基材
に部分的に結合してもよい。また、場合によっては、遮
水シートとドレーン層を結合せずに別体にしておき、岩
盤層、地盤層、構造物の壁面などの上にドレーン層用の
繊維布帛を敷設した後に、その上に遮水シートにおける
シート状防水性基側を接して敷設してもよい。
【0023】遮水シートの目付は、取り扱い性などの点
から3000g/m2以下であることが好ましく、20
0〜2000g/m2であることがより好ましい。遮水
シートの目付が大きすぎると、重量増となり、搬送時や
壁面などへの敷設時に作業負担が増えたり、敷設などが
円滑が行われにくくなる。
【0024】本発明の遮水シートは、遮水が必要なあら
ゆる工事において有効に使用することができ、例えば、
道路や鉄道のトンネル壁面の遮水、地下鉄地盤の遮水、
山の斜面や断崖に防護壁を形成する際の遮水、護岸工事
を行う際の遮水、ビルや家屋などの建造物の遮水、タン
クや貯水槽の遮水などの工事に用いることができる。
【0025】特に、遮水を要する面に、土留め壁層を敷
設した後にまたは敷設せずに、本発明の遮水シートを、
その突起壁を有する面を最表面に向けて敷設し(突起壁
が遮水を要する面とは反対側になるようにして敷設し、
次いで該遮水シートの突起壁を有する表面に、コンクリ
ート、セメント、モルタルなどの水硬性物質、アスファ
ルト、樹脂などの防水材を付与し硬化させて防水材層を
形成する遮水工法が好ましく採用される。施工管理が良
好で、遮水性、耐久性に優れていることから、防水材と
して少なくとも水硬性物質、特に少なくともコンクリー
トを用いるのが好ましい。前記した遮水工法による場合
は、遮水シートを遮水を要する面に固定するための釘打
ち部、遮水シートの端部接合部の接合不良箇所、遮水シ
ート施工時のシート破損部分などから漏水が生じて遮水
シートと防水材層との間の発生した空隙内に水が流れ込
んだ場合でも、遮水シート上の突起壁によって止められ
て、遮水シートと防水材層との間に発生した空隙に流れ
たり(水走りしたり)、該空隙内で拡散することが阻止
または抑制される。その結果、防水材層に亀裂などが発
生していても、遮水シートと防水材層との間の前記空隙
に漏れ出した水が防水材層の発生した亀裂部分まで到達
せず、途中で遮断されて、防水材層上(外部)に漏れ出
るのを防止または抑制でき、長期に亙って高い遮水効果
を維持することができる。
【0026】ここで、本発明の遮水シートが敷設され
る、「遮水を要する面」とは、漏水や滲水が生じている
面、生ずる恐れのある面、遮水を行うことが必要な面ま
たは望ましい面をいう。遮水を要する面としては、例え
ば、岩盤層、地盤層、セメント層、コンクリート層、モ
ルタル層、プラスチック層、金属層、陶器層などのよう
な、漏水や滲水が生じているかまたは生ずる恐れのある
面を挙げることができる。このとき岩盤層などと遮水シ
ートの間に他の1以上の層を設けてもよく、例えば土留
め層、モルタル層、ドレーン層などの1以上の層が好適
に形成される。なかでも、土砂などからなる地盤層のよ
うに崩壊し易い層の遮水を行う場合には、地盤崩れを抑
制して壁面を安定化するために土留め層を形成させるの
が好ましく、さらに遮水シートを安定に敷設する点から
土留め層上に水硬性材料などを付与して表面を平滑にし
てもよい。なお、土留め層とは、土砂崩れなどを抑制し
て壁面を安定化するための層であり、一般には水硬性材
料で被覆された鉄鋼や鉄筋が使用される。
【0027】限定されるものではないが、本発明の遮水
シートを使用して遮水工事を行う場合の工事法の例を図
6を参照して説明する。岩盤層、地盤層、構造物などの
ような漏水や滲水が生じていたり、または生ずる恐れの
ある面(遮水を要する面、岩盤層など)4に、所望によ
り土留め壁層などを敷設した後に、遮水シートAをその
突起壁2を外方に向けて直接当接させ[図6の
(a)]、それをシート固定用ボルト5などの適当な固
着手段で該面4(岩盤層など)に固定し、その上に、コ
ンクリート、セメント、モルタルなどの水硬性材料、樹
脂、アスファルトなどからなる防水材を塗工し、硬化さ
せて防水材層6を形成する。場合によっては、該面4に
ドレーン層を配置した後に遮水シートAを敷設してもか
まわない[図6の(b)]。かかる工法による場合は、
例えば、シート固定用ボルト5の打ち込みによって生じ
た遮水シートAの穴部分から水7が遮水シートAのシー
ト状防水性基材1と防水材層6との間に生じた空隙8に
漏れた出てきた際にも、突起壁2が空隙8内における水
7の拡散や走り(水走り)を阻止または抑制し、その結
果、防水材層6に亀裂9が発生していても、水が亀裂9
を通して防水材層6の表面から外部に漏れ出ることが阻
止または抑制される。
【0028】これに対して、突起壁2を持たない従来の
遮水シートBを用いた場合は、図7で例示するように、
シート固定用ボルト5の打ち込みによって生じた遮水シ
ートBの穴部分を通して、水7が、遮水シートBの表面
と防水材層6との間に発生した空隙8に漏れ出し、その
水7空隙8内をそのまま亀裂9の発生している箇所まで
流れて、水が亀裂9を通して防水材層6の表面から外部
に漏れ出るという問題を生ずる。
【0029】本発明の遮水シートを用いて遮水工事を行
うに当たっては、工事内容や工事面積などに応じて、1
枚の遮水シートを用いて工事を行っても、または複数枚
の遮水シートを用いて工事を行ってもよい。複数枚の遮
水シートを用いる場合は、本発明の遮水シート同士の端
部を接合しても、または本発明の遮水シートと他のシー
トを接合しても構わない。遮水シートの端部の接合は、
遮水シートを構成している防水性基材の材質などに応じ
て、高周波誘電加熱や高周波誘導加熱などの加熱手段を
利用する熱融着法、接着剤を用いる方法などにより行う
ことができる。例えば高周波誘電加熱(高周波ウエルダ
ー)を利用して遮水シートの端部の熱融着接合を行うに
当たって、防水性基材がポリオレフィンなどの高周波に
より加熱されにくい樹脂から形成されている場合は、樹
脂中に水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの
ような無機水和物を配合しておくと、高周波ウエルダー
による加熱融着が可能になる。遮水シートを高周波ウエ
ルダーにより接合する場合の条件は、遮水シートを構成
している重合体の種類などに応じて異なり得るが、一般
には、周波数40〜50MHzの汎用の高周波ウエルダ
ーを用い、接圧1kgf/m2以上、陽極電流値100
〜200A/m2、通電時間3〜15秒間で溶着し、同
接圧下で2〜10秒間冷却する方法が採用される。
【0030】
【実施例】以下に実施例などにより本発明について具体
的に説明するが、本発明はそれにより何ら限定されな
い。以下の例において、遮水シートによる遮水性能の評
価は次の方法により行った。
【0031】[遮水シートの遮水性能の評価] (1) 内径が縦×横×高さ=40cm×10cm×1
0cm寸法の木製箱に、直径×長さ=約1cm×約5c
mの鉄筋10を4本設置し、高さ5cm部分までモルタ
ル(セメント:石見銀砂:水=1:2:0.5重量比)
を流し込んだ後、その上にセラミック製ボール11(平
均直径10mm)を一層分敷き詰めた。次に、セラミッ
ク製ボール11上に、幅6cmの遮水シートAまたはB
を、その片端を木枠端部から2cm離し、他端を木製箱
外に出るように敷設した。その際に、突起壁2を有する
遮水シートAは、その突起壁2がセラミック製ボール1
1に接しない側(セラミック製ボール11と反対側)に
位置するようにして遮水シートAまたはBを敷設した。
次いで、ホース12を遮水シートAまたはBに接触固定
した後に、前記と同じモルタルを流し込み、20℃、6
5%RHの条件で2週間気中養生し、養生後に、図7に
示すモルタル,物を木製箱から取り出した。 (2) 前記(1)で得られたモルタル成形物を、図8
に示すように、高さ40cmになるように固定し、負荷
水圧98kPaでホース12に水を流し込み、24時間
放置後の漏水量(遮水シートAまたは遮水シートBの端
部からの流出水量:cc)を測定して、遮水性能の評価
を行った。
【0032】《実施例1》 (1) 酢酸ビニル含有率41重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体(住友化学工業株式会社製エバテート−
5011」)を使用して、130℃で熱プレス成形を行
って、図1に示す遮水シート、すなわち、防水材層1の
厚さが1.5mmで、突起壁2の高さ(H)が5mmお
よび幅(D)が3mmで且つ格子間間隔(W1および
2)が5cmである、5cm角格子状の突起壁2を防
水材層1の一方の面に有す遮水シートAを製造した。
この遮水シートAの目付は1980g/m2であった。 (2) 上記(1)で得られた遮水シートAを使用し
て、上記した方法でモルタル成形物を製造し、上記した
方法でその遮水性能の評価を行ったところ、下記の表1
に示すように、24時間後の漏水量は0ccであり、極
めて高い遮水性能を示した。
【0033】《比較例1》 (1) 酢酸ビニル含有率10重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体(住友化学工業株式会社製「エバテート
D−3011」)を使用し、かつ突起壁2の高さを0.
5mmとした以外は、実施例1の(1)と同様に行っ
て、防水材層1の一方の面に高さが0.5mmの5cm
角格子状の突起壁2有する遮水シートAを製造した。こ
の遮水シートAの目付は1550g/m2であった。 (2) 上記(1)で得られた遮水シートAを使用し
て、上記した方法でモルタル成形物を製造し、上記した
方法でその遮水性能の評価を行ったところ、下記の表1
に示すように、24時間後の漏水量は150ccであ
り、実施例1の遮水シートに比べて、漏水防止能に劣っ
ていた。
【0034】《比較例2》 (1) 酢酸ビニル含有率10重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体(住友化学工業株式会社製「エバテート
D−3011」)を使用し、かつ突起壁2を形成しない
以外は、実施例1の(1)と同様に行って、両面の平坦
な遮水シートBを製造した。この遮水シートBの目付は
1500g/m2であった。 (2) 上記(1)で得られた遮水シートBを使用し
て、上記した方法でモルタル成形物を製造し、上記した
方法でその遮水性能の評価を行ったところ、下記の表1
に示すように、24時間後の漏水量は250ccであ
り、実施例1の遮水シートに比べて、漏水性能に劣って
いた。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】シート状防水性基材の少なくとも一方の
面に高さが1mm以上の突起壁を有する本発明の遮水シ
ートは、岩盤層、地盤層、ビル、家屋、タンク、貯水
槽、その他の構造物の壁面などから漏れたり滲みだす水
に対する遮水効果が高い。すなわち、本発明の遮水シー
トを用いる場合は、遮水シートを壁面等に固定するため
の釘打ち部、遮水シートの端部接合箇所の接合不良部、
遮水シート施工時のシート破損部分などから多少漏水が
生じても、また遮水シートと防水材層との間に多少空隙
が生じたり、遮水シート上に塗工したコンクリートなど
の防水材層に多少亀裂が発生した場合であっても、前記
岩盤層、地盤層、構造物の壁面などから漏れ出て遮水シ
ートの前記釘打ち部、接合不良部、破損部分を通って遮
水シートと防水材層との間に生じた空隙部内に流れ出た
水が、遮水シートの突起壁によってその流動や拡散が阻
止されて、防水材層の前記亀裂部分にまで到達しないた
め、防水材層の表面(外部)まで漏れ出るのが長期に亙
って効果的に阻止または抑制することができる。特に、
シート状防水性基材の一方の面の高さが1mm以上の突
起壁を有し且つもう一方の面にドレーン層を有する本発
明の遮水シートは、突起壁による前記した遮水効果とド
レーン層による水抜き効果とが相俟って、その遮水性能
が一層良好に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮水シートの一例を示す図である。
【図2】本発明の遮水シートの別の例を示す図である。
【図3】本発明の遮水シートの更に別の例を示す図であ
る。
【図4】本発明の遮水シートの更に別の例を示す図であ
る。
【図5】本発明の遮水シートにおける突起壁の好ましい
断面形状を示す図である。
【図6】本発明の遮水シートを用いて遮水工事を行う場
合の一例を示す図である。
【図7】従来の遮水シートを用いて遮水工事を行った場
合の例を示す図である。
【図8】実施例または比較例において、遮水シートの遮
水性能の評価に用いたモルタル成形物の構造および遮水
量の測定法を示す図である。
【符号の説明】
A 本発明の遮水シート B 従来の遮水シート 1 シート状防水性基材 2 突起壁 3 ドレーン層 4 遮水を要する面(岩盤層等) 5 シート固定用ボルト 6 防水材層(コンクリート層等) 7 水 8 空隙 9 亀裂 10 鉄筋 11 セラミック製ボール 12 ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03F 7/00 E03F 7/00 (72)発明者 舘山 勝 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 矢口 直幸 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 河村 吉彦 東京都中央区日本橋3丁目1番6号 株式 会社クラレ内 (72)発明者 浜田 敏裕 岡山県岡山市海岸通1丁目2番1号 株式 会社クラレ内 (72)発明者 出水 俊介 東京都中央区日本橋3丁目1番6号 株式 会社クラレ内 Fターム(参考) 2D018 DA03 2D055 CA01 HA01 KB11 LA02 2D063 EA08 4D004 BB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状防水性基材の少なくとも一方の
    面に高さが1mm以上の突起壁を有することを特徴とす
    る遮水シート。
  2. 【請求項2】 シート状防水性基材の一方の面に高さが
    1mm以上の突起壁を有し、もう一方の面にドレーン層
    を有することを特徴とする遮水シート。
  3. 【請求項3】 突起壁がセル状構造を有し且つシート状
    防水性基材と一体化している請求項1または2に記載の
    遮水シート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遮
    水シートを敷設することを特徴とする遮水工法。
  5. 【請求項5】 遮水を要する面に、土留め壁層を敷設し
    た後にまたは敷設せずに、請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の遮水シートを、その突起壁を有する面を最表面
    に向けて敷設し、次いで該遮水シートの突起壁を有する
    面上に防水材を付与し硬化して防水材層を形成すること
    を特徴とする遮水を要する面の遮水工法。
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