JPH0374092B2 - - Google Patents

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JPH0374092B2
JPH0374092B2 JP61052911A JP5291186A JPH0374092B2 JP H0374092 B2 JPH0374092 B2 JP H0374092B2 JP 61052911 A JP61052911 A JP 61052911A JP 5291186 A JP5291186 A JP 5291186A JP H0374092 B2 JPH0374092 B2 JP H0374092B2
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water
container
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liquid
water supply
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JP61052911A
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液量検知手段を備え、かつ湯沸し後に
保温する電気湯沸し器に関するものである。
従来の技術 一般に湯沸し後に保温する電気湯沸し器は、容
器内に水が無い時や、ごく少量の時でもヒータに
通電されるため、使用者が気がつかないままに容
器や本体が必要以上に加熱されて、本体の寿命低
下や不安全さを招きがちであつた。したがつて、
安全性や耐久性及び使い勝手の面ですぐれた商品
が要望されていた。
このようなことから、容器に水が入つていない
時、従来の電気湧沸し器においては、例えば第8
図に示すように、電源を入れるとヒータ101へ
の通電が始まつて、急速にボデー102及び容器
103のまわりが高温に加熱され、そして容器1
03の底面中央に配置したサーモスタツト104
が動作してヒータ101への通電をコントロール
するようにしていた。この場合、容器103の底
面は熱により茶褐色に変色し、かつサーモスタツ
ト104は熱により樹脂部が収縮する。このよう
なことが何度も繰返されると、ヒータ101やサ
ーモスタツト104の寿命を縮める結果となる。
また、このような空炊き状態になつていても、
本体がこれを表示したり、あるいは報知しないた
め、使用者が湯を使おうとするまで気がつかない
で、長時間そのまま放置していることが多い。す
なわち、使用者が空炊きをしてしまうチヤンスは
比較的多い。
発明が解決しようとする問題点 上記従来の電気湯沸し器では、容器103内に
水が入つていない時でもヒータ101に通電され
て空炊きを長時間してしまうことが多かつたの
で、本体の寿命低下を招いていた。
またこのような状態になつていても、使用者が
湯を使おうとする時まで気がつかないことが多
く、さらには容器103内の水が少量になつた時
でもヒータ101に通電し、保温しているため、
実際に使う場合、湯が足らないという場合もあつ
た。このように、従来の電気湯沸し器において
は、本体の耐久性、安全性、使い勝手等に問題が
あつた。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、容器内の液
体が一定量以下になつた時、それを確実に検知す
ることができる電気湯沸し器を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、本体外
部から液量表示窓を通じて入射する赤外線を、赤
外線吸収機能付きの液量表示窓で吸収することに
より、容器内の液量が一定量以上か否かを赤外線
により検知する液量検知手段を確実に動作させる
ようにしたものである。
作 用 上記構成によれば、赤外線を含む光源が電気湯
沸し器本体を照らしていても、透視可能な液量表
示窓でその赤外線を吸収することができるため、
本体の内側にある液量検知手段は外部の赤外線に
影響されることなく、確実に動作するものであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
第1図〜第7図において、1は容器で、この容
器1はステンレスなどの耐食性にすぐれた材料か
らなり、かつ有底状で上部は開口しており、底面
に水などの液体を加熱するための発熱体2が装着
されている。
3は水位管で、この水位管3は耐熱ガラスなど
の耐熱性及び光の透過性、透視性にすぐれた材料
からなり、薄肉の円筒状に構成されている。また
水位管3の上端はシリコンゴム等よりなるパツキ
ング4で水密的に容器1の上部と連通保持されて
いる。
5は給水検知器で、この給水検知器5は耐熱、
耐熱水性のポリサルフオン等の樹脂で構成され、
かつ略L字状の導通パイプ形状になつており、略
L字状部の一端は、水位管3とシールパツキング
A6を介して水密的に連通保持され、かつ他端は
容器1の下部とシールパツキングB7を介して水
密的に連通保持されている。また前記水位管3内
には耐熱水性を有し、かつ赤外線遮蔽性を有する
酸化チタンを0.4〜0.5%程度、赤色の有機顔料を
0.5%程度加え、オレンジ色として、比重が水よ
りも小さいポリプロピレン等の樹脂よりなる球状
のフロート8が挿入されており、容器1内に水が
給水され、その水位が上昇するとともに、水位管
3内のフロート8は上昇し、水量を表示する。そ
して、容器1内の水が減つてくると、フロート8
も下がり、ついには、給水検知器5内のフロート
止め部9にまでフロート8は下がるが、このフロ
ート8はこれ以下の水量になつても、下がらない
ようにしている。また給水検知器5には第7図の
曲線イに示す約950nmをピーク波長とする赤外
線発光ダイオードなどの発光素子10と、第7図
の曲線ロに示す約700nmから立ち上がり特性を
有し、かつ可視光域の波長通過を遮断する樹脂等
で成形され、さらに第7図の曲線ロ,ヘの約
900nmをピーク感度波長とするフオトトランジ
スタ等の受光素子11を内装し、給水検知器5の
壁面に設けた穴12を通して光透過性の良い水位
管3を介してフロート止め部9にフロート8があ
るのか、無いのかを検知する。
13は液量表示窓で、この液量表示窓13はボ
デー14に取付けられており、かつ第7図の曲線
ハに示すように、約900nmを吸収ピークとする
赤外線吸収剤を約0.04%配合し、900nmでの透過
率が2〜25%程度で透視できるアクリル樹脂など
の材料で構成され、水位管3内のフロート8の位
置で示される容器1内の水量をこの液量表示窓1
3から使用者は知ることができる。またボデー1
4の外側から液量表示窓13を介して給水検知器
5の受光素子11に入射しようとする赤外線をこ
の液量表示窓13で吸収し、給水検知器5が発光
素子10以外の赤外線で誤動作しないようにして
いる。15は給水報知ランプで、この給水報知ラ
ンプ15はフロート8が給水検知器5内のフロー
ト止め部9にきている時に発光点滅する。
16は沸騰ランプで、この沸騰ランプ16はフ
ロート8がフロート止め部9より上にある時に発
光するものであり、湯沸しから沸騰完了まで点灯
している。17は保温ランプで、この保温ランプ
17は温時に発光点灯する。また給水報知ランプ
15、沸騰ランプ16、保温ランプ17はボデー
14の正面の見やすい位置に配置されている。
18は容器1の底面中央部に感熱的に装着され
た温度検出素子であり、アルミニウム製の感熱板
内に電気的に絶縁被覆したサーミスターが内装さ
れている。19は蓋であり、20は把手である。
次に第5図にもとづいてその制御回路を説明す
る。第5図に示すようにこの実施例の制御回路は
マイクロコンピユータ21及びその周辺回路から
なつている。ここに示すマイクロコンピユータ2
1は、CPU・ROM・RAM及び入出力ポートか
ら構成されているワンチツプマイコンである。
温度検出素子18であるサーミスタ及び給水検
知器5であつて、約900nm〜約1000nmの幅で発
光し、出力ピーク波長を約900nmとする赤外線
発光ダイオード10、発光感度域を約700〜
1100nm、受光感度のピーク波長を約900nmとす
るフオトトランジスタ11は、アナログマルチプ
レクサ22およびA/D変換器23を介してマイ
クロコンピユータ21の入力ポートに接続されて
いる。
すなわち、容器1内の温度情報、容器1内の水
量が一定量以上か、あるいは未満かという情報、
容器1内の水(または湯)を沸騰させるのかどう
かの情報、さらに沸騰したのかどうかという情報
がマイクロコンピユータ21に入力されている。
前記容器1内に水が入り、フロート止め部9よ
りも上にフロート8位置が上がり、フロート止め
部9にフロート8がなくなつた時にはフオトトラ
ンジスタ11の出力が「Low」となつて、マイ
クロコンピユータ21は容器1内に水が給水検知
レベル以上入つたと判断し、トランジスタ24を
駆動し、通電制御手段であるリレー25の接点を
閉じ、発熱体2に通電する。
またフロート止め部9にフロート8がきている
時にはフオトトランジスタ11の出力が「High」
となつて、マイクロコンピユータ21は水が一定
量未満の量になつたと判断し、トランジスタ24
を駆動してリレー25の接点を開にし、発熱体2
への通電を停止する。またこの給水検知器5では
可視光遮断型の受光素子11を用いたが、可視光
線も赤外線をも検知するクリア型の受光素子を用
いることができる。
また使用者への伝達手段である給水報知ランプ
15は発光ダイオードであり水がフロート止め部
9未満の時、発光点滅して使用者に水が給水レベ
ル以下になつたことを知らせる。この場合、ブザ
ーを鳴らすことも可能である。そして水がフロー
ト止め部9以上になつた時、給水報知ランプ15
は消灯する。
次に第6図のフローチヤートにもとづいて動作
を説明する。電源をONにすると、マイクロコン
ピユータ21の中のROMに記憶された第6図の
フローチヤートに示すプログラムの手順に従つて
制御される。ステツプ1で全部の表示器15,1
6,17をOFFにし、ステツプ2でヒータ2を
OFFにしておいて、ステツプ3でフロート止め
部9にフロート8があるか否か、すなわちフロー
ト止め部9より上に水位があるのか、否かをフオ
トトランジスタ11と抵抗26間の電圧VOと基
準電圧Vccとの関係において判断しており、フロ
ート8が有る時、すなわち、VO>0.7Vccの時には
ステツプ4で第1の表示器である給水報知ランプ
15を発光点滅させる。またフロート8がない
時、すなわち、VO>0.3Vccの時には、ステツプ5
で給水報知ランプ15を消し、ステツプ6で容器
1内の水(または湯)の温度Tが保温温度TK
達しているか否かを判断している。T>TKの時
はステツプ12とぶ。T<TKの時は、ステツプ
7で第2の表示器である沸騰ランプ16を発光点
灯させ、ステツプ8でヒータ2をONし、ステツ
プ9で容器1内の湯が沸騰したかどうかを判断す
る。沸騰していない時は、ステツプ10でフロー
ト8がフロート止め9にきていないかどうかをす
なわち、VO>0.3VccまたはVO>0.7Vccかを判断
し、フロート止め9にフロート8がきていない時
は、ステツプ8に戻る。またステツプ10でフロ
ート8がフロート止め9にきている時は、ステツ
プ4に戻る。またステツプ9で沸騰したと判断し
た時にはステツプ11に移り、第2の表示器であ
る沸騰ランプ16を消して、ステツプ12におい
て第3の表示器である保温ランプ17を発光点灯
させ、ステツプ13で容器1内の湯を所定の温度
に保温する。さらにこの保温中においても、ステ
ツプ14でフロート8がフロート止め9にきてい
ないかどうかを判断し、フロート8がきていない
時はステツプ13に戻り、保温を続行するが、フ
ロート8がフロート止め9にきている時は、ステ
ツプ4に戻る。すなわち、電源をONした時か
ら、湯沸し中および沸騰後の保温時においても、
常に容器内の水(または湯)が一定量以上か否か
を判断し続け、一定量を下回つた時は、どのステ
ツプにあつても、即座に給水報知ランプ15を点
滅して使用者に知らせるとともに、ヒータ2を
OFFして安全を確保する。この場合、給水報知
ランプ15を点滅させるだけでなく、ブザーを鳴
らして、より明確に報知することも可能である。
また、本発明の電気湯沸し器を第7図の曲線ニ
に示す白熱灯などの赤外線域の波長を含む光源の
そばで使用する場合においても、液量表示窓13
から入射し、フオトトランジスタ11の誤動作要
因なる光線の赤外線分は、液量表示窓13が有す
る赤外線吸収機能(第7図の曲線ハ)によつて、
ほとんど吸収され、第7図に示すa,b,c,
d,e,aで囲まれた部分が残るが残存分はエネ
ルギー強度的に低く、かつフオトトランジスタ1
1の光電流値及び赤外線発光ダイオード10の光
出力値及び抵抗26,27を適切に選択すること
により、実用上、フオトトランジスタ11に害の
ないものとなり、給水報知は正常動作する。
このように本実施例によれば、電気湯沸し器本
体の近くに白熱灯などの赤外線を含む光源があつ
ても、給水検知器5で一定水量の有無を正しく検
出し、一定量未満の時には発熱体2に通電しない
ようにして発熱体2の空灯きを防止するようにし
ているため、耐久性・信頼性・安全性の低下をな
くすることができるとともに、発熱体2への不要
な通電もなくなるため、省エネルギー化が図れ、
しかもランプやブザー等で給水報知して使用者が
容易に気づくようにしているため、使い勝手も極
めて良好なものが得られるものである。
発明の効果 以上のように本発明の電気湯沸し器によれば、
赤外線吸収特性を有する液量表示窓と、容器内の
液量により水位管内を上下動する球状のフロート
と、容器内の液量が一定量以上か否かを赤外線に
より検知する液量検知手段とを設けているもので
あり、この構成とすることにより湯沸し器本体が
白熱灯などの赤外域の波長を含む光源のそばであ
つても、その赤外線に影響されることなく、前記
液量検知手段は確実な動作を行なうこととなり信
頼度の高いものとなる。
また透視可能な液量表示窓を下方まで延出させ
ることができるので、液量表示範囲が広まり非常
に見やすい水量表示ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気湯沸し器
の斜視図、第2図は同湯沸し器における容器に水
が入つてフロートが浮き上がつている状態を示す
要部断面図、第3図は同容器内に水が入つていな
い状態でフロートがフロート止めに位置している
状態を示す要部断面図、第4図は同湯沸し器にお
ける給水検知器の上面断面図、第5図は同湯沸し
器の電気回路図、第6図は給水検知のためのプロ
グラムの一例を示すフローチヤート、第7図は液
量表示窓の赤外線吸収特性を示す特性図、第8図
は従来の電気湯沸し器の側断面図である。 1……容器、3……水位管、5……給水検知
器、13……液量表示窓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体を収容する容器と、この容器内部の液量
    を目視可能な水位管と、前記容器と水位管を水密
    的に連通させ、かつ容器内の液量が一定量以上か
    否かを赤外線により検知する液量検知手段と、前
    記容器内の液量により前記水位管内を上下動する
    球状のフロートと、前記水位管と液量検知手段の
    外側前方に位置し、かつ赤外線吸収特性を有する
    とともに透視可能な液量表示窓とを備えた電気湯
    沸し器。
JP5291186A 1986-03-11 1986-03-11 電気湯沸し器 Granted JPS62211021A (ja)

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JP5291186A JPS62211021A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 電気湯沸し器

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JP5291186A JPS62211021A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 電気湯沸し器

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JPS62211021A JPS62211021A (ja) 1987-09-17
JPH0374092B2 true JPH0374092B2 (ja) 1991-11-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183333A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水位検出機構付風呂装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226021Y2 (ja) * 1981-05-30 1987-07-03

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JPS59183333A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水位検出機構付風呂装置

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JPS62211021A (ja) 1987-09-17

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