JPH0440590Y2 - - Google Patents

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JPH0440590Y2
JPH0440590Y2 JP1986150876U JP15087686U JPH0440590Y2 JP H0440590 Y2 JPH0440590 Y2 JP H0440590Y2 JP 1986150876 U JP1986150876 U JP 1986150876U JP 15087686 U JP15087686 U JP 15087686U JP H0440590 Y2 JPH0440590 Y2 JP H0440590Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は容器内部の液量の検知手段を備えた保
温式の電気湯沸し器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の電気湯沸し器は、容器内部に水
が入つていないときに加熱する(以下、この動作
を空炊きと言う)と容器が高温となり、容器の変
色や変形を起こしてしまうため、この空炊きを防
止するために、液量の検知手段を設けなければな
らない。このようなことから、第4図〜第5図に
示す電気湯沸し器を先に開発してきた。この電気
湯沸し器は図示のように本体18の内部に貯湯用
の容器19を設け、この容器19の底部には、発
熱体20とサーミスタ21を設けており、容器1
9の側部には、この容器19の上下部に形成した
連通部22と23に接続した透明なパイプからな
る液量表示管24を設けている。また、本体18
には前記液量表示管22を目視するための透明な
部材からなる液量表示窓25を設けている。そし
て、前記液量表示管24内には、容器19の液面
変化、すなわち液量表示管24内の液面の変化に
対応して上下動するフロート26を設けており、
液量表示管24の下部には液量検知手段を設けて
いる。この液量検知手段は、液量表示管24の外
側に対向させた投光素子27と受光素子28より
なつている。なお、液量検知手段における投光素
子27と受光素子28は、具体的には保持ケース
29に設けられ、保持ケース29には光を通す穴
30aと30bが形成されている。容器19内に
水が多量にあるときには、フロート26が水位に
応じた高さに浮くため、投光素子27から照射さ
れた可視光以外の光線はフロート26に遮られる
ことなく穴30a,30bを通過して、投光素子
27から照射された光線に反応する受光素子28
へ入光する。すると受光素子28に信号が発生す
るので、容器19内に水があることを検知でき、
発熱体20へ通電を行なうように制御する。な
お、サーミスタ21は設定温度になるように発熱
体20への通電を制御する。次に容器19内に水
がない、あるいは少量しかないときには、フロー
ト26が降下したままであり、投光素子27から
受光素子28へと照射する光線がフロート26に
より遮られ、受光素子28に信号が発生しないの
で、容器19内に水がないことを検知でき、発熱
体20への通電を停止させ、空炊きを防止するの
である。
考案が解決しようとする問題点 しかし、このような構成では、本体18の外部
から投光素子27が照射する光と同波長の光が本
体18へと照射されると、一部の光は液量表示窓
25から本体18の内部へと入光し、さらに、受
光素子27へ入光することがある。このとき、容
器19内に水がない状態では、フロート26が降
下していて投光素子27から照射されている光線
を遮つているにもかかわらず、受光素子28へ本
体18の外部からの光が入光しているため、受光
素子28に信号が発生する。そして、発熱体20
へ通電し、空炊きをするため、本体18や容器1
9が高温となり、変色や変形を起こし、機器の寿
命を縮めてしまうおそれがあつた。
本考案はこのような問題点を解決するもので、
受光素子が誤動作を起こすことなく、容器や本体
の変形を未然に防止することができるとともに、
液量表示を見やすくした電気湯沸し器を提供する
ことを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記従来の問題点を解決するために本考案の電
気湯沸し器は、本体内部に設けた貯湯用の容器
と、この容器内の液体を加熱する発熱体と、前記
容器と連通した透明な液量表示管と、この液量表
示管内に設けられ、かつ液量表示管内の液面の変
化に対応して上下動するフロートと、前記液量表
示管の外側に位置する本体部分に外部から前記フ
ロートが目視できるように設けられた液量表示窓
と、前記液量表示管の下部の外側に対向して配設
され、投光素子および受光素子とで形成されて前
記容器内の液量が所定の量に減量したことを検知
する液量検知手段とを有し、前記液量検知手段が
液量検出時の前記フロートの上端部を前記液量表
示窓の透視部の下端部と同位置の高さまたはその
上方に位置させるとともに、前記受光素子が反応
する波長域の光線の透過を妨げる遮光手段を前記
液量表示窓に設けた構成としたものである。
作 用 上記構成によれば、容器内に水がないときには
フロートが降下し、投光素子から照射される光線
がフロートで遮られて受光素子へ入光しないた
め、容器内に水がないことを検知し、このとき、
受光素子を反応させる波長域の光線が本体外部か
ら照射されても、液量表示窓で光線の透過が防止
されるため、本体外部から照射された光線が受光
素子へ入光することはなく、その結果、受光素子
が誤動作を起こすことはなくなるものである。
液量検知手段が作動する液量に液体が減量し、
フロートが液量表示窓の透視部の下端部にまで下
降していても、通常フロートを目視する斜め下向
きの視線によりフロートを一見して視認すること
ができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図にも
とづいて説明する。
図において、1は本体で、この本体1の内部に
は耐食性に優れたステンレススチール等の材料か
らなる貯湯用の容器2を設けている。前記容器2
は有底状で上部が開口しており、外底面に加熱用
の発熱体3と温度検出用のサーミスタ4を設けて
いる。また、前記容器2の側部には、連通部5,
6を介して透明な部材からなる液量表示管7が設
けられている。この液量表示管7の外側に位置す
る本体1部分には、外部から液量表示管7が目視
できるように液量表示窓8を設けており、この液
量表示窓8は、本体1と押さえ板9とで挟持して
いる。
また、前記液量表示管7の内部には、液量表示
管7内の液面の変化に対応して上下動するフロー
ト10を設けている。さらに、液量表示管7の下
部には液量検知手段11を設けている。この液量
検知手段11は、前記液量表示管7の外側に対向
して配置された赤外線発光ダイオード等の投光素
子12と、赤外線域に反応するフオトトランジス
タ等の受光素子13と、投光素子12と受光素子
13を保持する保持ケース11aと、光線が通過
するように保持ケース11aに設けた穴部14
と、前記フロート10とにより構成され、フロー
ト10が投光素子12の投光を遮断したときに液
量を検知する。
また、この液量検知時のフロート10の上端部
を液量表示窓8の透視部の下端部8aと同位置の
高さAまたはその上方に位置させている。そし
て、前記液量表示窓8の内面には、赤外線域の光
線の透過を防止する塗料15を塗布している。
16は前記発熱体3、サーミスタ4および液量
検知装置11に電気的に接続されて発熱体3への
通電を制御する制御部で、この制御部16は容器
2の底部に設けている。前記本体1の上部には、
容器2の蓋17を開閉自在に設けている。
以上のように構成された電気湯沸し器の動作を
以下に説明する。
まず、電源を入れたときに容器2に水が多量に
入つている場合は、フロート10が水位に応じた
高さに浮くため、投光素子12から照射された赤
外線はフロート10に遮られることなく穴14を
通過して、受光素子13に入る。この場合、容器
2内に水があることを制御部16が判断し、サー
ミスタ4の信号を基にして発熱体3への通電を制
御する。
次に、電源を入れたときに容器2に水が入つて
いない場合は、フロート10が降下している状態
となつているため、投光素子12から照射された
赤外線は、フロート10に遮られることになり、
その結果、受光素子13には入光されない。これ
により、制御部16は容器2の内部に水が入つて
いないことを判断して発熱体3への通電を停止す
る。この時、本体1の外部から赤外線が照射され
ても、塗料15が赤外線の透過を防止するため、
本体1の内部には入光できず、したがつて受光素
子13にも本体1の外部からの赤外線は入光しな
いため、液量検知手段11が誤動作を起こすこと
はなくなるものである。
さらに、この液量検知時のフロート10の上端
部を液量表示窓8の透視部の下端部8aと同位置
の高さAまたはその上方に位置させているので、
液量検知時にフロート10が下降していても、通
常フロート10を目視する斜め下向きの視線によ
り一見して視認することができ、液量が所定の量
に減量していることを確認することができるもの
である。
以上のように本実施例では、投光素子12と受
光素子13と保持ケース11aと穴14とフロー
ト10からなる液量検知手段11を有し、液量表
示窓8の内面に受光素子13が反応する赤外線域
の光線の透過を防止する塗料15を塗布したこと
により、容器2の内部に水が入つていないとき、
本体1の外部から赤外線が照射されても、塗料1
5が赤外線の透過を防止するので、本体1の外部
から照射された赤外線は本体1の内部へ入光でき
ないのである。そのため、本体1の外部から照射
された赤外線は受光素子13へも入光せず、液量
検装置11が誤動作を起こすことはなくなり、確
実に空炊きを防止し、本体1や容器2の変色や変
形を防止でき、機器の寿命を延ばすことができる
ものである。
また、液量検知時のフロート10の上端部を液
量表示窓8の透視部の下端部8aと同位置の高さ
Aまたはその上方に位置させたので、液量検知時
にフロート10が下降していてもフロート10を
一見して視認することができる。
なお、本実施例では液量表示窓8の内面に塗料
15を塗布したものについて説明したが、赤外線
を透過させない部材で液量表示窓8を構成した場
合でも、本実施例と同様の効果を有するものであ
る。
考案の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本考案
の電気湯沸し器は、液量表示管の外側に位置する
本体部分に設けられた液量表示窓と、液量表示管
の外側に対向して配置された投光素子と受光素子
と、前記液量表示管内の液面の変化に対応して上
下動するフロートとを有し、前記受光素子が反応
する波長域の光線の透過を防止する手段を前記液
量表示窓に設けたもので、容器内に水がないとき
にはフロートが降下し、投光素子から照射される
光線がフロートで遮られて受光素子へ入光しない
ため、容器内に水がないことを検知することがで
き、またこのとき、受光素子を反応させる波長域
の光線が本体外部から照射されても、液量表示窓
で光線の透過が防止されるため、受光素子へ入光
することはなく、その結果、受光素子が誤動作を
起こすことはなくなるため、確実に空炊きを防止
し、この空炊きによる本体や容器の変色や変形も
未然に防止できて機器の寿命を延ばすことができ
るものである。
また、液量検知時のフロートの上端部を液量表
示窓の透視部の下端部と同位置の高さまたはその
上方に位置させたので、液量検知時にフロートが
下降していても、通常フロートを目視する斜め下
向きの視線により一見して視認することができ、
液量が所定の量に減量していることを確認するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気湯沸し器
の要部縦断面図、第2図は同電気湯沸し器の要部
横断面図、第3図は同電気湯沸し器の一部を破断
して示した斜視図、第4図は従来の電気湯沸し器
を示す縦断面図、第5図は同電気湯沸し器の要部
横断面図である。 1……本体、2……容器、3……発熱体、7…
…液量表示管、8……液量表示窓、10……フロ
ート、12……投光素子、13……受光素子、1
5……塗料。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体内部に設けた貯湯用の容器と、この容器
    内の液体を加熱する発熱体と、前記容器と連通
    した透明な液量表示管と、この液量表示管内に
    設けられ、かつ液量表示管内の液面の変化に対
    応して上下動するフロートと、前記液量表示管
    の外側に位置する本体部分に外部から前記フロ
    ートが目視できるように設けられた液量表示窓
    と、前記液量表示管の下部の外側に対向して配
    設され、投光素子および受光素子とで形成され
    て前記容器内の液量が所定の量に減量したこと
    を検知する液量検知手段とを有し、前記液量検
    知手段が液量検出時の前記フロートの上端部を
    前記液量表示窓の透視部の下端部と同位置の高
    さまたはその上方に位置させるとともに、前記
    受光素子が反応する波長域の光線の透過を妨げ
    る遮光手段を前記液量表示窓に設けてなる電気
    湯沸し器。 (2) 遮光手段は、受光素子が反応する波長域の光
    線の透過を防止する塗料を液量表示窓に塗布し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    気湯沸し器。
JP1986150876U 1986-10-01 1986-10-01 Expired JPH0440590Y2 (ja)

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JPS6355929U JPS6355929U (ja) 1988-04-14
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JPS6355929U (ja) 1988-04-14

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