JPH0121627Y2 - - Google Patents

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JPH0121627Y2
JPH0121627Y2 JP11128085U JP11128085U JPH0121627Y2 JP H0121627 Y2 JPH0121627 Y2 JP H0121627Y2 JP 11128085 U JP11128085 U JP 11128085U JP 11128085 U JP11128085 U JP 11128085U JP H0121627 Y2 JPH0121627 Y2 JP H0121627Y2
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cooking
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、容器内の水などの液体を貯蔵する
とともにその液体を電気、ガス、あるいは灯油ボ
イラなどで加熱する湯わかし器に関し、とくにそ
の液量が少ない時の空炊きを防止する構造の改良
に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、湯わかし器としては、特開昭59−151920
号公報にみられるように、容器内の液量が少ない
場合などに、容器内の温度が異常に上昇したこと
を感知して作動する温度過昇防止サーモスタツト
を取り付け、ヒータなどの加熱手段の通電を制御
するものが知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のものでは容器内の温度が
上昇しなければサーモスタツトは動作せず、容器
内に液体がはいつていない場合にも加熱が可能
で、空炊きをする場合があつた。そして空炊きし
た場合には、加熱手段は高温でON−OFFを繰り
返し、湯わかし器の各部の温度が上昇した。その
ために外装体が変色したり、プラスチツク樹脂性
部品が溶解したり、あるいは外装体に触れば火傷
をするなどの不都合があつた。また加熱手段であ
るヒータの寿命を短かくすることもあつた。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、空炊きとなる場合には電源をOFFし、加熱
手段の加熱動作を中止して空炊きを防止できる湯
わかし器を提供しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そしてこの考案の構成は、液体を貯蔵する容器
と、その容器内の液体を加熱する加熱手段と、そ
の加熱手段の加熱動作を制御する制御手段とを具
備する湯わかし器において、容器内の液量を検出
する液量検出手段を制御手段に電気的に接続する
とともに、その液量検出手段が容器内の液体が所
定の液量に達しないことを検出した際に動作して
加熱手段の加熱動作を終了させる空炊き防止手段
を制御手段に電気的に接続して設けることを特徴
とする湯わかし器である。
液量検出手段としては、発光ダイオードとフオ
トトランジスタとで構成し、光の屈折を利用して
液量を検出するものや、磁石とリードスイツチと
で構成し、磁石をリードスイツチに接近させてお
いて液量を検出するものが好ましい。
また空炊き防止手段としては、電子回路にて構
成され、加熱手段の通電を制御するたとえばリレ
ーや半導体制御素子をOFFさせるものとすれば
よい。
(ホ) 作用 この考案は上記のように構成されているので、
液量検出手段が、容器内の液量が所定の液量でな
いことを検出すると、空炊き防止手段が動作し加
熱手段の加熱動作を瞬時に終了するように作用す
る。
(ヘ) 実施例 以下、この考案の実施例を図面にて詳述する
が、この考案が以下の実施例に限定されるもので
はない。
第1図A,Bに示す湯わかし器1は沸騰を検出
したのち保温状態となるいわゆる沸騰型の電気式
の湯わかし器で、水などの液体を貯蔵する容器2
が外装体3内に納められている。4は蓋体で、外
装体3の上部開口を開閉可能に取り付けられてい
る。蓋体4には容器2内の蒸気を排出する蒸気排
出路5が設けられ、さらに蒸気排出路5には温度
検出手段6である蒸気温度検出体6a、たとえば
負性抵抗特性を有するサーミスタが設けられてい
る。7は押圧部材で、蓋体4に設けられて、湯な
どを出すときに押すもので、押された際にマイク
ロスイツチ8をONさせ、マイクロスイツチ8に
電気的に接続されたエアポンプ9が作動すること
によつて湯などが外装体3に設けられた給湯口4
0から給湯される。10は容器2外周を巻回して
取り付けられた断熱材、11は容器2と連通状態
に設けられる液量計である。液量計11に対向す
る外装体3には窓11aが設けられて外部より液
量が確認できる。12は加熱手段で、容器2の下
部外壁の断熱材10と容器2との間に密着して固
定されている。そして加熱手段12の固定されて
いない容器2の下部外壁に温度検出手段6のたと
えばサーミスタの液温検出体6bが取り付けられ
ている。温度検出手段6は、検出した温度に対応
して加熱手段12の通電を制御するために用いら
れる。
13aは、フオトトランジスタで、発光ダイオ
ード13bとで液量検出手段13を構成する。液
量検出手段13は、液量計11の下方端部近傍の
位置に取り付けられており、第2図A,Bに示す
ように、正三角柱の液量計11の背面を形成する
2面を挾んで、フオトトランジスタ13aと発光
ダイオード13bとが対向して取り付けられてい
る。第2図Aのように、液量計11の液量検出手
段13の位置にたとえば水がない場合、すなわち
容器2内の液体がほぼ空の状態では、発光ダイオ
ード13bの発する光が屈折せずにフオトトラン
ジスタ13aに入射し、したがつてフオトトラン
ジスタ13aがONする。また第2図Bのよう
に、液量検出手段13の位置に水がある場合に
は、赤外線波長における水の屈折率をn=1.3と
した時に、発光ダイオード13bからの光は液量
計11の面11aの垂直線L1に対し角度α(=
30゜)で入射し、液量計11内において水により
屈折して垂直線L1に対し角度β(=22.6゜)で液量
計11のフオトトランジスタ13a側の面11b
に進行する。そして面11bの垂直線L2に対し
角度γ(=37.4゜)をなして面11bに入射し、垂
直線L2に対し角度δ(=52.1゜)をもつて面11b
より放出されるため、発光ダイオード13bから
発せられた光はフオトトランジスタ13aに達せ
ず、その結果フオトトランジスタ13aはOFF
となる。ここで第1図に戻つて、14は格納室
で、容器2の下方に設けられ、その内部に後述す
る制御手段15を収納している。
つぎに制御手段15と空炊き防止手段33とに
ついて、第3図にてその構成と動作を説明する。
16は、全波整流回路で、発光ダイオード13
bの電源となる。17は整流ダイオードで、コン
デンサ22,18、抵抗19および定電圧ダイオ
ード20とで直流電源回路を構成する。
いま、容器2内のたとえば水が、所定量以上貯
蔵されている場合、水温が低いと液温検出体6b
が高抵抗を示しており、コンパレータ23のプラ
ス入力とマイナス入力との印加される電圧が異な
るため、コンパレータ23の出力電圧は“H”と
なり、トランジスタ24をONさせる。トランジ
スタ24がONすることによつてリレー25のリ
レーコイル25aに通電がなされ、リレー接点2
5bが閉となつて、加熱手段12の主発熱体12
aに通電がはじまり湯わかしが開始される。コン
パレータ23のマイナス入力とグランド間には再
沸騰スイツチ21が接続されている。この時、湯
わかし中であることを表示するランプ26が点灯
する。主発熱体12aに通電がはじまるのと同時
に、コンパレータ27のプラス入力とマイナス入
力とに印加される電圧が異なるため、コンパレー
27の出力電圧は“H”となり、サイリスタ28
をONさせる。サイリスタ28がONすることに
よつて加熱手段12の保温用発熱体12bにも通
電がはじまる。
つぎにコンパレータ29のプラス入力には、蒸
気温度検出体6a、抵抗30と抵抗31とで構成
される分圧回路からの電圧が印加されている。湯
温が上昇するとともに発生した蒸気温度が、たと
えば約85℃になると、蒸気温度検出体6aの抵抗
値が低くなり、コンパレータ29のプラス入力の
電圧が上昇し、コンパレータ29の出力電圧が
“H”となる。したがつてコンパレータ23のマ
イナス入力に印加される電圧が上昇し、コンパレ
ータ23の出力電圧が“L”となる。コンパレー
タ23の出力電圧が“L”となると、トランジス
タ24がOFFとなり、リレーコイル25aは断
電され、リレー接点25bが開となつて主発熱体
12aは断電される。これと同時にランプ26が
消灯するとともに、保温を示すランプ32が点灯
する。保温動作は、液温検出体6bとコンパレー
タ27によつてなされ、湯温が上昇することによ
つて液温検出体6bの抵抗値が下がり、コンパレ
ータ27の出力電圧が“L”となる。したがつて
サイリスタ28がOFFし、保温用発熱体12b
が断電される。この後湯温が下がり液温検出体6
bが高抵抗となると、コンパレータ27の出力電
圧は再び“H”となりサイリスタ28をONす
る。したがつて保温用発熱体12bに通電がなさ
れ、容器2内の水が加熱される。以上が通常の加
熱(湯わかし)動作である。
つぎに空炊き防止手段33について説明する。
空炊き防止手段33は、主としてトランジスタ
33a,33b,33c、および空炊き警告要素
33dである発光ダイオードとで構成される。容
器2内の液体がほぼ空の状態では、前述したよう
に、フオトトランジスタ13aがONしている。
するとトランジスタ33aのベースには、抵抗3
4,35およびフオトトランジスタ13aを介し
て電圧が印加されて、トランジスタ33aはON
となる。トランジスタ33aの、コレクタがサイ
リスタ28のゲートに、またエミツタがグランド
にそれぞれ接続されているために、サイリスタ2
8はONにはならず、したがつて保温用発熱体1
2bは通電されないので加熱動作が終了される。
同様にして、抵抗34,36およびフオトトラン
ジスタ13aを介して、トランジスタ33bのベ
ースにも電圧が印加されて、トランジスタ33b
がONとなる。そしてトランジスタ33bの、コ
レクタがトランジスタ24のベースに、またエミ
ツタがグランドにそれぞれ接続されているので、
トランジスタ24はONせず、したがつてリレー
25が動作しないために主発熱体12aは通電さ
れない。さらに抵抗34,37およびフオトトラ
ンジスタ13aを介して、トランジスタ33cの
ベースに電圧が印加されて、トランジスタ33c
がONし、コレクタに接続されている空炊き警告
要素33dである発光ダイオードが通電されて発
光する。空炊き警告要素33dとしては、たとえ
ば電子ブザーのように音にて空炊きを警告するも
のでもよい。空炊き警告要素33dは第1図Bに
示すように、外装体3の給湯口40下方の前面に
目視可能に設けられており、空炊き警告ランプと
して、空炊きになる場合に点灯して知らせるもの
である。
第4図A,Bに示すものは、この考案の他実施
例である。この他実施例では、液量検出手段13
としてリードスイツチ13dと磁石付うき13e
とを用いたものである。リードスイツチ13dは
液量計11のほぼ下方端部近傍に取り付けてあ
り、第4図Bに示すような円筒形状の取付部材3
8内に磁石39が取り付けられた磁石付うき13
eが離れていくとOFFするものである。磁石付
うき13eの底部には、磁石付うき13eを容器
2内に液体がない場合に、リードスイツチ13d
に相対する位置に係留しておくためのストツパ4
1が設けられている。この他実施例においては、
上記実施例の第3図に示すフオトトランジスタ1
3aにリードスイツチ13dが相当し、容器2内
がほぼ空の場合、磁石付うき13eが所定位置に
係留されており、リードスイツチ13dがONし
ている。したがつて、実施例と同様に、第3図に
示す空炊き防止手段33のそれぞれのトランジス
タ33a,33bおよび33cがONし、加熱手
段12を断電するとともに、空炊き警告要素33
dを点灯させて、空炊きになることを警告する。
逆に容器2に液体が注入されると、その液量によ
つて磁石付うき13eが上昇し、そして係留され
ている所定位置より離れてリードスイツチ13d
はOFFとなる。
なお、液量検出手段に使用される発光ダイオー
ドおよびフオトトランジスタとしては、それぞれ
赤外線発光ダイオードおよび発外線フオトトラン
ジスタを使用すると、外部光の影響が少なくな
り、信頼性が向上する。
また、上記実施例では沸騰型ジヤー式ポツトに
ついて説明したが、沸騰する手前で保温状態に切
り換えるいわゆる通常型ジヤー式ポツトでもよ
い。
また、加熱手段がガスや灯油などによるものの
場合には、空炊き時には電磁弁など適当な電気要
素によつてそれらの供給を停止し、加熱動作を終
了させるものとすればよい。
(ト) 考案の効果 この考案によれば、容器内に液体が貯蔵されて
いない場合には加熱手段の加熱動作を終了させる
ことのできる極めて安全な湯わかし器が得られ
る。また空炊き警告手段である発光ダイオードを
点灯させて、空炊きとなることを警告するため、
空炊きになることが発見でき、湯わかし損いがな
くなるものである。さらに発光ダイオードとフオ
トトランジスタを用いて、水による光の屈折を利
用して液量を検出しているため、浮きなどを利用
した機械的検出方法と異なり、可動部分がないの
で、極めて耐久性にすぐれている。あるいは液量
計の一部を利用し、発光ダイオードとフオトトラ
ンジスタを追加するだけで、水の有無が検出でき
るため、部品点数が少なくてすむ、また磁石付う
きを用いるものでは、うきが水量に応じて上下
し、空炊きの検出と同時に極めて見やすい液量計
を備えた湯わかし器となる、といつた効果も生ず
る。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案の実施例縦断面略図、第1
図Bは実施例正面略図、第2図A,Bはそれぞれ
液量検出手段の動作を説明するための説明図、第
3図は実施例電気回路図、第4図Aは他実施例の
液量検出手段を示す要部拡大図、第4図Bは他実
施例の液量検出手段の磁石付うきの平面図であ
る。 2……容器、12……加熱手段、13……液量
検出手段、15……制御手段、33……空炊き防
止手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 液体を貯蔵する容器と、その容器内の液体を
    加熱する加熱手段と、その加熱手段の加熱動作
    を制御する制御手段とを具備する湯わかし器に
    おいて、容器内の液量を検出する液量検出手段
    を制御手段に電気的に接続するとともに、その
    液量検出手段が容器内の液体が所定の液量に達
    しないことを検出した際に動作して加熱手段の
    加熱動作を終了させる空炊き防止手段を制御手
    段に電気的に接続して設けることを特徴とする
    湯わかし器。 2 空炊き防止手段が、空炊き時音または光によ
    り空炊きになることを警告する空炊き警告要素
    を具備する実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の湯わかし器。
JP11128085U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0121627Y2 (ja)

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