JPH0373167A - 拡張体付カテーテル - Google Patents

拡張体付カテーテル

Info

Publication number
JPH0373167A
JPH0373167A JP1248716A JP24871689A JPH0373167A JP H0373167 A JPH0373167 A JP H0373167A JP 1248716 A JP1248716 A JP 1248716A JP 24871689 A JP24871689 A JP 24871689A JP H0373167 A JPH0373167 A JP H0373167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
tube
lumen
outer tube
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1248716A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH084628B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Sugiyama
杉山 嘉章
Kiyuuta Sakae
寒河江 久太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP1248716A priority Critical patent/JPH084628B2/ja
Publication of JPH0373167A publication Critical patent/JPH0373167A/ja
Publication of JPH084628B2 publication Critical patent/JPH084628B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分!l!F1 本発明は、血管内狭窄部を治療するために、狭窄部を拡
張し、狭窄部末梢側における血流の改蕾を図るための拡
張体付カテーテルおよびその製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、血管内狭窄部を拡張する拡張体付カテーテル
としては、例えば特開昭54−70683号公報に示さ
れるようなグリ1ンテイツヒタイプと呼ばれるもの、ま
た、閘えば米国特許第4,323.071号明細書に示
されるようなンンブソンロバートタイブと11′トばれ
るものが用いられている。以前では、血管拡張適応症例
も、解剖学的に冠動脈近位部の限局性狭窄であり長さ1
5〜20■糧度、−枝病変、石灰化していない病変部等
に限定されていた。そして、より適応症例を拡大するた
めに上記タイプのカテーテルは、標準形状の池に、構造
は同じであるが先端のみを細くしたロープロファイル形
状の拡張体付カテーテルを開発し、より末梢側血管内の
狭窄、より高度(亜完全閉塞)な狭窄にも適応できるよ
うになってきた。
また、本件出廓人は、国際公開W 08g/6465公
報に示すように、内管と、この内管と同軸的に設けられ
た外管と、内管および外管に取り付けられた拡張体とか
らなり、さらに内管または外管のいずれかに金属線によ
り網目状に形成された剛性付与体を何するカテーテルを
捉案じている。
また、本発明の拡張体付カテーテルでは、外管として先
端部と基端部との径が異なるものを用いている。このよ
うな先端部の径と基端部の径が異なるチューブは、従来
では、例えば押し出し成形機のようなチューブ成形機を
用いて、巻き取り速度を変えることにより、チューブ径
をコンi・ロールすること、また、チーーブ径の異なる
2本のチューブを用意し、両チューブをつなぐジヨイン
トを用いて異径チューブに加工していた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のグリ1ンテイツヒタイプと呼ばれるカテーテルで
は、2つのルーメンを有するカテーテルチューブの先端
近傍に拡張体を取り付け、2つのルーメンのうち一方の
ルーメンは、先端で開放しており、ガイドワイヤーおよ
び先端圧測定用の通路となっている。他方のルーメンは
、拡張体基端側で拡張体と連通しており、拡張体を膨張
させるための血管造影剤等の流体を加圧注入するための
流路である。そして、上記カテーテルは、可撓性合成樹
脂にて形成されている。
また、ンンブソンーロバートタイブと呼ばれるカテーテ
ルは、先端が開口した第1のルーメンを有する内管と、
この内管との間に第2のルーメンを形成し、先端部に拡
張体を取り付けた外管よりなる同軸的二重構造を有して
いる。そして、第2のルーメン内に、気泡除去用の極細
の金属パイプが設けられている。このタイプのカテーテ
ルにおいても、上記のグリ1ンテイツヒタイプのカテー
テルと同様に、可撓性合成樹脂にて形成されている。
以上のように、カテーテルは血管内への挿入が行えるた
めに、可撓性合成樹脂にて形成されている。しかし、可
撓性合成樹脂にて形成したことにより血管への挿入が容
易であり、血管壁に損傷を与えにくいが、逆にその可撓
性故に血管仲人中にカテーテルが折れIIIIがるおそ
れがある。さらに、血管内にてカテーテルの先端を目的
部位に押入せるために、カテーテルの先端の微妙な移動
を行うことが必要な場合があり、この場合カテーテルの
基端部にてカテーテルを微妙に移動、回転させ、その力
を先端に伝達させる。しかし、この力がカテーテルの可
撓性故に吸収され、先端まで伝達されにくく細かい操作
性が悪いという欠点を有していた。
そして、上述の国際公開W 088/6465号公報に
示すものでは、上記のグリ1ンテイツヒタイプおよびシ
ンブソンーロバートタイプのカテーテルのような問題点
を解消しており、カテーテルの折れ西かり、つぶれを抑
制し、トルクの伝達性を向上している。しかし、内管ま
たは外管に設けられた剛性付与体により剛性が付与され
た分だけ、可撓性が減少し、血管の屈血部に対する追従
性が低下し、血管への挿入、進行の操作性が低下する場
合があった。また、金屑性により網目状に形成された剛
性付与体を有するこのカテーテルであっても、血管内に
てカテーテルが蛇行することがあり、この蛇行部にて、
カテーテルの基端部において与えた押込力が緩衝される
ことがあり、カテーテルの操作性、特にカテーテルの先
端部を血管内狭窄部に押し込む作業が困難な場合があっ
た。
また、上述のカテーテルは、基端部から先端部にかけて
ほぼ外径が均一であり、カテーテルの物性の設定は、基
端部または中間部にてカテーテルの操作を行うに必要な
物性を満たすものに設定される。このため、カテーテル
の先端部の外径も基端部の外径と合わせられるため、高
度の血管内狭窄部に先端部を押入することができない場
合があった。
そして、カテーテルに使用するチューブとして、血管等
の細い管に挿入し、使用するものでは、成形されるチュ
ーブ径は非常に小さいものとなり、このような細いチュ
ーブにテーパー状の部分を設けて、異径チューブを成形
することは、従来より行われている押出成形では困難で
あった。また、チューブ径の異なる2本のチューブをジ
ヨイントを用いて接続する方法では、血管等の細い管に
押入、使用することを考慮すると、細いチューブ同士を
ジヨイントでつなぐこと自体困難であり、さらに、ジヨ
イント部でチューブがはずれる可能性があり、チューブ
を血管等の中に残留させる危険性があった。
そこで、本発明の目的は、カテーテルの可撓性、特にカ
テーテルの軸方向に対して横方向への弾性変形性を低下
させることなく、かつカテーテルの極度な祈れ曲がり、
蛇行を防止するとともに、かつカテーテル基端部にて、
カテーテルの先端部を押し込むために行う軸方向に進行
する作業により与えられる力(カテーテルの基端部にて
与えられた押込力)を、カテーテルの先端部に確実に伝
達することができ、操作性に優れた拡張体付カテーテル
を提供することにある。
また、本発明の目的は、カテーテルの基端部として必要
な物性を持ち、かつ先端部が高度の狭窄部およびより末
梢側の血管まで容易に挿入することができる細径の先端
部をもつ拡張体付カテーテルを提供するものである。
また、本発明の目的は、押出成形さらにはジヨイントを
用いた異径チューブの製造方法の問題点を解消し、安全
かつ確実に拡張体付カテーテルの外管に使用できる異径
チューブの製造工程を有する拡張体付カテーテルの製造
方法を提供するものである。
[」二記問題点を解決するための手段]上記目的を達成
するものは、先端が開口している第1のルーメンを有す
る円管と、該内管を挿通するとともに、該内管の先端よ
り所定長後退した位置に先端を有し、該内管の外面との
間に第2のルーメンを形成する外管と、先端部および基
端部を有し、該基端部が前記外管に取り付けられ、該先
端部が前記内管に取り付けられ、該基端部付近にて第2
のルーメンと連通ずる折り畳み可能な拡張体と、前記第
1のルーメンと連通ずる前記内管の基端部に設けられた
第1の開口部と、前記第2のルーメンと連通ずるv11
記外管の基端部に設けられた第2の開口部と、前記第2
のルーメン内に設けられた軸方向に延び、剛性を付与す
る剛性付与体とを有する拡張体付カテーテルである。
また、上記目的を達成するものは、先端が開口している
第1のルーメンを有する内管と、該内管を挿通するとと
もに、該内管の先端より所定長後退した位置に先端を有
し、該内管の外面との間に第2のルーメンを形成する外
管と、先端部および基端部を有し、該基端部が前記外管
に取り付けられ、該先端部が前記内管に取り付けられ、
該基端部付近にて第2のルーメンと連通ずる折り畳み可
能な拡張体とからなるカテーテル本体と、前記第1のル
ーメンと連通ずる前記内管の基端部に設けられた第1の
開口部と、前記第2のルーメンと連通ずる前記外管の基
端部に設けられた第2の開口部とを有し、前記カチーチ
ル本体は、前記拡張体が取り付けられた部分を少なくと
も含む先端部が基端部より小径となっている拡張体付カ
テーテルである。
また、」二記目的を達成するものは、先端部と基端部を
有し、少なくとも先端にて開口する第1のルーメンと、
該先端より所定長段退した位置にて開口する第2のルー
メンを有するカテーテルチューブと、先9:11部およ
び基端部を有し、該先端部が前記カテーテルチューブの
先端部に取り付けられ、該基端部が前記カテーテルチュ
ーブの先端近傍に設けられた開口部近傍に取り付けられ
、前記第2のルーメンに連通ずるように取り付けられた
折り畳み可能な拡張体と、前記カテーテルチューブの基
端部に設けられた前記第1のルーメンと連通する第1の
開口部および前記第2のルーメンと連通ずる第2の開口
部と、少なくともいずれかのルーメン内に設けられた軸
方向に延び、剛性を付与する剛性付与体とを有する拡張
体付カテーテルである。
また、上記目的を達成するものは、先端部と以端部を有
し、少なくとも先端にて開口する第1のルーメンと、該
先端より所定長後退した位置にて開口する第2のルーメ
ンを有するカテーテルチューブと、先端部および基端部
を有し、該先端部が前記カテーテルチューブの先端部に
取り付けられ、該基端部が前記カテーテルチューブの先
端近傍に設けられた開口部近傍に取りf・1けられ、前
記第2のルーメンと連通ずる折り21み可能な拡張体と
、前記カテーテルチューブのL(端部に設けられた前記
第1のルーメンと連通ずる第1の開口部および前記第2
のルーメンと連通ずる第2の開口部とを何し、前記カテ
ーテルチューブは、前記拡張体が取り付けられた部分を
少なくとも含む先端部が基端部より小径となっている拡
張体付カテーテルである。
また、上記目的を達成するものは、先端から後端まで貫
通したルーメンを有する内管を成形する工程と、先端か
ら後端まで貫通したルーメンを有し、該内管の外径より
内径が大きく、かつ該内管より所定長短い外管を形成す
る工程と、先端部および基端部を1丁する収縮あるいは
折り畳み可能な拡張体を形成する工程と、前記外管内に
前記内管を押入する工程と、前記外管の先端部に前記拡
張体の基端部を固着する工程と、前記内管の先端部に前
記拡張体の先端部を固着する工程とを有する拡張仕付i
Jチーチルの製造方法であって、前記外管を成形する工
程は、先端から後端まで貫通するルーメンを有する先端
側外管を成形する工程と、該先端側外管の外径より大き
い外径を有し、かつ先端から後端まで貫通したルーメン
を有する基端側外管を成形する工程と、前記基端側外管
の一端をテーパー状に形成する工程と、前記先端側外管
の一端を拡径する工程と、前記工程によりテーパー状に
形成された基端側外管のテーパー状福部と前記工程によ
り拡径された先端側外管の拡径端部とを固着させる工程
とを有する拡張体付カテーテルの製造方法である。
そこで、本発明の拡張体付カテーテルを図面に示す実施
例を用いて説明する。
第1図は、本発明の拡張体付カテーテルの−実施(9)
の先端部の拡大断面図であり、第2図は、カテーテルの
基端部を示す図面であり、第3図は、カテーテルの中間
部分の断面図である。
本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開ロシテいるm
lのルーメン4を有する内管1と、内管lを挿通ずると
ともに、内管lの先端より所定長後退した位置に先端を
イfし、内管lの外面との間に第2のルーメン6を形成
する外管2と、先端部7および基端部8を有し、基端部
8が外管2に取り付けられ、先端部7が内管1に取り付
けられ、基端部付近にて箪2のルーメン6と連通ずる折
り畳み可能な拡張体3と、第1のルーメン4と連通ずる
内管1の基端部に設けられた第1の開口部9と、第2の
ルーメン6と連通ずる外管2の基端部に設けられた第2
の開口部11と、第2のルーメン6内に設けられた軸方
向に延びる線状体により形成された剛性付与体13とを
有している。
また、本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開口して
いる第1のルーメン4を有する内管1と、内管lを挿通
ずるとともに内管lの先端より所定長後退した位置に先
端を有し、内管1の外面との間に第2のルーメン6を形
成する外管2と、先端部7および基端部8を有し、基端
部8が外管2に取り付けられ、先端部7が内管1に取り
付けられ、基端部8付近にて第2のルーメン6と連通ず
る祈り畳み可能な拡張体3とからなるカテーテル本体と
、第1のルーメン4と連通ずる内管1の基端部に設けら
れた第1の1i)1 [1部9と、第2のルーメン6と
連通する外管2の基端部に設けられた第2の開口部+1
とを有し、カテーテル本体は、拡張体3が取り付けられ
た部分を含む先端部が基端部より小径となっている。
以下、図面を用いて説明する。
本発明のカテーテルは、内管lと外管2と拡張体3とを
有するカテーテル本体と、分岐/%ブ20とにより形成
されている。
内管1は、先端が開口した第1のルーメン4をf丁して
いる。第1のル−メン4は、ブIイドワイヤーを+lp
通するためのルーメンであり、分岐ハブ20に設けられ
たガイドワイヤーボートを形成する第1の開口部9と連
通している。そして、内管lは、先端部が基端部より小
径であることが好ましい。この実施例では、内管lは、
第3図に示すように、先端側内管1aと基端側内管lb
とにより形成されている。また、後述する外管2も同様
に先端■II+外管2aと基端側外管2bにより形成し
、先端側内管1aおよび先り’jj側外管2aが、払端
側内管1bおよび基端側外管2bより外径が小さいもの
とすることにより、より宋悄側の1aL管までカテーテ
ルの先端部を容易に仲人することができる。そして、先
端部が小径となっている部分の長さは、冠動脈入口から
目的病変部位までの長さに近い長さであること、特に冠
動脈入口から目的病変部位までの長さより若干長いこと
が好ましい。具体的には、50yx〜70011程1交
、より好ましくはgozm〜400zxであり、特に好
ましくはioo〜30031111である。
そして、内管、外管ともにそれらの先端側1a2aと基
端側1b、2bとの接続部またはその付近にテーパ一部
を設け、外径および内径の変化をなだらかなものとする
ことが好ましい。
内管lとしては、先端側内管1aの外径が0.30〜2
.00肩l、好ましくは0.40〜1. gomsであ
り、内径が0.20〜1.80x*、好ましくは0.2
5〜1.80xxであり、基端側内管1bの外径が0.
40〜2.501N、好ましくは0.55〜2.403
11であり、内径が0,25〜2、35x瀧、好ましく
は0.30〜1.8011である。
また、内管1は、先端側内管1aと基端側内管lbとに
より形成せず、内管成形時に例えば押し出し成形により
、先端側の内管の径が基端側の内管の径より小さく一体
に成形されたものでもよい。またこの場合押し出し成形
時に、径が変化する部分をテーパー状とすることが好ま
しい。
内管lの形成材料としては、ある程度の可撓性を有する
ものが好ましく1例えば、ポリオレフィン(例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
m合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体など)、ポリ塩
化ビニル、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン等の
外角塑性+5J 脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム
等が使用でき、好ましくは上記の熱可塑性樹脂であり、
より好ましくは、ポリオレフィンである。
外管2は、内部に内管lをJ+p通し、先端が内管の先
端よりやや後退した位置に設けられている。第1図にお
ける1−1線断面図である第4図に示すように、この外
管2の内面と内管lの外面により第2のルーメン6が形
成されている。
このため、第2のルーメン6は、十分な容積を有してい
る。第2のルーメン6は、その先端が後述する拡張体3
内の後端部と連通し、第2のルーメン6の後端は分岐ハ
ブ20に設けられた、拡張体を膨張させるための流体(
例えば、+m管遺影剤)を注入するためのインジェクシ
ョンボートである第2の開口部11と連通している。
そして、外管2は、第3図に示すように、先端側外管2
aと基端側外管2bにより形成されている。先端側外管
2aが基端側外管2bより外径が小さいものとすること
により、より末梢側の血管までカテーテルの先端部を容
易に仲人することができる。
ここで外管2としては、先端側外管2aの外径が0.5
0〜4.0011+、好ましくは0.60〜3.10x
xであり、内径が0.40〜3.50xz、好ましくは
0.50〜2゜10zxであり、基端側外管2bの外径
が0,75〜4.30xz、好ましくはl、00〜4.
 rJOxzであり、内径が0゜70〜3.80ag、
好ましくは0.80〜3.0Oyrxである。
また、外管2は、先端側外管2aと基端側外管2bによ
り形)戊せず、外管成形時に例えば押し出し成形により
、先端側の外管の径が基端側の外管の径より小さく一体
に成形されたものを用いてもよい。またこの場合、押し
出し成形時に、径が変化する部分をテーバ状とすること
が好ましい。
外管2の形成材料としては、ある程度の可撓性を有する
ものが好ましく、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
電p3 体、エチレン酢酸ビニル共重合体等)、ポリ塩
化ビニル、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン等の
熱可塑性樹脂、ポリアミドエラストマー シリコンゴム
、ラテックスゴム等が使用でき、好ましくは1゜記の熱
可塑性樹脂であり、より好ましくはポリオレフィンであ
る。
剛性付与体13は、第1図、第3図、第4図、第5図お
よび第6図に示すように、外管2の内面と内管1の外面
とにより形成された第2のルーメン6内に設けられ、カ
テーテル本体の基端から先端まで延びている。剛性付与
体13は、カテーテルの可1尭性をあまり低下させるこ
となく、屈曲部位での/Jチーチル本体の極度の折れ曲
がり、カテーテル本体の血管内での蛇行を防止し、カテ
ーテル先端部の血管内狭窄部への押し込みを容易にする
剛性(=を与体13は、線状体により形成されているこ
とが好ましい。線状体としては、金属線であることが好
ましく、線径O,OS〜1.5Oxs、好ましくは0,
10〜1. (10xzのステンレス鋼等の伸性金属、
超弾性合金などであり、特に好ましくは、ばね用高張カ
ステンレス鋼、銅またはNi/Ti合金線である。そし
て、剛性付与体13は、必ずしも固定しなくてもよいが
、その先端部が、拡張体3に損傷を与える危険性をなく
すこと、およびカテーテルの基端部にて与えられた押込
力の先端部への伝達姓を同上させるために、剛性付与体
13の先端部を固定することが好ましい。第1図に示す
実施例では、剛性付与体13の先端部が、他の部分より
例えばrJF磨などの方法により細径となっており、そ
の細径部分が、拡張体3の先端部7と内管1の間に位置
し、拡張体3とともに内管の先端部に固定されている。
剛性付与体の先端部分を細径にすることにより、その固
定部において拡張体3の先端部7の外面に段差が形成さ
れることを防止する。細径の程度は、その付近の他の部
分の外径の115〜l/10程度が好ましい。さらに、
剛性付与体13は、先端側より本体部側の剛性が高いも
のであることが好ましい。これは例えば、剛性付与体と
して先端側より本体部側の(&断面積が大きいものを用
いることにより可能となる。また、剛性付与体13は、
先端部がより柔軟であり、本体部が剛性の高いものとす
るために、剛性付与体i3に使用される金属線を冷間加
二[シた後、先端側は高く本体部側は低い′a度勾配を
付けて焼鈍したものを用いてもよい。
また、剛性付与体13としては、第12図に示すように
、細径の金属線を数本撚り合わせた撚線により形成され
た線状体を用いてもよい。さらに、剛性付与体13の先
端部13aがより柔軟であり、本体部が13bが剛性が
高いものとするために、本体部13bに比べ、先端部1
3aを細径なものとすることが好ましく、その方法とし
ては、撚り合わせる金属線として先端部が細径なものを
使用すること、さら1こは、剛性付与体13の先端側に
行くにつれ撚り合わされる金属線の本数を少なくするこ
となどにより、剛性付与体13の先端部13aを細径な
ものとすることができる。
さらに、剛性付与体13は、先端部および基端部以外の
部分が固定されていないことが好ましい。
剛t’h付与体13の中間部分を固定しないことにより
、カテーテルの先端部が湾曲したとき、剛性付与体13
は、第2のルーメン内にずれるためカテーテルの先端部
の可撓性を阻害しないので好ましい。
このような剛性付与体13を設けることにより、カテー
テル本体が、+m管内にて蛇行することを防止する。こ
のため、蛇行部にて、カテーテル本体の基端部にて与え
た押込力が緩衝されることがなくなり、カテーテル本体
の基端部にて与えた押込力を、ノJチーチルの先端まで
確実に伝達することができる。よって、カテーテルの操
作性、特に、カテーテルの先端部(拡張体が取り付けら
れている部分)を直管内狭窄部に押し込む作業が容易と
なるとともに、高度の血管内狭窄部(亜完全閉塞部〉に
も、カテーテルの先端部を仲人することが可能となる。
そして、剛性付与体13としては、第1図に示したもの
に限らず、例えば、第7図に示すしのら、IIr’aに
1重用できる。第7図に示す剛性付与体13は、第1図
に示すものと同様に、先端部が細径になっているととも
に、この細径部Haは、笛7図のX−X断面図である第
8図に示すように、格円状の断面を有するftJ l状
の細径部13aとなっている。このように、剛性付与体
13の先端部を偏平状細径部13aとすることにより、
内管lと拡張体3の先端部との間への固定が容易となる
。また、この剛性付与体13の本体部+3bは、第7図
のXI−XI断面図である第9図に示すように、はぼ真
円形の断面をHしている。 また、剛性付与体13とし
ては、第1O図に示すような細径の金属線により全体が
形成されたコイルスプリングタイプのものを用いてもよ
く、また、第11図に示すような先端部のみが細径の食
属線によりフィルスプリング状に形成され、本体部は直
線状の金属線により形成されたものを用いてもよい。
また、剛性付与体13は、上述のように、その先端部1
3aを内管lと拡張体3の先端部との間に固定する必要
ない。例えば、第13図に示すように、剛性付与体13
の先端部を内管lの外面に巻き付けて固定してもよい。
さらに1.剛性付与体13の先端部+38を、外管2が
細径となる位置に対応する内管1の位置の付近に巻付け
て固定するとともに、剛性付り8体13の先端部Haを
、拡張体3の基端部に対応する内管lの位置の外面まで
巻き付けることが好ましい。このように、剛性付与体1
3の先端部1.3 aを細径部となっている内管1の外
面に巻き付けることにより、内管lの細径部における折
れdl+がりを防止し、ひいては外管2の細径部におけ
る折れ間がりを防止することができる。そして、内管l
の細径部の先端側が柔軟なものとするために、第13図
に示すように、内管1の外面に巻き付けられる剛性付与
体13の先端部13aは、基端部側が密で先端側に向か
って疎となるように巻き付けることが好ましい。
拡張体3は、折り畳み可能なものであり、拡張させない
状態では、内管1の外周に折りたたまれた状態となるこ
とができるものである。拡張体3は、Ir1l管の狭窄
部を容易に拡張できるように少なくとも一部が略円筒状
となっているほぼ同一径の略円筒部分3aを有している
。−に記の略11−1筒部分は、完全な円筒でなくても
よく、多角社状のものであってもよい。そして、拡張体
3は、その後端部8が外管2の先端部に接着剤または熱
融着などにより液密に内管され、先端部7は、11管1
の先端部に同様に液密に固着されている。この拡張体3
は、第1図のII −IT線断面図である第5図に示す
ように、拡張体3の内面と内管lの外面との間に拡張空
間15を形成する。この拡張空間15は、後端部ではそ
の全周において第2のルーメン6と連通している。この
ように、拡張体3の後端は、比較的大きい容積を有する
第2のルーメン6と連通しているので、第2のルーメン
6より拡張体3内への膨張用流体を注入するのが容易で
ある。拡張体3の形成材料としては、ある程度の可撓性
を有するものが好ましく、例えば、ポリオレフィン(例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、架橋
をエチレン−酢酸ビニル共In合体など)、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン等の熱可
塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテノクスゴム等が使用で
き、好ましくは上記の熱可塑性相n旨であり、より々r
ましくは、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体である
。さらに、拡張体3は、円筒部分3aの前方および後方
に上述した内管1および外管2との固着部分7,8に至
るまでの部分はテーパー状となっている。拡張体3の大
きさと1.では、拡張されたときの円筒部分の外径が、
1.00〜35゜Q(1++x、好ましくは1.50〜
30.0Oxxであり、長さが3.00〜8G、 QO
+u、好ましくは10.00〜75.0Orxであり、
拡張体3の全体の長さが5」0〜120. Hn1好ま
しくは15.00〜lQ[1,GO+u+である。
また、内管lの外面にマーカー14を設けることが好ま
しい。マーカー14は、第1図に示すように、拡張体3
の内管1との固着部より後端側近傍の位置から、拡張体
3と外管2との固着部より先端側近傍の位置まで、つま
り拡張体3の円筒部分3aの長さと同等の長さを有し、
位置を確認できるように形成されている。マーカー目は
、xl不透過(イFl (例えば、金、白金、タングス
テンあるいはそれらの合金、あるいは銀−パラジウム合
金等)からなることが好ましい。さらに、マーカー14
の形態は、第1図示すように、コイルスプリングからな
ることが好ましく、マーカー14の両端からそれぞれ1
〜4 try。
llrましくは2〜3311が密に巻かれていることか
より&fましい。これは、X線透視下で拡張体3の位置
を容易に確認可能とするためであり、さらに、スプリン
グ状とすることにより、拡張体内に位置する内管が屈+
ll+部位にて折れ藺がること、さらに、つぶれること
を防止する補強体として機能する。特に、マーカー14
を、1本のスプリングフィルで形成し、これを内管1の
外周に密鴇巻きにて巻装すれば、外力に対する耐力は、
より強固なものとなる。また、このコイル状の線状体の
断面形状を楕円、方形もしくは楕円のいずれかの形状を
なすようにすれば、外力に対する耐力は、より強固へも
のとなる。
分岐ハブ20は、第2図に示すように、第1のルーメン
4と連通しガイドワイヤーボートを形成する第1の開口
部9を有し、内管lに固着された内管ハブ22と、第2
のルーメンと連通しインジェクションボートを形成する
第2の開口部1.1を有し、外管2に固着された外管ハ
ブ23とからなっている。そして、外管ハブ23と内管
ハブ22とは、固着されている。この分岐ハブの形成材
料としては、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサル
ホン、ボリアリレート、メタクリレート−ブチレン−ス
チレン共重合体等の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
分岐ハブ20の一実施例の断面図を第6図に示す。この
実施例では、外管2の末端部には、折曲がり防止用チ)
−ブ50が設けられている。折dllかり防止用チュー
ブ50は、熱収縮性を有するものにて、熱収縮後の内径
が外管2の外径より若干小さくなるように形成し、熱収
縮V1ユを有するチューブ50を外管2の末端部に被嵌
し、加、!8(例えば、熱風をあてる)させて収縮させ
ることにより容易に取り付けることができる。そして、
折曲がり防止用チューブ50を取付1プた外管2は、外
管ハブ23に止めビン52により固定されている。外管
2と外管ハブ23との固定は、拡径した後端部分を有し
、後端部分以外の部分の外径が外管2の内径とほぼ等し
く形成された止めビン52を、外管2の後端に差し込み
、外管2をその先端から外管ハブ23に仲人し、外管ハ
ブ23の内面に設けられた突起54を止めビン52の後
端部分が越えるまで押し込むことにより行われている。
さらに、外管ハブ23と折曲がり防止用チューブ50と
の接触面に接着剤を塗布して固着してもよい。外管ハブ
23の形成材料としては、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリサルホン、ボリアリレート、メタクリレート−
ブチレン−スチレン共11!合体等の熱可塑性樹脂が好
適に使用できる。
また、内管lの末端部には、折曲がり防止用チューブ6
0が設けられている。このチューブ60は、熱収縮性を
有するものにて、熱収縮後の内径が内管lの外径より若
干小さくなるように形成され、この熱収縮性を有するチ
ューブ60を内管1の末端部に被嵌し、加熱(例えば、
熱風をあてる)させて収縮させることにより容易に取り
付けることができる。そして、剛性付与体13の基端部
は、この収縮チューブ60により内管lの外面に固定さ
れている。剛性付与体13は必ずしも基端部を固定しな
くてもよい。そして、折1111がり防止用チューブ6
0を取り付けた内管1は、内管ハブ22に固定されてい
る。内管1と内管ハブ22との固定は、拡径した後端部
分を有し、後端部分以外の部分の外径が内管!の内径と
ほぼ等しく形成された止めビン62を、内管lのi& 
’IAに差し込み、内管lをその先端から内管ハブ22
に挿入し、内管ハブ22の内面に設けられた突起64を
止めピン62の後端部分が越えるまで押し込むことべよ
り行われている。さらに、内管ハブ22と折曲がり防止
用チューブ60との接触面に接着剤を塗布して固着して
もよい。内管ハブの形1戊4イ料としては、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、
メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可
塑性樹脂が好適に使用できる。そして、第6図に示すよ
うに、゛内管ハブ22と外管ハブ23とは固定されてい
る。この固定は、外管2の基端部に取り付けられた外管
ハブ23の後端から内管lをその先端から押入し接合す
ることにより行われてる。またこの時、内管ハブ22と
外管ハブ23との接合部に接着剤を塗布することにより
確実に両者を固着することができる。また、分岐I\ブ
20の変わりに、例えば、第1のルーメン、第2のルー
メンそれぞれに、後端に開口部をffするポート部材を
設けたチューブを液密に取り付けるようにしてもよい。
次に、第14図ないし第17図に示す実施例の拡張体付
カテーテルについて説明する。
この実施例の拡張体付カテーテルは、先端部と基端部を
有し、少なくとも先端にて開口する第1のルーメン4と
、先);11より所定長後追した位置にて開口する第2
のルーメン6を有するカテーテルチューブIOと、先端
部7および基端部8を有し、先端部7がカテーテルチュ
ーブ10の先端部に取り付けられ、Wi?J部8がJz
チーチルチューブ10の先端近傍に設けられた開口部1
2の近傍に取り付けられ、第2のルーメン6と連通ずる
折り畳み可能な拡張体3と、カテーテルチューブ10の
、!! ′6A部に設けられた第1のルーメン4と連通
ずる第1の開口部9および第2のルーメン6と連通ずる
第2の開口部11と、少なくともいずれかのルーメン内
に設けられた軸方向に延びる線状体により形成された剛
性付与体13とを有している。
また、実施例の拡張体付カテーテルは、先端部と基端部
を有し、少なくとも先端にて開口する第1のルーメン4
と、先端より所定長後退した位置にて開口する第2のル
ーメン6を有するカテーテルチューブ10と、先端部7
および基端部8を有し、先端部7がカテーテルチューブ
10の先端部に取り付けられ、基端部8がノJチーチル
チューブIOの先端近傍に設けられた開口部12近傍に
取り付けられ、箪2のルーメン6と連通ずる折り畳み可
能な拡張体3と、カテーテルチューブ10の基端部に設
けられた第1のルーメン4と連通ずる第1の開口部9お
よび第2のルーメン6と連通ずる第2の開口部11とを
有し、カテーテルチューブ10は、拡張体3が取り付け
られた部分を含む先端部が基端部より小径となっている
この実施例のカテーテルは、カテーテルチューブIOと
拡張体3とからなるカテーテル本体と、分岐ハブ20と
により形成されている。
カテーテルチューブ10は、先端が開口した第1のルー
メン4と、先端よりやや基端側の位置に設けられた開口
部12により拡張体3内部と連通ずる第2のルーメン6
を有している。そして、第14図のIV−IV線断面図
である第16図に示すように、カテーテルチューブ10
の内部には、第1のルーメン4と第2のルーメン6とが
形成されている。第1のルーメン4は、ガイドワイヤー
を挿通ずるためのルーメンであり、分岐ハブ2゜に設け
られたガイドワイヤーボートを形成する第1の開口部9
と連通している。第2のルーメン6の先端は、拡張体3
の後端部と連通し、第2のルーメン6の後端は、第17
図に示すように、分岐ハブ20に設けられた拡張体を膨
張させるためのiAt体(例えば、血管造影剤)を注入
するためのインジェクションポートである第2の開口部
11と連通している。そして、カテーテルチューブ10
は、先端部が基端部より小径であることが好ましい。さ
らに、カテーテルチューブの先端側と基端側とは、テー
パ一部により径がなだらかに変化していることが好まし
い。カテーテルチューブInとしては、先端側の外径が
0.5〜4゜0■、好ましくは0.6〜3.7■であり
、第1のルーメンの内径が0.2〜2.25121.好
ましくは0,25〜1.6inであり、第2のルーメン
の内径が0.1〜1.45zm、好ましくは0.3〜1
.3+++tであり、基端側の外径が0.75〜4.3
xz、好ましくは1. Q〜4.0zyであり、第1の
ルーメンの内径が0.1〜2J5zz。
好ましくは0.3〜l、8■であり、第2のルーメンの
内径が0.1−1.73111、好ましくは0.3〜1
.6zxである。
そして、カテーテルチューブInは、例えば押し出し成
形などにより形成される。
カテーテルチューブInの形成何事゛1とし°Cは、あ
る11度の可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポ
リオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル」(重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等
の熱可塑性樹脂、ポリアミドエラストマー シリコーン
ゴム、ラテノクスゴム等が使用でき、好ましくは上記の
熱可塑性樹脂であり、より好ましくは、ポリオレフィン
である。
剛性付与体13は、第14図ないし第17図に示すよう
に、第2のルーメン6内に設けられている。
剛性付与体13は、カテーテルの可撓性をあまり低下さ
せることなく、屈1111部位でのカテーテル本体の極
度の折れ1111がり、カテーテルチューブの蛇行を防
止し、カテーテル先端部の血管内狭窄部への押し込みを
容易にする。
また、剛性付与体13は、第2のルーメン6内に設ける
ことが好ましいが、第1のルーメン内に設けてもよい。
剛性付与体13としては、上述のものが好適に使用でき
る。
そして、拡張体3は、カテーテルチューブInの開口部
12より先端側にその先端部7が固着され、開口部I2
より基端部側に基端部8が固着されている。開口部12
は、カテーテルチューブInの軸方向に一定の長さをも
って延びている。拡張体3としては、上述ものが好適に
使用できる。
そして、拡張体3は、第14図の■−■線断面図である
第【5図に示すように、拡張体3の内面とカテーテルチ
ューブ10の外面との間に拡張空間15を形成する。そ
して、カテーテルチューブInの第2のルーメン6の先
端は、補填剤16が充填されて閉塞されており、この補
填剤16中に剛性付与体13の先端部が位置し、固定さ
れている。
剛性付与体13は、必ずしも固定しなくてもよいが、そ
の先端部が、拡張体3に損傷を与える危険性をなくすこ
と、およびカテーテルの基端部において与えた押込力の
先端部への伝達外を向上させるためには、剛性付与体1
3の先端部を固定することが好ましい。
そして、カテーテルチューブInの後端には、第17図
に示すような分岐ハブ20が取り付けられている。そし
て、分岐ハブ20の第2ルーメン内に位置する剛性付与
体13の後端部は、補填剤I7により固定されている。
しかし、剛性付与体13の後端は、必ずしも固定しなく
てもよい。そして、分岐ハブ20の形成材料としては、
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ボリア
リレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合
体等の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
次に、本発明の拡張体付カテーテルの製造方法を図面を
用いて説明する。
この実施例の!2遣方法は、先端から後端まで貫通した
ルーメンを有する内管を成形する工程と、先端から後端
まで貫通したルーメンを有し、内管の外径より内径が大
きく、かつ内管より所定長短い外管を形成する工程と、
先端部および基端部を有する収縮あるいは折り畳み可能
な拡張体を形成する工程と、外管内に内管を挿入する工
程と、外管の先端部に拡張体の基端部を固着する工程と
、内管の先端部に拡張体の先端部を固着する工程とを有
する拡張体付カテーテルのVi2遣方法であり、外管を
成形する工程は、先端から後端まで貫通するルーメンを
有する先端側外管を成形する工程と、該先端側外管の外
径より大きい外径を有し、かつ先端から後端まで貫通し
たルーメンを有する基端側外管を成形する工程と、基端
側外管の一端をテーパー状に形成する工程と、上記先端
側外管の一端を拡径する工程と、上記工程によりテーパ
ー状に形成された基端側外管のテーパー状端部と上記工
程により拡径された先端側外管の拡径端部とを固着させ
る工程とを有している。
そこで、第1図に示した拡張体付カテーテルを参照して
、各工程について説明する。
先端から後端まで連通した第1のルーメン4をする内管
1を形成する工程は、上述の内管を構成する熱可塑1生
樹脂を押出成形したものを所定の長さに切断する方法ま
たは射出成形法などにより行う。
そして、外管2を成形する工程は、先端から後端まで貫
通するルーメンをイアする先端側外管2aを成形する工
程と、先端側外管2aの外径より大きい外径を有し、か
つ先端から後端まで貫通したルーメンを有する基!W 
1lIII外管2bを1戊形する工程と、基端側外管2
bの一端をテーパー状に形成する工程と、先端側外管2
aの一端を拡径する工程と、テーパー状に形成された基
端外管外管2bのテーパー状端部と拡径された先端側外
管2aの拡径端部とを固着させる工程とを有している。
具体的に図面を用いて説明する。
先端側外管2aおよび基端側外管2bは、上述の外管の
形成に使用される熱可塑性樹脂を押し出し成形したもの
を所定の長さに切断する方法、また割出成形などにより
行う。
そこで、各工程を説明する。
まず、基端側外管2bの先端部をテーパー状に形成する
工程では、第18図に示すようにテーパー芯枠90を基
端側外管2bに挿入する。このテーパー芯枠90は、後
述する先端側外管2aのラノパ状に拡径された部分94
とテーパー状に形成された部分92を嵌合し密着すると
きに、密着後の先端側外管2aから基端側外管2bにか
けて、段差等が形成されるのを防止し、滑らかな異径部
にするために使用する。テーパー芯枠90としては、例
えば、ガラス棒を加工して形成したり、金属棒を加工し
て形成されたものが使用される。テーパー芯枠90は、
第18図に示すように、基端側外管2bの一端がテーパ
ー芯枠9Gのテーパ一部の近傍に位置するように挿入さ
れる。
そして、基端側外管2bの先端部をテーパー状に形成す
るために、第19図に示すようなテーパー成形’!’!
 91を用いる。テーパー成形型91とし”Cは、例え
ば、ガラスを、金属セ1金型が好ましい。テーパー成形
型91の内面は、テーパー芯枠90のテーパ一部と同程
度のテーパーを有していることが好ましく、このように
することにより、滑らかな異径部にすることができる。
このテーパー成形型91は、第20図に示すように、基
端側外管2bの先端より押し込み、加熱装置(開示せず
)、例えば、ヒートガン、温風トーチ等によりテーパー
成形型91を加熱することにより、基端側外管2bの先
端部をテーパー状に形成する。第21図は、テーパー成
形型91を取り除いた後の基端側外管2bの先端部を示
しており、基端側外管2bの先端部は、テーパー状に形
成された部分92を有している。
次に、先端側外管2aの後端部をラッパ状に拡径する工
程について説明する。
ラッパ状に拡径する工程では、第22図に示すように、
先端側外管2aの一端に拡張ビン93の小径部93aを
押入する。拡張ピン93は、第22図に示すように、テ
ーパ一部と小径部93aと大径部93bとを有しており
、小径部93aの径は、先端側外管2aの内径と同等も
しくは若干小径C・なっている。大径部931)のi、
¥、は、基端側外管2bの外径と同等もしくは若干大き
い径になっている。
そして、この拡張ピン93を小径部93aより先端側外
管2aの一端に除々に押し込み、さらに、第23図に示
すように、先端側外管2 a 6n−Ogを押し込む際
に、先端側外管2aの一端の先端部分および拡張ピン9
3のテーパ一部勺苓加熱装置等により加温することによ
り、先端側外資2aの一端を111.径させる。11j
に、先端側外凭2aの肉厚が薄い場合には、そのまま押
し込むごとにより先端側外管2aが軸方向に裂ける司能
廿かあるので、加温しながら押し込むことがな了ましい
次いで、第24図に示すようIM、先端側夕) N 2
 aの一端内に拡張ピン93の大径部93bが挿入され
るまで上記作業を行う。拡張ピン93の大径部93bに
かかる先端側外管2a(Dbg部の長さ部3.基端側外
管2bのテーパー状に形成された部分92の長さと同等
もしくは若干短い方が好ましい。
このようにすることにより、後述する先端側外管2aの
う・ノバ状に拡径された部分94と基端側外管2bのテ
ーパー状に形成された部分92の接a表面の段差をなく
し、滑らかに仕りげることか何能となる。
そして、拡張ピン93を抜去することにより、第25図
に示すように端部が拡径された状態の先端側外管2ンよ
が形成される。
θ、゛1〜1.先端側外管2aのラッパ状に拡径された
部分94とμS:14側外管2bのテーパー状に形1戊
された部分92を密着させる工程について説明する。第
26図は、先端側外管2aのラッパ状に拡径された部分
94と基端側外管2bのテーパー状に形成された部分9
2を11“く合させる工程を示していく・。
」、ず、先端側外管2aのラッパ状に拡径された部分9
4より、第21図に示した状態の基端側外管2bのテー
パー状に形成された部分92をテーパー芯体90ととも
に仲人する。先端側外管2aに挿入される部分のテーパ
ー芯枠90の外径、すなわちテーパー芯枠90のテーパ
一部より先端側の部分の外径は、先端側外管2aの内径
と同等もしくは若干小径となっている。これは、先端側
外管2aから嵌合部、さらには基端側外管2bに至るま
での部分の仕」二がりを滑らかにするためである。また
、先端側外管2aは、ラッパ状に拡がり始める部分がテ
ーパー芯枠9oのテーパーが始まる部分まで押入されで
いることが、特に好ましい。さらに、先端側外管2aの
ラッパ状に拡径された部分94の先端部分の長さは、基
端側外管2bのテーパー状にわ戒された部分92の長さ
と同等もしくは若干短いことが、外管の仕上がりを滑ら
かにするためおよび段差をなくすために好ましい。
次に、先端側外管2aのラッパ状に拡径された部分94
と基端側外管2bのテーパー状に形成された部分92の
密着方法について説明する。
この工程の実施例として、第27図に示すように、接合
用の型を用いる方法を例にとって説明する。
第iの接合型95は、外観形状はパイプ状であり、内面
形状は第27図に示される縦断面のように一端の開口部
は広く、次第にすり林状に内径が小さくなっており、述
中から他端の開口部に至るまでは、同径部分96となっ
ている。第1の接合型95の円径がすり林状に小さくな
っている部分は、うノバ状に拡径された部分94をテー
パー状に形成された部1))92へ徐々に押しつけてい
くことができるようにするためである。そして、このテ
ーパ一部分にて、嵌合部が重なり合うため肉厚が基端側
外管2bの肉厚より大きく、すなわち、基端側外管2b
の先端部分が凸状態になるために、第1の接合型95の
同径部分96を嵌合部分に押し進めることを容易にする
。第1の接合型95は、先端側外管2aと基端側外管2
bとのrM合部を加熱しながら密着させるためのもので
あり、材質としては、外部より加熱することが可能なも
のであることが好ましく、ガラス、金属等で形成されて
いることが好ましい。また、第1の接合型95の同径部
分96の径は、基端側外管2bの外径と同等もしくは若
干大きな径を有している。これは底金部分の凸部を圧着
するためである。そして、第28図に示すように、第1
の接合型95の同径部分96を嵌合部まで押し進め、加
熱装置で加熱して、ラッパ状に拡径された部分94とテ
ーパー状に形成された部分92を融着させる。そして、
このように先端側外管2aの後端に基端側外管2bの先
端を仲人して、固着して外管2を形成することにより、
カテーテル仲人時に先端側外管2aと基端側外管2bと
の表面の同前境界部位が剥離しにくいものとすることが
できる。
さらに、上記の工程において、嵌合部に段差ができた場
合それを除去することが好ましく、その方法として、第
29図に示すように、第2の接合型97を用いて、第1
の接合型95と同様な方法で嵌合部の表面加工を行うこ
とが好ましい。
第2の接合型97は、第1の接合型95と同様な形状を
しているが、内面の形状は、第1の接合型95の同径部
分96の径よりも若干小さい径を有している。これは、
接合部分をより強固に加熱融着させるために、強く押し
つけることができるようにするためである。そして、接
合型およびテーパー芯枠90を除去することにより、第
30図に示すような異径チューブとなっている外管2が
得られる。
また、第1図に示す実施例では、内管lち異径チューブ
となっており、上記の外管2の成形と同様の方法により
成形することが奸ましい。
そして、内管および外管の成形はどちらを先に行っても
よく、また同時に行ってもよい。
次に、先端部および2.!i端部を有する収縮あるいは
折り畳み可能な拡張体を形成する工程について説明する
拡張体3は、可撓性を有するものが好ましく、例えば、
ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共ffi A体、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重
合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の熱可塑
性樹脂、より好ましくは、架橋型エチレン−酢酸ビニル
共重合体を用いて、例えば、第31図ないし第34図に
示す様にて形成することができる。
まず、第31図に示すように、拡張体3を形成するため
の熱可塑性樹脂チューブ130を成形し、このチューブ
130の端部132にチューブ保持具140を取り付け
る。さらに、チューブ保持具140の近傍0)A−Am
部分で、チューブ130のルーメンを閉塞する。閉塞は
、加熱溶融、高周波によるシール、鉗子などを用いて行
う。A、 −A線部分にて閉塞されたチューブ130は
、チューブ保持具140に荷重をかけてB方向に引っ張
り、チューブ130のたるみを取り除く。このたるみが
取り除かれた状態を、第31図に示しである。たるみが
取り除かれたチューブ130は、第32図に示すように
、加熱装置(図示しない)により、拡張体3を形成する
部分を、チューブ130を形成する材質の融点付近まで
加熱する。チューブ+30を加熱された状態にill:
持し、第33図に示すように、拡張体が拡張された状態
の内部形状を打する金を142をチューブ130に被嵌
し、矢印C方向から気体を加圧しながら送り、金型14
2内で加熱されている部分のチューブ130を金型14
2の内壁面に密着させる。そして、チューブ+30が常
温に戻るまで加圧状態を維持したまま放置し、その後チ
ユーブ130の内部を陰厘にし、拡張体となる部分を収
縮させ、金!!2142を除去する。
そして、チューブ130の先端部+34および後端部1
36にてチューブ+30を切断することにより、第34
図に示すような拡張体3を形成することができる。
また、拡張体の少なくともその先端部および7上端部が
、熱収縮性を有するものとすれば、拡張体3を外管2お
よび内管1に、その熱収縮性を用いることにより、容易
に取り付けることができる一0拡張体の少なくとも先端
部および2!端部に熱収縮性をもたせる方法としては、
拡張体を架橋型の熱可塑性樹脂にて形成する方法、また
、拡張体の上記の形成工f′i−において、拡張体にひ
ずみが残る温度で加熱して形成することにより拡張体全
体を熱収縮性を有するものとすることができる。また、
拡張体の先端部の内径を内管の外径より若干小さく、さ
らに2&端部を外管の外径より若干小さく形成した後、
拡張体の両端部を拡径(延伸により)することにより熱
収縮性を有するものとすることができる。この拡張体を
形成する工程はいつ行ってもよく、前述の内管および外
管を形成する工程との順序はどのようであってもよい。
次に、外管2の基端部に外管のルーメン6と連通する開
[]部11を設ける工程について説明する。開口部11
は、外管2の1&端部に開口を有する外管ハブ23を取
り付けることにより行うことが好ましい。その場合を例
にとり、第6図を用いて説明する。
まず、外管2の末端部に折れ曲がり防止用チューブ50
を取り付ける。この取り付は方法としては、折れ+It
+かり防止用チューブ50を熱収縮性を有するものを用
い、熱収縮後の内径が外管2の外径より若干小さくなる
ように形成した熱収縮性を有するチューブ50を外管2
の末端部に被嵌し、加#i(例えば、熱風をあてる)さ
せて収縮させることにより取り付けることができる。そ
して、折れ曲がり防止用チューブ50を取り付けた外管
2に外管ハブ23を取り付ける。この取り付けは、拡径
した後端部分を有し後端部分以外の部分の外径が外管2
の内径とほぼ等しく形成された止めビン52を、外管2
の後端に差し込み、外管2をその先端から外管ハブ23
に仲人し、外管ハブ23の内面に設けられた突起54を
止めビン52の後端部分が越えるまで伸し込むことによ
り取り付ける。さらに、外管ハブ23と折れdhがり防
止用チューブ50との接触面に接着剤を塗布して固着し
てもよい。外管ハブの形成材料としては、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリサルホン、ボリアリレート、メ
タクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等の熱可塑
性樹脂が好適に使用できる。
ソシて、この外管2の基端部に外管のルーメン6と連通
ずる開口部11を設ける工程は、外管2の形成後であれ
ば、いつ行ってもよい。好ましくは、後述する外管2の
先端部に拡張体3の基端部を固着する工程を行った後に
行うことである。尚、内管■の形成工程との順序はどの
ようであってもよい。
次に、内管lの基端部に内管lのルーメン4と連通ずる
開口部9を設ける工程について説明する。開「1部9は
、外管lの基端部に第1の開口部9を有する内管ハブ2
2を取り付けることにより行うことが好ましい。その場
合を例にとり、第6図を用いて説明する。
まず、内管lの末端部に折れ+Ihかり防止用チューブ
60を取り付ける。この取り付は方法としては、熱収縮
性を有するものを用い、熱収縮後の内径が内管lの外径
より若干小さくなるように形成した収縮性を有するチュ
ーブ60を内管1の末端部に被嵌し、加熱(例えば、熱
風をあてる)させて収縮させることにより容易に行うこ
とができる。さらに、第6図に示す実施例では、内管1
と外管2との間に回外付与体13が設けられており、こ
の剛性付与体13の端部は、防止用チューブ60と内管
1との間に位置させた後、上記の加熱処理を行うことに
より、第6図に示すように、内管1へのチューブ60の
取り付けと同時に剛性付与体13の端部の固定を行うこ
とができる。
そして、折れ藺かり防止用チューブ60、剛性付与体1
3を取り付けた内管lに内管ハブ22を取り付ける。こ
の取り付は方法は、内管1のf& D:+4に後端部分
以外の部分の外径が内管1の内径とほぼ等しく、拡径し
た後端部分を有する止めビン62を差し込み、内管lを
その先端から内管ハブ22に押入し、内管ハブ22の内
面に設けられた突起64を止めビン62の後端部分が越
えるまで押し込むことにより取り付ける。さらに、内管
ハブ22と折れ曲がり防止用チューブ60との接触面に
接骨剤を塗布して固着してもよい。内管ハブの形成材料
としては、外管ハブと同様のものが好適に使用できる。
ソシテ、この内管1の基端部に内管のルーメン4と連通
ずる開口部9を設ける工程は、内管lを形成後であれば
、いつ行ってもよい。外管2を形成する工程および外B
2の基端部に外管のルーメン6と連通ずる第2の開口部
11を設ける工程さらには拡張体3の形成工程との順序
はどのようであってもよい。
次に、外管2の先端部に拡張体3の基端部8を固着する
工程について説明する。
外管2の先端部に拡張体3の基端部8を固着する方法と
しては、第35図に示すように、外管2の先端または後
端より外管2の内径とほぼ等しいか、若干中さい外径を
有する芯金70を挿入し、芯金70の先端側より拡張体
3の基端部8の先端側端部が外管2の先端に一致するよ
うに仲人する。そして、接合用のガラス型72を拡張体
3の基端部8の上に位置するように被嵌し、このガラス
型72を加熱装置(図示しない)により加熱し、拡張体
3の基端部8を外管2の先端部に固着する。また、拡張
体3の基端部8が熱収縮性を有するように形成したもの
を用いれば、上記のガラス型72による加ハにより熱収
縮するため容易に固着することができる。拡張体3の基
端部8を外管2の先ltj部に固着した後、力′ラス型
72を常温になるまで放置した後、ガラス型72を接合
部より後退させ、芯金70を抜去することにより拡張体
3の基端部8と外管3の先端部とを容易に固着すること
ができる。
また、上記説明ではガラス型を用いたが、これに限らず
、例えば接合用の金型を用いてもよい。
また芯金70に金属理のらのを用いて拡張体3の基端部
8に高周波発信用の電極を1皮嵌し、高周波誘導加熱に
より最前させることにより固着してもよく、さらに超音
波を用いて融着させてもよい。
尚、外管2の先端部に拡張体3の基端部8を固着する工
程は、外管1わよび拡張体3の形成後であれば、いつ行
ってもよい。内管lを形成する工程および内管lの基端
部に内管のルーメン4と連通ずる開口部9を設ける工程
との順序はどのようであってもよい。さらに、」二S己
ガラス型または金属金型として、その軸方向に割ること
ができる割り型を用いた場合、さらには、高周波、超音
波により固着する場合には、外管2の基端部に外管のル
ーメン6と連通ずる開口部11を設ける工程との順序も
どのようであってもよい。尚、製造時に拡張体に損傷を
与える可能姓を少なくするために、外管2の基端部に外
管のルーメン6と連通ずる開口部11を設けた後に上記
工程を行うことが好ましい。
次に、内管lの基端部に取り付けられた開口を有する円
管ハブ22と、外管1の基端部に取りf=1けられた外
管ハブ23とを固着する工程Iこついて説明する。
第6図に示すように、外管2の基端部に取り付けられた
外管ハブ23の後端から内管1をその先端から挿入する
。この時内管lの折れ曲がりを防止するために内管Iの
内部に芯金を挿入して、第6図に示すように、内管ハブ
22の先端部を外管ハブ23の後端に挿入し接合する。
またこの時、内管ハブ22と外管ハブ23との接合部に
接a剤を塗布することにより、確実に両者を固着するこ
とができる。
尚、内管1の基端部に取り付けられた開口をすTする内
管ハブ22と、外管1の基端部に取り付けられた外管ハ
ブ23とを固着する工程は、内管lを形成する工程およ
び内管lの基端部に陶管ハブ22を設ける工程さらに外
管1を形成する工程および外管2の基端部に外管ハブ2
3を設ける工程を行った後であればよい。好ましくは、
拡張体3の形成および拡張体3と外管lとの固着工程を
行った後に行うことが好ましい。
次に、内管1の先端部に拡張体3の先端部7を固着する
工程について説明する。
内管1の先端部に拡張体3の先端部7を固着する方法と
しては、拡張体3と外管lとの固着および内管1の基端
部に取り付けられた開口を有する内管ハブ22と、外管
Iの基端部に取り付けられた外管ハブ23とを固着した
後に行う例を用いて説明する。
第36図に示すように、内管lの内部に、内管lの先端
または後端より内管1の内径とほぼ等しいか、若干量さ
い外径を有する芯金80を押入する。拡張体3は外管2
に固着されており、さらに内管!は外管2の内部に押入
されおり、内管ハブ22と外管ハブ23とが固着されて
いるため、内管lは外管2の先端さらには拡張体3の先
端より突出した状態となっている。そこで、拡張体3の
先端より突出している内管lの先端部を拡張体3の先端
に合わせて切断する。そして、接合用のガラス型82を
芯金80の先端側より拡張体3の先端部7の上に位置す
るように′N11Ixシ、このガラス型82を加熱装置
(図示しない〉により加熱し、拡張体3の先端部7を内
管lの先端部に固着する。好ましくは、拡張体3の先端
部7が熱収縮性を有するように形成したものを用いれば
、上記のガラス型82による加熱により熱収縮するため
容易に固着することができる。拡張体3の先端部7を内
管lの先端部に固着した後、ガラス型82を常温になる
まで放置した後、ガラス型82を接合部より後退させ、
芯金80を抜去することにより拡張体3の先端部7と内
管lの先端部とを容易に固着することができる。
また、上記説明ではガラス型を用いたが、これに限らず
、例えば接合用の金型を用いてもよく、また芯金80に
金i製のものを用いて拡張体3の先端部7に高周波発信
用の電極を被嵌し、高周波誘導加熱により融着させるこ
とにより固冶してもよく、さらに超音波を用いて融着さ
せてもよい。尚、内管1の先端部に拡張体3の先端部7
を固着する工程は、製造が容易となることより、上記の
ように拡張体3と外管lとを固着し、さらに内管lの基
端部に取り付けられた第1の開口を有する内管ハブ22
と外管1の17g部に取り付けられた外管ハブ23とを
固着した後に行われる最終工程として上記工程を行うこ
とが好ましい。
尚、上記工程は、上記ガラス型または金属金型に軸方向
に割ることができる割り型を用いた場合、さらには、高
周波、超音波により固着する場合には、内管lおよび拡
張体3の形成後であれば、いつ行ってもよい。内管lの
基端部に内管のルーメン4と連通ずる第1の開口部9を
設ける工程さらに外管2を形成する工程および外管2の
基端部に外管のルーメン6と連通ずる第2の開口部口を
設ける工程との順序はどのようであってもよい。
さらに、上記のように内管の先端部に拡張体の先端部を
固着したのち、内管の先端を先端方向にテーパー状に外
径が縮径するように、また先端が丸みをおびた先端とな
るように先端加工することが好ましい。このような先端
加工は、目的とする先端形状に合致した内部形状を有す
る金型(例えば、ガラス型、金属型)内に内管の先端部
を挿入し、上記金型を加熱し、内管の先端を金型の内部
形状に加熱変形させることにより容易に行うことができ
る。また、上記金型に金属金型を用いて、高周波または
超音波をその金型に与え発信させることにより、内管の
先端を加工してもよい。
[作用] 次に、第1図ないし第6図に示した実施例の拡張体付カ
テーテルを用いて、第37図ないし第41図を参照して
、本発明の拡張体付カテーテルの作用を説明する。
血管内に生じた狭窄部の拡張治療を実施する+ifに、
拡張体付カテーテル内の空気をできる限り除去すること
が好ましい。そこで、本発明のカテーテルの第2の開口
部11にシリンジ等の吸引、注入手段を取り付けて、シ
リンジ内に液体(血管造影剤等)を入れ、吸引、注入を
繰り返して、第2のルーメンおよび拡張体内の空気を除
去し、液体と置換する。
拡張体付カテーテルを仲人するにあたり、まずセルジン
ガー法等により血管を確保した後、ガイドカテーテル用
ガイドワイヤー(図示せず)を血管内に留置し、それに
沿ってガイドカテーテル30を血管内に押入し、第38
図に示すように、目的病変部を有する冠動脈入口32に
ガイドカテーテル30を留置し、ガイドカテーテル用ガ
イドワイヤーを抜去する。第37図に示すように、ガイ
ドカテーテル30の後端に設けられたY字型コネクター
50より、拡張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を
挿通した本発明の拡張体付カテーテル40を押入し、拡
張体付カテーテル4oの先端より拡張体付カテーテル用
ガイドワイヤー34を数cm突出させた状態にて、血管
内に挿入する。
拡張体付カテーテル40は、ガイドカテーテル3゜内を
進行し、第39図に示すようにガイドカテーテル30の
先端より目的病変部を有する血管35に入り、その後拡
張体付カテーテル用ガイドワイヤー34を目的病変部へ
進め、その狭窄部36を通過させ留置する。拡張体(:
tカテーテル4oは、拡張体付カテーテル用ガイドワイ
ヤー34に沿って血管35内を進行する。狭窄部36に
到達した拡張体付カテーテル40は、第40図に示すよ
うにX線透視下で内管lに設けられたX線不透過マーカ
ー14を目印に狭窄部36内に拡張体3を位置させる。
その後拡張体付カテーテル40のインジェクションポー
トを形成する第2の開口部に接続された圧力計付インジ
ェクター54で数気圧から10数気圧程度になるように
血管造影剤を注入、第41図に示すように狭窄部36を
圧縮、量大させる。
そして、末梢側血流は、ガイドカテーテル30の7字コ
ネクター50の造影剤インジェクションボート52より
造影剤を注入し、X線造影にて確認する。血流改善が認
められたならば、拡張体付カテーテル40と拡張体付カ
テーテル用ガイドワイヤー34を抜去し、その後ガイド
カテーテルを抜去し、圧迫止1m Lで手技を終える。
[発明の効果] 本発明の拡張体付カテーテルは、先端が開口している第
1のルーメンを有する内管と、該内管に挿通するととも
に、該内管の先端より所定長後退した位置に先端を有し
、該内管の外面との間に第2のルーメンを形成する外管
と、先端部および基端部を有し、該基端部が前記外管に
取り付けられ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該
基端部付近にて第2のルーメンと連通ずる析り畳み可能
な拡張体と、前記第1のルーメンと連通ずる前記内管の
2!端部に設けられた第1の開口部と、前記第2のルー
メンと連通ずる前記外管の基端部に設けられた第2の開
口部と、前記第2のルーメン内に設けられた軸方向に延
び、剛性を付与する剛性付与体とを有するものであり、
特に、剛性付与体が第2のルーメン内に設けられている
ので、カテーテルの可撓性、特にカテーテルの軸方向に
対する横方向への弾性変形性を低下させることなく、か
つカテーテルの極度な折れ曲がり、蛇行を防止する。
このためカテーテル基端部にて、カテーテルの先端部を
押し込むために行う軸方向に進行する作業により与えら
れる力(カテーテルの基端部にて与えられた押込力)を
、カテーテルの先端部に確実に伝達することができ、優
れた操作性を有する。また、拡張体の基端部付近と連通
し拡張体の膨張用流体が流入される第2のルーメンは、
内管と外管との間に形成されているので、比較的大きい
容積を有するため、膨張用流体が例えば、血管造影剤の
ような流入抵抗の大きいものであっても、容易に流入さ
せることができる。
また、本発明の拡1逼体付hチーチルは、先端が開口し
ている第1のルーメンを有する内管と、該内管を挿通す
るとともに、該内管の先端より所定長後退した位置に先
端を有し、該内管の外面との間に第2のルーメンを形成
する外管と、先端部および基端部を有し、該基端部が前
記外管に取り付けられ、該先端部が前記内管に取り付け
られ、該基端部付近にて第2のルーメンと連通ずる折り
畳み可能な拡張体とからなるノJチーチル本体と、前記
第1のルーメンと連通ずる前記内管の基端部に設けられ
た第1の開口部と、前記第2のルーメンと連通ずる前記
外管の基端部に設けられた第2の開口部とを有し、前記
カテーテル本体は、前記拡張体が取り付けられた部分を
少なくとも含む先端部が基端部より小径となっており、
カテーテルの基端部として必要な物性を持ち、かつカテ
ーテルの先端部を高度の血管内狭窄部およびより末梢側
の血管内に容易に挿入することができる。
また、本発明の拡張体付カテーテルは、先端部と基端部
を有し、少なくとも先端にて開口する第1のルーメンと
、該先端より所定長後退した位置にて開口する第2のル
ーメンを有するカテーテルチューブと、先端部および基
端部を有し、該先端部が前記カテーテルチューブの先端
部に取り付けられ、該基端部が前記カテーテルチューブ
の先端近傍に設けられた開口部近傍に取り付けられ、前
記第2のルーメンと連通ずる折り畳み可能な拡張体と、
n;1記カテーテルチユーブの基端部に設けられた前記
第1のルーメンと連通ずる第1の開口部および前記第2
のルーメンと連通ずる第2の開口部と、少なくともいず
れかのルーメン内に設けられた軸方向に延び、剛性を付
与する剛性付与体とを有するものであり、上記のカテー
テルと同様に、剛性付与体が第2のルーメン内に設けら
れているので、カテーテルの可撓性、特にカテーテルの
軸方向に対する横方向への弾性変形性を低下させること
なく、かつカテーテルの極度な折れ+ll+かり、蛇行
を防止する。このためカテーテル基端部にて、カテーテ
ルの先端部を押し込むために行う軸方向に進行する作業
により与えられる力(カテーテルの基端部にて与えられ
た押込力)を、カテーテルの先端部に確実に伝達するこ
とができ、優れた操作性を有する。
また、本発明の拡張体付カテーテルは、l:la部と基
端部を有し、少なくとも先端にて開口する第iのルーメ
ンと、該先端より所定長後退した位置にて開口する第2
のルーメンを有するノ1チーチルチューブと、先端部お
よび基端部を有し、該先端部が前記カテーテルチューブ
の先シ:11部に取り付けられ、該2!端部が前記カテ
ーテルチューブの先端近傍に設けられた開口部近傍に取
り付けられ、前記第2のルーメンと連通ずる折り畳み可
能な拡張体と、前記カテーテルチューブの基端部に設け
られた前記第1のルーメンと連通ずる第1の開口部およ
び前記第2のルーメンと連通ずる第2の開口部とを有し
、前記カテーテルチューブは、前記拡張体が取り付けら
れた部分を少なくとも含む先端部が基端部より小径とな
っており、カテーテルの基端部として必要な物性を持ち
、かつカテーテルの先端部を高度の血管内狭窄部および
より末梢側の血管内に容易に挿入することができる。
また、本発明の拡張体付カテーテルの製造方法は、先端
から後端まで貫通したルーメンを有する内管を成形する
工程と、先端から後端まで貫通したルーメンを有し、該
内管の外径より内径が大きく、かつ該内管より所定長短
い外管を形成する工程と、先端部および基端部を有する
収縮あるいは折り畳み可能な拡張体を形成する工程と、
前記外管内に前記内管を挿入する工程と、前記外管の先
端部に前記拡張体の基端部を固着する工程と、前記内管
の先端部に前記拡張体の先端部を固着する工程とを有す
る拡張体付カテーテルの製造方法であって、前記外管を
成形する工程は、先端から後端まで貫通するルーメンを
有する先端側外管を成形する工程と、該先端側外管の外
径より大きい外径を有し、かつ先端から後端まで貫通し
たルーメンを有する基端側外管を成形する工程と、前記
基端側外管の9RMをテーパー状に形成する工程と、前
記先端側外管の一端を拡径する工程と、前記工程によリ
テーパー状に形成された後端外管チューブのテーパー状
端部と前記工程により拡径された先端側外管の拡径端部
とを嵌合させる工程と、該嵌合部を固着させる工程とを
有するものであるので、外管は押し出し成形では成形し
にくい細い異径チューブであっても容易に製造すること
ができ、また、ジヨイントを用いず、先端側外管と後端
側チューブとは固着されているので、チューブがはずれ
たりする可能比が極めて少なく安全に使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の拡張体付カテーテルの一実施例の先
端部の拡大断面図、第2図は、本発明の拡張体付カテー
テルの一実施例の基端部を示す図面、第3図は、本発明
の拡張体付力テーチルの一実施例の中間部の断面図、第
4図(ま、第1図におけるI−1線断面図、第5図1よ
、笛1図における■−■線断面図、第6図は、本発明の
拡張体付カテーテルの一実施例の21(端部の断面図、
第7図は、本発明の拡張体(’t ノノテー7、.1.
使用される剛性付与体の一例を示す側面図、第8図は、
第7図におけるX−X線にて切断した拡大断面図、第9
図は、第7図におけるXl−Xl線にて切断した拡大断
面図、第1G図、第目図および第12図は、本発明の拡
張体付カテーテルしに使用される剛性付与体の他の例を
示す側面図、第13図は、本発明の拡張体付カテーテル
の他の実施例の断面図、第14図は、本発明の拡張体付
カテーテルの他の実施例の先端部の拡大断面図、第15
図は、第14図におけるll1−III線断面図、第1
6図は、第14図における■−IV線断面図、第17図
は、本発明の拡張体付カテーテルの一実施例の基端部の
断面図、第!8図、第19図、第20図および第21図
は、本発明の拡張体付カテーテルの製造方法における基
端側外管の成形方法の説明図1.第22図、第23図、
第24図および第25図は、本発明の拡張体付カテーテ
ルの製造方法における先端側外管の成形方法の説明図、
第26図、第27図、第28図、第29図および第30
図は、本発明の拡張体付カテーテルの!2遣方法におけ
る先端側外管と基端側外管との固着工程の説明図、第3
1図、第32図、第33図および第34図は、本発明の
拡張体付カテーテルの’12造方法における拡張体の製
造工程の説明図、第35図は、本発明の拡張体付カテー
テルの製造方法における外管に拡張体を固着する工程の
説明図、第36図は、本発明の拡張体付カテーテルの製
造方法における内管に拡張体を固着する工程の説明図、
第37図、第38図、第39図、第40図および第41
図は、本発明の拡張体付カテーテルの作用を説明するた
めの説明図である。 1・・・内管   1a・・・先端側内管1b・・・基
端側内管 2・・・外管   2a・・・先端側外管2b・・・基
端側外管 3・・・拡張体 6・・・第2のルーメン 11・・・第2の開口部 14・・・マーカー 20・・・分岐ハブ 40・・・拡張体付カテーテル 4・・・第1のルーメン 9・・・第1の開口部 13・・・剛性付与体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先端が開口している第1のルーメンを有する内管
    と、該内管を挿通するとともに、該内管の先端より所定
    長後退した位置に先端を有し、該内管の外面との間に第
    2のルーメンを形成する外管と、先端部および基端部を
    有し、該基端部が前記外管に取り付けられ、該先端部が
    前記内管に取り付けられ、該基端部付近にて第2のルー
    メンと連通する折り畳み可能な拡張体と、前記第1のル
    ーメンと連通する前記内管の基端部に設けられた第1の
    開口部と、前記第2のルーメンと連通する前記外管の基
    端部に設けられた第2の開口部と、前記第2のルーメン
    内に設けられた軸方向に延び、剛性を付与する剛性付与
    体とを有することを特徴とする拡張体付カテーテル。
  2. (2)先端が開口している第1のルーメンを有する内管
    と、該内管を挿通するとともに、該内管の先端より所定
    長後退した位置に先端を有し、該内管の外面との間に第
    2のルーメンを形成する外管と、先端部および基端部を
    有し、該基端部が前記外管に取り付けられ、該先端部が
    前記内管に取り付けられ、該基端部付近にて第2のルー
    メンと連通する折り畳み可能な拡張体とからなるカテー
    テル本体と、前記第1のルーメンと連通する前記内管の
    基端部に設けられた第1の開口部と、前記第2のルーメ
    ンと連通する前記外管の基端部に設けられた第2の開口
    部とを有し、前記カテーテル本体は、前記拡張体が取り
    付けられた部分を少なくとも含む先端部が基端部より小
    径となっていることを特徴とする拡張体付カテーテル。
  3. (3)前記第2のルーメン内に軸方向に延び、剛性を付
    与する剛性付与体を有する請求項2に記載の拡張体付カ
    テーテル。
  4. (4)前記内管の先端部の径は、前記内管の基端部の径
    より小さいものである請求項2または3に記載の拡張体
    付カテーテル。
  5. (5)前記外管の先端部の径は、前記外管の基端部の径
    より小さいものである請求項2ないし4のいずれかに記
    載の拡張体付カテーテル。
  6. (6)前記剛性付与体は、先端側より基端側の剛性が高
    いものである請求項3に記載の拡張体付カテーテル。
  7. (7)前記剛性付与体は、その横断面積が、先端側より
    基端側の方が大きいものである請求項3に記載の拡張体
    付カテーテル。
  8. (8)先端部と基端部を有し、少なくとも先端にて開口
    する第1のルーメンと、該先端より所定長後退した位置
    にて開口する第2のルーメンを有するカテーテルチュー
    ブと、先端部および基端部を有し、該先端部が前記カテ
    ーテルチューブの先端部に取り付けられ、該基端部が前
    記カテーテルチューブの先端近傍に設けられた開口部近
    傍に取り付けられ、前記第2のルーメンと連通する折り
    畳み可能な拡張体と、前記カテーテルチューブの基端部
    に設けられた前記第1のルーメンと連通する第1の開口
    部および前記第2のルーメンと連通する第2の開口部と
    、少なくともいずれかのルーメン内に設けられた軸方向
    に延び、剛性を付与する剛性付与体とを有することを特
    徴とする拡張体付カテーテル。
  9. (9)先端部と基端部を有し、少なくとも先端にて開口
    する第1のルーメンと、該先端より所定長後退した位置
    にて開口する第2のルーメンを有するカテーテルチュー
    ブと、先端部および基端部を有し、該先端部が前記カテ
    ーテルチューブの先端部に取り付けられ、該基端部が前
    記カテーテルチューブの先端近傍に設けられた開口部近
    傍に取り付けられ、前記第2のルーメンと連通する折り
    畳み可能な拡張体と、前記カテーテルチューブの基端部
    に設けられた前記第1のルーメンと連通する第1の開口
    部および前記第2のルーメンと連通する第2の開口部と
    を有し、前記カテーテルチューブは、前記拡張体が取り
    付けられた部分を少なくとも含む先端部が基端部より小
    径となっていることを特徴とする拡張体付カテーテル。
  10. (10)前記第1のルーメンまたは第2のルーメン内に
    軸方向に延び、剛性を付与する剛性付与体を有する請求
    項9に記載の拡張体付カテーテル。
  11. (11)前記先端部が小径となっている部分の長さは、
    冠動脈入口から目的病変部位までの長さに近い長さであ
    る請求項2、3、4、5、9または10のいずれかに記
    載の拡張体付カテーテル。
  12. (12)先端から後端まで貫通したルーメンを有する内
    管を成形する工程と、先端から後端まで貫通したルーメ
    ンを有し、該内管の外径より内径が大きく、かつ該内管
    より所定長短い外管を形成する工程と、先端部および基
    端部を有する収縮あるいは折り畳み可能な拡張体を形成
    する工程と、前記外管内に前記内管を挿入する工程と、
    前記外管の先端部に前記拡張体の基端部を固着する工程
    と、前記内管の先端部に前記拡張体の先端部を固着する
    工程とを有する拡張体付カテーテルの製造方法であって
    、前記外管を成形する工程は、先端から後端まで貫通す
    るルーメンを有する先端側外管を成形する工程と、該先
    端側外管の外径より大きい外径を有し、かつ先端から後
    端まで貫通したルーメンを有する基端側外管を成形する
    工程と、前記基端側外管の一端をテーパー状に形成する
    工程と、前記先端側外管の一端を拡径する工程と、前記
    工程によりテーパー状に形成された基端側外管のテーパ
    ー状端部と前記工程により拡径された先端側外管の拡径
    端部とを固着させる工程とを有することを特徴とする拡
    張体付カテーテルの製造方法。
  13. (13)前記基端側外管のテーパー状端部と拡径された
    先端側外管の拡径端部とを固着させる工程は、前記基端
    側外管のテーパー状端部を拡径された先端側外管の拡径
    端部内に嵌合させたのち、固着するものである請求項1
    2に記載の拡張体付カテーテルの製造方法。
JP1248716A 1988-10-20 1989-09-25 拡張体付カテーテル Expired - Lifetime JPH084628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1248716A JPH084628B2 (ja) 1988-10-20 1989-09-25 拡張体付カテーテル

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-264888 1988-10-20
JP26488888 1988-10-20
JP12982789 1989-05-22
JP1-129827 1989-05-22
JP1248716A JPH084628B2 (ja) 1988-10-20 1989-09-25 拡張体付カテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0373167A true JPH0373167A (ja) 1991-03-28
JPH084628B2 JPH084628B2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=27316007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1248716A Expired - Lifetime JPH084628B2 (ja) 1988-10-20 1989-09-25 拡張体付カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084628B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09182796A (ja) * 1991-11-29 1997-07-15 Schneider Usa Inc 血管形成バルーンカテーテルのレーザ接合法
JPH10328133A (ja) * 1997-05-28 1998-12-15 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用送吸液チューブの成形方法及び成形具
JPH11192306A (ja) * 1997-10-15 1999-07-21 Scimed Life Syst Inc オーバーザワイヤ型バルーンカテーテル
JP2002532164A (ja) * 1998-12-16 2002-10-02 クック インコーポレイティド ガイドカテーテル
JP2005334242A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Kaneka Corp 医療用カテーテルチューブならびにその製造方法
EP1967131A1 (en) 2007-03-07 2008-09-10 Fujinon Corporation Method of working end portion of tube for medical instrument
JP2011244905A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Asahi Intecc Co Ltd バルーンカテーテル
JP2012223207A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Asahi Intecc Co Ltd バルーンカテーテル
JP2013005974A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Kaneka Corp 内腔と外周が異なるテーパー構造を有するカテーテル
WO2014091935A1 (ja) * 2012-12-11 2014-06-19 グンゼ株式会社 医療用ガイドワイヤ
JP2015517831A (ja) * 2012-03-14 2015-06-25 アクセス サイエンティフィック, エルエルシーAccess Scientific, Llc 可撓性医療用品およびその製造方法
US9981113B2 (en) 2012-03-14 2018-05-29 Access Scientific, Llc Flexible medical article and method of making the same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171941U (ja) * 1985-04-11 1986-10-25
JPS62258675A (ja) * 1986-05-02 1987-11-11 オリンパス光学工業株式会社 生体内插入用長尺物
JPS63212373A (ja) * 1987-02-27 1988-09-05 テルモ株式会社 拡張体付カテ−テル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171941U (ja) * 1985-04-11 1986-10-25
JPS62258675A (ja) * 1986-05-02 1987-11-11 オリンパス光学工業株式会社 生体内插入用長尺物
JPS63212373A (ja) * 1987-02-27 1988-09-05 テルモ株式会社 拡張体付カテ−テル

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09182796A (ja) * 1991-11-29 1997-07-15 Schneider Usa Inc 血管形成バルーンカテーテルのレーザ接合法
JPH10328133A (ja) * 1997-05-28 1998-12-15 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用送吸液チューブの成形方法及び成形具
JPH11192306A (ja) * 1997-10-15 1999-07-21 Scimed Life Syst Inc オーバーザワイヤ型バルーンカテーテル
JP2002532164A (ja) * 1998-12-16 2002-10-02 クック インコーポレイティド ガイドカテーテル
JP2005334242A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Kaneka Corp 医療用カテーテルチューブならびにその製造方法
EP1967131A1 (en) 2007-03-07 2008-09-10 Fujinon Corporation Method of working end portion of tube for medical instrument
JP2008212563A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Fujinon Corp 医療器具用チューブの端部加工方法
JP2011244905A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Asahi Intecc Co Ltd バルーンカテーテル
JP2012223207A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Asahi Intecc Co Ltd バルーンカテーテル
JP2013005974A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Kaneka Corp 内腔と外周が異なるテーパー構造を有するカテーテル
US9981113B2 (en) 2012-03-14 2018-05-29 Access Scientific, Llc Flexible medical article and method of making the same
JP2015517831A (ja) * 2012-03-14 2015-06-25 アクセス サイエンティフィック, エルエルシーAccess Scientific, Llc 可撓性医療用品およびその製造方法
JP2018051302A (ja) * 2012-03-14 2018-04-05 アクセス サイエンティフィック, エルエルシーAccess Scientific, Llc 可撓性医療用品およびその製造方法
US10675446B2 (en) 2012-03-14 2020-06-09 Asspv, Llc Flexible medical article and method of making the same
US10792470B2 (en) 2012-03-14 2020-10-06 Smiths Medical Asd, Inc. Flexible medical article and method of making the same
US11697001B2 (en) 2012-03-14 2023-07-11 Smiths Medical Asd, Inc. Flexible medical article and method of making the same
JP5862801B2 (ja) * 2012-12-11 2016-02-16 グンゼ株式会社 医療用ガイドワイヤ
JPWO2014091935A1 (ja) * 2012-12-11 2017-01-05 グンゼ株式会社 医療用ガイドワイヤ
WO2014091935A1 (ja) * 2012-12-11 2014-06-19 グンゼ株式会社 医療用ガイドワイヤ
US10974030B2 (en) 2012-12-11 2021-04-13 Gunze Limited Medical guide wire

Also Published As

Publication number Publication date
JPH084628B2 (ja) 1996-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0597506B1 (en) Catheter equipped with expansible member and method of manufacturing the same
US5176637A (en) Catheter equipped with a dilation element
US5250069A (en) Catheter equipped with expansible member and production method thereof
EP0404829B1 (en) Dilatation balloon
US5382234A (en) Over-the-wire balloon catheter
US5549553A (en) Dilation ballon for a single operator exchange intravascular catheter or similar device
US6068610A (en) Intravascular catheter with a recoverable guide wire lumen and method of use
EP0805702B1 (en) Dilation catheter
JP4987210B2 (ja) 1または複数のガイドワイヤポートを有するカテーテルシャフトを製作する方法
EP0349640B1 (en) Catheter equipped with expansible member and production thereof
JPH0410830B2 (ja)
WO1996020751A9 (en) Dilation catheter
JP2516453B2 (ja) 拡張体付カテ―テル
JPH06506627A (ja) カテーテル
JPH0410346B2 (ja)
JPH06277296A (ja) 血管拡張器具およびカテーテル
JPH0373167A (ja) 拡張体付カテーテル
JP4263826B2 (ja) カテーテルの製造方法およびカテーテル
JPH0798064B2 (ja) 拡張体付カテーテルおよびその製造方法
JP3003077B2 (ja) カテーテルの製造方法
JPH04670B2 (ja)
JPH012659A (ja) 拡張体付カテーテルの製造方法
KR930003425Y1 (ko) 확장체 부착 카테테르
JPH01121066A (ja) 拡張体付カテーテル
JP2002291899A (ja) バルーンカテーテルおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080124

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 14