JPH0372715A - カレントミラー型レベル変換回路 - Google Patents

カレントミラー型レベル変換回路

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JPH0372715A
JPH0372715A JP2133147A JP13314790A JPH0372715A JP H0372715 A JPH0372715 A JP H0372715A JP 2133147 A JP2133147 A JP 2133147A JP 13314790 A JP13314790 A JP 13314790A JP H0372715 A JPH0372715 A JP H0372715A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カレントミラー型レベル変換回路、特にM 
I S (Metal In5ulater Sem1
conducter)型トランジスタを使用したカレン
トミラー型レベル変換回路に関する。MISのうち、現
在、広く使用されているものがM OS (Metal
 0xclde Sem1conducter )型ト
ランジスタである。
〔従来の技術〕
近年、半導体集積回路において、1つのチップ上にバイ
ポーラトランジスタ回路とCM OS (Comple
mentary Metal 0xclde Sem1
conductor)回路を混在させて、それぞれの特
徴を合わせもつBi−0M08回路が多用されるように
なってきた。
このようなり i−0M08回路においては、高速動作
可能な、例えばバイポーラトランジスタを用いたE C
L (Emitter Coupled Logic)
回路と低消費電力の0M08回路とを組み合わせること
により、高速かつ低消費電力の回路を実現できる。
MOS)ランジスタをメモリセルあるいはその周辺回路
に使用し、ECL回路で構成される外部回路とのインタ
フェースをとるためにECL回路を備えたメモリ回路は
その代表例である。
しかし、ECL回路と0M08回路では、論理レベルが
異なるために、これらの回路を接続する場合には、間に
論理レベルを変換する回路を設けなければならない。レ
ベル変換回路には、カレントミラー回路を使用すること
が多い。
カレントミラー回路は、入力側の電流(ミラー入力端子
)に比例した出力電流(ミラー電流)の吸込み、または
流し出しをする回路としてよく知られている。そして、
ミラー電流がミラー入力端子に比例した値になる、即ち
、ミラー入力端子を「写す」ことになることに由来して
命名された。
その内部インピーダンスは大きく定電流源として機能す
る。
第21図はダイオードバイアス法と呼ばれる技法による
カレントミラー回路を示す。2つの5− NチャンネルMOS)ランジスタMNI、MN2のゲー
トは共通接続されて、入力側のNチャンネルMOSトラ
ンジスタMHIのドレインとシa−トされている。この
ため、トランジスタMN1は飽和領域で動作する。また
、トランジスタMN1、MN2のソースは接地されてい
るので、トランジスタMNIはダイオードとして機能す
る。従って、トランジスタMNIのゲートへの入力信号
の電圧値によって定まるミラー入力端子がトランジスタ
MHIに流れ、トランジスタMN 1 トMN2が同構
成のMOS)ランジスタならミラー入力端子と同値のミ
ラー電流がトランジスタMN2に流れる。
第22図は従来のこの種のカレントミラー回路を用いた
レベル変換回路の例を示す。本カレントミラー型レベル
変換回路は、ECLレベル(高レベル電圧は、Vcc(
電源電圧)−0,8V程度、低レベル電圧は、Vcc 
 1.6V程度)の信号をCMOSレベル(高レベル電
圧は電源電圧程度、低レベル電圧は接地電圧程度)の信
号に変換する−6= 場合に使用されるものとして知られている。
本レベル変換回路は、2つのpチャンネルMOSトラン
ジスタMP21、MP22と、2つのnチャンネルMO
8)ランジスタMN21、MN22によって構成される
。トランジスタMP21、MP22にECLレベルの相
補信号の組(AlA)をそれぞれ入力すれば、トランジ
スタMP22とMN22の接続ノードから、0MO8論
理に適合する大振幅電圧の信号(X=A)が取り出せる
第22図において、MP21がミラー電流供給用トラン
ジスタ、MP22が負荷トランジスタ、MHIがミラー
電流入力トランジスタ、MN2がミラー電流出力トラン
ジスタである。
第22図の回路をもとにして、高速論理回路に適用する
ために、レベル変換回路に論理処理機能を持たせたもの
が、特開昭62−154917号公報により提案されて
いる。その1例を第23図に示す。
本例は第22図の回路のpチャンネルMO8)ランジス
タMP21を並列接続された2つのpチャンネルMO8
)ランジスタMP31およびMP32で置き換え、また
pチャンネルMO8)ランジスタMP22を直列接続さ
れた2つのpチャンネルMO8)ランジスタMP33お
よびMP34で置き換え、これらの複数のpチャンネル
MOSトランジスタの各ゲートを論理信号入力端子とし
て、レベル変換回路に論理処理機能(AND論理)を持
たせたものである。
同図の回路では、ECL入力論理信号A (A)とB 
(B)の各論理状態が、A=高レベル(A=低レベル)
でかつ、B=高レベル(B=低レベル)の場合には、ト
ランジスタMP31とMP32がともに非導通状態にな
ってトランジスタMN31に流れるシラー入力端子が遮
断され、これによってミラー電流を流すMN32が非導
通状態になる。一方、トランジスタMP33とMP34
はともに導通状態にあるため、トランジスタMP22と
MN32との接続点は0MO8論理レベルの高電圧とな
る。
また、入力論理信号AlBのうち、少なくとも一方が低
レベルの場合にはトランジスタMP31あるいはトラン
ジスタMP32が導通状態になり、トランジスタMN3
1のミラー電流がトランジスタMN32を流れる。一方
、トランジスタMP33、MP34は少なくとも一方が
非導通状態のため、トランジスタMP33、MP34の
直列接続では電流が流れない。故に、トランジスタMP
34とMN32の接続点は0MO8論理レベルの低電圧
となる。
この結果、第23図の回路は、カレントミラー型レベル
変換回路としての機能とともに、出力X=A・Bの論理
処理機能を持っている。これにより、レベル変換と論理
処理の両方を伴う信号伝達系においては、伝達遅延を小
さくする効果が期待できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
一〇− 上述した従来のカレントミラー型レベル変換回路におい
ては、例えば第22図の回路の使用にあたっでは入力信
号Aの相補信号A1また、第23図の回路の使用にあた
っては、入力信号としてA、Bと同時にそれらの相補信
号であるAlBが用意されなければならないという制約
がある。よって、この回路を論理段数の多い回路構成で
用いる場合には、回路を構成するトランジスタ数が増加
し、かつ、構成が複雑になる。また、その結果信号伝達
が遅延することになる。
したがって、本発明の第1の目的は、より簡単な回路構
成のカレントミラー型レベル変換回路を提供することで
ある。
本発明の第2の目的は、入力信号として相補信号を不要
化することにより、周辺回路を簡単化したカレントミラ
ー型レベル変換回路を提供することである。
本発明の第3の目的は、信号伝達の遅延時間を軽減した
カレントミラー型レベル変換回路を提供10− することである。
〔課題を解決するための手段〕
第1の本発明のカレントミラー型レベル変換回路は、カ
レントミラー回路とレベル変換回路とを結合している。
ミラー入力端子はレベル変換回路への入力信号に対する
ミラー電流供給用トランジスタの応答により流れる。そ
して、ミラー電流はミラー入力端子に比例した値であり
、このミラー電流が流れる負荷トランジスタは入力信号
の如何に拘わらず常時導通状態であって出力レベルを定
める。
第2の本発明のカレントミラー型レベル変換回路では、
ミラー入力端子は、レベル変換回路への入力信号に対す
るミラー電流供給用トランジスタによる論理演算の結果
に応答して流れる。そして、ミラー入力端子に比例した
値となるミラー電流が流れる負荷トランジスタは、入力
信号の如何に拘わらず常時導通状態であって出力レベル
を定める。
第3の本発明のカレントミラー型レベル変換回路では、
ミラー入力端子はレベル変換回路への入力信号に対する
ミラー電流供給用トランジスタの応答により流れる。ミ
ラー電流が流れる負荷トランジスタは、入力信号の如何
に拘わらず常時導通状態であって出力レベルを定める。
そして、内部出力端子の信号を遅延を伴なって正帰還さ
せ、この正帰還信号が制御端子に印加される帰還トラン
ジスタと負荷トランジスタとが並列接続される。
第4の本発明のカレントミラー型レベル変換回路は、入
力信号のうちの少なくとも一つが共通する複数のカレン
トミラー型レベル変換回路において、共通する入力信号
が印加されるミラー電流供給用トランジスタを共用する
。ミラー電流が流れる負荷トランジスタは、入力信号の
如何に拘わず常時導通状態であって出力レベルを定める
第5の本発明のカレントミラー型レベル変換回路では、
ミラー入力端子は、レベル変換回路への入力信号に対す
るミラー電流供給用トランジスタによる論理演算の結果
に応答として流れる。ミラー電流が流れる負荷トランジ
スタは、入力信号の如何に拘わず常時導通状態であって
出力レベルを定める。そして、内部出力端子の信号を遅
延を伴なって正帰還させ、この正帰還信号が制御端子に
印加される帰還トランジスタと負荷トランジスタとが並
列接続される。
第6の本発明のカレントミラー型レベル変換回路は、入
力信号のうちの少なくとも一つが共通する複数のカレン
トミラー型レベル変換回路において、共通する入力信号
が印加されるミラー電流供給用トランジスタを共用する
。ミラー電流が流れる負荷トランジスタは、入力信号の
如何に掬わず常時導通状態であって出力レベルを定める
。そして、内部出力端子の信号を遅延を伴なって正帰還
させ、この正帰還信号が制御端子に印加される帰還トラ
ンジスタと負荷トランジスタとを並列接続される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について詳細に説明する。
13− 第1図の回路は、カレントミラーを構成するnチャンネ
ルMOS)ランジスタMN41、MN42と、ミラー入
力端子側に直列に接続された2つのpチャンネルMOS
)ランジスタMP41、MP42と、ミラー電流が流れ
る側に、ゲートが接地されたpチャンネルMOS)ラン
ジスタMP43とを有する。
A、Bの入力が各々“L”のとき、トランジスタMP4
 L MP42がオン状態となる。同図の回路では、A
lBの両方が“L′でなければ、ミラー電流はトランジ
スタMN42を流れない。
よってトランジスタMN42がオフでは、トランジスタ
MP43とMN42の接続点Xの電位は、常時オンして
いるトランジスタMP43により、vooのレベル(C
MOSハイレベル)マで引上ケられている。
一方、信号AlBともに11 L′の時は、トランジス
タMN42にミラー電流が流れる。この時、トランジス
タMP43とMN42の接続点Xの電位は、トランジス
タMN42のオン抵抗とトラン4− ジスタMP43のオン抵抗の比によって決まる電位とな
る。よって、例えば、トランジスタMN42のトランジ
スタサイズを、トランジスタMP43のそれよりもある
程度以上大きくとれば、点Xの電位はグランド電位に近
い“L” (CMOSレベル)を出力できる。
また、トランジスタMP43のゲート電圧をグランド電
位ではなく、適当なバイアス電圧を与えることによって
、トランジスタMN42とMP43のオン抵抗比を調整
し、A=“+1.II 、B=“L”でX=“L (C
MOSレベル)”を出力することも可能である。より具
体的には、バイアス電圧を正電位としても、トランジス
タMP43のサイズを大きくすることにより銃士のこと
が実現できる。
上記のような、構成においては、点Xの電位は、A+B
の論理とともに、ECLレベルから、CMOSレベルへ
の信号レベル変換も同時に行えることになる。
同図では、トランジスタMN42がオンの時、トランジ
スタMP43を通して、トランジスタMN42に貫通電
流が流れるが、同図の回路はミラー入力端子を流す段階
で論理処理を行っているために、A=’“L”  B=
”L′″の状態でしか、貫通電流は流れない。
この回路方式では、論理人力部が、2つのpチャンネル
MOSトランジスタMP41.42の組合せだけである
ので、第2図に示す第2実施例の様にMP51、MP5
2を並列に接続することにより、簡単にX=A@B出力
の構成をとることができる。
また、これらの直列接続、並列接続を組み合わせること
により、より複雑な論理を容易に実現できる。その1例
を第3図に第3実施例としてボす。第3の実施例は、X
=A+B @Cの論理処理を行う機能を有する。
第4図は、X=A十B、Y=A十cの2つの論理処理、
レベル変換を行う本発明の第4実施例である。本実施例
では、Y=A十Bなる論理処理を行なうレベル変換回路
と、Y=A十〇なる論理処理を行なうレベル変換回路と
の間で入力信号Aが共通する。そこで、入力信号Aが印
加されるMOSトランジスタMP71を2つのレベル変
換回路に共用している。このような構成にすることによ
り、回路構成の簡単化を図ることができる。
また、本図でC=Bのような場合には、レベル変換回路
群においてミラー入力端子が流れるレベル変換回路は、
多くとも1つであるので、共通なA信号の入力MOS)
ランジスタMP71のゲートサイズは他の入力MOS)
ランジスタMP72゜MP74と同程度の大きさにする
ことができ、A入力の入力容量を削減できる。よって、
高速化が図れる。故に、複数の論理型レベル変換器を結
合して用いることalより、さらなる回路構成の簡略化
、及び高速化が図れることになる。
第5図はミラー電流供給用トランジスタにnチャンネル
のMOS)ランジスタMN81.MN82を用いミラー
電流側のレジスタにはnチャンネルトランジス5MN8
3を用いた場合で、本発明17 の第5実施例である。同図の回路は、入力ECL信号が
、レベルシフトされている場合等で、グランドに近いレ
ベルの時に用いると有効である。トランジスタサイズ3
は常時オンにするためそのゲートに電源電圧V。0が加
えられている。
なお第1〜第5の実施例ではミラー電流が流れる側に接
続するMOS)ランジスタ(第1図のMP43.第2図
のMP53.第3図のMP 64゜第4図のMP73.
MP75.第5図のMN83)のゲートに定電圧(接地
電圧あるいは電源電圧)を印加してオン状態にしている
が、定電圧でなく変化する電圧を加えてもよい。ともか
くこれらのMOS)ランジスタが常にオン状態になって
いさえすればよい。
第6図は、本発明の第6実施例によるレベル変換回路を
示す。本レベル変換回路は、カレントミラー回路を構成
するnチャンネルMOS)ランジスタMN91、MN9
2と、ミラー人カフa流側に直列に接続された2つのp
チャンネルMO8)ランジスタMP91、MP92と、
ミラー電流が流18− れる側に並列に接続された2つのpチャンネルMO8)
ランジスタMP93、M2O3と、遅延回路DLlとか
ら成る。
トランジスタMP93はゲートが接地され、トランジス
タMP93はゲートに遅延回路DLIを介して内部出力
端子Nの電圧が印加される。入力信号AlBの電圧のう
ち少なくとも一方が高レベルの時には、トランジスタM
P91とMP92のうち少なくとも一方のトランジスタ
が非導通になるために、ミラー入力端子はトランジスタ
MN91を流れず、従って、ミラー電流もトランジスタ
MN92を流れない。
この場合には、内部出力端子Nの電圧は、常時導通して
いるトランジスタMP93により、0MO8論理の高レ
ベル電圧V。0となる。この時、トランジスタMP94
のゲートには内部出力端子Nの高レベル電圧が一定の遅
延時間後に印加され、M2O3は非導通状態となる。
一方、入力信号AlBの電圧がどちらも低レベルの時に
は、トランジスタMP91とMP92が導通状態になる
ために、ミラー入力端子がトランジスタMN91に流れ
、従って、ミラー電流もトランジスタMN92を流れる
この場合には、内部出力端子Nの電圧は、当初、トラン
ジスタMP93のオン抵抗とトランジスタMN92のオ
ン抵抗の比によって決まる電圧となる。例えば、トラン
ジスタMN92のチャンネル幅をトランジスタMN93
のチャンネル幅よりもある程度以上大きくとれば、内部
出力端子Nの電圧は0MO8論理の低レベル電圧を出力
する。その後、内部出力端子Nの低レベル電圧が一定の
遅延時間後に、トランジスタMP94のゲートに印加さ
れ、M2O3も導通状態となる。この時にも、内部出力
端子Nの電圧を0MO8論理の低レベル電圧になるよう
に、トランジスタMP93、M2O3及びMN92のオ
ン抵抗、つまり、チャンネル幅を決定する必要がある。
上述の一連の動作において、本レベル変換回路はECL
論理レベルの入力信号AlBに対してA十Bの論理処理
とともに、0MO8論理電圧へのレベル変換も同時に行
い、A十Bの0MO8論理レベルの出力信号Xを出力す
る。
本実施例における遅延回路DLIの役割は入力信号に対
する出力信号Xの応答速度を高速にする働きである。例
えば、入力信号AlBがともに低レベルから高レベルに
変化する場合を考える。この場合、出力信号Xは低レベ
ルから高レベルへ変化する。出力信号Xが低レベルにあ
る時には、トランジスタMP93、M2O3がともに導
通状態にある。入力信号AlBが高レベルに変化すると
、前述の論理処理動作により、内部出力端子Nの電圧は
低レベルから高レベルに上がり始める。
この時、トランジスタMP94のゲートには、遅延回路
DLIのために内部出力端子Nの電圧が直ちに印加され
ず、低レベル電圧が印加されたままとなり、トランジス
タMP94の電流供給能力が落ちないため、内部出力端
子Nの電圧上昇が高速化される。内部出力端子N及び出
力信号Xの電圧が十分に高レベルに達した後で、トラン
ジスタMP94のゲートに内部出力端子Nの電圧が印加
21− され、M2O3は非導通となる。
次に、入力信号AlBがともに高レベルから低レベルに
変化する場合を考える。この場合、出力信号Xは高レベ
ルから低レベルへ変化する。出力信号Xが高レベルにあ
る時には、トランジスタMP93のみが導通状態にある
入力信号AlBが低レベルに変化すると、内部出力端子
Nの電圧は高レベルから低レベルに下がり始める。この
時、トランジスタMP94のゲートには、遅延回路DL
Iのために内部出力端子Nの電圧が直ちに印加されず、
高レベル電圧が印加されたままとなり、トランジスタM
P94は非導通のままで、電流を流さない。
従って、トランジスタMP93のチャンネル幅を小さく
シ、電流供給能力を小さく設定しておけば、内部出力端
子Nの電圧降下が高速化される。
内部出力端子N及び出力信号Xの電圧が十分に低レベル
に達した後で、トランジスタMP94のゲートに内部出
力端子Nの電圧が印加され、M2O3は導通状態となる
22− このように、遅延回路DLIにより、本レベル変換回路
は出力信号の高低レベル間の遷移を高速に行えると同時
に、論理処理機能も有する利点がある。
第6図の実施例では、トランジスタMN92が導通状態
の時、トランジスタMP93、MP94を通して、MN
92に貫通電流が流れるが、ミラー入力端子を流す段階
で論理処理を行っているために、入力信号A1Bがとも
に低レベルの状態でしかn通電流は流れない。
また、本実施例では、トランジスタMP93のゲート電
圧を接地電圧としたが、適当なバイアス電圧を与えるこ
とによって、トランジスタMP93、MP94及びMN
92のオン抵抗比を調整し、入力信号A1Bがともに低
レベルで出力信号Xに0MO8論理電圧の高レベルを出
力することも可能である。
第6図の実施例では、論理入力部がpチャンネルMO8
)ランジスタMP91.MP92の直列接続であったが
、第7図に示す第7実施例のような並列接続にすること
により、簡単にX=A・B出力の論理をとることができ
る。また、これらの直列接続、並列接続を組み合わせる
ことにより、より複雑な論理を容易に実現できる。その
−例を第8図(第8実施例)に示す。同図の回路は、X
=A十B @Cの論理処理を行う機能を有する。
第9図は、X=A+B1Y=A+Cの2つの論理処理と
レベル変換を行う本発明の第9実施例である。本回路で
は、同図のように、入力信号Aの入力MOS)ランジス
タMP121を共通にすることができる。このような構
成にすることにより、使用するトランジスタ数を削減で
きる。
また、同図で、入力信号C=入力信号Bの反転信号のよ
うな場合には、レベル変換回路群において、ミラー入力
端子が流れるレベル変換回路は多くとも1つであるので
、共通の入力信号Aが入力するMOS)ランジスタMP
 121のゲートサイズは他の入力MOSトランジスタ
MP 122゜MP125と同程度の大きさにすること
ができ、入力信号Aの負荷容量を削減でき、高速化が図
れる。故に、複数の論理型レベル変換器を結合して用い
ることにより、更なる回路構成の簡単化、及び高速化が
図れることになる。
第10図は、入力論理処理部のトランジスタにnチャン
ネルMOS)ランジスタMN131゜MN132を用い
た場合で、本発明の第10実施例である。本図の回路は
、入力のECLC号がレベルシフトされる場合等におい
て、接地電圧に近いECLCベルを変換する時に用いる
と有効である。
第11図は、本発明の第6実施例における遅延回路DL
lを2個のインバータ11およびI2の直列接続モ実現
した例である。本実施例では出力信号Xを最初のインバ
ータ11の出力から取り出す。
この結果、内部出力端子Nの0MO8論理電圧が更にイ
ンバータ11により完全にレベル変換されるとともに、
インバータ11の構成トランジスタのサイズを大きくす
ることにより、出力信号Xの負荷容量が大きい場合にも
高速レベル変換処理25− を実現することができる。この場合の出力信号XはA+
Hの論理を出力する。
インバータ12は内部出力端子Nの電圧をトランジスタ
MP94のゲートに印加するために、Xを更に反転させ
るために用いると同時に、構成トランジスタのサイズを
調整することにより、遅延時間を任意に設定できる利点
がある。
第12図の実施例は第14図の回路構成におけるインバ
ータI2の出力に容量Cを付加することにより、更に遅
延時間を大きくしたい場合の回路構成である。
第11図及び第12図の実施例は第6図のレベル変換回
路における遅延回路DLIの具体的な例を示したもので
、第7図から第10図のいずれの実施例における遅延回
路DL2〜DL6にも用いることができる。また、イン
バータ以外のいかなる遅延回路でも本発明に用いること
ができるのは言うまでもない。
以上のすべての実施例ではミラー電流が流れる26− 側に接続し常に導通状態で用いるMOS)ランジスタM
P43.MP53.MP84.MP73゜MP75.M
N83.MP93.MP103.MPl 14.MP1
23.MP128およびMNI33のゲートには定電圧
(接地電圧あるいは電源電圧)を印加しているが、定電
圧でなく変化する電圧を加えてもよい。ともかくこれら
のMOS)ランジスタは常にオン状態になっていさえす
ればよい。
〔発明の効果〕
次に、以上のように構成された本発明のカレントミラー
型レベル変換回路の効果について説明する。
第13図、第14図および第15図は、本発明による回
路構成の単純化と高速化を立証するためにとりあげた2
つの従来例と本発明の応用例を示す。
第13図はカレントミラー型レベル変換回路に論理ゲー
ト160を接続した従来の論理処理機能(X+Y)を有
する回路構成を示し、A型と命名する。本回路は、大容
量高速のSRAMにおけるレベル変換とデコードの基本
回路となる。
第14図は論理処理(X+Y)ができるように改良した
カレントミラー型レベル変換回路にバッファ回路170
を接続した従来例(B型)を示し、A型に比べてかなり
単純化されている。
第15図はB型回路の出力を常時オン状態にあるPチャ
ンネルMO8)ランジスタでプルアップし、論理入力部
を早入力信号構成に替えたカレントミラー型レベル変換
回路(第1図に示した第1実施例)にバッファ回路17
0を接続した本発明の応用例である。
第15図の回路構成(C型)においては、A型、B型の
ようにECLレベルの入力信号とじてX、Yと同時に相
補信号X、Yを必要としないので入力信号線数を少なく
することができる。また、当然に、相補信号を生成する
ためのトランジスタ(通常、1信号当り2個)が不要と
なる。
上記回路構成のレベル変換回路の動作遅延時間9Q− をシミュレーションによりもとめ、速度比較をおこなっ
た。デバイスパラメータとしては、0.8umBi−0
MO8を仮定し、電源電圧はOV〜−5,2V1出力の
負荷容量は0.2pFとし、レベル変換回路本体のFE
Tサイズ(W/L=ゲート幅/ゲート長)は図中の値を
用いた。
第17図に出力バッファ部(A型はNORゲー)1B0
1B型およびC型はインバータ170)のnチャンネル
MOS)ランジスタのサイズを変えた場合の速度比較を
示す。但し、pチャンネルMOSトランジスタのサイズ
は、A型ではnチャンネルMOS)ランジスタの4倍、
B型、C型では2.5倍とし、入出力の定義は第16図
によるものとした。この結果、第15図(C型)の早入
力信号論理処理型レベル変換回路が最も高速となった。
第1表にA型、B型、C型、各レベル変換回路の入力信
号数、総FET数、最小遅延時間の比較結果を示す。B
型は、FET数ではA型の2/3であるが、入力信号数
及び遅延時間はほぼ同等で29− ある。C型は、人力として相補信号を必要としないため
に、A型、B型に比べ回路構成が簡単になり、かつ動作
は最も高速である。
ここでは2人力NOR論理の場合を示したが、3人力以
上の論理処理に関しては、小入力信号方式のC型が入力
信号数と総FET数について、更に有利となる。特にC
型では、簡単な回路構成で、ECLレベルで伝送される
高負荷配線の信号から自由に論理をとってCMOSレベ
ルの信号を得るような回路構成が実現可能である。
第1表 第18図は、本発明における遅延回路による高速化の効
果を示すためのカレントミラー型レベル変換回路であり
、電源電圧値を除いては、先に説30− 明した第6実施例(第6図)と同構成である。
本回路におけるミラー電流側の2つのpチャンネルMO
8)ランジスタのゲート幅WnとW、の比を変化させ、
第19図に示すような波形の入出力パルスとした場合の
パルス立上り時間t、とパルス立下り時間t、は第19
図に示す如くになる。
ここに、W□ : w r = 1 : Oとは、内部
出力端子からのフィードバックがない場合に相当し、従
って第1実施例(第1図)に対応することとなる。第6
実施例におけるように遅延回路DLIを付加すると、ゲ
ート幅W、の比率が増すにつれて遅延時間が短かくなっ
ていくことが第20図かられかる。Wn  :Wr =
l : 1の場合には、wn :Wr=1:Oの場合に
比べて約30%高速化されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
1実施例を示す図、 第2図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
2実施例を示す図、 第3図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
3実施例を示す図、 第4図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
4実施例を示す図、 第5図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
5実施例を示す図、 第6図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
6実施例を示す図、 第7図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
7実施例を示す図、 第8図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
8実施例を示す図、 第9図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の第
9実施例を示す図、 第10図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の
第10実施例を示す図、 第11図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の
第11実施例を示す図、 第12図は本発明のカレントミラー型レベル変換回路の
第12実施例を示す図、 第13図は本発明の第1の効果を説明するための第1の
従来例を示す図、 第14図は本発明の第1の効果を説明するための第2の
従来例を示す図、 第15図は本発明の第1の効果を説明するための第1実
施例の応用例を示す図、 第16図は本発明の第1の効果を説明するために定義さ
れた入出力信号の関係を示す図、第17図は第13図、
第14図の従来例と第15図の応用例に対する遅延時間
のシミュレーション結果を示す図、 第18図は本発明の第2の効果を説明するための他の応
用例を示す図、 第19図は本発明の第2の効果を説明するために定義さ
れた入出力信号の関係を示す図、第20図は第18図の
応用例に対する遅延時間のシミュレーション結果を示す
図、 第21図はダイオードバイアス法による一般の33− カレントミラー回路を示す図、 第22図は従来のカレントミラー型レベル変換回路の第
1の例を示す図、 第23図は従来のカレントミラー型レベル変換回路の第
2の例を示す図である。 MPααα・・・pチャンネルMO8)ランジスタ、M
Nααα・・・nチャンネルMOSトランジスタ、DL
1〜DL6・・・遅延回路、C・・・容量、11゜I2
・・・インバータ、A、B、C・・・入力信号、XIY
・・・出力信号、N・・・内部出力端子、VCC・・・
電源電圧。 ただし、αααはトランジスタ番号を示す数字である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ミラー入力電流を流すミラー電流入力トランジスタ
    および前記ミラー入力電流に比例したミラー電流を流す
    ミラー電流出力トランジスタを有するカレントミラー回
    路と、 少なくとも一つの入力信号に応答して前記ミラー入力電
    流を供給する少なくとも一つのミラー電流供給用トラン
    ジスタと、 前記ミラー入力電流に比例したミラー電流が流れ、前記
    入力信号の如何に拘わらず常時導通状態であって、前記
    ミラー電流出力トランジスタの出力端子のレベルを定め
    る負荷トランジスタとを有することを特徴とするカレン
    トミラー型レベル変換回路。 2、前記応答は前記入力信号に対する前記ミラー電流供
    給用トランジスタによる論理演算の結果によることを特
    徴とする請求項1のカレントミラー型レベル変換回路。 3、前記出力端子の信号を遅延させる遅延回路と、 該遅延回路の出力が制御端子に印加され、前記負荷トラ
    ンジスタに並列接続された帰還トランジスタとを設けた
    請求項1のカレントミラー型レベル変換回路。 4、ミラー入力電流を流すミラー電流入力トランジスタ
    および前記ミラー入力電流に比例したミラー電流を流す
    ミラー電流出力トランジスタをそれぞれ有する複数のカ
    レントミラー回路と、互いに異なる第1の入力信号が印
    加され前記複数のカレントミラー回路において前記ミラ
    ー入力電流をそれぞれ供給する第1の複数のミラー電流
    供給用トランジスタと、 前記第1の複数のミラー電流供給用トランジスタが共通
    に接続され第2の入力信号が印加される第2のミラー電
    流供給用トランジスタと、前記複数のカレントミラー回
    路において前記ミラー入力電流に比例したミラー電流が
    それぞれ流れ、前記第1および第2の入力信号の如何に
    拘わらず常時導通状態であって、前記ミラー電流出力ト
    ランジスタの出力端子のレベルをそれぞれ定める複数の
    負荷トランジスタとを有することを特徴とするカレント
    ミラー型レベル変換回路。 5、前記応答は前記入力信号に対する前記ミラー電流供
    給用トランジスタによる論理演算の結果であり、前記出
    力端子の信号を遅延させる遅延回路と、 該遅延回路の出力が印加され、前記負荷トランジスタに
    並列接続された帰還トランジスタとをさらに設けたこと
    を特徴とする請求項1のカレントミラー型レベル変換回
    路。 6、前記複数のカレントミラー回路のそれぞれにおいて
    前記ミラー電流出力トランジスタの出力端子の信号を遅
    延させる遅延回路と前記負荷トランジスタに並列接続さ
    れ前記遅延回路の出力が印加される帰還トランジスタと
    を設けた請求項4のカレントミラー型レベル変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002034623A (ja) * 2000-07-24 2002-02-05 Hisatoshi Otani 歩行用ステッキ
US8851094B2 (en) 2010-03-29 2014-10-07 Marufuji, Inc. Cane

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