JPH037170Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037170Y2 JPH037170Y2 JP8139089U JP8139089U JPH037170Y2 JP H037170 Y2 JPH037170 Y2 JP H037170Y2 JP 8139089 U JP8139089 U JP 8139089U JP 8139089 U JP8139089 U JP 8139089U JP H037170 Y2 JPH037170 Y2 JP H037170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- ribbon
- ink ribbon
- ink
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 14
- 235000017166 Bambusa arundinacea Nutrition 0.000 description 5
- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 description 5
- 241001330002 Bambuseae Species 0.000 description 5
- 235000015334 Phyllostachys viridis Nutrition 0.000 description 5
- 239000011425 bamboo Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はフイルム状インクリボンがコアに巻回
されてなるリボン巻体に関する。
されてなるリボン巻体に関する。
[従来の技術]
この種のリボン巻体では第1図に示すように、
リボン巻体1の中心のコア2がリボン巻体1から
突出し、それに伴いコア2に巻回されたインクリ
ボン3が巻回中心線方向に連なつて露出する竹の
子状の変形が不可逆的に発生することがある。
リボン巻体1の中心のコア2がリボン巻体1から
突出し、それに伴いコア2に巻回されたインクリ
ボン3が巻回中心線方向に連なつて露出する竹の
子状の変形が不可逆的に発生することがある。
そのような竹の子状の変形が発生する要因につ
いては明らかではないが、高温下に放置されると
収縮する傾向を有するインクリボンの巻体に頻繁
に発生するという事実から察するに、コアに対す
るインクリボンの締めつけ力が過大となるときに
発生するものと推測される。事実、コアにインク
リボンを巻回する際にリボン張力を弱め、締めつ
け力を小さくしておくと上記竹の子状の変形は発
生しない。しかしながら、リボン張力を弱めて巻
回するとコアが自重でリボン巻体から脱落しやす
くなるため、実用上インクリボンを竹の子状の変
形を防止するためにコアに弱く巻回することはで
きなかつた。
いては明らかではないが、高温下に放置されると
収縮する傾向を有するインクリボンの巻体に頻繁
に発生するという事実から察するに、コアに対す
るインクリボンの締めつけ力が過大となるときに
発生するものと推測される。事実、コアにインク
リボンを巻回する際にリボン張力を弱め、締めつ
け力を小さくしておくと上記竹の子状の変形は発
生しない。しかしながら、リボン張力を弱めて巻
回するとコアが自重でリボン巻体から脱落しやす
くなるため、実用上インクリボンを竹の子状の変
形を防止するためにコアに弱く巻回することはで
きなかつた。
特開昭48−80838号公報には、弾性糸がスリツ
プしないように巻取るためのボビンが開示されて
おり、このボビンは巻取表面に種々の形状の凹凸
あるいは溝を設けたことが特徴となつている。
プしないように巻取るためのボビンが開示されて
おり、このボビンは巻取表面に種々の形状の凹凸
あるいは溝を設けたことが特徴となつている。
ところで糸同士の接触は摩擦抵抗が大きいの
で、スリツプの防止は糸の第1層とボビンの巻取
面との間だけを考えてよく、糸層同士の間は考え
なくてよい。したがつて、糸巻き用のボビンにあ
つては、単に巻取面を粗面処理した程度のもので
目的は達成される。
で、スリツプの防止は糸の第1層とボビンの巻取
面との間だけを考えてよく、糸層同士の間は考え
なくてよい。したがつて、糸巻き用のボビンにあ
つては、単に巻取面を粗面処理した程度のもので
目的は達成される。
ところが、フイルム状インクリボンはインクリ
ボン同士の摩擦がほとんどないので、インクリボ
ン層同士のスベリ止めを講じることが非常に重要
な課題となつている。したがつて、前記従来例の
糸巻きボビンをそのままインクリボンに適用して
も、リボン巻体の竹の子状変形を防止することが
できない。すなわち、本考案の課題を達成するに
は、前記従来例とはまつたく異なつた解決原理を
採用する必要があるのである。
ボン同士の摩擦がほとんどないので、インクリボ
ン層同士のスベリ止めを講じることが非常に重要
な課題となつている。したがつて、前記従来例の
糸巻きボビンをそのままインクリボンに適用して
も、リボン巻体の竹の子状変形を防止することが
できない。すなわち、本考案の課題を達成するに
は、前記従来例とはまつたく異なつた解決原理を
採用する必要があるのである。
[考案が解決しようとする課題]
本考案の目的は、叙上の実情に鑑み、リボン張
力を弱くして巻回してもコアが脱落することがな
く、竹の子状の変形を呈することのないリボン巻
体を提供することにある。
力を弱くして巻回してもコアが脱落することがな
く、竹の子状の変形を呈することのないリボン巻
体を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本考案は、コアのリボン巻取面が、中央部を頂
点として外方向または内方向に突出した円弧面に
該コアの回転中心線に沿う方向において凹凸が形
成されており、かつ前記円弧面の高さが、インク
リボンを多層に巻回したとき、インクリボンの外
層に凹凸が形成される高さである構成を採用した
ものである。
点として外方向または内方向に突出した円弧面に
該コアの回転中心線に沿う方向において凹凸が形
成されており、かつ前記円弧面の高さが、インク
リボンを多層に巻回したとき、インクリボンの外
層に凹凸が形成される高さである構成を採用した
ものである。
[作用]
このように構成することにより、インクリボン
はコアの外周面に沿つて凹凸状を呈してコアに巻
回され、しかもその凹凸はインクリボンをコアに
巻回し始めてから巻体中心付近の相当長い範囲に
わたつて形成され、それによつてコアとインクリ
ボン、ならびにインクリボン相互の係合が生じ、
コアと該コア周辺のインクリボンとが一体化する
ことによりコアの回転中心線に沿う方向において
コアおよびインクリボン相互の相対的な変位を阻
止しうる。
はコアの外周面に沿つて凹凸状を呈してコアに巻
回され、しかもその凹凸はインクリボンをコアに
巻回し始めてから巻体中心付近の相当長い範囲に
わたつて形成され、それによつてコアとインクリ
ボン、ならびにインクリボン相互の係合が生じ、
コアと該コア周辺のインクリボンとが一体化する
ことによりコアの回転中心線に沿う方向において
コアおよびインクリボン相互の相対的な変位を阻
止しうる。
したがつて当初のインクリボンのコアに対する
巻締力を、その後の環境の変化によるコアの膨張
またはインクリボンの収縮の影響を見込んで弱く
して巻回してもコアの脱落は起こらず、それによ
つて竹の子状の変形を呈することのないリボン巻
体を提供しうるに至つた。
巻締力を、その後の環境の変化によるコアの膨張
またはインクリボンの収縮の影響を見込んで弱く
して巻回してもコアの脱落は起こらず、それによ
つて竹の子状の変形を呈することのないリボン巻
体を提供しうるに至つた。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るが、もとより本考案はかかる実施例のみに限定
されるものではない。
るが、もとより本考案はかかる実施例のみに限定
されるものではない。
なお、第2図は本考案の一実施例におけるコア
を示す側面図である。
を示す側面図である。
図中1はリボン巻体であり、フイルム基材の片
面に熱転写性インクよりなる層が付設されたイン
クリボン3が、そのインク層面を内または外に向
けてコア2の巻回されている。
面に熱転写性インクよりなる層が付設されたイン
クリボン3が、そのインク層面を内または外に向
けてコア2の巻回されている。
第2図に示すコア2は、巻取面4をその中央部
を頂点として外方向に突出した大曲率半径の円弧
状に形成したものである。また図示していない
が、中央部をへの字に突出させたソロバン玉状に
形成したもほぼ同様の効果がえられる。本実施例
においては頂部の開き角度θ2が180゜に近い程リボ
ンの巻取りが容易に行なえるようになる。また円
弧状またはへの字状の突出を内方向に向け、凹状
円弧面またはV字状面に巻取面4を形成してもよ
い。
を頂点として外方向に突出した大曲率半径の円弧
状に形成したものである。また図示していない
が、中央部をへの字に突出させたソロバン玉状に
形成したもほぼ同様の効果がえられる。本実施例
においては頂部の開き角度θ2が180゜に近い程リボ
ンの巻取りが容易に行なえるようになる。また円
弧状またはへの字状の突出を内方向に向け、凹状
円弧面またはV字状面に巻取面4を形成してもよ
い。
この実施例においては、巻回されたインクリボ
ン3はコア2の中央付近の多数層にわたつてその
中央部が折り曲げられるので、インクリボン3同
士の摩擦がほとんどないにもかかわらずコア2と
インクリボン3、およびインクリボン3同士全体
が互に係合しあいコアの回転中心線Lに沿う方向
への相対移動が阻止される。そのため、従来に比
べ弱いインクリボン張力にインクリボン3をコア
2に巻回してもコア2が脱落したりずれたりする
ことがない。
ン3はコア2の中央付近の多数層にわたつてその
中央部が折り曲げられるので、インクリボン3同
士の摩擦がほとんどないにもかかわらずコア2と
インクリボン3、およびインクリボン3同士全体
が互に係合しあいコアの回転中心線Lに沿う方向
への相対移動が阻止される。そのため、従来に比
べ弱いインクリボン張力にインクリボン3をコア
2に巻回してもコア2が脱落したりずれたりする
ことがない。
上記実施例においては感熱転写用インクリボン
のばあいを示したが、もとより本考案はそれに限
られることなく、感圧性のインクリボン等の熱転
写性インクリボンの温度や湿度による影響でコア
に対する巻締力が過大となり、前記の竹の子状の
変形を呈するものについて適用することができ
る。
のばあいを示したが、もとより本考案はそれに限
られることなく、感圧性のインクリボン等の熱転
写性インクリボンの温度や湿度による影響でコア
に対する巻締力が過大となり、前記の竹の子状の
変形を呈するものについて適用することができ
る。
第1図は従来のリボン巻体においてコアおよび
リボンの一部が突出した状態を示す側面図、第2
図は本考案の一実施例におけるコアを示す側面図
である。 図面の主要符号、1……リボン巻体、2……コ
ア、3……インクリボン、4……リボン巻取面、
θ2……開き角度。
リボンの一部が突出した状態を示す側面図、第2
図は本考案の一実施例におけるコアを示す側面図
である。 図面の主要符号、1……リボン巻体、2……コ
ア、3……インクリボン、4……リボン巻取面、
θ2……開き角度。
Claims (1)
- フイルム状インクリボンがコアに巻回されてな
るリボン巻体であつて、前記コアのリボン巻取面
が中央部を頂点として外方向または内方向に突出
した円弧面に形成されており、かつ前記円弧面の
高さが、インクリボンを多層に巻回したとき、イ
ンクリボンの外層に凹凸が形成される高さである
リボン巻体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139089U JPH037170Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139089U JPH037170Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0215372U JPH0215372U (ja) | 1990-01-31 |
JPH037170Y2 true JPH037170Y2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=31306173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8139089U Expired JPH037170Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH037170Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP8139089U patent/JPH037170Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0215372U (ja) | 1990-01-31 |
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