JPH037169Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037169Y2 JPH037169Y2 JP18261683U JP18261683U JPH037169Y2 JP H037169 Y2 JPH037169 Y2 JP H037169Y2 JP 18261683 U JP18261683 U JP 18261683U JP 18261683 U JP18261683 U JP 18261683U JP H037169 Y2 JPH037169 Y2 JP H037169Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- core
- ribbon
- ink
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 15
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、フイルムベースの片面に感圧転移性
を有するインク層が付設されたインクリボンがコ
アに巻回されてなるインクリボン巻体に関する。
を有するインク層が付設されたインクリボンがコ
アに巻回されてなるインクリボン巻体に関する。
この種のインクリボンは高温度の状態で放置さ
れるとインクリボンが非可逆的に伸長するため、
コアを締めつける力が弱まり、コアと該コアの周
囲の巻体中心付近のリボンとがリボン巻体から容
易に抜け出し、スプールなどへの組付けの際に支
障が生じる欠点を有する。また、このようなコア
の巻締力の低下とともに、リボンの巻心近くで裏
写りが生じ、リボンの終端部における相当の長さ
にわたつてリボンが使用できなくなるという欠点
がある。
れるとインクリボンが非可逆的に伸長するため、
コアを締めつける力が弱まり、コアと該コアの周
囲の巻体中心付近のリボンとがリボン巻体から容
易に抜け出し、スプールなどへの組付けの際に支
障が生じる欠点を有する。また、このようなコア
の巻締力の低下とともに、リボンの巻心近くで裏
写りが生じ、リボンの終端部における相当の長さ
にわたつてリボンが使用できなくなるという欠点
がある。
それら両欠点が生じる原因について考察する
に、高温度状態ではコアが熱により膨張し、巻体
中心付近でのリボン締めつけ力が過大となつて裏
写りが生じ、ついでそののち常温に戻つたとき
は、裏写りが生じる巻体中心付近およびその周辺
のリボンはコアとともに収縮するが、それより外
側のリボンは元通りに収縮しないためであると推
測される。
に、高温度状態ではコアが熱により膨張し、巻体
中心付近でのリボン締めつけ力が過大となつて裏
写りが生じ、ついでそののち常温に戻つたとき
は、裏写りが生じる巻体中心付近およびその周辺
のリボンはコアとともに収縮するが、それより外
側のリボンは元通りに収縮しないためであると推
測される。
本考案はかる知見に基づき、コアならびにその
周辺の巻心近くのリボンの抜け出しおよび裏写り
によりリボンの使用不能が排除されたインクリボ
ン巻体提供することを目的とする。
周辺の巻心近くのリボンの抜け出しおよび裏写り
によりリボンの使用不能が排除されたインクリボ
ン巻体提供することを目的とする。
すなわち本考案は、上記目的を達成するため
に、コアのリボン巻取面のインクリボンの不使用
部分に対向する位置に、前記インクリボンの不使
用部分をコアの径方向に折曲せしめる凹部または
凸部が形成されてなる構成をインクリボンに採用
したものである。
に、コアのリボン巻取面のインクリボンの不使用
部分に対向する位置に、前記インクリボンの不使
用部分をコアの径方向に折曲せしめる凹部または
凸部が形成されてなる構成をインクリボンに採用
したものである。
このように構成することにより、コアとリボン
ならびにリボン相互の相対的な位置ずれを、リボ
ンを巻取る際の巻締力に起因する摩擦力ではな
く、コアに設けられた凹部または凸部に起因する
折曲部におけるリボン同士の係合により防止する
ことを達成しうるため、リボンを巻取る際の巻締
力をコアの熱膨張による裏写りが生じない程度に
弱くしても、インクリボンの伸長によるコアの抜
け出しを解消しうる。
ならびにリボン相互の相対的な位置ずれを、リボ
ンを巻取る際の巻締力に起因する摩擦力ではな
く、コアに設けられた凹部または凸部に起因する
折曲部におけるリボン同士の係合により防止する
ことを達成しうるため、リボンを巻取る際の巻締
力をコアの熱膨張による裏写りが生じない程度に
弱くしても、インクリボンの伸長によるコアの抜
け出しを解消しうる。
また、前記折曲部はインクリボンの印字に使用
しない部分に生じるため、該折曲部に応力が集中
して裏写りが発生しても、それによつてリボンが
使用できなくなるようなことは解消される。
しない部分に生じるため、該折曲部に応力が集中
して裏写りが発生しても、それによつてリボンが
使用できなくなるようなことは解消される。
以下、図面に基づいて本考案の実施例について
説明するが、もとより本考案はかかる実施例のみ
を限定されるものではない。
説明するが、もとより本考案はかかる実施例のみ
を限定されるものではない。
なお、第1図は本考案のインクリボン巻体の実
施例を示す平面図、第2図は第1図のインクリボ
ン巻体の側面図、第3図は本考案の別の実施例を
示す側面図および第4図はさらにまた別の実施例
におけるコアを示す側面図である。
施例を示す平面図、第2図は第1図のインクリボ
ン巻体の側面図、第3図は本考案の別の実施例を
示す側面図および第4図はさらにまた別の実施例
におけるコアを示す側面図である。
第1図および第2図において、1はインクリボ
ン巻体であり、たとえばコレクタブルインクなど
の感圧転移性のインク層がフイルムベースの片面
に塗布されたインクリボン2が、そのインク層を
内または外に向けて通常より弱い巻締力でコア3
に巻回されてなるものである。
ン巻体であり、たとえばコレクタブルインクなど
の感圧転移性のインク層がフイルムベースの片面
に塗布されたインクリボン2が、そのインク層を
内または外に向けて通常より弱い巻締力でコア3
に巻回されてなるものである。
前記コア3は、そのリボン巻取面4の両縁部に
それぞれ環状凹溝5a,5bが形成されており、
該環状凹溝5a,5bに印字に使用しないインク
リボン2の両縁部がそれぞれ落し込まれて前記環
状凹溝5a,5bの形に沿うように巻回されてお
り、そこにおいて折曲部6a,6bが形成されて
いる。
それぞれ環状凹溝5a,5bが形成されており、
該環状凹溝5a,5bに印字に使用しないインク
リボン2の両縁部がそれぞれ落し込まれて前記環
状凹溝5a,5bの形に沿うように巻回されてお
り、そこにおいて折曲部6a,6bが形成されて
いる。
以上のように構成されたインクリボン巻体1の
コア3を一定の力で押圧したが、コア3は抜き出
なかつた。そのインクリボン巻体1を50℃の室温
に放置したのち常温に戻し、コア3を前記と同じ
力で押圧したが、高温室内に放置する前と同様に
抜け出しは起こらなかつた。さらに、そのインク
リボン巻体1のインクリボン2を巻出してインク
層を検査したが、高温室内に放置する前に比べ光
沢が増加した程度であつて、折曲部6a,6bの
所々に線状の裏写りが生じていた以外は、印字に
使用する部分には一切裏写りは認められなかつ
た。
コア3を一定の力で押圧したが、コア3は抜き出
なかつた。そのインクリボン巻体1を50℃の室温
に放置したのち常温に戻し、コア3を前記と同じ
力で押圧したが、高温室内に放置する前と同様に
抜け出しは起こらなかつた。さらに、そのインク
リボン巻体1のインクリボン2を巻出してインク
層を検査したが、高温室内に放置する前に比べ光
沢が増加した程度であつて、折曲部6a,6bの
所々に線状の裏写りが生じていた以外は、印字に
使用する部分には一切裏写りは認められなかつ
た。
なお、前記凹溝5a,5bの断面形状は半円形
に限られることなく、V字状、U字状あるいはコ
字状に形成されてもよい。
に限られることなく、V字状、U字状あるいはコ
字状に形成されてもよい。
以下、コアに形成される凹部または凸部につい
て別の実施例をいくつか示す。
て別の実施例をいくつか示す。
(i) 第3図に示すように、コア3の巻取面4の両
縁部を面取りするにあたり、その面取部7a,
7bの幅をインクリボン2の両縁部における不
使用部分の幅よりも少さくすること。
縁部を面取りするにあたり、その面取部7a,
7bの幅をインクリボン2の両縁部における不
使用部分の幅よりも少さくすること。
(ii) 第4図に示すように、コア3の巻取面4の両
縁部に環状の線条突起8a,8bを設けて、イ
ンクリボン2の両端部における不使用部分を外
側に折曲せしめること。
縁部に環状の線条突起8a,8bを設けて、イ
ンクリボン2の両端部における不使用部分を外
側に折曲せしめること。
(iii) 図示していないが、インクリボン2にはその
幅方向において上下両部を印字に使用し、中央
部分は印字に使用しない幅広のものがあり、そ
のようなインクリボン2に対してはコア3の巻
取面4の幅に関して中央にその印字に使用しな
いリボンの中央部分より幅の狭い環状凹溝また
は環状の線条突起を設けること。
幅方向において上下両部を印字に使用し、中央
部分は印字に使用しない幅広のものがあり、そ
のようなインクリボン2に対してはコア3の巻
取面4の幅に関して中央にその印字に使用しな
いリボンの中央部分より幅の狭い環状凹溝また
は環状の線条突起を設けること。
なお、上記各実施例において環状凹溝5a,5
b、面取部7a,7b、および線条突起8a,8
bは必ずしもリボン巻取面4の全周にわたつて形
成される必要はなく、周方向に部分的にかかる凹
部または凸部が形成されてもよい。
b、面取部7a,7b、および線条突起8a,8
bは必ずしもリボン巻取面4の全周にわたつて形
成される必要はなく、周方向に部分的にかかる凹
部または凸部が形成されてもよい。
第1図は本考案のインクリボン巻体の一実施例
を示す平面図、第2図は第1図のインクリボン巻
体の側面図、第3図は本考案の別の実施例を示す
側面図および第4図はさらにまた別の実施例にお
けるコアを示す側面図である。 図面の符号、1……インクリボン巻体、2……
インクリボン、3……コア、4……リボン巻取
面、5a,5b……環状凹溝、6a,6b……折
曲部、7a,7b……面取部、8a,8b……線
条突起。
を示す平面図、第2図は第1図のインクリボン巻
体の側面図、第3図は本考案の別の実施例を示す
側面図および第4図はさらにまた別の実施例にお
けるコアを示す側面図である。 図面の符号、1……インクリボン巻体、2……
インクリボン、3……コア、4……リボン巻取
面、5a,5b……環状凹溝、6a,6b……折
曲部、7a,7b……面取部、8a,8b……線
条突起。
Claims (1)
- フイルムベースの片面に感圧転移性を有するイ
ンク層が付設されたインクリボンがコアに巻回さ
れてなるインクリボン巻体において前記コアのリ
ボン巻取面のインクリボンの不使用部分に対向す
る位置に、前記インクリボンの不使用部分をコア
の径方向に折曲せしめる凹部または凸部が形成さ
れてなるインクリボン巻体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18261683U JPS6088764U (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | インクリボン巻体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18261683U JPS6088764U (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | インクリボン巻体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6088764U JPS6088764U (ja) | 1985-06-18 |
JPH037169Y2 true JPH037169Y2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=30395433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18261683U Granted JPS6088764U (ja) | 1983-11-25 | 1983-11-25 | インクリボン巻体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6088764U (ja) |
-
1983
- 1983-11-25 JP JP18261683U patent/JPS6088764U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6088764U (ja) | 1985-06-18 |
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