JPH022611Y2 - - Google Patents

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JPH022611Y2
JPH022611Y2 JP12324088U JP12324088U JPH022611Y2 JP H022611 Y2 JPH022611 Y2 JP H022611Y2 JP 12324088 U JP12324088 U JP 12324088U JP 12324088 U JP12324088 U JP 12324088U JP H022611 Y2 JPH022611 Y2 JP H022611Y2
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core
divided
film ribbon
film
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフイルムリボンがコアに巻回されてな
るフイルムリボン巻体に関する。
[従来の技術] この種のフイルムリボン巻体では高温多湿の条
件下に放置されると、第1図に示すようにリボン
巻体1の中心のコア2がリボン巻体1から突出
し、それに伴いコア2に巻回されたリボン3が巻
回中心線方向に連なつて露出する竹の子状の変形
が不可逆的に発生することがあり、そうなつたば
あいリボン巻体1をカセツトケースなどに収納す
ることが困難となつたり、リボン3の巻出しに支
障を生じたりするなどの問題が起こる。
そのような竹の子状の変形が発生する要因につ
いては明らかではないが、高温多湿の条件下に放
置されると巻回されたリボンが収縮し、コアに対
するリボンの締めつけ力が過大となるときに発生
すると推測される。
また、とくに近時熱転写プリンター用として開
発されているサーマルリボンにおいては、このよ
うな竹の子状の変形によりコアの近くのリボンに
裏写りが生じ、その結果使用できなくなるという
問題も生じる。
かかる問題点を解決するため、実開昭54−
168487号公報記載のコアが提案された。このコア
は第5〜6図に示されるように、中央のボス部4
と外周の巻取面部5とからなり、巻取面部5が複
数に分割され、各分割片がそれぞれ中間部と両端
部において、3個のリブ13によりボス部4に固
定されたものである。
前記リブ13はいずれも弾性を有するプラスチ
ツク製であり、形状としては円筒状(第5参照)
のもののとか、三角状(第6参照)のものがあ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記従来例では、3個のリブ13が
すべて等しいヤング率を有していれば問題ない
が、少しでもヤング率が相違していると、リボン
の巻締め力により分割片5が傾斜して、リボンに
局部的な強い圧力を加えることとになる。そし
て、その結果リボンに損傷が生じる。
本考案はかかる事情に鑑み、リボンを損傷させ
ることなく、前記竹の子状変形が生じないように
したリボン巻体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案はフイルムリボン巻体のコアを改良した
ものであり、本考案に用いるコアは、中央のボス
部と外周の巻取面部とからなり、該巻取面部が周
方向において複数に分割され、各分割片は隣接す
る分割片と周方向において間隔を有して位置して
いるとともに、各分割片の中間部と前記ボス部と
の間が1個のバネで連結されていることを特徴と
する。
[作用] 本考案では、竹の子状の変形の要因と考えられ
るリボンの巻締め力の増大は、巻取面部が弾性的
にコアの径方向に変位することで吸収され、巻締
め力が過剰になることを回避しうるようになり、
したがつて高温多湿の条件下に放置してもフイル
ムリボン巻体が竹の子状に変形することがない。
そしてこのとき、巻取面部の各分割片は1個の
バネにより支持されているので、分割片が傾斜す
ることなく全体が一様に半径方向内側に変位する
ので、リボンを損傷させることがない。
[実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。
第2図は本考案のフイルムリボン巻体に好まし
く用いられるコアの一例を示す平面図、第3図は
第2図に示されたコアを用いてなるフイルムリボ
ン巻体の斜視図、第4図は本考案のコアの他の例
を示す平面図である。
実施例1 (第2図および第3図参照) 1はフイルムリボン巻体であつて、コア2にフ
イルムリボン3が巻回されている。フイルムリボ
ン3はフイルム基材の片面に熱溶融性固形インク
が塗布されたものであつて、熱転写プリンターあ
るいは熱転写タイプライターに使用するものであ
る。
コア2は中央に円筒状のボス部4を有し、外周
には前記フイルムリボン3を巻回する巻取面部5
が配置されている。該巻取面部5は周方向におい
て均等に4分割されており、各分割片5a,5
b,5cおよび5dは互いに隣接する分割片と周
方向において間隔Lを有してそれぞれ位置してい
る。前記分割片5a,5b,5cおよび5dはそ
れぞれ同一形状および同じ弾性係数を有する弧状
板バネ6によりボス部4に固定されている。すな
わち、各分割片5a,5b,5c,5dのそれぞ
れの裏面中間部が板バネ6の一端に接続され、該
板バネ6の他端がボス部4の外周面に接続されて
いる。
このように構成することにより、前記巻取面部
5は、各分割片5a,5b,5cおよび5dが弧
状板バネ6の弾性変形により周方向に変位しなが
ら縮径または拡径することになる。その結果、フ
イルムリボン3の巻締め力の変動がこれらの分割
片5a,5b,5cおよび5dの変位により吸収
されうるようになる。
そして、そのとき、各分割片5a,5b,5
c,5dは円周に並行に変位し、傾斜することが
ないので、各分割片5a,5b,5c,5dの端
縁でリボン3を傷けることがない。
なお、本実施例においてコア2はボス部4、分
割片5a,5b,5c,5dおよび弧状板バネ6
がプラスチツクの一体成形によつて作製されてい
る。
実施例2 (第4図参照) 前記実施例1において弧状板バネ6に代えて、
ほぼ円筒状のバネ7を用いて分割片5a,5b,
5c、および5dをボス部4に固定した以外は、
全ての構成を前記実施例1と同様にして本考案の
フイルムリボン巻体のコア2を作製した。
この実施例においても、各分割片5a,5b,
5c,5dの中間部が1個のバネ7で支持されて
いるので、巻締力を受けたとき、各分割片5a,
5b,5c,5dがいずれも円周に並行に縮径
し、傾斜することがない。そのため、リボン3を
傷つけることが防止される。
なお、本考案において対象とするフイルムリボ
ンは必ずしも前記熱転写プリンターあるいは熱転
写タイプライターに使用されるものに限らず、接
着テープや感圧性のインクを有するフイルムリボ
ンなど、そのフイルムリボンやインクなどの性質
により竹の子状に変形しやすいものであればよ
く、それらのフイルムリボンを総称して実用新案
登録請求の範囲においてフイルムリボンと記載し
た。
さらに、本考案においては巻取面部5の分割片
の数についても、4個に限らず、2,3また5以
上としてもよいことはもちろんである。
[考案の効果] 本考案によれば、リボンを傷つけることなく、
竹の子状変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコアおよびリボンの一部が突出し、竹
の子状に変形したフイルムリボン巻体を示す側面
図、第2図は本考案のフイルムリボン巻体に好ま
しく用いられるコアの一例を示す平面図、第3図
は第2図に示されたコアを用いてなるフイルムリ
ボン巻体の斜視図、第4図は本考案のコアの他の
例を示す平面図、第5図および第6図はそれぞれ
従来のコアを示す平面図である。 図面の符号、1:フイルムリボン巻体、2:コ
ア、3:フイルムリボン、4:ボス部、5:巻取
面部、5a,5b,5c,5d:分割片、6:弧
状板バネ、7:円筒状のバネ、L:間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルムリボンがコアに巻回されてなるフイル
    ムリボン巻体において、前記コアが中央のボス部
    と外周の巻取面部とからなり、該巻取面部が周方
    向において複数に分割され、各分割片は隣接する
    分割片と周方向において間隔を有して位置してい
    るとともに、各分割片の中間部と前記ボス部との
    間が1個のバネで連結されているフイルムリボン
    巻体。
JP12324088U 1988-09-20 1988-09-20 Expired JPH022611Y2 (ja)

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JPS6442156U JPS6442156U (ja) 1989-03-14
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JPH0660892U (ja) * 1993-01-29 1994-08-23 静 山内 応援具

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JPS6442156U (ja) 1989-03-14

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