JPH0660892U - 応援具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［目的］ 朝顔形筒状の拡声部に、声援用のブローと、
リード笛とを適宜交換して取り付けることにより、小型
にして変化に富んだ応援ができるようにする。 ［構成］ 一端が小径に他端が大径に形成された朝顔形
筒状の拡声部と、一端に大径かつコーン状に拡開する口
当てを有する筒状のブローと、筒状の主体内に複数個の
リード弁を設け、かつ主体の一端部に小径の吹き口を形
成してなるリード笛とを設け、前記ブローの他端部とリ
ード笛の他端部とに、前記拡声部の一端部に着脱可能に
嵌合する嵌合部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、サッカー、野球等の競技者を応援する応援具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の応援具として、応援者の声を拡大させるメガホン、あるいは所定の音色 を発生するラッパがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記記従来のものは、メガホンおよびラッパがそれぞれ別体であったため、携 帯が不便になるとともに、運搬・保管に大きなスペースを要する欠点があった。 本考案は、上記欠点を解消した新規な応援具を得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、 一端が小径に他端が大径に形成された朝顔形筒状の拡声部と、一端に大径かつコ ーン状に拡開する口当てを有する筒状のブローと、筒状の主体内に複数個のリー ド弁を設け、かつ主体の一端部に小径の吹き口を形成してなるリード笛とを設け 、前記ブローの他端部とリード笛の他端部とに、前記拡声部の一端部に着脱可能 に嵌合する嵌合部を設ける構成にしたものである。

【０００５】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。図面において、図１は本考案に よる第１応援具を示す側面断面図、図２は本考案による第２応援具を示す側面断 面図、図３は図２のIII−III断面図、図４は本考案によるリード笛の端部蓋を示 す正面図である。図１において、１は第１応援具であり、拡声部２とブロー５と により構成される。拡声部２は、プラスチック材、例えばＡＢＳ樹脂により左端 が小径に他端が大径となる朝顔形筒状に形成する。この拡声部２は、左半部をな す本体部３と右半部をなすの笠部４とを別個に形成し、該本体部３と笠部４とは 互いに異なった色彩にする。例えば、本体部３は白色の共通色とし、笠部４は緑 色、赤色、黄色等、上記本体部３の色彩とは異なった多種類の色彩とし、これら を選択して上記本体部３に結合させることにより、異なったグループの応援者が それぞれ色彩の異なった第１応援具１を使用できるようにする。

【０００６】 また、上記ブロー５は、プラスチック材、例えばポリエチレン樹脂により、筒 状に形成する。このブロー５は、左部を左方に向かってコーン状に拡開させると ともに、その左端を大径にフランジアップして口当て５ａを形成し、右部はその 内径を拡声部２の左端部の外形よりも若干大径となる直管状の嵌合部５ｂに形成 し、この嵌合部５ｂを上記拡声部２の左端部に着脱可能に嵌合させて第１応援具 １、つまりメガホンを形成する。上記ブロー５の下部と拡声部２の左端側の下部 とに連結リング６，７を形成し、各連結リング６，７に紐８を結び、該紐８によ りブロー５を拡声部２に連結する。

【０００７】 図２において、１０は第２応援具であり、前述した拡声部２にリード笛１１を 取付けてなる。このリード笛１１は、図２および図３に示すようになっている。 即ち、プラスチック材、例えばＡＢＳ樹脂により筒状の主体１２を形成し、この 主体１２内に３個の板状の弁体１３を周方向に配置して軸心方向に突出する仕切 壁１４に係止し、各弁体１３および各仕切壁１４により上記主体１２内に３個の 外周室１５と、一個の内周室１６とを形成する。上記各弁体１３は金属板により 長方形状に形成するとともに、中心部に外周室１５と内周室１６とを連通させる 長方形状の弁孔（符号省略）を形成してなり、上記各弁孔部にリード弁１３ａを 取り付ける。なお、６’は上記主体１２の下部に形成した紐連結用の連結リング である。

【０００８】 上記各外周室１５は、その左端側を主体１２の段部壁１７により閉塞するとと もにその右端側を開口させる。また、上記内周室１６はその左端側を開口させる とともにその右端側を端部蓋１８により閉塞する。上記主体１２の左端部は段状 に小径にして吹き口１２ａを形成し、この吹き口１２ａを上記内周室１６の左端 端に連通させる。また上記主体１２の右端部はその内径を拡声部２の左端部の外 形よりも若干大径となる直管状の嵌合部１２ｂに形成し、この嵌合部１２ｂを上 記拡声部２の左端部に着脱可能に嵌合させて第２応援具１０、つまりラッパを形 成する。

【０００９】 上記実施例によれば、ブロー５を拡声部２に取り付けて第１応援具１を形成し、 口を上記ブロー５の口当て５ａに当てて声を発すると、該声が拡声部２により拡 大されて外部に発せられ、これによりメガホンの機能を発揮することになる。ま た、上記ブロー５を取外し、代わりにリード笛１１を拡声部２に取り付けて第２ 応援具１０を形成し、口を吹き口１２ａに当てて空気を内部室１６に向けて吹き 込むと、該空気が内部室１６から各リード弁１３ａを振動させつつ各外周室１５ に向かって流通し、各リード弁１３ａの振動による所定の音階（和音）が拡声部 ２により拡大されて外部に発せられ、これによりラッパの機能を発揮することに なる。

【００１０】

【考案の効果】

以上の説明から明らかな如く、本考案は、朝顔形筒状の拡声部に、声援用のブ ローと、発鳴用のリード笛とを適宜交換して取り付けることにより、適宜メガホ ンおよびラッパの機能を発揮させることができ、小型にして変化に富んだ応援が できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による第１応援具を示す側面断面図であ
る。

【図２】本考案による第２応援具を示す側面断面図であ
る。

【図３】図２のIII−III断面図である。

【図４】本考案によるリード笛の端部蓋を示す正面図で
ある。

【符号の説明】

１ 第１応援具 ２ 拡声部 ３ 本体部 ４ 笠部 ５ ブロー ５ａ 口当て ５ｂ 嵌合部 ６ 連結リング ６’ 連結リング ７ 連結リング ８ 紐 １０ 第２応援具 １１ リード笛 １２ 主体 １２ａ 吹き口 １２ｂ 嵌合部 １３ 弁体 １３ａ リード弁 １４ 仕切壁 １５ 外周室 １６ 内周室 １７ 段部壁 １８ 端部蓋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端が小径に他端が大径に形成された朝
   顔形筒状の拡声部と、一端に大径かつコーン状に拡開す
   る口当てを有する筒状のブローと、筒状の主体内に複数
   個のリード弁を設け、かつ主体の一端部に小径の吹き口
   を形成してなるリード笛とを設け、前記ブローの他端部
   とリード笛の他端部とに、前記拡声部の一端部に着脱可
   能に嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする応援具。