JPH0414798Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、メガホン内部に音の出る各種用具を
具備して成る極めて斬新なメガホンに関するもの
である。メガホン内部に具備する音の出る用具と
しては、例えば、ホイツスル状の笛具、鈴具、タ
ンバリン具、マラカス具、カスタネツト具等々が
考えられる。

従来存在する諸種のメガホンは、いずれのもの
においても単に発声音を拡声する用を足すだけの
ものばかりであり、本考案の如く斬新且つ特異な
メガホンは従来全く存在しなかつた。

ここに、本考案の目的とするところは、メガホ
ンを単に発声音の拡声用としてだけでなく、メガ
ホン内部に諸種の発声音用具を具備することによ
り、発声音と同時に、或いは、発声音と個別に当
該発声音とは全く別の音が自在に出せるようにし
た極めて斬新な面白いメガホンを提供することに
ある。

以下、添付した図面に沿つて本考案に係る発生
音用具を具備したメガホンの各実施例に就いて説
明する。

すなわち、本考案は、メガホンＡ自体の形状如
何を限定するものではないが、例えば、本体部
１、口当部２、本体部と口当部との境界に位置す
る括れ部３とから成るメガホンＡにおいて、括れ
部３或いは本体部１の内部に、各種の発生音用具
４を配設して成ることを特徴とする。

メガホンＡの内部に配設する発生音用具４とし
ては、音の出るものであれば幅広くこれを採用す
ることが出来るが、例えば、ホイツスル状の笛具
１１、鈴具１２、タンバリン具１３、マラカス具
１４、カスタネツト具１５等が考えられる。例示
したこれらの各発生音用具４のうち、ホイツスル
状の笛具１１は、その性質上、メガホンＡの括れ
部３内に配設されることが必要であるが、その他
の各発生音用具４は、これが括れ部３内に配設さ
れるか、本体部１内に配設されるかを特に限定す
るものではない。しかしながら、実施例を示す図
面においては、メガホンＡの括れ部３内には、ホ
イツスル状の笛具１１とタンバリン具１３を配設
し、笛具１１以外のタンバリン具を含めた上記各
発生音用具４はメガホンＡの本体部１内に配設し
た状態としている。

すなわち、メガホンＡの括れ部３内にホイツス
ル状の笛具１１とタンバリン具１３の各発生音用
具４を配設する場合、その配設手段の如何を限定
するものではないが、ホイツスル状の笛具１１を
取付ける場合は、当該笛具先端部が口当部２の開
口から僅かに表出しつつ笛具１１が括れ部３内に
て固着されていればよく、その固着手段として例
えば括れ部３内に笛具の固着用部２１を設け当該
部にて笛具１１を固着するようにすればよい。ま
た、タンバリン具１３を括れ部３内に取付ける場
合は、例えば、括れ部３内にタンバリン具を装着
するための適宜の配線状部２２を設けるようにす
ればよい。

一方、メガホンＡの本体部１内に鈴具１２、タ
ンバリン具１３、マラカス具１４、カスタネツト
具１５の各発生音用具４を配設する場合において
も、前記括れ部内に発生音用具を配設する場合と
同様、その配設手段の如何を限定するものではな
いが、いずれの発生音用具の配設に際しても当該
発生音用具４が本体部１内にて固設されていれば
よい。従つて、例えば、各図において示す如く、
鈴具１２を本体部内に取付ける場合は、先端で鈴
具と連結し他端で本体部と固設された適宜の連結
片２３等をもつてすればよく、タンバリン具１３
を本体部内に取付ける場合は、タンバリン具を装
着するための適宜の配線状部２４を本体部１に固
設すればよく、マラカス具１４を本体部内に取付
ける場合は、適宜粒状物が挿入されたマラカス具
自体を接着剤等にて本体部内壁に固着すればよ
く、カスタネツト具１５を本体部内に取付ける場
合は、上記マラカス具の取付けと同様に二片部か
らなるカスタネツト具の一方の片部自体を接着剤
等にて本体部内壁に固着すればよい。

また、メガホンＡの本体部１内に前記の如く各
発生音用具４を配設する場合においては、特にこ
れを図示するものではないが、多数のメガホンＡ
を重ね合わせる際に不都合のないように、当該各
発生音用具４が配設される本体部の壁部分を変形
させ若干外側に表出するようにするならば、メガ
ホンＡの本体部１の開口から他のメガホンＡの口
当部２を次々に挿入しつつ多数のメガホンＡを重
ね合わせるのに都合がよい。

更に、本考案にあつては、メガホンＡの本体部
１内に配設する各発生音用具４の取付け数を限定
するものではなく、例えば、該発生音用具４を本
体部内の対角線状位置に複数配設した場合、メガ
ホンＡ自体を如何なる角度方向に振つた際にも発
生音用具からの音が常に出ることになる。

なお、本考案のメガホンＡ自体は、これがプラ
スチツク材等から成る一体成形でるか、或いは、
材質の如何を問わず折畳み自在式等であるかを問
題とすることなく、如何なるメガホンでも構わな
い。また、本考案においては、メガホンＡの形状
自体も、必ずしも括れ部３の如く部分を必要とす
るものでなく、その形状自体が如何なる形状のメ
ガホンであつてもよい。

しかして、上述の如く形成した本考案に係るメ
ガホンＡは、以下の通り使用されつつ斬新な効果
を発揮する。

すなわち、先ず、ホイツスル状の笛具１１を発
生音用具４としてメガホンＡの括れ部３内に配設
した場合においては、メガホンとして発声音を拡
声することが出来ることは勿論、当該発声音と同
時に又は個別に笛具１１からの発生音を拡音して
極めて楽しくこれを使用出来ることになる。

次に、タンバリン具１３をメガホンＡの括れ部
３内或いは本体部内１に配設した場合、及び、鈴
具１２、マラカス具１４、カスタネツト具１５を
メガホンＡの本体部１内に配設した場合において
は、メガホンＡを把持してこれを適当に振ると、
各発生音用具４に従つた発生音が拡音され極めて
楽しくこれを使用出来、また、応援すべき種類に
応じて適当なリズム音を出しながら極めて斬新で
面白い応援をすることが出来ることになる。

このように本考案は、非常に斬新且つ実用的な
発生音用具を具備したメガホンである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４図、第５図及び
第６図はいずれも本考案の各実施例を示す縦断面
図である。 図中の主な符合、Ａ……メガホン、１……本体
部、２……口当部、３……括れ部、４……発生音
用具。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体部１及び口当部２又は本体部１、口当部
   ２及び括れ部３を有し、且つ、前記本体部１又
   は口当部２若しくは括れ部３のいずれかの部内
   に発生音用具４を配設したメガホンであつて、
   前記発生音用具４はタンバリン音を発するタン
   バリン具１３であることを特徴とする発生音用
   具を具備したメガホン。 (2) 前記タンバリン具１３は、小型のタンバリン
   具１３であつて、且つ、このタンバリン具１３
   をメガホンの本体部１又は口当部２若しくは括
   れ部３のいずれかの部内に張設した線状の配線
   状部に装着したものである実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の発生音用具を具備したメガホ
   ン。