JPH0215654Y2 - - Google Patents

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JPH0215654Y2
JPH0215654Y2 JP13216088U JP13216088U JPH0215654Y2 JP H0215654 Y2 JPH0215654 Y2 JP H0215654Y2 JP 13216088 U JP13216088 U JP 13216088U JP 13216088 U JP13216088 U JP 13216088U JP H0215654 Y2 JPH0215654 Y2 JP H0215654Y2
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ribbon
core
winding
roll
ink ribbon
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフイルム状リボンがコアに巻回されて
なるリボン巻体に関する。
[従来の技術] この種のリボン巻体では第1図に示すように、
リボン巻体1の中心のコア2がリボン巻体1から
突出し、それに伴いコア2に巻回されたリボン3
が巻回中心線方向に連なつて露出する竹の子状の
変形が不可逆的に発生することがある。
そのような竹の子状の変形が発生する原因につ
いては明らかではないが、高温下に放置されると
収縮する傾向を有するリボンの巻体に頻繁に発生
するという事実から察するに、コアに対するリボ
ンの締めつけ力が過大となるときに発生するもの
と推測される。事実、コアにリボンを巻回する際
にリボン張力を弱め、締めつけ力を小さくしてお
くと上記竹の子状の変形は発生しない。しかしな
がら、リボン張力を弱めて巻回するとコアが自重
でリボン巻体から脱落しやくすなるため、実用上
リボンを竹の子状の変形を防止するためにコアに
弱く巻回することはできなかつた。
特開昭48−80838号公報には、弾性糸がスリツ
プしないように巻き取るためのボビンが開示され
ており、このボビンは巻取表面に種々の形状の凹
凸あるいは溝を設けたことが特徴となつている。
ところで糸同士の接触は摩擦抵抗が大きいの
で、スリツプの防止は糸の第1層とボビンの巻取
面との間だけを考えてよく、糸層同士の間は考え
なくてよい。したがつて、糸巻き用のボビンにあ
つては、単に巻取面を粗面処理した程度のもので
目的は達成される。
ところが、フイルムリボンはリボン同士の摩擦
がほとんどないので、リボン層同士のスベリ止め
を講じることが非常に重要な課題となつている。
したがつて、前記従来例の糸巻きボビンをそのま
まフイルムリボンに適用しても、リボン巻体の竹
の子状変形を防止することができない。すなわ
ち、考案の課題を達成するには、前記従来例とは
まつたくことなつた解決原理を採用する必要があ
るのである。
また実公昭55−19619号公報にはフイルムのゴ
ム製スリーブの表面に軸線に対し平行な溝が形成
されたものが示されている。
ところがこのものでは、フイルムがスリーブの
軸線方向に移動することがあり、フイルムを整然
と巻取れないという問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の目的は、叙上の実情に鑑み、リボン張
力を弱くして巻回してもコアが脱落することがな
く、竹の子状の変形を呈することのないリボン巻
体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、フイルム状インクリボンがコアに巻
回されてなるリボン巻体であつて、前記コアは前
記インクリボンの幅と同等の幅の巻取面を有し、
当該巻取面の幅方向中央部を起点として左右に向
つて延びた凹溝が形成されていて、前記左右の凹
溝は、コアの回転中心線に対し相互に逆の角度で
傾斜しておりかつ傾斜角度が左右同一であり、そ
の深さは、巻回されたインクリボンの外層におい
ても凹凸が生じる程度にされていることを特徴と
する。
[作用] このように構成することにより、リボンはコア
の外周面に沿つて凹凸状を呈してコアに巻回さ
れ、しかもその凹凸はリボンをコアに巻回し始め
てから巻体中心付近の相当長い範囲にわたつて形
成され、それによつてコアとリボン、ならびにリ
ボン相互の係合が生じ、コアと該コア周辺のリボ
ンとが一体化することによりコアの回転中心線に
沿う方向においてコアおよびリボン相互の相対的
な変位を阻止しうるようになる。
したがつて当初のリボンのコアに対する巻締力
を、その後の環境の変化によるコアの膨張または
リボンの収縮の影響を見込んで弱くして巻回して
もコアの脱落は起こらず、それによつて竹の子状
の変形を呈することのないリボン巻体を提供しう
る。
また本考案では、凹溝がコアの巻取面の中央か
ら左右端部に向つて、軸線に対し相互に逆の角度
で傾斜しているので、フイルムリボンを巻取る際
左右に偏在させず、常に中央寄りに保持しようと
するので、整然と巻取ることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るが、もとより本考案はかかる実施例のみに限定
されるものではない。
なお、第2図および第3図はそれぞれ本考案の
リボン巻体の一実施例を示す側面図である。
図中1はリボン巻体であり、フイルム基材の片
面に熱転写性インクよりなる層が付設されたイン
クリボン3が、そのインク層面を内または外に向
けてコア2に巻回されている。
第2図の実施例においては、コア2にはそのリ
ボン巻取面4に格子状凹溝7が形成されている。
また第3図の実施例においては、巻取面4にく字
形凹溝3が形成されている。
前記凹溝7,8はいずれも巻取面4の幅方向中
央部を起点として左右に向つて延びており、しか
もコア2の回転中心線に対し相互に逆の角度で傾
斜しており、その溝さは、コア2にリボン3を多
層に巻回したとき、リボン巻回層の外層において
凹凸ができるだけの深さを有している。
かかるリボン巻体1においては、巻回されたリ
ボン3は巻心付近の多数層にわたつて凹凸が生
じ、コアとリボン、およびリボン同士が係合しあ
いコイアの回転中心線Lに沿う方向への相対移動
が阻止されるので、従来に比べ弱いリボン張力に
てリボン3をコア2に巻回してもコア2が脱落し
たりずれたりしなかつた。
上記実施例においては感熱転写用インクリボン
のばあいを示したが、もとより本考案はそれに限
られることなく、感圧性のリボンまたはセロハン
テープ、リフトオフテープなどのうちで基材およ
び(または)付設されたテープ層などの温度や湿
度による影響でコアに対する巻締力が過大とな
り、前記の竹の子状の変形を呈するものについて
適用することができ、本明細書中にいうリボンと
はかかるリボンまたはテープを総括して包含す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリボン巻体においてコアおよび
リボンの一部が突出した状態を示す側面図、第2
図および第3図はそれぞれ本考案のリボン巻体の
一実施例を示す側面図である。 図面の符号、1:リボン巻体、2:コア、3:
インクリボン、4:リボン巻取面、7:格子状凹
溝、8:く字状凹溝、L:回転中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルム状インクリボンがコアに巻回されてな
    るリボン巻体であつて、前記コアは前記インクリ
    ボンの幅と同等の幅の巻取面を有し、当該巻取面
    の幅方向中央部を起点として左右に向つて延びた
    凹溝が形成されていて、前記左右の凹溝は、コア
    の回転中心線に対し相互に逆の角度で傾斜し、か
    つ傾斜角度が左右同一であり、その深さは、巻回
    されたインクリボンの外層おいても凹凸が生じる
    程度にされているリボン巻体。
JP13216088U 1988-10-07 1988-10-07 Expired JPH0215654Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13216088U JPH0215654Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07

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JP13216088U JPH0215654Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07

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Publication Number Publication Date
JPH0162063U JPH0162063U (ja) 1989-04-20
JPH0215654Y2 true JPH0215654Y2 (ja) 1990-04-26

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JP13216088U Expired JPH0215654Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-07

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JPH0162063U (ja) 1989-04-20

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