JPS6019089Y2 - 糸捲きボビン - Google Patents

糸捲きボビン

Info

Publication number
JPS6019089Y2
JPS6019089Y2 JP12241779U JP12241779U JPS6019089Y2 JP S6019089 Y2 JPS6019089 Y2 JP S6019089Y2 JP 12241779 U JP12241779 U JP 12241779U JP 12241779 U JP12241779 U JP 12241779U JP S6019089 Y2 JPS6019089 Y2 JP S6019089Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
bobbin
recess
tube
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12241779U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5640152U (ja
Inventor
功 佐藤
Original Assignee
株式会社昭和丸筒
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社昭和丸筒 filed Critical 株式会社昭和丸筒
Priority to JP12241779U priority Critical patent/JPS6019089Y2/ja
Publication of JPS5640152U publication Critical patent/JPS5640152U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6019089Y2 publication Critical patent/JPS6019089Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は糸捲きボビンに関し、特に糸を捲いたとき、糸
くずれがなく、捲き姿が良いのみらず単糸割れ、あるい
は染色ムラの発生のない糸捲きボビンに関する。
繊維製造工程において、糸を連続的に高速で捲取るボビ
ンとして従来から円筒状の管からなる糸捲きボビンが使
用されている。
かかる円筒状の管からなるボビン11を使用してチーズ
捲きする場合、第1図に示すように、糸層Pの両端部に
耳部Aができるので、捲き姿が悪いのみならず、捲き取
り中、あるいは輸送中に糸くずれし易いという問題があ
る。
また、捲き取り中、主に耳部Aのみがフリックジョンロ
ーラ12に接触し、耳部以外の部分はフリックショロー
ラ12に接触しないため耳部Aの部分は単糸割れが生じ
易いのみならず、染色ムラの原因になる。
他方、コーン捲きする場合、第2図に示すように、液系
Paの内層および外層の部分が実線で示すようになだら
かになり、所謂ダレルという問題がある。
そこで、本考案者は上述の欠点を改善すべく検討した結
果、次のような本考案に至った。
すなわち、本考案の糸捲きボビンは、円筒状の管からな
る糸捲きボビンにおいて、該管の端部近傍にボビン長よ
り短かい複数個の糸くずれ防止用の凹部を管の周囲に沿
って等間隔に設けるとともに、各凹部の深さを管の端部
に向かって徐々に大きくしたことを特徴とするものであ
る。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明する。
第3図は本考案の糸捲きボビン1に糸3を捲装した様子
を示す一部切開側面図であり、ボビン1の端部近傍には
複数個の凹部6が設けられている。
この凹部6はボビン1の周面に沿って一周するように設
けられている。
凹部6の形状は特に限定されないが、凹部6の上に糸が
捲かれたとき、凹部6のために、糸の捲き姿がボビンの
軸方向から見たとき、多角形を呈し、凹部6の上の糸が
ボビン端部の周面にひかかる程度に凹部6に幅を持たせ
る必要がある。
実際には押圧によって凹部をつくりやすい第3図のよう
な形状が好ましいが必要に応じて凹部6を斜めに配置し
てもよいし、また円形の凹部、矩形の凹部を設けること
もできる。
また第3図の例は糸止め溝2も設けられているが、場合
によっては省略されることもある。
凹部6の数も特に限定されないが、全周にわたってほぼ
等間隔に設けるのがよく、好ましくは4個以上である。
凹部6の深さは、糸を捲いたとき、底に糸が接しない程
度でよく、特に深くする必要はない。
ここで符号4は糸の捲き形状を示している。
第4図および第5図は本考案の他の実施例を示すもので
、第4図の凹部6aは斜めに配置されている。
また、第5図の凹部6bは格子状に配置されている。
これらの凹部6,6a、6bはいずれも押圧によって容
易に形成することができる。
また、凹部の深さはボビン端部へ寄る程深くなっている
このようにしておくと、糸の引かかりが良く、糸くずれ
がより防止される。
本考案の糸捲きボビンは紙を積層してつくることもでき
るし、またプラスチックで一体成型することもできる。
上述した如く、凹部6の上に糸3が捲かれたとき、凹部
6をまたぐ糸の部分は凹部6の中に入り込むために糸の
捲き姿はボビンの軸方向から見たとき多角形を呈する。
そして、捲き取り中、糸3は図示しないトラバースガイ
ドによって左右にトラバースされながらボビン1に捲き
取られるのため糸のトラバース方向が変わる捲き糸層の
端部7において糸の重なりが多くなるが、凹部6はボビ
ンの端部に向かって深さが大きくなるから糸の重なりが
吸収され、糸くずれが抑制される。
上記のように、本考案は円筒状の管からなる糸捲きボビ
ンにおいて、該管の端部近傍にボビン長より短かい複数
個の糸くずれ防止用の凹部を管の周囲に沿って等間隔に
設けるとともに、各凹部の深さを管の端部に向かって徐
々に大きくしたので、次のような優れた効果を有する。
■ 糸が捲き重ねられる凹部はボビンの端部に向かって
徐々に深さが深くっているから糸の捲き重ねの多い捲き
糸層の端部に糸が嵌り込み易く糸くずれが抑制される。
■ 糸くずれが抑制されることにより捲き姿が格段に向
上する。
■ 特に、チーズ捲きの場合、耳部の発生が抑制される
から単糸割れが激減するとともに、単糸割れなどに起因
する染色ムラも激減する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は従来のボビンの断面図、第3図、第4図お
よび第5図は本考案のボビンの一部切開側面図である。 1・・・・・・ボビン、2・・・・・・糸止め溝、3・
・・・・・糸、4・・・・・・糸捲き姿の仮想線、5・
・・・・・段差、6,6a。 6b・・・・・・凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の管からなる糸捲きボビンにおいて、該管の端部
    近傍にボビン長より短かい複数個の糸くずれ防止用の凹
    部を管の周囲に沿って等間隔に設けるとともに、各凹部
    の深さを管の端部に向かって徐々に大きくしたことを特
    徴とする糸捲きボビン
JP12241779U 1979-09-06 1979-09-06 糸捲きボビン Expired JPS6019089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12241779U JPS6019089Y2 (ja) 1979-09-06 1979-09-06 糸捲きボビン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12241779U JPS6019089Y2 (ja) 1979-09-06 1979-09-06 糸捲きボビン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5640152U JPS5640152U (ja) 1981-04-14
JPS6019089Y2 true JPS6019089Y2 (ja) 1985-06-08

Family

ID=29354492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12241779U Expired JPS6019089Y2 (ja) 1979-09-06 1979-09-06 糸捲きボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6019089Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5640152U (ja) 1981-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6019089Y2 (ja) 糸捲きボビン
JPS6115022B2 (ja)
US5255870A (en) Interlocking dyeing support, for particular use on open-end spinning machines and other machinery
US3756530A (en) Paper tube bobbin for treatment of yarn in cheese form
CA2091454A1 (en) Stackable hollow conical spools
US3889899A (en) Incrementally-tapered bobbins
JPH0718687Y2 (ja) 糸条巻取管
JPS6143808Y2 (ja)
US20040079833A1 (en) Interpenetrating yarn dyeing support
JPH0328054Y2 (ja)
JPH0712381Y2 (ja) 溶接ワイヤ用スプール
JPH0613389B2 (ja) 溝付ボビン
JPS6243972Y2 (ja)
JPS6324123Y2 (ja)
JPH0242689Y2 (ja)
JPS606043Y2 (ja) 綾落ち防止ロ−ラ
JPH0663556U (ja) 糸巻用ボビン
JPH0324544Y2 (ja)
JPH01172565U (ja)
JPH0136842Y2 (ja)
KR810000785Y1 (ko) 권사기의“그루브드 트래버스 드럼”
JPH0355582Y2 (ja)
JPH0338220Y2 (ja)
JPS5831903Y2 (ja) 横巻糸
JPH0654671U (ja) 金属線材巻取り用スプール