JPH0343257Y2 - - Google Patents

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JPH0343257Y2
JPH0343257Y2 JP18178986U JP18178986U JPH0343257Y2 JP H0343257 Y2 JPH0343257 Y2 JP H0343257Y2 JP 18178986 U JP18178986 U JP 18178986U JP 18178986 U JP18178986 U JP 18178986U JP H0343257 Y2 JPH0343257 Y2 JP H0343257Y2
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press roller
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roller
press
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、整経機・経糸のり付け機・ビーム
巻返し機等の準備機械(以下、単に、ビーミング
マシン)において、ビームの表面形状の調整と巻
取り硬度の調整のために用いられるプレスロー
ラ、殊に、2本ローラ式のプレスローラ装置に使
用するビーミングマシン用プレスローラの改良に
関する。
従来技術 ビーミングマシンにおいて、経糸をビームに巻
き取る際には、ビームの表面形状を整え、且つ、
ビームの巻取り硬度を最適に調節するために、プ
レスローラ装置が広く用いられる。而して、従来
のプレスローラ装置には、1本のプレスローラを
用いる1本ローラ式と、2本のプレスローラを用
いる2本ローラ式とが知られている。
2本ローラ式のプレスローラ装置は、全長がビ
ームの全幅より短い2本のプレスローラを転動コ
ロ上に支持し、この2本のプレスローラが、それ
ぞれ、一端面を相対向するビームフランジの内面
に当接し、しかも、ビームの軸と平行を保ちなが
転動するように、各プレスローラを、互いに反対
方向に傾けた転動コロを介して、所定の押圧力を
以つて、ビームの外表面(ビームに巻き取られつ
つある糸シートの表面をいう、以下、同じ)に押
し付けて消極回転せしめるものである(たとえ
ば、実公昭52−13385号公報)。
しかるに、この2本ローラ式のプレスローラ装
置にあつては、プレスローラが単純な円筒形状で
あるときには、ビームの外表面は、2本のプレス
ローラによつて押圧される部分と、1本のプレス
ローラのみによつて押圧される部分とに区別さ
れ、しかも、両部分の境界は、ビームの軸方向に
常に一定の位置に留まるから、ビームの外表面に
有害な段が発生するおそれがあるものである。そ
こで、この問題を解決するために、ビームフラン
ジの内面に当接させる側の反対側の端面を、軸心
に対する斜交平面としたプレスローラが知られて
おり(実公昭61−26382号公報)、このものは、前
記境界が、ビームの軸方向に略正弦波状に蛇行振
動するから、ビームの外表面における段の発生を
有効に防止することができるとするものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来技術によるときは、巨
視的に見るときは、前記境界が蛇行振動して、段
の発生を防止することができることは事実である
けれども、これを微視的に見るときは、プレスロ
ーラの端面を形成するエツジ部分が、周期的に、
ビームの外表面を形成する名経糸を斜めに横切る
こととなり、しかも、そのとき、そのエツジ部分
においても規定の押圧力が作用しているから、経
糸は、エツジ部分が横切る個所ごとに、周期的
に、損傷を受けるおそれがある。
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の
問題点に鑑み、前記境界を蛇行振動せしめるのに
代えて、プレスローラによつてビームの外表面に
加える押圧力を、プレスローラの先端に近付くに
従つて連続的に漸減せしめることによつて、段の
発生を有効に防止することができるのみならず、
プレスローラの端面を形成するエツジ部分による
経糸の損傷のおそれをも排除することができる、
新規の、ビーミングマシン用プレスローラを提供
することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの考案の構成
は、全長がビームの全幅より短く、一端面をビー
ムフランジの内面に当接しながら転動する2本ロ
ーラ式のビーミングマシン用プレスローラにおい
て、上記端面の反対側の一端に、先端に近付くに
従つて外径が減少する先端部を形成したことをそ
の要旨とする。
作 用 而して、この構成によるときは、円筒形の本体
部を、転動コロを以つて2点で支持し、全体をビ
ームの外表面に押し付けながら消極的に転動せし
めるとき、先端部の外径が先端に近付くに従つて
小さくなつているので、ビームの外表面に作用す
る押圧力も、また、先端に行くにつれて連続的に
減少し、したがつて、ビームの外表面に段が発生
するおそれがないのみならず、従来のもののよう
に、端面を形成するエツジ部分が存在しないの
で、経糸を損傷するおそれもないように作用する
ものである。
実施例 以下、図面を以つて実施例を説明する。
ビーミングマシン用プレスローラ(以下、単
に、プレスローラという)10は、円筒形の本体
部11の一端に、円錐台形の先端部12を形成し
てなる(第1図)。
本体部11は、硬質クロームメツキ等の適当な
表面処理を施した金属パイプ製であつて、その一
端には、たとえば、ナイロン等の比較的軟質の合
成樹脂製のキヤツプ13aを固着してある。キヤ
ツプ13aは、その中央部においてやや膨出した
円板状であつて、本体部11との固着方法は任意
である。
先端部12は、その基部における外径が本体部
11の外径に等しく、先端に行くに従つて、外径
dが直線的に減少する円錐台形であつて、その材
質は、本体部11のそれと同質の金属であつても
よいが、それよりやや軟い硬質合成樹脂ないし硬
質ゴム等であつてもよい。先端部12と本体部1
1との固着方法も、特に問うものではないが、た
とえば、本体部11に嵌合する突部12aを先端
部12の底面に形成し、この突部12aを本体部
11の端部に嵌入し、両者の接合面を接着するこ
とによるのも一法である(第2図)。
先端部12の先端面には、前記キヤツプ13a
と同様な別のキヤツプ13bを固着してある。
而して、本体部11の長さをL1、先端部12
のそれをL2とするとき、その全長L=L1+L2は、
組み合わせるべきビームBの全幅WBに対して、
L1>>L2、L<WBとなるように各部の寸法を定
めるものとする(第1図)。
かかる構成のプレスローラ10は、2本を対に
して、ビームBの外表面B1に押圧力を加えるた
めに使用する(第3図、第4図)。
ビームBは、駆動軸BSのまわりに回転駆動さ
れて、ビームフランジBF,BFの間に、糸シート
Sを巻き取つている。一方、一対のプレスローラ
10,10は、互いに、その向きを反対方向にし
て、各3個の転動コロRL,RL…を上面に有する
2基のローラスタンドRS,RS上に、転動コロ
RL,RL…を介して、支承されている。ここで、
各ローラスタンドRS,RSは、各プレスローラ1
0の本体部11側の一端が、それぞれ、相対向す
るビームフランジBFに当接するときに、ともに、
2本のプレスローラ10,10の本体部11,1
1を2点で支承するような位置に配設されている
ものとし、また、3個の転動コロRL,RL…は、
プレスローラ10,10が回転するとき、各プレ
スローラ10に対して、それぞれ、本体部11が
当接する側のビームフランジBFの内面の方向の
力を及ぼすことができるように(第3図における
矢印K,K)、プレスローラ10,10に対して
反対方向に傾けて配設してある。
いま、ローラスタンドRS,RSを上方に駆動し
て、プレスローラ10,10を、ビームBの外表
面B1に押し付けると(第4図における矢印K1)、
プレスローラ10,10は、転動コロRL,RL…
とビームBの外表面B1とに挟まれて、その位置
で消極回転する一方、ローラスタンドRS,RSの
押上げ力に等しい押圧力を、外表面B1に加える
ことができる。と同時に、プレスローラ10,1
0は、それぞれ、ビームフランジBFの内面の方
向の力を受けるから、本体部11の一端は、シー
ムフランジBFの内面に当接して位置決めされ、
したがつて、プレスローラ10,10は、定位置
で転動しつつ、ビームBに巻き取られる糸シート
Sを巻き締めることができるものである。
そこで、プレスローラ10の本体部11から先
端部12にかけての部分とビームBの外表面B1
との接触部分に着目すると(第5図)、本体部1
1は、その軸方向に均一外径の円筒形であるか
ら、本体部11がビームBの外表面B1に及ぼす
押圧力P1,P1…は、その軸方向のいずれの位置
においても同一であるけれども、先端部12は円
錐台形であるから、先端部12がビームBの外表
面B1に及ぼす押圧力P2,P2…は、その先端に行
くに従つて連続的に減少するものとなつている。
加えて、本体部11と先端部12の境界線11a
に極く近い位置においては、P2≒P1が成立し、
さらに、ビームBの外表面B1を形成する最外層
の経糸S1,S1…は、押圧力P2の、先端部12の
母線方向の成分P2aによつて、ビームBの軸方向
への力を受けるが、この力P2aも、また、先端に
行くに従つて漸減するものとなつている。したが
つて、ビームBの外表面B1上には、境界線11
aを挟んで、押圧力P1,P2の間に不連続性がな
く、しかも、外表面B1を形成する経糸S1,S1
は、力P2aを受け、互いに、その間隙を均等に
するようになされるので、境界線11aに対応す
る位置、ないし、その近傍に段を生じるおそれ
は、殆んど皆無とすることができるものである。
なお、ビームBの巻き硬度の大きいガラス繊維
糸等に対する先端部12のテーパ角θ(第2図に
おける角度θ)の大きさとしては、巻き硬度が小
さい一般紡績糸に対するテーパ角θより小さく選
定するのが好適である。
また、この実施例において、本体部11の一端
に設けるキヤツプ13aは、フランジBFの内面
に対する緩衝材であり、先端部12の先端面に設
けるキヤツプ13bは、先端部12に対する、単
なる保護材である。よつて、キヤツプ13bは、
これを削除することもできるものとする。
他の実施例 本体部11と先端部12とは、別部材とするこ
となく、一部材から形成してもよい。一般に、先
端部12のテーパ角θが大きいときは、先端部1
2の部分の肉厚を大きくとる必要があるので、本
体部11と先端部12とを同一部材から形成する
ことは困難であるが、テーパ角θが小さいとき
は、両者を同一部材とすることは容易である。
先端部12の外面の形状は、外径dが、先端に
近付くに従つて、滑らかな曲線状に減少するもの
とすることができる(第6図、第7図)、本体部
11と先端部12との境界線11aの位置におい
て、両者の外面が滑らかに連続するようにするこ
とができるから、この位置における段の形成は、
一層よく抑制することができる。
考案の効果 以上述べたように、この考案によれば、2本ロ
ーラ式のビーミングマシン用プレスローラにおい
て、円筒形の本体部の一端に、先端に近付くに従
つて外径が減少する先端部を形成することによつ
て、プレスローラによる、ビームの外表面に対す
る押圧力も、また、先端に近付くに従つて、連続
的に漸減するものとすることができ、しかも、プ
レスローラの端面には、何ら、エツジ部分が存在
しなくなるから、ビームの外表面に段が形成され
たり、ビームの外表面を形成する各経糸を損傷し
たりするおそれを有効に排除することができると
いう優れた効果がある。
加えて、プレスローラの端面を斜交平面に形成
するときに比して、加工が格段に容易であるとい
う実用的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は実施例を示し、第1図は
全体構成説明図、第2図は要部拡大断面図、第3
図と第4図は使用状態説明図、第5図は要部拡大
説明図である。第6図と第7図は、それぞれ、別
の実施例を示す第5図相当図である。 B…ビーム、BF…ビームフランジ、L…全長、
d…先端部の外径、WB…ビームの全幅、10…
ビーミングマシン用プレスローラ、11…本体
部、12…先端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 全長がビームの全幅より短く、一端面をビー
    ムフランジの内面に当接しながら転動する2本
    ローラ式のビーミングマシン用プレスローラに
    おいて、上記端面の反対側の一端に、先端に近
    付くに従つて外径が減少する先端部を形成した
    ことを特徴とするビーミングマシン用プレスロ
    ーラ。 2 前記先端部は、前記本体部とは別の部材から
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のビーミングマシン用プ
    レスローラ。
JP18178986U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH0343257Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18178986U JPH0343257Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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JP18178986U JPH0343257Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS6385678U JPS6385678U (ja) 1988-06-04
JPH0343257Y2 true JPH0343257Y2 (ja) 1991-09-10

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JP18178986U Expired JPH0343257Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Families Citing this family (2)

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JPH072624Y2 (ja) * 1989-03-24 1995-01-25 津田駒工業株式会社 巻取機におけるプレスローラ装置
KR100872551B1 (ko) 2007-09-21 2008-12-05 김근종 정경기용 경사빔 및 이를 이용하여 제직된 직물

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JPS6385678U (ja) 1988-06-04

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