JP2697914B2 - 線状体圧延機 - Google Patents
線状体圧延機Info
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- JP2697914B2 JP2697914B2 JP1229667A JP22966789A JP2697914B2 JP 2697914 B2 JP2697914 B2 JP 2697914B2 JP 1229667 A JP1229667 A JP 1229667A JP 22966789 A JP22966789 A JP 22966789A JP 2697914 B2 JP2697914 B2 JP 2697914B2
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- Japan
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- rolling
- linear body
- rolling mill
- guide
- rolled
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/16—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section
- B21B1/18—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling wire rods, bars, merchant bars, rounds wire or material of like small cross-section in a continuous process
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/14—Guiding, positioning or aligning work
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B23/00—Tube-rolling not restricted to methods provided for in only one of groups B21B17/00, B21B19/00, B21B21/00, e.g. combined processes planetary tube rolling, auxiliary arrangements, e.g. lubricating, special tube blanks, continuous casting combined with tube rolling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延すべき線状体を種々の角度から圧延し
て線状体を縮径する線状体圧延機の改良に関するもので
ある。
て線状体を縮径する線状体圧延機の改良に関するもので
ある。
本出願人は、先に、圧延すべき線状体を種々の角度か
ら圧延して線状体を縮径するために相互に平行な軸線上
に配置された複数対の圧延ロールから成り、各対の圧延
ロールはその軸線に対し傾斜し相互に圧延間隙を介して
対向する雄型傾斜肩面と雌型傾斜肩面とをそれぞれ有
し、これらの複数対の圧延ロールのいくつかは他の対の
圧延ロールに対し雌型傾斜肩面と雄型傾斜肩面とが交互
に逆向きに形成されている線状体圧延機を提案した(特
開昭59−87901号公報及び特公平1−23201号公報参
照)。この圧延機は、圧延ロールがすべて平行な軸線上
に配置された同じ向きとなるため装置が全体的に小型化
され、また製品の寸法替えは各対の圧延ロールの圧延間
隙を調整するのみで達成されるので有利である。
ら圧延して線状体を縮径するために相互に平行な軸線上
に配置された複数対の圧延ロールから成り、各対の圧延
ロールはその軸線に対し傾斜し相互に圧延間隙を介して
対向する雄型傾斜肩面と雌型傾斜肩面とをそれぞれ有
し、これらの複数対の圧延ロールのいくつかは他の対の
圧延ロールに対し雌型傾斜肩面と雄型傾斜肩面とが交互
に逆向きに形成されている線状体圧延機を提案した(特
開昭59−87901号公報及び特公平1−23201号公報参
照)。この圧延機は、圧延ロールがすべて平行な軸線上
に配置された同じ向きとなるため装置が全体的に小型化
され、また製品の寸法替えは各対の圧延ロールの圧延間
隙を調整するのみで達成されるので有利である。
しかし、この圧延機は、圧延すべき線状体が圧延ロー
ルの傾斜肩面によって倒れる傾向がある。本出願人は、
雌雄の傾斜肩面を有する圧延ロールの下流側に1対の円
柱状圧延ロールを備えた線状体圧延機を提案した(特開
昭60−187401号公報参照)。
ルの傾斜肩面によって倒れる傾向がある。本出願人は、
雌雄の傾斜肩面を有する圧延ロールの下流側に1対の円
柱状圧延ロールを備えた線状体圧延機を提案した(特開
昭60−187401号公報参照)。
しかし、本出願人が提案した後者の従来技術の線状体
圧延機は、第1圧延スタンドで傾斜肩面を有する圧延ロ
ールによって圧延するので、線状体は上下方向からの対
称な圧下力の外に傾斜肩面との間の摩擦による剪断荷重
を受け、このため圧延機の入口で線状体は回転モーメン
トを受ける。従って、線状体が回転しながら圧延機に引
き込まれると、線状体はねじれを伴なって圧延されるの
で、製品の表面品質及び内部品質が低下し、線状体の加
工性が低い場合には、次の伸線工程で断線を起す欠点が
あった。
圧延機は、第1圧延スタンドで傾斜肩面を有する圧延ロ
ールによって圧延するので、線状体は上下方向からの対
称な圧下力の外に傾斜肩面との間の摩擦による剪断荷重
を受け、このため圧延機の入口で線状体は回転モーメン
トを受ける。従って、線状体が回転しながら圧延機に引
き込まれると、線状体はねじれを伴なって圧延されるの
で、製品の表面品質及び内部品質が低下し、線状体の加
工性が低い場合には、次の伸線工程で断線を起す欠点が
あった。
また、圧延すべき線状体が適当な太さを有する場合に
は、特別な手段を講じなくても材料自体のねじり剛性に
よって圧延中の回転が抑えられることがあるが、圧延終
了時にこの拘束がなくなるので、線状体の終端部は回転
しながら圧延機に導入されることになる。従って、仕上
った線状体の終端部は、回転する場合と回転しない場合
とで幅広がり特性が異なるので、他の部分と寸法差が生
じ、それが許容公差を越えると、この部分が不良となっ
て歩留りが低下する欠点があった。
は、特別な手段を講じなくても材料自体のねじり剛性に
よって圧延中の回転が抑えられることがあるが、圧延終
了時にこの拘束がなくなるので、線状体の終端部は回転
しながら圧延機に導入されることになる。従って、仕上
った線状体の終端部は、回転する場合と回転しない場合
とで幅広がり特性が異なるので、他の部分と寸法差が生
じ、それが許容公差を越えると、この部分が不良となっ
て歩留りが低下する欠点があった。
本発明の目的は、上記の欠点を回避し、線状体が回転
しがら圧延機に導入されるのを防止して圧延すべき線状
体の品質及び歩留りを高くすることができる線状体圧延
機を提供することにある。
しがら圧延機に導入されるのを防止して圧延すべき線状
体の品質及び歩留りを高くすることができる線状体圧延
機を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、相互に平行
な軸線上に配置された第1と第2との対の圧延ロールを
それぞれ有する第1と第2との圧延スタンドから成り、
第1の圧延スタンドの第1の対の圧延ロールはその軸線
に対し傾斜し相互に圧延間隙を介して対向する傾斜肩面
をそれぞれ有し、第2の圧延スタンドの第2の対の圧延
ロールは円柱状である線状体圧延機において、圧延機の
入口に設置され圧延すべき線状体が回転することがない
ように圧延によって圧延ロールからの反力によるモーメ
ントを受ける円弧状ガイドを備えたことを特徴とする線
状体圧延機を提供するものである。
な軸線上に配置された第1と第2との対の圧延ロールを
それぞれ有する第1と第2との圧延スタンドから成り、
第1の圧延スタンドの第1の対の圧延ロールはその軸線
に対し傾斜し相互に圧延間隙を介して対向する傾斜肩面
をそれぞれ有し、第2の圧延スタンドの第2の対の圧延
ロールは円柱状である線状体圧延機において、圧延機の
入口に設置され圧延すべき線状体が回転することがない
ように圧延によって圧延ロールからの反力によるモーメ
ントを受ける円弧状ガイドを備えたことを特徴とする線
状体圧延機を提供するものである。
このように、圧延機の入口に圧延すべき線状体の回転
を防止する円弧状ガイドを設けると、線状体は回転、即
ちねじれを起すことなく圧延機に導入されるから線状体
の表面及び内部の品質を低下することがない上に加工性
が低い線状体でも断線を起すことがなく、また線状体の
全長に亙って幅広がり特性が一定となるので高い歩留り
を得ることができる。
を防止する円弧状ガイドを設けると、線状体は回転、即
ちねじれを起すことなく圧延機に導入されるから線状体
の表面及び内部の品質を低下することがない上に加工性
が低い線状体でも断線を起すことがなく、また線状体の
全長に亙って幅広がり特性が一定となるので高い歩留り
を得ることができる。
〔実施例〕 本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第1図及び第2図は本発明に係る線状体圧延機10を示
し、この線状体圧延機10は、相互に平行な軸線上に配置
された第1と第2との対の圧延ロール12、14をそれぞれ
有する第1と第2との圧延スタンド16、18から成ってい
る。図示の実施例では、第1の対の圧延ロール12は12
A、12B、12Cで示す3対であり、第2の対の圧延ロール1
4は1対であるのが示されている。
第1図及び第2図は本発明に係る線状体圧延機10を示
し、この線状体圧延機10は、相互に平行な軸線上に配置
された第1と第2との対の圧延ロール12、14をそれぞれ
有する第1と第2との圧延スタンド16、18から成ってい
る。図示の実施例では、第1の対の圧延ロール12は12
A、12B、12Cで示す3対であり、第2の対の圧延ロール1
4は1対であるのが示されている。
第1の圧延スタンド16の第1の対の圧延ロール12A
は、第3図に示すように、その軸線に対し傾斜し相互に
圧延間隙を介して対向する傾斜肩面20、22をそれぞれ有
するロール24、24′から成り、2対目の圧延ロール12B
と3対目の圧延ロール12Cとは傾斜肩面20、22の向きが
交互に逆となるように設定されている。
は、第3図に示すように、その軸線に対し傾斜し相互に
圧延間隙を介して対向する傾斜肩面20、22をそれぞれ有
するロール24、24′から成り、2対目の圧延ロール12B
と3対目の圧延ロール12Cとは傾斜肩面20、22の向きが
交互に逆となるように設定されている。
一方、第2の圧延スタンド18の第2の対の圧延ロール
14は円柱状圧延ロールから成っている。
14は円柱状圧延ロールから成っている。
圧延すべき線状体1は、第1及び第2の圧延スタンド
16、18を順次進行して圧延される。即ち、線状体1は、
先ず第4図(A)に示すように、第1の対の圧延スタン
ド16の圧延ロール12Aによって矢印で示す傾斜角度で圧
延され、次いで第4図(B)に示すように、第1の対の
圧延ロール12Bによって90度異なる傾斜角度で矢印で示
す傾斜角度で圧延され、また第4図(C)に示すよう
に、最後の第1の対の圧延ロール12Cによって第4図
(A)と同じように再び元の傾斜角度と同じ角度で圧延
され、このようにして所定の減面率で圧延された線状体
1が得られる。第2の対の圧延ロール14は、既にのべた
ように、圧延すべき線状体1が第1の対の圧延ロール12
の傾斜肩面20、22によって倒れるのを防止する作用を有
する。
16、18を順次進行して圧延される。即ち、線状体1は、
先ず第4図(A)に示すように、第1の対の圧延スタン
ド16の圧延ロール12Aによって矢印で示す傾斜角度で圧
延され、次いで第4図(B)に示すように、第1の対の
圧延ロール12Bによって90度異なる傾斜角度で矢印で示
す傾斜角度で圧延され、また第4図(C)に示すよう
に、最後の第1の対の圧延ロール12Cによって第4図
(A)と同じように再び元の傾斜角度と同じ角度で圧延
され、このようにして所定の減面率で圧延された線状体
1が得られる。第2の対の圧延ロール14は、既にのべた
ように、圧延すべき線状体1が第1の対の圧延ロール12
の傾斜肩面20、22によって倒れるのを防止する作用を有
する。
本発明の線状体圧延機10は、圧延機10の入口に設置さ
れてサプライスタンド26から供給され圧延すべき線状体
1が回転することがないように案内する円弧状ガイド28
を備えている。この円弧状ガイド28は、線状体1の圧延
によって圧延ロール12から受ける反力によるモーメント
に耐えることができる剛性を有していて、この剛性によ
って圧延機10に導入される線状体1の回転を生ずること
がないように拘束している。
れてサプライスタンド26から供給され圧延すべき線状体
1が回転することがないように案内する円弧状ガイド28
を備えている。この円弧状ガイド28は、線状体1の圧延
によって圧延ロール12から受ける反力によるモーメント
に耐えることができる剛性を有していて、この剛性によ
って圧延機10に導入される線状体1の回転を生ずること
がないように拘束している。
第1図及び第2図に示す実施例では、この円弧状ガイ
ド28は、第5図乃至第7図に拡大して示すように、サプ
ライスタンド26から圧延機10の入口まで延びるガイドパ
イプ28Aから成っている。この実施例では、サプライス
タンド26は水平軸を有し、一方圧延スタンド16の第1の
体の圧延ロール12Aのパスラインが高い位置にあるの
で、ガイドパイプ28Aは上向きに立ち上っている。従っ
て、円弧状ガイド28の円弧の軸は水平であり、またガイ
ドの円弧の面は地面に対し垂直である。このガイドパイ
プ28Aは、その両端を圧延機10の機台11にトルク支持用
ステー30、32によって強固に支持されている。
ド28は、第5図乃至第7図に拡大して示すように、サプ
ライスタンド26から圧延機10の入口まで延びるガイドパ
イプ28Aから成っている。この実施例では、サプライス
タンド26は水平軸を有し、一方圧延スタンド16の第1の
体の圧延ロール12Aのパスラインが高い位置にあるの
で、ガイドパイプ28Aは上向きに立ち上っている。従っ
て、円弧状ガイド28の円弧の軸は水平であり、またガイ
ドの円弧の面は地面に対し垂直である。このガイドパイ
プ28Aは、その両端を圧延機10の機台11にトルク支持用
ステー30、32によって強固に支持されている。
このように、サプライスタンド26から繰り出された圧
延すべき線状体1は、ガイドパイプ28Aによって拘束さ
れて回転を抑制されながら圧延機10に導入されるので、
線状体1は圧延機10内で常に正しい姿勢で進むため、線
状体1の表面及び内部の品質を低下することがなく、ま
た加工性が低い線状体でも断線を起すことがない。更
に、線状体1は、その終端部を含めて拘束されるので、
その全長に亙って幅広がり特性が一定となり、従って高
い歩留りで所定の製品を得ることができる。
延すべき線状体1は、ガイドパイプ28Aによって拘束さ
れて回転を抑制されながら圧延機10に導入されるので、
線状体1は圧延機10内で常に正しい姿勢で進むため、線
状体1の表面及び内部の品質を低下することがなく、ま
た加工性が低い線状体でも断線を起すことがない。更
に、線状体1は、その終端部を含めて拘束されるので、
その全長に亙って幅広がり特性が一定となり、従って高
い歩留りで所定の製品を得ることができる。
第8図乃至第10図は円弧状ガイド28を種々変形した本
発明の他の幾つかの実施例を示す。
発明の他の幾つかの実施例を示す。
先ず、第8図の実施例では、サプライスタンド26から
一旦線状体1をガイドローラ34を介して立ち上げて下向
きに円弧状に案内するように円弧状ガイド28を設けた例
を示し、この場合も円弧状ガイド28はガイドパイプ28B
から成っている。これは線状体1が充分に可撓性を有す
る場合に適用することができ、この場合ガイド28の円弧
の軸はパスラインよりも上にあるが、この円弧の面は第
1図及び第2図の場合と同様に地面に対して垂直であ
る。
一旦線状体1をガイドローラ34を介して立ち上げて下向
きに円弧状に案内するように円弧状ガイド28を設けた例
を示し、この場合も円弧状ガイド28はガイドパイプ28B
から成っている。これは線状体1が充分に可撓性を有す
る場合に適用することができ、この場合ガイド28の円弧
の軸はパスラインよりも上にあるが、この円弧の面は第
1図及び第2図の場合と同様に地面に対して垂直であ
る。
次に、第9図及び第10図の実施例では、円弧状ガイド
28の円弧面が地面に対して垂直でなく斜めになっている
例を示し、従って、サプライスタンド26はパスラインに
対してワークサイド側(第9図)またはドライブサイド
側(第10図)にずれて配置されている。これらの実施例
でも、円弧状ガイド28はガイドパイプ28C、28Dから成っ
ている。
28の円弧面が地面に対して垂直でなく斜めになっている
例を示し、従って、サプライスタンド26はパスラインに
対してワークサイド側(第9図)またはドライブサイド
側(第10図)にずれて配置されている。これらの実施例
でも、円弧状ガイド28はガイドパイプ28C、28Dから成っ
ている。
円弧状ガイド28は、上記実施例では、ガイドパイプ28
A乃至28Dから成っているが、これらのガイドパイプ28A
乃至29Dは、その内部で線状体1が金属接触することが
ないように、内面にナイロン、含油金属の如き内張り36
を有するのが好ましい。このような内張り36は、特に、
線状体1が当り易い部分に限定して設けてもよい。ま
た、これらの円弧状ガイド28は、第12図及び第13図に示
すように、回転軸線を交互に反転させて配置された複数
のガイドローラ38、38′から成っていてもよい。このよ
うに、円弧状ガイド28がガイドローラ群から成っている
と、線状体1との接触面積が少なく、こすれ傷の発生を
防止することができるので好ましい。
A乃至28Dから成っているが、これらのガイドパイプ28A
乃至29Dは、その内部で線状体1が金属接触することが
ないように、内面にナイロン、含油金属の如き内張り36
を有するのが好ましい。このような内張り36は、特に、
線状体1が当り易い部分に限定して設けてもよい。ま
た、これらの円弧状ガイド28は、第12図及び第13図に示
すように、回転軸線を交互に反転させて配置された複数
のガイドローラ38、38′から成っていてもよい。このよ
うに、円弧状ガイド28がガイドローラ群から成っている
と、線状体1との接触面積が少なく、こすれ傷の発生を
防止することができるので好ましい。
次に、本発明の具体例をのべると、第1の具体例で
は、圧延すべき線状体1は、第1図及び第2図の形態の
円弧状ガイド28を用いて案内しつつ圧延機10に導入した
が、この際用いられた線状体1は直径5mmのりん青銅で
あった。線状体1はサプライスタンド26のスプールに巻
かれており、その最外層の直径は約400mmであった。サ
プライスタンドの水平軸の高さは地面から300mmであ
り、パスラインの高さは1300mmであった。円弧状ガイド
28と曲率半径は180mmとし、円弧の90゜分をガイドパイ
プで作成し、第7図に示す方法で機台に固定した。ガイ
ドパイプは内面を研磨したステンレスパイプから作り、
その内径は8mmとした。圧延速度400m/分で線状体を圧延
して高品質の線状体を安定して得ることができた。
は、圧延すべき線状体1は、第1図及び第2図の形態の
円弧状ガイド28を用いて案内しつつ圧延機10に導入した
が、この際用いられた線状体1は直径5mmのりん青銅で
あった。線状体1はサプライスタンド26のスプールに巻
かれており、その最外層の直径は約400mmであった。サ
プライスタンドの水平軸の高さは地面から300mmであ
り、パスラインの高さは1300mmであった。円弧状ガイド
28と曲率半径は180mmとし、円弧の90゜分をガイドパイ
プで作成し、第7図に示す方法で機台に固定した。ガイ
ドパイプは内面を研磨したステンレスパイプから作り、
その内径は8mmとした。圧延速度400m/分で線状体を圧延
して高品質の線状体を安定して得ることができた。
本発明の第2の具体例では、圧延すべき線状体1は、
直径が8mmのタフピッチ銅であり、第8図のガイドパイ
プ28Bとその下流側に設けられた図示しない複数のガイ
ドローラ群とを含む円弧状ガイド28を用いて案内しつつ
圧延機に導入した。線状体1はサプライスタンド26から
高さが4mのアイドラローラ34を経てガイドパイプ28B及
びガイドローラ群を導き、このガイドローラ群から直ち
に圧延機に導入した。ガイドパイル28Bは内径が10mmの
ステンレスパイプであり、このガイドローラ群の各ロー
ラは直径が50mmであった。圧延速度30m/分で線状体を圧
延した表面品質の良好な線状体を安定して得ることがで
きた。
直径が8mmのタフピッチ銅であり、第8図のガイドパイ
プ28Bとその下流側に設けられた図示しない複数のガイ
ドローラ群とを含む円弧状ガイド28を用いて案内しつつ
圧延機に導入した。線状体1はサプライスタンド26から
高さが4mのアイドラローラ34を経てガイドパイプ28B及
びガイドローラ群を導き、このガイドローラ群から直ち
に圧延機に導入した。ガイドパイル28Bは内径が10mmの
ステンレスパイプであり、このガイドローラ群の各ロー
ラは直径が50mmであった。圧延速度30m/分で線状体を圧
延した表面品質の良好な線状体を安定して得ることがで
きた。
本発明の第3の具体例では、圧延すべき線状体1は、
直径が10mmの65/35黄銅であり、第9図のように直径が
約800mmのコイルをターンテーブル式のサプライスタン
ドの上に乗せて高さが1300mmのパスラインを有する圧延
機に供給した。圧延材料は剛性を高く、垂直な円弧面を
有する円弧に沿って案内するのが難しかったので、サプ
ライスタンド上のコイルの軸をパスラインからワークサ
イド側にずらせて圧延機入口からみて約45゜傾いた平面
上にある円弧を案内経路とした。円弧状ガイドは内径が
15mmのステンレスパイプから作り、円弧の曲率半径は30
0mmとした。
直径が10mmの65/35黄銅であり、第9図のように直径が
約800mmのコイルをターンテーブル式のサプライスタン
ドの上に乗せて高さが1300mmのパスラインを有する圧延
機に供給した。圧延材料は剛性を高く、垂直な円弧面を
有する円弧に沿って案内するのが難しかったので、サプ
ライスタンド上のコイルの軸をパスラインからワークサ
イド側にずらせて圧延機入口からみて約45゜傾いた平面
上にある円弧を案内経路とした。円弧状ガイドは内径が
15mmのステンレスパイプから作り、円弧の曲率半径は30
0mmとした。
本発明の第4の具体例では、圧延すべき線状体1は、
直径が15mmのタフピッチ銅であり、サプライスタンドと
円弧状ガイドとは第3の具体例と同じであったが、線状
体材料は剛性が高く、パイプガイドでは擦れ傷が発生す
るので、3次元円弧上に配列されたガイドローラ群によ
って案内した。
直径が15mmのタフピッチ銅であり、サプライスタンドと
円弧状ガイドとは第3の具体例と同じであったが、線状
体材料は剛性が高く、パイプガイドでは擦れ傷が発生す
るので、3次元円弧上に配列されたガイドローラ群によ
って案内した。
本発明によれば、上記のように、、圧延機の入口に圧
延すべき線状体の回転を防止する円弧状ガイドを設けた
ので、線状体は回転を起すことなく圧延機に導入される
から線状体の表面及び内部の品質を低下することがない
上に加工性が低い線状体でも断線を起すことがなく、ま
た線状体の全長に亙って幅広がり特性が一定となるので
高い歩留りで圧延することができる実益がある。
延すべき線状体の回転を防止する円弧状ガイドを設けた
ので、線状体は回転を起すことなく圧延機に導入される
から線状体の表面及び内部の品質を低下することがない
上に加工性が低い線状体でも断線を起すことがなく、ま
た線状体の全長に亙って幅広がり特性が一定となるので
高い歩留りで圧延することができる実益がある。
第1図及び第2図は本発明に係る線状体圧延機の側面図
及び正面図、第3図は第1の圧延スタンドの拡大斜視
図、第4図は線状体が圧延される過程を示す断面図、第
5図は第1図及び第2図の圧延機の要部の拡大正面図、
第6図及び第7図は本発明の要部の拡大側面図及び斜視
図、第8図は本発明の他の実施例の要部の概略側面図、
第9図及び第10図はそれぞれ本発明の更に他の異なる実
施例の正面図及び斜視図、第11図は本発明に用いられる
円弧状ガイドの変形例の一部を断面で示す側面図、第12
図及び第13図は本発明に用いられる円弧状ガイドの更に
他の変形例の斜視図及びその左側面図である。 1……線状体、10……線状体圧延機、12……第1の対の
圧延ロール、14……第2の対の圧延ロール、16……第1
の圧延スタンド、18……第2の圧延スタンド、20、22…
…傾斜肩面、26……サプライスタンド、28……円弧状ガ
イド、28A、28B、28C、28D……ガイドパイプ、38、38′
……ガイドローラ。
及び正面図、第3図は第1の圧延スタンドの拡大斜視
図、第4図は線状体が圧延される過程を示す断面図、第
5図は第1図及び第2図の圧延機の要部の拡大正面図、
第6図及び第7図は本発明の要部の拡大側面図及び斜視
図、第8図は本発明の他の実施例の要部の概略側面図、
第9図及び第10図はそれぞれ本発明の更に他の異なる実
施例の正面図及び斜視図、第11図は本発明に用いられる
円弧状ガイドの変形例の一部を断面で示す側面図、第12
図及び第13図は本発明に用いられる円弧状ガイドの更に
他の変形例の斜視図及びその左側面図である。 1……線状体、10……線状体圧延機、12……第1の対の
圧延ロール、14……第2の対の圧延ロール、16……第1
の圧延スタンド、18……第2の圧延スタンド、20、22…
…傾斜肩面、26……サプライスタンド、28……円弧状ガ
イド、28A、28B、28C、28D……ガイドパイプ、38、38′
……ガイドローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】相互に平行な軸線上に配置された第1と第
2との対の圧延ロールをそれぞれ有する第1と第2との
圧延スタンドから成り、前記第1の圧延スタンドの第1
の対の圧延ロールはその軸線に対し傾斜し相互に圧延間
隙を介して対向する傾斜肩面をそれぞれ有し、前記第2
の圧延スタンドの第2の対の圧延ロールは円柱状である
線状体圧延機において、前記圧延機の入口に設置され圧
延すべき線状体が回転することがないように圧延によっ
て圧延ロールからの反力によるモーメントを受ける円弧
状ガイドを備えたことを特徴とする線状体圧延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229667A JP2697914B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 線状体圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1229667A JP2697914B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 線状体圧延機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0394905A JPH0394905A (ja) | 1991-04-19 |
JP2697914B2 true JP2697914B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16895789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1229667A Expired - Lifetime JP2697914B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 線状体圧延機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697914B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5396939B2 (ja) * | 2009-03-16 | 2014-01-22 | 三菱マテリアル株式会社 | 荒引銅線の製造方法、荒引銅線の製造装置及び荒引銅線 |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1229667A patent/JP2697914B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0394905A (ja) | 1991-04-19 |
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