JPH0370719A - 成形物及びその成形物の高速製造方法 - Google Patents

成形物及びその成形物の高速製造方法

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JPH0370719A
JPH0370719A JP20757989A JP20757989A JPH0370719A JP H0370719 A JPH0370719 A JP H0370719A JP 20757989 A JP20757989 A JP 20757989A JP 20757989 A JP20757989 A JP 20757989A JP H0370719 A JPH0370719 A JP H0370719A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は(1)ガラス繊維パターンのない表面外観に優
れかつ物性に優れた成形物に関するものであり、(2)
さらには、その成形物の生産性が優れる高速製造方法に
関する。
〔従来技術〕
繊維強化型熱硬化性プラスチックの成形性の一つである
レジンインジエクシゴン法(以下、R/■と略す)は、
低圧、低温での底形が可能であるため型代、プレス化等
の設備投資を小さくできる特徴がある。しかし、成形物
の外観と、生産性の点に問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
即ち、これらの要求を満たすためには、ガラス繊維パタ
ーンのない成形物であり、さらには、その成形物の注入
時間がゲルコート層を含めて15分以内で底形できる高
速製造方法が要求される。
しかし、従来技術によるR/T成形では、ガラス繊維パ
ターンのない成形物を得るためには・例えば、不飽和ポ
リエステルの不飽和単量体溶液にポリ酢酸ビニルや、ポ
リスチレン等の熱可塑性樹脂をブレンドするいわゆる低
収縮化剤を用いている。しかし、この手法でガラス繊維
パターンを防止すれば、硬化時間が極端に延びたり、成
形物の熱間の機械的強度が低下するなど生産性、物性の
低下の点でしばしば問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者らは(1)ガラス繊維パターンのない美
麗な成形物(2)さらには、その成形物をゲルコートを
含めて15分以内で成形可能な高速製造方法を鋭意研究
した結果、(1)ゲルコート層と新規なコンパウンド層
とからなる成形物、(2)さらには、それらの成形物が
1個、又は複数個採ることのできるスプルー、ランナー
、及びゲート構造を有する凸型/凹型を用いることによ
り、目的とする(1)ガラス繊維パターンのない美麗な
成形物(2)さらには、その成形物を高速成形可能な製
造方法を完成させる゛にいたった。即ち、本発明は、(
A)a、ビニルエステル樹脂、又は、ビニルエステル樹
脂と不飽和ポリエステル樹脂 : 40〜80重量部 b、  (メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と
スチレン単量体 = 60〜20重量部 C1繊維長0.4〜10mmの繊維強化材・  2〜5
0重量部 d、充填剤    :10〜200重量部e、硬化剤 
   :0.5〜10重量部f、硬化促進剤  : 0
.01〜5重量部からなるコンパウンドを (B)ゲルコート層で覆ったことを特徴とする成形物及
び型が成形物を1個、又は複数個採ることのできるスプ
ルー、ランナー及びゲート構造を有する凸型/凹型であ
ることを特徴とする請求項1の成形物の高速製造方法を
提供するものである。
〔構 威〕
本発明に用いられるビニルエステル樹脂は、エポキシ樹
脂と(メタ)アクリル酸の付加反応から得られるエポキ
シアクリレート、又は多価アルコール、多塩基酸の縮合
物で分子末端にカルボキシル基を有するポリエステルと
グリシシリ(メタ)アクリレートの付加反応から得られ
るポリエステルアクリレートで、(メタ)アクリロイル
基当量(C) −o−c−c=c 1 が215〜860のものが好ましい、更に好ましくは、
(メタ)アクリロイル基当量は270〜630である。
(メタ)アクリロイル基当量が215よりも小さいと、
えられる成形物に粘着性等が生じたり、引っ張り強さ等
が劣るものとなり、860よりも大きいと硬化性が悪く
なり成形時間が長くかかり生産性の劣るものとなる。
本発明のビニルエステル樹脂とは、具体例としてはエポ
キシアクリレート、ポリエステルアクリレートを指称す
るものであり、好ましくはエポキシアクリレートである
。そのエポキシアクリレートとは、ポリエポキサイド(
エポキシ樹脂)とα。
β不飽和−塩基酸とをポリエポキサイドのエポキシ基1
化学当量に対して、不飽和−塩基酸のカルボキシル基が
0.8〜1.1となる比率で反応して得られるエポキシ
アクリレートである。
このポリエポキサイド(エポキシ樹脂)として、代表的
なものをあげれば、多価フェノール類と(メチル)エピ
クロルヒドリンとの縮合物などであるが、多価フェノー
ル類としてはビスフェノールA、  2.2’−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)メタン(通称ビスフェノール
F)、ハロゲン化ビスフェノールA1レゾルシノール、
テトラヒドロキシフェニルエタン、フェノールノボラッ
ク、クレゾールノボラック、ビスフェノールA型ノボラ
ックもしくはビスフェノールF型ノボラックなどが挙げ
られる。またエチレングリコール、ブタンジオール、グ
リセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加
物などのポリオール類と(メチル)エピクロルヒドリン
とから得られるアルコールエーテル型のエポキシ化合物
;ジアミノジフェニルメタン、ジアミノフェニルスルホ
ン、p−アミノフェノールなどのアニリン類と(メチル
)エピクロルヒドリンとから得られるグリシジルアミン
;無水フタル酸、テトラヒドロもしくはヘキサヒドロ無
水フタル酸などの酸無水物をベースとした各種グリシジ
ルエステル類;さらには3.4−エポキシ−6−メチル
シクロヘキシルメチル、3.4−エポキシ−6−メチル
シクロヘキシルカーボネートなどの脂環式エポキシド類
などがある。好ましくはビスフェノール骨格を有するも
のが良い。
又、α、β不飽和−塩基酸としては、アクリル酸、メタ
アクリル酸などが代表的なものである。
本発明の分子末端に(メタ)アクリレート基を有する不
飽和ポリエステルアクリレートとは、飽和多塩基酸又は
その無水物、必要により不飽和多塩基酸又はその無水物
を含む酸成分とアルコール成分とを当量比で2対1とな
るように反応して得られる不飽和ポリエステル即ち、分
子両末端にカルボキシル基を含有する不飽和ポリエステ
ルに不飽和グリシジル化合物を付加反応せしめた不飽和
ポリエステルアクリレートを指称するものである。
このポリエステルを構成する一成分である不飽和グリシ
ジル化合物としては、アクリル酸、メタアクリル酸の不
飽和−塩基酸のグリシジルエステル、例えばグリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート等の如き公知
慣用のものを挙げることができる。尚、かかる不飽和グ
リシジル化合物としてはグリシジルメタクリレートが好
ましい。
二塩基酸成分としては例えばフタル酸、無水フタル酸、
テトラハイドロ無水フタル酸、シス−3−メチル−4−
シクロヘキセン−シス、シス−1,2−ジカルボン酸無
水物、イソフタル酸、テレフタル■、ジメチルテレフタ
ル酸、モノクロルフタル酸、ジクロルフタル酸、トリク
ロルフタル酸、ヘット酸、テトラブロムフタル酸、セパ
チン酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、ピメリン
酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等の公知慣用の飽
和酸またはその無水物あるいはエステル物を用いること
ができる。好ましくは、イソフタル酸が良い。
尚、必要により併用し得る不飽和多塩基酸またはその無
水物としては、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、
シトラコン酸、メタコン酸、塩素化マレイン酸等の如き
公知慣用のα1β−不飽和多塩基酸またはその無水物が
ある。
ポリエステルアクリレートのアルコール成分としては、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ll3−ブチ
レングリコール、2.3−ブチレングリコール、  1
.4−7’チレングリコール、ネオペンチルグリコール
、ヘキシレングリコール、オクチルグリコール、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール
、ハイドロキノンのエチレンオキサイドまたはプロピレ
ンオキサイド付加物、ビスフエ/ −)LtA(DE○
又はP○付加物、水添ビスフェノールA、  トリシク
ロデカンジメチロール等の公知慣、用の多価アルコール
類が挙げられる。特にビスフェノール骨格を有する剛構
造のグリコールが好ましい。
本発明の不飽和ポリエステルとは、α、β不飽和結合当
量が160〜400あり、必要により飽和多塩基酸を含
む酸成分と多価アルコール成分とを当量比で、1対1と
なるように反応して得られる不飽和ポリエステルを指称
するものである。
α、β不飽和結合当量が400より大きいと硬化性に劣
るし、160より小さいと耐クラツク性が劣るものとな
る。この不飽和ポリエステルを構成する不飽和二塩基酸
成分としては、例えばマレイン酸、フマール酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、メタコン酸、塩素化マレイン酸等
の如き公知慣用のα、β−不飽和二塩基酸またはその無
水物がある。
尚、かかる不飽和二塩基酸としては、マレイン酸無水物
が好ましい。
又、必要により併用し得る飽和多塩基酸成分としては、
例えばフタル酸、無水フタル酸、テトラハイドロ無水フ
タル酸、シス−3−メチル−4−シクロヘキセン−シス
、シス−1,2−ジカルボン酸無水物、イソフタル酸、
テレフタル酸、ジメチルテレフタル酸、モノクロルフタ
ル酸、ジクロルフタル酸、トリクロルフタル酸、ヘット
酸、テトラブロムフタル酸、セパチン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、トリメリット酸、
ピロメリット酸等の公知慣用の飽和酸またはその無水物
あるいはエステル物を用いることができる。
不飽和ポリエステルのアルコール成分としては、例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、1.3−ブチ
レングリコール、2.3−ブチレングリコール、1.4
−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキ
シレングリコール、オクチルグリコール、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト−ル、ハイ
ドロキノンのエチレンオキサイド(EOと称す)または
プロピレンオキサイド(POと称す)付加物、ビスフェ
ノールAのEO又はPO付加物、水添ビスフェノールA
1 トリシクロデカンジメチロール等の公知慣用の多価
アルコール類が挙げられる。特にプロピレングリコール
が好ましい。
本発明におけるビニルエステル樹脂(イ)ト不飽和ポリ
エステル樹脂(ロ)を混合して用いる時、その混合重量
比率は、(イ):(ロ)=100:0〜10:90であ
る。好ましくは(イ):(ロ)=100:0〜20:8
0である。
不飽和ポリエステル樹脂(ロ)が90重量部より多いと
硬化性が悪くなるといった問題がある。
本発明に於ける樹脂(A)(a)は、ビニルエステル樹
脂、又はビニルエステル樹脂と不飽和ポリエステル樹脂
は、40〜80重量部、好ましくは50〜70重景部で
あり、40重量部より少ないと硬化性が悪くなり型から
流出した樹脂の表面がいつまでも粘着性が残るものであ
る、80重量部より多いと粘度が高くなり成形時間が長
くなったり、架橋密度が十分に高くならず引っ張り強さ
等の物性が劣るものである。
本発明の於ける(メタ)アクリル酸アルキルエステル単
量体(b)としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2エ
チルヘキシル等の各単量体が挙げられる。特に好ましく
は、低粘度及び速硬化性の点で(メタ)アクリル酸メチ
ルエステル単量体である。
本発明では(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体
、又は(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体とス
チレン単量体の混合系単量体の20〜60重量部に、前
記ビニルエステル樹脂、又はビニルエステル樹脂と不飽
和ポリエステル樹脂を溶解して用い、好ましくは30〜
50重量部用い好ましくは(X): (Y)=90 :
 10〜30:70(重量比)で用いる。
本発明に用いられる繊維強化材(C)としては、−船釣
にはガラス繊維が挙げられるがその他ビニロン、ポリエ
ステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド等の有機繊維アス
ベスト繊維、カーボン繊維、金属繊維、セラ果ツク繊維
等の無機繊維も挙げられる。
本発明に於ける繊維強化材(C)は、繊維長が0.4〜
1OIIIffIの短繊維で、好ましくは0.5〜8m
l11である。繊維長が0.41!IInより短くなる
と成形物の機械的強度が低いものとなり、10mmより
長くなるとコンパウンドの流動特性が悪くなり注入機か
ら型へ注入できなくなる。
本発明に用いられる充填材は、例えば、炭酸カルシウム
、クレー、タルク、シリカ、マイカ、水酸化アルミニウ
ム、硫酸バリウム、ガラスパウダー、等が挙げられ、好
ましくは、流動性、コスト面で炭酸カルシウムである。
本発明に於ける充填剤の使用量は、10〜200重量部
であり、好ましくは50〜150重量部でましくは10
〜50kg/aflである。
前記したコンパウンドを2つに分け、一方に硬化剤(j
M酸化物)を添加しくA成分)、他方に促進剤を添加し
くA’戒成分、このAA’の二成分を各々別々のライン
中で高圧(注入圧)、好ましくは5〜200 kg/c
i、特に好ましくは、80〜150kg/ajで循環さ
せながら、短時間好ましくは0.1〜180秒、特に好
ましくは0.5〜100秒で型へ注入(射出)する。
本発明では、150°C以下の成形温度(型温度)で成
形されるが、150°C以上で成形すると成形物の熱収
縮が大きくなり、表面にガラス繊維パターンが発生する
ので好ましくない。又、本発明は、強化材を樹脂及び充
填剤と一緒に型内へ注入する方式であるため、従来のR
/I (長繊維強化材をあらかじめ型内に充填しである
)成形法と比べて強度面では不利であるが、繊維強化材
の繊維パターンの発生がないという点で従来法より有利
である。
〔効 果〕
本発明に於けるコンパウンドを用いることにより、従来
のコンパウンド例えば不飽和ポリエステル樹脂のみのも
のに較べて高い機械的強度が得られるばかりでなく、高
速硬化性であるため生産性に優れた成形物の製造方法を
提供できる。
本発明の成形物は、従来品に比べ成形物の表面にガラス
繊維パターンのない美麗なものであり、機械的強度に優
れ、又複数個採りの型を用いて高速成形できるので生産
性も優れたものである。
従って、住宅関連成形物、例えば流しの栓、小物入れ、
洗面化粧台、等大量生産向の成形物用途へ利用すること
ができる。又、各種工業部品用途にも使用することがで
きる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本実
施例のみに限定されるものではない。文中「部」及び「
%」は重量基準である。
参考1ヒ」− 「ビニルエステル樹脂(VE)の調製」温度計、攪拌機
および冷却器を具備した三ツロフラスコに、ビスフェノ
ールAとエピクロルヒドリンとの反応により得られたエ
ポキシ基当量500「エビクロン1050J  (大日
本インキ化学工業■製エポキシ樹脂)5000g(エポ
キシ基10個相当分)、メタクリル酸の860g (カ
ルボキシル基10個相当分)、ハイドロキノンの2.9
3 gおよびトリエチルアミンの21.6 gを仕込ん
で120℃まで昇温させ、同温度で10時間反応を続け
たところ、酸価が3.5で、エポキシ基当量が1500
0以上である固形のビニルエステル樹脂が得られた。か
かるビニルエステル樹脂は、メタロイル基当量が約58
6であった。
参且旌二L 「不飽和ポリエステル樹脂(PH−1)の調製」参考例
−1と同様なる反応装置に無水マレインM540 g、
及び1.2−プロピレングリコール460gを不活性ガ
ス気流中220℃で10時間加熱脱水縮合させて酸価3
0なるものを得た。これにハイドロキノンO,15g添
加して、固形の不飽和ポリエステル樹脂が得られた。か
かる不飽和ポリエステル樹脂は不飽和結合当量が約15
6であった。
参1副り二史 「不飽和ポリエステル樹脂(PE−2)の調製」参考例
−1と同様なる反応装置にプロピレングリコール160
g、無水フタル酸148 g、フマル酸116gを不活
性ガス気流中220°Cで12時間加熱脱水縮合させて
酸価25なるものを得た。
これにハイドロキノン0.6g添加して、固形の不飽和
ポリエステル樹脂が得られた。かかる不飽和ポリエステ
ル樹脂は不飽和結合当量が約370であった。
皇主■二土 「ゲルコート樹脂(GC)の調製」 参考例−lで得られたビニルエステル樹脂(VE)を、
下記の配合で十分に混合溶解し、及び分散させて得られ
る。
ビニルエステル樹脂(VE)    :   60部メ
タクリル酸メチル単量体  ;  40〃実施例−1 50°C温調した70X80X40mmの箱状成形物を
4個採り可能なスプルー、ランナー、及びゲート構造を
有する金型に(第1図参照)、参考例−3で調製したゲ
ルコート樹脂(GC)100部に、6%ナフテン酸コバ
ルトを0.2部添加し・て十分に攪拌混合後、さらに2
5%アセト酢酸エステルパーオキサイド1.0部を添加
して十分に攪拌後、〔コンパウンド配合例〕 a、ビニルエステル樹脂(VE) :不飽和ポリエステ
ル樹脂(PE−1)= 50 : 50混合系樹脂60
部 b、メタクリル酸メチル単量体:スチレン単量体=70
:30混合系単量体 40〃 c、!!i維長1. Ortmの短繊維強化材(富士フ
ァイバーグラス■!IJPEss−010−0404)
10 〃 その結果、3分後に硬化したゲルコート層が得られた。
次に前記ゲルコートした凸型/凹型を20kg/cdで
閉じた金型へ下記配合で調製したコンパウンドをKRA
USS−MAFFEI社製41’1lXING −HE
AD型RIM注入機により、注入圧力150kg/af
iで注入し、10分後説型した。
その結果、ゲルコート層を有するガラス繊維パターンの
無い美麗な成形物を4個同様に得た。成形物の物性測定
結果を表〜2に示した。
d、充填剤;炭酸カルシウム (日東粉化工業■製 NS−100) : 10O〃 e、W化剤;50%ベンゾイルパーオキサイ(日本油脂
■製 ナイバーBMT−M )5〃 f、硬化促進剤;ジメチルパラトルイジン0.6〃 以下、実施例−1〜5及び比較例−1〜7に於いても実
施例−1と同様なる方法で底形を行った。
その内容を表−1に示した。
また、成形物の物性測定結果を表−2に示した。
/ / / / 表−2から明らかな様に、コンパウンドがスチレン単量
体のみであるかく比較例1)、不飽和ポリエステル単独
である(比較例3)と硬化状態が悪く、物性も良くない
。又、繊維強化材の短い場合(比較例4)は、十分な物
性、特にアイゾツト衝撃強度が悪いし、長い場合(比較
例2)は、注入時間と脱型までに時間がかかり成形物表
面に繊維パターンがあるし、硬化剤が多いと(比較例5
)硬化が速く注入できない。更にビニルエステル樹脂と
スチレン単量体(比較例6)とでは硬化状態が悪く物性
も良くない。ゲルコート層を設けない(比較例7)と成
形物表面に繊維パターンが見られ好ましくない。
一方、本願発明は、注入時間及び成型時間も短く、硬化
状態も良好で、各種物性も優れてたものであることが確
認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、4個採り箱型形状金型の平面図と断面図を示
す。第2図は本発明の成型物の断面図を示す。 ■スプルー、■ランナー、■ゲート、■凸型、■凹型、
■注入口、■ゲルコート層、■コンパウンド層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)a、ビニルエステル樹脂、又はビニルエステ
    ル樹脂と不飽和ポリエステル樹脂 40〜80重量部 b、(メタ)アクリル酸アルキルエステル 単量体とスチレン単量体 60〜20重量部 c、繊維長0.4〜10mmの繊維強化材 2〜50重量部 d、充填剤:10〜200重量部 e、硬化剤:0.5〜10重量部 f、硬化促進剤:0.01〜5重量部 からなるコンパウンドを (B)ゲルコート層で覆ったことを特徴とする成形物。 2、型が成形物を1個、又は複数個採ることのできるス
    プルー、ランナー、及びゲート構造を有する凸型/凹型
    であることを特徴とする請求項1の成形物の高速製造方
    法。
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